JP2002129714A - 雨樋の外吊金具 - Google Patents

雨樋の外吊金具

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JP2002129714A
JP2002129714A JP2000322425A JP2000322425A JP2002129714A JP 2002129714 A JP2002129714 A JP 2002129714A JP 2000322425 A JP2000322425 A JP 2000322425A JP 2000322425 A JP2000322425 A JP 2000322425A JP 2002129714 A JP2002129714 A JP 2002129714A
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gutter
hanging
rain gutter
rain
stopper
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JP2000322425A
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Mitsuyuki Kamata
三之 鎌田
Eiichiro Kurioka
英一郎 栗岡
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Otis Inc
Original Assignee
Otis Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雨樋Tの取付け作業を素早くできるうえ、取付
け後の雨樋Tの変形をも防止し、しかも部品点数を減少
できる。 【解決手段】軒先等に固定される取付杆1と、雨樋Tを
吊り下げて支持する樋吊具本体2とを備え、上記樋吊具
本体2は、前端に雨樋Tの前耳T1を掛止する樋・前掛
止部22を設け、且つ、後端に雨樋Tの後耳T2を掛止
する樋・後掛止部23を設けて成る雨樋の外吊金具にお
いて、上記樋吊具本体2の樋・前掛止部22及び樋・後
掛止部23の内側には、上記雨樋Tの内面TNに近接す
るストッパー片22a、23bを各々形成し、このスト
ッパー片22a、23bの一方を剛性体で形成すると共
に、他方を弾性体で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軒先等に固定され
る取付杆と、雨樋を吊下げて支持する樋吊具本体とを備
え、この樋吊具本体の前端に雨樋の前耳を掛止する樋・
前掛止部を設け、且つ、後端に雨樋の後耳を掛止する樋
・後前掛止部を設けて成る雨樋の外吊金具に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の雨樋の外吊金具を示す概
略側面図である。
【0003】この雨樋の外吊金具100は、軒先等に固
定される取付部101aを有する取付杆101と、長手
方向に長孔102aを形成した樋吊具本体102を備
え、両者に連結軸103を貫通して、その下端に蝶ナッ
ト104を螺合している。
【0004】そのため、樋吊具本体102は、蝶ナット
104を弛めれば、取付杆101に対して前後方向にス
ライドを可能とし、一方、蝶ナット104を締め付けれ
ば、取付杆101に圧接して、そのスライドを固定でき
る。
【0005】また、上記樋吊具本体102は、前端に雨
樋Tの前耳T1を掛止する樋・前掛止部112を設け、
且つ、後端に雨樋Tの後耳T2を掛止する樋・後掛止部
122を設けている。
【0006】なお、樋・前掛止部112及び樋・後掛止
部122は、例示にすぎず、雨樋Tの形状に合せた種々
のものがある。
【0007】そして、樋・前掛止部112及び樋・後掛
止部122と略同位置の内側には、雨樋Tの内面TNに
近接するストッパー片112a、122bを各々形成し
ており、これらストッパー片112a、122bは、何
れも弾性力のあるバネ板材で形成されている。
【0008】そのため、雨樋Tを樋吊具本体102に吊
り下げて支持するには、雨樋Tの前耳T1及び後耳T2
を、ストッパー片112a、122bの弾性力に抗し
て、樋・前掛止部112及び樋・後掛止部122に各々
掛止する。
【0009】このとき、ストッパー片112a、122
bは、その弾性力によって雨樋Tの内面TNに近接する
位置まで復元されるため、雨樋Tが樋吊具本体102か
ら抜け外れることを防止できる。
【0010】なお、ストッパー片112a、122bは
例示にすぎず、バネ板材などで形成した弾性部材であれ
ば同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このストッパ
