JP2002128420A - 補償ウェイトおよびエレベータ・システム - Google Patents

補償ウェイトおよびエレベータ・システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル業界の従来の処理設備により簡潔に
製造可能なエレベータ用補償ウェイトを提案する。 【解決手段】 長く伸びた、被覆(12)内に置かれた
少なくとも1つの長く伸びた担持器具(20、22)を
含む。担持器具(20、22)は少なくとも1つの長く
伸びた重錘要素(14)と併存する長く伸びたケーブル
形態による補償ウェイト(10)である。その重錘要素
(14)はプラスチック材料と粉砕された金属塩および
/または金属カルコゲニド(18)1つまたは複数との
混合物を含有する。その混合物の密度は≧2.3g/c
3である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補償ウェイトに関
し、特にエレベータ・システム用の、長く伸びたケーブ
ル形態の、長く伸びた可撓性の被覆内に置かれた1つの
担持器具を少なくとも含み、担持器具が少なくとも1つ
の重錘要素と併存する補償ウェイトに関する。本発明は
また、長く伸びた、可撓性被覆と、前記被覆に包囲さ
れ、1つまたは複数の重錘要素および1つまたは複数の
長く伸びた担持器具を受けるための複数の中空空間とを
備える長く伸びたフラット・ケーブル形態の補償ウェイ
トにも関する。本発明はまたさらに、前記補償ウェイト
を有するエレベータ・システムにも関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ・システムは、一般に、ケー
ジ、前記ケージ用のカウンタウェイト、ならびに少なく
とも担持ケーブルとを包含する。この担持ケーブルはケ
ージ頂部から駆動部および逆転プーリ上に至る。ケーブ
ルは、カウンタウェイトの頂部にも固定される。エレベ
ータ・システムはさらに、上述の担持ケーブルの重量と
釣り合わせるための補償ウェイトを有し、ケージの下側
にそこからループ状に吊り下げられている。一定の状況
下では、補償ウェイトはシャフト底部のガイド・ロール
に至り、その他端がカウンタウェイトの下側に固定され
る。このようにして、駆動部によって生じる引張力は、
ケージのどの位置においても補償される。残る唯一の変
数は運搬する荷重の重量であり、それは記駆動部によっ
て克服されなければならない。
【0003】3.5メートル毎秒を超える速度のエレベ
ータの場合は、補償ウェイトは、その大部分がスチール
・ケーブルである。より低速で上げる場合には、補償ウ
ェイトは円形またはフラットな重錘ケーブルの形態、即
ち1つまたは複数の担持器具および、必要な場合には、
1つまたは複数の余分の重錘要素を内包するプラスチッ
ク・ケーブルとすることができる。
【0004】現在主に使用される補償ウェイトは、円形
の重錘ケーブルであり、プラスチック被覆内にスチール
製の鎖状昇降器具を有する。
【0005】EP−B−0100583は、鎖状または
ワイヤ・ロープ形態の昇降器具を少なくとも1つ有する
ケーブル状の補償ウェイトを提案している。ここでも、
前記器具は被覆内に包囲され、被覆のボリュームは、少
なくとも1つの実施形態では、金属粒子およびプラスチ
ック材料の混合物を示している。
【0006】フラット形状ケーブル形態をとる別の実施
形態においては、昇降器具は中空空間内に設置され、そ
れには前述昇降器具の他にプラスチック材料および金属
粒子の混合物も含まれる。中空空間はプラスチック材料
と金属粒子を内蔵するのみであり、空間について詳細な
説明はない。
【0007】EP−B−0100583に記載の昇降ケ
ーブルは、従来の重錘ケーブルに比して単位長さ当たり
重量が大きいこと、または単位長さ当たり一定重量に対
しては外部寸法が小さいことを示している。
【0008】しかし、その種の重錘ケーブルの製造に問
題が無いわけではない。金属粒子をプラスチック内に取
り込む、すなわち内包するには、特殊で、複雑かつ高価
な余分の機構および/または余分の製造手段に頼らざる
を得ず、それは通常は、ケーブル業界では採用されな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、以上に鑑
みて、本発明の目的は、ケーブル業界の従来の処理設備
