JP2002130250A - ヒンジモジュール - Google Patents

ヒンジモジュール

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JP2002130250A
JP2002130250A JP2000326237A JP2000326237A JP2002130250A JP 2002130250 A JP2002130250 A JP 2002130250A JP 2000326237 A JP2000326237 A JP 2000326237A JP 2000326237 A JP2000326237 A JP 2000326237A JP 2002130250 A JP2002130250 A JP 2002130250A
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fitting portion
hole
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component
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Takao Ito
隆男 伊藤
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒンジモジュールによって複数の部品を接続
する作業を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 ヒンジモジュール1において、固定筒1
2、スプリング13、キャッチ14は、シャフト11を
通される。シャフト11の一端11aにはディスク15
およびフック16が固定される。ヒンジモジュール1は
各ケース体21,22の中空部材に挿入され、固定筒1
2と、ディスク15およびフック16はそれぞれ各ケー
ス体22,21と嵌合する。フック16はケース体21
の中空部材の内部で接触面に当たり、接触面より奥には
挿入されないが、フック16が備える爪16bは、萎め
られた状態で接触面に設けられた穴を通過する。この穴
を通過した爪16bは元の形状に戻り、穴に引っかか
る。その結果、ヒンジモジュール1は各ケース体から抜
け落ちることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の部品を接続
するヒンジモジュールに関し、例えば、折り畳み式携帯
通信機が備える複数のケース体の接続に適するヒンジモ
ジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の部品を接続し、接続部を軸に折り
畳めるようにするときには、ヒンジ構造が用いられる。
例えば、本体を折り畳んでより小さな形態にすることが
できる携帯通信機において、携帯通信機が備える二つの
ケース体は、ヒンジによって接続されている。
【0003】図7は、折り畳み式携帯通信機の例を示す
斜視図である。図7は、携帯電話を示すが、第一のケー
ス体51に配置されるディスプレイやスピーカ、第二の
ケース体52に配置されるボタンやマイクロホン等は省
略して示している。各ケース体51,52は、それぞれ
ヒンジモジュール53を挿入する中空部材を有し、各中
空部材が同一軸上に配置された状態でヒンジモジュール
53を挿入されることにより接続する。各ケース体5
1,52を接続するときには、二つのヒンジモジュール
53が用いられ、各ヒンジモジュール53は携帯電話の
側面方向から挿入される。接続された各ケース体51,
52は、接続部を軸に折り畳んだり開いたりすることが
できる。
【0004】図8は、従来のヒンジモジュール53の例
を示す分解斜視図である。図8(a),(b)は、それ
ぞれ別方向から見た様子を示す。また、図9は、ヒンジ
モジュール53によって接続された携帯電話の接続部の
断面図である。シャフト61の一端61aは、固定筒6
2、スプリング63、キャッチ64、ディスク65を通
過する。シャフト61の他端61bは、固定筒62と接
触する。また、固定筒62は外周に二つのガイド溝62
aを備える。ガイド溝62aは内周部方向に凹み、内周
にガイドリブ62bを形成する。キャッチ64はガイド
リブ62bに嵌合する二つのガイド溝64aを備える。
キャッチ64は、ガイド溝64aがガイドリブ62bと
嵌合するように固定筒62の内部に挿入される。スプリ
ング63は、固定筒62およびキャッチ64の間に挟ま
れる。また、ディスク65は、外周に二つのガイド溝6
5aを備える。
【0005】第一のケース体51は、ヒンジモジュール
53を挿入する中空部材の内周に二つのガイドリブ51
aを備える。同様に第二のケース体52は、中空部材の
内周に二つのガイドリブ52aを備える。ガイドリブ5
1aはディスク65のガイド溝65aと嵌合し、ガイド
