JP2002127871A - シートベルト巻取装置、乗員判断装置、及びシートベルト密着度センサ - Google Patents

シートベルト巻取装置、乗員判断装置、及びシートベルト密着度センサ

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JP2002127871A
JP2002127871A JP2000322789A JP2000322789A JP2002127871A JP 2002127871 A JP2002127871 A JP 2002127871A JP 2000322789 A JP2000322789 A JP 2000322789A JP 2000322789 A JP2000322789 A JP 2000322789A JP 2002127871 A JP2002127871 A JP 2002127871A
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adhesion
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sensor
seat
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Hiroshi Aoki
洋 青木
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員に不快な圧迫感を与えず、かつ、確実に
乗員にシートベルトを密着させることができるシートベ
ルト巻き取り装置を提供する。 【解決手段】 人間がシートベルト10を引き出して装
着し、タング11をバックル12に係合させると、シー
トベルト巻取装置9がシートベルト10を巻き取る。シ
ートベルト10のうち、装着時に人間15に接触する可
能性のある部分には、フレキシブル電極16が設けられ
ている。そして、このフレキシブル電極16と車体1と
の間の静電容量が測定される。この静電容量は、フレキ
シブル電極16と人間15の密着度が大きければ大きい
ほど大きくなる。シートベルト巻取装置は、測定された
静電容量が予め定められた範囲に入ったときに巻取を停
止する。巻き取り過ぎて、静電容量が定められた範囲を
超えた場合には、巻き戻しを行い、静電容量が定められ
た範囲に入るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによりシー
トベルトを巻き取る機能を有するシートベルト巻取装
置、乗用車のシートに搭乗している乗員の判断装置、及
びこれらに用いられるシートベルト密着度センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装備されるシートベルト巻取
装置は、乗員が着席してシートベルトを引き出し、タン
グをバックル装置に締結した際に、その余分な引き出し
分を吸収する機能を有している。この機能を実現するた
めに、従来のシートベルト巻取装置においては単一のリ
ターンスプリングが使用されている。シートベルトの装
着の際には、人間がこのリターンスプリングの付勢力に
抗してシートベルトを引き出し、タングをバックルに係
合させてから手を離すと、リターンスプリングの力によ
り、余分に引き出された部分が、人間の体にフィットす
るまでシートベルト巻取装置に引き込まれる。
【0003】以上説明したように、シートベルト巻取装
置においては、 (1)余分に引き出されたシートベルトを、人間の体に
フィットするまで確実に巻き取ること、また、人間が装
着しない場合においては、引き出されたシートベルトを
確実に収納部に収納するまで巻き取ること (2)正常装着した状態で乗員の胸部等に不必要な圧追
感を与えないようにすること を同時に満足することが必要とされる。
【0004】しかしながら、単一のリターンスプリング
の付勢力を利用したシートベルト巻取装置においては、
装着時における乗員の胸部への圧迫感を小さくするため
に付勢カの弱いスプリングを使用すると、ベルト巻き取
り時(収容時)の巻込み力が弱くなり、操作性、格納性
が低下すると共に、装着時に弛み(スラッグ)が発生し
やすくなる。反対に、巻き取り時に充分な巻き取り力を
発揮するために付勢力の強いスプリングを使用すると、
正常装着時における乗員の胸部への圧追感が大きくなっ
てしまうという問題があった。
【0005】また、従来のシートベルト巻取装置では、
単一のリターンスプリングが内蔵されているので、シー
トベルトの引き出し量が増すにつれてリターンスプリン
グが巻回されてその付勢力が増大し、シートベルトの引
き出し量が増すにつれて、引き出しカも増大するという
