JP2002131987A - 静電荷像現像剤、キャリアの再利用方法、および、現像剤カートリッジ - Google Patents

静電荷像現像剤、キャリアの再利用方法、および、現像剤カートリッジ

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JP2002131987A
JP2002131987A JP2000323911A JP2000323911A JP2002131987A JP 2002131987 A JP2002131987 A JP 2002131987A JP 2000323911 A JP2000323911 A JP 2000323911A JP 2000323911 A JP2000323911 A JP 2000323911A JP 2002131987 A JP2002131987 A JP 2002131987A
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Yoshifumi Iida
能史 飯田
Takashi Imai
孝史 今井
Masanori Ichimura
正則 市村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリクル現像方式の画像形成装置に用いられ
る静電荷像現像剤において、大量廃棄されるキャリアの
再利用を可能とする静電荷像現像剤、キャリアの再利用
方法、および、現像剤カートリッジを提供すること。 【解決手段】 トナーとキャリアとから構成され、ト
リクル現像方式の画像形成装置に用いられ、前記キャリ
アの芯材構成成分の表面露出量が、0〜30.0ato
m%である静電荷像現像剤。トリクル現像方式の画像
形成装置から静電荷像現像剤を回収し、回収された静電
荷像現像剤から分離されたキャリアをトリクル現像方式
の画像形成装置における静電荷像現像剤の再生キャリア
として使用するキャリアの再利用方法において、前記再
生キャリアの芯材構成成分の表面露出量が、0〜30.
0atom%であるキャリアの再利用方法。上記の
静電荷像現像剤またはのキャリアの再利用方法で得ら
れる再生キャリアを含む現像剤カートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法等の画像形成装置に適用されるトリクル現像方式
における静電荷像現像剤、キャリアの再利用方法、およ
び、現像剤カートリッジである。
【0002】
【従来の技術】静電潜像を経て画像情報を可視化する電
子写真法は、現在さまざまな分野で利用されており、米
国特許第2297691号、同第2357809号の各
明細書等に記載されているように公知である。前記電子
写真法は、一般には、帯電・露光工程において、感光体
表面に静電潜像を形成し、現像工程において、トナーを
含む静電荷像現像剤(以下、単に「現像剤」という場合
がある。)を用いて前記静電潜像を現像してトナー像を
形成し、転写工程において、前記トナー像を紙やシート
等の転写材上に転写し、定着工程において、熱、溶剤、
圧力等を利用して前記トナー像を転写材上に定着し、永
久画像を得る方法である。
【0003】電子写真法における現像剤の現像方法とし
ては、数多く知られており、米国特許第2618552
号記載のカスケード現像法、同第2874063号記載
の磁気ブラシ法、同第2895847号記載のタッチダ
ウン法の他、現像剤担持体と感光体との間にバイアス電
界を印加し現像を行うジャンピングブラシ現像法等が挙
げられる。その中でも、キャリアとトナーとを混合して
なる、所謂二成分現像剤を用いた代表的な方法として、
磁気ブラシ法が挙げられる。
【0004】この磁気ブラシ法による現像原理について
説明する。当該方法においては、キャリアに鋼、フェラ
イト等の磁性を有する粒子(磁性キャリア)を用い、ト
ナーと磁性キャリアとからなる現像剤を現像剤担持体に
磁石で担持させ、その磁石の磁界により現像剤をブラシ
状に形成させる。次いで、前記磁気ブラシが感光体上の
静電潜像と接触することによって、ブラシ中のトナーが
前記静電潜像の電荷量の大きさに応じて引き付けられ、
現像される。
【0005】前記キャリアとしては、表面に被膜を有す
る被覆キャリアと、表面に被膜を有しない非被覆キャリ
アとに大別されるが、現像剤の寿命等を考慮した場合に
は、被覆キャリアの方が優れていことから、種々の被覆
キャリアが開発され、実用化されている。前記被覆キャ
リアの特性としては、前記トナーに適当な帯電性(電荷
量や電荷分布)を付与し得ること、その適切な帯電性を
長期にわたって維持し得ること等が少なくとも要求され
る。そこで、前記トナーの帯電性を変化させず、耐衝撃
性、耐摩擦性に優れ、湿度や温度等の環境変化に対して
安定な各種の被覆キャリアが提案されている。
【0006】例えば、特開昭61−80161号公報、
同61−80162号公報、同61−80163号公報
には、含窒素フッ素化アルキル(メタ)アクリレートと
ビニル系モノマーとの共重合体や、フッ素化アルキル
(メタ)アクリレートと含窒素ビニル系モノマーとの共
重合体を、キャリア芯材表面に被覆することにより、比
較的長寿命の被覆キャリアを得ることができる旨記載さ
れている。また、特開平1−18150号公報等にはポ
リアミド樹脂を、同2−79862号公報にはメラミン
樹脂を、それぞれキャリア芯材の表面に被覆し、硬化し
て、比較的固い被膜を有する被覆キャリアを得ることが
ができる旨記載されている。
【0007】しかしながら、これらのキャリアの場合、
前記トナー成分によるキャリア表面の汚染(インパクシ
ョン)が防止しきれないと言う問題がある。キャリア表
面への前記トナー成分によるインパクションを防止する
ためには、例えば、特開昭60−186844号公報等
に記載されているようなシリコーン樹脂や、特開昭64
−13560号公報に記載されているフッ素系樹脂のよ
うな、表面エネルギーの小さい樹脂を用いてキャリアの
被膜を形成することも考えられている。しかし、このよ
うな被覆キャリアにおいて、前記シリコーン樹脂やフッ
素系樹脂は、キャリア被覆層の表面近傍には比較的多く
存在するものの、被覆層の厚さ方向にはわずかにしか存
在しないので、このキャリアの場合、長期間使用すると
被膜の摩耗により、樹脂の効果が徐々に失われ、逆に徐
々に前記インパクションが生じてくる問題がある。ま
た、このようなキャリアを含む現像剤を用いて、連続複
写を行うと、初期的には濃度再現性や画質の優れた画像
が得られるものの、数万枚複写した後では、画像濃度が
低下し、階調性や粒状性が乏しくなってくる。つまり、
従来からキャリア表面の汚染(インパクション)による
画質劣化は免れないものであった。
【0008】従来は、このようにキャリア表面が汚染
(インパクション)した現像剤は、回収・廃棄されてい
たが、近年、産業廃棄物による環境破壊が問題となって
おり、現像剤の再生に関しても課題の一つとなってい
る。現像剤の再生に関しては、例えば、特開昭47−1
2286号公報で回収現像剤を高温(約1000°F)
で加熱再生する方法が提案されているが、この方法では
フェライト系キャリアを再生した場合、元の特性に戻ら
ないという欠点がある。また特開平6−149132号
公報には、熱分解可能なトナーとの組み合わせにより、
キャリア表面の被覆層を損なうことなくキャリア汚染を
除去する方法が提案されているが、この方法は被覆層の
材料を限定するものであり、現像剤特性が限定されてし
まうという問題があった。