リブ52aは固定筒62のガイド溝62aと嵌合する。
【0006】ヒンジモジュール53を中空部材に挿入す
るときには、ディスク65のガイド溝65aをガイドリ
ブ52aに嵌合させた状態で第二のケース体52の中空
部材に挿入し、第一のケース体51方向へ移動させる。
ディスク65は、第二のケース体52の中空部材を通過
し、第一のケース体51の中空部材に挿入される。この
ときガイド溝65aがガイドリブ51aと嵌合するよう
に挿入される。また、キャッチ64、スプリング63、
および固定筒62も第二のケース体52の中空部材に挿
入される。このとき、ガイド溝62aがガイドリブ52
aと嵌合するように挿入される。
【0007】図9に示すように、第一のケース体51の
中空部材は、ディスク65との接触面51bを備える。
ディスク65は接触面51bより奥には移動しない。た
だし、接触面51bはシャフト61の一端61aを通過
させる穴を備え、シャフト61の一端61aはこの穴を
通過する。穴を通過した一端61aには、止め輪66を
取り付ける。止め輪66は、ヒンジモジュール3が各ケ
ース体51,52から抜け落ちることを防止する。
【0008】携帯電話を開いたり折り畳んだりするとき
には、ガイドリブ51aに嵌合するディスク65が、ガ
イドリブ52aに嵌合する固定筒62に対して回転す
る。このときディスク65は、スプリング63によって
キャッチ64が押し付けられた状態で回転する。なお、
ディスク65はキャッチ64との接触面に凹溝65bを
有し、キャッチ64はディスク65との接触面に突起6
4bを有する。各ケース体が所定の角度に広げられたと
き、突起64bは凹溝65bに引っかかり、ケース体の
角度は所定の角度に保持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】各ケース体を接続する
場合にはまず、シャフト61、固定筒62、スプリング
63、キャッチ64、ディスク65を備えるヒンジモジ
ュール53を各ケース体51,52の中空部材に挿入す
る。その後さらに、接触面51bを通過したシャフト6
1の一端61aに止め輪を取り付けなければならない。
このように、従来のヒンジモジュールにより部品を接続
するときには、止め輪の取付工程が必要となり、その分
のコストや工数がかかっていた。
【0010】本発明は、止め輪の取付工程を必要とせ
ず、複数の部品を簡単に接続することができるヒンジモ
ジュールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるヒンジモジ
ュールは、穴が開いた壁面を一端に有し他端は開口した
中空部材を備えた第一の部品と、両端が開口した中空部
材を備えた第二の部品とを接続するヒンジモジュールで
あって、第二の部品の中空部材に挿入され、さらに前記
壁面まで第一の部品の中空部材に挿入されるヒンジモジ
ュールにおいて、第一の部品の中空部材と嵌合する第一
の嵌合部と、第二の部品の中空部材と嵌合する第二の嵌
合部と、前記壁面に開いた穴に引っかかることにより第
一の部品および第二の部品から抜け落ちることを防ぐ抜
け落ち防止部と、第二の嵌合部、第一の嵌合部、および
抜け落ち防止部が配置されるシャフト部とを備え、第一
の嵌合部は、第二の嵌合部に対して回転することを特徴
とする。
【0012】第一の部品および第二の部品は、例えば、
折り畳み式携帯通信機において折り畳まれるケース体で
ある。
【0013】抜け落ち防止部は、例えば、先端から徐々
に広がり、根本は広がった部分より狭まった形状となる
ように配置される複数の爪を備え、各爪は、先端が第一
の部品の壁面に開いた穴に入り、広がった部分が穴と接
触して穴から力を受けることで内側に萎み、穴を通過し
た後に元の形状に戻って穴に引っかかる構成である。こ
のような構成によれば、第一の部品の壁面に開いた穴を
通過した各爪が穴に引っかかり、ヒンジモジュールは抜
け落ちることはない。したがって、ヒンジモジュールを
挿入後、止め輪を取り付ける必要がなくなる。
【0014】抜け落ち防止部が備える爪の本数は、3本
ないし5本であることが好ましい。爪の本数が3本ない
し5本であれば、爪の成形は容易であり、各爪の強度を
保つことができる。また、ヒンジモジュールを容易に中
空部材に挿入しやすくなる。
【0015】第一の嵌合部が第二の嵌合部に対して回転
して第一の嵌合部と第二の嵌合部とが所定の位置関係に
なったときに、その位置関係を保持する構成であること
が望ましい。このような構成によれば、第一の部品と第
二の部品の位置関係を一定に保つことができる。
【0016】例えば、第二の嵌合部は、ばね部材と、ば
ね部材によって第一の嵌合部に押し当てられる突起部と
を備え、第一の嵌合部は、前記突起部に対応する溝部を
備え、第一の嵌合部が第二の嵌合部に対して回転し、前
記突起部が前記溝部に押し当てられる位置関係になった
