JP2002130924A - 扉開閉機構 - Google Patents

扉開閉機構

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JP2002130924A JP2000331624A JP2000331624A JP2002130924A JP 2002130924 A JP2002130924 A JP 2002130924A JP 2000331624 A JP2000331624 A JP 2000331624A JP 2000331624 A JP2000331624 A JP 2000331624A JP 2002130924 A JP2002130924 A JP 2002130924A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/022Doors that can be pivoted either left-handed or right-handed

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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Hinges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉の一方を開放のとき、扉開放側へ扉は所定
の距離だけ移動するため、扉移動のとき、扉と扉を支え
る部分等の接触する本体側とで摩擦による開放抵抗が生
じやすく、通常のヒンジ式扉に比べ扉を開くときの荷重
が大きい。 【解決手段】 扉2の両側に扉2と本体1の係合・離脱
を行うカム機構をそれぞれ設け、前記カム機構は扉2の
閉止状態で前記両側のカム機構は第1係止位置をとり、
扉の前記両側の一方を開放のとき、扉2開放側へ扉2は
所定の距離だけ移動し第2係止位置をとり、前記第2係
止位置で回転自在にロックされ、扉2側の前記両側のカ
ム機構は各々補強板23に取り付けられ、前記第2係止
位置となる位置またはその近くの扉2側の前記カム機構
には、補強板23側となる個所に補強した位置決め突起
22a,22bを設け、前記補強板23には前記位置決
め突起22a,22bに対応した凹部または穴23a,
23bを設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫等の扉開閉機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の扉開閉機構は、例えば特開
平9−303942号公報に示されるように、扉の左側
と右側に関して扉と本体の係合・離脱を行なうカム機構
をそれぞれ設け、これらのカム機構は扉の左右で対称な
第1係止位置と同じく扉の左右で対称な第2係止位置を
とることができるようになっていて扉の閉止状態では左
右のカム機構とも第1係止位置をとり、扉の左右の一方
を開けるとき扉がスライドして他方のカム機構は第2係
止位置をとり、該第2係止位置で回転自在にロックされ
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような扉開閉機
構では、扉の一方を開放のとき、扉開放側へ扉は所定の
距離だけ移動するため、扉移動のとき、扉と扉を支える
部分等の接触する本体側とで摩擦による開放抵抗が生じ
やすく、通常のヒンジ式扉に比べ扉を開くときの荷重が
大きいという課題があり、また、扉を開く方向と扉の移
動方向が大きく異なり、扉が確実には移動しにくく開放
動作にむらがあり、しかも、カム機構の個々の取付位置
が安定せず、各々の係止位置やその他の位置関係が設定
通りに保ちにくく、開放操作がしづらいことがあるとい
う課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の扉開閉機構は前
記のような課題を解決したもので、本発明の扉開閉機構
は、扉の両側に扉と本体の係合・離脱を行うカム機構を
それぞれ設け、前記カム機構は扉の両側で対称な第1係
止位置と第2係止位置をとることができ、扉の閉止状態
で前記両側のカム機構は第1係止位置をとり、扉の前記
両側の一方を開放のとき、扉開放側へ扉は所定の距離だ
け移動し第2係止位置をとり、前記第2係止位置で回転
自在にロックされ、扉側の前記両側のカム機構は各々補
強板に取り付けられ、前記第2係止位置となる位置また
はその近くの扉側の前記カム機構には、補強板側となる
個所に補強した位置決め突起を設け、前記補強板には前
記位置決め突起に対応した凹部または穴を設けたことを
特徴とするものである。
【0005】また、本発明の扉開閉機構は、扉の両側に
扉と本体の係合・離脱を行うカム機構をそれぞれ設け、
前記カム機構は扉の両側で対称な第1係止位置と第2係
止位置をとることができ、扉の閉止状態で前記両側のカ
ム機構は第1係止位置をとり、扉の前記両側の一方を開
放のとき、扉開放側へ扉は所定の距離だけ移動し第2係
止位置をとり、前記第2係止位置で回転自在にロックさ
れ、前記カム機構はロックカム部とスライカム部とをも
ち、前記スライドカム部にはスライド外カムを有し、前
記ロックカム部には前記スライド外カムと係合するよう
に配置されたロック外カムを有し、前記両側のスライド
カム部は各々ドアキャップを介して補強板に取り付けら
れ、前記第2係止位置となる位置またはその近くのスラ
イドカム部には、補強板側となる個所に根本を補強した
位置決め突起を設け、前記補強板には前記位置決め突起
に対応した凹部または穴を設けたことを特徴とするもの
である。
【0006】そして、本発明の扉開閉機構は、前記位置
決め突起の根本付近には、扉閉時の左右方向にリブを設
けたことを特徴とするものである。
【0007】そしてまた、本発明の扉開閉機構は、前記
リブの高さは、前記ドアキャップの厚さよりも低い高さ
であることを特徴とするものである。
【0008】さらに、本発明の扉開閉機構は、前記位置
決め突起と前記補強板の位置決め突起に対応する凹部ま
たは穴とは、一部を圧入関係にしてあることを特徴とす
るものである。
【0009】さらにまた、本発明の扉開閉機構は、前記
位置決め突起と前記位置決め突起に対応する凹部または
穴との嵌合は、互いに円形状を基本とした嵌合関係であ
り、前記各々に対応する凹部または穴か位置決め突起の
どちらか一方は、円の一部両端が欠けるか増した形状ま
たは略長円形状であり、互いに圧入関係にあることを特
徴とするものである。
【0010】また、本発明の扉開閉機構は、前記扉開放
には扉に設けたてこ式手段にて扉を移動させて所定間隔
離隔させることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の扉開閉機構の実施
の形態を図面とともに説明する。
【0012】図1は本発明の扉開閉機構を備えた冷蔵庫
の正面図、図2は図1のてこ式手段によるハンドル付近
の拡大図、図3は図2のハンドルサポートおよびハンド
ルベースを下方から見た図、図4は図1のA−A線断面
