JP2002126962A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JP2002126962A
JP2002126962A JP2000325774A JP2000325774A JP2002126962A JP 2002126962 A JP2002126962 A JP 2002126962A JP 2000325774 A JP2000325774 A JP 2000325774A JP 2000325774 A JP2000325774 A JP 2000325774A JP 2002126962 A JP2002126962 A JP 2002126962A
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具の追加及び配列方向を変更する構成が簡
単で、装置全体を小型にすることができるとともに、工
具の方向変更を含む交換動作を短時間に行うことができ
る工具交換装置を提供する。 【解決手段】 ほぼ水平方向に延びるとともに、横方向
に並設された複数の主軸18に装着されている工具19
を、工具交換アーム33により他の複数の工具19と同
時に交換する。複数の工具19は工具ポット29に保持
した状態で、工具マガジン27の各工具保持部28に、
主軸18の軸線と直角をなすX方向に向くとともに、縦
方向に配列されるように格納保持する。工具交換アーム
33と工具マガジン27の各工具保持部28との間で
は、工具ローダ39の移動により複数の工具19を工具
ポット29に保持した状態で移送する。その工具ローダ
39を移動途中で傾斜回転軸41を中心に回転させ、工
具ポット29の姿勢を変更して、複数の工具19の配列
方向を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複数の主
軸を備えた多軸工作機械等において、複数の主軸と工具
マガジンとの間で工具を交換するための工具交換装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多軸工作機械等においては、例
えば、複数の主軸が水平方向に延びる状態で横方向に並
設され、それらの主軸には工具が着脱可能に装着されて
いる。そして、この種の多軸工作機械に付設される工具
交換装置としては、次のような構成のものが従来から知
られている。
【0003】すなわち、この従来の工具交換装置では、
スペースの有効利用を図るため、主軸の側部に工具マガ
ジンが配設され、その工具マガジンには上方へ向かって
開口した状態で複数の工具保持部が主軸の軸線と平行な
面内で横方向に直線状に配列されている。そして、主軸
に装着される工具が工具ポットに保持された状態で、工
具マガジンの各工具保持部に着脱可能に取り付けられ、
それらの工具が主軸の軸線と交差する方向に向いた状態
で格納保持されるようになっている。
【0004】また、主軸の近傍には工具交換アームが、
主軸の軸線と平行な軸線を中心に回転可能に配設され、
この工具交換アームにより、主軸に装着されている工具
が他の工具と同時に交換されるようになっている。工具
交換アームと工具マガジンとの間には、工具の方向を転
換するための方向転換機構と、工具を移送するための工
具ローダとが配設されている。
【0005】そして、工具交換アームにて主軸から取り
外された使用済みの工具が、工具ポットに保持された状
態で方向転換機構により、主軸の軸線と平行に延びる第
1の状態から、主軸の軸線と交差する方向に向く第2の
状態に転換された後、工具ローダにより工具マガジンの
所定の工具保持部まで移送される。さらに、工具交換ア
ームにより主軸に装着される工具が、工具ポットに保持
された状態で工具ローダにより、工具マガジンの工具保
持部から取り出されるとともに主軸側に移送された後、
方向転換機構により前記第2の状態から第1の状態に転
換されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、工具を1本
ずつ工具マガジンと主軸との間で交換する場合は、工具
マガジン上における工具の方向と主軸の軸線方向とが異
なっても、工具を旋回させて向きを換えれば、工具をそ
の両方向に沿わせることができる。
【0007】ところが、主軸は水平方向に複数並設さ
れ、工具マガジンには同数の工具が主軸の軸線と交差す
る方向に向き、上下方向に配列して保持されるような場
合には、各工具の向きを換えるだけではなく、工具の配
列方向変更する必要がある。従って、このためには、工
具の向きを変える機構の外に、配列方向を変える機構が
必要となり、構成がきわめて複雑になり、大型化する。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、工具の追加及び配列方向を変更する構成が簡単で、
装置全体を小型にすることができるとともに、工具の方
向変更を含む交換動作を短時間に行うことができる工具
交換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、ほぼ
水平方向に延びるとともに、横方向に並設された複数の
主軸に装着されている工具を、他の複数の工具と同時に
交換するようにした工具交換装置において、横方向に直
