JPH09330001A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09330001A
JPH09330001A JP8152352A JP15235296A JPH09330001A JP H09330001 A JPH09330001 A JP H09330001A JP 8152352 A JP8152352 A JP 8152352A JP 15235296 A JP15235296 A JP 15235296A JP H09330001 A JPH09330001 A JP H09330001A
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image
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charge
cold cathode
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JP8152352A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kitajima
達也 北島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像メモリ等の画像上の不都合を生じることな
く、画像不良の発生を防止できる画像形成装置を提供す
ることにある。 【解決手段】感光体ドラム12の周囲には、感光体ドラ
ムの潜像を現像する現像器13、トナー像を転写材に転
写する転写チャージャ14が設けられ、現像器と転写チ
ャージャとの間には、転写前除電器100が設けられて
いる。転写前除電器は、冷陰極管102とLEDアレイ
104とを有し、LEDアレイへの印加電圧を、冷陰極
管の除電光量に応じて調整し、転写前除電器の除電効率
を一定に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ等の、電子写真方式により画像を形成する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として、電子写真方式の複
写機、プリンタ等が広く知られている。電子写真方式の
複写機等においては、感光体ドラムを帯電チャージャに
より一様に帯電した後、原稿台にある原稿を露光し、そ
の反射光を感光体ドラム上に結像して、感光体ドラム上
に静電潜像を形成する。その感光体ドラム上の静電潜像
に、現像器によりトナー粒子を供給して静電現像を行
い、形成されたトナー像を、転写チャージャによって帯
電された転写紙上に転写し、画像形成を行う。
【0003】この種の電子写真方式の複写機において
は、近年、複写速度の高速化が進んでいるが、その高速
化に伴い、感光体ドラムの大径化、ドラム周速の高速化
等の理由により、感光体ドラム上に静電付着したトナー
像の転写効率が悪化する傾向にある。
【0004】すなわち、感光体ドラム上に形成されたト
ナー像を転写紙に転写する際、感光体ドラムに対するト
ナーの静電付着力が大きいと、感光体ドラム上のトナー
像が転写紙上が充分転写されず、画像かすれや、画像濃
度不足、画像の緻密性が悪化する、転写抜けが発生する
等の画像不良が発生する。そして、このような画像不良
は、複写速度の高速化に伴って増加する傾向にある。
【0005】そこで、感光体ドラムに静電付着した卜ナ
ー像を転写紙上に効率良く転写するために、現像後、転
写前に、補助除電手段を設ける場合が多くなってきてい
る。この転写前補助除電手段は、現像後、転写前に、除
電により感光体ドラム上のトナーと感光体ドラムとの静
電付着力を弱め、転写紙上にトナーを効率良く転写させ
る働きをする。
【0006】この補助除電手段としては、AC印加によ
る感光体ドラムの除電、及び、除電光源を用いた感光体
ドラム上の電荷の除電の、2つに大きく分けられる。転
写前除電光源としては、冷陰極管、LED等が用いられ
るのが一般的である。
【0007】また、近年の電子写真方式の複写機の高速
化に伴い、転写効率を上げる必要性が生じるが、そのた
めには、転写前除電光源の光量を上げていくことが効果
的である。そのため、転写前除電光源として、LEDに
比較して光量の大きな冷陰極管を使用する場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述しように、電子写
真方式の複写機、特に、複写速度を高速化する必要か
ら、感光体ドラムの速度等を高速化した複写機において
は、転写効率を上げるために、トナー像の転写を補助す
る転写前除電光源として冷陰極管を使用する場合が多い
が、転写前除電光源として冷陰線管を使用した場合、冷
陰極管の特性として、以下の問題点があげられる。
【0009】すなわち、本題点として、光量の変動が大
きいことがあげられる。これは、例えば冷陰極管を連続
点灯した後に、つまり、複写機で連続複写をした後に、
長時間消灯状態に放置し、その後点灯させると、点灯直
後の光量が低く、そして、徐々に明るくなっていく。
【0010】そのため、連続点灯している時の光量が転
写抜け等の画像不良を防止できる光量となるように、冷
陰極管の光量を設定した場合、長時間放置した後の点灯
直後に、転写前除電光の光量が不足し、転写効率の悪化
を招き、ひいては転写抜けが発生してしまう。この理由
により、長時間放置した後の点灯直後の冷陰極管の光量
を転写抜けの発生しない十分な光量に設定する必要があ
るが、しかし、この場合、連続点灯時の冷陰極管の光量
が過剰となり、画像メモリ等の画像上の不具合が生じ
る。
【0011】また、冷陰極管は、低温環境下、例えば、
5〜10℃、20RH%の環境下においては、その光量
が低下するという特性も有している。そのため、冷陰極
