JP2002130712A - 浴室暖房乾燥機の故障診断装置 - Google Patents

浴室暖房乾燥機の故障診断装置

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JP2002130712A
JP2002130712A JP2000319258A JP2000319258A JP2002130712A JP 2002130712 A JP2002130712 A JP 2002130712A JP 2000319258 A JP2000319258 A JP 2000319258A JP 2000319258 A JP2000319258 A JP 2000319258A JP 2002130712 A JP2002130712 A JP 2002130712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成でもって熱源機の故障診断
を行うことができる浴室暖房乾燥機の故障診断装置を提
供すること。 【解決手段】 暖房乾燥機本体2に設けられた循環流路
4を通して浴室内の空気を循環するための循環ファン1
0と、加熱媒体を生成するための熱源機42と、加熱媒
体を熱交換器8を通して循環する循環ライン43と、循
環ライン43に配設された熱動弁52と、循環ライン4
3の熱動弁52の配設部位より上流側に配設された温度
センサ96と、熱源機の故障を判断する故障判断手段
と、を具備する浴室暖房乾燥機の故障診断装置。この故
障判断手段は、熱源機42が作動した後診断期間経過後
における温度センサ96の検出温度が設定基準温度より
も低いと熱源機42の故障と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室暖房乾燥機の
各種構成要素の故障を自動的に診断する故障診断装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】浴室暖房乾燥機は、浴室に取り付けられ
る暖房乾燥機本体を備え、この暖房乾燥機本体に、浴室
内の空気を循環するための循環流路及び浴室内の空気を
外部に排出するための換気流路が設けられている。浴室
を加熱するための手段が熱源機及び熱交換器から構成さ
れるものにあっては、循環流路に熱交換器が配設され、
熱源機の流出側と熱交換器の流入側が供給ラインを介し
て接続され、熱交換器の流出側と熱源機の流入側とが戻
りラインを介して接続され、供給ラインには、これを開
閉する熱動弁が配設される。また、循環流路には、これ
を通して空気を循環するための循環ファンが配設され、
換気流路には、これを通して空気を外部に排出する換気
ファンが配設される。更に、循環流路の吸入口には、浴
室の温度を検出するための温度センサが設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような浴室暖房乾
燥機における故障診断は、電気的信号の検出を利用して
温度センサ(例えばサーミスタ)の断線等を検知してい
るが、浴室暖房乾燥機の主要構成要素、例えば熱源機、
熱動弁、循環ファン、換気ファンについては故障診断は
行われておらず、試運転、機器メンテナンスの効率化を
図るために主要構成要素の故障診断を行うことが望まれ
ている。
【0004】このような要望を満足するために、一部の
主要構成要素、例えば循環ファン、換気ファンにあって
は、回転検出センサを設けてその回転を検知するように
してもよいが、回転検出センサ自体が高価であるため、
このような回転検出センサを用いた故障診断装置を装備
しようとすると、浴室暖房乾燥機の製造コストが上昇す
る。本発明の第1の目的は、比較的簡単な構成でもって
熱源機の故障診断を行うことができる浴室暖房乾燥機の
故障診断装置を提供することである。
【0005】本発明の第2の目的は、比較的簡単な構成
でもって熱動弁の故障診断を行うことができる浴室暖房
乾燥機の故障診断装置を提供することである。本発明の
第3の目的は、比較的簡単な構成でもって換気ファンの
故障診断を行うことができる浴室暖房乾燥機の故障診断
装置を提供することである。本発明の第4の目的は、比
較的簡単な構成でもって暖房運転時における循環ファン
の故障診断を行うことができる浴室暖房乾燥機の故障診
断装置を提供することである。
【0006】本発明の第5の目的は、比較的簡単な構成
でもって乾燥運的時における換気ファンの故障診断を行
うことができる浴室暖房乾燥機の故障診断装置を提供す
ることである。本発明の第6の目的は、比較的簡単な構
成でもって循環ファン及び換気ファンの故障診断を行う
ことができる浴室暖房乾燥機の故障診断装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記第1の
目的に対応して、浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記
循環流路に配設された熱交換器と、前記循環流路を通し
て浴室内の空気を循環するための循環ファンと、加熱媒
体を生成するための熱源機と、前記熱源機にて生成され
た加熱媒体を前記熱交換器を通して循環する循環ライン
と、前記循環ラインの供給ライン部に配設された熱動弁
と、前記循環ラインの前記熱動弁の配設部位より上流側
に配設された温度センサと、前記熱源機の故障を判断す
る故障判断手段と、熱源機異常信号を生成する異常信号
生成手段と、を具備し、前記故障判断手段は、前記熱源
機が作動した後診断期間経過後における前記温度センサ
の検出温度が設定基準温度よりも低いと前記熱源機の故
障と判断し、前記異常信号生成手段は前記熱源機異常信
号を生成することを特徴とする浴室暖房乾燥機の故障診
断装置が提供される。
【0008】本発明に従えば、暖房乾燥機本体の循環流
路に熱交換器が設けられ、熱源機からの加熱媒体は熱交
換器を含む循環ラインを通して循環され、熱交換器にて
循環ラインを流れる加熱媒体と循環流路を流れる空気と
の間で熱交換が行われる。循環ラインの供給ライン部に
は熱動弁が配設され、この熱動弁の配設部位の上流側に
温度センサが配設され、この温度センサは熱源機から熱
交換器に供給される加熱媒体の温度を検出する。熱源機
が正常に作動していると、熱源機からの加熱媒体が循環
ラインの供給ライン部を通して熱交換器に供給され、そ
れ故に、温度センサの検出温度は所要の通りに上昇す
る。故障判断手段は、この温度センサの検出温度を利用
して熱源機が故障しているか否かを判断する。即ち、故
障判断手段は、熱源機が作動した後診断期間(例えば5
分程度に設定される)経過後における温度センサの検出
温度が設定基準温度(例えば70℃程度に設定される)
以上であると熱源機が正常に作動していると判断する一
方、この設定基準温度よりも低いと熱源機にて加熱媒体
が所要の通りに生成されず、何らかの故障が生じている
と判断し、異常信号生成手段は熱源機異常信号を生成す
る。このように、供給ライン部に温度センサを設けると
いう簡単な構成でもって熱源機の故障を診断することが
でき、また比較的安価に提供することができる。
【0009】また、本発明では、上記第2の目的に対応
して、浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体と、前記暖
房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記循環流路に
配設された熱交換器と、前記循環流路を通して浴室内の
空気を循環するための循環ファンと、加熱媒体を生成す
るための熱源機と、前記熱源機にて生成された加熱媒体
を前記熱交換器を通して循環する循環ラインと、前記循
環ラインの供給ライン部に配設された熱動弁と、前記循
環ラインの前記熱動弁の配設部位より下流側に配設され
た温度センサと、前記熱動弁の故障を判断する故障判断
手段と、熱動弁異常信号を生成する異常信号生成手段
と、を具備し、前記故障判断手段は、前記熱源機が作動
した状態において前記熱動弁が開状態になった後診断期
