JP2002131804A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002131804A
JP2002131804A JP2000321690A JP2000321690A JP2002131804A JP 2002131804 A JP2002131804 A JP 2002131804A JP 2000321690 A JP2000321690 A JP 2000321690A JP 2000321690 A JP2000321690 A JP 2000321690A JP 2002131804 A JP2002131804 A JP 2002131804A
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lens barrier
arm
barrier
window
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康修 栢沼
Masaaki Orimoto
正明 織本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズバリアが閉位置のとき、レンズバリア
が窓部内に位置する撮像装置を得る。 【解決手段】 レンズバリア38が設けられたアーム1
50と表筐体との間には、圧縮バネ168が配置されて
おり、アーム150を表筐体から離間する方向へ付勢し
ている。レンズバリア38が閉位置に配置されると、レ
ンズ鏡胴用モータ110が再駆動して、沈胴位置に配設
されたレンズ鏡胴42が表筐体に形成されたレンズ開口
部側へ向かって移動する。そして、レンズ鏡胴42がア
ーム150に当接し、アーム150を介して圧縮バネ1
68の付勢力に抗する方向へレンズバリア38を押上
げ、レンズバリア38をレンズ開口部内へ移動させてレ
ンズバリア38と表筐体とを面一とすることができる。
これにより、レンズバリア38と表筐体との間で段差が
生じることはなく、ゴミ又はホコリが溜まることはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの窓部
を覆う閉位置と、撮影レンズの窓部から退避する開位置
と、の間を移動するレンズバリアを備えた撮像装置であ
り、特にデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図13(A)に示すように、コンパクト
カメラやデジタルカメラ300などでは、持ち運び時に
撮影レンズ302が傷つかないように、電源がオフのと
きに撮影レンズ302の窓部300Aを覆って撮影レン
ズ302を保護するレンズバリア304が設けられてい
る。
【0003】このレンズバリア304は、デジタルカメ
ラ300の電源をオンにすると、デジタルカメラ300
の内部に設けられたステッピングモータ306により回
転移動し、撮影レンズ302の窓部300Aから退避す
るように構成されている。これにより、窓部300Aが
全開となり、撮影レンズ302が突出可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
(B)に示すように、レンズバリア304が閉位置に移
動した状態では、レンズバリア304の天面は、デジタ
ルカメラ300のボディ表面より奥方へ位置している。
【0005】このため、レンズバリア304の周縁部に
はゴミ又はホコリが溜まりやすく、ゴミ又はホコリが溜
まった状態でレンズバリア304を移動させると、デジ
タルカメラ300の内部にゴミ又はホコリが入り、故障
の原因となる恐れがある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、レンズバリア
が閉位置のとき、レンズバリアとボディとの面が面一と
なる撮像装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、レンズバリアが撮影レ
ンズの窓部を覆う閉位置と、撮影レンズの窓部から退避
する開位置と、の間を移動する。このレンズバリアはア
ームの上面に設けられており、アームは固定軸に回転可
能かつ、固定軸の軸方向に沿って所定の長さをスライド
可能に軸支されている。
【0008】このアームはアーム用駆動手段によって回
転力が伝達され、ストッパーによって閉位置及び開位置
で移動が規制される。また、アームは付勢手段によって
窓部が形成された表筐体から離間する方向へ付勢されて
いる。
【0009】一方、撮影レンズが保持されたレンズ鏡胴
は、撮影レンズ用駆動手段によって窓部から突出し、或
いは、窓部奥方へ収まる方向へ移動可能となる。このた
め、レンズ鏡胴がアームを窓部側へ押上げ、アームを介
してレンズバリアを窓部内へ移動させることができる。
【0010】これにより、デジタルカメラの内部に位置
するレンズバリアをデジタルカメラの窓部前面まで押上
げて面一にすることができる。このため、レンズバリア
の周縁にゴミ又はホコリが溜まらない。
【0011】従って、従来のように、レンズバリアの周
縁に溜まったゴミ又はホコリがデジタルカメラの内部に
入り、故障の原因となることはない。また、レンズバリ
アと窓部前面とが面一であるため、デジタルカメラの筐
体に印刷するデザインの幅が広がる。
【0012】請求項2に記載の発明では、撮像電源がオ
ンされると、撮影レンズ用駆動手段を駆動させ、レンズ
鏡胴を窓部奥方へ移動させる。沈胴検出手段によって、
レンズ鏡胴が窓部の奥方に収まる沈胴位置にあることが
検知されると、沈胴位置信号が出力される。
【0013】この沈胴位置信号が制御手段へ入力される
と、撮影レンズ用駆動手段を駆動停止させる。次に、ア
ーム用駆動手段を駆動させ、レンズバリアを開位置へ移
動させる。そして、全開検出手段によって、レンズバリ