線状に配列された複数の工具保持部を備え、複数の工具
を各工具保持部に縦方向に配列した状態で前記主軸の軸
線と交差する方向を向くように格納保持する工具マガジ
ンと、前記主軸の軸線と平行な軸線を中心に回転可能に
配設され、主軸に対して複数の工具の着脱を行う工具着
脱位置と、主軸と工具マガジンとの間で工具の受け渡し
を行う工具受け渡し位置とに回転される工具交換アーム
と、前記工具マガジンの工具保持部の配列方向に沿って
移動可能に配設され、前記複数の工具を、前記受け渡し
位置と、工具保持部に対応する位置との間で移動させる
工具ローダと、傾斜した一軸線の周りに回動可能に支持
され、工具ローダの移動途中で工具の姿勢を変更して、
複数の工具を、主軸の軸線と平行に延びるとともに横方
向に配列した第1の状態と、前記工具マガジン上の工具
の延びる方向に向き、縦方向に配列した第2の状態とに
方向替えする姿勢変更手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】従って、この請求項1に記載の発明によれ
ば、工具ローダの移動途中で傾斜した一軸線の周りを回
動する姿勢変更手段により、工具の向き及び複数の工具
の配列方向が変更される。すなわち、工具ローダの回転
により、工具の向きが変更され、傾斜した軸線の作用に
より工具全体が捻られ、工具の配列方向が変更される。
しかも、このための構成は、軸線を傾斜させただけであ
るから、部品点数が増えることはなく、構成が簡単で、
装置全体を小型にすることができるとともに、工具の向
きの変更と配列方向の変更とを同時に行うことができる
ため、交換動作を短時間に行うことができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記主軸が工具着脱位置の工具交換
アームに対して接近離間する方向に相対移動されるとと
もに、軸線方向に相対移動されることにより、主軸と工
具交換アームとの間で工具の受け渡しが行われるように
したことを特徴とするものである。
【0012】従って、この請求項2に記載の発明によれ
ば、主軸が工具交換アームに対して接近離間する方向に
相対移動されるとともに、軸線方向に相対移動されるこ
とによって、主軸と工具交換アームとの間での工具の受
け渡しを容易かつ確実に行うことができる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の発明において、前記工具交換位置の
工具交換アームが工具ローダに対して接近離間する方向
に相対移動されることにより、工具交換アームと工具ロ
ーダとの間で工具の受け渡しが行われるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0014】従って、この請求項3に記載の発明によれ
ば、工具交換アームが工具ローダに対して接近離間する
方向に相対移動されることによって、工具交換アームと
工具ローダとの間での工具の受け渡しを容易かつ確実に
行うことができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のうちのいずれか一項に記載の発明において、前
記姿勢変更手段は、工具マガジンの工具保持部の配列方
向に移動可能な移動部材上に回転可能に支持された傾斜
回転軸と、その傾斜回転軸を回転させるための回転手段
とからなり、前記工具ローダは傾斜回転軸に固定したこ
とを特徴とするものである。
【0016】従って、この請求項4に記載の発明によれ
ば、回転手段にて傾斜回転軸が回転されることにより、
工具ローダが移動途中で傾斜軸線を中心に回転されて、
工具の姿勢が変更される。よって、複数の工具の延長及
び配列方向を、簡単な構成で容易かつ短時間に変更する
ことができる。
【0017】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、傾斜回転軸は、水平面,主軸の軸線
を通る垂直面,工具マガジン上の工具の軸線を通る垂直
面のいずれに対しても傾斜しているものである。
【0018】従って、この請求項5に記載の発明によれ
ば、工具に対して向きの変更及び配列方向の変更を確実
に行うことができる。請求項6に記載の発明では、請求
項4に記載の発明において、傾斜回転軸は水平面,主軸
の軸線を通る垂直面,工具マガジン上の工具の軸線を通
る垂直面のいずれに対しても45度傾斜しているもので
ある。
【0019】従って、この請求項6に記載の発明では、
工具ローダが120度回動すれば、工具の向き及び工具
の配列方向がそれぞれ90度変更される。このため、主
軸の軸線方向と工具マガジン上の工具の軸線方向、複数
の主軸の並設方向と工具マガジンの工具の配列方向がそ
れぞれ90度異なる場合、例えば、主軸が水平方向に並
設され、工具が工具マガジン上で上下に配列される場合
には、きわめて好都合である。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項1〜請
求項6のうちのいずれか一項に記載の発明において、前
記工具ローダには、工具マガジンの工具保持部との間
で、複数の工具の着脱を行うための着脱手段を付設した
ことを特徴とするものである。
【0021】従って、この請求項7に記載の発明によれ
