JP2002128078A - 補強テープ - Google Patents
補強テープInfo
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Abstract
の高い、合成樹脂製品の曲げ強度を補強する補強材とし
て好適に使用可能な補強テープを提供すること。 【解決手段】 一定方向に並列配置された複数のガラス
繊維3に流動性の高い含浸樹脂を含浸させて被覆するこ
とにより含浸樹脂層4を形成し、この含浸樹脂層4を内
層としてその周囲をポリオレフィン系の樹脂で更に包囲
して被覆樹脂層5を形成し、これを外層として2層構造
に構成したことを特徴とする。
Description
更に詳細には物品の運搬、移動、収納などの際に用いら
れるフォークリフト用の合成樹脂製パレットや合成樹脂
製容器などをはじめとする種々の合成樹脂製品の曲げ強
度を補強する補強材として用いるのに好適な補強テープ
に関する。
ットとしては、合成樹脂製のものが製造され、使用され
ている。この合成樹脂製パレットには種々のタイプのも
のがある。このような合成樹脂製パレットの形成方法の
一例としては、高さ方向に二分割した上型と下型のパレ
ット形成部材を射出成型によって形成し、これらを互い
に対向させて脚形成部材同士を突き合わせ、その突き合
わせ部を熱で溶着一体化する方法がある。
状部、この板状部の内面適所に設けられた脚形成部材、
更にこの板状部の内面に縦横に交差して格子状に設けら
れた補強リブを備えている。「板状部」とは上位概念的
な用語で、文字どおり比較的に広い面を持った板状の部
分を指し、特にその表面に荷を乗せることを予定してい
る板状部についてはそれを載荷面即ちデッキボードと称
している。
場合には、両板状部ともがデッキボードであり、また片
面使用の合成樹脂製パレットにあっては、荷を乗せる板
状部を特にデッキボードと称し、他の面は単に板状部と
称している。
には、補強リブが格子状に形成されているが、このよう
な補強リブは板状部の曲げ強度を高め、フォークリフト
で積荷を運搬、移動する際等に板状部、特にデッキボー
ドに撓みが発生するのを防止する上で極めて効果のある
ものとしてよく知られている。
材における板状部の曲げ強度を高めるという利点がある
と共に、フォークリフトのフォークなどの衝突等により
壊れやすいフォーク差込み口近傍における合成樹脂製パ
レットの破壊に対する強度も高めるという利点がある。
従って、このような補強リブが合成樹脂製パレットを構
成する各パレット形成部材における板状部全面に形成さ
れている。
庫などである期間保管することがあるが、この場合には
荷を乗せた合成樹脂製パレットを自動倉庫のラック装置
に支持した状態のまま保管される。自動倉庫は、一般的
にスタッカークレーンで合成樹脂製パレットを下部より
すくい取る機構となっているため、合成樹脂製パレット
の左右両端のみで支持する「二点支持ラック構造」とな
っていることが多い。
は、荷重をかけた状態で時間が経過すると「クリープ」
というへたり現象即ち撓みが発生する。このような撓み
の発生について更に詳しく説明すると、図9に示される
ように合成樹脂製パレット100に荷物101を載せた
状態で両端を支持すると撓みが発生する。
この撓みによって、図9に矢印A(圧縮方向)、矢印B
(引っ張り方向)で示されるようにデッキボード面が圧
縮され、他方下面の板状部が伸びるように変形させられ
る。
象である。そのため、この合成樹脂製パレットに発生す
るクリープ即ち撓みを材質的に排除することはできない
ので、従来の合成樹脂製パレットでは物理的な手段によ
ってこのクリープ量を減少させるように工夫されてい
た。
デッキボード内部に細長い鉄芯や強化繊維で補強された
樹脂体などの剛体を当該パレットの左右方向に伸長させ
るように埋め込み配置することによってデッキボード表
面に対して直角方向への曲げ力に対する強度を高める方
法が知られている。しかしながら、この方法は、合成樹
脂製パレットの重量が非常に重くなる欠点があると共に
埋め込まれた鉄芯の周囲樹脂部にクラックが発生しやす
いという問題があった。
トに埋め込み配置した場合には、この合成樹脂製パレッ
トを繰り返し使用している間に、剛体とその周囲の樹脂
部との間に繰り返し応力や経時変化による収縮差によっ