問題もあった。
【0006】このような問題点を解決する1手段とし
て、本出願人の出願に係る発明が、特開平3−552号
公報に開示されている。これは、リターンスプリングと
して、主スプリングと付加スプリングの2つのスプリン
グを使用し、シートベルトのタングとバックルが係合し
たことを検出器により検出し、タングとバックルが係合
していない状態においては主スプリングと付加スプリン
グの両方の付勢力を、タングとバックルが係合している
場合においては主スプリングのみの付勢力を、巻取機構
に伝達することにより、ベルト巻き取り時の巻き込み力
を確保しながら、正常装着時における乗員の圧迫感を低
減しようとするものである。
【0007】しかしながら、この場合においても、シー
トベルトの引き出し量が増すにつれて引き出し力が増大
するという問題は避けられず、かつ、シートベルトを外
すときに、タングとバックルの係合を外したとたんに急
激に巻き取り力が強くなり、タングが窓ガラスやドアト
リム等に激しくぶつかるという、別の問題点が発生して
いた。
【0008】このような問題点を解消する方法として、
スプリングを用いず、モータだけで巻取りを行う方式の
ものも提案されているが、シートベルトの弛みを確実に
取り去り、かつ、乗員に圧迫感を与えないような巻き取
りを行うには、精密なセンサを複数必要とし、制御機構
が複雑となるという問題点があった。
【0009】また、乗用車にシートにシート荷重計を取
り付け、その出力に応じて、搭乗しているのが大人か子
供かを判断し、それによりエアバッグの展開制御等を行
う乗員判断装置も用いられるようになってきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のような問題点を
解消する方法として、スプリングを用いず、モータだけ
で巻取りを行う方式のものも提案されているが、シート
ベルトの弛みを確実に取り去り、かつ、乗員に圧迫感を
与えないような巻き取りを行うには、精密なセンサを複
数必要とし、制御機構が複雑となるという問題点があっ
た。
【0011】理想的なシートベルトの装着状態は、シー
トベルトが乗員に密着しており、かつ肩から胸部にかか
るシートベルトの張力がなるべく小さいことであり、こ
の状態ではシートベルトが乗員に圧迫感を与えない。し
かしながら、前述のようなシートベルト巻き取り装置
は、シートベルトにかかる張力の大きさを検出している
が、実際に乗員に作用するベルトテンションや乗員とシ
ートベルトとの密着度を判断しているわけではない。よ
って、ベルトアンカーとシートベルトの摩擦等があって
もシートベルトを確実に乗員に密着させるために、大き
目の張力をかけがちであり、それにより乗員に不快感を
与える場合があった。
【0012】また、乗員判断装置においても、チャイル
ドシートが搭載されている場合、その重量を検出するこ
とにより、実際にはチャイルドシートに幼児が乗せられ
ている場合に、子供が乗っていると誤判断してしまう場
合があった。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、乗員に不快な圧迫感を与えず、かつ、確実
に乗員にシートベルトを密着させることができるシート
ベルト巻取装置、チャイルドシートが載せされているこ
とを検出できる乗員判断装置、及びこれらの装置に用い
られるシートベルト密着度センサを提供することを課題
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、モータによりシートベルトを巻き取る
機能を有するシートベルト巻取装置であって、乗員とシ
ートベルトの密着度を測定するシートベルト密着度セン
サを有し、シートベルト密着度センサの出力が所定範囲
になるようにシートベルトの巻き取りと巻き戻しを行う
機能を有することを特徴とするシートベルト巻取装置
(請求項1)である。
【0015】本手段においては、乗員とシートベルトの
密着度を測定するシートベルト密着度センサの出力が所
定範囲になるように、シートベルトの巻き取りと巻き戻
しを行っている。この所定範囲は、シートベルトのテン
ションが低くてシートベルトが完全に乗員の体に密着し
ておらず、かつ、シートベルトが乗員に近接している状
態である。よって、乗員とシートベルトとの密着度が所
定範囲に保たれ、乗員に不快な圧迫感を与えることな
く、シートベルトを乗員に密着させることができる。
【0016】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、シートベルトを巻き戻す際、
シートベルト密着度センサの出力と前記所定範囲の差、