ば、工具ローダと工具マガジンの工具保持部との間で、
複数の工具を容易かつ確実に着脱することができる。請
求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7のうちの
いずれか一項に記載の発明において、前記工具交換アー
ムから工具ローダに受け渡された使用済みの複数の工具
の損傷状態を検出するための工具検出手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0022】従って、この請求項8に記載の発明によれ
ば、使用済みの複数の工具が工具交換アームから工具ロ
ーダに受け渡された時点で、その工具の損傷状態を検出
することができて、損傷状態の工具が工具マガジンの工
具保持部に格納されるのを抑制することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明を多軸工作機械
の工具交換装置に具体化した一実施形態を、図面に基づ
いて説明する。
【0024】図1及び図2に示すように、この実施形態
の多軸工作機械では、ベース11上に移動台12が複数
のガイドレール13を介してZ方向へ移動可能に支持さ
れ、図示しないモータによりボールネジ等を介して移動
されるようになっている。移動台12上にはコラム14
が一対のガイドレール15を介してX方向へ移動可能に
支持され、図示しないモータによりボールネジ等を介し
て移動されるようになっている。コラム14には主軸ヘ
ッド16が一対のガイドロッド17を介してY方向へ移
動可能に支持され、図示しないボールネジとモータによ
り移動されるようになっている。
【0025】前記主軸ヘッド16には複数本(実施形態
では4本)の主軸18が、Z方向に向かって水平に延び
るとともにX方向に所定間隔をおいた状態で回転可能に
並設され、それらの先端には工具19が着脱可能に装着
されている。ベース11上にはテーブル20が配設さ
れ、そのテーブル20上にはワーク21が着脱可能に載
置されている。そして、図示しないモータにより主軸1
8が回転されて、主軸ヘッド16が図1に鎖線で示す加
工位置に移動された状態で、各工具19によりワーク2
1の複数箇所に所定の加工が同時に行われるようになっ
ている。
【0026】前記主軸ヘッド16の上方に位置するよう
に、ベース11上には工具交換装置22が支持フレーム
23を介して配設されている。工具交換装置22の下部
にはシャッタ24が開閉可能に配設され、前記工具19
によるワーク21の加工中には、このシャッタ24が閉
じられて、切粉やクーラント等が工具交換装置22側へ
侵入しないようになっている。そして、主軸18に装着
された工具19を交換する場合には、シャッタ24が開
放されるとともに、主軸ヘッド16が図1に実線で示す
上方の工具交換位置に移動された状態で、工具交換装置
22により複数の工具19の交換が同時に行われるよう
になっている。
【0027】次に、前記工具交換装置22の構成につい
て詳細に説明する。図1〜図5に示すように、前記支持
フレーム23上には工具マガジン27が配設され、その
工具マガジン27にはそれぞれ上方(Y方向)へ向かっ
て開口した状態で複数の縦溝状の工具保持部28がZ方
向に所定間隔で直線状に配列形成されている。そして、
主軸18に装着される複数の工具19が各工具ポット2
9に装着保持された状態で、各工具保持部28に着脱可
能に取り付けられて、それらの工具19がX方向、すな
わち主軸18の軸線(Z方向)と直角をなす方向に向く
とともに、縦(Y)方向に配列した状態で格納保持され
るようになっている。
【0028】前記主軸ヘッド16の上方において、支持
フレーム23には、図4に示すように、軸受体30が一
対のガイドロッド31を介してY方向へ昇降移動可能に
配設され、シリンダ32により昇降移動されるようにな
っている。軸受体30には、二叉状の工具交換アーム3
3が主軸18の軸線と平行な軸線を中心に回転可能に支
持されている。工具交換アーム33の外周部には、主軸
18から使用済みの複数の工具19を受け取って後述す
る工具ローダ39に受け渡す複数の第1工具把持部34
と、工具ローダ39から未使用の複数の工具19を受け
取って主軸18に受け渡す複数の第2工具把持部35と
が、所定の角度θ(実施形態では60度)を隔てて配設
されている。
【0029】前記軸受体30にはモータ36が支持さ
れ、そのモータ軸が工具交換アーム33に連結されてい
る。そして、このモータ36により工具交換アーム33
が予め設定された所定角度ずつ割り出し回転されて、主
軸18に対して複数の工具19の着脱を行う工具着脱位
置と、工具マガジン27との間で工具19の受け渡しを
行う工具受け渡し位置とに順次配置されるようになって
いる。
【0030】図3〜図5に示すように、前記工具マガジ
ン27の後側において支持フレーム23上には、立方体
状の移動部材37が水平に配置された一対のガイドレー
ル38を介して、工具マガジン27の工具保持部28の
配列方向、すなわちZ方向へ移動可能に配設されてい
る。移動部材37には工具ローダ39が姿勢変更手段と
しての姿勢変更機構40を介して姿勢変更可能に支持さ
れている。その移動部材37には、前記工具ポット29
の両側の係合溝29aに係合して、その工具ポット29