【0009】一方、複写機またはプリンター等の画像形
成装置において、トナーとキャリアとから成る二成分系
の現像剤を用いる現像装置では、現像装置内のキャリア
は消費されないので、現像動作により消費されるトナー
と異なり、使用時間が長くなるに従い、攪拌による表面
樹脂被膜の剥がれや、表面へのトナー付着等により帯電
性能が低下する。このキャリアの劣化によるコピー画質
の低下を防ぐため、従来定期的に現像剤を交換して画質
の低下を防いでいる。
【0010】近年需要の高いカラー対応の画像形成装置
においては、複数の現像器に収納した複数色のトナーを
記録媒体上に重ね合わせる方法が一般的である。このた
め、複数の現像器が装着された回転体を回転させ、複数
色の現像器を順次感光体に対向あるいは接触させて現像
するいわゆるロータリー方式のほか、リトラクト方式、
タンデム方式等種々の方法が適用されている。しかしこ
れらのカラー画像形成装置では、像担持体周辺のスペー
スあるいは装置の大きさの制限上、1個当たりの現像器
の大きさが制限され、スペース上、各現像器内に十分な
現像剤量を確保することが困難である。そのため、現像
剤の交換インターバルが短くなり、現像剤交換のための
サービスコストが増大する、あるいは、現像カートリッ
ジ等の頻繁な交換により画像形成1枚当りの単価が上昇
する等の問題点があった。
【0011】以上のような問題点を解決する技術とし
て、従来、トリクル現像方式の技術が知られている。ト
リクル現像方式とは、現像剤の帯電性能の低下を防止し
て現像剤交換のインターバルを延ばすために、現像容器
内に現像剤を徐々に補給する一方で、過剰になった(劣
化したキャリアを多く含む)劣化現像剤を排出しながら
現像を行う現像方式である。このトリクル現像方式で
は、現像容器内の劣化現像剤が少しずつ新しい現像剤に
置換され、現像器内現像剤の帯電性能を一定に維持し、
複写画質の低下を抑えることができる。
【0012】このトリクル現像方式では、現像器内の現
像剤量を常に規定値に保持するように、現像剤の補給と
排出を行う必要がある。トリクル現像方式の技術として
は、例えば、特公平2−21591号公報記載の技術が
知られている。この公報には、現像剤交換インターバル
を延ばすため、現像剤を徐々に補給する一方で過剰にな
った劣化現像剤をオーバーフローさせて排出する構成に
したトリクル現像方式が提案されている。
【0013】しかし、トリクル現像方式はその機構(現
像剤を徐々に補給する機構)上、大量のキャリアを消費
しなければならない。また、トリクル現像方式により排
出された現像剤中のキャリアは、トリクル現像方式以外
の劣化現像剤中のキャリアに比べ劣化しておらず、その
状態は比較的良好である。つまりトリクル現像方式を採
用することにより、現像剤の交換インターバルは長くな
るが、その反面使用可能なキャリアを大量廃棄している
ことになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、以上のごとき課題を解決する事を目的とした静電
荷像現像剤、キャリアの再利用方法、および、現像剤カ
ートリッジを提供することである。すなわち本発明は、
現像剤の帯電性能の低下を防止して現像剤交換のインタ
ーバルを延ばし得るトリクル現像方式の画像形成装置に
用いられる静電荷像現像剤において、大量廃棄されるキ
ャリアの再利用を可能とする静電荷像現像剤、キャリア
の再利用方法、および、現像剤カートリッジを提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来技術
の上記問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、トリ
クル現像方式により回収された現像剤を樹脂被覆キャリ
アとトナーとに分離し、分離されたキャリアを、初期用
(スタート用)または補給用(トリクル用)の静電荷像
現像剤の再生キャリアとして使用することにより、上記
目的を達成し得ることを見出し、本発明に想到した。
【0016】すなわち、本発明は、 <1> 少なくとも結着樹脂および着色剤を含むトナー
と、芯材の表面を樹脂で被覆して得られるキャリアとか
ら構成され、トリクル現像方式の画像形成装置に用いら
れる静電荷像現像剤であって、前記キャリアの芯材構成
成分の表面露出量が、0〜30.0atom%の範囲内
であることを特徴とする静電荷像現像剤である。
【0017】<2> 少なくとも結着樹脂および着色剤
を含むトナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られる
キャリアとから構成される静電荷像現像剤を用いるトリ
クル現像方式の画像形成装置から、静電荷像現像剤を回
収し、回収された静電荷像現像剤をキャリアとトナーと
に分離し、分離されたキャリアをトリクル現像方式の画
像形成装置における初期用または補給用の静電荷像現像
剤の再生キャリアとして使用する静電荷像現像剤のキャ
リアの再利用方法において、前記再生キャリアの芯材構
成成分の表面露出量が、0〜30.0atom%の範囲
内であることを特徴とするキャリアの再利用方法であ
る。
【0018】<3> 少なくとも結着樹脂および着色剤
を含むトナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られる
キャリアとから構成される静電荷像現像剤を収容する、
トリクル現像方式の画像形成装置に用いられる現像剤カ
ートリッジであって、前記キャリアの芯材構成成分の表
面露出量が、0〜30.0atom%の範囲内であるこ
とを特徴とする現像剤カートリッジである。
【0019】<4> 少なくとも結着樹脂および着色剤
を含むトナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られる
キャリアとから構成される静電荷像現像剤を収容する、
トリクル現像方式の画像形成装置に用いられる現像剤カ
ートリッジであって、前記キャリアが、<2>に記載の
静電荷像現像剤のキャリアの再利用方法により得られた
再生キャリアを含むことを特徴とする現像剤カートリッ
ジである。
【0020】本発明の静電荷像現像剤におけるキャリ
ア、および、本発明の静電荷像現像剤のキャリアの再利
用方法により得られる再生キャリア(以下、総称して
「本発明におけるキャリア」という場合がある。)の樹
脂被覆量C(%)としては、新しい(未使用の)キャリ
ア樹脂被覆量C0(%)に対して下記条件を満たすこと
が望ましい。 0.5≦C/C0≦1.0
【0021】本発明の静電荷像現像剤におけるキャリア
の芯材の体積電気抵抗としては、107.5〜109.5Ωで
あることが望ましい。本発明の静電荷像現像剤における
キャリアの被覆樹脂中には、含窒素樹脂による樹脂粒子
が分散されていることが望ましい。また、本発明におい
て、再生キャリアの被覆樹脂中には、導電性粒子として
カーボンブラックの粒子が分散されていることが望まし
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の静電荷像現像剤は、少なくとも結着樹脂および
着色剤を含むトナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得
られるキャリアとから構成され、トリクル現像方式の画
像形成装置に用いられる静電荷像現像剤であって、前記
キャリアの芯材構成成分の表面露出量が、0〜30.0
atom%の範囲内であることを特徴とするものであ
る。
【0023】芯材構成成分の表面露出量が、0〜30.