管を低温環境下で使用する場合には、光量が不足し、転
写抜け等の画像不良が発生する。
【0012】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、転写前除電光源の光量不足を防止し、
画像メモリ等の画像上の不都合を生じることなく、画像
不良の発生を防止できる画像形成装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の画像形成装置は、像担持
体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、上記像
担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像して
現像剤像を形成する現像手段と、上記像担持体上に形成
された現像剤像を転写材に転写する転写手段と、上記転
写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上記像担
持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減する転写
前除電手段と、を備えている。
【0014】そして、上記転写前除電手段は、上記像担
持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極管と、上
記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変更
可能な補助除電手段と、上記冷陰極管の光量の変動に応
じて上記補助除電手段の除電能力を変更し、上記転写前
除電手段を所定の除電効率に維持する制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0015】上記構成の画像形成装置によれば、転写前
除電手段は、現像手段によって像担持体上に形成された
現像剤像が転写剤に転写される直前に、像担持体および
現像剤像を除電することにより、像担持体に対する上記
現像剤像の静電吸着力を低減し、転写効率の向上を図
る。そして、転写前除電手段の除電効率を所定の値に維
持するため、制御手段は、冷陰極管の光量の変動に応じ
て補助除電手段の除電能力を変更することを特徴として
いる。
【0016】請求項2に係るこの発明の画像形成装置
は、上記転写前除電手段の上記冷陰極管の連続点灯時間
を検出する時間検出手段を更に備え、制御手段は、冷陰
極管の連続点灯時間の増加に応じて補助除電手段の除電
能力を低減し、転写前除電手段を所定の除電効率に維持
することを特徴としている。
【0017】請求項3に係るこの発明の画像形成装置
は、環境温度を検出する温度検出手段を備え、転写前除
電手段の制御部は、冷陰極管の光量の変動に応じて上記
補助除電手段の除電能力を変更し、かつ、上記温度検出
手段により低温環境が検出された場合に、上記補助除電
手段の除電能力を常温環境時よりも高い除電能力に維持
しながら変更し、上記転写前除電手段を所定の除電効率
に維持することを特徴としている。
【0018】請求項4に係るこの発明の画像形成装置
は、環境温度を検出する温度検出手段と、転写前除電手
段の冷陰極管の連続点灯時間を検出する時間検出手段
と、を備え、転写前除電手段の制御手段は、上記冷陰極
管の連続点灯時間の増加に応じて補助除電手段の除電能
力を低減し、かつ、上記温度検出手段により低温環境が
検出された場合、上記連続点灯時間が所定の時間に到達
した以降は、上記補助除電手段の除電能力を所定の値に
維持することを特徴としている。
【0019】請求項6に係るこの発明の画像形成装置
は、像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像形成手段
と、上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によ
り現像して現像剤像を形成する現像手段と、上記像担持
体上に形成された現像剤像を転写材に転写する転写手段
と、上記像担持体の休止時間を検出する時間検出手段
と、上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電
し、上記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を
低減する転写前除電手段と、を備えている。
【0020】そして、上記転写前除電手段は、上記像担
持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極管と、上
記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変更
可能な補助除電手段と、上記時間検出手段によって検出
された休止時間に応じて上記補助除電手段の初期除電能
力を設定し、上記冷陰極管の光量の変動に応じて、上記
補助除電手段の除電能力を上記初期除電能力から変更
し、上記転写前除電手段を所定の除電効率に維持する制
御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】上記構成の画像形成装置によれば、転写前
除電手段は、現像手段によって像担持体上に形成された
現像剤像が転写剤に転写される直前に、像担持体および
現像剤像を除電することにより、像担持体に対する上記
現像剤像の静電吸着力を低減し、転写効率の向上を図
る。上記冷陰極管を休止した後に点灯を開始した場合、
点灯直後の光量は、冷陰極管の休止時間によって変動す
る。そのため、制御手段は、上記時間検出手段によって
検出された休止時間に応じて上記補助除電手段の初期除
電能力を設定し、上記冷陰極管の光量の変動に応じて、
上記補助除電手段の除電能力を上記初期除電能力から変