により簡潔に製造可能な補償ウェイトを創案することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、長く伸びた、
可撓性の被覆内に置かれた少なくとも1つの担持器具を
含み、担持器具は少なくとも1つの重錘要素と併存す
る、特にエレベータ・システム用の長く伸びたケーブル
形態による補償ウェイトであって、重錘要素がプラスチ
ック材料との粉砕された金属塩および/または金属カル
コゲニドの1つまたは複数との混合物であって、密度≧
2.3g/cm3の混合物を含有することを特徴とす
る。
【0011】本発明の担持器具は、ケージとカウンタウ
ェイトの間にある単なる補償ウェイトである。その重錘
器具にはケージを担持する機能は無く、主に補償ウェイ
トに質量を加える役目をする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明実施形態は、担持器具を有
する補償ウェイトである。担持器具は、通常はチェー
ン、または通常はプラスチック製の可撓性被覆および少
なくとも1つの重錘要素付きのワイヤ・ロープが好まし
い。重錘要素は、プラスチック材料と金属塩(metal sal
t)および/または金属カルコゲニドの1つまたは複数の
砕製(特に酸化物および硫化物)との混合物を含有し、
混合物は質量密度≧2.3g/cm3を示す。重錘要素
は、担持器具を直接内包するか、もしくは全く別個に使
用することができる。
【0013】本実施形態による重錘要素に使用される金
属塩および/または金属カルコゲニドは、固有密度≧
2.3g/cm3、好ましくは>3.0g/cm3、特別
には>4.0g/cm3、きわめて特別には≧4.2g
/cm3である。これらの材料は、複合体としての押出
成形に先立って、流体ニーダまたはダブル・スクリュ・
ニーダでプラスチック添加剤とともにきわめて容易に混
合できる。したがって、たとえば、軟質PVCを重錘要
素のプラスチックとして使用する場合には、混合作業は
軟化剤、白亜等の乾燥充填剤、安定剤によるPVCの処
理を伴いかつ上記の金属塩および/または金属カルコゲ
ニドを含む一段階で実行される。この方法は、金属微粒
子を伴う従来技術においては混合装置がそれによって損
傷するので、不可能であった。一般的に金属微粒子なら
びに金属粉末は、金属塩および金属カルコゲニドに比し
て、摩耗性である、購入価格が高い、加工賃が高くつく
などの決定的な弱点がある。従来技術の金属微粒子はプ
ラスチックに別々の段階で投与しなければならず、その
ために工程が一層複雑化していた。さらに、従来技術の
比較的に大きな金属粒子は、担持器具周囲の押出加工中
にスクリュ・ニーダの軋みまたは狭窄を招来していた。
【0014】本発明の他の実施形態は、少なくとも1つ
の(好ましくはすべての)担持器具、および少なくとも
1つの(好ましくはすべての)重錘要素が補償ウェイト
の異なる中空空間に別々に置かれ、横方向ねじり抵抗の
あるフラット・ケーブルを形成することである。これら
のウェイト器具によって、先の形態の場合と同じか、ま
たは同様の効果が達成される。担持器具および重錘要素
が分離していることによって、補償ウェイトのより柔軟
な重量調節が可能になる。したがって、スチール・ロー
プ等の既存の担持器具の標準的な寸法決めおよび数量に
よって、重量調整は補償ウェイトの数とサイズにより変
更できる点で有利である。
【0015】ケーブル業界で使用されている装置に鑑み
て、重錘要素を押出加工によって担持器具と別々に製造
し、その後に、従来技術の場合のようにこの未完成品の
周囲に被覆を押出成形する方が、現況技術の場合のよう
に、現在の用途向けに要求される重錘要素を各個一体押
出成形するより簡潔である。本発明によれば、標準化さ
れた、重錘要素の半製品ユニットを製造し、合理的に保
管することができる。したがって様々な最終製品の製造
が短時間ベースで可能である。これは小ロット・サイズ
で実行できるので経済的にも有利である。
【0016】他には、タンデム押出または共同押出によ
り、重錘要素の製造を被覆押出成形と組合せることがで
きる(サンドイッチ製造)。数個の重錘要素が1回の加
工作業で製造可能である。これは、特に大量の特殊補償
ウェイトを製造しなければならないときに有利である。
【0017】担持器具と重錘要素が別々に在庫されるこ