0atom%の範囲内であるキャリアは、トリクル現像
方式の画像形成装置から一般に廃棄されるキャリアであ
っても、充分に使用可能な程度、良好な帯電特性を有す
るものであり、これを初期用(スタート用)または補給
用(トリクル用)の静電荷像現像剤の再生キャリアとし
て使用することにより、キャリアの有効利用を図ること
ができる。
【0024】また、本発明のキャリアの再利用方法は、
少なくとも結着樹脂および着色剤を含むトナーと、芯材
の表面を樹脂で被覆して得られるキャリアとから構成さ
れる静電荷像現像剤を用いるトリクル現像方式の画像形
成装置から、静電荷像現像剤を回収し、回収された静電
荷像現像剤をキャリアとトナーとに分離し、分離された
キャリアをトリクル現像方式の画像形成装置における初
期用または補給用の静電荷像現像剤の再生キャリアとし
て使用する静電荷像現像剤のキャリアの再利用方法にお
いて、前記再生キャリアの芯材構成成分の表面露出量
が、0〜30.0atom%の範囲内であることを特徴
とする。
【0025】本発明によれば、トリクル現像方式の画像
形成装置から、排出回収された静電荷像現像剤をキャリ
アとトナーとに分離し、芯材構成成分の表面露出量が、
0〜30.0atom%の範囲内である、前記分離され
たキャリアを使用することで、燃焼法、溶剤法などで樹
脂被膜除去/再被覆などをしなくてもキャリアを再利用
することができる。
【0026】なお、本発明において、「トリクル現像方
式」とは、電子写真方式の画像形成装置において、トナ
ーとキャリアとからなる静電荷像現像剤を補給しつつ、
過剰量を排出するシステムを採用する方式のことを指
す。トリクル現像方式においては、その機構より、常に
一定の割合で新キャリアが現像機内に供給され続ける。
これにより従来の現像方式のようなキャリアを現像機内
で使い切るタイプに比べ、一定の入れ替わりがあること
から、キャリア劣化(外添剤インパクション、コート減
量)が緩和される。以下、本発明を各構成要素に分け
て、詳細に説明する。
【0027】[キャリア] <芯材構成成分の表面露出量>本発明におけるキャリア
は、少なくとも表面を樹脂で被覆されたキャリア(単に
「樹脂被覆キャリア」または「キャリア」という場合が
ある。)であって、その芯材構成成分の表面露出量が、
0〜30.0atom%の範囲内である。
【0028】トリクル現像方式の画像形成装置から、排
出回収された静電荷像現像剤をキャリアとトナーとに分
離し、回収分離されたキャリアは、全量または劣化の状
態により、一定の割合で新しいキャリアに混合して使用
することが可能である。本発明においては、芯材構成成
分の表面露出量が、0〜30.0atom%の範囲のも
の、好ましくは0〜10.0atom%の範囲のものに
ついて、再生キャリアとして再利用に供される。
【0029】芯材構成成分の表面露出量が0atom%
のときは、キャリア表面が完全に樹脂被膜で覆われてい
る状態を示すものである。樹脂被膜で完全に覆われてい
れば本来の樹脂被覆キャリアの機能を発揮する。一方、
芯材構成成分の表面露出量が30.0atom%を超え
ると、露出面に選択的にトナーや外添剤の付着が起こり
キャリアの帯電能力を著しく低下させてしまう。
【0030】本発明において、「芯材構成成分の表面露
出量」とは、樹脂被覆キャリアにおいてキャリア表面の
樹脂被覆されていない面積、つまり芯材露出面積を指す
ものであり、具体的な測定方法としては、XPS(例え
ば、JPS80(日本電子製))にて測定された元素個
数比率から算出したものである。すなわち、XPSによ
って樹脂被膜の成分と、芯材の成分との元素個数比率か
ら求まる。
【0031】実際の測定においては、樹脂被膜の成分、
および、芯材の成分のうち、数種類の主な成分のみXP
Sで測定し、元素個数をカウントしてそれぞれ合計し、
得られた全主成分の合計の元素個数比率から算出すれば
よい(勿論、全元素分析を行ってもよい。)。ここで、
主成分とは、樹脂被膜の成分については、例えば、C、
F、N、Si、O等が挙げられ、また、芯材の成分につ
いては、Fe、Ni、Co、Mn、Cr、O等が挙げら
れる。これら主成分としては、樹脂被膜または芯材を構
成する全成分(双方に含まれる元素を除く。ただし、い
わゆる微量元素はこの限りでない。)の中から、合計で
90%以上(より好ましくは、95%以上)となるよう
に成分を(好ましくは、構成割合の多い順に)選択すれ
ばよい。以下に、キャリアの芯材構成成分の表面露出量
の具体的な測定手順の例を示す。
【0032】(キャリアの芯材構成成分の表面露出量の
測定手順の例) 測定対象となる現像剤に対し、10gのサンプルを
採取する。 50mlビーカーに上記サンプル10gと1%界面
活性剤水溶液を入れ、超音波振盪機で5分間振盪し分離
する。 振盪終了後、数分静置した後、ビーカー内の試料を
外側から磁石で保持しながら溶液を捨て、キャリアのみ
を取り出す。 取り出したキャリアを乾燥機に入れ、水分を乾燥除
去する。 乾燥したキャリアをXPS(JPS80(日本電子
製))の10mm×10mmのアルミニウムセルにセッ
トし、測定する。このとき測定元素は、樹脂被膜の成分
および芯材の成分の、それぞれ主成分の元素を選択す
る。 測定結果から元素個数比率を算出し、これを表面露
出量とする。
【0033】<芯材>本発明におけるキャリアにおい
て、芯材としては、その体積電気抵抗が107. 5〜10
9.5Ωであることが好ましく、108〜109Ωであるこ
とがより好ましい。体積電気抵抗が107.5Ωより小さ
いと、繰り返し複写によって、現像剤中のトナー濃度が
減少した際に、キャリアへ電荷が注入され、キャリア自
体が現像されてしまう恐れがある。一方、体積電気抵抗
が109.5Ωより大きくなると、際立ったエッジ効果や
擬似輪郭等、画質に悪影響を及ぼす場合があることが確
認されている。
【0034】キャリアの芯材の体積電気抵抗の測定方法
としては、特に制限はなく、従来公知の方法により測定
すればよい。測定装置としては、例えばSM8210型
スーパーメガオームメーター(東亜電波工業製)を用い
ることができる。測定環境としては、25±2℃、60
±5%RHで行うことが好ましい。以下に、キャリアの
芯材の体積電気抵抗の具体的な測定手順の例を示す。
【0035】(キャリアの芯材の体積電気抵抗の測定手
順の例) 試料を電子天秤で200mg精秤し、測定環境条件
下(25±2℃、60±5%RH)で1時間以上シーズ
ニングする。 上記SM8210型スーパーメガオームメーター
(以下、単に「メガオームメーター」という場合があ
る。)の電源を入れてから、30分以上放電した後、装
置の校正を行い、測定準備を完了させる。 で得られた試料を、ギャップが6.5mmの測定
用電極の間に挟み入れ、その電極の左右に磁力1500