を着脱可能に支持するための一対のレール状の支持部3
9aを備えている。
【0031】そして、複数の工具19を保持した工具ポ
ット29が工具ローダ39に支持された状態で、移動部
材37が工具ローダ39とともに図示しないモータによ
りボールネジ等を介して移動される。これによって、複
数の工具19が工具交換アーム33に対応する工作機械
の正面側位置と、工具マガジン27上の所定の工具保持
部28に対応する側面側位置との間で移動されるように
なっている。また、この工具ローダ39の移動途中にお
いて、姿勢変更機構40により工具ポット29が工具ロ
ーダ39とともに姿勢変更される。これによって、工具
ポット29に保持された複数の工具19が、主軸18の
軸線(Z方向)に向くとともに、横(X)方向に配列さ
れた第1の状態S1と、主軸18の軸線と直角をなすX
方向、すなわち工具マガジン27に保持された工具19
の延びる方向に向くとともに、縦(Y)方向に配列され
た第2の状態S2とに方向替えされるようになってい
る。
【0032】そこで、前記姿勢変更機構40の構成につ
いて詳細に説明する。図3〜図5に示すように、前記移
動部材37の立方体頂点のコーナ部間には傾斜回転軸4
1が、機械正面、側面及び平面のいずれの方向から見た
場合でも45度傾斜した軸線を中心にして回転可能に支
持されている。すなわち、傾斜回転軸41は、三次元に
傾斜し、水平面、主軸18の軸線を通る垂直面及びその
垂直面のそれぞれに対して45度傾斜している。移動部
材37には回転手段としてのモータ42が配設され、こ
のモータ42により傾斜回転軸41が回転されるように
なっている。
【0033】そして、前記工具ローダ39が傾斜回転軸
41に固定され、傾斜回転軸41が回転されることによ
り、工具ローダ39に支持された工具ポット29の姿勢
が変更されるようになっている。すなわち、傾斜回転軸
41が一方向に120度回転されるようになっており、
図3〜図5に鎖線で示すように、工具ローダ39が移動
部材37の正面前方位置に姿勢変更されて、工具ポット
29に保持された複数の工具19が第1の状態S1に配
置される。また、この状態から傾斜回転軸41が他方向
に120度回転されると、同図に実線で示すように、工
具ローダ39が捻られるようにして移動部材37の側方
位置に姿勢変更されて、工具ポット29上の複数の工具
19が第2の状態S2に配置されるようになっている。
以上のように、傾斜回転軸41が120度回転される
と、工具19の向きが横向きと前向きとの間で90度変
更されるとともに、配列方向が縦方向と横方向との間で
変更される。
【0034】図5及び図6に示すように、前記工具ロー
ダ39にはポット着脱手段としてのポット着脱機構43
が付設されている。そして、工具ローダ39が工具マガ
ジン27の所定の工具保持部28と対応する位置に移動
された状態で、このポット着脱機構43により、工具ロ
ーダ39と工具保持部28との間で、複数の工具19を
保持した工具ポット29の着脱が行われるようになって
いる。
【0035】すなわち、工具ローダ39には固定ラック
44が長手(Y)方向に延長配置されるとともに、可動
ラック45がガイドレール46を介して長手(Y)方向
へ移動可能に対応配置されている。両ラック44,45
間において、ガイドレール46には支持部材47が移動
可能に支持され、その支持部材47上には両ラック4
4,45に噛合可能なピニオン48が回転可能に支持さ
れている。可動ラック45には係止体49が突設され、
工具ポット29上の係合部50に凹凸係合離脱されるよ
うになっている。
【0036】前記工具ローダ39にはシリンダ51が配
設され、そのピストンロッドが支持部材47に連結され
ている。そして、図6に示すように、複数の工具19を
保持した工具ポット29が工具ローダ39に支持された
状態で、シリンダ51が没入動作されたとき、支持部材
47が下降されるとともに、ピニオン48と可動ラック
45との噛合を介して可動ラック45が下降される。そ
して、この時、ピニオン48と固定ラック44との噛合
により生じたピニオン48の回転力により可動ラック4
5に対してさらに下降方向への力作用し、結果として可
動ラック45は支持部材47よりも大きなストロークで
増幅下降される。これにより、図7に示すように、係止
体49と係合部50との凹凸係合を介して、工具ポット
29が工具ローダ39から下方に離脱され、工具マガジ
ン27の工具保持部28に受け渡されるようになってい
る。
【0037】これに対して、図7に示すように、工具ポ
ット29が工具マガジン27の工具保持部28に保持さ
れた状態で、係止体49が係合部50に凹凸係合された
後、シリンダ51が突出動作されたとき、支持部材47
が上昇されるとともに、ピニオン48を介して可動ラッ
ク45が前記とは逆の動作により増幅上昇される。これ
により、図6に示すように、工具ポット29が工具保持
部28から上方に離脱されて、工具ローダ39に受け渡
されるようになっている。
【0038】図1及び図3に示すように、前記工具交換
アーム33の近傍において、支持フレーム23上には工
具検出手段としての工具検出センサ52が配設されてい
る。そして、使用済みの複数の工具19が工具交換アー
ム33から工具ローダ39上の工具ポット29に受け渡
