JP2002127522A - 記録媒体の収容体及び該収容体を有する記録装置とその制御方法 - Google Patents

記録媒体の収容体及び該収容体を有する記録装置とその制御方法

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JP2002127522A
JP2002127522A JP2000327518A JP2000327518A JP2002127522A JP 2002127522 A JP2002127522 A JP 2002127522A JP 2000327518 A JP2000327518 A JP 2000327518A JP 2000327518 A JP2000327518 A JP 2000327518A JP 2002127522 A JP2002127522 A JP 2002127522A
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Akira Nakatani
亮 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク受容量が異なる様々な記録媒体の収容
体を交換して使用しても、その使用する記録媒体に最適
なインク吐出量で記録を行う。 【解決手段】 記録装置で使用される記録媒体を収容し
ているロール紙ユニット100は、そのロール紙のイン
ク受容量に関する情報を記憶するROM11と、そのR
OM11に記憶されている情報をプリンタ300に送信
する無線通信回路12とを有し、プリンタ300は、こ
の情報を受取る無線通信回路318を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロール紙な
どの記録媒体を収容する収容体及び該収容体を有し、そ
の記録媒体に画像を記録する記録装置とその制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば記録用紙などの記録媒体を
用いて、その記録媒体にインクジェット法により画像を
記録するインクジェットプリンタ等の記録装置において
は、記録に使用する記録用紙をユーザがセットし、その
セットした記録用紙の種類に応じて、ユーザがプリント
条件などを設定して記録を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近のインクジェット
プリンタの普及に伴い、画質、コスト等といった、その
記録時に優先させたい要求を満足させる何種類かの記録
媒体(ロール紙等)を収容した収容体を交換可能に装着
して使用したいというニーズも高まっている。
【0004】しかしながら、このような、例えば最大イ
ンク受容量が異なる様々な記録媒体(ロール紙等)を交
換して記録に使用する場合、高画質な画像を記録するた
めには、その記録に使用する記録紙に最適な最大インク
吐出量を、ユーザが手動で設定変更する必要があった。
【0005】このため、ユーザが、もしこの最大インク
吐出量を誤って設定した場合には、吐出されるインク量
が減少して所望の記録画像の濃度が得られなかったり、
或いは逆に記録媒体が吸収できない量のインクが吐出さ
れてしまい、記録媒体上でインク溢れを生じさせて、プ
リンタ内を汚染してしまうなどの問題があった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、インク受容量が異なる様々な記録媒体の収容体を交
換して使用しても、その使用する記録媒体に最適なイン
ク吐出量で記録を行うことができる、記録媒体の収容体
を有する記録装置とその制御方法を提供することを目的
とする。
【0007】また本発明の目的は、インク受容量が異な
る様々な記録媒体のインク受容量に関する情報を記憶し
た記録媒体の収容体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、外部機器から記録に使用する画像データを入力する
入力手段と、収容している記録媒体のインク受容量に関
する情報を記憶する記憶手段を有する記録媒体の収容体
と、前記記録媒体の収容体を着脱可能に取付けた状態
で、前記記憶手段から前記情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記情報に基づいて前記画
像データを編集して記録用の記録データを生成する生成
手段と、前記生成手段により生成された前記記録データ
に基づいて記録ヘッドを駆動して記録を行う記録制御手
段と、を有することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明の記録媒
体に収容体は以下のような構成を備える。即ち、記録装
置で使用される記録媒体を収容している記録媒体の収容
体であって、前記記録媒体のインク受容量に関する情報
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている
前記情報を記録装置本体に送信する送信手段とを有する
ことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために本発明の記録装
置の制御方法は以下のような工程を備える。即ち、記録
媒体を収容し、前記記録媒体のインク受容量に関する情
報を記憶するメモリを有する収容体を装着し、該収容体
に収容されている記録媒体に画像を記録する記録装置に
よる記録制御方法であって、外部機器から記録に使用す
る画像データを入力する入力工程と、前記収容体を着脱
可能に前記記録装置本体に取付けた状態で、前記メモリ
から前記情報を取得する取得工程と、前記取得工程で取
得した前記情報に基づいて前記画像データを編集して記
録用の記録データを生成する生成工程と、前記生成工程
で生成された前記記録データに基づいて記録ヘッドを駆
動して記録を行う記録制御工程とを有することを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る記録装置の一例であるインクジェットプリ
ンタ300の構成を示すブロック図である。
【0013】本実施の形態に係るインクジェットプリン
タ300はロール紙に画像を記録するインクジェットプ
リンタであって、そのロール紙に関する情報を記憶する
メモリ(ROM)11をロール紙ユニット100に備
え、そのロール紙ユニット100が装着されている状態
で印刷コマンドが入力されると、そのロール紙に関する
情報をROM11から読み出し、その読み出した情報に
基づいて、そのロール紙への画像の記録を制御する。
尚、このロール紙は「記録媒体の集積体」の一例であ
る。
【0014】以下、このインクジェットプリンタ300
の構成を説明する。301はプリンタ300全体を制御
するCPU、302はCPU301により実行される制
御プログラムや各種データを記憶するROM、303は
RAMで、CPU301による各種制御処理に実行時に
ワークエリアとして使用され、各データを一時的に保存
する。305はA/Dコンバータ(A/D C)で、後述する
LICC311から入力されるアナログ信号をデジタル
信号に変換してCPU301に入力している。306は
インターフェース部(I/F)で、このインクジェットプリ
ンタ300とホストコンピュータ(HOST PC)200との
間でのデータのやり取りを制御している。307はゲー
トアレイ(GA)で、CPU301から受取った印刷用画像
データを印刷ヘッド315のノズル配列に合せて水平−
垂直変換(H−V変換)し、その変換した記録データを
印刷ヘッド315の移動に同期して、印刷ヘッド315
に出力している。
【0015】308はメモリ(DRAM)で、ゲートアレイ3
07が画像データをH−V変換する際に、その画像デー
タを一時的に保存するのに使用される。また、ゲートア
レイ307から印刷ヘッド315へ出力する記録データ
を一時的に蓄えるためのバッファとしても使用される。
印刷ヘッド315は、例えば複数の色のインクを吐出す
る複数のインクジェットヘッドを有し、ゲートアレイ3
07によりH−V変換された記録データを受取り、その
記録データに応じて、それぞれ対応する印刷ヘッドから
インクを吐出させて画像を記録している。LICC31
1は、印刷ヘッド315の抵抗値の個体差を示すランク
信号と、印刷ヘッド315の温度を示す温度信号をA/
Dコンバータ305に出力しており、このA/Dコンバ
ータ305でデジタル信号に変換されたデータ(ランク
データ及び温度データ)はCPU301に入力される。
【0016】304は操作パネルで、オペレータにより
操作される、例えば電源スイッチ、用紙フィードスイッ
チ、オンラインスイッチ等を備えている。316は主電
源スイッチで、このインクジェットプリンタ300のメ
イン電源(低電圧電源317)のオン・オフを行うため
のスイッチである。330はプリンタ電源ソフトスイッ
チで、このスイッチ330が押下されることにより、こ
のプリンタ300のソフト的な電源オン・オフを行うこ
とができる。331は補助電源で、例えば電池等を含
み、低電圧電源317の瞬断による誤動作を防止してい
る。
【0017】314はロール紙駆動モータで、ロール紙
を回転駆動して印刷ヘッド315による印刷位置に搬送
するとともに、印刷処理に応じてロール紙の搬送駆動を
行っている。313はロール紙駆動モータのドライバI
Cで、CPU301の指示に応じてロール紙駆動モータ
314を回転駆動している。322及び323のそれぞ
れは、搬送駆動するロール紙を切換えるクラッチ、32
4,325のそれぞれは、CPU301の指示に応じ
て、それぞれ対応するクラッチ322,323を駆動す
るためのクラッチドライバである。318は無線通信回
路で、ロール紙ユニット100との間で無線による通信
を行っている。
【0018】次にロール紙ユニット100について説明
する。
【0019】インクジェットプリンタ300には、ロー
ル紙ユニット100が着脱可能であり、このロール紙ユ
ニット100は複数のロール紙を収容することができ
る。11はメモリ(ROM)で、このロール紙ユニット
に収容されているロール紙の特性を記憶している。CP
U10は、このロール紙ユニット100において、メモ