とは補償ウェイトの懸垂においても貴重である。担持器
具をケージおよび補償ウェイトに設置するためには、担
持器具(大抵は2つのみをそれぞれフラット・ケーブル
の各端に位置づけ)、ケーブルを包囲しているプラスチ
ックを除去する。ウェイト器具のみを保持するそれらの
部分は、簡単に切り落しできる。さらに、ケージおよび
カウンタウェイトに対して従来のケーブル懸垂技術を引
き続き使用可能であり、かつフラット・ケーブルの手に
よる取扱いは、電気的フラット・ケーブルの操作と同様
であり、工事要員にとって周知の作業手続きである。
【0018】本発明の2つの形態とも、それぞれに別の
利点がある。経済的見地からは、最初の実施形態と結合
した後者の実施形態の形態が特に有利である。なぜなら
ば、たとえば、必要とする高価な担持器具は2つのみで
あり、所要ウェイトの残りはより経済的なプラスチック
/金属塩および/またはカルコゲン系混合物を利用可能
だからである。
【0019】さらに多くの実施形態の展開が記載されて
いる。
【0020】担持器具には、ワイヤ・ロープまたはチェ
ーンが含まれるが、ワイヤ・ロープの方が好ましい。ワ
イヤ・ロープまたはチェーンの太さは補償ウェイトの個
別の要求事項に適さなければならない。スチール・ワイ
ヤ・ロープに関しては、3ないし10mmの範囲とする
ことができる。担持器具の材料は、スチール、鉄、ポリ
アミド、アラミド、またはカーボン・ファイバから選択
することが好ましい。特に、担持器具をスチール・ロー
プとするのは有利である。なぜなら、スチール・ロープ
は重く、かつ同時に吊下げ操作に関して、これを取り囲
むプラスチック被覆から(切断および引張りにより)容
易に分離されるからである。
【0021】本発明のフラット・ケーブル形態における
実施形態では、2つの担持器具が断面の湾曲した端部近
傍にそれぞれ位置する、すなわち前記2つの担持器具が
フラット・ケーブル断面の2つの極端にそれぞれ近接し
ていることが好ましい。重錘要素(または器具)は、こ
の形状構成内で担持器具の間の面に位置することが好ま
しい。しかし、必要な場合には、担持器具を2つ以上と
する、すなわちさらに別のキャリヤがケーブルの中央に
あってもよい。
【0022】本発明実施形態の補償ウェイトの可撓性被
覆は、ケーブル業界で一般的とされる被覆を含み、充填
材料を十分に入れることができるものが好ましい。その
例としては、たとえば、軟質PVC、熱可塑性エラスト
マー、ポリオレフィン・ゴムがあり、エチレン・オクタ
ン共重合体およびポリイソブタン、ディー・アイ・イー
・エヌ・ターポリマー混合のエチレン・プロピレン、ク
ロルスルホン化ポリエチレン、バルカナイズド・クロロ
プレン、熱可塑性樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、お
よびシリコーン・ゴムと組み合わせた液状ポリマー等を
含むが、なおこれらに限らない。軟質PVCは、その価
格と高分量の充填剤(金属塩または金属カルコゲニド等
−以下参照)との加工性がよいので、好ましい。なお、
さらに非塩素化プラスチックの選択を所望することもで
きる。これらのプラスチックは、すべて通例の添加剤と
ともに供給可能である。被覆には、重量を一層増すため
に、質量密度2.3g/cm3の同様の1つまたは複数
の金属塩および/または金属カルコゲニドを含有させる
ことができる。ただし、これらは被覆の機械的特性を劣
化させないため、大量には適用しない。
【0023】金属塩および/または金属カルコゲニドの
有利な範囲は、被覆の総重量に対して約20〜40重量
%、好ましくは20〜30重量%であろう。したがっ
て、被覆コンパウンドは以下のような構成とすることが
できる。 − PVC 20〜30重量%、 − PVC軟化剤 15〜25重量%、 − 白亜等の乾燥充填剤 20〜30重量%および − 金属塩/金属カルコゲニド 20〜30重量% これに安定剤、潤滑剤と他の加工性増進剤、および必要
な場合は、防火用添加剤の総量を2重量%とし、その密
度は∃2.3g/cm3となろう。上記の百分率は、す
べて被覆の総重量に対するものである。被覆の表面は手
で取り扱い易い輪郭形状にすることができる。
【0024】重錘要素の断面寸法も、担持器具の場合と
同じく、補償ウェイトの個別の要求事項に合わせて決定
される。たとえば、硫酸バリウムを材料塩として用いる