又は単位巻き戻し量に対するシートベルト密着度センサ
の出力の変化が大きいほど、巻き戻し速度を大きくする
ことを特徴とするもの(請求項2)である。
【0017】前記第1の手段においては、シートベルト
の巻き取りを行った際、密着度センサの出力が前記所定
範囲を外れ、密着度が大きすぎる場合には、シートベル
トの巻き戻しを行うが、本手段においては、このとき、
シートベルト密着度センサの出力と前記所定範囲の差、
又は単位巻き戻し量に対するシートベルト密着度センサ
の出力の変化が大きいほど、巻き戻し速度を大きくして
いる。よって、密着度が大きすぎ、乗員に不快感を与え
る場合には、迅速にシートベルトの巻き戻しを行い、乗
員を不快感から解放することができる。
【0018】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段であって、車両の停止時は、前記所定値
範囲を低くし、車両の走行時には、車速、加速度、ハン
ドル操作、ブレーキ操作のうち少なくとも一つに応じ
て、前記所定範囲の値を変化させることを特徴とするも
の(請求項3)である。
【0019】本手段においては、車両の停止時には前記
所定範囲を低くして、シートベルトを緩めにセットす
る。そして、車両の走行中には、車速、加速度、ハンド
ル操作、ブレーキ操作のうち少なくとも一つに応じて、
前記所定値の範囲を変化させて、車両の走行状態に応じ
た密着度でシートベルトを乗員に密着させる。例えば、
車速が大きいときには安全のためにシートベルトと乗員
の密着度を上げる。また、所定以上の加速度が断続的に
加わる場合には、悪路と判断してシートベルトと乗員の
密着度を上げる。また、一定車速以上で一定以上の角度
でハンドルが切られた場合、タイトコーナリングと判断
してシートベルトと乗員の密着度を上げる。
【0020】前記課題を解決するための第4の手段は、
モータによりシートベルトを巻き取る機能を有するシー
トベルト巻取装置であって、乗員とシートベルトの密着
度を測定するシートベルト密着度センサを有し、シート
ベルト密着度センサの出力が第1の所定値になるまでシ
ートベルトを巻き取り、その後、単位巻き戻し量あたり
のシートベルト密着度センサの出力の変化率が第2の所
定値以下になるまでシートベルトの巻き取り、巻き戻し
を行う機能を有することを特徴とするシートベルト巻取
装置(請求項4)である。
【0021】密着度センサの出力は、乗員の着ている服
装によっても変化する場合がある。例えば、乗員がシャ
ツ1枚を着ているときと、ダウンジャケットのような厚
手の衣服を着ている場合でその出力が変化する場合があ
る。本手段は、シートベルトと乗員の密着度が大きくな
った状態からシートベルトを巻き戻していったとき、単
位巻き戻し量あたりのシートベルト密着度センサの出力
の変化率を監視し、その変化率が所定値以下となったと
き、乗員とシートベルトの密着度が適当な値となったと
して巻き戻しを停止している。単位巻き戻し量あたりの
シートベルト密着度センサの出力の変化率の検出は、乗
員の胸部に作用するテンションを検出することに相当す
る。変化率がほぼゼロとなる状態、つまりテンションが
ゼロの状態は、乗員の服装の影響を受けにくいので、こ
れにより、乗員の服装によらず、適当な密着度とするこ
とができる。
【0022】前記課題を解決するための第5の手段は、
モータによりシートベルトを巻き取る機能を有するシー
トベルト巻取装置であって、乗員とシートベルトの密着
度を測定するシートベルト密着度センサとシートベルト
にかかるテンションを検出するテンションセンサを有
し、シートベルト密着度センサとテンションセンサの出
力に応じて、プリテンショナのストローク、パワーの少
なくとも一方を調節する機能を有することを特徴とする
シートベルト巻取装置(請求項5)である。
【0023】プリテンショナは、車両の衝突が予知され
たとき、予めシートベルトの巻き取りを行って、乗員を
シートベルトに拘束する装置であり、シートベルト巻取
装置に付属されているものである。プリテンショナでど
の程度のシートベルトの巻き取りを行うべきか、また、
どの程度のパワーで巻き取るべきかは、乗員の服装によ
っても異なる。すなわち、乗員がシャツ1枚を着ている
ときよりも、ダウンジャケットのような厚手の服装をし
ているときの方が、巻取量や巻取パワーを大きくするこ
とが好ましい。
【0024】本手段においては、シートベルト密着度セ
ンサとテンションセンサの出力から、乗員の服装を判断
する。すなわち、同じテンションをかけた場合、密着度
が小さいほど、乗員が厚手の服装をしているものと判断
する。そして、それに応じてプリテンショナのストロー
ク、パワーの少なくとも一方を調節するようにしている