アが開位置にあることが検知されると、レンズバリア全
開信号が出力される。このレンズバリア全開信号が制御
手段へ入力されるとアーム用駆動手段を駆動停止させ
る。
【0014】一方、撮像電源がオフされると、撮影レン
ズ用駆動手段を駆動させ、レンズ鏡胴を窓部奥方へ移動
させる。沈胴検出手段によって、レンズ鏡胴が沈胴位置
にあることが検知されると、沈胴位置信号が出力され
る。この沈胴位置信号が制御手段へ入力されると撮影レ
ンズ用駆動手段を駆動停止させる。次に、アーム用駆動
手段を駆動させ、レンズバリアを閉位置へ移動させる。
【0015】次に、全閉検出手段によって、レンズバリ
アが閉位置にあることが検知されると、レンズバリア全
閉信号が出力される。このレンズバリア全閉信号が制御
手段へ入力されると、アーム用駆動手段を駆動停止させ
る。
【0016】そして、撮影レンズ用駆動手段を駆動さ
せ、レンズ鏡胴を窓部側へ移動させて、アームを押上げ
てレンズバリアを窓部へ移動させる。フラット検出手段
によって、窓部前面とレンズバリアとが面一となったこ
とが検知されると、レンズバリアフラット信号が出力さ
れ、このレンズバリアフラット信号が制御手段へ入力さ
れると、撮影レンズ用駆動手段を駆動停止させる。
【0017】このように、各種の検出手段を備えること
によって、レンズバリアが開位置に移動するときに、撮
影レンズのレンズ面を摺動したり、レンズバリアが閉位
置であるにも拘らず、撮影レンズが突出することがない
ようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本形態に係る撮像装置
としてのデジタルカメラ10が示されている。まず、こ
のデジタルカメラ10の概要について、図2に示すブロ
ック図に従って説明する。
【0019】本形態のデジタルカメラ10は、測距部1
3、測光部17、シャッタボタン12、操作ボタン1
4、モードダイヤル16、ディスプレイ18、検出部2
0、制御部22、駆動回路24、メモリ26、圧縮伸張
部28、メモリーカードドライブ30、及び撮像電源3
2がバス34を介して接続された構成である。
【0020】モードダイヤル16は、デジタルカメラ1
0の動作モードを選択するダイヤルであり、例えば、写
真撮影モード、動画モード、再生モード等のうちのいず
れか1つを選択する。
【0021】ここで、デジタルカメラ10の背面筐体の
下方側には、図示しないLCDから成るカラーのディス
プレイ18が取付けられており、ディスプレイ18の上
方側には、表示ボタン、実行ボタン、キャンセルボタ
ン、ズーム調整ボタン等の操作ボタン14が設けられて
いる。
【0022】ディスプレイ18は、画像表示指示がある
場合に、メモリ26に保存された画像データやメモリー
カードから読み込んだ画像データに基づいて画像を画面
全体に表示したり、複数の縮小画像を並べて表示した
り、各種機能選択画面を表示する。
【0023】一方、制御部22は、CPU22A、RO
M22B及びRAM22Cとから構成され、バス34を
介してシャッタボタン12、操作ボタン14、モードダ
イヤル16、ディスプレイ18、全開検出装置56、全
閉検出装置57、沈胴検出装置58、フラット検出装置
60、駆動回路24、メモリ26、圧縮伸張部28、メ
モリーカードドライブ30、及び撮像電源32等の各種
構成要素が接続されている。
【0024】ところで、ROM22Bには、制御部22
に接続された上述の各種構成要素を制御するプログラ
ム、及び、レンズバリア用ステッピングモータ40の駆
動制御プログラムが記憶されている。また、RAM22
Cには、バス34を介して入力される前記各プログラム
に必要な各種データが記憶される。
【0025】一方、バス34を介して制御部22と接続
する駆動回路24には、ストロボ36、レンズバリア3
8を開位置と閉位置との間で移動させるためのレンズバ
リア用ステッピングモータ40、フォーカスレンズ鏡胴
(撮影レンズ)42を移動させるためのレンズ鏡胴用モ
ータ110、シャッタ44、絞り46、撮像デバイス4
8が接続されており、駆動回路24は、制御部22から
の制御信号に基づいてそれぞれを駆動制御する。
【0026】以上のような構成により、撮像電源32が
オフからオンになると、CPU22Aは、ROM22B
から各種制御プログラムおよびバリアモータ駆動制御プ
ログラムを読み出して、各種構成要素の初期設定処理を
行う。
【0027】撮影待機状態では、例えば、CPU22A
は、測距部13により測定された被写体との距離に基づ
いてオートフォーカス(AF)制御値を定めて駆動回路
24に出力する。駆動回路24は、AF制御値に基づい
てフォーカスレンズ用モータ112を駆動させ、フォー
カスレンズ53を移動させて、自動的に焦点調整を行
う。
【0028】また、CPU22Aは、選択された倍率に
応じてレンズ鏡胴用モータ110を駆動させ、選択され
た倍率となる位置にズームレンズ70、72を移動させ
る。さらに、CPU22Aは、測光部17で測定された
測光値に基づいて露光制御値、例えば、絞り値(絞りの
開口量)やシャッタスピード、ストロボ36により発光
させるか否か等を定めて駆動回路24へ出力する。
【0029】そして、シャッタボタン12が押下される
と、駆動回路24は、露光制御値に基づいてストロボ3
6、レンズ鏡胴用モータ110、シャッタ44、絞り4
6及び撮像デバイス48を駆動させ、ズームレンズ70
を透過した被写体像を撮影する。
【0030】一方、撮像デバイス48には、露光制御値
に応じて入射する光の光量に対応した電荷が蓄積され
る。蓄積された電荷、すなわち画像信号は、アナログ信
号処理部50に出力される。
【0031】このアナログ信号処理部50では、入力さ
れた画像信号に所定のアナログ信号処理(例えばノイズ