間経過後における前記温度センサの検出温度が設定基準
温度よりも低いと前記熱動弁の故障と判断し、前記異常
信号生成手段は前記熱動弁異常信号を生成することを特
徴とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置が提供される。
【0010】本発明に従えば、暖房乾燥機本体の循環流
路に熱交換器が設けられ、熱源機からの加熱媒体は熱交
換器を含む循環ラインを通して循環され、熱交換器にて
循環ラインを流れる加熱媒体と循環流路を流れる空気と
の間で熱交換される。循環ラインの供給ライン部には熱
動弁が配設され、循環ラインの熱動弁の配設部位の下流
側に温度センサが配設され、この温度センサは熱動弁下
流側の加熱媒体の温度を検出する。熱動弁が正常に作動
していると、熱源機からの加熱媒体が循環ラインの供給
ライン部を通して熱交換器に供給され、それ故に、熱動
弁の下流側に配設された温度センサの検出温度は所要の
通りに上昇する。故障判断手段は、この温度センサの検
出温度を利用して熱動弁が故障しているか否かを判断す
る。即ち、故障判断手段は、熱源機が作動した状態にお
いて熱動弁が開状態になった後診断期間(例えば5分程
度に設定される)経過後における温度センサの検出温度
が設定基準温度(例えば50℃程度に設定される)以上
であると熱動弁が正常に作動していると判断する一方、
この設定基準温度よりも低いと熱動弁を通しての加熱媒
体の流れが正常でなく、何らかの故障が生じていると判
断し、異常信号生成手段は熱動弁異常信号を生成する。
このように、熱動弁の下流側に温度センサを設けるとい
う簡単な構成でもって熱動弁の故障を診断することがで
き、また比較的安価に提供することができる。尚、温度
センサの配設部位は、循環ラインの熱動弁の配設部位よ
り下流側であればよく、供給ライン部、熱交換器、戻り
ライン部のいずれの箇所でもよい。
【0011】また、本発明では、第3の目的に対応し
て、浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体と、前記暖房
乾燥機本体に設けられた循環流路及び換気流路と、前記
循環流路に配設された加熱手段と、前記循環流路を通し
て浴室内の空気を循環するための循環ファンと、前記換
気流路を通して浴室内の空気を外部に排出するための換
気ファンと、浴室内の温度を検出する温度センサと、前
記換気ファンの故障を判断する故障判断手段と、換気フ
ァン異常信号を生成する異常信号生成手段と、を具備
し、前記故障判断手段は、前記加熱手段の作動が停止し
た後の状態において前記換気ファンが作動した後診断期
間経過後における前記温度センサの検出温度が前記換気
ファン作動前の温度よりも低くないと前記換気ファンの
故障と判断し、前記異常信号生成手段は前記換気ファン
異常信号を生成することを特徴とする浴室暖房乾燥機の
故障診断装置が提供される。
【0012】本発明に従えば、暖房乾燥機本体の循環流
路に加熱手段及び循環ファンが設けられ、循環ファンの
作用によって浴室内の空気が循環流路を通して循環さ
れ、加熱手段はこの循環流路を流れる空気を加熱し、浴
室内の温度、例えば循環流路を流れる空気の温度を検出
する温度センサが設けられる。また、暖房乾燥機本体の
換気流路には換気ファンが設けられ、換気ファンは浴室
内の空気を外部に排出する。加熱手段が作動している状
態においては、浴室内の空気が循環流路を通して循環さ
れ、かく循環される空気が加熱手段によって加熱され、
浴室内は暖められた状態に保持される。このような状態
において、加熱手段を停止させた後換気ファンを作動さ
せると、換気ファンが正常状態であると、浴室内の空気
が換気流路を通して外部に排出され、これによって周囲
の空気(浴室内の空気よりも温度が低い)が浴室内に流
入し、それ故に、温度センサの検出温度は所要の通りに
低下する。故障判断手段は、この温度センサの検出温度
を利用して換気ファンが故障しているか否かを判断す
る。即ち、故障判断手段は、換気ファンが作動した後診
断期間(例えば5分程度に設定される)経過後における
温度センサの検出温度が換気ファン作動前の温度よりも
下がると換気ファンが正常であると判断する一方、この
ように温度が低下しないと、換気ファンによる空気の排
出が正常でなく、何らかの故障が生じていると判断し、
異常信号生成手段は換気ファン異常信号を生成する。こ
のように、浴室内の温度を検出する温度センサを設ける
という簡単な構成でもって換気ファンの故障を診断する
ことができ、また比較的安価に提供することができる。
尚、温度センサの配設部位は、循環流路の吸入口、吹出
し口、又は換気流路の換気口等に設けることができる。
【0013】また、本発明では、上記第4の目的に対応
して、浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体と、前記暖
房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記循環流路に
配設された加熱手段と、前記循環流路を通して浴室内の
空気を循環するための循環ファンと、前記循環経路の吸
入口又は吹出し口を流れる空気の温度を検出する温度セ
ンサと、前記循環ファンの故障を判断する故障判断手段
と、循環ファン異常信号を生成する異常信号生成手段
と、を具備し、前記故障判断手段は、暖房運転が開始し
て前記循環ファンが作動した後診断期間経過後における
前記温度センサの検出温度が暖房運転初期温度よりも所
定温度以上上昇しないと前記循環ファンの故障と判断
し、前記異常信号生成手段は前記循環ファン異常信号を
生成することを特徴とする浴室暖房乾燥機の故障診断装
置が提供される。
【0014】本発明に従えば、暖房乾燥機本体の循環流
路に加熱手段及び循環ファンが設けられ、循環ファンの
作用によって浴室内の空気が循環流路を通して循環さ
れ、加熱手段はこの循環流路を流れる空気を加熱する。
また、循環経路の吸入口又は吹出し口には温度センサが
配設され、そこを流れる空気の温度を検出する。暖房運
転時に循環ファンが正常に作動していると、浴室内の空
気が循環流路を通して循環され、この循環流路を流れる
空気は加熱手段によって加熱され、それ故に、温度セン
サの検出温度は所要の通りに上昇する。故障判断手段
は、この温度センサの検出温度を利用して循環ファンが
故障しているか否かを判断する。即ち、故障判断手段
は、暖房運転が開始して循環ファンが作動した後診断期
間(例えば5分程度に設定される)経過後における温度
センサの検出温度が循環ファン作動前の温度よりも所定
温度(吸入口を流れる空気の温度を検出する場合に例え
ば7℃程度に、吹出し口を流れる空気の温度を検出する
場合に例えば15℃程度に設定される)以上上昇すると
循環ファンが正常に作動していると判断する一方、この
所定温度以上上昇しないと循環ファンによる浴室内の空
気の循環が正常でなく、何らかの故障が生じていると判
断し、異常信号生成手段は循環ファン異常信号を生成す
る。このように、循環流路を流れる空気の温度を検出す
る温度センサを設けるという簡単な構成でもって循環フ
ァンの故障を診断することができ、また比較的安価に提
供することができる。
【0015】また、本発明では、上記第5の目的に対応
して、浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体と、前記暖
房乾燥機本体に設けられた循環流路及び換気流路と、前
記循環流路に配設された加熱手段と、前記循環流路を通
して浴室内の空気を循環するための循環ファンと、前記
換気流路を通して浴室内の空気を外部に排出するための
換気ファンと、前記換気流路を通して排出される空気の
温度を検出する温度センサと、前記換気ファンの故障を
判断する故障判断手段と、換気ファン異常信号を生成す
る異常信号生成手段と、を具備し、前記故障判断手段
は、乾燥運転が開始して前記換気ファンが作動した後診
断期間経過後における前記温度センサの検出温度が乾燥