ー片112a、122bは、何れも復元力のあるバネ板
材などの弾性部材で形成しているため、雨樋Tの取付け
作業に手間がかかるという問題があった。
【0012】すなわち、雨樋Tを樋吊具本体102に掛
止するに際しては、先ず、雨樋Tの前耳T1をストッパ
ー片112aの弾性力に抗して樋・前掛止部112に掛
止させ、次いで、雨樋Tの後耳T2をストッパー片12
2bの弾性力に抗して樋・後掛止部122に掛止させ
る。
【0013】このように、従来は、雨樋Tの前耳T1及
び後耳T2の何れをもストッパー片112a、122b
の弾性部材に抗して掛止させる必要があったため、雨樋
Tの取付け作業に手間がかかるという問題があった。
【0014】また、ストッパー片112a、122b
は、樋・前掛止部112及び樋・後掛止部122と略同
位置の内側に近接して1つの支点で掛止していたため、
例えば、雨樋Tの前方からの強風などによる活荷重によ
って雨樋Tが変形し易いという問題もあった。
【0015】さらに、弾性部材で形成したストッパー片
112a、122bは、剛性体である樋吊具本体102
と別形成した後に、これと一体化していたので、部品点
数が増し、その製造コストが高くなるという問題もあっ
た。
【0016】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、ストッパー片の一方或いは両方を剛性
体で形成して雨樋Tの取付け作業を素早くできるうえ、
取付け後の雨樋Tの変形をも防止し、しかも部品点数を
減少できる雨樋の外吊金具を提供することを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る雨樋の外吊金具は、軒先等に固定さ
れる取付杆と、雨樋を吊り下げて支持する樋吊具本体と
を備え、上記樋吊具本体は、前端に雨樋の前耳を掛止す
る樋・前掛止部を設け、且つ、後端に雨樋の後耳を掛止
する樋・後掛止部を設けて成る雨樋の外吊金具におい
て、上記樋吊具本体の樋・前掛止部及び樋・後掛止部の
内側には、上記雨樋の内面に近接するストッパー片を各
々形成し、このストッパー片の一方を剛性体で形成する
と共に、他方を弾性体で形成したことを特徴とする。
【0018】請求項1では、ストッパー片の一方を剛性
体で形成しているので、この剛性体のストッパー片側に
設けた樋・前掛止部(樋・後掛止部)に、雨樋の前耳
(後耳)を掛止しながら、その後耳(前耳)を弾性体で
形成した他方のストッパー片に抗して樋・後掛止部(樋
・前掛止部)に押し込むだけで、雨樋を樋支持具本体に
吊り下げて支持できる。
【0019】すなわち、剛性体のストッパー片側に設け
た樋・前掛止部(樋・後掛止部)には、ストッパー片に
抗して掛止する手間を不要としている。
【0020】そのため、雨樋の一方の前耳(後耳)は、
これを嵌め入れるだけで掛止できるため、施工現場など
での雨樋の取付け作業を素早くでき、作業効率を高める
ことができる。
【0021】請求項2に係る雨樋の外吊金具は、請求項
1において、上記弾性体は、バネ体又はバネ片で形成し
ている。
【0022】請求項2では、請求項1の弾性体をバネ体
又はバネ片に限定している。
【0023】請求項3に係る雨樋の外吊金具は、軒先等
に固定される取付杆と、雨樋を吊り下げて支持する樋吊
具本体とを備え、上記樋吊具本体は、前端に雨樋の前耳
を掛止する樋・前掛止部を設け、且つ、後端に雨樋の後
耳を掛止する樋・後掛止部を設けて成る雨樋の外吊金具
において、上記樋吊具本体の樋・前掛止部及び樋・後掛
止部の内側には、上記雨樋の内面に近接するストッパー
片を各々形成し、この両方のストッパー片を剛性体で形
成したことを特徴とする。
【0024】請求項3では、ストッパー片の両方を剛性
体で形成しているので、雨樋の弾性変形を利用しなが
ら、樋支持具本体に吊り下げて支持できる。
【0025】すなわち、雨樋を樋・前掛止部及び樋・後
掛止部に吊り下げて支持するために、ストッパー片の弾
性力に抗して掛止する手間を不要にできる。
【0026】そのため、施工現場での雨樋の取付け作業
を素早くでき、作業効率をより高めることができる。
【0027】請求項4に係る雨樋の外吊金具は、請求項
1〜3の何れかにおいて、上記剛性体で形成されたスト
ッパー片は、上記樋吊具本体と一体に形成している。
【0028】請求項4では、樋吊具本体の適所を切り起
して剛性体のストッパー片を一体に形成すれば、部品点
数を減少でき、コストダウンを図ることができる。
【0029】請求項5に係る雨樋の外吊金具は、請求項
1〜3の何れかにおいて、上記剛性体で形成されたスト
ッパー片は、上記樋吊具本体と別体に形成している。
【0030】請求項5では、剛性体のストッパー片を別