更し、上記転写前除電手段を所定の除電効率に維持す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明を電子写真式の複写機に適用した実施例について詳
細に説明する。まず、複写機の全体の構成について概略
的に説明すると、図1に示すように、複写機は筐体10
を備え、この筐体内のほぼ中央部に、像担持体として、
例えば、ヒ素セレンからなる感光体ドラム12が回転自
在に設けられている。感光体ドラム12の周囲には、帯
電チャージャ11、現像手段として機能する現像器1
3、転写手段として機能する転写チャージャ14、剥離
チャージャ15、剥離爪16、清掃装置17、および除
電ランプ18が順に配置され、画像形成部20を構成し
ている。
【0023】筐体10の上面部には透明ガラスからなる
原稿載置台32、および原稿載置台上に原稿Dを自動的
に給紙する自動原稿送り装置(以下ADFと称する)8
0が設けられている。
【0024】ADF80は、原稿載置台32を開閉する
原稿押えを兼ねて構成され、原稿Dが載置される原稿ト
レイ82と、原稿載置台のほぼ全面と対向して設けられ
原稿を搬送する搬送ベルト85と、を備えている。そし
て、原稿トレイ82に載置された原稿は、搬送路84を
介して原稿載置台32上に導かれ、搬送ベルト85によ
り所定の位置に搬送および位置決めされる。そして、後
述するスキャナにより読み取られた原稿は、搬送ベルト
85により搬送路86を通してADF80上面の原稿排
紙部88に排出される。
【0025】筐体10内において原稿載置台32の下方
には、原稿載置台32上に載置された原稿Dの画像を読
み取るスキャナ22が配設されている。このスキャナ2
2は、リフレクタ23によって背部が囲繞された露光ラ
ンプ24と、露光ランプと共に第1のキャリッジ33に
載置された第1の反射ミラー25と、を備えている。ま
た、スキャナ22は、第2のキャリッジ34に載置され
て一体的に移動可能な第2および第3の反射ミラー2
6、27と、レンズ28と、固定の第4、第5及び第6
の反射ミラー29、30、31と、を有している。
【0026】第1および第2のキャリッジ33、34
は、原稿載置台32に沿って所定の速度で移動され、露
光ランプ24からの照射光により原稿Dを走査する。そ
して、原稿Dからの反射光は、第1ないし第6の反射ミ
ラーおよびレンズ28により感光体ドラム12に導かれ
感光体ドラム表面を露光する。
【0027】それにより、後述するように帯電チャージ
ャ11によって一様に帯電された感光体ドラム12の表
面に、原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。形
成された静電潜像は、現像器13により現像剤としての
トナーを用いて現像され、トナー像を形成する。このよ
うに、帯電チャージャ11およびスキャナ22は、この
発明における潜像形成手段を構成している。
【0028】第3の反射ミラー27とレンズ28との間
には、露光光量を測定する自動露光センサ21が設けら
れている。そして、第3のミラー27で反射した光の一
部は自動露光センサ21に入射し、自動露光センサ21
は、画像濃度に応じた出力電圧を後述するCPU92に
原稿濃度信号として出力する。
【0029】筐体10の側面下部には、転写材としての
用紙Pをそれぞれ多数枚収容した第1および第2の給紙
カセット35、36が脱着自在に装着されている。ま
た、筐体10内には、第1および第2の給紙カセット3
5、36から取り出された用紙Pを、感光体ドラム12
と転写チャージャ14との間に位置した転写部を通して
搬送する搬送路38が形成され、搬送路の終端には定着
装置40が設けられている。定着装置40に対向した筐
体10の側壁には排出口42が形成され、この排出口に
は排紙トレイ43が装着されている。
【0030】定着装置40は、ヒータを内蔵したヒート
ローラ40a、ヒートローラに転接した加圧ローラ40
b、ヒートローラ40aの温度を検出するサーミスタ4
0c等を備えて構成されている。
【0031】第1および第2の給紙カセット35、36
の近傍には、それぞれ給紙カセットから用紙Pを取り出
すピックアップローラ44が設けられているとともに、
搬送路38において感光体ドラム12の上流側には用紙
Pを整位するレジストローラ46が設けられている。ま
た、レジストローラ46の近傍には、用紙Pの到着を検
出するセンサ48が設けられている。
【0032】ピックアップローラ44により第1あるい
は第2の給紙カセット35、36から1枚づつ取り出さ
れた用紙Pは、レジストローラ46により整位された
後、転写部に送られる。そして、転写部において、感光
体ドラム12上のトナー像が、転写チャージャ14によ
り用紙P上に転写される。
【0033】トナー像の転写された用紙Pは、剥離チャ
ージャ15からのACコロナ放電および剥離爪16によ
り感光体ドラム12から剥離され、搬送路38を構成す
る搬送ベルト50を介して定着装置40に搬送される。
そして、定着装置40によってトナー像が溶融定着され
た用紙Pは、排紙ローラ51により排紙トレイ43上に
排出される。
【0034】また、搬送路38の下方には、定着装置4
0を通過した用紙Pを反転した後に再びレジストローラ
40を介して転写部へ導く自動両面装置51が設けられ
ている。自動両面装置51は、搬送路38から分岐し用
紙Pを反転させるための反転路52と、反転された用紙
Pを一時的に集積する一時集積部53と、一時集積部か
らレジストローラ46まで用紙Pを搬送する再搬送路5
4と、を備えている。
【0035】定着装置40と排紙ローラ51との間に
は、用紙Pを反転路52へ導く振り分けゲート55が設
けられ、反転路52および再搬送路54内には複数の送