図、図5は図1のB−B線断面図、図6は本発明の扉開
閉機構で扉の下側にあるヒンジアングルを示す図、図7
は本発明の扉開閉機構で扉の上側にあるロックカムを示
す図、図8は本発明の扉開閉機構で扉の上側にあるスラ
イドカムを示す図、図9は本発明の扉開閉機構のスライ
ドカム付近で扉の下側の一部とその関連部品を示す部分
拡大図、図10は本発明の扉開閉機構の動作を示す図、
図11は本発明の扉開閉機構の動作を示す図、図12は
他の実施例を示す図で、図1のB−B線断面図に相当す
る図である。
【0013】図1において、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵
室扉、3は野菜室扉、4は冷凍室扉、5は冷凍室扉で、
前記冷蔵庫本体1は前記各々の扉に対応して前面に開口
部を有する隔離室をもっている。また、前記冷蔵室扉2
は左右両開きの扉で、右と左に各々てこ式のハンドル
6、7をもっている。
【0014】そして、冷蔵室扉2は左右両端が後方に折
り曲げられたドアプレート8の上下端に各々ドアキャッ
プ上9とドアキャップ下10が差し込まれ箱体11と
し、前記ハンドル6、7が取り付けられる部分には、前
記ドアプレート8を切り欠き各々開口部8a、8bが設
けられている。そして、前記開口部8a、8bには各々
ハンドルサポート12、13が裏からあてがわれ、前記
ハンドルサポート12、13には、前記開口部8a、8
bを左右の側面斜め前方から通して、差し込むようにハ
ンドルベース14、15が各々取り付けられている。
【0015】なお、ハンドルベース14、15はハンド
ルサポート12、13の外側にありドアプレート8を挟
んで扉の内側からビス止めにて取り付けられている。そ
して、各部の取付け部で隙間が生じる箇所は、前記冷蔵
室扉2の中側となる部分に、シール材(図示せず)にて
シール処理が施され、冷蔵室扉小組品16となる。ま
た、本図においては、前記ハンドルサポート12、13
は外部から見えないため、その外形線は描いておらず、
それらの概略位置を示すため、引き出し線を点線で描い
ている。
【0016】そして、前記冷蔵室扉小組品16は発泡治
具に入れられ、冷蔵室扉小組品16の後方開口部(図示
せず)から発泡ウレタン原料を注入し、前記後方開口部
を覆うように背面板(図示せず)が前記冷蔵室扉小組品
16に取り付けられ、前記発泡治具の蓋をしウレタン発
泡させ発泡が完了した後に発泡治具から取り出され、内
部に発泡したウレタンフォームの断熱材をもつ冷蔵室扉
中組品17ができあがる。なお、野菜室扉3、冷凍室扉
4、5はそれぞれ引き出し式の扉であり、前後方向で引
き出し可能となっている。
【0017】図2において、本図は扉の右側のハンドル
7付近の図で、内部構造がわかるように、部分的に断面
図にしてある。また、扉の左側のハンドル6付近は本図
を左右方向で反転したものとなる。そして、ハンドルサ
ポート13の前方にあるハンドルベース15の下方に
は、略円形部15aから前記略円形部15aの直径より
巾の狭い略長方形の切り込みが続いた鍵穴状の穴15b
が設けられている。
【0018】ハンドルサポート13には前記穴15bに
つながる略小判穴状の空洞部13aが設けられ、前記空
洞部13aはドアキャップ下10まで続いていて、前記
ドアキャップ下10にも同様の略略小判穴10aがあい
ており、前記穴15b、空洞部13a、略小判穴10a
は互いに通じた空間18となっている。
【0019】なお、前記空洞部13aと前記ドアキャッ
プ下10の略小判穴10aの嵌合部は、前記発泡ウレタ
ン原料が前記箱体11に注入され発泡したとき、その嵌
合部から空間18内にウレタンもれのないような嵌合と
なっており、場合によっては、その部にシール処理を施
す。
【0020】また、下シャフト19はハンドル下20の
開口部に差し込まれ、前記下シャフト19の上方のL状
曲げ部19aは、前記ハンドル下20の保持部20aに
保持されている。そして、下シャフト19とハンドル下
20とが一体となった組品は、前記ハンドルベース15
の穴15bの略円形部15aに差し込まれ、前記ハンド
ル下20の下方に突き出した略円形ボス20bが、前記
ハンドルベース15の穴15bの略円形部15aに嵌合
し、ハンドル下20は下シャフト19とともに、ハンド
ルベース15に回動自在に取り付けられることになる。
【0021】なお、前記空間18には下シャフト19が
挿入され、前記下シャフト19の下方のL状曲げ部19
bはドアキャップ下10内の表面に突き出している。そ
のため、前記空間18は前記L状曲げ部19bを通す形
状となっている。そして、前記下シャフト19の下方の
L状曲げ部19bには、下方からアームの働きをするカ
ムレバー21が、スライドカム部となるスライドカム2
2に組み込まれた状態で取り付けられる。
【0022】また、前記下シャフト19に各々L状曲げ
部19a、19bを設けているため、下シャフト19と
前記ハンドル下20やカムレバー21との結合に、回り
止めのためのキーやキー溝等を設けることもなく、扉の
ハンドルの構造が簡略化され、部品点数も少なく、組み
立ても容易となっている。
【0023】そして、前記空間18を設けることによ
り、内部に発泡した断熱材をもつ扉であっても、前記L
状曲げ部19bが下シャフト19と一体にドアキャップ
下10内の表面に突き出すことができ、これもまた、扉
のハンドルの構造が簡略化され、部品点数も少なく、組
み立ても容易となっている。なお、前記は片開きの扉構
造であっても同様の効果が得られることは明白である。
【0024】また、前記カムレバー21がL状曲げ部1
9bに取り付けられた状態で、前記下シャフト19のて
この支点となる回動軸中心19cの下方への延長線上を
中心として、前記カムレバー21の下面には円形ボス2
1aが設けられている。そして、前記円形ボス21aは
スライドカム22の穴22aに回動自在に嵌合してい
る。なお、スライドカム22はドアキャップ下10を挟
んで補強板23にビス止めされている。
【0025】そして、前記ハンドルベース15に回動自
在に取り付けられた前記ハンドル下20の扉外側(本図
の右側)からハンドル7を差し込んで、前記ハンドル下
20にハンドル7は爪嵌合で取り付けられる。なお、前
記ハンドル7とハンドル下20をビス止めにて固定して
もよい。
【0026】また、前記下シャフト19の回動軸中心1
9cの上方への延長線上を中心として設けられた、ハン
ドル7の上方の貫通穴7a、および、前記貫通穴7aに
対向したハンドルベース15の貫通穴15c、および、
前記ハンドルベース15の突起に設けられた略円形穴1
5dに、下方から上シャフト24が差し込まれ、前記ハ
ンドル7は回動自在にハンドルベース15に取り付けら
れる。
【0027】なお、前記上シャフト24を回転させて、
上シャフト24の下方に設けたL状曲げ部24aが、前
記ハンドルベース15の突起部15eにかけられ、上シ
ャフト24の抜け止めとなっている。
【0028】また、前記下シャフト19の回動軸中心1
9cの延長上近くに設けられた、ハンドル7の下方上面
