JP3418018B2 - 軒樋吊り金具取付け装置 - Google Patents
軒樋吊り金具取付け装置Info
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- JP3418018B2 JP3418018B2 JP26047294A JP26047294A JP3418018B2 JP 3418018 B2 JP3418018 B2 JP 3418018B2 JP 26047294 A JP26047294 A JP 26047294A JP 26047294 A JP26047294 A JP 26047294A JP 3418018 B2 JP3418018 B2 JP 3418018B2
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- plate
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軒樋吊り金具取付け装置
に係り、詳しくは軒先の水平方向に固定した長尺固定板
の所望箇所に、軒樋吊り金具をワンタッチで簡単に支持
固定することができる取付け装置に関する。 【0002】 【従来技術とその課題】従来、軒樋を軒先に取付け施工
するには、軒先前面板に、一定のレベルに合わせて所定
間隔を保って軒樋吊り金具をビス止め固定し、しかるの
ち、取付けた吊り金具に軒樋を吊持する方法が採られて
いた。しかしながら、上記の様な施工方法では、水平レ
ベルに合わせつつ吊り金具を1ケづつ軒先前面板にビス
止め固定しなければならないので、作業工数が多くかか
り面倒であった。 【0003】上記課題を解決するための手段として、実
開平3−113034号に軒樋吊り金具取付け装置が開
示されているが、該装置は、吊り金具(1)を取付ける
長尺固定板(3)の上端部の嵌挿溝(31)には、内方
に向け突条(34,35)が形成されて反りを生じてお
り、また、下端部の係着溝(32)には、折返し部(3
3)や、吊り金具(1)の挿着板(2)の垂下片(2
2)の下端部に鉤部(24)があるなど、折返し屈曲し
ている箇所があるため、埃っぽい施工現場ではそこに埃
や砂などが入り込み易いので、取付け作業前に溝内部を
掃除しなければならず、余分な作業が付き纏うと云う問
題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、軒樋吊り金具を軒先前
面板に固定する取付け装置であって、上記吊り金具の後
縁部に固着する挿着板は、立上り片と垂下片及び該垂下
片に上下方向に摺動自在に抱持された把持部材とからな
り、一方、上記挿着板を受け入れる長尺固定板は、その
上端部には、上記立上り片を受け入れる嵌挿溝をその内
側前壁に段部を存して形成し、その下端部には、上記垂
下片を係止する係止突条を有する係着溝を設けてなり、
この長尺固定板を軒先前面板に固定してなる軒樋吊り金
具取付け装置である。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。図1は本発明の実施例を斜視図で示し、図
2(イ)(ロ)(ハ)は本発明の要部の取合わせ状態を
断面図で示し、図3は本発明を用いて軒先前面板に軒樋
を取付けた状態を側断面図で示す。 【0006】本発明は、図1及び図3で示す如く、立上
り片21と把持部材23を矢印方向に褶動可能に取付け
た垂下片22とを具えた挿着板2を、後縁部11に一体
に形成してなる軒樋吊り金具1と、上記挿着板2の立上
り片21を受け入れる嵌挿溝31を、その内側前壁に段
部32を付して上端部に形成すると共に、下端部には上
記垂下片22を係止する係止突条34を有する係着溝3
3とを設けた長尺固定板3とからなるものである。そし
て、図2の(ハ)に示す如く、上記挿着板2の長さ寸法
d−1は、嵌挿溝31の内側前壁に設けた段部32の下
面から係着溝33の底面331に至る間隔寸法と略等し
く、かつ係止突条34の頂部から嵌挿溝31の溝天井面
311に至る間隔寸法d−2と同等以下に設定すること
が必要である。 【0007】以下、上記本発明の軒先前面板Aへの取付
け及び軒樋吊り金具1と長尺固定板3との取合わせを説
明する。即ち、先づ図1及び図2(イ)に示す如く、軒
先前面板Aに長尺固定板3を固定ビス4により水平に固
定しておく。次いで、軒樋吊り金具1の後縁部11に固
着された挿着板2の立上り片21を矢印方向へ押し挙げ
て、嵌挿溝31の溝天井面311へ挿入し、そして、垂
下片22を矢印方向(軒先前面板A方向)へ移動し、図
2(ロ)に示す如く、長尺固定板3の係着溝33へ矢印
方向から垂下片22を落し込ませ、垂下片22に抱持さ
れている把持部材23を下方へ降ろすと、図2(ハ)に
示す如く、垂下片22の下端部が、長尺固定板3の係着
溝33に収まった状態で係止突条34に係止し、確実に
