JP2002129861A - 掘削装置および掘削方法 - Google Patents

掘削装置および掘削方法

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JP2002129861A
JP2002129861A JP2000327256A JP2000327256A JP2002129861A JP 2002129861 A JP2002129861 A JP 2002129861A JP 2000327256 A JP2000327256 A JP 2000327256A JP 2000327256 A JP2000327256 A JP 2000327256A JP 2002129861 A JP2002129861 A JP 2002129861A
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auger screw
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screw
ground
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Morio Kitamura
北村  精男
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地盤の掘削される部分にある石を効率よく砕
きながら掘削できる掘削装置および掘削方法を提供す
る。 【解決手段】円筒状のケーシング10と、このケーシン
グ10内に配置されるオーガスクリュ−20と、このオ
ーガスクリュ−20を中心軸まわりに回転させる駆動モ
ータ(図示しない)と、などを主体に掘削装置1を構成
する。ケーシング10は、ケーシング本体11と、ケー
シング先端部13と、を備えて構成する。そして、オー
ガスクリュ−20の回転力をケーシング先端部13に反
転して伝達するカサ歯車30を設け、オーガスクリュ−
20とケーシング先端部13とを互いに反対の方向に回
転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーシング内でオ
ーガスクリュ−を回転させて地盤を掘削する掘削装置お
よび掘削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平10−19587
2号公報に示されるように、ケーシングを備えた掘削装
置で地盤を掘削させながら杭を圧入する杭圧入引抜機が
知られている。
【0003】従来の掘削装置100は、例えば、図4に
示すように、円筒状のケーシング110の内部にオーガ
スクリュ−120を備える。この掘削装置100が既設
の杭から反力を取る杭圧入引抜機に挟持された状態で、
オーガスクリュ−120を回転させて、杭圧入位置に対
応する位置の地盤を下方に掘削する。この場合に、掘削
の途中に石Pなどがあると、この石Pがケーシング11
0の先端面110aとオーガ羽根120aとの間に挟ま
れ、オーガスクリュ−120の回転により剪断力が与え
られて砕かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
掘削装置100では、オーガスクリュ−120を回転さ
せるのみであり、必ずしも石Pを砕くための剪断力を効
率よく与えられなかった。本発明の課題は、地盤の掘削
される部分にある石を効率よく砕きながら掘削できる掘
削装置および掘削方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜3に示すよ
うに、ケーシング10と、このケーシング内に配置され
るオーガスクリュ−20と、を備えた掘削装置1であっ
て、前記ケーシングの少なくとも先端部(例えば、ケー
シング先端部13)が、オーガスクリュ−が回転する方
向と同じ方向もしくは反対の方向に回転することを特徴
とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、ケーシング
の少なくとも先端部がオーガスクリュ−が回転する方向
と同じ方向もしくは反対の方向に回転する。これによ
り、例えば、ケーシングが地盤を掘削する先端部にビッ
トなどの刃部を設ける構成とすれば、ケーシングの少な
くとも先端部を回転させない場合と比較して、地盤を効
率よく掘削できる。加えて、ケーシングの少なくとも先
端部が、オーガスクリュ−が回転する方向と反対の方向