された後、図1及び図3に鎖線で示すように、工具ロー
ダ39の移動により複数の工具19が工具検出センサ5
2に近接配置される。この状態で、工具検出センサ52
により、使用済みの複数の工具19の損傷状態が検出さ
れるようになっている。
【0039】前記工具マガジン27の側端部に隣接する
ように、ベース11上にはシュータ53が立設配置され
ている。そして、工具検出センサ52により、工具19
の損傷状態が検出された場合には、その工具19を保持
した工具ポット29が工具ローダ39の移動により、工
具マガジン27の各工具保持部28上を通過して、シュ
ータ53上まで搬送され、前記ポット着脱機構43によ
り、シュータ53内に投入と同時に取り替え要求が出さ
れるようになっている。
【0040】次に、前記のように構成された工具交換装
置22の動作を説明する。なお、ここでは、ワーク21
の加工中には、図4に示すように、工具交換装置22の
工具ローダ39に未使用の複数の工具19を保持した工
具ポット29が支持されるとともに、工具交換アーム3
3の第1工具把持部34に主軸18から取り外された使
用済みの複数の工具19が把持されるものとする。
【0041】さて、この工具交換装置22を備えた多軸
工作機械において、複数の主軸18に所定の工具19が
装着された状態で、それらの工具19によりワーク21
に加工が施されている間は、シャッタ24が閉じられ
て、工具交換装置22側への切粉やクーラント等の侵入
が抑制される。また、このワーク21の加工途中では、
図3〜図5に鎖線で示すように、工具交換装置22の工
具ローダ39に未使用の複数の工具19を保持した工具
ポット29が支持されて、その工具19が主軸18の軸
線と平行に延びるとともに水平方向に配列した第1の状
態S1に配置されている。
【0042】さらに、工具交換アーム33は下降位置に
あって、図4に実線で示すように工具交換アーム33の
二叉中心位置Qが第1工具交換位置P1に割り出し回転
されて、第2工具把持部35が工具ローダ39に対応配
置されている。そして、この工具交換アーム33の第2
工具把持部35は空の状態になっているとともに、第1
工具把持部34には主軸18から取り外された使用済み
の複数の工具19が把持されている。
【0043】この状態で、工具交換装置22の動作が開
始されると、シリンダ32により工具交換アーム33が
工具ローダ39に対して接近する方向へ上昇移動され
て、工具ローダ39に支持されている未使用の複数の工
具19が第2工具把持部35に係合される。その後、工
具ローダ39と一体の移動部材37が図3の左側方に後
退移動されることにより、図8に示すように、各工具1
9が工具ローダ39上の工具ポット29から抜き取られ
て、第2工具把持部35に一斉に受け渡される。
【0044】続いて、図9に示すように、モータ36に
より工具交換アーム33の中心位置Qが第1工具交換位
置P1から第2工具交換位置P2に反時計方向へ60度
割り出し回転され、第1工具把持部34が工具ローダ3
9に対応配置される。この状態で、工具ローダ39が上
記動作と反対の図9の紙面手前側に前進移動されること
により、第1工具把持部34に把持されている使用済み
の複数の工具19が工具ローダ39上の工具ポット29
に嵌挿される。その後、シリンダ32により工具交換ア
ーム33が工具ローダ39に対して離間する方向へ下降
移動されて、各工具19が第1工具把持部34から工具
ローダ39に受け渡される。
【0045】このように、工具ローダ39に使用済みの
工具19が受け渡されると、工具ローダ39がさらに前
進移動され、図3に鎖線で示すように、各工具19が工
具検出センサ52に近接配置されて、その工具検出セン
サ52により各工具19の損傷状態が検出される。その
後、工具ローダ39が図3の左側方に後退移動が開始さ
れ、その工具ローダ39上に支持された使用済みの工具
19が、工具マガジン27の所定の工具保持部28と対
応する位置まで移送される。なお、このとき、前記工具
検出センサ52により、損傷状態が検出された工具19
については、シュータ53と対応する位置まで移送され
る。
【0046】そして、この工具ローダ39の後退移動途
中において、姿勢変更機構40のモータ42により傾斜
回転軸41が回転され、工具ローダ39が移動部材37
の正面前方位置から側方位置に姿勢変更される。これに
より、図3〜図5に実線で示すように、工具ローダ39
に支持されている複数の工具19が前記第1の状態S1
から、第2の状態S2に方向替えされる。
【0047】このように、方向替えされた使用済みの工
具19が工具マガジン27の所定の工具保持部28、ま
たはシュータ53と対応する位置まで移送されると、ポ
ット着脱機構43のシリンダ51が没入動作される。こ
れにより、図7に示すように、ポット着脱機構43を介
して工具ポット29が工具ローダ39から下方に離脱移
動され、その工具ポット29に保持された使用済みの工
具19が工具マガジン27の工具保持部28またはシュ
ータ53に受け渡される。
【0048】続いて、工具ローダ39が所定の工具を格
納した工具保持部28と対応する位置まで移動される。
そして、この位置において図7に示すように、係止体4
9が係合部50に凹凸係合された後、ポット着脱機構4
3のシリンダ51が突出動作される。これにより、図6