の円形ボス7bに、バネ25がその一端のバネ端25a
はハンドルベース15を後方へ押すようにはめられ、残
りの一端のバネ他端25bはハンドル7の下方上面の係
り部7cに前方へ押すようにかけられる。そのため、前
記ハンドル7の握り部7dを持って手前に引き冷蔵室扉
2を開放した後、手を前記握り部7dから離すと前記ハ
ンドル7はバネ25の反力でもとの位置にもどるように
なっている。
【0029】そして、前記上シャフト24のL状曲げ部
24a、突起部15e、円形ボス7b、係り部7c、バ
ネ25を覆うように、ベースカバー26がハンドルベー
ス15に爪嵌合で取り付けられ、また、ハンドル7の前
面にはハンドルカバー27が爪嵌合で取り付けられる。
【0030】なお、前記ベースカバー26がハンドルベ
ース15に取り付けられることにより、前記ベースカバ
ー26の裏面と突起部15eとハンドルベース15の表
面とでL状曲げ部24aは囲まれるようになり、前記ハ
ンドルベース15の突起部15eにかけられたL状曲げ
部24aが回動しても、前記L状曲げ部24aが突起部
15eからはずれて、上シャフト24が前記貫通穴7
a、15cおよび略円形穴15dから抜け落ちることは
なくなる。
【0031】また、前記突起部15eの前端に上方への
びる壁面を、その上部に前記L状曲げ部24aが通るだ
けの空間を持って設けると、ベースカバー26の取付け
前の仮の抜け止めの役目をし、さらに、組立作業性が向
上する。また、前記ハンドル関連の部品全てが冷蔵室扉
2に組み込まれた後、ウレタン発泡にて扉の断熱材を設
けてもよい。
【0032】なお、前記は片開きの扉構造であっても同
様の効果が得られることは明白である。
【0033】図3において、(a)は扉の右側のハンド
ルサポート13を下方から見た図で、空洞部13aは略
小判穴状の穴となっている。また、(b)は扉の右側の
ハンドルベース15を下方から見た図で、鍵穴状の穴1
5bは略円形部15aをもっている。また、前記ハンド
ルサポート13およびハンドルベース15の形状を左右
方向で反転すると各々扉の左側のハンドルサポート12
およびハンドルベース14の形状となる。
【0034】そして、前記空洞部13a、穴15bは下
シャフト19のL状曲げ部19bが通るようになってお
り、また、前記鍵穴状の穴15bの略円形部15aに
は、前記ハンドル下20の略円形ボス20bが回動自在
に嵌合する。そして、略円形部15aの円形中心は前記
下シャフト19の回動軸中心19cと一致している。
【0035】図4において、本図は図1における冷蔵室
扉2右側の扉閉止状態でのハンドル7付近のA−A線断
面図で、左側のハンドル6付近における相当断面図は、
本図を左右方向で反転したものとなる。
【0036】そして、ドアプレート8の後方折り曲げ部
8cには背面板28が取り付けられている。前記背面板
28の周縁部には溝28aが設けられ、パッキン29の
取付け部29aは前記溝28aに差し込まれて背面板2
8に取り付けられている。また、パッキン29には弾力
性のある磁性体29bが内部に設けられており、扉閉止
時には冷蔵庫本体1のカラー鋼板製キャビネット30等
の本体開口部前面31に、前記パッキン29が密着して
外気を遮断しかつ断熱している。なお、2aは冷蔵室扉
2で一体に発泡された発泡ウレタンの断熱材である。
【0037】そして、扉閉止状態から扉の右側を開放す
る時には、ハンドル7の握り部7dを握り手前に引く
と、前記ハンドル7は回動軸中心19cを中心に右回り
方向に回転し、ハンドル7下に取り付けられた図2に示
したハンドル下20やハンドル下20の保持部20aに
保持された下シャフト19の上方のL状曲げ部19aも
同時に回動軸中心19cを中心に右回りに回転する。
【0038】さらに、前記下シャフト19の右回り方向
の回転により図2に示したカムレバー21も回動軸中心
19cを中心に右回りに回転し、前記本体開口部前面3
1側にある後述するロック外カム32を押し、前記ハン
ドル7の当たり部7eがハンドルベース15の当たり受
け部15cに当たるまで、冷蔵室扉2の右側は本体開口
部前面31から所定間隔離され開放される。
【0039】このとき、磁性体29bの磁力で密着して
いる扉の主に右方向の前記パッキン29が、本体開口部
前面31から少し離れるだけで、左右方向の移動もしや
すくなり、扉が回転自在にロックされる後述する第2係
止位置への移動も容易となる。また、前記パッキン29
が本体開口部前面31から少し離れるだけで、外気が庫
内に入りやすくなり、この後の扉開放には前記所定間隔
扉を開くよりも少ない力でよいことになる。
【0040】その後、さらにハンドル7を手前に引く
と、ハンドル7の当たり部7eが当たり受け部15cに
当たったままの状態で、冷蔵室扉2の右側はさらに開放
されることになる。
【0041】なお、前記握り部7dを手から離すと、ハ
ンドル7の下方上面の円形ボス7bにはめられたバネ2
5の反力で前記ハンドル7はハンドルベース15に対し
もとの位置関係(本図の示す位置関係)にもどる。その
ために、前記バネ25の一端25aはハンドルベース1
5を後方に押すように、他端25bはハンドル7の下方
上面の係り部7cを前方に押すようにかけられている。
【0042】また、前記ハンドル7がハンドルベース1
5に対しもとの位置関係にもどるとき、前記ハンドル7
がハンドルベース15に当たり、打撃音が発生するが、
その打撃音をやわらげるため、クッション材7fを前記
ハンドル7またはハンドルベース15の少なくともどち
らか一方の当たり部に設けるとよい。
【0043】そして、ハンドルベース15側となる前記
バネ25の一端25a付近は前方へソリのように折り曲
げられており、前記円形ボス7bにバネ25がはめられ
た状態で、ハンドルベース15の壁面にひっかからず
に、前記ハンドル下20へ扉の右側からハンドル7を差
し込めるようになっている。また、ベースカバー26は
爪嵌合でハンドルベース15に取り付けられている。
【0044】なお、前記冷蔵室扉2の断熱材2aの断熱
性が低く、ハンドルサポート13やハンドルベース15
の表面に結露が生じるときは、扉前方でハンドルサポー
ト13近くのドアプレート8で断熱材2a側(内側)か
ら、前記ハンドルサポート13の断熱材2a側にかけ
て、熱伝導材(例えばアルミ箔)を張り付け、結露防止
策としてもよい。
【0045】また、そのため、ハンドルサポート13や
ハンドルベース15の前方部でドアプレート8付近から
の立ち上がり部付近を、前記ドアプレート8付近に対し
略垂直または左側に行くほど前方の位置となるような面
にしておくと、さらに、熱伝導材の張り付けが容易とな
る。
【0046】図5において、本図は図1における冷蔵室
扉2右側の扉閉止状態でのドアキャップ下10付近のB
−B線断面図で、主にカムレバー21付近を示してい
る。なお、左側のドアキャップ下10付近における相当
断面図は、本図を左右方向で反転したものとなる。
【0047】そして、前記下シャフト19の下方のL状
曲げ部19bへは、下方からスライドカム22に組み込
