JP2002131455A - 計時システム - Google Patents

計時システム

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JP2002131455A
JP2002131455A JP2000328245A JP2000328245A JP2002131455A JP 2002131455 A JP2002131455 A JP 2002131455A JP 2000328245 A JP2000328245 A JP 2000328245A JP 2000328245 A JP2000328245 A JP 2000328245A JP 2002131455 A JP2002131455 A JP 2002131455A
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slave unit
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JP2000328245A
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Hajime Oda
肇 織田
Hiroyuki Saito
浩幸 斎藤
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Seiko Precision Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親機と子機を含む計時システムにおいて、親
機と子機に内蔵される計時手段及びその時刻情報修正手
段を不要とした簡潔な計時システムを提供する。 【解決手段】 親機(1)が、外部から標準時刻情報デ
ータを受信する第1の受信手段(11)と、標準時刻情
報データを子機が使用可能な形式の基準時刻情報に変換
する第1の変換手段(12)と、基準時刻情報を子機が
受信可能なフォーマットで送信する送信手段(13、1
4)と、標準時刻情報データから毎分の切り換えを示す
信号を検出して送信する手段(15)とを含み、子機
(2)が、親機から送信された基準時刻情報を受信する
第2の受信手段(20)と、受信された基準時刻情報を
自己の使用する形式に変換する第2の変換手段(21)
と、親機から送信された毎分の切り換えを示す信号を検
出する手段(25)と、検出された毎分の切り換えを示
す信号と第2の変換手段により変換された基準時刻情報
を使用して、表示又はその他の時間に基づいた機能を実
行する手段(22、24)とを含む計時システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機と子機を含ん
だ計時システムに関する。特に親機と子機に独立な時計
の内蔵を必要としない簡潔な構成の計時システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】親時計と子時計を含んだ計時システムが
知られている。これは、固定または可動の複数の子時計
を親時計の周辺に配し、子時計の時間を親時計に合わせ
て表示する計時システムである。従来例としては、例え
ば特開平10−311886号公報に記載されるものが
ある。この従来例に開示されるものは、外部から標準時
刻情報を受信して自己の時刻を修正する親時計(第1の
計時手段)と、この親時計の周辺に配された複数個の固
定又は可動の子時計(第2の計時手段)とを含むシステ
ムにおいて、子時計の時刻情報を親時計から1時間に1
又は2回程送られてくる最新の標準時刻情報に瞬時に一
致させるように修正する時刻情報修正手段を有するシス
テムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来例に
開示されているシステムでは、子時計は独立に計時情報
を発生する計時手段(すなわち、時計回路)を内蔵し、
この計時情報を親時計から送られてくる標準時刻情報に
基づいて修正する手段を備えている。従って、子時計は
独立の計時手段及びその時刻情報修正手段を内蔵しなけ
ればならず、複数個の子時計にそれぞれ上記の手段を設