に回転する場合には、ケーシングの少なくとも先端部を
回転させない場合と比較して、ケーシングの先端部のあ
る位置からみたオーガスクリュ−の相対速度が高まる。
これにより、掘削の途中で、ケーシングの先端面とオー
ガスクリュ−との間に挟まれた石に与えられる剪断力が
高められる。従って、掘削の途中にある石を砕く効率が
さらに高められ、掘削される部分にある石をさらに効率
よく砕きながら地盤を掘削できる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の掘
削装置において、例えば、図1、2に示すように、前記
オーガスクリュ−の回転から駆動力をとり、前記ケーシ
ングの少なくとも先端部を、オーガスクリュ−が回転す
る方向と同じ方向もしくは反対の方向に回転させる駆動
力伝達手段(例えば、歯合部21aとカサ歯車30と歯
合部14b)を備えることを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏することができるとともに、掘削に際し
て回転するオーガスクリュ−から駆動力を伝達させる構
成とすることで、ケーシングの少なくとも先端部を回転
させるための駆動源を別途設ける必要がない。従って、
構成の簡易化を図ることができ、部品点数の削減や、コ
スト低減に寄与する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の掘削装置において、例えば、図3に示すように、
前記ケーシングの先端部に、地盤の掘削、破砕を行う刃
部(例えば、鋸歯13b)が設けられていることを特徴
とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を奏することができるとともに、ケ
ーシングの先端部に、地盤の掘削、破砕を行う刃部が設
けられている。従って、ケーシングの少なくとも先端部
がオーガスクリュ−が回転する方向と同じ方向もしくは
反対の方向に回転すると、この刃部により地盤の掘削さ
れる部分にある石がさらに効率よく砕かれる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の掘削装置を用いた掘削方法であっ
て、例えば、図1〜3に示すように、前記ケーシング内
でオーガスクリュ−を回転させると共に、ケーシングの
少なくとも先端部を、オーガスクリュ−が回転する方向
と同じ方向もしくは反対の方向に回転させて地盤を掘削
することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を奏することができると
ともに、地盤の掘削される部分にある石を効率よく砕き
ながら掘削できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜3を参照して、本発
明の実施の形態の掘削装置1を詳細に説明する。本実施
の形態の掘削装置1は、図1に示すように、円筒状のケ
ーシング10と、このケーシング10内に配置されるオ
ーガスクリュ−20と、このオーガスクリュ−20を垂
直な中心軸Qまわりに回転させる駆動モータ(図示しな
い)と、などを主体に構成される。ケーシング10は、
ケーシング本体11と、ケーシング先端部13と、を備
える。なお、以下の説明においては、ケーシング先端部
13をオーガスクリュ−20が回転する方向と反対の方
向に回転させる構成を主体に説明する。すなわち、掘削
装置1は、ケーシング10内でオーガスクリュ−20を
回転させると共に、オーガスクリュ−20の回転力を駆
動力伝達手段(後述する)により伝達し、オーガスクリ
ュ−20が回転する方向と反対の方向にケーシング先端
部13を回転させて地盤を掘削する。
【0014】図1に示すように、ケーシング本体11と
ケーシング先端部13とは、これらの内面がほぼ一体を
なして連続するように設けられる。オーガスクリュ−2
0は、軸23の周囲にほぼ螺旋状のオーガ羽根24を一
体的に備える。そして、地盤を掘削する際には、オーガ
ヘッド22がケーシング先端部13の先端面13aから
やや突出する状態となるように配設される。従って、オ
ーガスクリュ−20により掘削された土砂は、螺旋状の
オーガ羽根24によりケーシング10に沿って上方に搬
送される。なお、図1は、2つのカサ歯車30を含む垂
直な面での断面図を示し、紙面より手前にあるオーガ羽
根24の部分を二点鎖線で示している。
【0015】オーガスクリュ−20は、図1に示すよう