まれたカムレバー21が、囲むように取り付けられてい
る。また、前記回動軸中心19cの延長上に設けられた
前記カムレバー21の下側にある円形ボス21a(図2
参照)は、スライドカム22の穴22a(図2参照)に
回動自在に嵌合している。
【0048】また、図4に示した扉右側のハンドル7の
握り部7dを握り手前に引くと、下シャフト19が上方
からみて右回り方向に回動軸中心19cを中心に回転す
る。そのため、カムレバー21も下シャフト19同様右
回り方向に回動軸中心19cを中心に回転し、前記カム
レバー21のてこの作用点となるロック外カム32との
接触部で前記ロック外カム32の前方を押し、図4に示
した前記ハンドル7の当たり部7eがハンドルベース1
5の当たり受け部15cに当たるまで、冷蔵室扉2の右
側は本体開口部前面31から所定間隔離隔され開放され
る。
【0049】なお、ロック外カム32の前方を押す前記
カムレバー21の押し面21bは、前記ロック外カム3
2の前方を押している間のほとんどを、冷蔵室扉2の中
央側に行くほど前方の位置となるようになっているた
め、前記ロック外カム32の前方を斜め右側(扉の側面
側)前方から押すようになっており、その反力として冷
蔵室扉2の右側を右側(扉の側面側)前方へ移動させる
ような力が働くことになる。
【0050】また、前記ロック外カム32、カムレバー
21、下シャフト19や図4のハンドル7での前記本体
開口部前面31からの所定間隔の扉開放は、てこの原理
を利用したものであり、前記ハンドル7を手前に引いて
も、前記ロック外カム32への力のかかる方向はある程
度自由な方向に変えられ、扉移動方向と同様の方向へ力
をかけることも可能となり、扉移動での開放抵抗を和ら
げることができる。
【0051】なお、このことは、前記ロック外カム32
へ力をかける場合のみでなく、他の冷蔵庫本体1の部分
に力をかける場合でも同様の効果が得られる。
【0052】さらに、前記カムレバー21の押し面21
bのロック外カム32と接する部から前記回動軸中心1
9cまでの距離は、図4の回動軸中心19cからハンド
ル7の握り部7dの中央までの距離よりも短いため、前
記握り部7dにかけた力は、てこの原理によりその各々
の長さに反比例した値となり、前記握り部7dにかけた
力より強い力でロック外カム32を押すことになり、扉
開放力の低減ができる。
【0053】また、てこの作用点のアームとなる前記カ
ムレバー21の位置が冷蔵室扉2の下方にあるため、前
記冷蔵室扉2の重さで前記アーム部のカムレバー21と
相手側の位置が上下方向で押さえつけられ、前記アーム
部と相手側(例えばロック外カム32)の位置が上下方
向で安定して保持され、確実に、てこによる移動動作力
が開放抵抗のかかる部分に伝わり、さらに安定した開放
動作となる扉開閉機構が得られる。
【0054】図6において、(a)〜(d)は冷蔵室扉
2の下方で冷蔵庫本体1の本体開口部前面31にビス等
で取り付けられるヒンジアングル33の中央から右側を
上方から見た図である。また、図6(a)はヒンジアン
グル33の片側を示す平面図である。なお、ヒンジアン
グル33の中央から左側は、図6(a)を左右方向で反
転した形状となる。そして、図6(b)〜(d)は各々
図6(a)のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C
線断面図である。
【0055】また、冷蔵室扉2の下方は扉の重量等が付
加されるため、補強の目的でロック外カム32は金属製
(例えばステンレス鋼板)のプレス品からなっている。
また、金属製(例えば亜鉛メッキ鋼板:厚さ3.2m
m)のアングル33aには金属製(例えばステンレス鋼
棒材)のヒンジピン34およびロック外カム32がカシ
メ止めにて取り付けられている。
【0056】前記ヒンジピン34は前記冷蔵室扉2の扉
開閉時の回転軸となる。そして、インサート成形により
ヒンジカバー33bが形成され、後述する第2カム突起
35を含むロックカム部36はヒンジアングル33と一
体に形成されている。また、33cは当たり受け部であ
り、扉開放時にこの部で扉の開きを制限する。
【0057】なお、ヒンジアングル33にある前記ヒン
ジピン34の上面が、前記スライドカム22の対応する
面を支え、前記ヒンジピン34周辺のその他の部分を浮
かせていて、扉移動や扉開閉時の他の部分の摩擦やひっ
かかり防止の役目をしており、扉開放抵抗の多くもこの
ヒンジピン34上面にかかることになる。
【0058】そして、扉開放時に強度のある前記ロック
外カム32の前方を図5に示すカムレバー21が押すた
め、位置的にも押しやすく、他に余分な部材を設けるた
りこれ以上補強したりする必要もなく、構造が簡素化さ
れ安価となり、さらに、扉移動での開放抵抗の主にかか
る一方のヒンジピン34に近いため、確実にてこによる
移動動作力が開放抵抗のかかる部分付近に伝わり、安定
した開放動作となる扉開閉機構が得られる。
【0059】図7において、(a)〜(d)は冷蔵庫本
体1の上面に設けられたヒンジアングル(図示せず)に
ビス等で取り付けられ、冷蔵室扉2の上方右側の後述す
るスライドカム40に対応する、ロックカム部のロック
カム37を示す図である。また、図7(a)は前記ロッ
クカム37を示す上方から見た図であり、左側のロック
カムは本図を左右方向で反転した形状となる。
【0060】そして、図7(b)〜(d)は各々図7
(a)のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断
面図である。前記ロックカム37の一方の端部には、ヒ
ンジピン34が挿入される貫通穴38が設けられてい
る。また、前記貫通穴38と同心に円弧状の第2カム突
起35が形成されている。
【0061】本構造においては、図2および図5のカム
レバー21は扉の下方のみにあり、扉開放の時に、前記
カムレバー21が扉の上方にある前記ロックカム37の
ロック外カム39を押す構造にはしていないため、強度
的には樹脂材(例えばポリアセタール樹脂)で充分であ
るので、前記ロック外カム32と対向した位置および類
似の形状で、樹脂にてロックカム37の前記貫通穴38
と異なる側の端部付近に、ロック外カム39は一体に形
成されている。なお、前記ロック外カム39は、相手側
のスライド外カム43との係合領域を大きくするため、
係合関係は同じで前記ロック外カム32よりは長くして
ある。
【0062】図8において、(a)、(b)、(c)は
図7のロックカム37に対応する冷蔵室扉2の上方右側
に位置するスライドカム部となるスライドカム40を示
し、その各々はスライドカム40の平面図、正面断面
図、裏面図である。前記スライドカム40には、第1係
止位置からヒンジピン34との係合を離脱する方向へ導
く第1溝カム41と、第1係止位置からヒンジピン34
が回転軸として機能する第2係止位置へと導く第2溝カ
ム42が設けられている。
【0063】また、前記スライドカム40は、図7のロ
ック外カム39に係合するように配置されたスライド外
カム43と、図7の第2カム突起35に第2係止位置で