けることはシステム全体がコスト高となる問題がある。
しかも親時計からの時刻修正は1時間ないしは30分ご
との比較的長期間隔で行なわれるため、子時計の独立の
計時手段はそれなりの精度を必要とし簡易な構成とする
ことはできない問題点がある。
【0004】さらに、この従来例に開示されているシス
テムでは、親時計も独立の計時手段(すなわち、時計回
路)とその時刻情報調整手段を必要とし、外部から受信
した標準時刻情報に基づいて修正して子時計へ基準の時
刻情報として送信する構成を有する。従って、親時計も
独立の計時手段とその時刻情報調整手段を必要とする構
成のためコスト高となる問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決することを目的とし、親機と子機を含む計時システ
ムにおいて、親機と子機に内蔵される計時手段及びその
時刻情報修正手段を不要とした簡潔な計時システムを提
供する。
【0006】この目的のために、本発明によれば、基準
時刻情報を送信する親機と、基準時刻情報を受信する子
機と、を備えた計時システムにおいて、親機は、外部か
ら標準時刻情報データを受信する第1の受信手段と、標
準時刻情報データを子機が使用可能な形式の基準時刻情
報に変換する第1の変換手段と、標準時刻情報の毎分の
切換を示す切換信号を検出する第1の検出手段と、基準
時刻情報及び切換信号を子機が受信可能なフォーマット
で送信する手段とを含み、子機は、親機から送信された
基準時刻情報を受信する第2の受信手段と、受信された
基準時刻情報を自己の使用する形式に変換する第2の変
換手段と、親機から送信される切換信号を検出する第2
の検出手段と、第2の検出手段と第2の変換手段により
変換された基準時刻情報を使用して、時刻表示又はその
他の時間に基づいた機能を実行する手段とを含む計時シ
ステムが提供される。
【0007】上記構成の本発明の計時システムにおいて
は、親機は第1の受信手段により標準電波JJY、テレ
ホンJJY等の外部からの標準時刻情報データを受信
し、この標準時刻情報データを第1の変換手段により子
機が使用可能な形式、例えば年、月、日、曜日、時、分
の数値データをBCD(Binary Coded D
ecimal Notation、 2進化10進法)
コードで表した基準時刻情報に変換する。この基準時刻
情報を子機が受信可能なフォーマット、例えばBCDコ
ードをシリアルに年、月、日、曜日、時、分の順に送信
するようなフォーマットに変換して、電波(Bluet
ooth等の規格を含む)、赤外線、有線(商用電源配
線も含む)、超音波等の媒体を介して送信する。子機は
第2の受信手段により親機から電波、赤外線、有線、超
音波等の媒体を介して送信されたフォーマットの基準時
刻情報を受信して、受信されたフォーマットを第2の変
換手段によりシリアル−パラレル変換し、子機が使用可
能なデータ形式に戻す。そして、子機は基準時刻情報を
使用して時刻表示又はその他の時間に基づいた機能を実
行する。
【0008】上記の計時システムにおいては、親機も子
機も独立の計時手段とその時刻修正手段を必要とせず、
簡潔な構成でもって外部からの標準時刻情報データに基
づいた正確な時刻を子機で表示することができる。ま
た、子機において、時間に基づいた用途の機能を実行す
れば、例えば、予約時間が到来したことによる機器の駆
動を開始するタイマー機能等にも使用することができ
る。さらに電波(Bluetoothを含む)等の媒体
を用いて親機から子機に基準時刻情報を送信する場合
は、離間して配される複数の子機に対して一瞬に情報を
送信することができる。
【0009】本発明の1つの実施の形態によれば、上記
構成に加えて、親機はさらに外部からの標準時刻情報デ
ータから秒信号を検出する秒信号検出手段と、外部から
の標準時刻情報データから毎分所定秒を示すマーカー信
号を検出するマーカー信号検出手段と、秒信号により歩
進してマーカー信号検出手段によりリセットされる秒カ
ウンタと、秒カウンタの内容に基づいて子機で秒表示に
使用できる秒情報を含んだ基準時刻情報を発生する手段
を含み、子機はさらに基準時刻情報から秒情報を取り出
して表示する手段を含む。この実施の形態によれば、上