に、軸23の直径Rよりも小さな直径rをもつ凹部21
を備える。この凹部21はオーガスクリュ−20の中心
軸Qのまわりに設けられる。そして、凹部21のカサ歯
車30を配設する4ヶ所に、この凹部21の上部から下
方に突出して、カサ歯車30と歯合するカサ歯車状の歯
合部21aが設けられる。一方、凹部21の下部には、
支持腕14の先端部14aが嵌め合わせられる。これに
より、支持腕14の先端部14aが凹部21の下面21
cに支持される。この先端部14aの底面14cおよび
端面14dは、凹部21の側面21bおよび下面21c
と摺動自在に設けられる。
【0016】ケーシング本体11は、図1に示すよう
に、その下方に、ケーシング本体11の内面からオーガ
スクリュ−20に向かって水平に延在するスポーク状の
支持腕12を備える。図2(a)に示すように、4つの
支持腕12が上面視してほぼ十字状に配設される。隣り
合う2つの支持腕12の間に空隙12aが設けられる。
また、支持腕12のオーガスクリュ−20に向う先端
に、カサ歯車30の軸31が軸支される。また、4つの
支持腕12は、カサ歯車30を軸支する部分で、ケーシ
ング本体11とほぼ同心円状に一体的に構成される。こ
の一体的に構成される支持腕12の部分から、オーガス
クリュ−20に向かってさらに水平に延在するスポーク
状の支持腕15が設けられる。隣り合う2つの支持腕1
5の間に間隙15aが設けられる。そして、これら支持
腕15がオーガスクリュ−20に向う側は、オーガスク
リュ−20と近接してほぼ同心円状に一体的に構成さ
れ、この部分にカサ歯車30の軸31が軸支される。こ
れにより、4つのカサ歯車30が4つの支持腕12のそ
れぞれの先端からオーガスクリュ−20に向かって回動
自在に軸支される。そして、掘削された土砂は空隙12
a、12bを介して上方に搬送される。なお、図2
(a)は、図1に示すA−A方向の断面図である。ま
た、ケーシング本体11は、掘削された土砂を排出する
排土口(図示しない)を備える。
【0017】ケーシング先端部13は、図1に示すよう
に、その上方に、ケーシング先端部13の内面からオー
ガスクリュ−20に向かって水平に延在する支持腕14
を備える。図2(a)に示すように、4つの支持腕14
が上面視してほぼ十字状にオーガスクリュ−20に向う
ように配設される。この支持腕14の先端部14aは、
その形状が凹部21の下方と嵌め合う形状をもつ。これ
により、図2(a)に示すように、隣り合う2つの支持
腕14の間に空隙14eが設けられ、掘削された土砂が
この空隙14eを介して上方に搬送される。支持腕14
の先端部14aは、その上面にカサ歯車30に合わせた
斜面が設けられ、この斜面にカサ歯車30と歯合するカ
サ歯車状の歯合部14bが設けられる。
【0018】そして、カサ歯車30は、凹部21の上部
に設けられる歯合部21aに歯合すると共に、支持腕1
4の先端部14aに設けられる歯合部14bに歯合して
配設される。
【0019】以上の通りに構成されることにより、オー
ガスクリュ−20の回転力がカサ歯車30により伝達さ
れ、ケーシング先端部13が回転される。ここで、ケー
シング先端部30が回転する方向は、カサ歯車30によ
り、オーガスクリュ−20が回転する方向が反転された
方向となる。従って、駆動モータ(図示しない)により
オーガスクリュ−20が回転されると、オーガスクリュ
−20の回転の方向と反対の方向にケーシング先端部1
3が回転される。すなわち、本実施の形態では、歯合部
21aとカサ歯車30と歯合部14bとから駆動力伝達
手段が構成される。
【0020】次に、本発明の実施の形態の掘削装置1を
用いた掘削方法を説明する。先ず、本実施の形態の掘削
装置1を、既設の杭から反力を取った状態の杭圧入引抜
機(図示しない)に挟持させる。この状態で、オーガス
クリュ−20を駆動モータ(図示しない)により回転さ
せる。本実施の形態では、図2(a)に示すように、オ
ーガスクリュ−20は時計方向に回転される。
【0021】そして、オーガスクリュ−20が回転する
と、この回転に伴って、ケーシング先端部13が以下の
通りにして反時計方向に回転する。すなわち、先ず、図
2(b)に示すように、オーガスクリュ−20の回転に
伴って、図2(b)における右から左に向う方向に歯合
部21aが移動する。すると、この歯合部21aの移動
がカサ歯車30に伝達する。ここで、ケーシング本体1
1は杭圧入引抜機(図示しない)に挟持されてその位置