リ11からのデータの読み出し、および無線通信回路1
2を介して、インクジェットプリンタ300との間での
無線通信を制御している。無線通信回路12は、インク
ジェットプリンタ300の無線通信回路318との間で
無線通信を実行し、CPU10とCPU301との間で
各種データのやり取りを制御している。ロール紙ユニッ
ト100のROM11には、各ロール紙の最大インク受
容量Dmが記憶されて出荷され、この情報は無線により
インクジェットプリンタ300に送られる。
【0020】図2は、本実施の形態1に係るインクジェ
ットプリンタ300とロール紙ユニット100との間の
無線通信を説明するブロック図である。
【0021】図2において、インクジェットプリンタ3
00の無線通信回路318は、変調・復調回路319と
エンコーダ・デコーダ320とを備えている。変調・復
調回路319は、インクジェットプリンタ300に送信
するデータを変調及び復調する回路で、位相変調、周波
数変調或いは振幅変調を行なう。エンコーダ・デコーダ
320は、送信するデータをエンコードし、或いは受信
したデータをデコードする回路である。変調・復調回路
319には、この変調・復調回路319により変調され
た信号により駆動されるコイル321が接続されてい
る。
【0022】一方、ロール紙ユニット100では、無線
通信回路12は、電圧安定化回路13,変調・復調回路
14,及びエンコーダ・デコーダ15を備えている。電
圧安定化回路13と変調・復調回路14には、コイル1
7とコンデンサ18を有する同調回路が接続されてい
る。
【0023】電圧安定化回路13は、プリンタ300の
コイル321から供給される電磁気エネルギがコイル1
7で受けられ、このコイル17に発生する電圧を安定化
させる回路である。変調・復調回路14は、プリンタ3
00に送信するデータを変調してコイル17を駆動する
と共に、コイル17に発生する電圧に基づいて、プリン
タ300から送られてきたデータを復調している。エン
コーダ・デコーダ15は、プリンタ300に送信するデ
ータをエンコードし、またプリンタ300からのデータ
をデコードする。メモリインターフェース部16は、C
PU10の指示に基づいてROM11からデータを読み
出してCPU10に出力している。これによりCPU1
0は、メモリインターフェース部16を介してメモリ
(ROM)11に記憶されている、対応するロール紙の
最大インク受容量Dmを読み取り、インクジェットプリ
ンタ300のCPU301へ無線通信によって送ること
ができる。
【0024】[インクジェットプリンタ300のプリン
ト動作説明]ホストコンピュータ200からインターフ
ェース部306を介してプリントジョブを受信すると、
ゲートアレイ(GA)307はCPU301に、そのプリン
トジョブを受信した旨を通知する。これによりCPU3
01は、その印刷に使用するロール紙をクラッチ32
2,323を切換えることにより選択し、ロール紙駆動
モータ314を回転駆動してロール紙を搬送するように
制御する。またゲートアレイ307は、インターフェー
ス部306を介してホストコンピュータ200から受け
取った画像データをH−V変換して、これによって生成
した記録データをインクを吐出する印刷ヘッド315に
出力する。このゲートアレイ307は、受信した画像デ
ータをH−V変換する際、および印刷ヘッド315へ出
力する記録データを蓄えるためのバッファとしてDRA
M308を使用する。
【0025】こうして記録データに応じて印刷ヘッド3
15を駆動することにより、その印刷ヘッド315から
インクを記録媒体(紙等)へ吐出してプリントする。こ
のとき、LICC311からA/Dコンバータ305を
介して送られてくる印刷ヘッド315の抵抗値の個体差
データであるランクデータと、印刷ヘッド315の温度
データとをCPU301が受取る。こうして得られた印
刷ヘッド315の情報を基に印刷ヘッド315の駆動を
制御して、ロール紙上に画像を記録する。
【0026】インクジェットプリンタ300は、上述の
記録データの生成に関して、印刷に使用するロール紙に
応じた記録データの生成処理を実行する。即ち、印刷に
使用するロール紙のインク吸収度に応じた記録データと
するような制御を行う。
【0027】次に、本実施の形態に係るインクジェット
プリンタにおける動作について、図3及び図4のフロー
チャートに参照して説明する。
【0028】図3は、本実施の形態に係るインクジェッ
トプリンタ300のCPU301による制御処理を示す
フローチャートである。
【0029】尚、以下の説明において、Dmはロール紙
の最大インク受容量を示し、この情報はROM11に記
憶されている。またDpは、インクジェットプリンタ3
00において印刷ヘッド315から吐出されるインクの
最大インク吐出量を示す。
【0030】図3において、まずステップS101で、
プリンタ電源ソフトスイッチ330がオンされるとステ
ップS102に進み、インクジェットプリンタ300の
CPU301は、プリンタ300に装着されているロー
ル紙ユニット100に対して、そのユニット100に収