記の簡潔な構成でもって、子機において、年、月、日、
時、分の表示に加えて秒表示も行うことができる。
【0010】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
上記1番目の構成に加えて、子機はさらに、1秒の信号
を発生する秒信号発生手段と、1秒の信号により歩進し
て第2の検出手段によりリセットされる秒カウンタと、
秒カウンタの内容に基づいて秒表示する手段を含む。こ
の実施の形態によれば、上記1番目の簡潔な構成でもっ
て、子機において、年、月、日、時、分の表示に加え
て、秒表示も行うことができる。しかも子機の秒信号発
生手段の精度は、親機からの毎分の切換信号により毎分
リセットされるから、源振の水晶発振器等の精度を高々
1分間の誤差を考慮するのみでよい。
【0011】本発明のさらに他の実施の形態によれば、
上記1番目の構成に加えて、子機はさらに受信した基準
時刻情報から親機が基準時刻情報を送信開始する時刻を
検出する時刻検出手段と、送信開始する時刻から受信終
了時の一定時間だけ第2の受信手段に電源を供給する手
段とを含む。この実施の形態によれば、親機が子機に情
報を送信する時間、例えば標準時刻の切換わり時(例え
ば、毎分0秒)の前後の一定時間、だけ間欠的に子機の
第2の受信手段に電力を供給するようにして、子機の電
池等の消費電力を節約することができる。
【0012】なお、上記の各実施の形態において、親機
の送信手段は、基準時刻情報の中、年、月、日、時、分
の情報については、変化するものの情報のみを送信し
て、変化を生じない情報は子機に送信しないようにして
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明を実施の形態に基づいてさらに詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態による計時シ
ステムの概略を示す。この実施の形態の計時システムは
1つの親機1と、1つ又は複数n個の子機2を含む。親
機1と子機2とは、その内部に独立の計時手段(すなわ
ち、普通の時計回路)を必要としない。このため、この
計時システムにおいて、親機1は時計以外のパーソナル
・コンピュータやテレビ受信機であってもよく、子機2
も時刻を表示するだけの時刻表示板、予約時間が来たら
テレビ録画開始するビデオ録画機のタイマー、PDA
(パーソナル・デジタル・アシタント)等の携帯情報端
末であってもよい。従って、本発明の親機及び子機は、
通常の時計に限定されず、計時手段(時計回路)を持た
なくとも時間情報に基づく何らかの機能、例えば、時刻
表示、予定時間タイマー駆動開始、計算等の機能を実行
するものも含む。
【0015】標準時刻情報データは、例えば郵政省通信
総合研究所から送信されるものがある。これは時、分、
通算日、年、曜日をBCD形式のタイムコードで表し、
秒信号をパルスで表し、毎分所定秒(例えば、毎分0
秒、9秒、19秒、29秒、39秒、49秒、59秒)
をマーカー信号で表す。
【0016】親機1は、上記のように時計又はパーソナ
ルコンピュータやTV受像機であってよく、外部からア
ンテナ又は公衆電話回線等を介して標準電波JJY、テ
レホンJJY等の標準時刻情報データを受信する第1の
受信回路11と、受信された標準時刻情報データを子機
2が使用可能な形式、例えば年、月、日、曜日、時、分
の数値データを表したBCDコードで表した基準時刻情
報に変換する第1のデータ変換回路12と、この基準時
刻情報を子機2が受信可能なフォーマット、例えばBC
Dコードをシリアルに年から順に送信するようなフォー
マットに変換する送信制御回路13と、これを電波(B
luetooth等の規格を含む)、赤外線、有線(商
用電源配線も含む)、超音波等の媒介を介して送信する
送信手段14とを有する。親機1はさらに、受信された
標準時刻情報データから毎分の切り換え(毎分00秒)
及び毎分の所定秒(毎分59秒)を知らせるマーカー信
号を検出する信号検出回路15を有する。信号検出回路
15が検出した毎分の切り換え(毎分00秒)を表す信
号は、送信制御回路13を経由して送信回路14から子
機2へ同様に送信される。