係合するように配置された第1カム突起44をもってい
る。そして、スライドカム40は、ドアキャップ上9
(図1に表示)を挟んで補強板(不図示)にビス止めさ
れている。
【0064】また、スライドカム40の裏側(補強板
側)に位置決め突起40a、40bが設けられている。
そして、第1カム突起44の裏側にある位置決め突起4
0aは、図7の第2カム突起35に係合したときの第2
係止位置の回転軸となる位置またはその近くに設けられ
ている。
【0065】前記各々の位置決め突起40a、40bも
また、ドアキャップ上9を挟んで補強板(不図示)に設
けられた位置決め用穴(不図示)に嵌合し、左右のスラ
イドカムやロックカム等の間の、第1係止位置や第2係
止位置となる位置等の、互いの位置関係を、正確に保つ
ようになっている。
【0066】すなわち、樹脂よりは線膨張係数の低い、
金属等で形成されている補強板に前記位置決め突起40
a、40bを基準にスライドカム40が正確な位置関係
で確実に取り付けられているため、温度変化等によって
もあまり前記位置関係が変化せず、開閉動作が常に安定
して行われる冷蔵室扉2が得られている。なお、相手側
となるロックカム37も同様に、金属等の線膨張係数の
低い前記補強板と類似または同様の材質の部材に取付け
られているため、更に前記効果は向上することとなる。
【0067】また、前記位置決め突起40aは、相手側
の前記位置決め用穴との嵌合関係を正確にするため、ま
た、回転軸となる前記第2係止位置を冷蔵室扉2の両端
近くに設けるため、直径をあまり大きく取らず(例え
ば:直径=約6mm)にしてある。さらに、直径を大き
くすると、相手側の補強板の両端をさらに外側に伸ば
し、強度維持のため補強板を大きくする必要が生じ、前
記第2係止位置を冷蔵室扉2の両端近くには設けられな
くなるため、前記位置決め突起40aの直径をあまり大
きく取らずにしてある。
【0068】なお、冷蔵室扉2の両端近くに扉の回転軸
(前記第2係止位置)を設けると、扉開閉のとき、パッ
キン29b(図4に表示)のこじれが少なくなり、扉開
閉動作が良好となり、前記位置決め突起40aの直径が
小さいことが、扉開閉動作の向上にもつながる。
【0069】また、前記位置決め突起40aはスライド
カム40の第2係止位置となる位置またはその近くに設
けられているため、左右の第2係止位置となる位置等の
互いの位置関係を更に正確に保つようにもなっている。
【0070】また、冷蔵室扉2を閉じたときの左右方向
にリブ40cが設けられ、前記位置決め突起40aの根
本が補強されている。そして、前記リブ40cを設ける
ことにより、ドアキャップ上9を挟んでスライドカム4
0を補強板(不図示)にビス止めのときの、ビス頭のス
ライドカム40表面への摩擦により生じる移動力での、
前記位置決め突起40aの撓みを防ぐことができ、ビス
止めによるスライドカム40の位置ずれの防止にもなっ
ている。
【0071】そのため、ビス止めによるスライドカム4
0の移動を、前記リブ40cが阻止することになり、い
っそう前記第2係止位置等の位置関係を正確に保つよう
になる。そして、そのため、冷蔵室扉2の開閉動作がい
っそう確実になる。なお、冷蔵室扉2を閉じたときのわ
ざわざ左右方向にリブ40cを設けて補強した理由は、
スライドカム40の前記左右方向の位置ずれ防止が、冷
蔵室扉2の開閉動作を確実にするのに非常に役立つため
である。
【0072】また、前記リブ40cの高さは、ドアキャ
ップ上9の厚さよりも低くしてあるため、前記位置決め
突起40aに対向する補強板(不図示)周辺を平面のま
まで形成することができ、容易に前記補強板を形成でき
生産性が向上し、形状が平面で簡素であるため仕上がり
寸法の信頼性も増す。
【0073】なお、図8の(b)においては、位置決め
突起40aおよびリブ40cは、本図の紙面において、
断面部より手前の浮いた位置にあるため、想像線(例え
ば:2点鎖線)で描くべきであるが、図面が不明瞭にな
るため、便宜上実線にて描いてある。
【0074】また、前記で位置決め突起を円柱形状にし
てあるが、前記形状にこだわらず、角柱や十文字状のリ
ブ形状等の突起であれば、強度面や加工性を除いた以外
の点で同様の効果は得られる。
【0075】更には、前記リブ40cの代わりに、位置
決め突起40aに本図のような凹穴を設け、その部に丸
ピンを圧入するか、突起40aの外径より小さなビス頭
をもつビスを前記穴にねじ込む等で位置決め突起40a
を補強しても前記同様の効果は得られる。なお、前記の
ことは、スライドカム22についても同様の効果が得ら
れる。
【0076】図9において、(a)、(b)は図2に示
した冷蔵室扉2右側下方のスライドカム22付近の図
で、各々スライドカム22付近の下方から見た図および
その断面図である。そして、(c)は、(b)の補強板
23を上方から見た図である。前記スライドカム22も
また図8に示したスライドカム40同様に第1溝カム4
1、第2溝カム42、スライド外カム43、第1カム突
起44をもっている。また、スライドカム22には図6
のロック外カム32をカムレバー21が押すための開口
部45が設けられている。
【0077】なお、前記カムレバー21の回動軸となる
円形ボス21aは、スライドカム22の穴22aに回動
自在に嵌合している。また、46は冷蔵室扉2を開放し
きったときの開放止めとなるストッパーで当たり部46
aを持っており、図6のヒンジアングル33に設けられ
た当たり受け部33cに、扉開放時に前記当たり部46
aが当たって、扉はそれ以上開かないようになってい
る。
【0078】さらに、47はローラー組品で冷蔵室扉2
の閉止時に図6の前記ヒンジアングル33上面に乗り上
げ、冷蔵室扉2の荷重を支え、本体開口部前面31への
密閉状態を良好に保つ役目をするとともに、扉開閉動作
を補助する役目をしている。また、前記スライドカム2
2、ストッパー46、ローラー組品47はドアキャップ
下10を介して補強板23にビス止めされている。
【0079】そして、スライドカム22の裏側(補強板
23側)に位置決め突起22b、22cが設けられてい
る。そして、第1カム突起44の裏側にある位置決め突
起22bは、第2カム突起35に係合したときの第2係
止位置の回転軸となる位置またはその近くに設けられて
いる。
【0080】前記各々の位置決め突起22b、22cも
また、ドアキャップ下10を挟んで補強板23に設けら
れた位置決め用穴23a、23bに嵌合し、左右のスラ
イドカムやロックカム等の間の、第1係止位置や第2係
止位置となる位置等の、互いの位置関係を、正確に保つ
ようになっている。
【0081】また、前記位置決め突起22bも前記位置
決め突起40aと同様の理由で、直径をあまり大きく取
らず(例えば:直径=約6mm)にしてある。そして、
冷蔵室扉2を閉じたときの左右方向にリブ22dが設け
られ、前記位置決め突起22bの根本が補強されてい
る。
【0082】そのため、ドアキャップ下10を挟んでス
ライドカム22を補強板23にビス止めのときの、ビス
頭のスライドカム22表面への摩擦により生じる移動力