低減処理)を施し、A/D変換部52へ出力する。A/
D変換部52では、入力されたアナログ信号をデジタル
信号に変換してデジタル信号処理部54に出力する。
【0032】デジタル信号処理部54では、入力された
デジタル信号に所定のデジタル信号処理(例えばシェー
ディング補正処理)を施し、画像データとしてメモリ2
6に出力する。また、メモリ26に出力された画像デー
タの画像は液晶などで構成されたディスプレイ18によ
り表示される。
【0033】一方、デジタルカメラ10では、操作ボタ
ン14により所定の操作を行うことにより撮影した画像
をメモリカードドライブを介して、例えば、スマートメ
ディアやHiFD等のメモリカードに記憶させることが
できる。
【0034】この場合、メモリ26に記憶された画像デ
ータは圧縮伸張部28に出力され、該圧縮伸張部28に
おいて所定の画像圧縮処理(例えばJPEG処理)が行
われる。圧縮された画像データはメモリーカードドライ
ブ30に出力され、メモリカードに書き込まれる。
【0035】なお、本形態のデジタルカメラ10では、
メモリカードに記憶された圧縮画像データを読み出すこ
ともできる。この場合、メモリカードから読み出された
圧縮画像データは圧縮伸張部28へ出力され、この圧縮
伸張部28において伸張処理が施される。これにより、
圧縮画像から元の画像に戻される。伸張処理された画像
は、ディスプレイ18に表示される。
【0036】また、デジタルカメラ10では、所定の時
点の画像を撮影するだけでなく、ビデオカメラのように
撮影している被写体の映像を常時ディスプレイ46に表
示させることもできる。
【0037】撮影した画像が視認可能か否かの判断は、
例えば測光部17により測定した光量が所定値以上か否
かを判断することにより行う。また、撮像デバイス48
のCCDに蓄積された電荷の量が所定値以上か否かを判
断してもよい。
【0038】このデジタルカメラ10の各部は、基本的
に図示しないメイン電源(例えば、NiMH電池やアル
カリ電池)から電源が供給されて動作するが、メイン電
源のオフ時には、サブ電源(例えばリチウム電池)によ
り電源が供給され、メイン電源の消費電力を抑えてい
る。
【0039】次に、第1形態に係るデジタルカメラ10
に備えられたレンズバリア38について説明する。図1
に示すように、デジタルカメラ10の表筐体10Aに
は、レンズ開口部11が形成されており、レンズ鏡胴4
2(図6参照)が通過可能となっている。
【0040】このレンズ鏡胴42は撮影時にレンズ開口
部11を通過して表筐体10Aから突出し、撮影時以外
(再生時も含む)は、レンズ開口部11の奥方(デジタ
ルカメラ10の内部)へ収納される。このとき、円板状
のレンズバリア38がレンズ開口部11を覆い、レンズ
鏡胴42に備えられたズームレンズ70を保護する。
【0041】ここで、レンズ鏡胴42について、説明す
る。
【0042】図3及び図6に示すように、レンズ鏡胴4
2には回転筒86が備えられている。この回転筒86は
デジタルカメラ10の内部に回転可能に保持されてお
り、外周面の一端側には、ギア部90が形成され、ギア
部90にはレンズ鏡胴用モータ110に直結されたギア
105が噛み合っている。このため、レンズ鏡胴用モー
タ110が回転すると、ギア105を介して回転筒86
に駆動力が伝達され、回転筒86が回転する。
【0043】この回転筒86の内周面には、第2レンズ
筒用カム溝136が凹設されており、回転筒86の内側
には、固定筒82が回転筒86の軸方向(光軸L)に沿
ってスライド可能に設けられている。
【0044】ここで、固定筒82の周面には、移動筒用
カム穴132及び第2レンズ筒用直進ガイド穴130が
貫通しており、第2レンズ筒用直進ガイド穴130は固
定筒82の軸方向に沿って形成されている。一方、固定
筒82の内側には、第2レンズ筒74が配置されてお
り、この第2レンズ筒74の外周面からは、第2レンズ
筒用カムフォロワ122が突出している。
【0045】この第2レンズ筒用カムフォロワ122
は、固定筒82に設けられた第2レンズ筒用直進ガイド
穴130に挿通されて、回転筒86の第2レンズ筒用カ
ム溝136に係合される。
【0046】ここで、第2レンズ筒用カム溝136は、
回転筒86の回転に伴って、第2レンズ筒用カムフォロ
ワ122が第2レンズ筒用直進ガイド穴130に沿って
スライド可能となるように形成されている。
【0047】これにより、回転筒86の回転力を、第2
レンズ筒74が回転筒86の軸方向に沿ってスライドす
る力に変換させることができ、回転筒86が回転する
と、第2レンズ筒74は回転筒86の軸方向(光軸L)
に沿ってスライドする。
【0048】また、回転筒86の内周面には、移動筒用
直進ガイド溝138が凹設されている。一方、回転筒8
6と第2レンズ筒74の間には、第2レンズ筒用カムフ
ォロワ122の上に載るようにして移動筒78が挿通さ
れており、移動筒78の外周面からは、移動筒用カムフ
ォロワ118が突出している。この移動筒用カムフォロ
ワ118は、固定筒82に設けられた移動筒用カム穴1
32に挿通されて、回転筒86の移動筒用直進ガイド溝
138に係合される。
【0049】ここで、移動筒用カム穴132は、回転筒
86の回転に伴って、移動筒用カムフォロワ118を移
動筒用直進ガイド溝138に沿って移動させるように形
成されている。
【0050】これにより、回転筒86の回転力を、移動
筒78が回転筒86と連動して回転しながら回転筒86
の軸方向に沿ってスライドする力に変換させることがで
き、回転筒86が回転すると、移動筒78は回転筒86
に連動して回転すると共に、光軸L方向に沿ってスライ
ドする。
【0051】ところで、第2レンズ筒74と移動筒78
の間には、第1レンズ筒84が挿通されている。この第
1レンズ筒84の内縁には、レンズ保持枠85が設けら