が規制されているので、カサ歯車30は自転のみの運動
となり、カサ歯車30が図2(b)における反時計方向
に回転する。そして、このカサ歯車30の回転が、支持
腕14の先端部14aに設けられる歯合部14bに伝達
され、この歯合部14bが図2(b)における左から右
に向う方向に移動する。これに伴って、ケーシング先端
部13が回転する。なお、図2(b)は、図2(a)に
示すB−B方向の断面構成を模式的に示した図である。
以上の通りにして、カサ歯車30によりオーガスクリュ
−20の回転方向が反転して伝達され、図2(a)に示
すように、ケーシング先端部13が反時計方向に回転す
る。これにより、掘削に際して、オーガスクリュ−20
とケーシング先端部13とが互いに反対の方向に回転す
る。
【0022】従って、掘削の途中にある石が、ケーシン
グ先端部13の先端面13aとオーガ羽根24との間に
挟まれると、オーガスクリュ−20とケーシング先端部
13とが互いに反対の方向に回転するので、挟まれた石
に充分な剪断力が効率よく与えられて砕かれる。これに
より、地盤の掘削される部分にある石を効率よく砕きな
がら掘削できる。そして、掘削された土砂は、螺旋状の
オーガ羽根24によりケーシング10に沿って上方に搬
送され、ケーシング本体11の排土口(図示しない)か
ら排出される。以上の通りにして、本実施の形態の掘削
装置1により地盤が掘削される。
【0023】なお、図3に示すように、ケーシング先端
部13の先端面13aに、オーガ羽根24の螺旋状の方
向に傾斜する複数の斜面を備える鋸歯13b(刃部)を
設けても良い。この場合には、掘削装置1により地盤を
掘削するときに、さらに効率よく石が砕かれ、地盤を掘
削する効率がより高まる。また、図3に示すように、地
盤を掘削する効率をさらに高めるために、鋸歯13bの
斜面に超硬ビット13cを設けることが好ましい。さら
に、この場合には、図3に示すように、オーガスクリュ
−20がケーシング先端部13に覆われる先端の部分
で、螺旋状のオーガ羽根24の延長線と鋸歯13bの斜
面とがなす角度θが鋭角となるように配設することが好
ましい。この場合には、掘削の途中にある石は、鋸歯1
3bの斜面とオーガ羽根24とが鋭角をなす部分に導か
れて挟まれる。そして、鋸歯13bの斜面で石が挟まれ
た状態となるので、オーガスクリュ−20とケーシング
先端部13とが互いに逆方向に回転して石を砕く剪断力
を与える過程で、石が挟まれた部分から逃げることなく
好適に保持される。このように、石が保持された状態
で、オーガスクリュ−20とケーシング先端部13とが
互いに反対方向にさらに回転する。これにより、両者の
回転が好適に石に作用し、挟まれた石に充分な剪断力が
与えられ、さらに効率よく石が砕かれる。
【0024】また、図示はしないが、支持腕14の先端
をオーガスクリュ−20と一体的に構成することで、ケ
ーシング先端部13をオーガスクリュ−20が回転する
方向と同じ方向に回転させることができる。この場合に
は、ケーシング先端部13をオーガスクリュ−20が回
転する方向と反対の方向に回転させるための構成が不要
であり、より簡易な構成にすることができる。また、こ
の場合には、ケーシング先端部13の先端面13aに、
地盤を掘削するためのビットなどの刃部を設けることが
好ましい。以上の通りに構成することで、ケーシング先
端部30をオーガスクリュ−20が回転する方向と同じ
方向に回転させて地盤を効率的に掘削できる。また、図
1および図2において、互いに歯合する2つのカサ歯車
30を設けても良い。この場合には、一方のカサ歯車3
0を凹部21の上部に設けられる歯合部21aに歯合さ
せると共に、もう一方のカサ歯車30を支持腕14の先
端部14aに設けられる歯合部14bに歯合させる。こ
れにより、互いに歯合する2つのカサ歯車30の間で回
転方向がさらに反転して伝達されるため、オーガスクリ
ュ−20の回転力が反転されずに伝達され、ケーシング
先端部13がオーガスクリュ−20が回転する方向と同
じ方向に回転する。この場合には、互いに歯合する2つ
のカサ歯車30と歯合部21aと歯合部14bとから駆
動力伝達手段が構成される。
【0025】なお、本実施の形態では、カサ歯車30に
よりオーガスクリュ−20の回転から駆動力をとり、ケ
ーシング先端部13を回転させる構成としたが、この構
成に限定されない。この他に、リンク機構や、ベルトド
ライブ機構や、チェーン伝動機構など、オーガスクリュ
−20の回転から動力を伝動できれば、さまざまな構成