体に形成するので、樋吊具本体と異なる厚みや大きさの
ストッパー片を容易に形成できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る雨樋の外吊金
具Aについて、図を参照しつつ説明する。
【0032】図1は、本発明に係る雨樋の外吊金具を示
す概略側面図である。
【0033】この雨樋の外吊金具Aは、軒先等に固定さ
れる取付部11を有する取付杆1と、長手方向に長孔2
1を形成した樋吊具本体2を備え、両者に連結軸3を貫
通して、その下端に蝶ナット4を螺合している。
【0034】そのため、樋吊具本体2は、蝶ナット4を
弛めれば、取付杆1に対して前後方向にスライドを可能
とし、一方、蝶ナット4を締め付ければ、取付杆1に圧
接して、そのスライドを固定できる。
【0035】また、上記樋吊具本体2は、前端に雨樋T
の前耳T1を掛止する樋・前掛止部22を設け、且つ、
後端に雨樋Tの後耳T2を掛止する樋・後掛止部23を
設けている。
【0036】なお、樋・前掛止部22及び樋・後掛止部
23は、例示にすぎず、雨樋Tの形状に合せた種々のも
のを形成できる。
【0037】そして、樋・前掛止部22及び樋・後掛止
部23と変位した内側には、雨樋Tの内面TNに近接す
るストッパー片22a、23bを各々形成しており、こ
れらストッパー片22a、23bは、一方を剛性体で形
成すると共に、他方を弾性体で形成している。
【0038】図1では、樋・前掛止部22の下位に位置
するストッパー片22aを剛性体で形成すると共に、他
方のストッパー片23bをバネ板又はバネ片で形成した
場合を例示している。
【0039】図2(a)〜(c)は、図1で示した雨樋
の外吊金具の施工要領を示す概略側面図である。
【0040】ここで、図1と同部材には同番号を付し、
その説明は省略している。
【0041】このように構成した雨樋の外吊金具Aは、
以下の要領で施工する。
【0042】まず、軒先等の適所に取付杆1の取付部1
1を釘、ネジ等で固定する。
【0043】次に、蝶ナット4を弛めて樋吊具本体2を
前後方向にスライドして位置決めした後、蝶ナット4を
締め付けて、そのスライドを固定する。
【0044】そして、軒先等に固定された樋吊具本体2
に雨樋Tを吊り下げて支持するため、雨樋Tの前耳T1
を、ストッパー片22aと樋・前掛止部22の隙間Sか
ら差し入れる〔図2(a)参照〕。
【0045】その後、雨樋Tを後方に廻せば、雨樋Tの
前耳T1の内面TNがストッパー片22aの先端に当接
し、前耳T1が樋・前掛止部22に掛止する〔図2
(b)参照〕。
【0046】更に、雨樋Tを後方に廻すと、雨樋Tの後
耳T2は、他方のストッパー片23bの弾性力に抗し
て、樋・後掛止部23に掛止する。
【0047】そして、ストッパー片23bは、その弾性
力によって樋・後掛止部23と変位した雨樋Tの内面T
Nに近接する位置まで復元されるため、雨樋Tが樋吊具
本体2から抜け外れることを防止できる〔図2(c)参
照〕。
【0048】また、これと逆にストッパー片22aをバ
ネ板又はバネ片の弾性体で形成すると共に、他方のスト
ッパー片23bを剛性体で形成した場合では、雨樋Tの
後耳T2をストッパー片23bと樋・後掛止部23の隙
間から差し入れて同様に行えばよい。
【0049】なお、弾性体のストッパー片23bとし
て、図1で示したバネ板又はバネ片に代えて、従来から
使用されているバネ付勢した出没自在の剛性ピン(不図
示)をストッパー片23bの近傍に設け、この剛性ピン
(不図示)によって後耳T2の抜け止めを行う落し込み
ピンであっても同様である。
【0050】このように本発明に係る雨樋の外吊金具A
によれば、ストッパー片22aを剛性体で形成している
ので、この剛性体のストッパー片22a側に設けた樋・
前掛止部22に、雨樋Tの前耳T1を掛止させながら、
その後耳T2を弾性体で形成した他方のストッパー片2
3bに抗して樋・後掛止部23に押し込むだけで、雨樋
Tを樋支持具本体2に吊り下げて支持できる。
【0051】すなわち、剛性体のストッパー片22a側
に設けた樋・前掛止部22には、このストッパー片22
aに抗して掛止する手間を不要としている。
【0052】そのため、雨樋Tの一方の前耳T1は、こ
れを嵌め入れるだけで樋・前掛止部22に掛止できるた
め、施工現場などでの雨樋Tの取付け作業を素早くで
き、作業効率を高めることができる。
【0053】また、ストッパー片22a、23bは、樋
・前掛止部22及び樋・後掛止部23と変位した雨樋T
の内面TNに近接する位置に各々形成しているので、図
1、2で示すように雨樋Tの前耳T1を、樋・前掛止部
22の端縁と、ストッパー片22aの端縁とで内外から
2点支持することができ、雨樋Tの前方からの強風など