れており、レンズ保持枠85によって、ズームレンズ7
0が保持される。
【0052】また、第1レンズ筒84の内周面には、第
2レンズ筒用直進ガイド溝104が凹設されており、第
2レンズ筒74の外周面から突出した直進ガイド突起1
26が係合可能となっている。
【0053】このため、回転筒86の回転によって、第
2レンズ筒74が光軸Lに沿ってスライドするので、直
進ガイド突起126は第2レンズ筒用直進ガイド溝10
4に沿ってスライド移動する。
【0054】一方、移動筒78の内周面には、第1レン
ズ筒用カム溝114が設けられており、第1レンズ筒8
4の外周面に設けられた第1レンズ用カムフォロワ10
8が係合可能となっている。
【0055】このため、第2レンズ筒74の直進ガイド
突起126が、第2レンズ筒用直進ガイド溝104内を
スライド移動すると共に、移動筒78の回転によって第
1レンズ筒用カム溝114が作用して、第1レンズ筒8
4を移動筒78に対して光軸L方向に沿ってスライドさ
せる。
【0056】ここで、第2レンズ筒74の内部には、レ
ンズ保持枠76及びフォーカスレンズ枠80が設けられ
ており、フォーカスレンズ枠80にはフォーカスレンズ
53が保持され、レンズ保持枠76にはズームレンズ7
2が保持されている。
【0057】このレンズ保持枠76には、フォーカスレ
ンズ用モータ112が設けられており、このフォーカス
レンズ用モータ112の駆動力によって送りネジ100
が回転する。
【0058】一方、フォーカスレンズ枠80には、支持
部80Aが設けられており、送りネジ100にねじ込み
可能となっている。これにより、フォーカスレンズ枠8
0は送りネジ100の回転によって光軸L方向に沿って
移動可能となる。
【0059】この移動は、第2レンズ筒74に対して撮
像デバイス48の結像面側に最も寄った原点位置と該原
点位置から被写体側に離れた位置との間で行われる。こ
こで、第2レンズ筒74と固定筒82との間には、バネ
128(図3参照)が配設されており、このバネ128に
よって第2レンズ筒74が撮像デバイス48の結像面側
に常時付勢される。
【0060】次に、レンズバリアの開閉機構について説
明する。
【0061】図3及び図4に示すように、デジタルカメ
ラ10(図1参照)の内部には、アーム用駆動手段とし
てのレンズバリア用ステッピングモータ40が用いられ
ており、図示しないタイマーで駆動時間が制御され、正
転或いは逆転する。
【0062】このレンズバリア用ステッピングモータ4
0からの駆動力は、デジタルカメラ10の内部に設けら
れた基板(図示省略)に配設された複数のギア(図示省
略)を介して最終ギア102に伝達される。
【0063】最終ギア102にはレンズバリア開閉用ギ
ア124が噛み合っており、レンズバリア用ステッピン
グモータ40の駆動力はレンズバリア開閉用ギア124
に伝達される。このレンズバリア開閉用ギア124は固
定軸88に軸支されており、固定軸88を中心に回転可
能となっている。
【0064】レンズバリア開閉用ギア124の裏面から
は、中空シャフト144が突出し、固定軸88に挿通可
能となっている。中空シャフト144の外周には、一部
に切欠き部146Aが形成された環状の遮光羽根146
が嵌合して固定されており、中空シャフト144の軸方
向に対して直交した状態で配置されている。
【0065】また、中空シャフト144の先端部には、
周方向に沿って溝部144Aが凹設されており、抜け止
め用のEリング145が装着されている。
【0066】ここで、中空シャフト144の近傍には、
フォトセンサー148が配設されており、フォトセンサ
ー148の投光部148Aと受光部148Bとの間に遮
光羽根146が配置されるようにしている。
【0067】このため、遮光羽根146の切欠き部14
6Aがフォトセンサー148の投光部148Aと受光部
148Bとの間に位置しているときは、フォトセンサー
148からレンズバリア用ステッピングモータ40を継
続させるON信号が出力され、遮光羽根146がフォト
センサー148の投光部148Aと受光部148Bとの
間を遮った時に、フォトセンサー148からレンズバリ
ア用ステッピングモータ40の駆動を停止させるOFF
信号が出力される。
【0068】従って、フォトセンサー148は遮光羽根
146の切欠き部146Aの通過を光電的に監視するこ
とによって、レンズバリア開閉用ギア124の回転角度
を検出することができる。
【0069】これによって、レンズバリア開閉用ギア1
24に間接的に連結されたアーム150に設けられたレ
ンズバリア38の開位置或いは閉位置が分かるようにな
っている(後述する)。
【0070】一方、レンズバリア開閉用ギア124の天
面には、固定軸88に挿通可能な環状の台座152がレ
ンズバリア開閉用ギア124と一体となって設けられて
おり、台座152の外周縁からは、表筐体10A側へ向
かって突片154が延出している。
【0071】また、固定軸88には台座152に対面し
て環状の連結部材156が挿通しており、この連結部材
156の外周縁からは、突片154の軸芯側に突片15
4と対面して連結片158が延出している。
【0072】ここで、台座152と連結部材156との
間には、固定軸88に挿通されたトーションスプリング
160が挿通している。このトーションスプリング16
0のコイル幅は、連結片158よりも長くなっており、
連結片158の先端面と台座152との間に隙間を設
け、レンズバリア開閉用ギア124に連動して台座15
2が回転するとき、連結片158の先端面が台座152
を摺動しないようにしている。
【0073】また、トーションスプリング160の両端
部は、突片154の両側を挟むようにして取り付けられ
ている。これにより、レンズバリア開閉用ギア124に