ので、乗員の服装によらず、適切なプリテンション制御
を行うことができる。なお、テンションセンサは、シー
トベルト巻取装置のモータの電流値を測定することで代
用することができる。
【0025】前記課題を解決するための第6の手段は、
シートに登場している乗員の種類を判断する乗員判断装
置であって、モータによりシートベルトを巻き取る機能
を有するシートベルト巻取装置で、乗員とシートベルト
の密着度を測定するシートベルト密着度センサを有する
ものと、シート上に搭載されている物の重量を測定する
シート重量センサを有し、シートベルトのタングとバッ
クルが係合した状態でシートベルトを巻き取ったとき、
シート重量センサの出力が所定値以上で、シートベルト
密着度センサの出力が所定値以下のときは、チャイルド
シートが搭載されているものと判断する機能を有するこ
とを特徴とする乗員判断装置(請求項6)である。
【0026】通常、座席に着座している乗員の判別は、
シート荷重計を用いて行われるが、チャイルドシートが
座席に搭載され、幼児がチャイルドシートに乗せられて
いる場合には、子供が乗っていると誤判断する場合があ
る。本手段においては、シートベルトのタングとバック
ルが係合した状態でシートベルトを巻き取ったとき、シ
ート重量センサの出力が所定値以上で、シートベルト密
着度センサの出力が所定値以下のときは、チャイルドシ
ートが搭載されているものと判断するので、このような
誤判断を防止することができる。
【0027】前記課題を解決するための第7の手段は、
前記第1の手段から第6の手段に用いられるシートベル
ト密着度センサであって、シートベルト中に埋め込まれ
たフレキシブルな電極と、車体との間の静電容量又は相
互インダクタンスを測定することにより、乗員とシート
ベルトの密着度を測定することを特徴とするもの(請求
項7)である。
【0028】シートベルト中に埋め込まれたフレキシブ
ルな電極と、車体との間の静電容量、相互インダクタン
スは、シートベルトと乗員との密着度に応じて変化す
る。よって、これらを測定すれば、シートベルトと乗員
の密着度を測定することができる。
【0029】前記課題を解決するための第8の手段は、
前記第1の手段から第6の手段に用いられるシートベル
ト密着度センサであって、シートベルト中に埋め込まれ
たフレキシブルな電極と、シート座席又はシートバック
に設けられた電極との間の静電容量又は相互インダクタ
ンスを測定することにより、乗員とシートベルトの密着
度を測定するものであることを特徴とするもの(請求項
8)である。
【0030】本手段においては、シート座席又はシート
バック内に電極を埋込み、この電極と、シートベルト中
に埋め込まれたフレキシブルな電極との間の静電容量又
は相互インダクタンスを測定することにより、乗員とシ
ートベルトの密着度を測定する。これらの電極間の静電
容量、相互インダクタンスは、乗員とシートベルトの密
着度によって変化するが、変化の度合いは前記第7の手
段よりも大きく、かつ他の物体の影響を受けにくい。よ
って、これらを測定することにより、前記第7の手段よ
りも正確に、乗員とシートベルトの密着度を判定するこ
とができる。
【0031】前記課題を解決する第9の手段は、前記第
1の手段から第6の手段に用いられるシートベルト密着
度センサであって、シートベルト中に埋め込まれた複数
の電極間の静電容量又は相互インダクタンスを測定する
ことにより、乗員とシートベルトの密着度を測定するも
のであることを特徴とするもの(請求項9)である。
【0032】シートベルト中に埋め込まれた複数の電極
間の静電容量、相互インダクタンスは、乗員とシートベ
ルトの密着度により変化する。よって、これらを測定す
れば、シートベルトと乗員の密着度を測定することがで
きる。
【0033】前記課題を解決するための第10の手段
は、前記第1の手段から第6の手段に用いられるシート
ベルト密着度センサであって、シートベルト中に埋め込
まれた複数の電極間の静電容量又は相互インダクタンス
の相対比を測定することにより、乗員とシートベルトの
密着度を測定するものであることを特徴とするもの(請
求項10)である。
【0034】本手段においては、複数の電極間の静電容
量又は相互インダクタンスの絶対量により密着度を判断
するのでなく、シートベルトが装着されていないとき
の、これら複数の電極間の静電容量又は相互インダクタ
ンスと、シートベルト装着時のこれらの値の相対比に応
じて密着度を測定している。よって、外乱の要因が相殺
されるので、前記第9の手段よりも正確にシートベルト
と乗員の密着度を測定することができる。
【0035】前記課題を解決する第11の手段は、前記