てズレや空隙が発生し、最終的には合成樹脂製パレット
に剛体埋め込み部から割れを生じる、という問題もあっ
た。
ットが、本来、前述のように荷重によりある程度撓むも
のであるにも係わらず、合成樹脂製パレットへの荷重の
ほとんど全てをこれに埋設した剛直な剛体で受けるよう
な補強構造を採用しているためである。
合成樹脂材にガラス繊維などの補強繊維を混ぜて成型
し、当該パレットそのものを曲げに対して高強度にする
という、提案も検討されたが、合成樹脂製パレットそれ
自体に繊維補強材を混入させるとパレットの全体重量が
重くなり、しかも衝撃強度に対して弱くなるという欠点
がある。
に補強テープを貼り付けた場合に、合成樹脂製パレット
に対して直角方向に作用する曲げ力によって載荷面が撓
む時に補強テープが強く引っ張られることを利用して、
合成樹脂製パレットに生じる撓みを防止することが提案
(特願平11−266326号)された。
荷面に溝部を形成し、この溝部内に引っ張り強度の高い
補強テープを熱溶着により強固に貼り付け、この補強テ
ープの引っ張り強度によって合成樹脂製パレットの撓み
力に対向させるものである。この補強テープは、ベース
となる合成樹脂材に長さが約10mm以上のガラス長繊
維が混入されて成型されたものである。
補強テープを合成樹脂製パレット本体に熱溶着する観点
から、合成樹脂製パレット本体に対して熱溶着可能な材
料、好ましくは合成樹脂製パレット本体と同種の材料が
用いられると共に、ガラス長繊維との良好な接着性を得
るためにバインダーとして、カルボン酸で変性した接着
性樹脂(APO)が混入されている。
貼り付けた合成樹脂製パレットは、細長い鉄芯などから
なる従来の補強剛体を埋め込んだ合成樹脂製パレットに
比べて、軽量で且つ載荷面に対して直角方向への曲げ力
に対する強度が高められることが確認され、非常に高い
評価を得ている。
ープを使用しても、前述したような合成樹脂製パレット
に作用する撓みを防止するには不十分であった。そのた
め、更に一層引っ張り強度の高い補強テープの開発が望
まれ、そしてこの補強テープを使用して載荷面に対して
直角方向への曲げ力に対する高い強度を備え且つ軽量な
合成樹脂製パレットの提供が望まれた。
決するためになされたもので、従来の補強テープに比べ
て更に引っ張り強度の高い、合成樹脂製品の曲げ強度を
補強する補強材として好適に使用可能な補強テープを提
供することにある。
り、前述した技術的課題を達成するために以下のように
構成されている。すなわち、本発明の補強テープは、複
数の強化繊維と、これらの強化繊維に含浸させて強化繊
維を被覆する流動性の高い含浸樹脂層と、この含浸樹脂
層を内層としてその周囲を外層で更に包囲するポリオレ
フィン系の被覆樹脂層とで構成されていることを特徴と
する。
強テープは、前述した必須の構成要素からなるが、その
構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。その具体的構成要素とは、強化繊維が多数のフィラ
メントを束ねて形成されたロービングであり、多数のロ
ービングが一定方向に並列配置され、これらのロービン
グに高流動性の合成樹脂材を含浸させて多数のロービン
グを被覆し、この含浸樹脂層を内層としてその周囲を外
層で更に包囲するポリオレフィン系の被覆樹脂層とで構
成されていることを特徴とする。
を構成する多数のロービングの開繊性を上げて含浸樹脂
層の含浸性を高めるために、特に撚りを加えずに束ねた
り、撚りを少なくするとよい。また、強化繊維を構成す
る多数のフィラメントは、樹脂との接着性を上げるため
にエポキシ系の表面処理剤で表面処理されていることが
好ましい。具体的には、表面処理に用いるエポキシ系表
面処理剤は、エポキシ当量が180程度のものが好まし
い。
る含浸樹脂層としてポリオレフィン系の合成樹脂材を用
いることが好ましい。その場合そのメルトインデックス
は40g/10分以上であることが好ましく、また、外
層である被覆樹脂層としては、内層である含浸樹脂層よ
り小さなメルトインデックスのものがよく、例えばこの
補強テープを合成樹脂製パレットに補強剤として使用す
る場合には被覆樹脂層は、メルトインデックスが0.2
〜10g/10分であることが好ましい。
る前記含浸樹脂層には改質剤としてマレイン酸、カルボ
ン酸、アクリル酸、メタクリル酸のいずれかで変性され