運転初期温度よりも所定温度以上高くないと前記換気フ
ァンの故障と判断し、前記異常信号生成手段は前記換気
ファン異常信号を生成することを特徴とする浴室暖房乾
燥機の故障診断装置が提供される。
【0016】本発明に従えば、暖房乾燥機本体の循環流
路に加熱手段及び循環ファンが設けられ、循環ファンの
作用によって浴室内の空気が循環流路を通して循環さ
れ、加熱手段はこの循環流路を流れる空気を加熱する。
また、暖房乾燥機本体の換気流路には換気ファンが設け
られ、換気ファンは浴室内の空気を外部に排出し、この
換気流路を流れる空気の温度を検出する温度センサが設
けられる。乾燥運転においては、加熱手段及び循環ファ
ンが作動し、浴室内の空気は循環流路を通して循環さ
れ、かく循環される空気は加熱手段によって加熱され、
浴室内の空気は暖かい状態に保たれる。この乾燥運転が
開始して換気ファンが作動すると、浴室内の空気は換気
流路を通して外部に排出され、それ故に、温度センサの
検出温度が所要の通りに上昇する。故障判断手段は、こ
の温度センサの検出温度を利用して換気ファンが故障し
ているか否かを判断する。即ち、故障判断手段は、換気
ファンが作動した後診断期間(例えば5分程度に設定さ
れる)経過後における温度センサの検出温度が換気ファ
ン作動前の温度よりも所定温度(例えば5℃程度に設定
される)以上上昇すると換気ファンが正常であると判断
する一方、この所定温度以上上昇しないと、換気ファン
による空気の排出が正常でなく、何らかの故障が生じて
いると判断し、異常信号生成手段は換気ファン異常信号
を生成する。このように、換気流路を流れる空気の温度
を検出する温度センサを設けるという簡単な構成でもっ
て換気ファンの故障を診断することができ、また比較的
安価に提供することができる。尚、温度センサの配設部
位は、例えば換気流路の排出口に配設される。
【0017】また、本発明では、浴室に取り付けられる
暖房乾燥機本体と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循
環流路及び換気流路と、前記循環流路に配設された加熱
手段と、前記循環流路を通して浴室内の空気を循環する
ための循環ファンと、前記換気流路を通して浴室内の空
気を外部に排出するための換気ファンと、前記循環経路
の吸入口又は吹出し口を流れる空気の温度を検出する第
1温度センサと、前記換気流路を通して排出される空気
の温度を検出する第2温度センサと、前記循環ファン及
び前記換気ファンの故障を判断する故障判断手段と、循
環ファン異常信号及び換気ファン異常信号を生成する異
常信号生成手段と、を具備し、自動的に故障を検知する
故障診断モードにおいては、暖房運転及び乾燥運転がこ
の順序で実行され、前記故障診断モードの暖房運転にお
いて、暖房運転が開始して前記循環ファンが作動した後
第1診断期間経過後における前記第1温度センサの検出
温度が暖房運転初期温度よりも所定温度以上上昇しない
と、前記故障診断手段は前記循環ファンの故障と判断
し、前記異常信号生成手段は前記循環ファン異常信号を
生成し、次の前記故障診断モードの乾燥運転において、
乾燥運転が開始して前記換気ファンが作動した後第2診
断期間経過後における前記第2温度センサの検出温度が
乾燥運転初期温度よりも所定温度以上上昇しないと、前
記故障診断手段は前記換気ファンの故障と判断し、前記
異常信号生成手段は前記換気ファン異常信号を生成する
ことを特徴とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置が提供
される。
【0018】本発明に従えば、自動的に故障を診断する
故障診断モードの設定が可能であり、この故障診断モー
ドにおいては、暖房運転及び乾燥運転がこの順序で遂行
される。故障診断モードの暖房運転においては、加熱手
段及び循環ファンが作動され、浴室内の空気が暖められ
る。この暖房運転が開始して循環ファンが作動した後第
1診断期間経過後における第1温度センサの検出温度が
暖房運転初期温度よりも所定温度以上上昇しないと、故
障診断手段は循環ファンの故障と判断し、異常信号生成
手段は循環ファン異常信号を生成する。循環ファンの故
障診断の後に、故障診断モードの乾燥運転が遂行され、
換気ファンの故障診断が行われる。乾燥運転において
は、加熱手段及び循環ファンが作動されて浴室内の空気
が暖められるとともに、換気ファンがされて浴室内の空
気が外部に排出される。乾燥運転が開始して換気ファン
が作動した後第2診断期間経過後における第2温度セン
サの検出温度が乾燥運転初期温度よりも所定温度以上上
昇しないと、故障診断手段は換気ファンの故障と判断
し、異常信号生成手段は換気ファン異常信号を生成す
る。このように故障診断モードにおいて暖房運転の後に
乾燥運転を遂行することによって、暖房運転終了時に浴
室内が暖められた状態に保たれために、後の乾燥運転に
おいて改めて浴室内を暖める必要はなく、故障診断モー
ドにおける乾燥運転を効率的に行うことができる。
【0019】更に、本発明では、前記加熱手段は、前記
循環流路に配設された熱交換器と、加熱媒体を生成する
熱源機と、前記熱源機にて生成された加熱媒体を前記加
熱手段に供給する供給ラインと、前記熱交換器からの加
熱媒体を前記熱源機に戻す戻りラインとを含み、前記供
給ラインには熱動弁が配設されており、前記熱源機及び
前記熱動弁の作動開始時にこれらの故障診断が実行され
ることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、加熱手段が熱源機、熱動
弁及び熱交換器等から構成され、熱源機及び熱動弁の作
動開始時にこれらの故障診断が自動的に行われる。例え
ば、暖房運転時には循環ファンに加えて熱源機及び熱動
弁の故障診断が、また乾燥運転時には換気ファンに加え
て熱源機及び熱動弁の故障診断が、更に故障診断モード
の運転時には循環ファン及び換気ファンに加えて熱源機
及び熱動弁の故障診断が行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う浴室暖房乾燥機の故障診断装置について説明す
る。図1は、本発明に従う故障診断装置の一実施形態を
備えた浴室暖房乾燥機の一例を簡略的に示す断面図であ
り、図2は、図1の浴室暖房乾燥機の制御系を簡略的に
示すブロック図であり、図3は、図1の浴室暖房乾燥機
の故障診断モードの運転動作の概要を示すフローチャー
トであり、図4は、図3における一般的故障診断の内容
を具体的に示すフローチャートであり、図5は、図4に
おける熱源機関係の故障診断の内容を具体的に示すフロ
ーチャートであり、図6は、図3における暖房運転の故
障診断の内容を具体的に示すフローチャートであり、図
7は、図3における乾燥運転の故障診断の内容を具体的
に示すフローチャートであり、図8は、図3における換
気運転の故障診断の内容を具体的に示すフローチャート
である。
【0022】図1において、図示の浴室暖房乾燥機は直
方体状の暖房乾燥機本体2を備え、この暖房乾燥機本体
2は例えば浴室の天井に取り付けられる。暖房乾燥機本
体2内には、循環流路4及び換気流路6が設けられてい
る。循環流路4は、暖房乾燥機本体2内において図1の
左部から中間部にわたって設けられ、この循環流路4に
加熱手段の一部を構成する熱交換器8と、浴室内の空気
を循環するための循環ファン10とが設けられている。
熱交換器8は複数本の中空パイプ12を有し、加熱媒体
としての温水が後述する如くしてこれら中空パイプ12
を通して流れる。循環ファン10は、循環流路4に配設
された循環用羽根体14と、この羽根体14を回転駆動
する循環モータ16(図2参照)から構成され、循環モ
ータ16が作動すると羽根体14は矢印18で示す方向
に回転駆動される。
【0023】暖房乾燥機本体2の下面には、循環用吸入
口20及び循環用吹出し口22が設けられ、循環流路4
の上流側部は吸入口20に連通し、その下流側部は吹出
し口22に連通している。循環用羽根体14が矢印18
で示す方向に回転駆動すると、浴室内の空気が吸入口2
0を通して吸入され、循環流路4を実線矢印で示すよう
に流れた後吹出し口22から浴室内に吹き出し、このよ
うにして浴室内の空気が循環流路4を通して循環され
る。循環流路4を流れる空気は、後述する如く、熱交換
器8にて中空パイプ12内を流れる温水との間で熱交換
されて加熱され、加熱された空気が吹出し口22から吹
き出す。尚、吸入口20には吸気グリル24が設けら
れ、吹出し口22には可動ルーバ26が設けられ、この
可動ルーバ26はルーバ用モータ28(図2参照)によ
って揺動される。
【0024】換気流路6は、暖房乾燥機本体2内におい
て図1の中間部から右部にわたって設けられている。暖
房乾燥機本体2の下面には換気口30が設けられ、暖房
乾燥機本体2の図1の右側側面には排気口(図示せず)
が設けられ、換気流路6の上流側部が換気口30に連通
し、その下流側部が排気口に連通している。この換気流
路6に換気ファン32が配設されている。換気ファン3
2は、換気流路6に配設された換気用羽根体34と、こ
の羽根体34を回転駆動する換気モータ36(図2参
照)から構成されている。この換気モータ36が作動す
ると、羽根体34が矢印38で示す方向に回転駆動し、
浴室内の空気は換気口30を通して吸入され、換気流路
6を破線矢印で示すように流れて排出口(図示せず)か
ら屋外に排出される。尚、換気口30には、換気グリル
40が配設されている。
【0025】熱交換器8には、加熱媒体としての温水が
熱源機42(加熱手段の一部を構成する)から供給され
る。熱源機42は例えばガス給湯器、電気給湯器等から
構成され、熱源機42にて加熱された温水は、熱交換器
8を含む循環ライン43を通して循環される。循環ライ
ン43は、熱源機42の供給側接続部44と熱交換器5
2の流入側とを接続する供給ライン部46と、熱交換器
8の流出側と熱源機42の戻り側接続部48とを接続す
る戻りライン部50を含み、供給ライン部46には、こ
のラインを開閉する熱動弁52が配設されている。この
ように構成されているので、熱源機42にて生成された
温水、例えば80℃の温水は、供給ライン部46、熱交
換器8の複数本の中空パイプ12及び戻りライン部50
を通して流れた後熱源機42に戻る。尚、加熱手段とし
て電気加熱ヒータ等を用いるようにしてもよい。
【0026】この実施形態では、浴室暖房乾燥機は、図
2に示すように、例えばマイクロコンピュータから構成
されるコントローラ54によって作動制御され、コント
ローラ54は、熱源機42、熱動弁52、循環モータ1
及び換気モータ36等を後述する如く作動制御する。浴
室暖房乾燥機は、また、リモコン56を含み、各種運転
モード等がこのリモコン56を操作することによって設
定される。リモコン56は、運転モードを設定するため
の運転モード設定手段を備え、この形態では、この運転
モード設定手段は、暖房運転モードを設定するための暖
房スイッチ58、乾燥運転モードを設定するための乾燥
スイッチ60、換気運転モードを設定するための換気ス
イッチ62、涼風運転モードを設定するための涼風スイ
ッチ64及び故障診断モードを設定するための故障診断
スイッチ66から構成されている。この故障診断スイッ
チ68は、リモコン56側に代えて、暖房乾燥機本体2
側に、又は暖房乾燥機本体2と通信上つながっている熱
源機42側に設けるようにしてもよい。リモコン56
は、更に、運転/停止スイッチ68、設定切換スイッチ
70、アップスイッチ72及びダウンスイッチ74を含
んでいる。運転/停止スイッチ66は、浴室暖房乾燥機
の運転を開始、終了するためのスイッチであり、押圧す
ると設定した運転モードによる運転が開始され、再度押
圧するとその運転が終了する。設定切換スイッチ70は
設定条件を切り換えるためのスイッチであり、押圧する
毎に設定条件が、例えば「温度」と「タイマ時間」に交
互に切り換わる。アップスイッチ72及びダウンスイッ
チ74は設定条件をアップ及びダウンするためのスイッ
チであり、設定条件が温度(又はタイマ時間)である場
合に、このアップスイッチ72を押圧すると、設定温度
(又はタイマ設定時間)が上がり(又は長くなり)、ダ
ウンスイッチ74を押圧すると、設定温度(又はタイマ
設定時間)が下がる(又は短くなる)。このリモコン5
6によって設定された設定条件は、その送受信手段76
からコントローラ54に送信される。
【0027】コントローラ54は、リモコン56との間
で各種信号を無線又は有線で送受信する送受信手段78
に加えて、作動制御手段80、故障診断手段82、異常
信号生成手段84及び温度マトリックス記憶手段86を
含み、これら故障判断手段82、異常信号生成手段84
及び温度マトリックス記憶手段86が故障診断装置の一
部を構成する。作動制御手段80は、リモコン56にて
設定した運転モードでもって浴室暖房乾燥機の各種構成
要素を所要の通りに作動制御する。故障判断手段82
は、後述する如くして各種構成要素、この形態では、熱
源機42、熱動弁52、循環ファン10及び換気ファン
32等が故障しているか否かを診断する。また、異常信
号生成手段84は、上記各種構成要素が故障していると
判断された場合に異常信号を生成する。この形態では、
異常信号生成手段84は、熱源機42が故障してる場合
に熱源機異常信号を、熱動弁52が故障している場合に
熱動弁異常信号を、循環ファン10が故障している場合
に循環ファン異常信号を、また換気ファン32が故障し
ている場合に換気ファン異常信号を生成する。また、温
度マトリックス記憶手段86には、暖房運転時における
熱源機42からの温水の温度、吹出し口22の空気の温
度と循環ファン10の風量と浴室の上昇温度との関係の
マトリックスと、換気運転時における浴室の温度と換気
ファン32の風量と浴室の降下温度との関係のマトリッ
クスが、記憶されている。このコントローラ54は、更
に、タイマ手段88を含み、このタイマ手段88は各種
タイマ時間を計時する。
【0028】浴室暖房乾燥機には、更に、5つの温度セ
ンサ、第1〜第5温度センサ90,92,94,96,
98が設けられ、第1〜第5温度センサ90〜98も故
障診断装置の一部を構成する。この形態では、第1温度
センサ90は循環流路4の吸入口20に配設され、第2
温度センサ92は換気流路6の排出口に配設され、第3
の温度センサ94は循環流路4の吹出し口22に配設さ
れ、第4温度センサ96は供給ライン部46の熱動弁5
2の配設部位より上流側に配設され、第5温度センサ9
8は供給ライン部46の熱動弁52の配設部位より下流
側に配設されている。これら温度センサ90〜98は例
えば温度サーミスタから構成され、これらの温度検出信
号はコンとローラ54に送給される。
【0029】この故障診断装置は、更に、警告手段10
0及びリセット手段102を含んでいる。警告手段10
0は例えば警告ランプ(又は液晶表示装置)から構成さ
れ、点灯して(又は故障の構成要素を表示して)故障が
発生したことを操作者に知らせる。また、リセット手段
102は例えばリセットスイッチから構成され、故障し
た構成要素を修理した後操作することによって、故障状
態がリセットされ、元の正常な状態に復帰する。この警
告手段100は、例えばリモコン56に設けられるが熱
源機42側に設けるようにしてもよい。
【0030】次に、図1〜図3を参照して、上述した浴
室暖房乾燥機における故障診断モードの運転について説
明する。故障診断モードの運転をするには、まず、リモ
コン56の故障診断スイッチ66を操作し、その後運転
/停止スイッチ66を押圧してオンすればよく、このよ
うに操作することによって故障診断モードの運転が行わ
れる。故障診断モードの運転では、まず、一般的故障診
断、即ち各温度センサ90〜98等の異常確認が行われ
(ステップS−1)、次いで熱源機42関係の故障診
断、即ち熱源機42及び熱動弁52の故障診断が行われ
(ステップS−2)、その後浴室暖房乾燥機の暖房運転
が行われ、この暖房運転の故障診断、この形態では循環
ファン10の故障診断が行われる(ステップS−3)。