での、前記位置決め突起22bの撓みを防ぐことができ
る。そして、ビス止めによるスライドカム22の移動
を、前記リブ22dが阻止して、いっそう前記第2係止
位置の位置関係等を正確に保つようになり、前記同様に
冷蔵室扉2の開閉動作がいっそう確実になる。
【0083】また、前記リブ22dの高さは、ドアキャ
ップ下10の厚さよりも低くしてあるため、前記位置決
め突起22bに対向する補強板23周辺を平面のままで
形成することができ、容易に前記補強板を形成でき生産
性が向上し、前記同様に仕上がり寸法の信頼性も増す。
【0084】なお、図9の(b)においては、位置決め
突起22bおよびリブ22dは、図8と同様理由で、想
像線(例えば:2点鎖線)で描くべきであるが、図面が
不明瞭になるため、便宜上実線にて描いてある。
【0085】また、図9の(c)において、補強板23
に設けられた位置決め用穴23aは、前記位置決め突起
22bの直径に合わせた直径(例えば:直径=約6m
m)の円を基本に、前後(本図では上下)方向を前記円
の中心振分に前記直径より少ない巾(例えば:5.9m
m)にして一部を圧入関係にしてある。
【0086】そのため、前記位置決め突起22bは、前
記位置決め用穴23aに更に確実に嵌合でき、冷蔵室扉
2を閉じたときの左右方向での前記第2係止位置等の位
置関係をより正確に保つようになり、冷蔵室扉2の開閉
動作がいっそう確実になる。
【0087】なお、前記の嵌合関係で寸法のバラツキを
考慮して、位置決め用穴23aの前記基本円の直径を、
前記位置決め突起22bの直径より少し大き目の直径
(例えば:直径=約6+0.05mm程度)にしてもよ
い。
【0088】また、本図においては、前記のように、前
後方向を前記円の中心振分に前記直径より少ない巾にし
て一部を圧入関係にしてあるが、これは、基準となる円
を前記左右方向に残し、位置決め突起22bと位置決め
用穴23aを嵌合関係にし、前記圧入部分の削れや変形
の影響を防ぎ、前記位置関係の正確さを更に保つためで
あるが、前記削れや変形の影響の心配がないか、前記影
響が微小である場合は、圧入関係を前記左右方向や他の
方向にもっていっても同様または類似の効果が得られ
る。
【0089】また、前記位置決め用穴23aの形状を長
円や楕円にして、一部を圧入関係にしてもよく、更に
は、位置決め用穴を丸穴にして、位置決め突起を位置決
め用穴に圧入のため、一部を前記丸穴より大き目の寸法
の形状に変形させても同様の効果は得られる。そして、
位置決め用穴形状は丸穴に限らず、嵌合関係が維持でき
る形状(例えば:角穴や鍵状穴等)であれば、前記同様
の効果は得られる。
【0090】また、補強板23に設けた位置決め用穴2
3aの返りなき側をスライドカム22側にして、位置決
め突起22bの圧入側にエッジが立たないように加工し
ておくと、位置決め突起22bが前記エッジで削り取ら
れることもなく、位置関係を正確に保った状態で圧入す
ることができ、更に正確な各々の位置関係が保たれる。
【0091】また、図9の(b)ではストッパー46、
ローラー組品47およびドアプレート8の図は複雑にな
るため省略している。
【0092】なお、前記で補強板23に設けた位置決め
用穴23aを設けているが、前記穴の代わりに嵌合のた
めに対応した凹部を設けても前記同様の効果が得られ、
補強板23は強度的にはさらに増加することになる。
【0093】図10において、(a)〜(c)は冷蔵室
扉2の下側の扉右側を開くときの図6のロックカム部3
6と図9のスライドカム22の相対位置関係を示した図
であり、(a)は冷蔵室扉2の閉止状態の図で、ロック
カム部36とスライドカム22からなるカム機構は第1
係止位置をとっている。
【0094】この時、左右のスライドカム22に設けら
れた第1溝カム41は、各々扉の斜め内側の向きとなる
よう形成されており、各々がヒンジピン34に規制され
るので、使用者が扉やハンドル7の握り部7dを左右両
側から同時に手前に引いても、扉が本体から脱落するこ
とはない。また、このとき、ロック外カム32がスライ
ド外カム43の前方への移動を阻止するため、これもま
た、扉の脱落防止に役立っている。
【0095】また、(b)は、図4に示した扉右側のハ
ンドル7の握り部7dを握って手前に少し引いて、扉が
右側から開き始めた状態を示している。
【0096】この時、握り部7dを手前に少し引くと、
回動中心19cを中心にカムレバー21が右回転して、
カムレバー21の押し面21bがロック外カム32の前
方先端右側を後方へ押す。そのため、その反動で、右側
のスライドカム22にある第1溝カム41の右壁面が、
右側のロックカム部36のヒンジピン34に当たりなが
ら斜め前方へ移動し、冷蔵室扉2の右側は斜め右前方へ
移動する。
【0097】そして同時に、左側のスライドカム22に
ある第2溝カム42の奥の壁面42aが、左側のロック
カム部36のヒンジピン34に当たりながら斜め横後方
へ移動し、冷蔵室扉2の左側は斜め右後方へ移動する。
【0098】(c)は、図4に示した握り部7dをさら
に手前に引いて、扉が右側からさらに開いた状態を示し
ている。このとき、右側のカムレバー21がさらにロッ
ク外カム32の前方先端右側を後方へ押し、扉右側にお
けるスライド外カム43の摺動面43aが、ロック外カ
ム32の摺動面32aと摺動することになる。
【0099】そして、右側のヒンジピン34に案内され
た第1溝カム41が扉を斜め右前方へさらに移動させ、
また、扉の左側は左側第2溝カム42の奥の壁面42a
が、左側のロックカム部36のヒンジピン34に当たり
ながら斜め横後方へさらに移動し、冷蔵室扉2の左側は
斜め右後方へさらに移動する。
【0100】なお、このとき、図4における当たり部7
eは、握り部7dをさらに手前に引いたため、ハンドル
ベース15の当たり受け部15cに当たり、前記握り部
7dをこれ以上さらに手前に引いても、カムレバー21
はこれ以上ロック外カム32を押すことはなく、この後
ハンドル7は通常の取っ手の働きとなる。
【0101】そして、扉右側のロック外カム32前方を
押す前記カムレバー21の押し面21bは、ロック外カ
ム32の前方を押している間のほとんどを、冷蔵室扉2
の中央側に行くほど前方の位置となるようになってい
る。そのため、前記ロック外カム32の前方を斜め右側
前方から押すようになり、その反力として右側の冷蔵室
扉2を右側前方へ移動させるような力が働く。
【0102】これは、前記ロック外カム32の前方を、
扉の開放方向と近い反対の方向に押していることにな
る。そして、冷蔵室扉2を右側前方へ移動させる前記の
ような力は、右側のスライドカム22にある第1溝カム
41が、右側のヒンジピン34の外周に沿って移動しや
すくする。
【0103】また、前記押し面21bの動きにより、扉
左側のスライドカム22も同時に扉の右方向へ引かれる
ため、左側第2溝カム42は左側ヒンジピン34の外周
に沿って移動しやすくなり、左側のスライドカム22は
第2係止位置をとりやすくなる。
【0104】それゆえ、前記カムレバー21の押し面2