容されているロール紙の最大インク受容量Dmを送信す
る様に、無線通信回路318を介して無線通信によって
送信要求コマンドを送信して要求する。次にステップS
103に進み、その送信要求コマンドに応じて、ロール
紙ユニット100から、装着されているロール紙ユニッ
ト100におけるロール紙の最大インク受容量Dmを受
信するとステップS104に進み、その受信した最大イ
ンク受容量DmをRAM303に記憶する。
【0031】この送受信処理を図2を参照して説明する
と、CPU301は、無線通信回路318に、送信要求
コマンドを出力する。この送信要求コマンドは、エンコ
ーダ・デコーダ320に入力されてエンコードされた
後、変調・復調回路319により変調されて、この変調
信号によりコイル321が駆動される。
【0032】このコイル321の変調駆動によりコイル
17に誘導電流が発生し、コイル321とコイル17の
巻線比に応じた電圧信号がコンデンサ18の両端に発生
する。この電圧信号は電圧安定化回路13により安定化
され、この電圧信号は更に変調・復調回路14により復
調されエンコーダ・デコーダ15によりデコードされて
CPU10に入力される。これによりCPU10は、イ
ンクジェットプリンタ300から送信された送信要求コ
マンドを受取ったことを認識する。
【0033】この時のロール紙ユニット100のCPU
10による処理が図4のフローチャートで示されてい
る。
【0034】ここではステップS201で、プリンタ3
00から送信要求コマンドを受信するとステップS20
2に進み、ROM11に記憶されている、そのロール紙
に対応する最大インク受容量Dmを読み出して、それを
無線通信回路12を介してプリンタ300に送信する。
【0035】この場合の動作を図2を参照して説明する
と、CPU10は、この送信要求コマンドに応答して、
まずROM11に記憶されている、印刷に使用するロー
ル紙に対応する最大インク受容量Dmを、メモリインタ
ーフェース部16を介して読み取る。この読み取った最
大インク受容量Dmはエンコーダ・デコーダ15により
エンコードされて変調・復調回路14に入力される。変
調・復調回路14は、エンコードされた最大インク受容
量Dmを基に変調した変調信号を発生し、この変調信号
によりコイル17を駆動する。このコイル17の変調駆
動により、コイル321に電磁誘導電流が発生し、この
電流に伴う変調信号が変調・復調回路319により復調
される。この復号された信号は更にエンコーダ・デコー
ダ320によりデコードされて、ロール紙ユニット10
0のメモリ11から読み出された最大インク受容量Dm
に変換される。こうして、インクジェットプリンタ30
0のCPU301は、ロール紙ユニット100から送ら
れた最大インク受容量Dmを受信して取得することがで
きる。
【0036】次に再び図3のフローチャートに戻り、ス
テップS105では、ホストコンピュータ200からプ
リント信号を受信したかを調べ、受信するとステップS
106に進み、ロール紙ユニット100から受信した最
大インク受容量Dmに応じた最大インク吐出量Dpになる
ように記録データを生成する。そしてステップS107
に進み、その生成した記録データに基づいて印刷ヘッド
315を駆動して印刷を行う。
【0037】尚、ステップS105で、ホストコンピュ
ータ200からのプリント信号を受信する前に、ステッ
プS108で、プリンタ電源ソフトスイッチ330がオ
フされるとステップS109に進み、インクジェットプ
リンタ300の低電圧電源317をオフにする。
【0038】またステップS106では、ロール紙の最
大インク受容量Dmが、このインクジェットプリンタ3
00における最大インク吐出量Dpよりも大きい場合に
は特に問題がないが、最大インク吐出量Dpよりもロー
ル紙の最大インク受容量Dmの方が小さい場合には、例
えば各色における最大濃度の記録データのビットを間引
くなどして、その濃度を薄くするような処理を行う。
【0039】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、ロール紙を収容するロール紙ユニットにロール紙の
最大インク受容量Dmを記憶しておき、このユニット1
00がプリンタ300に装着された状態で、その記憶し
ている最大インク受容量Dmをインクジェットプリンタ
のCPUへ無線通信により送信する。これによりプリン
タのCPUが、印刷に使用するロール紙の最大インク受
容量Dmを把握でき、この最大インク受容量Dmに応じた
最大インク吐出量となるように記録データを生成して記
録することができる。これにより以下のような効果が得
られる。
【0040】最大インク受容量が異なる様々な記録媒
体を交換して使用しても、最大インク吐出量をユーザが
手動で設定或いは変更することなしに、使用する記録媒
体に最適な最大インク吐出量で印刷できる。これによ
り、インク溢れなどを防止して、高画質な画像を印刷で
きる。
【0041】ユーザが、インクジェットプリンタにお
ける最大インク吐出量を、印刷に使用する記録媒体の最
大インク受容量以上に設定することによる、記録媒体が
吸収できない量のインクを吐出することによるインク溢