次に、浴室暖房乾燥機の乾燥運転が行われ、この乾燥運
転の故障診断、この形態では換気ファン32の故障診断
が行われ(ステップS−4)、しかる後、浴室暖房乾燥
機の換気運転が行われ、この換気運転の故障診断、この
形態では換気ファン32の故障診断が行われる(ステッ
プS−5)。尚、この形態では、後に詳述するように、
ステップS−4の乾燥運転の故障診断とステップS−5
の換気運転の故障診断において換気ファン32の故障診
断を行ているが、このように故障診断を行う必要はな
く、乾燥運転又は換気運転のいずかにおいて換気ファン
32の故障を診断するようにしてもよい。
【0031】次に、主として図2及び図4を参照して、
一般的故障診断の内容を具体的に説明する。一般的診断
においては、まず、各温度センサ90〜98の異常確認
が行われる(ステップS1−1)。この異常確認は、各
温度センサ90〜98に診断電流を流すことによって行
われ、各温度センサ90〜98を通して診断電流が流れ
ると、各温度センサ90〜98において断線がなく正常
状態にあるが、この診断電流が少なくとも一つの温度セ
ンサ90〜98において流れないと、その温度センサに
て断線が発生して異常状態にあり、この場合、ステップ
S1−2からステップS1−3に進み、コントローラ5
4の故障判断手段82がセンサ異常と判断し、異常信号
生成手段84がセンサ異常信号を生成する。このセンサ
異常信号は警告手段100に送給され、このセンサ異常
信号に基づいて警告手段100が作動し(ステップS1
−4)、操作者にセンサ異常が発生したことを知らせ
る。
【0032】各温度センサ90〜98に異常がないと、
ステップS1−2からステップS1−5に進み、次に、
通信異常の確認が行われる。この通信異常の確認は、リ
モコン56から送信された通信確認信号がコントローラ
54とリモコン56との間で所要の通りに送受信される
ことによって行われ、この通信確認信号が所要の通りに
送受信されないと通信異常としてステップS1−5から
ステップS1−6に進み、故障判断手段82が通信異常
と判断し、異常信号生成手段84が通信異常信号を生成
し、この通信異常信号に基づいて警告手段100が作動
する。
【0033】通信異常がないと、ステップS1−5から
ステップS1−7に進み、コントローラ54にて各温度
センサ90〜98の検出温度の温度差が演算され、温度
センサ90〜98間の最大温度差ΔT、即ち温度センサ
90〜98の最大検出温度と温度センサ90〜98の最
小検出温度との温度差が所定温度(例えば2℃程度に設
定される)範囲内である(ΔT<2℃)かが判断される
(ステップS1−8)。そして、かかる最大温度差が所
定温度範囲から外れていると、故障診断モードの運転を
開始してから所定時間(例えば30分程度に設定され
る)経過するまでステップS1−8が繰り返し実行さ
れ、所定時間経過しても温度センサ90〜98間の最大
温度差が所定温度から外れていると、ステップS1−4
に移る。通常、故障診断モードの運転開始時には、浴室
内は暖められておらず、それ故に、検出個所に関係なく
空気の温度はほぼ一定であり、従って温度センサ90〜
98の検出温度はほぼ等しく所定範囲内に入るようにな
る。実施形態においては、故障診断モードの運転開始か
ら所定時間の間、この判断操作が繰り返し行われるが、
これは、暖房運転、乾燥運転等の終了直後においては浴
室内の空気が暖められているが、所定時間経過するとこ
の浴室内の空気の温度が下がり、周囲とほぼ同じ温度と
なるからであり、浴室内の温度が低下する期間として所
定時間、例えば30分が設定される。所定時間が経過し
ても温度センサ90〜98間の最大温度差が所定温度範
囲内から外れていると、故障判断手段82は後述する故
障診断が遂行できないと判断し、異常信号生成手段84
は故障診断異常信号を生成し、この故障診断異常信号に
基づいて警告手段100が作動する(ステップS−
4)。
【0034】一方、上記所定時間内に温度センサ90〜
98間の最大温度差が所定温度範囲内に入ると、ステッ
プS1−8からステップS1−9に進み、後述する各運
転の故障診断の実行が許容され(S1−10)、まず、
ステップS−2における熱源機42関係の故障診断が実
行される。主として図2及び図5を参照して、熱源機4
2関係の故障診断の内容を具体的に説明する。熱源機4
2関係の故障診断では、まず、熱源機42が作動し(ス
テップS2−1)、熱源機42にて加熱媒体、例えば8
0℃の温水が生成される。また、熱動弁52が作動して
開状態になり(ステップS2−2)、熱源機42からの
温水が熱交換器8に供給される。
【0035】この温水循環状態において、供給ライン部
46の熱動弁52の配設部位の上流側の温水の温度、即
ち第4温度センサ96の検出温度が第1設定基準温度、
例えば70℃以上になったか否かが判断され(ステップ
S2−3)、熱源機42の故障診断を行う熱源機42の
所定診断時間、例えば5分間繰り返し行われる。熱源機
42が正常であると、生成された温水(例えば80℃で
ある)が供給ライン部46を通して供給され、それ故
に、時間の経過に伴って第4温度センサ96の検出温度
が上昇し、第4温度センサ96の検出温度が第1設定基
準温度を超え、ステップS2−3からステップS2−5
に進む。一方、熱源機42が故障していると、熱源機4
2にて所定温度の温水が生成されず、従って、所定診断
時間を経過しても第4温度センサ96の検出温度は第1
設定基準温度以上に上昇せず、ステップ2−3からステ
ップS2−4を経てステップS2−6に進む。この場
合、故障判断手段82は熱源機42が故障していると判
断し、異常信号生成手段84は熱源機異常信号を生成し
(ステップS2−6)、この熱源機異常信号に基づいて
警告手段100が作動する(ステップS2−7)。尚、
第4温度センサ96は循環ライン43の熱動弁52の配
設部位より上流側に配設すればよく、例えば熱源機42
の温水出口(例えば供給側接続部44)に設けるように
してもよい。
【0036】この実施形態では、故障判断手段82は、
第4温度センサ96の検出温度が第1設定基準温度以上
に上昇したか否かによって熱源機42の故障を判断して
いるが、このような構成に加えて、第4温度センサ96
の検出温度が異常温度、例えば80℃を超えたか否かを
判断し、この異常温度を超えたときにも故障と判断し、
異常信号生成手段84が熱源機異常信号を生成するよう
にしてもよい。熱源機42に故障がなくてステップS2
−5に進むと、供給ライン部46の熱動弁52の配設部
位の下流側の温水の温度、即ち第5温度センサ98の検
出温度が第2設定基準温度、例えば50℃以上になった
か否かが判断され(ステップS2−5)、熱動弁52の
故障を診断する所定診断時間(例えば、熱源機42の所
定診断期間と同様に5分に設定される)繰り返し行われ
る。熱動弁52が正常であると、熱源機42から供給さ
れた温水によって熱動弁52が作動して開状態になり、
この温水は熱動弁52を通してさらに下流側に流れ、そ
れ故に、時間の経過に伴って第5温度センサ98の検出
温度が上昇し、第5温度センサ98の検出温度が第2設
定基準温度を超えるようになる。一方、熱動弁52が故
障していると、熱源機42からの温水が下流側に所要の
通りに流れず、従って、所定診断時間を経過しても第5
温度センサ98の検出温度は第2設定基準温度以上に上
昇せず、ステップ2−5からステップS2−8を経てス
テップS2−9に進む。この場合、故障判断手段82は
熱動弁52が故障していると判断し、異常信号生成手段
84は熱動弁異常信号を生成し(ステップS2−9)、
この熱源機異常信号に基づいて警告手段100が作動す
る(ステップS2−10)。このような熱源機42及び
熱動弁52の故障診断が終了すると、次に、ステップS
−3の暖房運転の故障診断が行われる。
【0037】尚、この実施形態では、第5温度センサ9
8を供給ライン部46の熱動弁52の配設部位より下流
側に設けているが、この第5温度センサ98は循環ライ