【0017】本発明の第2の実施の形態では、親機1
は、受信された標準時刻情報データから秒信号を検出す
る検出回路16と、検出回路16からの秒信号により歩
進され信号検出回路15からの毎分所定秒(毎分59
秒)を表すマーカー信号によりリセットされる秒カウン
タ(10進*6進のカウンタ)17とを含む。この実施
の形態では、秒カウンタ17が出力する秒カウンタ出力
も、基準時刻情報内に秒信号として組入れられ、送信制
御回路13を経由して送信回路14から子機2へ送信さ
れる。
【0018】図2は、本発明の実施の形態による子機2
の構成の概略を示すブロック図である。子機2は上記の
ように親機1とは別個の時刻表示板やPDAであってよ
く、親機の周辺に配される固定又は可動の装置である。
子機2は親機1から電波(Bluetooth等の規格
を含む)、赤外線、有線(商用電源配線も含む)、超音
波等の媒体を介して送信された所定のフォーマットの基
準時刻情報を受信する第2の受信手段20と、受信され
たフォーマットの基準時刻情報をシリアル−パラレル変
換をして子機2が表示等の所要目的に使用可能な年、
月、日、曜日、時、分、そして第2の実施の形態の場合
は秒も含む時刻を表す数値データ形式のBCDコードに
戻す第2のデータ変換回路21と、基準時刻情報の全部
又は例えば、時、分を表す一部のみを抽出して表示する
ための表示制御回路22と、表示モード、例えば12時
間表示(AM、PM表示切換え)又は24時間表示、時
と分のみの表示又は秒までも含む表示(第2又は第3の
実施の形態の場合)、を切り換えるモード切換手段23
と、時刻表示用のLED又はLCD等の表示手段24を
含む。子機2はさらに、親機1から受信される毎分の切
り換え(毎分00秒)を表す信号を検出する信号検出回
路25を含み、この信号検出回路25の毎分の切り換え
を表す信号の出力は表示制御回路22へ送られ、表示手
段24での毎分の切換表示のタイミングを指示する。
【0019】本発明の第3の実施の形態においては、子
機2はさらに、1秒信号を発生するために水晶発振器を
持つ秒信号発生回路26と、この1秒信号により歩進さ
れる秒カウンタ27とを含む。秒カウンタ27は信号検
出回路25に接続され毎分の切り換えを表す信号(毎分
00秒)の立ち上がりの一瞬によりリセットされる。こ
の秒カウンタ27の出力と秒信号発生回路26の出力は
表示制御回路22へ送られて、表示手段24において第
1の実施の形態で表示される年、月、日、曜日、時、分
に秒を追加して表示するために使用される。
【0020】本発明の第4の実施の形態においては、子
機2はさらに、親機1から毎分所定時間、例えば毎分0
0秒を挟む一定時間、に送信される基準時刻情報と毎分
の切り換えを表す信号とを受信する時間を検出する時刻
検出回路28を含む。時刻検出回路28は、秒信号発生
回路26と秒カウンタ27とから出力を受けて、例えば
毎分59.5秒から親機1からの信号受信終了時までの
間、電池などの電源29に接続された電源回路30から
第2の受信回路20へ電力を供給する信号を作る。
【0021】次に、図1と図2に図3を併せて参照して
本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。第1の実
施の形態は、親機1が図1中の第1の受信回路11と、
第1のデータ変換回路12と、送信制御回路13と、送
信回路14と、信号検出回路15とを有し、子機2が図
2中の第2の受信回路20と、第2のデータ変換回路2
1と、表示制御回路22と、モード切換回路23と、表
示手段24と、信号検出回路25とを有する。
【0022】図3に示すように、外部から受信された標
準時刻情報データAは、電波JJY又はテレホンJJY
の所定の年、月、日、曜日、時、分を表したタイムコー
ド信号と、毎分00秒を表すマーカー信号M00と、毎
分59秒を示すマーカー信号M59と、毎秒を表す信号
を含む。タイムコード信号は第1のデータ変換回路12
で子機2が使用可能な形式、例えば年、月、日、曜日、
時、分、の数値データを表したBCDコードの基準時刻
情報Cに変換される。毎分の切り換えを表すマーカー信
号M00は信号検出回路15で子機に送信するための毎