ときに、突起部が溝部に引っかかることによって位置関
係を保持する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明によるヒンジモジュールは
第一の部品と第二の部品とを接続するヒンジモジュール
であるが、ここでは折り畳み式携帯電話が備える第一の
ケース体と第二のケース体とを接続する場合を例にして
説明する。図1および図2は、本発明によるヒンジモジ
ュールの例を示す分解斜視図である。図1,2は、それ
ぞれ別方向から見た様子を示す。また、図3は、本発明
によるヒンジモジュールの断面図である。図1〜3に示
すヒンジモジュール1が携帯電話の各ケース体を接続し
たときの外観は、図7に示す場合と同様である。二つの
ヒンジモジュールが携帯電話の側面から挿入され、各ケ
ース体を接続する。接続された各ケース体は、接続部を
軸に折り畳んだり開いたりすることができる。
【0018】図1,2に示すシャフト11の一端11a
は、固定筒12、スプリング13、およびキャッチ14
を通過する。そして、ディスク15の中央の穴に圧入さ
れ、この穴を通過する。さらに、一端11aはフック1
6の中央の穴に圧入され、フック16を取り付けられ
る。シャフト11が圧入されたディスク15およびフッ
ク16は、シャフト11に固定される。シャフト11の
他端11bは、固定筒12と接触する。
【0019】第一の部品である第一のケース体と嵌合す
る第一の嵌合部は、ディスク15である。第二の部品で
ある第二のケース体と嵌合する第二の嵌合部は、固定筒
12、スプリング13、及びキャッチ14を備える。ま
た、フック16は、後述するようにヒンジモジュール1
が抜け落ちることを防止する抜け落ち防止部である。
【0020】キャッチ14は、固定筒12方向に第一の
突起14aを二つ備える。固定筒12は、第一の突起1
4aが入るキャッチ固定溝12bを備える。第一の突起
14aがキャッチ固定溝12bに入ることによって、キ
ャッチ14は固定筒12に対して回転しない。スプリン
グ13は、固定筒12およびキャッチ14の間に挟ま
れ、第一の突起14aにディスク15方向への力を加え
る。また、固定筒12は、外周に二つのガイド溝12a
を備える。
【0021】ディスク15は外周に二つのガイド溝15
aを備え、フック16も外周に二つのガイド溝16aを
備える。
【0022】第一のケース体21は、ヒンジモジュール
1が挿入される中空部材を有する。第一のケース体21
の中空部材は、穴が開いた壁面を一端に有し、他端は開
口している。この壁面はフック16との接触面となり、
ヒンジモジュール1はこの壁面まで挿入される。すなわ
ち、フック16はこの壁面より奥に移動することはな
い。第二のケース体22もヒンジモジュール1が挿入さ
れる中空部材を有する。第二のケース体22の中空部材
は、両端が開口している。
【0023】第一のケース体21は、中空部材の内周に
二つのガイドリブ21aを備える。同様に第二のケース
体22は、中空部材の内周に二つのガイドリブ22aを
備える。ガイドリブ21aはディスク15のガイド溝1
5aおよびフック16のガイド溝16aと嵌合する。ま
た、ガイドリブ22aは固定筒12のガイド溝12aと
嵌合する。
【0024】また、ディスク15はキャッチ14との接
触面に凹溝15bを二つ有し、キャッチ14はディスク
15との接触面に第二の突起14bを二つ有する。キャ
ッチ14は、スプリング13によってディスク15に押
しつけらる。ディスク15がキャッチ14に対して回転
し、凹溝15bに第二の突起14bが引っかかると、そ
の状態が保持される。
【0025】フック16は、図3に示すように、先端か
ら徐々に広がり、根本は広がった部分より狭まった形状
となるように配置される4本の爪16bを備える。各爪
16bは、フック16の内側方向に力が加えられると内
側に萎み、加えていた力をなくすと元の形状に戻る。
【0026】前述のように、フック16は第一のケース
体21の壁面より奥に移動することはない。ただし、爪
16bは壁面に開いた穴を通過する。爪16bを通過さ
せる穴の径は、各爪16bの先端部より大きいが、広が
った部分よりは小さい。
【0027】図4は、第一のケース体21の中空部材の
内部において、爪16bが壁面を通過する状況を示す説
明図である。図4は、フック16およびシャフトの一端
11a以外の部分は省略して示している。ヒンジモジュ
ール1が第二のケース体22および第一のケース体21
の中空部材に挿入されると、フック16は図4(a)に
示すように、第一のケース体21の中空部材の内部にお
いて接触面21bに近づく。さらにフック16が接触面
21に近づくと、各爪16bの先端部は接触面21の穴
に入る。爪16bの先端は接触面21bの穴を通過しよ
うとするが、4本の爪16bは先端から徐々に広がる形
状となっているので、穴の部分と接触する。さらに、ヒ
ンジモジュール1を挿入しようとすると、爪16bは接