固定されると同時に、自動的に立上り片21の上端部が
嵌挿溝31の段部32に収まる。 【0008】上記の如く、長尺固定板3を軒先前面板A
に水平に取付けておけば、軒樋吊り金具1の挿着板2を
長尺固定板3の所定箇所に挿着するのみで、図3に示す
如く、軒樋Bを、長尺固定板3と同一水平レベルで軒先
に簡単に取付け施工することができると共に、長尺固定
板3の嵌挿溝31や係着溝32には、折返し屈曲箇所が
ないため取付け容易であって外れ難く、また埃っぽい施
工現場であっても埃や砂などが入り込み難いので、取付
け作業前に溝内部を掃除する必要もない。 【0009】 【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明によれば、軒先の水平方向に固
定した長尺固定板の嵌挿溝及び係着溝に、挿着板を利用
してワンタッチで取付けできるので、軒樋吊り金具の取
付け、ひいては軒樋の取付けが従来に比し簡単になり、
施工工数が削減されると云う効果を奏すると共に、埃っ
ぽい施工現場であっても、埃や砂などが入り込み難いの
で取付け作業前に溝内部を掃除する必要がない。
に係り、詳しくは軒先の水平方向に固定した長尺固定板
の所望箇所に、軒樋吊り金具をワンタッチで簡単に支持
固定することができる取付け装置に関する。 【0002】 【従来技術とその課題】従来、軒樋を軒先に取付け施工
するには、軒先前面板に、一定のレベルに合わせて所定
間隔を保って軒樋吊り金具をビス止め固定し、しかるの
ち、取付けた吊り金具に軒樋を吊持する方法が採られて
いた。しかしながら、上記の様な施工方法では、水平レ
ベルに合わせつつ吊り金具を1ケづつ軒先前面板にビス
止め固定しなければならないので、作業工数が多くかか
り面倒であった。 【0003】上記課題を解決するための手段として、実
開平3−113034号に軒樋吊り金具取付け装置が開
示されているが、該装置は、吊り金具(1)を取付ける
長尺固定板(3)の上端部の嵌挿溝(31)には、内方
に向け突条(34,35)が形成されて反りを生じてお
り、また、下端部の係着溝(32)には、折返し部(3
3)や、吊り金具(1)の挿着板(2)の垂下片(2
2)の下端部に鉤部(24)があるなど、折返し屈曲し
ている箇所があるため、埃っぽい施工現場ではそこに埃
や砂などが入り込み易いので、取付け作業前に溝内部を
掃除しなければならず、余分な作業が付き纏うと云う問
題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものであって、その要旨は、軒樋吊り金具を軒先前
面板に固定する取付け装置であって、上記吊り金具の後
縁部に固着する挿着板は、立上り片と垂下片及び該垂下
片に上下方向に摺動自在に抱持された把持部材とからな
り、一方、上記挿着板を受け入れる長尺固定板は、その
上端部には、上記立上り片を受け入れる嵌挿溝をその内
側前壁に段部を存して形成し、その下端部には、上記垂
下片を係止する係止突条を有する係着溝を設けてなり、
この長尺固定板を軒先前面板に固定してなる軒樋吊り金
具取付け装置である。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。図1は本発明の実施例を斜視図で示し、図
2(イ)(ロ)(ハ)は本発明の要部の取合わせ状態を
断面図で示し、図3は本発明を用いて軒先前面板に軒樋
を取付けた状態を側断面図で示す。 【0006】本発明は、図1及び図3で示す如く、立上
り片21と把持部材23を矢印方向に褶動可能に取付け
た垂下片22とを具えた挿着板2を、後縁部11に一体
に形成してなる軒樋吊り金具1と、上記挿着板2の立上
り片21を受け入れる嵌挿溝31を、その内側前壁に段
部32を付して上端部に形成すると共に、下端部には上
記垂下片22を係止する係止突条34を有する係着溝3
3とを設けた長尺固定板3とからなるものである。そし
て、図2の(ハ)に示す如く、上記挿着板2の長さ寸法
d−1は、嵌挿溝31の内側前壁に設けた段部32の下
面から係着溝33の底面331に至る間隔寸法と略等し
く、かつ係止突条34の頂部から嵌挿溝31の溝天井面
311に至る間隔寸法d−2と同等以下に設定すること
が必要である。 【0007】以下、上記本発明の軒先前面板Aへの取付
け及び軒樋吊り金具1と長尺固定板3との取合わせを説
明する。即ち、先づ図1及び図2(イ)に示す如く、軒
先前面板Aに長尺固定板3を固定ビス4により水平に固
定しておく。次いで、軒樋吊り金具1の後縁部11に固
着された挿着板2の立上り片21を矢印方向へ押し挙げ
て、嵌挿溝31の溝天井面311へ挿入し、そして、垂
下片22を矢印方向(軒先前面板A方向)へ移動し、図
2(ロ)に示す如く、長尺固定板3の係着溝33へ矢印
方向から垂下片22を落し込ませ、垂下片22に抱持さ