伝達された駆動力は、突片154を介してトーションス
プリング160に伝達される。
【0074】このため、レンズバリア開閉用ギア124
に駆動力が伝達され、台座152と共に突片154が回
転すると、突片154の一方の側面によってトーション
スプリング160の一端側が押圧され、トーションスプ
リング160が捩られて弾性力が蓄積される。
【0075】このように、トーションスプリング160
に所定の弾性力が蓄積されると、トーションスプリング
160の他端側が一端側へ向かって復元しようとするた
め、トーションスプリング160の他端側が連結片15
8を押圧して、連結片158と共に連結部材156を回
転させる。
【0076】ところで、連結部材156の天面には、レ
ンズバリア38が載置可能な略円板上の載置部150A
を備えたアーム150が配置されており、載置部150
Aからは支持片150Bが延出している。
【0077】この支持片150Bの端部には、支持部1
50Cが設けられており、支持部150Cの内径寸法
は、固定軸88の外径寸法よりも若干大きくなってい
る。このため、アーム150は固定軸88の軸方向に沿
ってスライド可能となっている。
【0078】また、連結部材156には連結片158と
反対側の位置に係合片164が張り出しており、この係
合片164にはU溝164Aが形成されている。一方、
アーム150の支持片150Bには、嵌合穴157が形
成されており、係合ピン166の一端部に形成された嵌
合部156Aが嵌合可能となっている。この嵌合部15
6Aを支持片150Bの裏面から嵌合穴157に嵌合さ
せ、係合ピン166を連結部材156に設けられたU溝
164Aに係合させる。
【0079】この係合ピン166及び係合片164によ
って、トーションスプリング160を介して連結部材1
56に伝達された回転力は、アーム150へ伝達され、
アーム150が固定軸88を中心に回転するアーム15
0が回転する。
【0080】また、係合ピン166の外径寸法は、U溝
164Aの幅より若干小さくなっており、U溝164A
内を固定軸88に沿ってスライド可能となっている。こ
のため、アーム150が固定軸88の軸方向にスライド
するとき、固定軸88と係合ピン166にガイドされ
る。
【0081】ここで、図5に示すように、アーム150
の載置部150Aに設けられたレンズバリア38は、レ
ンズバリア開閉用ギア124の回転によって、アーム1
50を介して、表筐体10Aに形成されたレンズ開口部
11を塞ぐ閉位置(仮想線)と、レンズ開口部11から
退避する開位置(実線)と、の間を移動する。
【0082】また、アーム150にはストッパー150
Dが設けられており、このストッパー150Dはレンズ
バリア38の開位置或いは、閉位置でデジタルカメラ1
0の内部に設けられた当接部151、153に当接し、
位置決めされる。
【0083】ここで、トーションスプリング160を用
いて、トーションスプリング160に弾性力を蓄積させ
ることによって、トーションスプリング160の復元力
を利用して、レンズバリア38の開位置或いは、レンズ
バリア38の閉位置でストッパー150Dを当接部15
1、153側へ押し付けて、アーム150の位置がズレ
ないようにしている。
【0084】また、トーションスプリング160を用い
ることで、ストッパー150Dが当接部151又は当接
部153へ当接してからレンズバリア用ステッピングモ
ータ40が駆動停止するまでの間には、レンズバリア3
8の位置を検出して制御部22で処理を行うため、若干
のタイムラグが生じるが、レンズバリア用ステッピング
モータ40には、負荷が掛からない。
【0085】一方、アーム150と表筐体10Aとの間
には、圧縮バネ168が配置されており、この圧縮バネ
168は固定軸88に挿通され、アーム150を表筐体
10Aから離間する方向へ付勢している。
【0086】ここで、図7及び図8に示すように、レン
ズバリア38が閉位置に移動するとき、レンズ鏡胴42
は沈胴位置に配設されており、レンズバリア38が閉位
置に配置されると、レンズ鏡胴用モータ110が再駆動
し、回転筒86が回転する。
【0087】これにより、図9に示すように、第2レン
ズ筒74、移動筒78及び第1レンズ筒84が表筐体1
0A側へ向かって移動し、第1レンズ筒84がアーム1
50に当接して、アーム150を介して圧縮バネ168
の付勢力に抗する方向へレンズバリア38を押上げ、レ
ンズバリア38をレンズ開口部11内へ移動させる。
【0088】ここで、レンズバリア38の外径寸法は、
レンズ開口部11と略同一となっている。これにより、
レンズバリア38の天面38Aと表筐体10Aの意匠面
15とを面一とすることができる。
【0089】一方、アーム150に形成されたストッパ
ー150Dには、板バネ170の一端部が固定されてお
り、アーム150が押上げられたとき、板バネ170の
他端部が表筐体10Aの裏面に当接する。この板バネ1
70によって、第1レンズ筒84がアーム150を押上
げたとき、圧縮バネ168の復元力によってアーム15
0が傾かないように、バランスを図っている。
【0090】ところで、図3に示すように、回転筒86
の外周面の他端側には、周方向に沿って、コード板14
0が設けられており、このコード板140によって、ズ
ームレンズ70及びズームレンズ72の位置に対応する
回転筒86の回転可能な角度範囲を定めている。
【0091】例えば、第1の回転角度範囲であるA範囲
140Aは0度〜2度の範囲であり、この範囲では、第
2レンズ筒74、移動筒78及び第1レンズ筒84が沈
胴位置(図8参照)とレンズバリア38を押上げてレン
ズバリア38の天面38Aを表筐体10Aと意匠面15
と面一にするフラット位置(図9参照)との間をスライ
ド移動する。
【0092】次に、第2の回転角度範囲であるB範囲1