質量密度∃2.3g/cm3の円形重錘要素の径は5〜
15mmである。
【0025】重錘要素の砕製金属塩および/または金属
カルコゲニドは以下の態様で存在することが好ましい。 − 硫酸バリウム、天然重晶石(バライト) 密度4.25g/cm3 − カルシウム、鉄、銅、または鉛の塩および/または
カルコゲニド、たとえば、硫酸カルシウム(石膏または
硬石膏) 密度範囲2.3〜3.0g/cm3 − ヘマタイト(Fe23) 密度範囲5.5〜6.5g/cm3 − 黄銅鉱(カルコパイライト)(CuFeS2) 密度範囲4.1〜4.3g/cm3 − 酸化銅 密度範囲6.3〜6.4g/cm3 − 硫酸鉛 密度範囲6.3〜6.4g/cm3
【0026】以上の他に、高炉からのスラグを選択する
ことができる。毒性が低く加工性が優れている点では、
硫酸バリウムが特に有利である。粉末状の金属塩および
/または金属カルコゲニド(有効粒径約5〜50μm、
好ましくは約10μm)は、プラスチック媒質中に良好
かつ均一に混合することができ、かつまたプラスチック
と粉末の混合物は押出成形性に優れている。好都合なウ
ェイトを調製するための、プラスチック材料、金属塩お
よび/または金属カルコゲニドの混合物中の粉末材料の
分量は、重錘要素総重量に対して、幾分多め、好ましく
は50〜90重量%(請求項10)、さらに好ましくは
70〜90重量%、特に好ましくは80〜90重量%で
ある。
【0027】ウェイト器具のプラスチック材料に関して
は、被覆のプラスチックについての方法に準ずることが
でき、充填剤を大量に使用可能なものであれば当業界の
いずれの従来品も利用することができる。したがって、
被覆に関して列挙したプラスチックはすべて適用でき、
さらに中間または低いムーニー粘度の熱可塑性プラスチ
ックが適用できる。それらのプラスチックは通常の添加
剤をどれでも含有することができる。
【0028】プラスチック、金属塩および/または金属
カルコゲニドは、重錘要素の押出成形後は、大量の充填
剤を補充しているために脆い場合が多く、かつ特に力学
的な曲げが強く要求される場合には、裂け傷を形成しや
すい。しかし、この難点はあっても、重錘要素は補償ウ
ェイトを担持する引張には関わりなく、かつ前記の裂け
傷は補償ウェイトの囲まれた内部に生じるので、問題は
生じない。
【0029】一般的な重錘要素は以下のように構成する
ことができる。 − ブチル・ゴム等のプラスチック材料 10〜20重
量%、 − 軟化剤および潤滑剤 0.8重量%、および − 金属塩および/または金属カルコゲニド(即ちBa
SO4) 80〜90重量%
【0030】重錘要素は、角付き、楕円形、または円形
等いかなる形状にもすることができるが、好ましい形状
は円形である。
【0031】さらに、重錘要素の中間帯域には、ワイヤ
・ロープまたはアラミド等の細い、引張強度の大きい、
プラスチック繊条による補助キャリヤがある。この補助
キャリヤは、ケーブル業界で利用可能な設備において主
として軽度の押出加工により生産される。
【0032】本発明のさらに別の実施形態においては、
すくなくとも1つの重錘要素の中心部に補償ウェイトの
モニタリングに役立つ電気系ラインがある。さらに、補
償ウェイトには、様々な構成部品の入力および制御に役
立つワイヤの束全体を収容することができる。
【0033】さらに本発明の別の実施形態では、重錘要
素に金属断片、好ましくは長さ0.5から6cmのスチ
ール断片を使用した。それらの断片は、押出加工により
収容するか、フィルムまたはバンドで包装するかして形
状を安定化した。金属原料は、いわゆる半製品ロッドま
たはワイヤ形態で利用可能である。一体品重錘要素は連
続作業工程で製造され、その工程で半製品は切断され、
押出加工によりプラスチック材料に包囲されるか、もし
くは包装される。こうして出来た重錘要素はローラで包
装し、かつ後に、再び押出加工してフラット・ケーブル
・タイプの補償ウェイトに成形することができる。その
場合は、1つまたは複数の重錘要素を担持器具とともに
押出加工ラインで並行加工してから最終の被覆行程に進
む。
【0034】次に、上記実施形態の例を図面を参照して
さらに詳細に説明する。
【0035】図1は、スチール・ロープ状の担持器具2
0を中心部とする環状の、円形ケーブル形態の補償ウェ
イト10の断面を模式的に示す。この補償ウェイトは、
プラスチック材料16および金属塩および/または金属