りローラ56が配設されている。また、一時集積部53
内には、集積された用紙Pを1枚づつ取出して再搬送路
54へ送るピックアップローラ57が設けられている。
【0036】両面コピーを行なう場合、定着装置40を
通過した用紙Pは、振り分けゲート55により反転路5
2に導かれ、反転された後に一時集積部53へ集積され
る。集積された用紙Pは、ピックアップローラ57によ
って一時集積部53から取り出された後、再搬送路54
を通してレジストローラ46へ送られ、ここで整理され
た後、再び転写部において用紙Pの裏面にトナー像が転
写される。その後、用紙Pは、搬送路38、定着装置4
0および排紙ローラ51を介して排紙トレイ43に排紙
される。
【0037】次に、感光体ドラム12および画像形成部
20の構成について詳細に説明する。図2に示すよう
に、感光体ドラム12の表面を所定の電位に一様に帯電
させる帯電チャージャ11はコロナワイヤ11aおよび
グリッド11bを有し、コロナワイヤには、電圧を印加
してコロナ放電を発生させる図示しない電源が接続され
ている。また、グリッド11bには、グリッド電圧を印
加する電源供給手段として機能する高圧トランス60が
接続されている。これらの電源および高圧トランス60
は、制御手段としてのCPU62に接続されている。
【0038】感光体ドラム12の回転方向に関して、帯
電チャージャ11の下流側には、スキャナ22から反射
光によって露光される感光体ドラム12表面の露光位置
12aが位置し、この露光位置において、感光体ドラム
表面に静電潜像が形成される。
【0039】露光位置12aと帯電チャージャ11と間
には、部分消去用のLED65が配設されている。ま
た、現像器13は、感光体ドラム12表面上の静電潜像
にトナー粒子を供給して現像する現像ローラ13aを有
し、この現像ローラには、CPU62の制御の下、高圧
トランス76によって現像バイアスが印加される。
【0040】現像器13とLED65と間には、感光体
ドラム12表面の温度を検出する温度検出手段として機
能するサーミスタ66が設けられ、このサーミスタ66
のアクチュエータ66aは感光体ドラムの端部において
ドラム表面に接触している。そして、サーミスタ66は
検出信号をCPU62に出力する。
【0041】また、現像器13とLED65と間には、
感光体ドラム12表面電位を検出する表面電位センサ6
7が設けられている。感光体ドラム12に形成されたト
ナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ14と、用
紙Pを感光体ドラムから分離させるための剥離チャージ
ャ15とは、感光体ドラム12の回転方向Aに関して現
像器13の下流側に設けられている。そして、転写チャ
ージャ14および剥離チャージャ15は一体に形成され
ているとともに、それぞれ高圧トランス68、70を介
してCPU62に接続されている。
【0042】現像器13と転写チャージャ14との間に
は、転写前除電器100が設けられている。この転写前
除電器100は、感光体ドラム12表面および感光体ド
ラム上に形成されたトナー像を除電して、感光体ドラム
表面に対するトナー像の静電付着力を低減するもので、
転写前除電手段として機能する。
【0043】転写前除電器100は、感光体ドラム12
の軸方向に沿って配設され感光体ドラム12に向けて除
電光を照射する冷陰極管102と、感光体ドラム12の
軸方向に沿って配設された光量補助用のLEDアレイ1
04と、を備えている。LEDアレイとしては、中心波
長が560nmのものが使用されている。
【0044】LEDアレイは、印加電圧に応じてその光
量、つまり、除電能力を変更可能であり、冷陰極管10
2の光量の変動に応じて除電能力が調整され、転写前除
電器100全体としての除電効率を所定の値に維持する
ための補助除電手段として機能する。
【0045】冷陰極管100は電源106を介してCP
U62に接続されている。また、LEDアレイ104
は、光源ドライバ108を介してCPU62に接続さ
れ、CPUの制御の下、光源ドライバ108への印加電
圧を変更することにより、LEDアレイの光量を変更可
能となっている。
【0046】剥離チャージャ15の下流側には剥離爪1
6が設けられ、更に、剥離爪の下流側にはクリーニング
ブレード78を有するクリーニング装置17が設けら
れ、このクリーニングブレード78は、感光体ドラム1
2の表面に接触して設けられ、転写されずにドラム表面
に残留したトナーをドラム表面から掻き落とす。
【0047】剥離爪16とクリーニング装置17との間
には、補助クリーニング機構として感光体ドラム12に
ACを印加するためのコロナワイヤを備えた帯電器77
が設けられている。
【0048】また、クリーニング装置17と帯電チャー
ジャ11との間には除電ランプ18が配設されている。
除電ランプ18は光源ドライバ94を介してCPU62
に接続され、CPUの制御の下、光源ドライバ94への
印加電圧を変更することにより、除電ランプ18の光量
を変更可能となっている。
【0049】なお、CPU62には、複写機の休止時
間、つまり、一旦複写動作が終了してから次の複写動作
が開示されるまでの時間、を測定するタイマ96、定着
装置40のヒートローラ40aの温度を検出するサーミ
スタ40c、種々の制御データを格納したメモリ93が
接続されている。
【0050】タイマ96は、休止時間および連続点灯時
間を検出するこの発明における時間検出手段として機能
するとともに、サーミスタ40cもヒートローラ40a
の温度に基づいて休止時間を検出する手段として機能す
る。更に、サーミスタ66は、感光体ドラム12の温度
に応じて環境温度を検出するための温度検出手段として
機能する。
【0051】上記のように構成された複写機において、