40Bは2度〜4.5度の範囲であり、この範囲では、
第2レンズ筒74、移動筒78及び第1レンズ筒84が
沈胴位置といわゆるテレ位置との間をスライド移動す
る。
【0093】そして、第3の回転角度範囲であるC範囲
140Cは4.5度〜12.1度の範囲であり、この範
囲では、移動筒78及び第1レンズ筒84がスライド移
動すると共に、フォーカスレンズ用モータ112が駆動
してフォーカスレンズ枠80を介してフォーカスレンズ
53が光軸L方向に沿って移動する。
【0094】次に、第4の回転角度範囲であるD範囲1
40Dは12.1度〜25度の範囲であり、この範囲で
は、第2レンズ筒74、移動筒78及び第1レンズ筒8
4がテレ位置といわゆるワイド位置との間をスライド移
動する。
【0095】そして、第5の回転角度範囲であるE範囲
140Eは25度〜56度であり、この範囲では、第2
レンズ筒が第1レンズ筒84に対してスライド移動して
ズームレンズ72及びフォーカスレンズ53と撮像デバ
イス48との離間距離を変える。
【0096】ここで、これらの各範囲140A〜140
Eは、デジタルカメラ10の内部に設けられた図10に
示す端子142によって検知される。この端子142に
は、コード板140のA範囲140A〜E範囲140E
に対応した位置にそれぞれ接点142A〜142Eが備
えられており、A範囲140A〜E範囲140Eと接触
することにより、回転筒86の回転角度が検出され、後
述する制御部22に出力される。
【0097】次に、レンズバリア38の動作について、
図2及び図3を参照して図11及び図12に示すフロー
チャートに従って説明する。
【0098】まず、図11に示すように、ステップ21
0において、撮像電源32をオンにすると、制御部22
にはレンズバリア開放信号が入力され、ステップ212
では、図9に示すレンズ鏡胴用モータ110が駆動す
る。
【0099】これにより、回転筒62が回転し、図10
に示す端子142の接点142Aの接触位置が、回転筒
62と一体に回転するコード板140のA範囲140A
の端部Qから端部Pへ向かって移動する。このため、第
2レンズ筒74、移動筒78及び第1レンズ筒84が、
図8に示すように、レンズ開口部11の奥方へ移動す
る。
【0100】次に、ステップ214において、レンズ鏡
胴42が沈胴位置に到達したか否かが判断される。ここ
で、図10に示すコード板140のA範囲140Aの端
部Pが、接点142Aに到達すると、沈胴検出装置58
が作動する。そして、沈胴位置信号が制御部22へ入力
されると、ステップ216において、レンズ鏡胴用モー
タ110の駆動が停止する。
【0101】次に、ステップ218において、レンズバ
リア用ステッピングモータ40が駆動して、レンズバリ
ア開閉用ギア124に回転力が伝達される。これによ
り、図7に示すように、レンズバリア38が開位置へ移
動する。
【0102】このとき、中空シャフト144に固定され
た遮光羽根146の切欠き部146Aはフォトセンサー
148の投光部148Aと受光部148Bとの間に位置
しており、フォトセンサー148からはレンズバリア用
ステッピングモータ40を継続させるON信号が制御部
22へ入力される。
【0103】そして、ステップ220において、レンズ
バリア38が開位置へ移動したか否か判断される。遮光
羽根146がフォトセンサー148の投光部148Aと
受光部148Bとの間を遮った時、全開検出装置56か
らレンズバリア全開信号が出力される。
【0104】このレンズバリア全開信号は制御部22へ
入力され、ステップ222において、レンズバリア用ス
テッピングモータ40の駆動が停止する。そして、ステ
ップ224でレンズ鏡胴用モータ110が駆動して、レ
ンズ鏡胴42が表筐体10Aから突出して、撮影可能状
態となる。
【0105】一方、図12に示すように、ステップ23
0において、撮像電源32をオフにすると、制御部22
にはレンズバリア閉止信号が入力され、ステップ232
でレンズ鏡胴用モータ110が駆動する。
【0106】これにより、回転筒86が回転し、図10
に示す端子142の接点142Aの接触位置が、回転筒
62と一体に回転するコード板140のA範囲140A
の端部Qから端部Pへ向かって移動する。このため、図
8に示すように、第2レンズ筒74、移動筒78及び第
1レンズ筒84がレンズ開口部11の奥方へ移動する。
【0107】次に、ステップ234において、レンズ鏡
胴42が沈胴位置に到達したか否かが判断される。ここ
で、図10に示すコード板140のA範囲140Aの端
部Pが、接点142Aに到達すると、沈胴検出装置58
が作動する。そして、沈胴位置信号が制御部22へ入力
されると、ステップ236において、レンズ鏡胴用モー
タ110の駆動が停止する。
【0108】一方、ステップ238では、レンズバリア
用ステッピングモータ40が駆動し、レンズバリア38
が閉位置へ移動する。このとき、前述したように、遮光
羽根146の切欠き部146Aはフォトセンサー148
の投光部148Aと受光部148Bとの間に位置してお
り、フォトセンサー148からはレンズバリア用ステッ
ピングモータ40を継続させるON信号が制御部22へ
入力される。
【0109】次に、ステップ240で、レンズバリア3
8が閉位置へ移動したか否か判断される。遮光羽根14
6がフォトセンサー148の投光部148Aと受光部1
48Bとの間を遮った時、全閉検出装置57からレンズ
バリア全閉信号が出力される。
【0110】これにより、ステップ242において、レ
ンズバリア用ステッピングモータ40が駆動停止する。
次に、ステップ244でレンズ鏡胴用モータ110が駆
動する。
【0111】これにより、回転筒62が回転して、図1
0に示す端子142の接点142Aの接触位置が、回転
筒62と一体に回転するコード板140のA範囲140