カルコゲニド18の混合物により構成される重錘要素1
4に包まれる。プラスチック製の可撓性被覆12が補償
ウェイト10を外装する。
【0036】図2は、図1のものと同様の補償ウェイト
10の断面を示すが、これはスチール・ロープ担持器具
がチェーン状の担持器具22に置き換えられている。
【0037】図3は、フラット・ケーブル形態の補償ウ
ェイト10の断面を示す。外側の2つの空間26aにス
チール・ワイヤ・ロープ形態の2つの担持器具20a、
20bが内蔵される。それらの間にある7つの中空空間
26bに7つの重錘要素14a〜gが内蔵され、これら
の重錘要素にはプラスチック材料16と金属塩および/
または金属カルコゲニド18、ならびにワイヤまたは引
裂抵抗性プラスチック製の補助キャリヤ24が封入され
る。可撓性被覆12は、プラスチック製16である。合
わせて9つの中空空間26a、26bが補償ウェイト1
0の縦軸沿いに直列に並ぶ。
【0038】外側中空空間26aは、内側中空空間26
bより小径である。そのため、フラット・ケーブルの断
面形状は両先端の幅が外向きに減少して2つの先細端と
なる一種の矩形状となる。この種の補償ウェイト10
は、特にその外側被覆12に同様に金属塩および/また
は金属カルコゲニド19を含むときに(図4参照)、断
面長さ/重量比1.5〜6.0kg/mを示すことがで
きる。
【0039】図4は、フラット・ケーブル形態の補償ウ
ェイト10の別実施形態の断面を示す。この実施形態
は、この被覆も(プラスチック17に加えて)金属塩お
よび/または金属カルコゲニド19を内蔵するが、ウェ
イト器具14のうち2つが補助キャリヤ24に代えて電
線28を有し、かつさらに重錘要素14のうち1つ(中
央のもの)が電線束30に置換され、可撓性被覆12に
封入されている点が図3の実施形態と異なる。担持器具
20a、20bも示している。
【0040】図5は、図3のフラット・ケーブルのタイ
プの補償ウェイト10を示し、ここでは現場実装のた
め、担持器具(スチール・ワイヤ・ロープ)20a、2
0bの一方の端がむき出してある。可撓性被覆12およ
びその間にある重錘要素14の部分は切断されたままで
ある。
【0041】図6は、重錘要素14の代替の実施形態を
示す。この重錘要素はこれまでに記載した図1から5の
場合のようなプラスチック粉末配合物で出来てはいな
い。さらに図6は、特に金属製の、かつ切断され、直線
的に並んだ鋼線またはスチール・ロッド・セクション3
2により構成された個別のウェイト部材による設計品を
示す。これらの部材も同様に回巻または外装34内に包
むことによって形状安定性を達成する。部品で構成され
るこれらの重錘要素は、図1から5の実施形態のコンパ
ウンド重錘要素と置き換えることができる。いくつかの
重錘要素で構成する実施形態(たとえば図3から5の)
においてはハイブリッド品を用いることも可能であり、
その場合は2種類の重錘要素をそれぞれ少なくとも1つ
ずつ含むことになろう。
【0042】図7は、エレベータ・システムを示し、エ
レベータ・シャフト52内の底部にバッファ50が位置
する。このシステムは補償ウェイト10を備え、補償ウ
ェイトはケージ40の底部に固定され、そこから走行カ
ウンタウェイト48の下端へと固定される。特にエレベ
ータ・システムが風を受ける場合には、静かでかつ円滑
な走行性を増すために、補償ウェイト10をオプション
のガイド・ロール54(点線にて示す)に回すか、ある
いはループ状に吊り下げることができる。担持ケーブル
42は、ケージの頂部からドライブ・ロール44に回
し、次いで逆転ロール46からケージ・カウンタウェイ
ト48の上端に至り固定される。原則として、補償ウェ
イト10は、同じ長さの担持ケーブル42に実質的に見
合うべきである。その場合は、担持ケーブル42のドラ
イブ44または逆転ロール46への巻付きまたは水平方
向案内は考慮しない。安全上の観点から、担持ケーブル
42は5本以上備えることができる。補償ウェイト10
は、1個または数個併用して備えることができる。補償
ウェイト10の単位長さ当たり重量は、ケーブルまたは
補償ウェイトの数にかかわらず、担持ケーブル42の単
位長さ当たり重量に等しく選択するのが有利である。ウ
ェイトの設計上の調節は、ウェイトの材料、断面積およ
び/または重錘要素の数を適切に選択することによって