触部分からフックの内側に力が加えられ、内側に萎む。
爪16bは、萎んだ状態で穴を通過する。
【0028】穴を通過すると爪16bに加えられていた
力はなくなり、爪16bは元の形状に戻る。この結果、
図4(b)に示すように、穴を通過した爪16bは穴に
引っかかる。したがって、ヒンジモジュール1を引き抜
くような力が加えられても、ヒンジモジュール1は中空
部材から抜け落ちることはない。
【0029】次に、ヒンジモジュール1を各ケース体2
1,22の中空部材に挿入して、ケース体を接続すると
きの動作について説明する。ヒンジモジュール1を中空
部材に挿入するときには、フック16のガイド溝16a
およびディスク15のガイド溝15aをガイドリブ22
aに嵌合させた状態で第二のケース体22の中空部材に
挿入し、第一のケース体21方向へ移動させる。フック
16およびディスク15は、第二のケース体22の中空
部材を通過し、第一のケース体21の中空部材に挿入さ
れる。このとき、ガイド溝16a,15aがガイドリブ
21aと嵌合するように挿入される。
【0030】また、ヒンジモジュール1を挿入していく
と、キャッチ14、スプリング13、固定筒12も第二
のケース体22の中空部材に入っていく。このとき、固
定筒12のガイド溝12aがガイドリブ22aと嵌合す
るように挿入される。
【0031】ヒンジモジュール1を挿入していくと、図
4(a)に示すように、第一のケース体21の中空部材
の内部で爪16bは接触面21bに達する。爪16bの
先端は接触面21bに設けられた穴に入り、穴との接触
部分から力を加えられる。この力により4本の爪は内側
に萎み、萎んだ状態で接触面21bに設けられた穴を通
過する。穴を通過すると、加えられていた力がなくな
り、爪16bは元の形状に戻る。図4(b)に示すよう
に、爪が元の形状に戻ると、爪が穴に引っかかりヒンジ
モジュール1は抜け落ちることはない。また、フック1
6が接触面21と接触するので、さらにヒンジモジュー
ル1が挿入されることはない。
【0032】挿入が完了したとき、フック16およびデ
ィスク15のガイド溝16a,15aは、ガイドリブ2
1aと嵌合した状態となる。また、固定筒12のガイド
溝12aはガイドリブ22aと嵌合した状態となる。
【0033】次に、携帯電話を開いたり折り畳んだりす
るときの動作について説明する。携帯電話を開く場合、
ガイドリブ21aに嵌合するフック16およびディスク
15が、ガイドリブ22bに嵌合する固定筒12に対し
て回転する。このとき、キャッチ14は固定筒12に対
して回転しない。また、スプリング13がキャッチ14
に力を加えているので、キャッチ14の第二の突起14
bはディスク15に押し当てられている。したがって、
フック16とディスク15が固定筒12およびキャッチ
14に対して回転するとき、ディスク15は第二の突起
14bが押し当てられた状態で回転する。携帯電話を開
いて各ケース体が所定の角をなすと、第二の突起14b
がディスク15の凹溝15bに引っかかり、この状態で
各ケース体の位置関係が保持される。
【0034】開いた携帯電話を折り畳むときには、各ケ
ース体を閉じるように加えた力がフック16およびディ
スク15に伝わり、フック16とディスク15は固定筒
12およびキャッチ14に対し回転しようとする。この
力によって第二の突起14bは凹溝15bから外れる。
そして、ディスク15に第二の突起14bが押し当てら
れた状態でフック16とディスク15は回転する。
【0035】上記のようなヒンジモジュール1によって
各ケース体21,22を接続すれば、第一のケース体2
1の中空部材の内部において、爪16bの先端のみが接
触面21bを通過し、爪16bが引っかかることによ
り、ヒンジモジュール1の抜け落ちを防止する。したが
って、ヒンジモジュールを挿入後、止め輪を取り付ける
必要がなく、コストや工数を抑えることができる。
【0036】また、上記の実施例において、フック16
は4本の爪16bを備えた構成であるが、爪の本数は4
本に限定されない。例えば、3本、または5本の爪を備
えていてもよい。図5(a),(b)はそれぞれ3本、
5本の爪を備えたフックを示す。
【0037】なお、爪の本数が2本であると、第一のケ
ース体21の中空部材の内部において爪の先端が接触面
21を通過しにくくなるため、ヒンジモジュール1を挿
入しずらくなる。また、爪の本数が6本以上であると、
フック16の成形が難しくなり、また、各爪の強度が低
下する。したがって、フック16が備える爪の本数は3
本ないし5本であることが好ましい。
【0038】また、ヒンジモジュール1が備える各部品
の形状は、図1,2に示す形状に限定されない。例え
ば、図1,2に示す場合では、キャッチ固定溝12bお
よび第一の突起14aによって、キャッチ14が固定筒
12に対して回転しないようにしているが、図8に示す