ガウスのマグネットを装着する。マグネットを装着した
ら揺動させることで試料をならし、試料が電極の間で偏
りのないようにする。 メガオームメーターのvoltageが1000
V、rangeがCALであることを確認した後、電極
と測定端子を接続する。 充放電スイッチをdischargeにし、5秒間
充電させた後、MEASUREにする。CALから針が
適正な目盛りになるようにrangeを選択し、MEA
SURE後10秒後の値を読み取る。この読み値の常用
対数(log)の値を試料の体積電気抵抗の値とする。
【0036】本発明におけるキャリアの芯材の材料とし
ては、例えば、鉄、鋼、ニッケル、コバルト等の磁性金
属、これらとマンガン、クロム、希土類等との合金、お
よびフェライト、マグネタイト等の磁性酸化物等が挙げ
られるが、芯材表面性、芯材抵抗の観点から、フェライ
トが好ましく、特にマンガン、リチウム、ストロンチウ
ム、マグネシウム等との合金が好適である。
【0037】<樹脂被膜>本発明におけるキャリアは、
芯材表面に樹脂が被覆されてなり、既述の如く芯材構成
成分の表面露出量が規定されているが、本発明のキャリ
アの再利用方法により得られる再生キャリアとしては、
その樹脂被覆量C(質量%)が、新しい(未使用の)キ
ャリアの樹脂被覆量C0(質量%)に対して、下記条件
を満たすことが好ましい。 0.5≦C/C0≦1.0 以下、上記C/C0の値を樹脂被覆率と称することとす
る。
【0038】現像剤の寿命は、キャリアの樹脂被覆量に
依存するところが大きい。つまり樹脂被覆量が減少する
に従って帯電量の低下が起こり、その結果画質に悪影響
(キャリア飛散による白抜け、かぶり等)を与えてしま
う。本発明の再生キャリアは、特に上記樹脂被覆率の条
件を満たすことで、トリクル現像方式において新しいキ
ャリアと同等の性能を発現する。
【0039】ここで、キャリアの樹脂被覆量とは、キャ
リア全体における樹脂被膜の質量割合(%)のことを指
し、測定方法に制限はない。以下に、キャリアの樹脂被
覆量の具体的な測定手順の例を示す。
【0040】(キャリアの樹脂被覆量の測定手順の例) 50mlビーカーを精秤(測定値A)した後、測定
対象となる試料約2gを入れ、試料とビーカーとの合計
質量を精秤する(測定値B)。 トルエン約20mlをビーカーに入れ、超音波振盪
機で5分間振盪する。(この時ビーカーは、超音波振盪
機の洗浄槽の中心に設置し、洗浄槽内の水を約150m
lにする。) 振盪終了後数分静置し、ビーカー内の試料を外側か
ら磁石で保持しながら、樹脂被膜の溶解したトルエン溶
液のみを廃液として流す。 ビーカー内の試料を外側から磁石で保持したまま、
再度トルエン約20mlをビーカーに入れ、上記の操
作と同様にして、超音波振盪機で5分間振盪あいた後、
再度、上記の操作を繰り返す。 ビーカー内の試料を外側から磁石で保持したまま、
メタノールを約20mlビーカーに入れ、試料を磁石で
動かし、メタノールでゆすぐようにし、溶媒をトルエン
からメタノールに置換する。 数分静置した後、ビーカー内の試料を外側から磁石
で保持したまま、メタノールのみを廃液として流す。 ビーカーごと真空乾燥機に投入し、置換されたメタ
ノールを乾燥除去させる(真空乾燥機は溶剤トラップの
ついたものを用い、温度50℃、真空度−700mmH
g(−0.093Mpa)以下、乾燥時間30分間で実
施する。)。 真空乾燥機からビーカーを取り出し、約20分間放
置して冷却した後、質量を精秤する(測定値C)。 以上のようにして得られた測定値から、下記式にし
たがって、樹脂被覆量(質量%)を算出する。 樹脂被覆量=(初期試料重量−被膜剥離後試料重量)/
試料重量×100 上記式中、試料重量は(測定値B−測定値A)を、被膜
剥離後試料重量は(測定値C−測定値A)を、それぞれ
計算することで求められる。
【0041】上記各精秤の操作に当たっては、小数点以
下について、小数第4位まで求めることが望ましい。な
お、キャリアの樹脂被覆量の測定は、上記の方法で2回
行い、その平均値を求め、これを測定値とすることが望
ましい。このとき、2回の測定値が0.1質量%以上隔
たっている場合には、さらに3回目の測定を実施し、そ
れらの平均値を測定値とすることが望ましい。
【0042】本発明におけるキャリアは、既述の如く芯
材表面に樹脂が被覆されてなるが、該樹脂としては、マ
トリックス樹脂として使用できるものであれば特に制限
はなく、目的に応じて適宜選択することができる。使用
可能な樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン、アク
リル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテー
ト、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポ
リ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエ
ーテルあるいはポリビニルケトン等のポリビニル系樹脂
あるいはポリビニリデン系樹脂;塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体:オルガノ
シロキサン結合からなるストレートシリコーン樹脂また
はその変性品;ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ
化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフル
オロエチレン等のフッ素系樹脂;シリコーン樹脂:ポリ
エステル;ポリウレタン;ポリカーボネート樹脂;フェ
ノール樹脂;尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹
脂等のアミノ樹脂;エポキシ樹脂;等のそれ自体の公知
の樹脂が挙げられる。これら樹脂は、1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0043】本発明においては、キャリアの樹脂被膜の
樹脂として、これらの樹脂の中でも、フッ素系樹脂およ
び/またはシリコーン樹脂を少なくとも使用することが
好ましい。前記樹脂として、フッ素系樹脂および/また
はシリコーン樹脂を少なくとも使用すれば、トナーや外
添剤によるキャリア汚染(インパクション)を防止でき
る効果が高い点で有利である。
【0044】前記樹脂被膜には、樹脂粒子および/また
は導電性粒子が少なくとも分散されてなることが望まし
い。前記樹脂粒子としては、例えば、熱可塑性樹脂粒
子、熱硬化性樹脂粒子等が挙げられる。これらの中で
も、比較的硬度を上げることが容易である点から、熱硬
化性樹脂が好ましく、トナーに負帯電性を付与する観点