分00秒を示すマーカー信号Bに変換される。毎分59
秒を示すマーカー信号M59も信号検出回路15で検出
される。
【0023】送信制御回路13は基準時刻情報Cを受け
て、年、月、日、曜日、時、分、の数値データを子機2
が受信可能なフォーマット、例えばシリアルに年から順
に送信する信号Dに変換する。送信回路13はまた、毎
分の切り換えを表す毎分00秒のマーカー信号B(M0
0)を上記のようにシリアルに変換された年、月、日、
曜日、時、分の信号の後に送信する。送信制御回路13
は、年、月、日、曜日、時、分の情報の内、変化するデ
ータのみを送信してもよい。
【0024】なお、標準時刻情報データAのタイムコー
ドは外部の標準時刻情報データの提供者により異なる。
このため、第1のデータ変換回路12は、第1の受信回
路11が毎分の間に受信した標準時刻情報データAを、
毎分59秒のマーカー信号をM59を信号検出回路15
から受けると、子機2が使用できる形式の基準時刻情報
Cに変換する。そして、送信制御回路13が送信信号D
に変換して毎分59秒の後半、例えば毎分59.7秒か
ら送信開始し最後に毎分00秒を示すマーカー信号M0
0を付け加えて送信を終了する。送信回路14はこれを
無線(Bluetooth等の規格を含む)、赤外線、
又は有線(商用電源配線も含む)等の伝送媒体に変換し
て子機2へ送信する。
【0025】子機2では、第2の受信回路20で所定の
伝送媒体を介して信号dを受信する。第2のデータ変換
回路21はシリアルな受信信号dをシリアル−パラレル
変換して、表示制御回路22の表示に使用可能な年、
月、日、曜日、時、分のデータ信号cに変換する。信号
検出回路25は、受信信号dの年、月、日、曜日、時、
分のデータ信号の終わりから所定時間内に受信されたパ
ルスを、毎分の切り換えを表す信号、すなわち、毎分0
0秒を示す分信号bに変換する。そして表示制御回路2
2は分信号bの立ち上り時に、表示手段24の表示aを
データ信号cに切り換える。図3の表示切換aは、LE
D又はLCD時刻表示板の表示手段24上で、年、月、
日、曜日、時(AM又はPM表示も含む)、分の時刻表
示が切換わる様子を示している。
【0026】図4は本発明の第2の実施の形態の作用を
示す。第2の実施の形態は子機2において秒表示も可能
にしたものである。このために図1の親機1は、第1の
実施の形態の構成に加えて、標準時刻情報データAから
秒信号のパルスを検出する秒信号検出回路16と、この
秒信号検出回路16から出力される秒信号により歩進
し、信号検出回路15が検出する毎分59秒のマーカー
信号B(M59)によりリセットざれる秒カウンタ(1
0進*6進のカウンタ)17をさらに有する。なお、図
3で説明した第1の実施の形態に対応する信号について
は図3と同一の参照符号を付して図4での説明を簡略又
は省略する。
【0027】外部から受信された標準時刻情報データA
の毎秒の開始を表すパルスは、秒信号検出回路16によ
り検出されて毎秒の開始時に立ち上り、所定幅を有する
秒信号Eとして出力される。この秒信号Eは、秒カウン
タ17に送られて秒カウンタ17を歩進し、同時に送信
制御回路13に送られる。秒カウンタ17は毎秒59秒
のマーカー信号M59でリセットされる。従って、秒カ
ウンタ17は、標準時より1秒早い秒出力Fを出力す
る。この秒カウンタ出力Fは送信制御回路13に送られ
る。送信制御回路13は、秒カウンタ出力Fの秒数を、
標準時刻情報データAのタイムコードから得られる年、
月、日、曜日、時、分のデータ信号に追加して、秒も含
んだデータ信号を作る。さらに、秒信号Eのパルスをこ
のデータ信号の後に追加した送信信号Dを作り、送信回
路14に送る。送信回路14は、送信信号Dを前述の伝
送媒体を経由して子機2に送信する。
【0028】子機2は、第2の受信回路20により親機
1からの信号dを受信する。そして第2のデータ変換回
路21により受信信号dを年、月、日、曜日、時、分に
秒まで含んだ、表示可能なデータ信号cに変換して、表
示制御回路22へ送る。信号検出回路25は受信信号d
のデータ信号のすぐ後のパルスを分離し、その変換され
たデータ信号cの表示開始を指示する分信号b又は秒信