に示すように、ポット着脱機構43を介して工具ポット
29が工具保持部28から上方に抜き取られ、その工具
ポット29に保持された未使用の工具19が工具ローダ
39に受け渡される。
【0049】その後、工具ローダ39が図3の右側方に
前進移動され、その工具ローダ39に支持された未使用
の工具19が工具交換アーム33と対応する位置まで移
送される。そして、この工具ローダ39の前進移動途中
において、姿勢変更機構40により工具ローダ39が移
動部材37の側方位置から正面前方位置に姿勢変更され
て、その工具ローダ39上の複数の工具19が第2の状
態S2から第1の状態S1に方向替えされ、前記工具交
換装置22の動作開始時の状態に戻る。
【0050】一方、前記のように工具交換アーム33の
中心位置Qが第2工具交換位置P2に割り出し回転され
た状態で、第1工具把持部34から工具ローダ39への
使用済みの工具19の受け渡しが終了した後は、モータ
36により工具交換アーム33が原位置(第1工具交換
位置P1)に戻されて、ワーク21の加工終了が待たれ
る。そして、加工が終了すると、シャッタ24が開かれ
るとともに、主軸ヘッド16が図1及び図4に実線で示
す上方の工具交換位置に移動配置される。
【0051】それとともに、図10に示すように、工具
交換アーム33の中心位置Qが第1工具交換位置P1か
ら第1工具着脱位置P3に時計方向へ割り出し回転され
て、空の状態の第1工具把持部34が主軸ヘッド16上
の主軸18に対応配置される。その後、主軸ヘッド16
が工具交換アーム33に接近する方向へ上昇移動され
て、各主軸18に装着された使用済みの各工具19が第
1工具把持部34に係合される。この状態で、各主軸1
8が主軸ヘッド16とともに軸線方向へ後退移動され、
各工具19が主軸18から抜き取られて、第1工具把持
部34に受け渡される。
【0052】続いて、図11に示すように、モータ36
により工具交換アーム33の中心位置Qが第1工具着脱
位置P3から第2工具着脱位置P4に時計方向へ割り出
し回転されて、未使用の工具19を把持した第2工具把
持部35が主軸ヘッド16上の主軸18に対応配置され
る。この状態で、各主軸18が主軸ヘッド16とともに
軸線方向へ前進移動され、第2工具把持部35上の各工
具19が主軸18に装着される。そして、主軸ヘッド1
6が工具交換アーム33から離間する方向へ下降移動さ
れて、各工具19が第2工具把持部35から主軸18に
受け渡される。
【0053】その後、モータ36により工具交換アーム
33が第2工具着脱位置P4から第2工具交換位置P2
に時計方向へ割り出し回転され、第1及び第2工具把持
部34,35が主軸ヘッド16と対応する位置から退避
される。この状態で、シャッタ24が閉じられるととも
に、主軸18が起動されてワーク21の加工が開始され
る。そして、モータ36により工具交換アーム33が第
2工具交換位置P2から第1工具交換位置P1に時計方
向へ割り出し回転されて、前記工具交換装置22の動作
開始時の状態に戻る。
【0054】以上のように、工具交換装置22により、
主軸18に装着された複数の工具19が他の工具19と
順に交換されながら、ワーク21に対する加工が連続的
に行われる。この場合、ワーク21上で加工を必要とし
ない箇所が存在するときには、工具ポット29上の対応
位置に図示しないダミーホルダが予め取り付けられ、こ
のダミーホルダが工具交換に際して工具ポット29上の
他の工具19とともに、主軸18に装着されるようにな
っている。このため、加工を必要としない箇所における
主軸18のスピンドル内に、切粉やクーラント等が侵入
するおそれはなく、後工程の工具交換を支障なく行うこ
とができる。
【0055】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)この工具交換装置22においては、ほぼ水平方向
に延びるとともに、横方向に並設された複数の主軸18
に装着されている工具19が、工具交換アーム33によ
り他の複数の工具19と同時に交換されるようになって
いる。複数の工具19は工具ポット29に保持された状
態で、工具マガジン27の各工具保持部28に、主軸1
8の軸線(Z方向)に対して直角をなすX方向に向くと
ともに、縦(Y)方向に配列されるように格納保持され
ている。工具交換アーム33と工具マガジン27の各工
具保持部28との間では、工具ローダ39の移動により
複数の工具19が工具ポット29に保持された状態で移
送される。この工具ローダ39の移動途中で、姿勢変更
機構40により工具ポット29の姿勢が変更され、工具
ポット29に保持された複数の工具19が、主軸18の
軸線(Z方向)と平行に延びるとともに横(X)方向に
配列した第1の状態S1と、主軸18の軸線と交差する
方向に向くとともに縦(Y)方向に配列した第2の状態
S2とに方向替えされるようになっている。このため、
工具19の追加及び配列方向を変更する構成が簡単で、
装置全体を小型にすることができる。また、工具ローダ
39の移動途中で、複数の工具19の配列方向を変更す
ることができて、工具19の方向変更を含む交換動作を
短時間に行うことができる。
【0056】(2)この工具交換装置22においては、
前記工具交換アーム33が、主軸18から使用済みの複