場合と同様に固定筒の内周にガイドリブを設け、キャッ
チがこのガイドリブに嵌合するように固定筒に挿入され
る構成であってもよい。図6は、このような固定筒およ
びキャッチを用いたヒンジモジュールよって接続された
携帯電話の接続部の断面図である。
【0039】本発明によるヒンジモジュールは、折り畳
み式携帯電話に代表される折り畳み式携帯通信機のケー
ス体の接続以外にも適用しうる。複数の部品を接続し、
接続部を軸に折り畳めるようにするときには、本発明に
よるヒンジモジュールを用いることによって、簡単に各
部品を接続できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、ヒンジモジュールは、
接続される部品に開いた穴に引っかかることによりヒン
ジモジュールが抜け落ちることを防ぐ抜け落ち防止部を
備えた構成である。したがって、ヒンジモジュールを接
続する各部品に挿入した後に、止め輪を取り付ける必要
がなく、その分のコストや工数を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるヒンジモジュールの例を示す分
解斜視図である。
【図2】 本発明によるヒンジモジュールの例を示す分
解斜視図である。
【図3】 本発明によるヒンジモジュールの断面図であ
る。
【図4】 爪が第一のケース体の壁面を通過する状況を
示す説明図である。
【図5】 爪の本数を変えた場合のフックを示す説明図
である。
【図6】 キャッチ等の形状を変えた場合における接続
部の断面図である。
【図7】 折り畳み式携帯通信機の例を示す斜視図であ
る。
【図8】 従来のヒンジモジュールの例を示す分解斜視
図である。
【図9】 従来のヒンジモジュールによって接続された
携帯電話の接続部の断面図である。
【符号の説明】
1 ヒンジモジュール 11 シャフト 12 固定筒 12a ガイド溝 13 スプリング 14 キャッチ 15 ディスク 15a ガイド溝 16 フック 16a ガイド溝 16b 爪 21 第一のケース体 21a ガイドリブ 21b 接触面 22 第二のケース体 22a ガイドリブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴が開いた壁面を一端に有し他端は開口
    した中空部材を備えた第一の部品と、両端が開口した中
    空部材を備えた第二の部品とを接続するヒンジモジュー
    ルであって、第二の部品の中空部材に挿入され、さらに
    前記壁面まで第一の部品の中空部材に挿入されるヒンジ
    モジュールにおいて、 第一の部品の中空部材と嵌合する第一の嵌合部と、 第二の部品の中空部材と嵌合する第二の嵌合部と、 前記壁面に開いた穴に引っかかることにより第一の部品
    および第二の部品から抜け落ちることを防ぐ抜け落ち防
    止部と、 第二の嵌合部、第一の嵌合部、および抜け落ち防止部が
    配置されるシャフト部とを備え、 第一の嵌合部は、第二の嵌合部に対して回転することを
    特徴とするヒンジモジュール。
  2. 【請求項2】 第一の部品および第二の部品は、折り畳
    み式携帯通信機において折り畳まれるケース体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のヒンジモジュール。
  3. 【請求項3】 抜け落ち防止部は、先端から徐々に広が
    り、根本は広がった部分より狭まった形状となるように
    配置される複数の爪を備え、 各爪は、先端が第一の部品の壁面に開いた穴に入り、広
    がった部分が穴と接触して穴から力を受けることで内側
    に萎み、穴を通過した後に元の形状に戻って穴に引っか
    かることを特徴とする請求項1または請求項2記載のヒ
    ンジモジュール。
  4. 【請求項4】 抜け落ち防止部が備える爪の本数は、3
    本ないし5本であることを特徴とする請求項3記載のヒ
    ンジモジュール。
  5. 【請求項5】 第一の嵌合部が第二の嵌合部に対して回
    転して第一の嵌合部と第二の嵌合部とが所定の位置関係
    になったときに、その位置関係を保持することを特徴と
    する請求項1ないし請求項4記載のヒンジモジュール。
  6. 【請求項6】 第二の嵌合部は、ばね部材と、ばね部材
    によって第一の嵌合部に押し当てられる突起部とを備
    え、第一の嵌合部は、前記突起部に対応する溝部を備
    え、第一の嵌合部が第二の嵌合部に対して回転し、前記
    突起部が前記溝部に押し当てられる位置関係になったと
    きに、突起部が溝部に引っかかることによって位置関係
    を保持することを特徴とする請求項5記載のヒンジモジ
    ュール。
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