第9の手段又は第10の手段であって、前記複数の電極
が、絶縁体の弾性体を介して対面し、シートベルト面に
平行な2つの電極であることを特徴とするもの(請求項
11)である。
【0036】本手段においては、シートベルトと人間と
の密着度が高まると、弾性体が圧縮されて2つの電極間
の間隔が狭くなり、静電容量、相互インダクタンスが変
化する。よって、これらを測定することにより密着度を
測定することできる。本手段においては、対極面積が大
きく取れるので信号が大きくなり、かつ、電極同士の距
離を近くすることができるので外乱を小さくすることが
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
の1例であるシートベルト巻取装置を有する乗用車の座
席に、人間が着座し、シートベルトを装着した状態を示
す図である。図1において、1は車体、2は車床、3は
シートバック、4は座席、5は座席保持部材、6はスラ
イド部材、7はシートレール、8はピラー、9はシート
ベルト巻取装置、10はシートベルト、11はタング、
12はシートベルトアンカ、13はバックル、14はバ
ックルアンカ、15は人間、16はフレキシブル電極で
ある。
【0038】シートベルト巻取装置9は、ピラー8の中
に収納され、モータによりシートベルト10を巻き取っ
たり巻き戻したりするようになっている。シートベルト
10は、タング11に設けられた穴を通してシートベル
トアンカ12に他の一端を固定されている。座席4のシ
ートベルトアンカ12と反対側には、バックルアンカ1
4が設けられ、バックル13を固定している。
【0039】人間がシートベルト10を引き出して装着
し、タング11をバックル13に係合させると、バック
ル13に設けられているバックルスイッチ(図示せず)
がオンとなり、シートベルト巻取装置9がシートベルト
10を巻き取る。シートベルト10のうち、装着時に人
間15に接触する可能性のある部分には、フレキシブル
電極16が設けられている。そして、このフレキシブル
電極16と車体1との間の静電容量が測定される。この
静電容量は、フレキシブル電極16と人間15の密着度
が大きければ大きいほど大きくなる。
【0040】シートベルト巻取装置は、測定された静電
容量が予め定められた範囲に入ったときに巻き取りを停
止する。巻き取り過ぎて、静電容量が定められた範囲を
超えた場合には、巻き戻しを行い、静電容量が定められ
た範囲に入るようにする。これにより、適当な密着度
で、シートベルトを装着するようにすることができる。
【0041】図2は、本発明の実施の形態の第2の例で
あるシートベルト巻取装置を有する乗用車の座席に、人
間が着座し、シートベルトを装着した状態を示す図であ
る。以下の図において、前出の図に示された構成要素に
は、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
図2において17はシートバッグ電極、18は座席電極
である。
【0042】図1に示した実施の形態においては、シー
トベルト10中に設けられたフレキシブル電極16と車
体間1の静電容量を検出していた。しかし、この静電容
量は、車体中に存在する物体の状況によって変化しやす
く、検出された静電容量とシートベルトの密着度との相
関があまり高くない。よって、本実施の形態において
は、シートバック3中にシートバッグ電極17を設ける
か、座席4中に座席電極18を設けるかの少なくとも一
方を行い、これら電極とフレキシブル電極16との間の
静電容量を検出することにしている。これにより、シー
トベルト10の密着度と検出された静電容量との相関関
係が高くなる。本実施の形態においては、シートベルト
10の密着度の検出方法が前記図1に示す実施の形態と
異なるだけで、制御方法は同じであるのでその説明を省
略する。
【0043】図3は、本発明の実施の形態の第3の例で
あるシートベルト巻取装置を有する乗用車の座席に、人
間が着座し、シートベルトを装着した状態を示す図であ
る。図3において、19は電極であり、同じ物がシート
ベルトの中に定間隔で複数設けられている。本実施の形
態においては、これらの電極19のうち、隣り合う電極
19間の静電容量を検出する。そして、それらの間で最
大のものを制御に使用する静電容量として採用する。
【0044】隣り合う電極19間の静電容量は、シート
ベルト10の密着度が高まれば大きくなる。そして、隣
り合う電極19は近くにあるので、他の物体の影響の影
響を受けることなく密着度を検出することができる。本
実施の形態においては、シートベルト10の密着度の検
出方法が前記図1に示す実施の形態と異なるだけで、制
御方法は同じであるのでその説明を省略する。なお、静