号eとして表示制御回路22へ送る。表示制御回路22
は、秒信号eまたは分信号bのパルスの立ち上り時に、
その秒信号e又は分信号bに付随した変換されたデータ
信号cが表す年、月、日、曜日、時、分に秒まで含んだ
時刻の表示に切換える。このため、図4の表示切換a
は、図3の表示に秒表示をさらに含んだ時刻表示の切換
を示している。
【0029】図5は、本発明の第3の実施の形態の作用
を示す。この第3の実施の形態で第2の実施の形態と同
じく、子機2が秒信号まで表示可能である。しかし、親
機1の構成は第1の実施の形態と同一であり、その作用
も第1の実施の形態と同じである。従って、親機1から
子機2へのデータ送信は1分間に一度しか行なわない。
子機2が第2の受信回路20により親機1からのデータ
信号dを受信し、第2のデータ変換回路21によりデー
タ変換して表示用のデータ信号cを作り、そして信号検
出回路25により分信号bを発生すること、そして表示
用のデータ信号cと分信号bにより年、月、日、曜日、
時、分を表示することまでは第1の実施の形態と同じで
ある。
【0030】第3の実施の形態では、子機2がさらに、
1秒信号e’を発生するために水晶発振器を持つ秒信号
発生回路26と、この1秒信号e’により歩進される秒
カウンタ27とを含む。秒カウンタ27は信号検出回路
25の出力に接続され、毎分00秒を表す分信号bの立
ち上がりの一瞬によりリセットされる。この秒カウンタ
27の出力fは表示制御回路22へ送られる。秒信号発
生回路の1秒信号e’も表示制御回路22へ送られて、
1秒信号e’の立下り時に秒カウンタ27の出力fをラ
ッチしてラッチされた秒表示の切換aを行なう。このよ
うにして、第1の実施の形態で表示される年、月、日、
曜日、時、分に秒をさらに追加して表示することができ
る。この第3の実施の形態の子機2の秒信号発生回路2
6は、標準時刻情報の分信号bにより毎分リセットされ
る。従って、1分間だけの精度を問題とすれば良いの
で、比較的簡単な構成で済む。
【0031】図6は、本発明の第4の実施の形態の作用
を示す。第4の実施の形態は第3の実施の形態におい
て、子機2にさらに時刻検出回路28を追加して、電源
回路30から第2の受信回路20へ電力を供給する時間
を、親機1の送信時間を含む一定時間、例えば、毎分5
9.5秒から開始して毎分の切り換え(毎分00秒)を
示す受信信号dの受信終了時までの時間、に限定して子
機2の電池等の電源29の消耗を防ぐ構成を有する。
【0032】時刻検出回路28は、秒信号発生回路26
の出力と秒カウンタ27の出力を受けて、親機1が送信
信号Dを毎分1回送信する時間の少し前の時間、たとえ
ば毎分59.5秒、から電源オン信号gを電源回路30
に送って電池等の電源29から第2の受信回路20へ電
力を供給する。そして毎分の切り換えを表す受信信号d
の受信終了後に、電源オン信号gを停止する。このよう
にして、子機2の電池等の電源29の消耗を防ぐことが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の計時シス
テムによれば、親機と子機に独立の時計装置とその時刻
内容を修正するための修正手段を必要としない。子機は
親機から送られた時刻データを受信し、そのまま表示す
る機能だけを有すれば良いから、本発明の計時システム
の構成は簡潔であり、コストの低下を図ることができ
る。また本発明では、親機又は子機に秒表示データを発
生して表示できる手段を有し、標準電波時計においても
秒表示が可能となる。そして子機に秒表示データを発生
する手段を設ける場合は、標準時刻の分信号で毎分毎に
リセットするため、秒表示データ発生用の源振としての
水晶発振器等の精度は高々1分間の誤差を考慮するだけ
で良く、簡潔で安価な構成とすることが可能である。さ
らに本発明では、親機から毎分送信される時間だけ間欠
的に子機の受信手段に電力を供給して、電力消費の大き
い受信手段の消費電力を少なくしたため、子機の電池駆
動が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の計時システムの親機と子機を示す図
【図2】 本発明の計時システムの子機を示すブロック