転写前除電器100における冷陰極管102の光量は、
その休止時間、あるいは環境温度によって変動する。図
3は、常温環境(23℃、60RH%)、および低温環
境(10℃、20RH%)のそれぞれおいて、複写機を
60分放置後、つまり、60分休止後、転写前除電器1
00の冷陰極管102(以下図面においてはPTLと略
して記載する)の光量の変化を示している。図3におい
て、横軸は、冷陰極管102の連続点灯時間、縦軸は、
冷陰極管の光量をそれぞれ示している。
【0052】また、検討に使用した複写機としては、東
芝製レオドライ7650を、光量の測定に使用する照度
計としては、ミノルタ製T−IMを使用し、照度計のプ
ローブに3×10mmのスリットを取り付けて照度を測
定した。
【0053】この図からも明らかなように、常温環境に
おいて、複写機を長時間放置後の複写機を作動させた場
合、つまり、冷陰極管102を点灯した場合、点灯直後
の冷陰極管は暗く、徐々に明るくなっていくことがわか
る。また、低温環境においても同様の傾向があり、常温
環境と比べ、冷陰極管102の光量は全体的に低めとな
る。
【0054】ここで、転写抜けに対する冷陰極管102
の必要最低光量を500Luxとした場合、冷陰極管1
02の光量が最も低くなる時の光量、つまり、低温環境
で長時間放置後の点灯直後の光量が500Luxとなる
ように設定しなければならない。この場合、常温環境で
冷陰極管102を連続点灯した際の光量が1800Lu
xとなり、光量が過剰となる。
【0055】このように、冷陰極管102の光量の設定
値として、転写抜けの発生しない条件と画像メモリの発
生しない条件との双方を満たす条件出しは、非常に難し
いものとなる。
【0056】そこで、本実施の形態によれば、転写前除
電器100は、冷陰極管102と平行に設けられた光量
補助用のLEDアレイ104を備え、LEDアレイの光
量を調整することにより、冷陰極管102の光量の変動
を補助する構成としている。LEDアレイ104の光量
は、光源ドライバ108による印加電圧を制御すること
によって調整可能であり、LEDアレイ104の光量
を、図3に示した様な、長時間放置された時の点灯時間
に応じた冷陰極管102の光量の推移と逆の制御を行
い、つまり、冷陰極管102点灯直後に、LEDアレイ
104の光量を最大となるように制御し、冷陰極管の光
量があがるにつれてLEDアレイの光量を徐々に下げて
いくことにより、冷陰極管102およびLEDアレイ1
04全体の光量、つまり、転写前除電器100の除電効
率を、ほぼ所定の値に一定に保つものである。
【0057】図4は、冷陰極管102の光量を、常温環
境での連続点灯時に1000Luxとなる様に設定した
場合において、低温環境における、60分間放置した後
の冷陰極管102の光量の推移と、その時の、転写抜け
のレベルを示している。
【0058】試験に使用した複写機は、上述の東芝製レ
オドライ7650(76CPM機)であり、使用した現
像剤はD−7550、トナーはT−7550、感光体ド
ラムはSD−7550(ヒ素セレン感光体、Φ10
0)、転写抜けを評価した転写紙としては、ハンマ−ミ
ルTidal−DPのLTサイズ紙を使用した。また、
冷陰極管102の光量は、前記したミノルタ製T−1M
を、プローブに3×l0mmのスリットを取り付け、光
量測定を行った。
【0059】試験結果を示す図4において、横軸は冷陰
極管102の連続点灯時間を、縦軸の第1軸は、60分
放置後の連続点灯による冷陰極管の光量を、縦軸の第2
軸は、同様の条件下における、転写抜けレベルの推移
を、それぞれ示している。ここで、図に示すように、長
時間放置後の点灯直後において、冷陰極管102の光量
が低く、また、転写抜けのレベルも悪くなっていること
がわかる。
【0060】そして、冷陰極管102は、連続点灯によ
り徐々に光量もあがっていき、これに伴い、転写抜けレ
ベルも良好となる。つまり、冷陰極管102の光量を、
この連続点灯時の光量に設定した状態で、長時間放置後
点灯直後の光量を連続点灯時の光量レベルまで上げるこ
とができれば、転写効率が高く、かつ、転写抜けレベル
も良好とすることができる。従って、LEDアレイ10
4を発光させて、冷陰極管102点灯直後の光量を補助
すればよいことが分かる。
【0061】更に、図5は、冷陰極管102の放置時
間、つまり、休止時間を種々変化させた場合において、
放置後に冷陰極管を連続点灯した時の冷陰極管の光量の
変化をそれぞれ示している。この試験に使用した複写機
および照度測定器としては、図4に示したものと同様の
ものを用い同一条件で試験を行った。
【0062】ここで、横軸は冷陰極管102の連続点灯
時間を、縦軸は連続点灯時における冷陰極管の光量の推
移をそれぞれ示している。この図からも明らかな様に、
冷陰極管102の放置時間の違いにより、連続点灯時に
おける冷陰極管の光量の立ち上がりが変化し、放置時間
が短いほど、一定の設定光量に近い光量から始まり、放
置時間が長いほど、低い光量から始まる。
【0063】また、試験に用いた複写機においては、6
0分放置により最低光量となることがわかった。つま
り、60分放置を上限とし、放置時間に応じてLEDア
レイ104の効率、つまり、光量を変化させる制御を行
うことで、放置時間によらず、冷陰極管102およびL
EDアレイ104の合計の光量、つまり、転写前除電器
100の除電効率をほぼ一定に保つことができる。
【0064】また、前述したように、常温環境と比較
し、低温環境においては、冷陰極管102の光量が下が
るため、冷陰極管102が最大光量となるまで連続点灯
した後もLEDアレイ104を消灯せずに冷陰極管を補
助することにより、常温環境との差を無くすことが可能
となり、転写抜けの発生および画像メモリの発生を防止