れや、このようなインク溢れによるプリンタ内の汚染を
防止できる。
【0042】インクジェットプリンタの制御部とロー
ル紙ユニットとの通信を無線通信とすることによって、
接点部の腐食による影響を除去でき、信頼性の高い装置
を実現できる。
【0043】[実施の形態2]次に本発明の実施の形態
2に係るインクジェットプリンタの構成を図5を参照し
て説明する。
【0044】図5は、本発明の実施の形態2に係る記録
装置の一例であるインクジェットプリンタの構成を示す
ブロック図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で
示し、その説明を省略する。
【0045】この実施の形態2に係るインクジェットプ
リンタでは、インクジェットプリンタ300とロール紙
ユニット100との間で、前述の無線による通信に代え
て有線によるシリアル通信を行っている点が前述の実施
の形態1と異なっている。
【0046】図5において、326はシリアル通信回路
で、プリンタ300の本体に設けられ、ロール紙ユニッ
ト100との間で有線によるシリアル通信を行う。19
はロール紙ユニット100に設けられた有線のシリアル
通信回路で、プリンタ300のシリアル通信回路326
との間で、シリアルによるデータの送受信を実行してい
る。
【0047】尚、このインクジェットプリンタ300の
シリアル通信回路326と、ロール紙ユニット100の
シリアル通信回路19とは、ロール紙の軸の外周上に有
する電極と、プリンタ300が有するブラシ上の電極の
接触およびケーブル等によって接続されている。
【0048】これにより以下のような効果が得られる。
【0049】最大インク受容量が異なる様々な記録媒
体を交換して使用しても、最大インク吐出量をユーザが
手動で設定或いは変更することなしに、使用する記録媒
体に最適な最大インク吐出量で印刷できる。これによ
り、インク溢れなどを防止して、高画質な画像を印刷で
きる。
【0050】ユーザが、インクジェットプリンタにお
ける最大インク吐出量を、印刷に使用する記録媒体の最
大インク受容量以上に設定することによる、記録媒体が
吸収できない量のインクを吐出することによるインク溢
れや、このようなインク溢れによるプリンタ内の汚染を
防止できる。
【0051】[実施の形態3]次に本発明の実施の形態
3について説明する。この実施の形態3では、ホストコ
ンピュータ200に記憶されたプリンタドライバの場合
で説明する。即ち、このプリンタドライバは、最初に本
実施の形態1,2に係るプリンタ300に対してプリン
ト要求を送信し、それに基づいてプリンタ装置300か
ら送られてくる、印刷に使用するロール紙の最大インク
受容量Dmを受信する。この最大インク受容量Dmに基づ
いて、そのインクジェットプリンタ300に送信する画
像データを編集する。これは例えば、その画像データの
最大濃度の場合に印刷ヘッド315から吐出されるイン
ク量が最大インク受容量Dmを越える虞があると判断す
ると、その画像データの濃度を下げる(濃度を薄くす
る)ことにより、その濃度で吐出されるインク量を減少
させるように制御する。
【0052】以下、図6のフローチャートを参照して詳
しく説明する。
【0053】図6は、本実施の形態3に係るホストコン
ピュータ200に記憶されているプリンタドライバにお
ける処理を示すフローチャートである。
【0054】まずステップS301で、インクジェット
プリンタ300に対してプリント要求を送信する。この
プリント要求がインターフェース部306を介して受信
されると、インクジェットプリンタ300のCPU30
1は、前述の図3のフローチャートのステップS10
2,S103の処理を実行して、そのプリンタ300に
装着されているロール紙ユニット100における、印刷
に使用するロール紙の最大インク受容量Dmを獲得し、
その獲得した最大インク受容量Dmをインターフェース
部306を介してホストコンピュータ200に送信す
る。
【0055】これによりプリンタドライバは、ステップ
S302において、プリンタ300から送られてくる最
大インク受容量Dmを受信する。次にステップS303
に進み、その受信した最大インク受容量Dmに基づい
て、印刷するためにインクジェットプリンタ300に送
信する画像データを編集する。この編集処理は、例えば
上述したように、画像データの最大濃度の場合に印刷ヘ
ッド315から吐出されるインク量が最大インク受容量
Dmを越える虞があると判断すると、その画像データの
濃度を下げるといったような処理である。そしてステッ
プS304に進み、ステップS303で編集した画像デ
ータをインクジェットプリンタ300に送信する。そし
てステップS305で、その送信した画像データのプリ
ントの実行開始を指示するためのプリント信号を送信し
て処理を終了する。これによりプリンタ300では、図
3のステップS105でプリント信号を受信して印刷が
開始される。
【0056】但し、この実施の形態3では、ホストコン
ピュータ200において、最大インク受容量に応じた画
像データの編集を行うので、インクジェットプリンタ3