決定することができる。そのように配備することによっ
て、所望の状況が達成され、ドライブ44に作用する荷
重はケージ40の位置に無関係になる。ついで、ケージ
40のゼロ荷重または平均荷重におけるカウンタウェイ
ト48の重量を運搬される人数または荷物数から有利に
計算することができる。それによって、運転中にドライ
ブ44が持ち上げねばならない荷重は、ケージの前記荷
重またはその平均値からの偏差を超えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】円形ケーブル形態による補償ウェイトの模式断
面図である。
【図2】円形ケーブル形態による別の補償ウェイトの模
式断面図である。
【図3】フラット・ケーブルとして形成された補償ウェ
イトの断面図である。
【図4】電気的複合構成品を備えた、フラット・ケーブ
ル形態による補償ウェイトの別の実施形態の断面図であ
る。
【図5】固定のために担持器具が露出された補償ウェイ
トの斜視図である。
【図6】代替の重錘要素の一部を図解のために取除いた
半透視の斜視図である。
【図7】エレベータ・システムの模式図である。
【符号の説明】
10 補償ウェイト 12 被覆 14 重錘要素 14a〜g 重錘要素 16 プラスチック材料 20 担持器具 22 担持器具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・バウアー スイス国・シイエイチ−6460・アルトドル フ・フリーゼンヴェク・1 (72)発明者 ハンス・ゲルハルト・ダーム スイス国・シイエイチ−6467・シャッテン ドルフ・アドラーガルテンシュトラーセ・ 15 Fターム(参考) 3F305 BB07 BB13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長く伸びた、可撓性の被覆(12)内に
    置かれた少なくとも1つの担持器具(20、22)を含
    み、担持器具(20、22)は少なくとも1つの重錘要
    素(14)と併存する、特にエレベータ・システム用の
    長く伸びたケーブル形態による補償ウェイト(10)に
    おいて、重錘要素(14)がプラスチック材料(16)
    と密度≧2.3g/cm3の粉砕された金属塩および/
    または金属カルコゲニド(18)の1つまたは複数との
    混合物であって、密度≧2.3g/cm3の混合物を含
    有することを特徴とする補償ウェイト(10)。
  2. 【請求項2】 長く伸びた、可撓性被覆(12)と、前
    記被覆(26a、26b)に包囲され、1つまたは複数
    の重錘要素(14、14a〜g)および1つまたは複数
    の長く伸びた担持器具(20、22)を受けるための複
    数の中空空間とを備える長く伸びたフラット・ケーブル
    形態の補償ウェイト(10)において、少なくとも1つ
    の担持器具(20、22)および少なくとも1つの重錘
    要素(14、14a〜g)が別個かつ個別に異なる中空
    空間にあるように設計されることを特徴とする好ましく
    は請求項1に記載の補償ウェイト(10)。
  3. 【請求項3】 担持器具(20、22)が、スチール、
    鉄、ポリアミド、アラミドおよびカーボン・ファイバか
    ら選択される材料により構成されることを特徴とする請
    求項1または2に記載の補償ウェイト(10)。
  4. 【請求項4】 担持器具(20)がたとえばスチール・
    ロープであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の補償ウェイト(10)。
  5. 【請求項5】 2つの担持器具(20a、20b)がフ
    ラット・ケーブルとして設計された補償ウェイトの湾曲
    端部分にそれぞれ近接していること、および重錘要素
    (14、14a〜g)が2つの前記担持器具(20a、
    20b)の間の平面に置かれることを特徴とする請求項
    2ないし4のいずれか一項に記載の補償ウェイト(1
    0)。
  6. 【請求項6】 被覆(12)が、軟質PVC、熱可塑性
    エラストマー、ポリオレフィン・ゴム、ならびにエチレ
    ン・オクタン共重合体およびポリイソブタン、ディー・
    アイ・イー・エヌ・ターポリマーを伴うエチレン・プロ