することができる。
【0065】図6は、上述した種々の試験結果に基づ
く、本複写機の具体的な制御動作を示している。先ず、
制御手段としてのCPU62は、制御開始後、複写機の
休止時間、つまり、冷陰極管102が放置された時間を
算出する。例えば、休止形態がレディ放置であった場合
においては、複写機のタイマー96を使用して、冷陰極
管102が放置された休止時間を算出する。
【0066】一方、休止形態が複写機の電源オフであっ
た場合においては、電源オン時に、先ず、ヒートローラ
40aの温度をサーミスタ40cからの信号に基づいて
検知し、その温度により、複写機がどれくらい放置され
たかを推定し、それにより休止時間を算出する。次に、
電源オン時の感光体ドラム12の温度をサーミスタ66
からの信号に基づいて検出する。この検出されたドラム
温度により、その複写機がどのような環境にあるのかを
推定し、LEDアレイ104の最終光量、つまり、冷陰
極管102が連続点灯により最大光量となったとして
も、LEDアレイ104を消灯せずに点灯しておく時の
LEDアレイの印加電圧を決定する。
【0067】以上の様な計算により、それぞれの場合の
冷陰極管102の休止時間を算出し、算出された休止時
間に応じたLEDアレイ104の初期点灯電圧を決定す
る。そして、複写動作が開始された場合には、冷陰極管
102から除電光を照射するとともに、LEDアレイ1
04を上記初期点灯電圧にて励起し除電光を照射する。
【0068】次に、連続コピーが行われる場合には、複
写機のタイマ96によって連続コピー時間を算出し、一
定時間毎に、LEDアレイ104への印加電圧を下げて
いき、LEDアレイの光量を低下させる。そして、レデ
ィ放置されていた場合においては、電源オン時に決定さ
れた、冷陰極管102の最大光量時のLEDアレイ10
4の印加電圧まで、つまり、LEDアレイ104の最終
光量まで制御を行う。
【0069】また、本実施の形態において、短い電源の
オン−オフ(30秒以下)においては、電源オン時の冷
陰極管102最大光量時のLEDアレイ104の印加電
圧の制御は行わないこととした。更に、電源がオンされ
てから長時間が経ち、感光体ドラム12としてヒ素セレ
ン感光体を使用しているために、感光体ドラムがドラム
ヒータにより十分に暖められていた場合も、同様に、電
源オン時の制御は行わないこととした。
【0070】図7は、休止時間が60分の場合のLED
アレイ104への印加電圧制御を示している。図7は、
常温環境下の場合、つまり、冷陰極管102の最大光量
時のLEDアレイ104の印加電圧が0Vの場合と、低
温環境下の場合、つまり、冷陰極管102の最大光量時
にLEDアレイ104が消灯しない場合と、を示してい
る。ここで、横軸は、冷陰極管102の連続点灯時間、
また、縦軸は、LEDアレイ104の印加電圧をそれぞ
れ示している。
【0071】常温環境下において、60分放置の場合
は、冷陰極管102の点灯直後から20秒まではLED
アレイ104への印加電圧を30Vで駆動し、そして、
20秒の時点で印加電圧を25Vに下げて60秒まで維
持し、そして60秒経過に20Vにまで下げ、100秒
まで20Vに維持する。更に、100秒経過の時点で印
加電圧を15Vに下げ、そのまま300秒まで維持し、
300秒経過した時点で印加電圧を0Vとし、消灯する
ような制御とした。
【0072】また、電源をオンした時点で低温環境であ
ると判断された場合も、冷陰極管102の点灯直後から
20秒まではLEDアレイ104への印加電圧を32V
で駆動し、20秒経過時点で印加電圧を27Vに下げ、
そのまま60秒まで維持し、60秒経過時点で21Vに
まで下げ、100秒まで維持する。更に、100秒経過
の時点で16Vに下げ、そして、300秒まで維持する
制御を行った後、300秒経過時点で印加電圧を最終光
量に対応する15Vに下げ、冷陰極管102が消灯する
まで15Vに維持する。
【0073】また、本実施の形態において、図7に示す
ように、常温環境下において、60分放置の場合、LE
Dアレイ104の初期印加電圧を30Vとして制御を開
始し、30分放置の場合は、25V、10分放置の場合
には15V、そして1分放置の場合にも15Vで制御を
開始することとした。低温環境下においても、放置時間
に対応した初期印字電圧により制御を開始することとし
た。なお、上述した種々の制御印加電圧は、予め制御デ
ータとしてメモリ93に格納されている。
【0074】転写前除電器100の除電効率を上記のよ
うに制御することにより、長時間放置、つまり60分放
置後に連続コピーを行った場合の転写抜けレベルの改善
を図れることが確認された。図8は、図4に示した試験
結果と同様に、常温環境において冷陰極管102の連続
点灯時における光量が1000Luxとなる様に設定し
た場合、低温環境における、60分間放置した後の転写
抜けのレベルを示している。
【0075】試験に使用した複写機は、前記した東芝製
レオドライ7650(76CPM機)であり、また、使
用した現像剤はD−7550、トナーはT−7550、
感光体ドラムはSD−7550(ヒ素セレン感光体、Φ
100)、転写抜けを評価した転写紙としては、ハンマ
ーミルTidal一DPのLTサイズ紙を使用した。図
8において、横軸は、冷陰極管102の連続点灯時間
を、縦軸は、転写抜けレベルの推移をそれぞれ示してい
る。
【0076】この図からも明らかな様に、転写前除電器
100のLEDアレイ104の除電能力を上記のように
制御することにより、冷陰極管102の点灯初期、およ
び連続コピー中のいずれにおいても、転写抜けレベルを
問題のないレベルに維持し、転写効率の向上を図ること
ができる。
【0077】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、本実施の形態においては、光量補助用の