た変性ポリプロピレン、又は水酸基、アセトキシ基、カ
ルボキシル基、オキサゾリン基、イソシアネート基、エ
ポキシ基のいずれかの官能基で変性された変性EVAの
いずれか一方若しくは両方を添加することを特徴とす
る。
30%添加することが好ましい。このような改質剤は、
外層である被覆樹脂層にも添加してもよい。また、本発
明の補強テープにおいて、強化繊維を構成するフィラメ
ントとしては、直径13〜35μmのガラスフィラメン
トを用いることが好ましい。
脂製パレットに用いる場合には、当該合成樹脂製パレッ
トの下面又は載荷面に溝部を形成し、補強テープを溝部
内に嵌め込み、熱で溶着する。その際、この補強テープ
は、合成樹脂製パレットの曲げ方向に直交する面内であ
って曲げによる仮想の弾性曲線の両端方向に伸長するよ
うに設置される。
自動倉庫のラックに、その左右端が2点支持されて保管
される時、補強テープがクリープに対して抵抗すること
になるため合成樹脂製パレットのクリープ量を減少させ
ることができる。しかも、この補強テープは、それ自体
比較的に軽量であるためこれを合成樹脂製パレットに取
り付けても当該パレットの重量が目立って増加すること
はない。
示される実施形態について更に詳細に説明する。本発明
の補強テープは、一定方向に並列配置された複数の強化
繊維を備えている。これらの強化繊維は、含浸樹脂層に
より包囲被覆され、更にこの含浸樹脂層は、その周囲を
ポリオレフィン系の被覆樹脂層で包囲されて構成されて
いる。
にその一例の断面が模式的に示されているように複数の
強化繊維3が一定の方向に並列して配置されて構成され
ている。図1は本発明の補強テープにおいて複数の強化
繊維3が理想的(理論的)な配置状態で示されている。
程で上下面方向から圧力が及ぼされたりすることから、
各強化繊維3が整然と所定の間隔をあけて配列したよう
な状態にならず、実際には図2に示されるように非常に
近接するか或いはほとんど接した配列状態になってしま
うものと考えられる。
に係る補強テープ1では、4本の強化繊維3が一列に配
列して構成されているが、これはあくまで本発明の説明
を容易にするため補強テープの断面を概略的に示したも
のであって、強化繊維3の数や配列数(段数)は、以下
説明する本発明の趣旨に沿った範囲内で選択されるもの
である。
される複数の強化繊維3としては、例えばカーボン繊
維、ガラス繊維、アラミッド樹脂繊維、或いは金属繊維
などの各種強化繊維を用いることができ、その中でも特
にガラス繊維の使用が好ましい。
ラス繊維は、多数のフィラメント2を一定方向に並べて
束ねることで形成される。補強テープ1は、このような
強化繊維3を複数本一定方向に並列配置して構成され、
これら複数の強化繊維3の伸長方向が当該補強テープ1
の長手方向となる。
5μmのフィラメント2を800〜6000本束ねて形
成されたロービングである。ここで、「ロービング」と
は一般的には多数のフィラメントを粗撚りした状態の繊
維をいうが、本発明の補強テープでは後述する理由から
フィラメントが撚りを加えずに単に束ねられた状態の繊
維も含む意味で使用している。
の強化繊維3は、含浸樹脂層4により包囲被覆されてい
る。この含浸樹脂層4は、強化繊維3を形成しているフ
ィラメント2間に含浸し易い流動性の高い材料がよく、
好ましくはMI(メルトインデックス)が40g/10
分(2.16Kg、230℃)以上、好ましくは40〜
70g/10分、更に好ましくは40〜50g/10分
であることがよい。
脂の流動性が悪くなり過ぎ、その結果強化繊維3を形成
しているフィラメント2間に浸透し難く、またMIが7
0g/10分を越えると流動性が良すぎて、この補強テ
ープ1を成形する際に成型機での成形性に支障が出る。
合には押出し成形によることが良い。その場合、含浸樹
脂層4のMIが70g/10分を越えると流動性が良す
ぎて押出し成型による製造が難しくなる。しかし、押出
し成型以外の成型方法で本発明の補強テープを製造する
場合にはMIが70g/10分を越える高流動性の含浸
樹脂の使用も可能である。
成樹脂の場合、補強テープ使用時に加わる応力を配慮す
ると、曲げ弾性率が1000MPa以上、ロックウェル
硬度がR90以上のポリプロピレン樹脂であることが好
ましい。この他に、ポリプロピレンより強度アップ率は