電容量の絶対値を制御に使用するのでなく、シートベル
トが装着されていないとき(タングとバックルが係合し
ていないとき)の静電容量と、シートベルトが装着され
ているときの静電容量との比を制御に用いるようにして
もよい。
【0045】図4は、シートベルト10に埋め込まれた
本実施の形態の1例である電極を示すもので、(a)は
正面図、(b)は断面図である。20、21は電極、2
2は絶縁体の弾性体である。シートベルト中には、シー
トベルト10の面に平行な電極20、21が、絶縁体の
弾性体22を介して埋め込まれている。シートベルト1
0と乗員との密着度が高まると弾性体22が圧迫されて
縮小し、フレキシブルな電極20、21間の距離が縮ま
るので、静電容量やインダクタンスが変化する。よっ
て、これらの量の絶対値、又はシートベルトが装着され
ていないときの値との比を求めることにより、密着度を
検出することができる。
【0046】図1〜図3に説明した実施の形態において
は、シートベルトと乗員との密着度を検出し、これを所
定の範囲に入れるような制御を行っていたが、図1〜図
3に示したようなシートベルト密着度センサは、乗員と
電極の間の静電容量やインダクタンスを何らかの形で測
定していることになるので、乗員の衣服の影響を受けや
すい。例えば、同じ密着度でも、乗員がシャツ1枚しか
着ていないときと、ダウンジャケットのような厚手の服
を着ているときでは静電容量は異なってくる。よって、
別の巻き取り制御を行った方が、精度よく密着度を制御
できる。
【0047】その1例は、シートベルト密着度センサの
出力が第1の所定値になるまでシートベルトを巻き取
り、ある程度のベルトのスラグを取り除いた後に、単位
巻き戻し量あたりのシートベルト密着度センサの出力の
変化率が第2の所定値以下になるまでシートベルトの巻
き取り、巻き戻しを行う方法である。この方法によれ
ば、単位巻き戻し量あたりのシートベルト密着度センサ
の出力の変化率が第2の所定値以下になるまでシートベ
ルトの巻き取り、巻き戻しを行う。すなわち、シートベ
ルトのテンションがなくなるまでベルトの長さを調節す
ることができ、乗員に圧迫感を与えないシートベルトの
巻き戻しを行うことができる。
【0048】以上の制御において、巻き戻し量が大きい
と、その前の引き込み量(巻き戻し量)も大きくなり、
乗員に不快感を与えるため、微小な引き込みと引き込み
量以下の巻き戻しを繰り返すことにより、緩みも無く、
テンションも小さなベストポイントを探り、決定するこ
とができる。
【0049】すなわち、少しだけ巻き取ってから、巻き
取り量以下の量を巻き戻したとき、ベルトにテンション
がなければ密着度はそのまま維持されるが、ベルトにテ
ンションがかかっている状態で巻き戻すと密着度は小さ
くなる。これにより、ベルトにテンションがかかってい
るかどうかを検出することができる。従って、少しだけ
巻き取ってから巻き取り量以下の量を巻き戻したとき、
密着度が変化しない間は、少しだけ巻き取ってから巻き
取り量以下の量を巻き戻す動作を繰り返し、密着度が変
化し始めた時点で巻き取りを止めることにより、テンシ
ョンが発生し始めた段階で巻き取りを停止することがで
きる。
【0050】一般に、シートベルトと乗員との密着度
は、車両の走行状態によって変化させることが好まし
い。車両が停止しているときや低速度で走行していると
きは、密着度を緩くし、高速走行時や悪路走行時、ハン
ドルを切ったとき、ブレーキをかけたときには、密着度
を強くすることが好ましい。このことは、車速、加速
度、ハンドル操作、ブレーキ操作を行ったときに、密着
度の設定値を変えることにイよって実現できる。
【0051】また、シートベルト密着度センサの出力
は、他の制御にも使用することができる。その一例がプ
リテンショナの制御である。プリテンショナを作動させ
るときのシートベルト巻取量や巻取パワーは、乗員が厚
手の服を着ているときに、薄手の服を着ているときより
も大きくすることが好ましい。よって、シートベルト密
着度センサとテンションセンサ(シートベルト巻取装置
のモータ電流で代用することができる)の値により、乗
員の服装を判断する。すなわち、同じテンションをかけ
た場合、密着度が小さいほど、乗員が厚手の服装をして
いるものと判断する。そして、それに応じてプリテンシ
ョナのストローク、パワーの少なくとも一方を調節する
ようにしているので、乗員の服装によらず、適切なプリ
テンション制御を行うことができる。
【0052】さらに、テンションセンサを用いる代わり
に、密着度センサからテンションを推定して制御を行う
こともできる。例えば、乗員がダウンジャケットを着て
いる場合、服装部の弾力性により密着度とテンションが
相関する。すなわち、密着度を上げるとテンションが上
がり、密着度を下げるとテンションが下がる。従って、
単位長さ分シートベルトを巻き戻すと密着度は変化す
る。よって、乗員に作用している圧迫感、すなわちベル
トのテンションは、単位長さ当たりのベルトの巻き戻し
に対する密着度の変化、又は密着度の絶対量と変化量か
ら推定でき、テンションセンサを用いなくても類似の制
御が可能となる。
【0053】また、シートベルト密着度センサの出力
は、座席に着座している乗員の判別に使用することもで
きる。シート荷重計を用いて行われるが、チャイルドシ
ートが座席に搭載され、幼児がチャイルドシートに乗せ
られている場合には、子供が乗っていると誤判断する場
合がある。しかしながら、シートベルトのタングとバッ
クルが係合した状態でシートベルトを巻き取ったとき、
シート重量センサの出力が所定値以上で、シートベルト
密着度センサの出力が所定値以下のときは、チャイルド
シートが搭載されているものと判断するので、このよう
な誤判断を防止することができる。よって、このような
場合には、エアバッグを展開させないような制御が可能
となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る発明においては、乗員とシートベルトとの密
着度が所定範囲に保たれ、乗員に不快な圧迫感を与える
ことなく、シートベルトを乗員に密着させることができ
る。
【0055】請求項2に係る発明においては、迅速にシ
ートベルトの巻き戻しを行い、乗員を不快感から解放す
ることができる。
【0056】請求項3に係る発明においては、車両の状
態に応じて密着度を変化させているので、安全性を上げ
ることができる。
【0057】請求項4に係る発明、請求項5に係る発明
においては、乗員の服装によらず、適当な密着度とする
ことができる。
【0058】請求項6に係る発明においては、チャイル
ドシートが搭載されているとき、子供が乗っていると誤
判断することを防止することができる。
【0059】請求項7から請求項11に係る発明におい
ては、乗員とシートベルトの密着度を測定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例であるシートベルト
巻取装置を有する乗用車の座席に、人間が着座し、シー
トベルトを装着した状態を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の第2の例であるシートベ
ルト巻取装置を有する乗用車の座席に、人間が着座し、
シートベルトを装着した状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の第3の例であるシートベ
ルト巻取装置を有する乗用車の座席に、人間が着座し、
シートベルトを装着した状態を示す図である。
【図4】シートベルトに埋め込まれた本実施の形態の1
例である電極を示す図である。
【符号の説明】
1…車体、2…車床、3…シートバック、4…座席、5
…座席保持部材、6…スライド部材、7…シートレー
ル、8…ピラー、9…シートベルト巻取装置、10…シ
ートベルト、11…タング、12…シートベルトアン
カ、13…バックル、14…バックルアンカ、15…人
間、16…フレキシブル電極、17…シートバッグ電
極、18…座席電極、20、21…電極、22…絶縁体
の弾性体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによりシートベルトを巻き取る機
    能を有するシートベルト巻取装置であって、乗員とシー
    トベルトの密着度を測定するシートベルト密着度センサ
    を有し、シートベルト密着度センサの出力が所定範囲に
    なるようにシートベルトの巻取と巻き戻しを行う機能を
    有することを特徴とするシートベルト巻取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシートベルト巻取装置
    であって、シートベルトを巻き戻す際、シートベルト密
    着度センサの出力と前記所定範囲の差、又は単位巻き戻
    し量に対するシートベルト密着度センサの出力の変化が
    大きいほど、巻き戻し速度を大きくすることを特徴とす
    るシートベルト巻取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシートベルト巻取装置
    であって、車両の停止時は、前記所定値範囲を低くし、
    車両の走行時には、車速、加速度、ハンドル操作、ブレ
    ーキ操作のうち少なくとも一つに応じて、前記所定範囲