からは、N原子を含有する含窒素樹脂による樹脂粒子が
好ましい。なお、これらの樹脂粒子は1種単独で使用し
てもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0045】前記樹脂粒子の平均粒子径としては、0.
1〜2μm程度が好ましく、より好ましくは0.2〜1
μmである。前記樹脂粒子の平均粒子径が0.1μm未
満であると、前記樹脂被膜における樹脂粒子の分散性が
十分でない場合があり、一方、2μmを越えると、前記
樹脂被膜から樹脂粒子の脱落が生じ易く、本来の効果を
発揮しなくなることがある。
【0046】前記導電性粒子としては、例えば、金、
銀、銅等の金属粒子;カーボンブラック粒子、酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の半導電性酸化物粒子;酸化チタン、酸
化亜鉛、硫酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、チタン酸
カリウム粉末等の表面を酸化スズ、カーボンブラック、
金属等で覆った粒子;などが挙げられる。これら導電性
粒子は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。これらの中でも、製造安定性、コスト、導
電性等が良好な点で、カーボンブラックの粒子が好まし
い。前記導電性粒子として使用可能なカーボンブラック
の種類としては、特に制限はないが、DBP吸油量が5
0〜250ml/100g程度であるカーボンブラック
が、製造安定性に優れており好ましい。
【0047】本発明においては、キャリアの樹脂被膜を
形成する方法としては、特に制限はないが、例えば、架
橋性樹脂粒子等の前記樹脂粒子、および/または、前記
導線性粒子マトリックス樹脂としてのスチレン−アクリ
ル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂等を、適当な溶
剤中に含む被膜形成用液を、芯材表面に塗布形成する方
法などが挙げられる。塗布形成する方法としては、具体
的には前記芯材を、前記被膜形成用液に浸漬する浸漬
法、被膜形成用液を前記キャリア芯材の表面に噴霧する
スプレー法、前記キャリア芯材を流動エアーにより浮遊
させた状態で前記被膜形成用液とを混合し、溶剤を除去
するニーダーコーター法等が挙げられる。これらの中で
も、本発明においては、ニーダーコーター法が好まし
い。
【0048】前記被膜形成用液に用いる溶剤としては、
マトリックス樹脂としての前記樹脂のみを溶解すること
が可能なものであれば、特に制限はなく、それ自体公知
の溶剤の中から選択することができ、例えば、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類;などが挙げられる。
【0049】前記樹脂被膜に前記樹脂粒子が分散されて
いる場合においては、その厚み方向およびキャリア表面
の接線方向に、前記樹脂粒子およびマトリックス樹脂と
しての前記樹脂粒子が均一に分散しているため、該キャ
リアを長期間使用して該被膜が摩耗したとしても、常に
未使用時と同様な表面状態を保持でき、前記トナーに対
する良好な帯電付与能力を、長期間にわたって維持する
ことができる。
【0050】また、前記樹脂被膜に前記導電性粒子が分
散されている場合においては、その厚み方向およびキャ
リア表面の接線方向に、前記導電性粒子が均一に分散し
ているため、該キャリアを長期間使用して該被膜が摩耗
したとしても、常に未使用時と同様な表面状態を保持で
き、キャリア劣化を長期間防止することができる。な
お、前記樹脂被膜に前記樹脂粒子および前記導電性粒子
の双方が分散されている場合には、上述の両者の効果を
同時に奏するものとなる。
【0051】[トナー]本発明におけるトナーは、少な
くとも結着樹脂および着色剤を含み、必要に応じて、そ
の他の成分を含み(以上を総称して、「トナー粒子」と
いう。)、さらに目的に応じて外添剤が添加される。本
発明の静電荷像現像剤は、上述のキャリアと、以下に述
べる好ましいトナーと組み合わせることにより、特に有
効に本発明の効果が発揮される。以下、本発明における
トナーについて、その構成成分ごとに説明する。
【0052】<トナー粒子> (結着樹脂)本発明におけるトナーに含まれる結着樹脂
としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレ
ン等のモノオレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル;
アクリル酸メチル、アクリル酸フェニル、アクリル酸オ
クチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等のα−メチ
レン脂肪族モノカルボン酸エステル類;ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル
等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘ
キシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニル
ケトン;等の単独重合体または共重合体等が挙げられ
る。これらの中でも特に代表的な結着樹脂としては、例
えばポリスチレン、スチレン−アクリル酸アルキル共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水
マレイン酸共重合体、ポリスチレン、ポリプロピレン等
が挙げられる。さらに、ポリエステル、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド、変性ロジ
ン等も結着樹脂の例として挙げられる。
【0053】(着色剤)本発明におけるトナーに含まれ
る着色剤としては、特に制限はないが、例えば、カーボ
ンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロ
ムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレ
ッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、フ
タロシアニンブルー、マラカイトグリーンオキサレー
ト、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメ
ント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド1
22、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.
ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエ
ロー12、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.
I.ピグメント・ブルー15:3等が挙げられる。本発
明におけるトナーにおいて、着色剤の含有量としては、
一概には言えないが、トナー粒子中1〜20質量%の範
囲とすることが好ましく、3〜15質量%の範囲とする
ことが好ましい。
【0054】(その他の成分)本発明におけるトナーに
は、必要に応じて帯電制御剤を含ませることができる。
その際、特にカラートナー等に用いる場合には、色調に
影響を与えない無色または淡色の帯電制御剤が好まし
い。かかる帯電制御剤としては、公知のものを使用する
ことができるが、アゾ系金属錯体、サルチル酸もしくは
アルキルサルチル酸の金属錯体もしくは金属塩を用いる
ことが好ましい。本発明におけるトナーにおいて、帯電
制御剤の含有量としては、一概には言えないが、トナー
粒子中1〜8質量%の範囲とすることが好ましい。その
他、本発明におけるトナーには、必要に応じて、低分子
量プロピレン、低分子量ポリエチレン、ワックス等のオ
フセット防止剤等、公知のその他の成分を含むこともで
きる。
【0055】(粒度分布)本発明におけるトナーの粒度
分布としては、4μm以下の粒子径のトナー粒子が全ト
ナー粒子数の6〜25個数%であることが好ましく、よ
り好ましくは6〜16個数%である。4μm以下の粒子
径のトナー粒子が6個数%未満であると、微小なドット
再現性や粒状性に寄与する粒子が少なく、4μm以下の
粒子径のトナー粒子は、現像に有効な粒子径であるがゆ
えに選択的に消費されるため、繰り返し複写を行うと現
像に寄与しにくい粒子径のトナーが現像機中へ滞留して
しまい、次第に画質が悪化する。一方、4μm以下の粒
子径のトナー粒子が25個数%を越えると、トナーの流
動性が悪化するため、現像剤の搬送性が低下し、現像性
に悪影響を及ぼす懸念がある。
【0056】本発明におけるトナーにおいて、16μm
以上の粒子径のトナー粒子が全トナー粒子中1.0体積
%以下であることが好ましい。16μm以上の粒子径の
トナー粒子が1.0体積%を超えると、細線再現性や階
調性に悪影響を及ぼすだけでなく、転写時、16μm以
上の粗粉のトナー粒子が画像のトナー層中に介在するこ
とによって、感光体と転写体の静電的付着状態を妨げる
働きをするため、転写効率の低下、ひいては画質の低下
を招く恐れがある。また、 本発明におけるトナーの体
積平均径としては、5〜9μmの範囲内であることが好
ましく、4〜7μmの範囲内であることがより好まし
い。高画質を再現するためには、当該体積平均径は、上
述した粒度分布と併せて不可欠な特性である。体積平均
径が5μm未満では、トナーの流動性が悪化するばかり
でなく、キャリアから十分な帯電能を付与されにくくな
るため、背景部へのカブリが生じたり、濃度再現性が低
下しやすくなる。体積平均径が9μmを越えると、先述
したキャリアの特性を十分発揮できず、微細なドットの
再現性、階調性、粒状性の改善効果が乏しくなる。
【0057】従って、上述したトナー粒子の粒度分布を
満たすトナーを用いることによって、写真や絵画、パン
フレット等の画像面積が大きく、濃度階調がある原稿の
繰り返し複写においても、微細な潜像のドット等に対し
て、忠実な再現性が期待できる。
【0058】<外添剤>以上ようにトナー粒子を小粒径
化すると、以下〜に示すような問題が生じてくる。 トナーの粒子間付着力が増大するため、トナーが凝
集しやすくなる。 摩擦帯電による電荷量が大きくなる。 キャリアとの接触確率が高くなるため、キャリアが
汚染され、劣化しやすくなる。 そこで近年において、トナーには、流動性付与能、帯電
制御能等の付加価値の高い無機酸化物微粒子が外添剤と
して添加され、効果を発揮している。
【0059】かかる無機酸化物微粒子としては、BET
比表面積が40〜250m2/gの範囲であることが好
ましく、より好ましくは80〜200m2/gの範囲で
ある。添加される無機酸化物微粒子のBET比表面積が
250m2/gより大きいと、トナーの流動性改善には
効果があるものの、トナー粒子表面との付着状態を制御
しにくくなると同時に、トナー粒子表面へ埋まり込みや
すいため、トナーが劣化しやすい。一方、比表面積が4
0m2/g未満であると、流動性付与能が不十分である
ばかりではなく、感光体表面へのフィルミングや傷を誘
発したり、カラー用トナーの場合、OHP画像の透明性
を低下させる恐れがある。
【0060】トナーに外添される無機酸化物微粒子とし
ては、SiO2、TiO2、Al23、CuO、ZnO、
SnO2、CeO2、Fe23、MgO、BaO、Ca
O、K 2O、Na2O、ZrO2、CaO・SiO2、K2
O・(TiO2n、Al23・2SiO2、CaCO3
MgCO3、BaSO4、MgSO4等を例示することが
できる。これらのうち、特にシリカ微粒子(Si
2)、チタニア微粒子(TiO2)が好ましい。
【0061】これら無機酸化物微粒子は、表面が予め疎
水化処理されていることが望ましい。疎水化処理を施す
ことは、トナーの粉体流動性改善のほか、帯電の環境依
存性、耐キャリア汚染性に対して、より効果的である。
前記無機酸化物微粒子の疎水化処理は、疎水化処理剤に
前記無機酸化物微粒子を浸漬等することにより行うこと
ができる。該疎水化処理剤としては、特に制限はない
が、例えば、シランカップリング剤、シリコーンオイ
ル、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カッ
プリング剤等が挙げられる。これらは、一種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中
でもシランカップリング剤が好適に挙げられる。
【0062】前記疎水化処理剤として好適なシランカッ
プリング剤としては、例えばクロロシラン、アルコキシ
シラン、シラザン、特殊シリル化剤のいずれかのタイプ
を使用することも可能である。具体的にはメチルトリク
ロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロ
ロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニルジク
ロロシラン、テトラメトキシシラン、メチルトリメトキ
シシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェ
ニルジエトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラ
ン、デシルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザ
ン、N,O−(ビストリメチルシリル)アセトアミド、
N,N−(トリメチルシリル)ウレア、tert−ブチ
ルジメチルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、
γ−メタクリロキシピロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0063】前記疎水化処理剤の付着量としては、前記
無機酸化物微粒子の種類等により異なり一概に規定する
ことはできないが、通常無機酸化物微粒子100重量部
に対して、5〜50重量部程度である。トナーとキャリ
アとの混合比としては、重量比で1:100〜20:1
00の範囲が好ましく、より好ましくは2:100〜1
5:100の範囲、さらに好ましくは3:100〜1
3:100の範囲である。
【0064】[キャリアの再利用方法]本発明の静電荷
像現像剤のキャリアの再利用方法は、トリクル現像方式
の画像形成装置から、静電荷像現像剤を回収し、回収さ
れた静電荷像現像剤をキャリアとトナーとに分離し、分
離されたキャリアをトリクル現像方式の画像形成装置に
おける初期用または補給用の静電荷像現像剤の再生キャ
リアとして使用するものであり、このとき、回収・分離
されたキャリアについて、芯材構成成分の表面露出量を
既述のようにして測定し、0〜30.0atom%の範
囲内であるもののみを再生キャリアとして使用する。
【0065】トリクル現像方式の画像形成装置から回収
された静電荷像現像剤を分離する方法としては、ブロー
オフ法(静電荷像現像剤に強風を当て、篩分してトナー
のみ吹き飛ばしてキャリアを分離する方法)、風力分級
法、水洗い法、等の方法で分離することが可能である。
【0066】本発明のキャリアの再利用方法により得ら
れた再生キャリアは、そのままトリクル現像方式の画像
形成装置における初期用(スタート用)または補給用
(トリクル補給用)の静電荷像現像剤の再生キャリアと
して使用してもよいし、新しい(未使用の)キャリアと
混合した上で使用してもよい。
【0067】[現像剤カートリッジ]トリクル現像方式
の画像形成装置においては、補給用の静電荷像現像剤を
収容した現像剤カートリッジを装着し、静電荷像現像剤
を連続的ないし断続的に画像形成装置の現像機内に補給
することが一般的に行われる。かかる現像剤カートリッ
ジに収容する静電荷像現像剤として、前記本発明におけ
るキャリアを含む静電荷像現像剤(本発明の静電荷像現
像剤、および、本発明のキャリアの再利用方法により得
られる再生キャリアを含む静電荷像現像剤)を収容する
ことが好ましい。
【0068】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではな
い。なお、以下の説明において、時に断りがない限り、
「部」は全て「重量部」を意味する。
【0069】 −トナーAの製造− ・ポリエステル樹脂(テレフタル酸/ビスフェノールAエチレンオキサイド付 加物/シクロヘキサンジメタノールの縮重合による線状ポリエステル)・・・1 00部 ・ピグメントブルー15:3・・・4部 上記各成分をヘンシェルミキサーで充分予備混合を行
い、2軸型ロールミルにより溶融混練し、冷却後ジェッ
トミルにより微粉砕を行い、さらに風力式分級機で2回
分級を行い、体積平均粒子径6.5μm、4μm以下の
粒子径のトナー粒子数12個数%、16μm以上の粒子
径のトナー粒子0.5体積%のトナー粒子(シアントナ
ー)を調製した。得られたトナー粒子100部と、外添
剤としてBET比表面積100m2/gの疎水性酸化チ
タン微粒子0.6部とをヘンシェルミキサーにて混合し
てトナーAを製造した。
【0070】 ―キャリアAの製造― ・フェライト粒子(体積電気抵抗108Ω)・・・100部 ・トルエン・・・14部 ・パーフルオロオクチルエチルアクリレート/メチルメタクリレート共重合体 (共重合比40:60、Mw=5万)・・・1.6部 ・カーボンブラック(VXC−72;キャボット社製)・・・0.12部 ・架橋メラミン樹脂(数平均粒子径;0.3μm)・・・0.3部
【0071】上記成分のうち、フェライト粒子を除く成
分を10分間スターラーで分散し、被膜形成用液を調製
し、この被膜形成用液とフェライト粒子とを真空脱気型
ニーダーに入れ、60℃で30分間攪拌した後、減圧し
てトルエンを留去して、フェライト粒子表面に樹脂被膜
を形成して、キャリアAを製造した。
【0072】樹脂被膜におけるマトリックス樹脂として
用いたパーフルオロオクチルエチルアクリレート/メチ
ルメタクリレート共重合体には、カーボンブラックの粒
子および架橋メラミン樹脂の粒子をトルエンにて希釈し
てサンドミルで分散しておいたため、得られたキャリア
における樹脂被膜には、カーボンブラックおよび架橋メ
ラミン樹脂の各粒子が均一に分散されていた。―キャリ
アBおよびCの製造―
【0073】前記トナーA:6部と上記キャリアA:9
4部とを混合し、現像剤Aを作製した。得られた現像剤
Aを用いて、電子写真複写機(富士ゼロックス(株)
製、DC1250にてコピーテストを行った。コピー枚
数を5万枚、10万枚の2水準取り、劣化した現像剤B
(5万枚)、現像剤C(10万枚)を取り出した。その
後、トナーとキャリアとをブローオフ法により分離し
た。現像剤Bから分離したキャリアをキャリアB、現像
剤Cから分離したキャリアをキャリアCとした。
【0074】―キャリアDの製造― キャリアBをサンプルミルで表面を強制的に粗し(強制
劣化)、キャリアの芯材構成成分の表面露出量が37.