劣るが、含浸性の良い低分子量の接着剤として使用され
る合成樹脂でもよい。そのような合成樹脂としてはオレ
フィン系、エポキシ系、アクリル系、スチレン系、ウレ
タン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ゴム系などを
用いることができる。
リオレフィン系の被覆樹脂層5で包囲されている。すな
わち、含浸樹脂層4を内層とすると、この内層を包囲す
る被覆樹脂層5は外層となり、従ってこの補強テープ1
は、複数の強化繊維3を内層である含浸樹脂層4に含浸
固定して束ね、更にこの内層を被覆樹脂層5で包囲固定
して実質的に2層構造とされる。この時、補強テープ1
の厚みとしては約0.5〜5mmであることが好まし
い。
れる合成樹脂は、基本的には、内層である含浸樹脂層4
と融合し得る合成樹脂材であって、そのMIが含浸樹脂
層4のMIより小さく且つこの補強テープが貼り付けら
れる合成樹脂製品と同材質で分子量が近いものであれば
よい。
レットの補強材として用いられる場合には、パレット本
体と同種の合成樹脂材で且つパレット本体と同程度のM
Iのものがよい。すなわち、パレット本体との熱溶着強
度を維持でき、しかも熱溶着時の形状安定性の観点から
MIが0.2〜10g/10分(2.16Kg、230
℃)、更に好ましくは1〜5g/10分のポリオレフィ
ン系合成樹脂材であることがよい。
化繊維3に含浸させると、その合成樹脂が高流動性であ
るために強化繊維3を形成している多数のフィラメント
2間に浸入してフィラメント2及び強化繊維3との高い
密着強度を発揮すると共に、その結果としてフィラメン
ト2同士及び強化繊維3同士の強固な結束を図ることに
なる。
の周囲に、含浸樹脂層4として使用した合成樹脂よりも
流動性の低い合成樹脂を用いた被覆樹脂層5を設けるこ
とにより補強テープ1に作用する引っ張り力の強化繊維
3への伝達を一層良好にする。ここで、この補強テープ
1を前述したように2層構造とする理由について更に説
明すると、補強テープの効果を発揮するためには、第1
の要素として強化繊維3と含浸樹脂4とが良好に密着す
る必要がある。
維3中に、言い換えれば強化繊維3を形成しているフィ
ラメント2間に含浸するように出来る限り流動性の良い
材料である必要がある。また、第2の要素として、補強
テープを用いて強度を高めようとする合成樹脂製パレッ
ト本体と当該補強テープが強固に接合する必要がある。
接合を熱溶着により行って両者を一体化し、その結果所
定の強度を発揮させようとする場合には、合成樹脂製パ
レット本体と溶着する補強テープの外層材の材質は合成
樹脂製パレット本体と同材質で分子量が近い樹脂を用い
る必要がある。しかし、この外層材は当然のこととして
補強テープの内層材とも互いに強固に融合しなければな
らない。これが第3の要素である。
った素材同士を段階的に親和させるようにバランスよく
選択されなければならない。そこで、内層に用いられる
材料は、前述したように強化繊維3を形成している多数
のフィラメント2間に含浸させるために極めて流動性の
良い材料を選択しなければならない。これは言い換えれ
ば分子量の低い材料を選択することに他ならない。この
ことは、内層材はそのままでは脆く破壊しやすい状態な
ので合成樹脂製パレット本体の材料に似た特性の外層材
で全面を包む必要があるのである。
層4と強化繊維3との接着性をより良好にすることが好
ましく、そのため内層である含浸樹脂層4を形成する合
成樹脂材には、改質剤が入れられる。この改質剤は各素
材間の接合性を上げるために添加するもので、例えば無
水マレイン酸をグラフト重合させた変性ポリプロピレン
は、グラフト量が0.1〜1.0%のものが好ましい。
ン酸、カルボン酸、アクリル酸、メタクリル酸のいずれ
かで変性された変性ポリプロピレン、又は水酸基、アセ
トキシ基、カルボキシル基、オキサゾリン基、イソシア
ネート基、エポキシ基のいずれかの官能基で変性された
変性EVAを挙げることができる。
する合成樹脂材には、改質剤として、前述した変性ポリ
プロピレン又は前述した官能基で変性された変性EVA
のいずれか一方若しくは両方が添加される。その際、添
加量としては、含浸樹脂層4を構成する合成樹脂材に対
して1〜30%、好ましくは5〜10%である。