による活荷重が生じても雨樋Tが変形することを防止で
きる。
【0054】図3は、本発明に係る雨樋の外吊金具を示
す他の実施例の概略側面図である。
【0055】ここで、図1、2と同部材には同番号を付
し、その説明は省略している。
【0056】この雨樋の外吊金具Aは、図1で示す樋吊
具本体2の前後に形成したストッパー片22a、23b
を何れも剛性体で形成している。
【0057】この雨樋の外吊金具Aにおける軒先等に固
定された樋吊具本体2に雨樋Tを吊り下げて支持するに
は、図2と同様に雨樋Tの前耳T1を、ストッパー片2
2aと樋・前掛止部22の隙間Sから差し入れる〔図2
(a)参照〕。
【0058】その後、雨樋Tを後方に廻せば、雨樋Tの
前耳T1の内面TNがストッパー片22aの先端に当接
し、前耳T1が樋・前掛止部22に掛止する〔図2
(b)参照〕。
【0059】更に、雨樋Tを後方に廻すと、この雨樋T
は図3の上図の破線で示すように弾性変形する。
【0060】この状態で、雨樋Tの後耳T2をストッパ
ー片23bと樋・後掛止部23の隙間Sから差し入れた
後、雨樋Tを放せば、その復元力によって後耳T2が樋
・後掛止部23に掛止され、雨樋Tが樋吊具本体2から
抜け外れることを防止できる〔図3下図参照〕。
【0061】このように本発明に係る雨樋の外吊金具A
によれば、ストッパー片22a、23bの両方を剛性体
で形成しているので、雨樋Tの弾性変形を利用しなが
ら、樋支持具本体2に吊り下げて支持できる。
【0062】すなわち、雨樋Tを樋・前掛止部22及び
樋・後掛止部23に吊り下げて支持するために、ストッ
パー片22a、23bの弾性力に抗して掛止する手間を
不要にできる。
【0063】そのため、施工現場での雨樋Tの取付け作
業を素早くでき、作業効率をより高めることができる。
【0064】図4(a)〜(c)及び図5(d)、
(e)は、図1〜図3で示した剛性体で形成されたスト
ッパー片の他の実施例を示す概略側面図である。
【0065】この図4(a)〜(c)及び図5(d)、
(e)では、図1で示した剛性体で形成されたストッパ
ー片22aの他の実施例を示したもので、その同部材に
は同番号を付し、その説明は省略している。
【0066】これらのストッパー片22aは、樋吊具本
体2と一体に形成している点に特徴がある。
【0067】すなわち、図1で示したストッパー片22
aは剛性体であり、一方、樋吊具本体2も一般的には剛
性体で形成している。
【0068】この場合、図4(a)〜(c)及び図5
(d)、(e)で示すように、樋吊具本体2の適所を図
中矢印で示すように切り起して、剛性体のストッパー片
22aを形成すれば、樋吊具本体2とストッパー片22
aとを一体に形成できる。
【0069】ここで、図4(a)は、樋吊具本体2の適
所を上側に向けてコ状に切断し、その切断片を前方へ略
水平に曲げて、剛性体のストッパー片22aを形成した
もの、図4(b)は、図4(a)の先端を更に上方に折
り返したストッパー片22aを示している。
【0070】また、図4(c)は、樋吊具本体2の適所
を下方に向けてコ状に切断し、その切断片を前方へ曲げ
て、剛性体のストッパー片22aを形成したもの、図5
(d)は、図4(c)の先端を更に前方に折り曲げたス
トッパー片22aを示している。
【0071】更に、図5(e)は、樋吊具本体2の適所
を長手方向に向けてコ状に切断し、その切断片を前方へ
曲げて、図のような略L形の剛性体のストッパー片22
aを形成したものを示している。
【0072】このようにストッパー片22aを、剛性体
である樋吊具本体2を利用して、これと一体に形成すれ
ば、剛性体で形成したストッパー片22aの部品点数を
減少でき、コストダウンを図ることができる。
【0073】なお、ストッパー片22aを一体に形成す
ることは、図3で示した両方の剛性体で形成したストッ
パー片22a、23bの場合であっても同様にできる。
【0074】もっとも、これとは逆に、図1で示したス
トッパー片22a、或いは図3で示したストッパー片2
2a、23bのように、これを樋吊具本体2と別体に形
成することも可能である。
【0075】このように剛性体のストッパー片22a
(23b)を別体に形成すれば、樋吊具本体2と異なる
厚みや大きさのストッパー片22a(23b)を容易に
形成することができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果があ
る。
【0077】請求項1に係る雨樋の外吊金具によれば、
ストッパー片の一方を剛性体で形成しているので、この
剛性体のストッパー片側に設けた樋・前掛止部(樋・後
掛止部)に、雨樋の前耳(後耳)を掛止しながら、その
後耳(前耳)を弾性体で形成した他方のストッパー片に