1bによる移動動作力の一部の分力が冷蔵室扉2を第2
係止位置へ移動させるように働くことになり、扉開放時
の扉の移動が容易で、扉が確実に移動するようになり、
扉開放操作の良好な扉開閉機構が得られる。
【0105】また、前記(a)〜(c)の扉の作動時、
左側のカムレバー21の押し面21bは左側のロック外
カム32に接する程度であり、左側のスライドカム22
の動きを阻害しない形状にもなっている。前記の左側の
押し面21bとロック外カム32との関係は、扉開閉時
で左側の押し面21bが左側のロック外カム32に近づ
いている間中保たれる。なお、この時左側の押し面21
bとロック外カム32の間は少し隙間をもたしておく
と、左側のスライドカム22の移動時に、前記押し面2
1bとロック外カム32のこすれによる異常音の出る恐
れがなくなる。
【0106】図11において、(a)〜(c)は冷蔵室
扉2の下側で扉の右側を図10よりさらに開くときのロ
ックカム部36とスライドカム22の相対位置の関係を
示した図であり、(a)は図10の(c)で図4に示し
た握り部7dをもってさらに扉を手前に引いて、扉の右
側がさらに開いた状態を示している。このとき、扉左側
において第2溝カム42の円形部42bがヒンジピン3
4と接する位置になり、左側のスライドカム22は第2
係止位置となる。
【0107】そして、左側の第1カム突起44が第2カ
ム突起35と係合を開始し、第1カム突起44が摺動案
内され始める。また、扉右側では、スライド外カム43
の摺動面43bが、ロック外カム32の摺動面32bと
左側のヒンジピン34を回転軸とする円弧上を摺動す
る。
【0108】そのため、左側のスライドカム22が左側
のヒンジピン34からはずれないようにロックされ、扉
が本体から脱落するのを防止し、扉の開閉を確実に行え
るようにすることができる。
【0109】さらに、扉が回転すると、左側のヒンジピ
ン34を回転軸として、右側第1溝カム41の奥部41
aの右側がヒンジピン34に接しながら移動し、その
後、右側のヒンジピン34と第1溝カム41との係合が
解除される。
【0110】また、この右側第1溝カム41の奥部41
aのヒンジピン34との係合は、スライド外カム43や
ロック外カム32が欠損したときや左側の第1カム突起
44が第2カム突起35と係合するときの補助をするこ
とになる。
【0111】なお、左側の第1カム突起44が第2カム
突起35と係合を開始しし始め、第1カム突起44が摺
動案内され始めるとき、左側のスライドカム22とロッ
クカム部36の位置関係が正常でなく、前記スライドカ
ム22が設定値より左側にずれて取付けられていると、
または、前記スライドカム22が設定値より左側にずれ
てしまうと、左側のスライド外カム43はロック外カム
32の左側に位置するようになる場合がある。
【0112】このとき、冷蔵室扉2の左側に前方へ移動
させる外力が加わる(例えば:図1のハンドル6を手前
に引く)と、左側の第1カム突起44と第2カム突起3
5との係合関係が解消され、左側のヒンジピン34を第
1溝カム41が通過可能となり、右側の第1溝カム41
の奥部41aがヒンジピン34から離れたとき、冷蔵室
扉2の左側も左側のヒンジピン34から外れ、冷蔵室扉
2が脱落することになる。
【0113】そのため、左右のスライドカム22とロッ
クカム部36との位置関係は、設定通りの値に常に維持
する必要があり、図8、図9に表示の前記位置決め突起
22b、22c、40a、40bや位置決め用穴23
a、23bは前記位置関係等を正確に維持するため、非
常に重要な役割をはたすことになる。
【0114】そして、図11の(b)に示すように、扉
を握り部7dをもって右側からさらに開くと、右側各々
のカム機構のロック外カム32とスライド外カム43と
の係合が解除され、右側のロックカム部36とスライド
カム22との係合が解除される。
【0115】また、扉の左側では、ヒンジピン34の軸
中心を中心として、スライド外カム43の摺動面43c
とロック外カム32の摺動面32cとが摺動し、スライ
ド外カム43がロック外カム32に摺動案内される。
【0116】その後は、図11の(c)に示すように、
左側の第1カム突起44と第2カム突起35との係合の
みにより、左側のスライドカム22がロックカム部36
に案内され、左側のヒンジピン34の軸中心を回転中心
として扉が開かれる。
【0117】なお、図10、図11は図4に示した扉右
側のハンドル7の握り部7dを握って手前に引き、扉の
右側を開くときの冷蔵室扉2のスライドカム22とロッ
クカム部36の関係を示したものであるが、冷蔵室扉2
の上方のロックカム37とスライドカム40との関係も
同様である。
【0118】また、前記図11の(c)に示した状態か
ら、開いた扉の右側を閉じる場合は、扉の前面の右端近
くを手で押すとよく、スライドカム22やロックカム部
36の各部の関係は前記図10および図11と同様とな
り、ハンドル7の握り部7dを握って手前には引いてい
ないため、カムレバー21のみはバネ25の反力で図1
0の(a)の状態になっている。
【0119】また、扉の左側を開ける場合は、前記図1
0および図11の図を左右方向で反転させた関係とな
る。
【0120】図12において、本図は他の実施例を示す
もので、図1における冷蔵室扉2右側の扉閉止状態での
ドアキャップ下10付近のB−B線断面図である図5に
相当する図である。なお、左側のドアキャップ下10付
近における相当断面図は、本図を左右方向で反転したも
のとなる。
【0121】そして、前記下シャフト19に相当する下
シャフト48の下方のL状曲げ部48bへは、下方から
スライドカム部であるスライドカム49に組み込まれた
アームとなるカムレバー50が囲むように取り付けられ
ている。なお、前記スライドカム49およびカムレバー
50は、前記下シャフト48の回動軸中心48cが前記
ロック外カム32の前端より後方に位置することのみ異
なり、その他は同様の構造となっている。
【0122】また、ロック外カム32の前方を押す前記
カムレバー50の押し面50bは、前記ロック外カム3
2の前方を押している間のほとんどを、前記下シャフト
48のてこの支点となる回動軸中心48cが前記ロック
外カム32の前端より後方に位置するようになっている
ため、前記ロック外カム32の前方を斜め右側(扉の側
面側)前方から押すようになっており、その反力として
冷蔵室扉2を右側(扉の側面側)前方へ移動させるよう
な力が働くことになる。
【0123】そのため、てこのアームである前記カムレ
バー50による移動動作力の一部の分力が、扉を第2係
止位置へ移動させるように働くため、扉開放時の扉の移
動が容易で扉が確実に移動するようになり、扉開放操作
の良好な扉開閉機構が得られる。
【0124】なお、前記で、てこ式の扉開閉機構を設け
た場合、前記各々のカム機構には、通常の開閉動作より
大きな荷重がかかる場合(例えば:ハンドルを急激に力
いっぱい引く、両側にあるハンドルを同時に体重をかけ
て引く等)があるが、前記カム機構の位置決め突起22
b、22c、40a、40bを補強した後、従来より太