Aの端部Pから端部Qへ向かって移動する。
【0112】このため、図9に示すように、第2レンズ
筒74、移動筒78及び第1レンズ筒84が表筐体10
A側へ向かって移動し、第1レンズ筒84がアーム15
0を介してレンズバリア38を押上げ、レンズバリア3
8をレンズ開口部11内へ移動させる。
【0113】これにより、レンズバリア38の天面38
Aと表筐体10Aの意匠面15とを面一とすることがで
きる。そして、ステップ246において、レンズバリア
38が表筐体10Aと面一となるフラット位置へ移動し
たか否かが判断される。
【0114】ここで、図10に示す接点142AがA範
囲140Aの端部Qに到達すると、フラット検出装置6
0が作動して、レンズバリアフラット信号が出力され
る。このレンズバリアフラット信号は制御部22へ入力
され、ステップ248において、レンズバリア用ステッ
ピングモータ40の駆動が停止する。
【0115】以上のように、各種の検出手段を備えるこ
とによって、レンズバリア38が開位置に移動するとき
に、ズームレンズ70を摺動したり、レンズバリア38
が閉位置であるにも拘らず、レンズ鏡胴42が突出する
ことがないようにしている。
【0116】なお、レンズバリア38及びレンズ鏡胴4
2の位置が認識できれば良いため、本形態に限るもので
はなく、スイッチなどを用いても良く、また、本形態に
よる配設場所には限られない。
【0117】また、規定された時間内にレンズバリア3
8が開位置に到達していない場合、或いは、レンズバリ
ア38が表筐体10Aと面一にならない場合は、液晶部
分(図示省略)にエラー表示させ、デジタルカメラ10
が故障であることが分かるようにしても良い。
【0118】なお、本形態では、回転筒86の外周面に
設けたコード板140に基づいてレンズ鏡胴用モータ1
10の駆動を制御しているが、回転筒の回転角度が分か
れば良いため、本発明はこの構成に限らない。
【0119】例えば、コード板140の形状を変えても
良いし、コード板に設けられた端子の接点がコード板に
接触する数(例えば、接点がA範囲及びB範囲に接触し
た時点で、回転筒の回転角度は2度〜4.5度である)
によって判断するようにしても良い。また、予め定めた
一定時間ごと、又は、予め定めた一定クロックごとにレ
ンズ鏡胴用モータ110を駆動させる構成とすることも
可能である。
【0120】また、本形態では、撮影対象の画像をディ
スプレイに表示してから撮影を許可する構成としたが、
別の構成として、ディスプレイに表示する前に撮影を許
可する構成とすることもできる。この場合、LEDなど
を用いて撮影を許可したことをユーザに知らせるように
構成するとよい。
【0121】また、このデジタルカメラ10は、メイン
電源として、NiMH電池やアルカリ電池等の単三電池
とDC電源とのいずれか一方を選択可能に構成されてい
る。もちろん、使用する蓄電池は、NiMH電池やアル
カリ電池等に限らない。また、単三電池を使用している
が、単三以外の電池を使用可能に構成することもでき
る。
【0122】さらに、上記形態では2群構成のズームレ
ンズとしているが、本発明ではこれに限らず、3群以上
の構成でもよい。また、ズームレンズ群カメラに限ら
ず、例えばテレ位置、ワイド位置、及び沈胴位置とに切
り換わる2焦点カメラにも本発明を適用することができ
る。さらに、沈胴位置とワイド位置との間にテレ位置を
設定しているが、沈胴位置とテレ位置との間にワイド位
置を設定することも可能である。
【0123】また、本形態では、デジタルカメラについ
て説明したが、レンズ開口部を覆い、或いはレンズ開口
部から退避するレンズバリアを用いるカメラであれば良
いため、デジタルカメラに限るものではない。
【0124】さらに、本形態のように、レンズバリア3
8と表筐体10Aとが面一であることが望ましいが、レ
ンズバリア38をレンズ開口部11内へ移動させること
によって、従来と比較して、レンズバリア38の周縁に
ゴミ又はホコリが溜まり難くなるため、レンズバリア3
8と表筐体10Aとが完全に面一でなくても良い。
【0125】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、請求項
1に記載の発明では、レンズバリアと窓部前面とは面一
となるため、レンズバリアの周縁部にゴミ又はホコリが
溜まらない。従って、従来のように、レンズバリアの周
縁部に溜まったゴミ又はホコリがカメラの内部に入り、
故障の原因となることはない。また、レンズバリアと窓
部前面とが面一であるため、カメラの筐体に印刷するデ
ザインの幅が広がる。
【0126】請求項2に記載の発明では、駆動手段を時
間で制御し、各種の検出手段によってレンズバリアを位
置を検知することで、レンズバリアが開位置に移動する
ときに、撮影レンズのレンズ面を摺動したり、レンズバ
リアが閉位置であるにも拘らず、撮影レンズが突出する
ことがないようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカ
メラの外観を示す正面図である。
【図2】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタルカ
メラの要部のブロック図である。
【図3】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
ア及びレンズ鏡胴を示す分解斜視図である。
【図4】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アを示す斜視図である。
【図5】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アを示す平面図であり、実線がレンズバリアの開位置を
示し、仮想線がレンズバリアの閉位置を示す。