00では、前述の図3に示すステップS106におけ
る、最大インク受容量Dmに基づく記録データの編集処
理を省略することができる。
【0057】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0058】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても達
成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。また、コンピュータが読
み出したプログラムコードを実行することにより、前述
した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働し
ているオペレーティングシステム(OS)などが実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によって前述し
た実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0059】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0060】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、最大インク受容量が異なる様々な「記録媒体の集積
体」(ロール紙等)を交換して使用しても、記録装置の
最大インク吐出量をユーザが手動で設定変更することな
しに、その記録に使用する記録媒体(紙等)に最適な最
大インク吐出量として記録を行うことにより、高画質の
画像を記録できる。
【0061】また本実施の形態によれば、インクジェッ
トプリンタ等の記録装置の最大インク吐出量をユーザが
誤って設定して、記録媒体(紙等)上でインク溢れを生
じさせ、記録装置内を汚染する事態を防止できる。
【0062】更に本実施の形態によれば、インクジェッ
トプリンタ等の記録装置の制御部と「記録媒体の集積
体」(ロール紙等)との通信において、高い信頼性を実
現できることである。
【0063】尚、上記実施の形態では、各実施の形態を
それぞれ独立に説明したが、本発明はこれら各実施の形
態をそれぞれ独立に適用した場合も、或いは、各実施の
形態の構成を適宜組み合わせた場合も含まれる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク受容量が異なる様々な記録媒体の収容体を交換して
使用しても、その使用する記録媒体に最適なインク吐出
量で記録を行うことができる。
【0065】また本発明によれば、インク受容量が異な
る様々な記録媒体のインク受容量に関する情報を記憶し
ているので、記録に使用する記録媒体のインク受容量を
正確に把握することができるという効果がある。
【0066】又、これにより、人手による記録条件など
の設定を省略でき、誤った設定による記録画像の品位の
低下を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る記録装置の一例を
示すインクジェットプリンタの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態1に係るインクジェットプリンタ
におけるロール紙ユニットとの無線通信を行う構成を説
明するブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るインクジェットプ
リンタのCPUによる処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】本実施の形態1に係るロール紙ユニットのCP
Uにおける処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る記録装置の一例を
示すインクジェットプリンタの構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態3に係るホストコンピュー
タに記憶されたプリンタドライバの処理を示すフローチ
ャートである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置で使用される記録媒体を収容し
    ている記録媒体の収容体であって、 前記記録媒体のインク受容量に関する情報を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記情報を記録装置本体
    に送信する送信手段と、を有することを特徴とする記録
    媒体の収容体。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、前記記録装置からの送
    信要求に応じて前記情報を送信することを特徴とする請
    求項1の記録媒体の収容体。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体はロール紙であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の記録媒体の収容体。