いビスで前記カム機構を取り付けると、更に正確な前記
各々の位置関係が保たれるとともに、更に丈夫なカム機
構の取り付けが可能となり、てこ式の扉開閉機構が強化
され、経年使用での前記カム機構の位置ずれ等による、
扉の開閉動作での操作性低下の恐れが更にない、安全性
のより増した、いつまでも安定した良好な操作性を備え
た扉開閉機構が得られる。
【0125】また、前記で断熱材2aは発泡ウレタンを
用いているが、他の発泡断熱材でもよく、また、ガラス
ウール等の断熱材であってもよい。また、前記は、てこ
のアームであるカムレバーが扉の下方にのみある場合で
あるが、扉の上方の前記相当位置にもカムレバーを設け
対応すると、扉の作動はさらに良くなることは明白であ
る。
【0126】そして、前記は冷蔵庫の左右両開きの扉に
ついての説明であるが、他の扉であっても同様の効果が
得られ、また、扉の開きが上下方向でもよく、また、扉
が上面や下面にあっても類似の効果が得られる。
【0127】なお、前記で左右方向とは、冷蔵庫を正面
から見て左右の方向を意味し、前後方向とは、冷蔵庫を
正面から見て前後の方向を意味する。また、本図におい
て、板厚などの薄い断面を示す部分に対するハッチング
は省略している。
【0128】
【発明の効果】本発明の扉開閉機構は前記のような構成
であるから、てこ式手段により扉開閉の操作性が向上す
るばかりでなく、各々のカム機構が所定の位置に正確に
設けられるため、扉の開閉動作がいっそう確実になり、
更には、扉開閉機構の取り付け等が強化でき、経年使用
での前記カム機構の位置ずれ等による、扉の開閉動作で
の操作性低下の恐れが更にない、安全性のより増した、
いつまでも安定した良好な操作性を備えた扉開閉機構が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉開閉機構を備えた冷蔵庫の正面図で
ある。
【図2】図1のてこ式手段によるハンドル付近の拡大図
である。
【図3】図2のハンドルサポートおよびハンドルベース
を下方から見た図である。
【図4】図1のA−A線の断面図である。
【図5】図1のB−B線の断面図である。
【図6】本発明の扉開閉機構で扉の下側にあるヒンジア
ングルを示す図である。
【図7】本発明の扉開閉機構で扉の上側にあるロックカ
ムを示す図である。
【図8】本発明の扉開閉機構で扉の上側にあるスライド
カムを示す図である。
【図9】本発明の扉開閉機構のスライドカム付近で扉の
下側の一部とその関連部品を示す部分拡大図である。
【図10】本発明の扉開閉機構の動作を示す図である。
【図11】本発明の扉開閉機構の動作を示す図である。
【図12】本発明の扉開閉機構の他の実施例を示す図
で、図1のB−B線の断面図に相当する図である。
【符号の説明】
2 冷蔵室扉(扉) 9 ドアキャップ上(ドアキャップ) 10 ドアキャップ下(ドアキャップ) 22 スライドカム(スライドカム部) 22b 位置決め突起 22c 位置決め突起 22d リブ 23 補強板 23a 位置決め用穴(穴) 23b 位置決め用穴(穴) 32 ロック外カム 36 ロックカム部 37 ロックカム(ロックカム部) 39ロック外カム 40 スライドカム(スライドカム部) 40a 位置決め突起 40b 位置決め突起 40c リブ 40 スライドカム(スライドカム部) 43 スライド外カム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の両側に扉と本体の係合・離脱を行う
    カム機構をそれぞれ設け、前記カム機構は扉の両側で対
    称な第1係止位置と第2係止位置をとることができ、扉
    の閉止状態で前記両側のカム機構は第1係止位置をと
    り、扉の前記両側の一方を開放のとき、扉開放側へ扉は
    所定の距離だけ移動し第2係止位置をとり、前記第2係
    止位置で回転自在にロックされ、扉側の前記両側のカム
    機構は各々補強板に取り付けられ、前記第2係止位置と
    なる位置またはその近くの扉側の前記カム機構には、補
    強板側となる個所に補強した位置決め突起を設け、前記
    補強板には前記位置決め突起に対応した凹部または穴を
    設けたことを特徴とする扉開閉機構。
  2. 【請求項2】 扉の両側に扉と本体の係合・離脱を行う
    カム機構をそれぞれ設け、前記カム機構は扉の両側で対
    称な第1係止位置と第2係止位置をとることができ、扉
    の閉止状態で前記両側のカム機構は第1係止位置をと
    り、扉の前記両側の一方を開放のとき、扉開放側へ扉は
    所定の距離だけ移動し第2係止位置をとり、前記第2係
    止位置で回転自在にロックされ、前記カム機構はロック
    カム部とスライカム部とをもち、前記スライドカム部に
    はスライド外カムを有し、前記ロックカム部には前記ス
    ライド外カムと係合するように配置されたロック外カム
    を有し、前記両側のスライドカム部は各々ドアキャップ
    を介して補強板に取り付けられ、前記第2係止位置とな
    る位置またはその近くのスライドカム部には、補強板側
    となる個所に根本を補強した位置決め突起を設け、前記
    補強板には前記位置決め突起に対応した凹部または穴を
    設けたことを特徴とする扉開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記位置決め突起の根本付近には、扉閉
    時の左右方向にリブを設けたことを特徴とする請求項1
    若しくは請求項2記載の扉開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記リブの高さは、前記ドアキャップの
    厚さよりも低い高さであることを特徴とする請求項3記
    載の扉開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記位置決め突起と前記補強板の位置決
    め突起に対応する凹部または穴とは、一部を圧入関係に
    してあることを特徴とする請求項1から請求項4の何れ
    か一つに記載の扉開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記位置決め突起と前記位置決め突起に
    対応する凹部または穴との嵌合は、互いに円形状を基本
    とした嵌合関係であり、前記各々に対応する凹部または
    穴か位置決め突起のどちらか一方は、円の一部両端が欠
    けるか増した形状または略長円形状であり、互いに圧入
    関係にあることを特徴とする請求項1から請求項5の何
    れか一つに記載の扉開閉機構。
  7. 【請求項7】 前記扉開放には扉に設けたてこ式手段に
    て扉を移動させて所定間隔離隔させることを特徴とする
    請求項1から請求項6の何れか一つに記載の扉開閉機
    構。
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