数の工具19を受け取って工具ローダ39に受け渡すた
めの複数の第1工具把持部34と、工具ローダ39から
未使用の複数の工具19を受け取って主軸18に受け渡
すための複数の第2工具把持部35とを備えている。こ
のため、工具交換アーム33を大きく回転させることな
く、主軸18と工具交換アーム33との間での工具19
の相互受け渡し、及び工具交換アーム33と工具ローダ
39との間での工具19の相互受け渡しを、容易かつ短
時間に行うことができる。
【0057】(3)この工具交換装置22においては、
前記主軸18が工具着脱位置P3,P4の工具交換アー
ム33に対して接近離間する方向に移動されるととも
に、軸線方向に移動されることにより、主軸18と工具
交換アーム33との間で工具19の受け渡しが行われる
ようになっている。このため、主軸18が工具交換アー
ム33に対して接近離間する方向に移動されるととも
に、軸線方向に移動されることによって、主軸18と工
具交換アーム33との間での工具19の受け渡しを容易
かつ確実に行うことができる。
【0058】(4)この工具交換装置22においては、
工具交換位置P1,P2の工具交換アーム33が工具ロ
ーダ39に対して接近離間する方向に移動されることに
より、工具交換アーム33と工具ローダ39との間で工
具19の受け渡しが行われるようになっている。このた
め、工具交換アーム33が工具ローダ39に対して接近
離間する方向に移動されることによって、工具交換アー
ム33と工具ローダ39との間での工具19の受け渡し
を容易かつ確実に行うことができる。
【0059】(5)この工具交換装置22においては、
前記姿勢変更機構40が、工具マガジン27の工具保持
部28の配列方向に移動可能な移動部材37上に回転可
能に支持された傾斜回転軸41と、その傾斜回転軸41
を回転させるためのモータ42とから構成されている。
そして、工具ローダ39が傾斜回転軸41に固定されて
いる。このため、モータ42にて傾斜回転軸41が回転
されることにより、工具ローダ39が移動途中で傾斜軸
線を中心に回転されて、工具ポット29の姿勢が変更さ
れる。よって、工具ポット29に保持された複数の工具
19の配列方向を、簡単な構成で容易かつ短時間に変更
することができる。すなわち、傾斜回転軸41の作用に
より、工具19の向きが主軸18の軸線に沿う方向と、
そこから90度離隔する方向とに変更される。これと同
時に、工具19の配列方向が上下方向と、水平方向とに
変更される。従って、回転軸41を傾斜させただけの構
成で、2つの動作を同時に行わせることができ、その構
成がきわめて簡単である。
【0060】(6)この工具交換装置22においては、
前記工具ローダ39に、工具マガジン27の工具保持部
28との間で、複数の工具19を保持した工具ポット2
9の着脱を行うためのポット着脱機構43が付設されて
いる。このため、工具ローダ39と工具マガジン27の
工具保持部28との間で、複数の工具19を保持した工
具ポット29を容易かつ確実に着脱することができる。
【0061】(7)この工具交換装置22においては、
前記工具交換アーム33から工具ローダ39に受け渡さ
れた使用済みの複数の工具19の損傷状態を検出するた
めの工具検出センサ52が設けられている。このため、
使用済みの複数の工具19が工具交換アーム33から工
具ローダ39に受け渡された時点で、その工具19の損
傷状態を検出することができて、損傷状態の工具19が
工具マガジン27の工具保持部28に格納されるのを抑
制することができる。
【0062】(変更例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態において、工具交換アーム33側が主
軸18に対して接近離間する方向に移動されるととも
に、主軸18の軸線方向に移動されることにより、主軸
18と工具交換アーム33との間で工具19の受け渡し
が行われるように構成してもよい。
【0063】・ 前記実施形態において、工具ローダ3
9側が工具交換アーム33に対して上下方向(Y方向)
において接近離間する方向に移動されることにより、工
具交換アーム33と工具ローダ39との間で工具19の
受け渡しが行われるように構成してもよい。
【0064】・ 前記実施形態において、主軸ヘッド1
6に3本または5本以上の複数の主軸18を設け、それ
らの主軸18に対して相当数の工具19を同時に工具交
換するように構成してもよい。
【0065】このように構成した場合でも、前記実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の工具交換装置を備えた工作機械
を示す側面図。
【図2】 図1の工作機械の正面図。
【図3】 図1の工具交換装置を拡大して示す要部側面
図。
【図4】 図3の工具交換装置の要部正面図。
【図5】 図3の工具交換装置の要部平面図。
【図6】 図3の6−6線における要部拡大断面図。
【図7】 図6の構成の動作状態を示す要部断面図。
【図8】 工具が第2工具把持部に受け渡された状態を
示す一部側面図。
【図9】 工具交換アームが第2交換位置に配置された
状態を示す一部正面図。
【図10】 工具交換アームが第3交換位置に配置され
た状態を示す一部正面図。