LEDアレイ104の印加電圧を約5Vきざみで段階的
に制御したが、更に細かい電圧で制御を行うことによ
り、転写前除電器100の除電効率を更に緻密に制御す
ることが可能となる。LEDアレイ104の印加電圧制
御は、階段状に限らず、連続的に変化させるようにして
も、上記実施の形態と同一の作用効果を得ることができ
る。
【0078】また、本実施例において、補助除電手段
は、LEDアレイに限定されることなく、除電能力を変
更可能な他の除電手段、例えば、AC除電器、DC除電
器等を用いても同様な作用効果を得ることができる。
【0079】また、この発明はアナログ式の複写機に限
らず、デジタル複写機、レーザプリンタ等の他の画像形
成装置に適用してもよい。また、感光体ドラムは、上述
した無機系の感光体ドラムに限らず、OPCドラム等の
有機系の感光体ドラムを用いた場合にも同様の作用効果
を得ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、転写前除電手段と
して、冷陰極管と補助除電手段とを設け、冷陰極管の光
量変化に応じて補助除電手段の除電能力を調整すること
により、転写前除電手段の除電効率を常に所定のレベル
に維持することができ、画像メモリ等の画像上の不都合
を生じることなく転写効率の向上を図り、画像不良の発
生を防止可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る複写機全体を示す
断面図。
【図2】上記複写機の画像形成部および制御系を概略的
に示す図。
【図3】異なる温度環境下においる、冷陰極管の点灯時
間と光量との関係をぞれぞれ示すグラフ。
【図4】上記冷陰極管の点灯時間、光量、および転写抜
けレベルの関係を示すグラフ。
【図5】休止時間が異なる場合の、冷陰極管の点灯時間
と光量との関係をぞれぞれ示すグラフ。
【図6】上記複写機におけるLEDアレイの印加電圧の
制御動作を示すフローチャート。
【図7】上記冷陰極管の連続点灯時間と上記LEDアレ
イの印加電圧との関係を示すグラフ。
【図8】LEDアレイの印加電圧を制御した場合の、冷
陰極管の点灯時間と転写抜けレベルとの関係を示すグラ
フ。
【符号の説明】
12…感光体ドラム 13…現像器 20…画像形成部 22…スキャナ 40…定着装置 40c…サーミスタ 62…CPU 66…サーミスタ 93…メモリ 96…タイマ 100…転写前除電器 102…冷陰極管 104…LEDアレイ 106…電源 108…光源ドライバ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
    形成手段と、 上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を転写材に転写す
    る転写手段と、 上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上
    記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減す
    る転写前除電手段と、を備え、 上記転写前除電手段は、 上記像担持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極
    管と、 上記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変
    更可能な補助除電手段と、 上記冷陰極管の光量の変動に応じて上記補助除電手段の
    除電能力を変更し、上記転写前除電手段を所定の除電効
    率に維持する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
    形成手段と、 上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を転写材に転写す
    る転写手段と、 上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上
    記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減す
    る転写前除電手段と、を備え、 上記転写前除電手段は、 上記像担持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極
    管と、 上記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変
    更可能な補助除電手段と、 上記冷陰極管の連続点灯時間を検出する時間検出手段
    と、 上記冷陰極管の連続点灯時間の増加に応じて上記補助除
    電手段の除電能力を低減し、上記転写前除電手段を所定
    の除電効率に維持する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
    形成手段と、 上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を転写材に転写す
    る転写手段と、 環境温度を検出する温度検出手段と、 上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上
    記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減す
    る転写前除電手段と、を備え、 上記転写前除電手段は、 上記像担持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極