のフィラメント2の開繊性を上げて含浸性を高めるため
に、特に撚りを加えずに束ねたり、撚りを少なくすると
よい。このようなことから強化繊維3がロービングであ
ることが好ましいのである。また、強化繊維3を構成す
る多数のフィラメント2は、樹脂との接着性を上げるた
めにエポキシ系の表面処理剤で表面処理されている。具
体的には、表面処理に用いるエポキシ系表面処理剤は、
エポキシ当量が180程度のものが好ましい。
したような改質剤を添加すると、含浸用の合成樹脂材と
強化繊維3との密着強度が更に上がるため補強テープ1
に作用する引っ張り力の強化繊維への伝達が更に良好と
なり、その結果補強テープ1それ自体の引っ張り強度が
向上することになる。本発明による補強テープ1を、例
えば厚さ1.5mm、幅20mmの寸法形状とした場合
には、引っ張り降伏強度が315MPa、引っ張り破断
点伸度が6.6%程度の特性が得られる。
樹脂材に改質剤を添加しないで形成した補強テープの曲
げ弾性率が5,903MPaであり、他方、含浸樹脂層
4を形成する合成樹脂材に改質剤を添加した以外はまっ
たく同じ構成及び条件で形成した補強テープの曲げ弾性
率が9,991MPaであり、含浸樹脂層4を形成する
合成樹脂材に改質剤を添加して形成した補強テープの強
度が非常に向上していることからも明らかである。
層5にも添加することが好ましい。その理由は、補強テ
ープを構成している強化繊維3が内層である含浸樹脂層
4の表面にも出てくることがあるので、この含浸樹脂層
4の周囲を包囲する被覆樹脂層5を形成する合成樹脂材
にも添加しておけば、内層から飛び出した強化繊維3が
被覆樹脂層5とも良好に密着して高い密着強度を得るこ
とができるためである。
いた合成樹脂製パレットの一例として図3及び図4には
四方差しの合成樹脂製パレット10が示されている。補
強テープ1を補強材として用いた図3及び図4に示され
る四方差しの合成樹脂製パレット10において、合成樹
脂製パレット本体11そのものは既によく知られた構造
のものであるので、簡単に説明する。
パレット本体11を上下半分に分割した状態の上型及び
下型の各パレット形成部材12、13から形成されてい
る。各パレット形成部材12、13の内側には、所定の
位置に脚形成部材14及び補強リブ(図示せず)が形成
されている。
11は、上型及び下型の各パレット形成部材12、13
を互いに対向させて各脚形成部材14を突き合わせ、そ
の突合わせ部を溶着一体化して形成される。このように
上型及び下型のパレット形成部材12、13を対向さ
せ、各脚形成部材14を突き合わせて溶着一体化するこ
とにより、中空筒状の脚部が形成され、これら脚部と脚
部との間の空間(孔)がフォーク差込み孔15となる。
されるようにその板状部表面13aに4つの開口部16
が形成されている。この開口部16は、ハンドリフトに
よりこの合成樹脂製パレット10を扱う際に車輪の出入
り口となる部分である。前述した補強テープ1は、上型
及び下型の各パレット形成部材12、13の溶着一体化
後、若しくはその前に合成樹脂製パレット本体11にお
ける下型パレット形成部材13の板状部材表面13aに
取り付けられる。
るように板状部表面13aに形成された溝部17内に補
強テープ1を嵌め込んで、溝部17の底面及び側面に熱
溶着されて固着される。実際に、この補強テープ1を合
成樹脂製パレット本体11に熱溶着によって貼り付ける
場合には、通常使用される合成樹脂製パレット本体11
の大きさから考えて、幅(a)が10〜50mm、厚さ
(b)が0.5〜5mm程度が好ましい。
80程度が好ましい。また、この補強テープ1を合成樹
脂製パレット本体11に貼り付けて使用する場合には、
最小限、隣接する脚形成部材14の間に配置される必要
がある。勿論、合成樹脂製パレット本体11の板状部表
面に取付けスペースがあれば、図4に示されるように可
能な限り長く配置することが好ましい。
の板状部表面13aに取り付ける方法としては、補強テ
ープ1を溝部17内に嵌め込む直前に、両者の接合面即
ち溝部17内及び補強テープ1に熱風で加熱するか或い
は加熱バーを用いて加熱溶融し、溝部17への補強テー
プ1の嵌め込み直後に当該補強テープ1をその上部から
押圧ローラ(図示せず)で押圧する。
面樹脂と補強テープ1における接合面の溶融樹脂とが溶
着一体化し、その後に付与される押圧ローラによる圧着