1atom%のキャリアDを製造した。
【0075】―キャリアEの製造― キャリアBをサンプルミルで表面を強制的に粗し(強制
劣化)、樹脂被覆率(C/C0)が新キャリアであるキ
ャリアBに対して0.46であるキャリアEを製造し
た。
【0076】―キャリアFの製造― キャリアAの製造において、フェライト粒子を体積電気
抵抗106Ωのものに代えたこと以外は、キャリアAと
同様にして樹脂被膜を形成し、キャリアF’を製造し
た。
【0077】前記トナーA:6部と上記キャリアF’:
94部とを混合し、現像剤F’を作製した。得られた現
像剤F’を用いて、実施例1と同様に5万枚のコピーテ
ストを行った。コピーテスト後の劣化した現像剤を取り
出し、キャリアをブローオフ法によりトナーと分離して
キャリアFを製造した。
【0078】―キャリアGの製造― キャリアFの製造において、フェライト粒子を体積電気
抵抗1011Ωのものに代えたこと以外は、キャリアFと
同様にして樹脂被膜を形成し、キャリアGを製造した。
【0079】上記キャリアA〜Gの再生条件および物性
の一覧を、下記表1に明記する。なお、下記表1におい
て、芯材構成成分の表面露出量、樹脂被覆率、および芯
材の体積電気抵抗は、それぞれ既述の測定手順の例とし
て挙げた手順により測定した。また、樹脂被覆率(C/
0)の計算の基準となる新しい(未使用の)キャリア
の樹脂被覆量C0は、コピーテスト前あるいは強制劣化
前のキャリアについて測定した値である(キャリアA
は、コピーテストも強制劣化も行っていないため、樹脂
被覆率は未使用のままであり、C=C0すなわちC/C0
=1)。
【0080】
【表1】
【0081】<実施例1〜6、比較例1〜6>前記トナ
ー粒子A:6部と、前記キャリアA〜Gのいずれか:9
4部とを、下記表2の組み合わせで混合し、それぞれ初
期用(スタート用)および補給用(トリクル用)の静電
荷像現像剤を作製した。これらの静電荷像現像剤を用い
て、前述の電子写真複写機(DC1250)にて、コピ
ーテストを行った。結果を下記表2に示す。なお、表2
におけるコピーテストの各評価項目についての評価基準
は、以下の通りである。
【0082】(1)帯電量 帯電量(μC/g)は、ブローオフ測定器により23℃
60%RH条件下で測定した。 (2)画質 テスト開始時については、濃度階調のあるチャートのコ
ピーを行い、その階調性、濃度の均一性、エッジ効果の
有無を目視で評価した。10万枚複写後の画質について
は、粒状性、階調性/擬似輪郭、濃度再現性、その他の
画質欠陥の観点から目視で評価した。
【0083】
【表2】
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トリクル
現像方式により排出回収された静電荷像現像剤ををキャ
リアとトナーとに分離し、分離されたキャリアをトリク
ル現像方式で使用することで、燃焼法、溶剤法などで樹
脂被膜除去/再被覆などをしなくてもキャリアを再利用
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市村 正則 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H005 BA06 BA15 EA10 FA02 2H077 AA01 AA37 AA39 AC16 CA19 EA03 GA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含む
    トナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られるキャリ
    アとから構成され、トリクル現像方式の画像形成装置に
    用いられる静電荷像現像剤であって、前記キャリアの芯
    材構成成分の表面露出量が、0〜30.0atom%の
    範囲内であることを特徴とする静電荷像現像剤。
  2. 【請求項2】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含む
    トナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られるキャリ
    アとから構成される静電荷像現像剤を用いるトリクル現
    像方式の画像形成装置から、静電荷像現像剤を回収し、
    回収された静電荷像現像剤をキャリアとトナーとに分離
    し、分離されたキャリアをトリクル現像方式の画像形成
    装置における初期用または補給用の静電荷像現像剤の再
    生キャリアとして使用する静電荷像現像剤のキャリアの
    再利用方法において、前記再生キャリアの芯材構成成分
    の表面露出量が、0〜30.0atom%の範囲内であ
    ることを特徴とするキャリアの再利用方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含む
    トナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られるキャリ
    アとから構成される静電荷像現像剤を収容する、トリク
    ル現像方式の画像形成装置に用いられる現像剤カートリ
    ッジであって、前記キャリアの芯材構成成分の表面露出
    量が、0〜30.0atom%の範囲内であることを特
    徴とする現像剤カートリッジ。
  4. 【請求項4】 少なくとも結着樹脂および着色剤を含む
    トナーと、芯材の表面を樹脂で被覆して得られるキャリ
    アとから構成される静電荷像現像剤を収容する、トリク
    ル現像方式の画像形成装置に用いられる現像剤カートリ
    ッジであって、前記キャリアが、請求項2に記載の静電
    荷像現像剤のキャリアの再利用方法により得られた再生
    キャリアを含むことを特徴とする現像剤カートリッジ。
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