が好適に適用できる。また、オーガスクリュ−20を駆
動する駆動モータ(図示しない)から動力を伝達してケ
ーシング先端部30を回転させる構成としても良い。さ
らに、オーガスクリュ−20から動力を伝達する構成を
設けず、ケーシング先端部13を回転させる専用の駆動
源(例えば、駆動モータなど)を別途設けても良い。さ
らに、ケーシング10が回転自在に構成される部分は、
本実施の形態で示したケーシング先端部13の構成に限
定されず、ケーシング10の先端部を含む任意の部分
(ケーシング10の全体を含む)を回転自在に構成して
も良い。
【0026】以上の本発明の実施の形態の掘削装置1に
よれば、ケーシング先端部13をオーガスクリュ−20
が回転する方向と同じ方向もしくは反対の方向に回転さ
せることで、掘削の途中にある石を効率よく砕きながら
地盤を掘削できる。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において、本発明の細部構成は適宜に変更可能であ
ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、掘削の途
中で、ケーシングの先端面とオーガスクリュ−との間に
挟まれた石に与えられる剪断力が高められる。従って、
掘削される部分にある石を効率よく砕きながら地盤を掘
削できる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を奏することができるとともに、構成の簡易
化を図ることができ、部品点数の削減や、コスト低減に
寄与する。
【0030】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を奏することができるとともに、ケ
ーシングの先端部に設けられる刃部により、地盤の掘削
される部分にある石がさらに効率よく砕かれる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれか一つと同様の効果を奏することができると
ともに、地盤の掘削される部分にある石を効率よく砕き
ながら掘削できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の掘削装置1の
構成を示す図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の変形例の構成を示す図である。
【図4】従来の掘削装置100の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 掘削装置 10 ケーシング 13 ケーシング先端部 13a 歯合部(駆動力伝達手段の一部) 13b 鋸歯(刃部) 20 オーガスクリュ− 21a 歯合部(駆動力伝達手段の一部) 30 カサ歯車(駆動力伝達手段の一部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、このケーシング内に配置
    されるオーガスクリュ−と、を備えた掘削装置であっ
    て、 前記ケーシングの少なくとも先端部が、オーガスクリュ
    −が回転する方向と同じ方向もしくは反対の方向に回転
    することを特徴とする掘削装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の掘削装置において、 前記オーガスクリュ−の回転から駆動力をとり、前記ケ
    ーシングの少なくとも先端部を、オーガスクリュ−が回
    転する方向と同じ方向もしくは反対の方向に回転させる
    駆動力伝達手段を備えることを特徴とする掘削装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の掘削装置におい
    て、 前記ケーシングの先端部に、地盤の掘削、破砕を行う刃
    部が設けられていることを特徴とする掘削装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の掘
    削装置を用いた掘削方法であって、 前記ケーシング内でオーガスクリュ−を回転させると共
    に、ケーシングの少なくとも先端部を、オーガスクリュ
    −が回転する方向と同じ方向もしくは反対の方向に回転
    させて地盤を掘削することを特徴とする掘削方法。
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