力によって補強テープ1は強固に接合される。なお、溝
部17内への補強テープ1の取付け方法は、前述した方
法に限定されるものではなく、これ以外にも種々方法が
考えられる。
っ張り強度を利用して合成樹脂製パレット本体11に発
生する撓み、例えば合成樹脂製パレットが自動倉庫の二
点支持ラックに乗せられてその左右端が支持されるなど
の際に発生する撓みに対抗させるものであるので、合成
樹脂製パレット本体11の下面である板状部表面13a
内であって曲げによる仮想の弾性曲線の両端方向に伸長
するように設置されることが好ましい。
材として用いた合成樹脂製パレット10によると、この
合成樹脂製パレット10が自動倉庫等における二点支持
ラックによって支持される間に合成樹脂製パレット10
に撓みが発生すると、図9を参照して既に説明した作用
力の方向を示す矢印A、Bから明らかなように補強テー
プ1が取り付けられた合成樹脂製パレット本体11の底
面、言い換えれば下型パレット形成部材13の板状部表
面13aに対しては左右方向への引っ張り力が作用す
る。
底面には、前述したように補強テープ1が溝部17内に
埋め込むように固着されているため、この補強テープ1
も引っ張り力を受ける。しかし、この補強テープ1は、
前述したように引っ張り力に対しては大きな抵抗力を持
っているため、補強テープ1はこの引っ張りに強く抵抗
する。
底面に作用する引っ張り力に対して抵抗していることに
なり、これにより合成樹脂製パレット10に対するクリ
ープ即ち撓みが阻止される。その結果、合成樹脂製パレ
ット10のクリープ量は、従来に比べて相当に少なくな
る。
レット10によると、その曲げ強度の向上を、補強テー
プ1によって得るようにしているため、合成樹脂製パレ
ットを軽量化することができる。
強テープ1の上面に滑り止めテープ6を積層して実質3
層とし、この3層構造補強テープをデッキボード12a
表面の溝部17内に嵌め込んで溶着し、上側の滑り止め
テープ6の上部をデッキボード12a表面から僅かに突
出するように構成することもできる。
する合成樹脂製パレット10は、四方差しであったが、
本発明は二方差しの合成樹脂製パレットにも適用するこ
とができる。この二方差しの合成樹脂製パレットは、前
述した四方差し合成樹脂製パレット10と脚部の形状及
び数に違いはあるものの基本的には同じ構成とされてい
る。
件については、通常の条件でよく、例えば、高密度ポリ
エチレンを材料として用いた場合、溶融温度(シリンダ
温度)200〜250℃、射出率2000〜5000c
c/sec程度の条件が好ましい。また、パレットを構
成する合成樹脂としてはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンープロピレン共重合体等のポリオレフィン
系樹脂が一般的であるが、場合によっては他の樹脂を用
いてもよいことは言うまでもない。
いてもよいことも勿論である。さらにまた、これらの合
成樹脂に、通常使用されている有機質又は無機質のもの
を含む従来知られている発泡剤を混入し、発泡体として
もよい。この場合の発泡率は1.01〜1.4倍程度が
望ましい。この場合にはパレット全体の見掛け密度が原
料合成樹脂の密度の0.65倍〜0.95倍程度となる
ようにするのがよい。
用いる合成樹脂製パレットでは、上型及び下型のパレッ
ト形成部材をそれぞれ射出成型によって形成し、これら
を対向させて溶着一体化させることにより形成されるも
のであったが、前述したような特殊な補強テープ1を合
成樹脂製パレット本体の表面に取り付けてその曲げ強度
を高めるようにする点だけについて見ると、前述したよ
うな方法で形成される合成樹脂製パレットに限定される
ものではない。
樹脂製パレット本体の表面に取り付ける方法として熱融
着によるものであったが、本発明はこのような熱融着に
限定されるものではなく、例えば合成樹脂製パレット本
体と補強テープ1との両方に対して接着性の良好な接着
剤を用いて補強テープ1を合成樹脂製パレット本体の表
面溝部内で接合してもよいことは言うまでもない。
ープ1では、強化繊維として一定方向に並列配置された
複数のガラス繊維3を使用したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、ガラス長繊維やカーボン繊維等も