【図6】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アが開位置に移動し、レンズ鏡胴が突出した状態を示す
部分断面図である。
【図7】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズ鏡胴
が沈胴位置に移動した状態を示す部分断面図である。
【図8】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズバリ
アが閉位置に移動した状態を示す部分断面図である。
【図9】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズ鏡胴
によってレンズバリアを表筐体と面一にした状態を示す
部分断面図である。
【図10】本形態に係る撮像装置に用いられたレンズ鏡
胴に設けられたコード板と、端子と、の関係を示す説明
図である。
【図11】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタル
カメラの撮像電源をオンしたときの制御を示すフローチ
ャートである。
【図12】本形態に係る撮像装置が適用されたデジタル
カメラの撮像電源をオフしたときの制御を示すフローチ
ャートである。
【図13】従来のデジタルカメラを示す概略断面図であ
り、(A)はレンズバリアの開位置を示し、(B)はレ
ンズバリアの閉位置を示している。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 11 レンズ開口部(窓部) 20 検出部(制御手段) 22 制御部(制御手段) 24 駆動回路(制御手段) 34 バス(制御手段) 38 レンズバリア 40 レンズバリア用ステッピングモータ
(アーム用駆動手段) 56 全開検出装置(全開検出手段) 57 全閉検出装置(全閉検出手段) 58 沈胴検出装置(沈胴検出手段) 60 フラット検出装置(フラット検出手
段) 110 レンズ鏡胴用モータ(撮影レンズ用駆動手
段) 146 遮光羽根(全開検出手段、全閉検出手段) 148 フォトセンサー(全開検出手段、全閉検出手
段) 150 アーム 150D ストッパー 151 当接部(ストッパー) 168 圧縮バネ(付勢手段) 170 板バネ(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 D Fターム(参考) 2H054 AA01 2H083 CC28 CC47 CC55 2H100 AA61 2H101 BB05 BB08 5C022 AC41 AC66 AC67 AC69 AC74 AC77 AC78

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの窓部を覆う閉位置と、撮影
    レンズの窓部から退避する開位置と、の間を移動するレ
    ンズバリアを備えた撮像装置において、 上面に前記レンズバリアが設けられ、固定軸に回転可能
    かつ前記固定軸の軸方向に沿って所定の長さをスライド
    可能に軸支されたアームと、 前記アームに回転力を伝達するアーム用駆動手段と、 前記閉位置及び前記開位置で前記アームの移動を規制す
    るストッパーと、 前記アームを前記窓部が形成された表筐体から離間する
    方向へ付勢する付勢手段と、 前記撮影レンズが保持されたレンズ鏡胴を前記窓部から
    突出させ、或いは、窓部奥方へ収まる方向へ移動可能と
    し、前記レンズ鏡胴が前記アームを前記窓部側へ押上
    げ、アームを介して前記レンズバリアを窓部内へ移動さ
    せる撮影レンズ用駆動手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 レンズバリアが開位置にあることを検知
    してレンズバリア全開信号を出力する全開検出手段と、 レンズバリアが閉位置にあることを検知してレンズバリ
    ア全閉信号を出力する全閉検出手段と、 前記レンズ鏡胴が前記窓部奥方に収まる沈胴位置にある
    ことを検知して沈胴位置信号を出力する沈胴検知手段
    と、 前記窓部前面と前記レンズバリアとが面一となったこと
    を検知してレンズバリアフラット信号を出力するフラッ
    ト検出手段と、 撮像電源をオンさせると前記撮影レンズ用駆動手段を駆
    動させ、前記レンズ鏡胴を前記窓部奥方へ移動させて、
    前記沈胴検出手段から前記沈胴位置信号が入力される
    と、撮影レンズ用駆動手段を駆動停止させ、その後前記
    アーム用駆動手段を駆動させて、前記レンズバリアを開
    位置へ移動させ、前記全開検出手段から前記レンズバリ
    ア全開信号が入力されるとアーム用駆動手段を駆動停止
    させると共に、撮像電源をオフさせると前記撮影レンズ
    用駆動手段を駆動させ、前記レンズ鏡胴を窓部奥方へ移
    動させて、前記沈胴検出手段から前記沈胴位置信号が入
    力されると、撮影レンズ用駆動手段を駆動停止させ、そ
    の後前記アーム用駆動手段を駆動させて、前記レンズバ
    リアを閉位置へ移動させ、前記全閉検出手段から前記レ
    ンズバリア全閉信号が入力されるとアーム用駆動手段を
    駆動停止させて、次に、前記撮影レンズ用駆動手段を駆
    動させ、前記レンズ鏡胴を窓部側へ移動させて、前記フ
    ラット検出手段から前記レンズバリアフラット信号が入
    力されると撮影レンズ用駆動手段を駆動停止させる制御
    手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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