    ピレン、クロルスルホン化ポリエチレン、バルカナイズ
    ド・クロロプレン、熱可塑性樹脂、ポリアミド、ポリウ
    レタン、およびシリコーン・ゴムと組み合わせた液状ポ
    リマーから選択されるプラスチック(17)を含有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記
    載の補償ウェイト(10)。
  7. 【請求項7】 被覆(12)が1つまたは複数の、密度
    ≧2.3g/cm3の金属塩および/または金属カルコ
    ゲニド(19)を含有することを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれか一項に記載の補償ウェイト(10)。
  8. 【請求項8】 金属塩および/または金属カルコゲニド
    (19)が被覆中に、被覆(12)の全重量に対して2
    0〜40重量%、好ましくは20〜30重量%の量で存
    在することを特徴とする請求項7に記載の補償ウェイト
    (10)
  9. 【請求項9】 重錘要素(14、14a〜g)が、プラ
    スチック材料(16)と、硫酸バリウム、および/また
    は金属塩および/またはカルシウム、鉄、銅のカルコゲ
    ニド等を含有するグループから1つまたは複数のメンバ
    の粉末(18)ならびに高炉からのスラグとの混合物を
    含有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    一項に記載の補償ウェイト(10)。
  10. 【請求項10】 プラスチック材料(16)および1つ
    または複数の金属塩および/または金属カルコゲニド
    (18)から成る重錘要素(14、14a〜g)中に存
    在する混合物が、前記混合物の総重量に対して、50〜
    90重量%の金属塩および/またはカルコゲニド(1
    8)により構成されることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれか一項に記載の補償ウェイト(10)。
  11. 【請求項11】 たとえば重錘要素(14、14a〜
    g)のプラスチック材料(16)が請求項6のプラスチ
    ックおよびさらに低または中ムーニー粘度の熱可塑性材
    料から選択されることを特徴とする請求項1ないし10
    のいずれか一項に記載の補償ウェイト(10)。
  12. 【請求項12】 重錘要素(14、14a〜g)が円形
    であり、かつその中央に高引張強度のワイヤ・ロープま
    たはプラスチック繊条による細い補助キャリヤ(24)
    があることを特徴とする請求項2ないし11のいずれか
    一項に記載の補償ウェイト(10)。
  13. 【請求項13】 重錘要素(14、14a〜g)の1つ
    または複数がその中央に1つまたは複数の電線(28)
    を備えることを特徴とする請求項2ないし11のいずれ
    か一項に記載の補償ウェイト(10)。
  14. 【請求項14】 さらに、重錘要素(14、14a〜
    g)の1つまたは複数がその中央に1つまたは複数の電
    線の束(30)を備えることを特徴とする請求項1ない
    し13のいずれか一項に記載の補償ウェイト(10)。
  15. 【請求項15】 たとえば重錘要素(14m、14a〜
    g)が、プラスチック(34)で巻かれまたは被覆され
    ることによって形状安定化した長さ0.5〜6cmの金
    属体(32)を含むことを特徴とする請求項2ないし
    4、請求項7および請求項10ないし12のいずれか一
    項に記載の補償ウェイト(10)。
  16. 【請求項16】 ケージ(40)と、ドライブ(44)
    および逆転ロール(46)上に案内され、かつカウンタ
    ウェイト(48)に連結された担持ケーブル(42)
    と、補償ウェイト(10)とを備えるエレベータ・シス
    テムにおいて、前記補償ウェイト(10)に関して、そ
    の目的、使用、設計および構成が請求項1ないし15の
    いずれか一項または複数項に記載のエレベータ・システ
    ム。
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