使用することができる。また、本発明の補強テープを合
成樹脂製パレット本体に補強材として貼り付けて用いる
例について説明したが、本発明の補強テープの使用対象
は何も合成樹脂製パレットに限られない。
器等にも適用することができる。図7に示されるよう
に、このような合成樹脂製容器20も前述した合成樹脂
製パレットと同様に自動倉庫等における二点支持ラック
21で保管されることがあり、その場合当該容器20に
収容した内容物の重量或いは保管時間によってはクリー
プが発生する恐れがある。
様に合成樹脂製容器20の底部に本発明の補強テープを
貼り付けておけば、合成樹脂製容器20に生じるクリー
プを有効に防止することができる。このように本発明の
補強テープは合成樹脂製容器にも補強材として用いるこ
とができるが、本発明の補強テープの使用範囲はこれだ
けではなく、両端を支持した状態で使用することがある
合成樹脂製のあらゆる製品に用いることができることは
言うまでもない。
説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下
の実施例に限定されるものではない。 (実施例1)複数の強化繊維3として10本のガラス繊
維を図1に示されるように一定方向に並列に配列し、こ
のガラス繊維に、改質剤を5重量%添加したホモポリプ
ロピレン樹脂を含浸させて含浸樹脂層4を形成した。そ
の後、この含浸樹脂層4を内層として、その周囲に、改
質剤を5重量%添加したブロックポリプロピレン樹脂で
包囲して被覆樹脂層5を形成し、2層構造の補強テープ
1を形成した。
合成樹脂製パレット本体11の底面(下型パレット形成
部材13の板状部表面13a)に形成された溝部17に
熱融着で取り付けた後、図8に示されるような下面デッ
キ曲げ試験(JIS Z0602に準拠)で上方から荷
重を掛けて測定した結果、撓み量は8.26mmであっ
た。その結果、表1に示されように補強材を取り付けな
い合成樹脂製パレットに対して同様に荷重を掛けた場合
の比較例では撓み量が11.9mmであったことから、
実施例1の合成樹脂製パレットでは曲げ強度が145%
向上している。
本のガラス繊維を図1に示されるように一定方向に並列
に配列し、これらのガラス繊維に、改質剤が添加されて
いないオレフィン系接着剤を含浸させて含浸樹脂層4を
形成した。その後、この含浸樹脂層4を内層として、そ
の周囲に、改質剤を5重量%添加したブロックポリプロ
ピレン樹脂で包囲して被覆樹脂層5を形成し、2層構造
の補強テープ1を形成した。
底面(下型パレット形成部材の板状部表面)に形成され
た溝部に熱融着で取り付けた後、図8に示される下面デ
ッキ曲げ試験(JIS Z0602に準拠)で上方から
実施例1と同じ荷重を掛けて測定した結果、撓み量は
9.62mmであった。その結果、表1に示されるよう
に補強材を取り付けない合成樹脂製パレットに対して同
様の荷重を掛けた場合の比較例では撓み量が11.9m
mであったことから、実施例2の合成樹脂製パレットで
は曲げ強度が125%向上している。
数が多くても、合成樹脂製パレット本体から受ける引っ
張り力が補強テープの合成樹脂製パレット本体との接合
部から当該補強テープ内部のガラス繊維に有効に伝達さ
れなければ、充分な引っ張り強度が発揮されないことが
分かる。
10本のガラス繊維に改質剤が添加された高流動性の樹
脂を含浸させることによりこの含浸樹脂が各ガラス繊維
間及びこのガラス繊維を形成しているフィラメント間に
浸入して周囲の樹脂との密着強度を高めていることによ
り、複数のガラス繊維同士の結束も高くなることから引
っ張り強度が向上しているものと考えられる。
プによれば、一定方向に並列配置された複数の強化繊維
に流動性の高い含浸樹脂を含浸させて被覆することによ
り含浸樹脂層を形成し、この含浸樹脂層を内層としてそ
の周囲をポリオレフィン系の樹脂で更に包囲して被覆樹
脂層を形成し、これを外層とした2層構造に構成したこ
とことから、非常に引っ張り強度の高い軽量な補強テー
プを提供することができる。
拡大して強化繊維の理想的(理論的)な配置状態を模式
的に示す断面図である。
化繊維の配置状態を模式的に示す断面図である。
差しの合成樹脂製パレットを示す側面図である。
型のパレット形成部材の板状部表面を示す平面図であ
る。