    の値を変化させることを特徴とするシートベルト巻取装
    置。
  4. 【請求項4】 モータによりシートベルトを巻き取る機
    能を有するシートベルト巻取装置であって、乗員とシー
    トベルトの密着度を測定するシートベルト密着度センサ
    を有し、シートベルト密着度センサの出力が第1の所定
    値になるまでシートベルトを巻き取り、その後、単位巻
    き戻し量あたりのシートベルト密着度センサの出力の変
    化率が第2の所定値以下になるまでシートベルトの巻き
    取り、巻き戻しを行う機能を有することを特徴とするシ
    ートベルト巻取装置。
  5. 【請求項5】 モータによりシートベルトを巻き取る機
    能を有するシートベルト巻取装置であって、乗員とシー
    トベルトの密着度を測定するシートベルト密着度センサ
    とシートベルトにかかるテンションを検出するテンショ
    ンセンサを有し、シートベルト密着度センサとテンショ
    ンセンサの出力に応じて、プリテンショナのストロー
    ク、パワーの少なくとも一方を調節する機能を有するこ
    とを特徴とするシートベルト巻取装置。
  6. 【請求項6】 シートに登場している乗員の種類を判断
    する乗員判断装置であって、モータによりシートベルト
    を巻き取る機能を有するシートベルト巻取装置で、乗員
    とシートベルトの密着度を測定するシートベルト密着度
    センサを有するものと、シート上に搭載されている物の
    重量を測定するシート重量センサを有し、シートベルト
    のタングとバックルが係合した状態でシートベルトを巻
    き取ったとき、シート重量センサの出力が所定値以上
    で、シートベルト密着度センサの出力が所定値以下のと
    きは、チャイルドシートが搭載されているものと判断す
    る機能を有することを特徴とする乗員判断装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
    項に記載のシートベルト巻取装置、又は請求項6に記載
    の乗員判断装置に用いられるシートベルト密着度センサ
    であって、シートベルト中に埋め込まれたフレキシブル
    な電極と、車体との間の静電容量又は相互インダクタン
    スを測定することにより、乗員とシートベルトの密着度
    を測定することを特徴とするシートベルト密着度セン
    サ。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
    項に記載のシートベルト巻取装置、又は請求項6に記載
    の乗員判断装置に用いられるシートベルト密着度センサ
    であって、シートベルト中に埋め込まれたフレキシブル
    な電極と、シート座席又はシートバックに設けられた電
    極との間の静電容量又は相互インダクタンスを測定する
    ことにより、乗員とシートベルトの密着度を測定するも
    のであることを特徴とするシートベルト密着度センサ。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項5のうちいずれか1
    項に記載のシートベルト巻取装置、又は請求項6に記載
    の乗員判断装置に用いられるシートベルト密着度センサ
    であって、シートベルト中に埋め込まれた複数の電極間
    の静電容量又は相互インダクタンスを測定することによ
    り、乗員とシートベルトの密着度を測定するものである
    ことを特徴とするシートベルト密着度センサ。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項5のうちいずれか
    1項に記載のシートベルト巻取装置、又は請求項6に記
    載の乗員判断装置に用いられるシートベルト密着度セン
    サであって、シートベルト中に埋め込まれた複数の電極
    間の静電容量又は相互インダクタンスの相対比を測定す
    ることにより、乗員とシートベルトの密着度を測定する
    ものであることを特徴とするシートベルト密着度セン
    サ。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載のシー
    トベルト密着度センサであって、前記複数の電極が、絶
    縁体の弾性体を介して対面し、シートベルト面に平行な
    2つの電極であることを特徴とするシートベルト密着度
    センサ。
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