抗して樋・後掛止部(樋・前掛止部)に押し込むだけ
で、雨樋を樋支持具本体に吊り下げて支持できる。
【0078】すなわち、剛性体のストッパー片側に設け
た樋・前掛止部(樋・後掛止部)には、ストッパー片に
抗して掛止する手間を不要としている。
【0079】そのため、雨樋の一方の前耳(後耳)は、
これを嵌め入れるだけで掛止できるため、施工現場など
での雨樋の取付け作業を素早くでき、作業効率を高める
ことができる。
【0080】請求項2に係る雨樋の外吊金具によれば、
請求項1の弾性体をバネ体又はバネ片で形成できる。
【0081】請求項3に係る雨樋の外吊金具によれば、
ストッパー片の両方を剛性体で形成しているので、雨樋
の弾性変形を利用しながら、樋支持具本体に吊り下げて
支持できる。
【0082】すなわち、雨樋を樋・前掛止部及び樋・後
掛止部に吊り下げて支持するために、ストッパー片の弾
性力に抗して掛止する手間を不要にできる。
【0083】そのため、施工現場での雨樋の取付け作業
を素早くでき、作業効率をより高めることができる。
【0084】請求項4に係る雨樋の外吊金具によれば、
樋吊具本体の適所を切り起して剛性体のストッパー片を
一体に形成すれば、部品点数を減少でき、コストダウン
を図ることができる。
【0085】請求項5に係る雨樋の外吊金具によれば、
剛性体のストッパー片を別体に形成するので、樋吊具本
体と異なる厚みや大きさのストッパー片を容易に形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る雨樋の外吊金具を示す概略側面図
【図2】(a)〜(c)は、図1で示した雨樋の外吊金
具の施工要領を示す概略側面図
【図3】本発明に係る雨樋の外吊金具を示す他の実施例
の概略側面図
【図4】(a)〜(c)は、図1〜図3で示した剛性体
で形成されたストッパー片の他の実施例を示す概略側面
【図5】(d)、(e)は、図1〜図3で示した剛性体
で形成されたストッパー片の他の実施例を示す概略側面
【図6】従来の雨樋の外吊金具を示す概略側面図
【符号の説明】
A 雨樋の外吊金具 T 雨樋 T1 前耳 T2 後耳 TN 内面 1 取付杆 2 樋吊具本体 22 樋・前掛止部 22a ストッパー片 23 樋・後掛止部 23b ストッパー片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒先等に固定される取付杆と、雨樋を吊り
    下げて支持する樋吊具本体とを備え、 上記樋吊具本体は、前端に雨樋の前耳を掛止する樋・前
    掛止部を設け、且つ、後端に雨樋の後耳を掛止する樋・
    後掛止部を設けて成る雨樋の外吊金具において、 上記樋吊具本体の樋・前掛止部及び樋・後掛止部の内側
    には、上記雨樋の内面に近接するストッパー片を各々形
    成し、このストッパー片の一方を剛性体で形成すると共
    に、他方を弾性体で形成したことを特徴とする雨樋の外
    吊金具。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記弾性体は、バネ体又はバネ片で形成している雨樋の
    外吊金具。
  3. 【請求項3】軒先等に固定される取付杆と、雨樋を吊り
    下げて支持する樋吊具本体とを備え、 上記樋吊具本体は、前端に雨樋の前耳を掛止する樋・前
    掛止部を設け、且つ、後端に雨樋の後耳を掛止する樋・
    後掛止部を設けて成る雨樋の外吊金具において、 上記樋吊具本体の樋・前掛止部及び樋・後掛止部の内側
    には、上記雨樋の内面に近接するストッパー片を各々形
    成し、この両方のストッパー片を剛性体で形成したこと
    を特徴とする雨樋の外吊金具。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記剛性体で形成されたストッパー片は、上記樋吊具本
    体と一体に形成している雨樋の外吊金具。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の何れかにおいて、 上記剛性体で形成されたストッパー片は、上記樋吊具本
    体と別体に形成している雨樋の外吊金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6162127U (ja) * 1984-09-28 1986-04-26
JPS6162125U (ja) * 1984-09-28 1986-04-26
JPH0665528U (ja) * 1993-02-25 1994-09-16 松下電工株式会社 軒樋支持具

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