ット形成部材における補強テープ取付け部を4−4線に
沿って切断して部分的に示す断面図である。
3層とし、この3層構造テープを合成樹脂製パレットの
デッキボード表面溝部に嵌め込んで溶着した状態を部分
的に示す断面図である。
うな二点支持ラックに乗せて保管している状態を概略的
に示す構成説明図である。
撓み量を測定した試験方法を概略的に示す説明図であ
る。
持した時に合成樹脂製パレットに撓みが発生している状
態を示す構成説明図である。
ット 11 合成樹脂製パレット本体 12 上型パレット形成部材 12a デッキボード 13 下型パレット形成部材 13a 下型パレット形成部材の板状部表面 14 脚形成部材 15 フォーク差込み孔 16 開口部 17 溝部 20 合成樹脂製コンテナー(容器)
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の強化繊維と、これらの強化繊維に
含浸させて前記強化繊維を被覆する流動性の高い含浸樹
脂層と、この含浸樹脂層を内層としてその周囲を外層で
更に包囲するポリオレフィン系の被覆樹脂層とで構成さ
れていることを特徴とする補強テープ。 - 【請求項2】 前記強化繊維が多数のフィラメントを束
ねて形成されたロービングであり、多数の前記ロービン
グが一定方向に並列配置され、これらのロービングに高
流動性の合成樹脂材を含浸させて多数の前記ロービング
を被覆し、この含浸樹脂層を内層としてその周囲を外層
で更に包囲するポリオレフィン系の被覆樹脂層とで構成
されていることを特徴とする請求項1に記載の補強テー
プ。 - 【請求項3】 内層である前記含浸樹脂層がポリオレフ
ィン系の合成樹脂材であり、そのメルトインデックスが
40g/10分以上であることを特徴とする請求項1又
は2に記載の補強テープ。 - 【請求項4】 外層である前記被覆樹脂層は、メルトイ
ンデックスが0.2〜10g/10分であることを特徴
とする請求項3に記載の補強テープ。 - 【請求項5】 内層である前記含浸樹脂層には改質剤と
してマレイン酸、カルボン酸、アクリル酸、メタクリル
酸のいずれかで変性された変性ポリプロピレン、又は水
酸基、アセトキシ基、カルボキシル基、オキサゾリン
基、イソシアネート基、エポキシ基のいずれかの官能基
で変性された変性EVAのいずれか一方若しくは両方を
添加することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の補強テープ。 - 【請求項6】 前記改質剤を前記含浸樹脂に対して1〜
30%添加することを特徴とする請求項5に記載の補強
テープ。 - 【請求項7】 前記改質剤を外層である前記被覆樹脂層
にも添加することを特徴とする請求項5に記載の補強テ
ープ。 - 【請求項8】 前記強化繊維を構成する前記フィラメン
トの直径が13〜35μmのガラスフィラメントである
ことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の補強
テープ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000321245A JP2002128078A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 補強テープ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000321245A JP2002128078A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 補強テープ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002128078A true JP2002128078A (ja) | 2002-05-09 |
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ID=18799406
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002128078A (ja) |
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