ン43の熱動弁52の配設部位より下流側に配設すれば
よく、例えば熱交換器8、戻りライン部50、又は熱源
機42の温水戻り口(例えば戻り側接続部48)に配設
するようにしてもよい。主として図2及び図6を参照し
て、ステップS−3の暖房運転の故障診断の内容につい
て具体的に説明すると、ステップS−2における熱源機
42関係の故障診断のときに熱源機42及び熱動弁52
が作動しているので、この暖房運転の故障診断の開始時
に、循環モータ16が作動する(ステップS3−1)。
尚、熱源機42関係の故障診断が終了すると、熱源機4
2の作動を停止するとともに熱動弁52を閉状態にして
浴室暖房乾燥機の作動を一旦停止し、その後、暖房運転
の故障診断を開始する、換言すると熱源機42を作動
し、熱動弁52を開状態にし、また循環モータ16を作
動するようにしてもよい。
【0038】循環モータ16が作動すると、浴室内の空
気が循環経路4を通して循環され、循環流路4を通して
流れる空気は、熱交換器8にて複数本の中空パイプ12
を流れる温水との間で熱交換が行われ、かく加熱された
空気が吹出し口22から吹出し、このようにして浴室内
が暖められる。循環モータ16が作動すると、吹出し口
22から吹き出される空気の温度、即ち第3温度センサ
94の検出温度が所定温度、例えば15℃以上上昇した
か否かが判断される(ステップS3−2)。暖房運転が
開始すると、熱交換器8にて循環流路4を流れる空気が
加熱され、それ故に、時間の経過に伴って第3温度セン
サ94の検出温度が上昇し、第3温度センサ94の検出
温度が、暖房運転開始(この場合、循環モータ16の作
動開始)時の初期温度より15℃以上上昇するようにな
る。一方、循環ファン10が故障していると、熱交換器
8にて加熱された空気が循環流路4を通して所要の通り
に流れず、従って、循環ファン16の故障診断を行う所
定診断時間を経過しても第3温度センサ94の検出温度
は暖房運転初期温度より15℃以上上昇せず、ステップ
S3−2からステップS3−3を経てステップS3−4
に進む。この場合、故障判断手段82は循環ファン10
が故障していると判断し、異常信号生成手段84は循環
ファン異常信号を生成し(ステップS3−4)、警告手
段100は作動して循環ファン10が故障していること
を知らせる。
【0039】第3温度センサ94の温度検出の後、吸引
口20から吸入される空気の温度、即ち第1温度センサ
90の検出温度が所定温度、例えば7℃以上上昇したか
否かが判断される(ステップS3−6)。暖房運転が開
始すると、熱交換器8にて加熱された空気が吹出し口2
2から吹出して浴室内の空気が暖められ、それ故に、時
間の経過に伴って第1温度センサ90の検出温度が上昇
し、第1温度センサ90の検出温度が、暖房運転開始
(この場合、循環モータ16の作動開始)時の初期温度
より7℃以上上昇するようになる。一方、循環ファン1
0が故障していると、熱交換器8にて加熱された空気が
吹出し口22を通して所要の通りに吹き出さず、従っ
て、循環ファン10の故障診断を行う所定診断時間を経
過しても第1温度センサ90の検出温度は暖房運転初期
温度より7℃以上上昇せず、ステップS3−6からステ
ップS3−7を経てステップS3−4に移る。この場
合、上述したと同様に、故障判断手段82は循環ファン
10が故障していると判断し、異常信号生成手段84は
循環ファン異常信号を生成し(ステップS3−4)、警
告手段100が作動する(ステップS3−5)。
【0040】尚、この実施形態では、第3温度センサ9
4の検出温度及び第1温度センサ90の検出温度を利用
して循環ファン10の故障診断を行っているが、このよ
うに構成する必要はなく、例えば第3温度センサ94及
び第1温度センサ90のいずれか一方の検出温度を利用
して循環ファン10の故障診断を行うようにしてもよ
い。吹出し口22から吹き出される空気の温度が所要の
通りに上昇し、また吸入口20から吸入される空気(換
言すると、浴室内の空気)の温度が所要の通りに上昇す
ると、ステップS3−8に進み、暖房運転開始から所定
時間、この実施形態では例えば5分経過したか否か判断
され、所定時間経過すると、ステップS3−9に進み、
第1、第3、第4及び第5温度センサ90,92,9
6,98の検出温度、即ち、吹出し口22の空気の温
度、吸入口20の空気の温度、熱動弁52の上流側の温
水の温度及び熱動弁52の下流側の温水の温度が測定さ
れ、故障判断手段82は、これら検出温度とコントロー
ラ54の温度マトリックス記憶手段86に予め記憶され
た上記マトリックスとの比較を行う(ステップS3−1
0)。そして、これらを比較した結果が所定範囲内であ
ると、循環ファン10が正常に運転しているとしてステ
ップ S3−12に進むが、これらを比較した結果が所
定範囲から外れていると、ステップS3−4に移り、上
述したと同様に、故障判断手段82は循環ファン10の
回転が正常でなくて故障していると判断し、異常信号生
成手段84は循環ファン異常信号を生成し、警告手段1
00が作動する(ステップS3−5)。尚、故障診断を
簡単にするために、上記マトリックスを利用した循環フ
ァン10の故障診断を省略するようにしてもよい。
【0041】上述したようにしてステップS3−12に
進むと、熱動弁52が閉状態になり、第5温度センサ9
8の検出温度が低下したか否かが判断される(ステップ
S3−13)。熱動弁52が閉状態になると、熱源機4
2からの温水の熱交換器8への供給が停止し、それ故
に、時間の経過に伴って第5温度センサ98の検出温度
が低下するようになる。一方、熱動弁52が故障してい
ると、熱源機42からの温水が熱交換器8に供給され続
け、第5温度センサ98の検出温度が熱動弁52の閉状
態を診断する所定診断時間(例えば5分程度に設定され
る)を経過しても第5温度センサ98の検出温度は低下
せず、ステップS3−13からステップS3−14を経
てステップS3−15に進む。この場合、故障判断手段
82は熱動弁52が故障していると判断し、異常信号生
成手段84は熱動弁異常信号を生成し(ステップS3−
15)、警告手段100が作動する(ステップS3−1
6)。このようにして、熱動弁52の閉状態の故障確認
が行われ、暖房運転の故障診断が終了する。尚、この実
施形態では、熱動弁52の閉状態の故障診断を暖房運転
時に行っているが、これに代えて、熱源機42関係の故
障診断のとき、例えばステップS2−5の後に熱動弁5
2を閉状態にしてこの故障診断を行うようにしてもよ
い。
【0042】主として図2及び図7を参照して、乾燥運
転の故障診断の内容について説明すると、ステップS−
3における暖房運転の故障診断のときに熱源機42及び
循環ファン10が作動しているので、この乾燥運転の故
障診断の開始時に、熱動弁52が作動して再び開状態に
なり(ステップS4−1)、また換気モータ36が作動
する(ステップS4−2)。尚、暖房運転の故障診断が
終了すると、熱源機42及び循環ファン10の作動を停
止して浴室暖房乾燥機の作動を一旦停止し、その後、乾
燥運転の故障診断を開始する、換言すると熱源機42を
作動し、熱動弁52を開状態にし、また循環モータ16
及び換気モータ36を作動するようにしてもよい。
【0043】ステップS4−2からステップS4−3に
進むと、第2温度センサ92の検出温度が所定温度、例
えば5度上昇したか否かが判断される(ステップS4−
3)。暖房運転時においては、熱源機42が作動され、
熱動弁52が開状態に保持され、浴室内は暖められた状
態に保持されている。このような状態において乾燥運転
が開始して換気ファン32が作動されると、浴室内の温
かい空気が換気流路6を通して外部に排出され、それ故
に、時間の経過に伴って第2温度センサ92の検出温度
が上昇し、第2温度センサ92の検出温度が、乾燥運転
開始(この場合、換気モータ36の作動開始)時の初期
温度より所定温度(例えば5℃程度に設定される)以上
上昇するようになる。一方、換気ファン32が故障して
いると、浴室内の温かい空気が換気流路6を通して所要