    管と、 上記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変
    更可能な補助除電手段と、 上記冷陰極管の光量の変動に応じて上記補助除電手段の
    除電能力を変更し、かつ、上記温度検出手段により低温
    環境が検出された場合に、上記補助除電手段の除電能力
    を常温環境時よりも高い除電能力に維持しながら変更
    し、上記転写前除電手段を所定の除電効率に維持する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
    形成手段と、 上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を転写材に転写す
    る転写手段と、 環境温度を検出する温度検出手段と、 上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上
    記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減す
    る転写前除電手段と、を備え、 上記転写前除電手段は、 上記像担持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極
    管と、 上記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変
    更可能な補助除電手段と、 上記冷陰極管の連続点灯時間を検出する時間検出手段
    と、 上記冷陰極管の連続点灯時間の増加に応じて上記補助除
    電手段の除電能力を低減し、かつ、上記温度検出手段に
    より低温環境が検出された場合、上記連続点灯時間が所
    定の時間に到達した以降は、上記補助除電手段の除電能
    力を所定の値に維持する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、上記温度検出手段により
    低温環境が検出された場合に、上記補助除電手段の除電
    能力を常温環境時よりも高い除電能力に維持しながら低
    減することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】像担持体の表面に静電潜像を形成する潜像
    形成手段と、 上記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現
    像して現像剤像を形成する現像手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像を転写材に転写す
    る転写手段と、 上記像担持体の休止時間を検出する時間検出手段と、 上記転写前の現像剤像および上記像担持体を除電し、上
    記像担持体に対する上記現像剤像の静電吸着力を低減す
    る転写前除電手段と、を備え、 上記転写前除電手段は、 上記像担持体および現像剤像に除電光を照射する冷陰極
    管と、 上記像担持体および現像剤像を除電する、除電能力を変
    更可能な補助除電手段と、 上記時間検出手段によって検出された休止時間に応じて
    上記補助除電手段の初期除電能力を設定し、上記冷陰極
    管の光量の変動に応じて、上記補助除電手段の除電能力
    を上記初期除電能力から変更し、上記転写前除電手段を
    所定の除電効率に維持する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】上記冷陰極管の連続点灯時間を検出する時
    間検出手段を備え、 上記制御手段は、上記冷陰極管の連続点灯時間の増加に
    応じて上記補助除電手段の除電能力を上記初期除電能力
    から低減していくことを特徴とする請求項6に記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】環境温度を検出する温度検出手段を備え、 上記制御手段は、上記温度検出手段により低温環境が検
    出された場合、上記連続点灯時間が所定の時間に到達し
    た以降、上記補助除電手段の除電能力を所定の値に維持
    することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】温度環境を検出する温度検出手段を備え、 上記制御手段は、上記温度検出手段により低温環境が検
    出された場合に、上記補助除電手段の除電能力を常温環
    境時よりも高い除電能力に維持しながら低減することを
    特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7315405B2 (en) 2003-08-20 2008-01-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image scanning method
JP2009031488A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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US7315405B2 (en) 2003-08-20 2008-01-01 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image scanning method
JP2009031488A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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