  4. 【請求項4】 外部機器から記録に使用する画像データ
    を入力する入力手段と、 収容している記録媒体のインク受容量に関する情報を記
    憶する記憶手段を有する記録媒体の収容体と、 前記記録媒体の収容体を着脱可能に取付けた状態で、前
    記記憶手段から前記情報を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した前記情報に基づいて前記画
    像データを編集して記録用の記録データを生成する生成
    手段と、 前記生成手段により生成された前記記録データに基づい
    て記録ヘッドを駆動して記録を行う記録制御手段と、を
    有することを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は、 前記記憶手段に記憶されている前記情報を記録装置本体
    に送信する送信手段と、 前記送信手段により送信された情報を受信する受信手段
    とを備えることを特徴とする請求項4に記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記送信手段と前記受信手段は、互いに
    無線により通信することを特徴とする請求項5に記載の
    記録装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段と前記受信手段は、互いに
    シリアル信号により通信することを特徴とする請求項5
    に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドはインクジェットヘッド
    であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項
    に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体を収容し、前記記録媒体のイン
    ク受容量に関する情報を記憶するメモリを有する収容体
    を装着し、該収容体に収容されている記録媒体に画像を
    記録する記録装置による制御方法であって、 外部機器から記録に使用する画像データを入力する入力
    工程と、 前記収容体を着脱可能に前記記録装置本体に取付けた状
    態で、前記メモリから前記情報を取得する取得工程と、 前記取得工程で取得した前記情報に基づいて前記画像デ
    ータを編集して記録用の記録データを生成する生成工程
    と、 前記生成工程で生成された前記記録データに基づいて記
    録ヘッドを駆動して記録を行う記録制御工程と、を有す
    ることを特徴とする記録装置による制御方法。
  10. 【請求項10】 記録媒体を収容し、前記記録媒体のイ
    ンク受容量に関する情報を記憶するメモリを有する収容
    体を装着し、該収容体に収容されている記録媒体に画像
    を記録する記録装置を制御する記録制御方法であって、 前記収容体を着脱可能に前記記録装置本体に取付けた状
    態で前記記録装置から前記情報を取得する取得工程と、 前記取得工程で取得した前記情報に基づいて前記画像デ
    ータを編集して記録用の記録データを生成する生成工程
    と、 前記生成工程で生成された前記記録データを前記記録装
    置に送信して記録を行わせる制御工程と、を有すること
    を特徴とする制御方法。
  11. 【請求項11】 記録媒体を収容し、前記記録媒体のイ
    ンク受容量に関する情報を記憶するメモリを有する収容
    体を装着し、該収容体に収容されている記録媒体に画像
    を記録する記録装置を制御する記録制御方法を実行する
    プログラムを記憶する、コンピュータにより読み取り可
    能な記憶媒体であって、 前記収容体を着脱可能に前記記録装置本体に取付けた状
    態で前記記録装置から前記情報を取得する取得工程モジ
    ュールと、 前記取得工程モジュールで取得した前記情報に基づいて
    前記画像データを編集して記録用の記録データを生成す
    る生成工程モジュールと、 前記生成工程モジュールで生成された前記記録データを
    前記記録装置に送信して記録を行わせる制御工程モジュ
    ールと、を有することを特徴とする記憶媒体。
JP2000327518A 2000-10-26 2000-10-26 記録媒体の収容体及び該収容体を有する記録装置とその制御方法 Withdrawn JP2002127522A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011076117A (ja) * 2003-08-04 2011-04-14 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成システム、画像形成システムにおける高電圧出力制御方法、その高電圧出力制御装置、コンピュータ可読記録媒体

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