の通りに排出されず、従って、換気モータ36の故障を
診断する所定診断時間(例えば5分程度に設定される)
を経過しても第2温度センサ92の検出温度は乾燥運転
初期温度より5℃以上上昇せず、ステップS4−3から
ステップS4−4を経てステップS4−5に進む。この
場合、故障判断手段82は換気ファン32が故障してい
ると判断し、異常信号生成手段84は換気ファン異常信
号を生成し(ステップS4−5)、警告手段100は作
動して換気ファン32が故障していることを知らせる
(ステップS4−6)。
【0044】次に、主として図2及び図8を参照して、
換気運転の故障診断の内容について説明すると、換気運
転が行われると、熱源機42の作動が停止し(ステップ
S5−1)、熱動弁52が閉状態になり(ステップS5
−2)、循環モータ16の作動が停止し(ステップS5
−3)、換気運転が開始される。この換気運転におい
て、浴室内の空気の温度、即ち第1温度センサ90の検
出温度が換気運転開始時(この場合、循環モータ16の
作動停止時)の初期温度より低下したか否かが判断され
る(ステップS5−4)。換気運転が開始すると、循環
ファン32の作用によって浴室内の暖かい空気が換気流
路6を通して外部に排出される一方、浴室周囲の空気が
浴室内に流入するようになり、それ故に、時間の経過に
伴って第1温度センサ90の検出温度が下がる。一方、
換気ファン32が故障していると、浴室内の空気が所要
の通りに外部に排出されず、従って、換気ファン32の
故障を診断する所定診断時間(例えば2分程度に設定さ
れる)を経過しても第1温度センサ90の検出温度は低
下せず、ステップS5−4からステップS5−5を経て
ステップS5−6に移る。この場合、故障判断手段82
は換気ファン32が故障していると判断し、異常信号生
成手段84は換気ファン異常信号を生成し(ステップS
5−6)、警告手段100が作動して換気ファン32が
故障していることを知らせる(ステップS5−7)。
【0045】ステップS5−4にて第1温度センサ90
の温度が所要の通りに低下してステップS5−8に進む
と、故障診断モードの運転開始時の浴室温度(第1温度
センサ90の検出温度)に下がるまでの時間の測定が行
われ(ステップS5−8)、故障判断手段82は、これ
ら検出温度及び測定時間とコントローラ54の温度マト
リックス記憶手段86に予め記憶された上記マトリック
スとの比較を行う(ステップS5−9)。そして、これ
らを比較した結果が所定範囲外であると、ステップS5
−6に移り、上述したと同様に、故障判断手段82は換
気ファン32の回転が正常でなくて故障していると判断
し、異常信号生成手段84は換気ファン異常信号を生成
し(ステップS5−6)、警告手段100が作動する
(ステップS3−5)。一方、これらを比較した結果が
所定範囲内であると、換気ファン10が正常に運転して
いるとしてステップ S5−11に進み、換気モータ3
6の作動が停止し、故障診断モードによる運転が終了す
る。尚、換気運転において、上記マトリックスを利用し
て換気ファン32の故障診断を行っているが、故障診断
を簡略化するために、この故障診断を省略するようにし
てもよい。
【0046】以上説明したように、故障診断モードによ
る運転行うことによって、第1〜第5温度センサ90〜
98の検出温度を利用して、熱源機42、熱動弁52、
循環ファン10及び換気ファン32の故障診断を自動的
に行うことができる。以上、本発明に従う浴室暖房乾燥
機の故障診断装置の一実施形態について説明したが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発
明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能
である。
【0047】例えば、図示の実施形態では、故障診断モ
ードの運転における故障診断について説明したが、例え
ば浴室暖房乾燥機の各種運転の前に、故障診断モードの
運転の一部による故障診断、即ちその運転に対応した故
障診断を行うようにすることができる。例えば暖房運転
を行う場合には、通常の暖房運転を開始する前に、一般
的故障診断の実行(ステップS−1)、熱源機42関係
の故障診断(ステップS−2)及び暖房運転の故障診断
(ステップS−3)を行い、熱源機42、熱動弁52及
び循環ファン10等の故障診断を行うようにしてもよ
く、例えば乾燥運転を行う場合には、通常の乾燥運転を
開始する前に、一般的故障診断の実行(ステップS−
1)、熱源機42関係の故障診断(ステップS−2)、
暖房運転の故障診断(ステップS−3)及び乾燥運転の
故障診断(ステップS−4)を行い、熱源機42、熱動
弁52、循環ファン10及び換気ファン32等の故障診
断を行うようにしてもよく、また例えば浴室暖房乾燥機
による換気運転を行う場合には、通常の換気運転を開始
する前に、一般的故障診断の実行(ステップS−1)、
熱源機42関係の故障診断(ステップS−2)、暖房運
転の故障診断(ステップS−3)及び換気運転の故障診
断(ステップS−5)を行い、換気ファン32等の故障
診断を行うようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1の浴室暖房乾燥機の故
障診断装置によれば、熱源機から熱交換器に加熱媒体を
供給する供給ライン部に温度センサを設けるという簡単
な構成でもって熱源機の故障を診断することができる。
【0049】また、本発明の請求項2の浴室暖房乾燥機
の故障診断装置によれば、熱源機からの加熱媒体を熱交
換器を通して循環する循環ラインの熱動弁の下流側に温
度センサを設けるという簡単な構成でもって熱動弁の故
障を診断することができる。また、本発明の請求項3の
浴室暖房乾燥機の故障診断装置によれば、浴室内の温度
を検出する温度センサを設けるという簡単な構成でもっ
て換気ファンの故障を診断することができる。また、本
発明の請求項4の浴室暖房乾燥機の故障診断装置によれ
ば、浴室内の温度を検出する温度センサを設けるという
簡単な構成でもって循環ファンの故障を診断することが
できる。
【0050】また、本発明の請求項5の浴室暖房乾燥機
の故障診断装置によれば、換気流路を流れる空気の温度
を検出する温度センサを設けるという簡単な構成でもっ
て換気ファンの故障を診断することができる。
【0051】また、本発明の請求項6の浴室暖房乾燥機
の故障診断装置によれば、故障診断モードにおいて暖房
運転の後に乾燥運転を遂行することによって、暖房運転
終了時に浴室内が暖められた状態に保たれために、後の
乾燥運転において改めて浴室内を暖める必要はなく、故
障診断モードにおける乾燥運転を効率的に行うことがで
きる。また、循環経路の吸入口又は吹出し口に第1温度
センサを設けるという簡単な構成でもって循環ファンの
故障を診断することができ、更に管流路を流れる空気の
温度を検出する第2温度センサを設けるという簡単な構
成でもって換気ファンの故障を診断することができる。
更に、本発明の請求項7の浴室暖房機の故障診断装置に
よれば、加熱手段が熱源機、熱動弁及び熱交換器等から
構成され、熱源機及び熱動弁の作動開始時にこれらの故
障診断を自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う故障診断装置の一実施形態を備え
た浴室暖房乾燥機の一例を簡略的に示す断面図である。
【図2】図1の浴室暖房乾燥機の制御系を簡略的に示す
ブロック図である。
【図3】図1の浴室暖房乾燥機の故障診断モードの運転
動作の概要を示すフローチャートである。
【図4】図3における一般的故障診断の内容を具体的に
示すフローチャートである。
【図5】図4における熱源機関係の故障診断の内容を具
体的に示すフローチャートである。
【図6】図3における暖房運転の故障診断の内容を具体
的に示すフローチャートである。
【図7】図3における乾燥運転の故障診断の内容を具体
的に示すフローチャートである。
【図8】図3における換気運転の故障診断の内容を具体