【図11】 工具交換アームが第4交換位置に配置され
た状態を示す一部正面図。
【符号の説明】
16…主軸ヘッド、18…主軸、19…工具、21…ワ
ーク、22…工具交換装置、27…工具マガジン、28
…工具保持部、29…工具ポット、32…シリンダ、3
3…工具交換アーム、34…第1工具把持部、35…第
2工具把持部、36…モータ、37…移動部材、39…
工具ローダ、40…姿勢変更手段としての姿勢変更機
構、41…傾斜回転軸、42…回転手段としてのモー
タ、43…ポット着脱手段としてのポット着脱機構、5
2…工具検出手段としての工具検出センサ、P1…第1
工具交換位置、P2…第2工具交換位置、P3…第1工
具着脱位置、P4…第2工具着脱位置、S1…第1の状
態、S2…第2の状態。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 絹谷 一朝 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会社 日平トヤマ富山工場内 Fターム(参考) 3C002 BB08 DD07 FF01 LL09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平方向に延びるとともに、横方向
    に並設された複数の主軸に装着されている工具を、他の
    複数の工具と同時に交換するようにした工具交換装置に
    おいて、 横方向に直線状に配列された複数の工具保持部を備え、
    複数の工具を各工具保持部に縦方向に配列した状態で前
    記主軸の軸線と交差する方向を向くように格納保持する
    工具マガジンと、 前記主軸の軸線と平行な軸線を中心に回転可能に配設さ
    れ、主軸に対して複数の工具の着脱を行う工具着脱位置
    と、主軸と工具マガジンとの間で工具の受け渡しを行う
    工具受け渡し位置とに回転される工具交換アームと、 前記工具マガジンの工具保持部の配列方向に沿って移動
    可能に配設され、前記複数の工具を、前記受け渡し位置
    と、工具保持部に対応する位置との間で移動させる工具
    ローダと、 傾斜した一軸線の周りに回動可能に支持され、工具ロー
    ダの移動途中で工具の姿勢を変更して、複数の工具を、
    主軸の軸線と平行に延びるとともに横方向に配列した第
    1の状態と、前記工具マガジン上の工具の延びる方向に
    向き、縦方向に配列した第2の状態とに方向替えする姿
    勢変更手段とを設けたことを特徴とする工具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記主軸が工具着脱位置の工具交換アー
    ムに対して接近離間する方向に相対移動されるととも
    に、軸線方向に相対移動されることにより、主軸と工具
    交換アームとの間で工具の受け渡しが行われるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の工具交換装置。
  3. 【請求項3】 前記工具交換位置の工具交換アームが工
    具ローダに対して接近離間する方向に相対移動されるこ
    とにより、工具交換アームと工具ローダとの間で工具の
    受け渡しが行われるようにしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の工具交換装置。
  4. 【請求項4】 前記姿勢変更手段は、工具マガジンの工
    具保持部の配列方向に移動可能な移動部材上に回転可能
    に支持された傾斜回転軸と、その傾斜回転軸を回転させ
    るための回転手段とからなり、前記工具ローダは傾斜回
    転軸に固定したことを特徴とする請求項1〜請求項3の
    うちのいずれか一項に記載の工具交換装置。
  5. 【請求項5】 傾斜回転軸は、水平面,主軸の軸線を通
    る垂直面,工具マガジン上の工具の軸線を通る垂直面の
    いずれに対しても傾斜している請求項4に記載の工具交
    換装置。
  6. 【請求項6】 傾斜回転軸は水平面,主軸の軸線を通る
    垂直面,工具マガジン上の工具の軸線を通る垂直面のい
    ずれに対しても45度傾斜している請求項4に記載の工
    具交換装置。
  7. 【請求項7】 前記工具ローダには、工具マガジンの工
    具保持部との間で、複数の工具の着脱を行うための着脱
    手段を付設したことを特徴とする請求項1〜請求項6の
    うちのいずれか一項に記載の工具交換装置。
  8. 【請求項8】 前記工具交換アームから工具ローダに受
    け渡された使用済みの複数の工具の損傷状態を検出する
    ための工具検出手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項7のうちのいずれか一項に記載の工具交換装
    置。
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WO2022074755A1 (ja) * 2020-10-07 2022-04-14 株式会社Fuji 自動工具交換装置

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