【図3】 本発明の第1の実施の形態による計時システ
ムの作用を説明する信号と時間の関係を示すタイムチャ
ート
【図4】 本発明の第2の実施の形態による計時システ
ムの作用を説明する信号と時間の関係を示すタイムチャ
ート
【図5】 本発明の第3の実施の形態による計時システ
ムの作用を説明する信号と時間の関係を示すタイムチャ
ート
【図6】 本発明の第4の実施の形態による計時システ
ムの作用を説明する信号と時間の関係を示すタイムチャ
ート
【符号の説明】
1 親機 2 子機 11 第1の受信回路 12 第1のデータ変換回路 13 送信制御回路 14 送信回路 15 信号検出回路 16 秒信号検出回路 17 秒カウンタ 20 第2の受信回路 21 第2のデータ変換回路 22 表示制御回路 24 表示手段 25 信号検出回路 26 秒信号発生回路 27 秒カウンタ 28 時刻検出回路 29 電源(電池) 30 電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準時刻情報を送信する親機と、前記基
    準時刻情報を受信する子機と、を備えた計時システムに
    おいて、 前記親機は、外部から標準時刻情報データを受信する第
    1の受信手段と、前記標準時刻情報データを前記子機が
    使用可能な形式の基準時刻情報に変換する第1の変換手
    段と、前記標準時刻情報の毎分の切換を示す切換信号を
    検出する第1の検出手段と、前記基準時刻情報及び前記
    切換信号を前記子機が受信可能なフォーマットで送信す
    る手段とを含み、 前記子機は、前記親機から送信された前記基準時刻情報
    を受信する第2の受信手段と、受信された前記基準時刻
    情報を自己の使用する形式に変換する第2の変換手段
    と、前記親機から送信される前記切換信号を検出する第
    2の検出手段と、前記第2の検出手段と前記第2の変換
    手段により変換された前記基準時刻情報を使用して、時
    刻表示又はその他の時間に基づいた機能を実行する手段
    とを含む、ことを特徴とする計時システム。
  2. 【請求項2】 前記親機はさらに、前記標準時刻情報デ
    ータから秒信号を検出する秒信号検出手段と、前記標準
    時刻情報データから毎分所定秒を示すマーカー信号を検
    出するマーカー信号検出手段と、前記秒信号により歩進
    して前記マーカー信号検出手段によりリセットされる秒
    カウンタと、前記秒カウンタの内容に基づいて前記子機
    で秒表示に使用する秒情報を含んだ前記基準時刻情報を
    発生する手段を含み、 前記子機はさらに、前記基準時刻情報から秒情報を取り
    出して表示する手段を含む請求項1に記載の計時システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記子機はさらに、1秒の信号を発生す
    る秒信号発生手段と、前記1秒の信号により歩進して前
    記第2の検出手段によりリセットされる秒カウンタと、
    前記秒カウンタの内容に基づいて秒表示する手段とを含
    む請求項1に記載の計時システム。
  4. 【請求項4】 前記子機はさらに、受信した前記基準時
    刻情報から前記親機が送信を開始する時刻を検出する時
    刻検出手段と、当該時刻検出手段によって検出された送
    信開始時刻から送信終了の間の一定時間だけ前記第2の
    受信手段に電源を供給する手段とを含む請求項1に記載
    の計時システム。
JP2000328245A 2000-10-27 2000-10-27 計時システム Pending JP2002131455A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200395A (ja) * 2015-04-07 2016-12-01 仁之 村岡 時間表現ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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