的に示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 暖房乾燥機本体 4 循環流路 6 換気流路 8 熱交換器 10 循環ファン 20 吸入口 22 吹出し口 32 換気ファン 42 熱源機 43 循環ライン 46 供給ライン部 50 戻りライン部 52 熱動弁 54 コントローラ 56 リモコン 82 故障診断手段 84 異常信号生成手段 90,92,94,96,98 温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記
    循環流路に配設された熱交換器と、前記循環流路を通し
    て浴室内の空気を循環するための循環ファンと、加熱媒
    体を生成するための熱源機と、前記熱源機にて生成され
    た加熱媒体を前記熱交換器を通して循環する循環ライン
    と、前記循環ラインの供給ライン部に配設された熱動弁
    と、前記循環ラインの前記熱動弁の配設部位より上流側
    に配設された温度センサと、前記熱源機の故障を判断す
    る故障判断手段と、熱源機異常信号を生成する異常信号
    生成手段と、を具備し、 前記故障判断手段は、前記熱源機が作動した後診断期間
    経過後における前記温度センサの検出温度が設定基準温
    度よりも低いと前記熱源機の故障と判断し、前記異常信
    号生成手段は前記熱源機異常信号を生成することを特徴
    とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記
    循環流路に配設された熱交換器と、前記循環流路を通し
    て浴室内の空気を循環するための循環ファンと、加熱媒
    体を生成するための熱源機と、前記熱源機にて生成され
    た加熱媒体を前記熱交換器を通して循環する循環ライン
    と、前記循環ラインの供給ライン部に配設された熱動弁
    と、前記循環ラインの前記熱動弁の配設部位より下流側
    に配設された温度センサと、前記熱動弁の故障を判断す
    る故障判断手段と、熱動弁異常信号を生成する異常信号
    生成手段と、を具備し、 前記故障判断手段は、前記熱源機が作動した状態におい
    て前記熱動弁が開状態になった後診断期間経過後におけ
    る前記温度センサの検出温度が設定基準温度よりも低い
    と前記熱動弁の故障と判断し、前記異常信号生成手段は
    前記熱動弁異常信号を生成することを特徴とする浴室暖
    房乾燥機の故障診断装置。
  3. 【請求項3】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路及び換気
    流路と、前記循環流路に配設された加熱手段と、前記循
    環流路を通して浴室内の空気を循環するための循環ファ
    ンと、前記換気流路を通して浴室内の空気を外部に排出
    するための換気ファンと、浴室内の温度を検出する温度
    センサと、前記換気ファンの故障を判断する故障判断手
    段と、換気ファン異常信号を生成する異常信号生成手段
    と、を具備し、 前記故障判断手段は、前記加熱手段の作動が停止した後
    の状態において前記換気ファンが作動した後診断期間経
    過後における前記温度センサの検出温度が前記換気ファ
    ン作動前の温度よりも低くないと前記換気ファンの故障
    と判断し、前記異常信号生成手段は前記換気ファン異常
    信号を生成することを特徴とする浴室暖房乾燥機の故障
    診断装置。
  4. 【請求項4】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路と、前記
    循環流路に配設された加熱手段と、前記循環流路を通し
    て浴室内の空気を循環するための循環ファンと、前記循
    環経路の吸入口又は吹出し口を流れる空気の温度を検出
    する温度センサと、前記循環ファンの故障を判断する故
    障判断手段と、循環ファン異常信号を生成する異常信号
    生成手段と、を具備し、 前記故障判断手段は、暖房運転が開始して前記循環ファ
    ンが作動した後診断期間経過後における前記温度センサ
    の検出温度が暖房運転初期温度よりも所定温度以上上昇
    しないと前記循環ファンの故障と判断し、前記異常信号
    生成手段は前記循環ファン異常信号を生成することを特
    徴とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路及び換気
    流路と、前記循環流路に配設された加熱手段と、前記循
    環流路を通して浴室内の空気を循環するための循環ファ
    ンと、前記換気流路を通して浴室内の空気を外部に排出
    するための換気ファンと、前記換気流路を通して排出さ
    れる空気の温度を検出する温度センサと、前記換気ファ
    ンの故障を判断する故障判断手段と、換気ファン異常信
    号を生成する異常信号生成手段と、を具備し、 前記故障判断手段は、乾燥運転が開始して前記換気ファ
    ンが作動した後診断期間経過後における前記温度センサ
    の検出温度が乾燥運転初期温度よりも所定温度以上高く
    ないと前記換気ファンの故障と判断し、前記異常信号生
    成手段は前記換気ファン異常信号を生成することを特徴
    とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置。
  6. 【請求項6】 浴室に取り付けられる暖房乾燥機本体
    と、前記暖房乾燥機本体に設けられた循環流路及び換気
    流路と、前記循環流路に配設された加熱手段と、前記循
    環流路を通して浴室内の空気を循環するための循環ファ
    ンと、前記換気流路を通して浴室内の空気を外部に排出
    するための換気ファンと、前記循環経路の吸入口又は吹
    出し口を流れる空気の温度を検出する第1温度センサ
    と、前記換気流路を通して排出される空気の温度を検出
    する第2温度センサと、前記循環ファン及び前記換気フ
    ァンの故障を判断する故障判断手段と、循環ファン異常
    信号及び換気ファン異常信号を生成する異常信号生成手
    段と、を具備し、 自動的に故障を検知する故障診断モードにおいては、暖
    房運転及び乾燥運転がこの順序で実行され、 前記故障診断モードの暖房運転において、暖房運転が開
    始して前記循環ファンが作動した後第1診断期間経過後
    における前記第1温度センサの検出温度が暖房運転初期
    温度よりも所定温度以上高くないと、前記故障診断手段
    は前記循環ファンの故障と判断し、前記異常信号生成手
    段は前記循環ファン異常信号を生成し、 次の前記故障診断モードの乾燥運転において、乾燥運転
    が開始して前記換気ファンが作動した後第2診断期間経
    過後における前記第2温度センサの検出温度が乾燥運転
    初期温度よりも所定温度以上高くないと、前記故障診断
    手段は前記換気ファンの故障と判断し、前記異常信号生
    成手段は前記換気ファン異常信号を生成することを特徴
    とする浴室暖房乾燥機の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段は、前記循環流路に配設さ
    れた熱交換器と、加熱媒体を生成する熱源機と、前記熱
    源機にて生成された加熱媒体を前記加熱手段に供給する
    供給ラインと、前記熱交換器からの加熱媒体を前記熱源
    機に戻す戻りラインとを含み、前記供給ラインには熱動
    弁が配設されており、前記熱源機及び前記熱動弁の作動
    開始時にこれらの故障診断が実行されることを特徴とす
    る請求項4〜6のいずれかに記載の浴室暖房乾燥機の故
    障診断装置。
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