れている把持部材23を下方へ降ろすと、図2(ハ)に
示す如く、垂下片22の下端部が、長尺固定板3の係着
溝33に収まった状態で係止突条34に係止し、確実に
固定されると同時に、自動的に立上り片21の上端部が
嵌挿溝31の段部32に収まる。 【0008】上記の如く、長尺固定板3を軒先前面板A
に水平に取付けておけば、軒樋吊り金具1の挿着板2を
長尺固定板3の所定箇所に挿着するのみで、図3に示す
如く、軒樋Bを、長尺固定板3と同一水平レベルで軒先
に簡単に取付け施工することができると共に、長尺固定
板3の嵌挿溝31や係着溝32には、折返し屈曲箇所が
ないため取付け容易であって外れ難く、また埃っぽい施
工現場であっても埃や砂などが入り込み難いので、取付
け作業前に溝内部を掃除する必要もない。 【0009】 【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明によれば、軒先の水平方向に固
定した長尺固定板の嵌挿溝及び係着溝に、挿着板を利用
してワンタッチで取付けできるので、軒樋吊り金具の取
付け、ひいては軒樋の取付けが従来に比し簡単になり、
施工工数が削減されると云う効果を奏すると共に、埃っ
ぽい施工現場であっても、埃や砂などが入り込み難いの
で取付け作業前に溝内部を掃除する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を斜視図で示す。
【図2】本発明の要部の取合わせ状態を断面図で示す。
【図3】本発明を用いて軒先前面板に軒樋を取付けた状
態を側断面図で示す。 【符号の説明】 1 軒樋吊り金具 11 後縁部 2 挿着板 21 立上り片 22 垂下片 23 把持部材 3 長尺固定板 31 嵌挿溝 32 段部 33 係着溝 A 軒先前面板
態を側断面図で示す。 【符号の説明】 1 軒樋吊り金具 11 後縁部 2 挿着板 21 立上り片 22 垂下片 23 把持部材 3 長尺固定板 31 嵌挿溝 32 段部 33 係着溝 A 軒先前面板
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 軒樋吊り金具(1)を軒先前面板(A)
に固定する取付け装置であって、上記吊り金具(1)の
後縁部(11)に固着する挿着板(2)は、立上り片
(21)と垂下片(22)及び該垂下片(22)に上下
方向に摺動自在に抱持された把持部材(23)とからな
り、一方、上記挿着板(2)を受け入れる長尺固定板
(3)は、その上端部には、上記立上り片(21)を受
け入れる嵌挿溝(31)をその内側前壁に段部(32)
を存して形成し、その下端部には、上記垂下片(22)
を係止する係着溝(33)を設けてなり、この長尺固定
板(3)を軒先前面板(A)に固定してなる軒樋吊り金
具取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26047294A JP3418018B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26047294A JP3418018B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120859A JPH08120859A (ja) | 1996-05-14 |
JP3418018B2 true JP3418018B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=17348429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26047294A Expired - Fee Related JP3418018B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418018B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002090686A1 (en) * | 2001-05-07 | 2002-11-14 | Taxboel Martin Molbech | A device for mounting a gutter on a building and method for mounting the device |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP26047294A patent/JP3418018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08120859A (ja) | 1996-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |