JP2002125572A - 電気柵用の金網 - Google Patents

電気柵用の金網

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JP2002125572A
JP2002125572A JP2000356735A JP2000356735A JP2002125572A JP 2002125572 A JP2002125572 A JP 2002125572A JP 2000356735 A JP2000356735 A JP 2000356735A JP 2000356735 A JP2000356735 A JP 2000356735A JP 2002125572 A JP2002125572 A JP 2002125572A
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JP
Japan
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electric fence
fence
wire
mesh
zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000356735A
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English (en)
Inventor
Takashi Kumagai
尚 熊谷
Tomio Yasuda
富雄 安田
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NIPPON GAVION KK
Kitahara Denboku KK
Original Assignee
NIPPON GAVION KK
Kitahara Denboku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来より野生動物侵入防止用電気柵は、通電帯
に接触した動物に電気ショックを与えて心理的に侵入を
防止するが、動物は化学繊維製ネットを齧って破った
り、或いは架線を潜り抜けて侵入した。本発明の課題は
フェンスの持つ物理的侵入防止機能を付加した電気柵の
提供である。 【解決手段】亀甲金網を絶縁帯と通電帯に編み分けて電
気柵用面材とした。即ち絶縁帯では、絶縁材で被覆した
鋼線を列線とし、通電帯では絶縁材被覆なしの鋼線を列
線とし、網目を対象動物が通り抜けられない大きさとし
た。張線型電気柵に関しては、絶縁材で被覆した鋼線を
縦線として付設し、潜り抜けの侵入を阻止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鹿、猪、猿、野犬等
々の野生動物を対象とする侵入防止用電気柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より野生動物侵入防止用電気柵のネ
ットフェンス型は、支柱間に化学繊維製ネットを張設
し、当該ネットの通電帯にはステンレス線を混紡した。
又、電気柵の他の型としての架線型は図5の参考図に示
すように、支柱5間に鋼線51を架設した。電源6は鋼
線51とアース7に接続する。通電帯は、接触した動物
に電気ショックを与え、心理的に侵入を阻止する。しか
しながら従来の電気柵には次のような欠点があった。即
ち上記ネットフェンス型電気柵に依るときは、野生動物
は化学繊維製ネットを齧り切って侵入した。もともと化
学繊維製ネットは紫外線に弱い。又、上記架線型電気柵
に依るときは野生動物は、地面と架線との隙間や架線間
を潜って侵入した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
因り成されたもので、本発明が解決しようとする課題
は、野生動物侵入防止に関して、電気ショックに依る心
理的効果に加えて、通り抜け侵入を物理的に防止する、
フェンス機能を兼備した電気柵を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来のネットフェンス型
電気柵の欠点を解消するため、亀甲金網を電気柵の面材
とする。当該亀甲金網は複数段の通電帶と複数段の絶縁
帶とからなり、通電帯の網目は鋼線を列線として編成
し、絶縁帶の網目は絶縁材で被覆した鋼線で編成する。
通電帯の網目を編成した列線は電源装置に接続される。
【0005】当該亀甲金網の網目を、対象動物が通過出
来ない大きさに編成すれば、対象動物の侵入を物理的に
阻止出来る。亀甲金網の網目は、鋼線を列線として縒り
合わして編成しているので堅固であり、破れ難い。たと
え一箇所が破れても余所に拡がることはない。
【0006】更に、電気柵の下縁と地面との隙間、また
地中や半地下からの対象動物の侵入を物理的に阻止する
ために、亀甲金網の裾をL字状に折曲して垂れ部を形成
する。亀甲金網は列線の縒り目を「かど」にすれば容易
に折曲出来る。
【0007】亀甲金網はクリップ金具等を介して支柱に
取付ける。コーナーでは支柱を「かど」にして折り曲げ
て取付け、傾斜地では上辺または下辺の一方を重ね折り
して傾斜角に合わして取付ける。
【0008】従来の架線型電気柵に関して、対象動物の
潜り抜けを防止するために、縦線を付設する。縦線には
絶縁材で被覆した鋼線を充て、所定間隔で平行配設し、
複数段の横線群との交点を、結合金具を介して結合して
金網(以下、結節型金網またはFixed−Knot型
金網と称する。)を形成し、面材とする。絶縁材被覆な
しの鋼線からなる横線は電源装置に接続する。但し1段
目の横線群は草が絡んで電圧が低下することがあるので
通電は保留される。
【0009】縦線と横線の交点は結合金具を介して堅固
に結合されているから、線同士がズレることは無く、網
目は対象動物が通過出来ない大きさに形成しているの
で、対象動物の侵入を物理的に防止出来る。
【0010】当該結節型金網は適宜な止め金具を介して
支柱に取り付ける。コーナーは支柱を「かど」にして折
り曲げて取り付け、傾斜地は面の上下の「縮み」を変え
て傾斜に合わして取り付ける。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は電気柵Aの面材とした亀甲
金網1の態様を示す正面図である。一般に亀甲金網は巻
物状に生産され柵設置現場で巻き戻して張設される。本
例の亀甲金網1は幅×長さ=2.2×30mの巻物状に
生産された。列線11の径は2mmである。
【0012】亀甲金網1は絶縁材被覆なしの鋼線で通電
帯2を、絶縁材被覆をした鋼線で絶縁帯3を編成する。
本例ではビニル樹脂を絶縁材としている。対象動物が先
ず接触すると予想される高さに1段目の通電帯2を、背
丈の高い動物や登攀動物を対象に2段目の通電帯2を設
ける。絶縁帯3は通電帯2とは隣同士にあらわれる。通
電帯2の列線11は電源装置6に接続して通電されて、
接触動物に電気ショックを与える。
【0013】本例の亀甲金網1の網目13は対象動物が
通過出来ない大きさとして、8×10cmで、線径2m
mの列線を縒り合わして編成している。従って堅固であ
り型崩れせず、対象動物が齧っても破れない。又、一箇
所が破れても余所に拡がることはない。従って対象動物
の侵入を物理的に阻止できる。
【0014】図2は垂れ部14の態様を示す斜視図であ
る。亀甲金網1の裾をL字状に折曲して、アンカー・ピ
ンで押さえるか、または適量の土を被せて垂れ部14を
形成する。亀甲金網1は縒り目15を「かど」にすれば
容易に折曲することが出来る。垂れ部14は、電気柵下
縁と地面との隙間、地中、半地下等からの対象動物の侵
入を阻止する。
【0015】亀甲金網は適当な止め金具を介して支柱に
取付け、コーナーでは支柱を「かど」にして金網を折り
曲げて取付ける。傾斜地では上辺または下辺の一方を重
ね折りして傾斜角に合わして取付ける。
【0016】図3は電気柵Bの面材とした結節型金網4
の態様を示す正面図である。結節型金網は巻物状に生産
され、柵設置現場で巻き戻して張設する。本例の結節型
金網4は幅×長さ=1.8×30mの巻物状に生産され
た。縦・横線の径は2.6mm、縦線は絶縁材で被覆を
した鋼線、横線は絶縁材被覆なしの鋼線である。横線は
電源装置6に接続されて通電帯となる。
【0017】図4の参考図に示すように、結節型金網4
の列線41と行線42は結合金具を介して堅固に結合さ
れているので、結合点がズレたり網目43の変形は無
い。従って本例の様に網目43を通電帯は5×5cm、
絶縁帯は5×20cmとして対象動物が通過出来ない大
きさにすれば、物理的に侵入を防止出来る。
【0018】結節型金網は適当な止め金具を介して支柱
に取付ける。コーナーでは支柱を「かど」にして金網を
折り曲げて取付け、傾斜地では面の上下の「縮み」を変
えて傾斜に合わして取付ける。
【0019】
【発明の効果】従来の化学繊維ネット型電気柵では電気
ショックに依る心理的侵入防止効果は期待通りである
が、動物はネットを喰い千切って侵入した。本発明の亀
甲金網を面材とした電気柵に依れば、電気ショックに依
る心理的侵入防止効果に加えて、対象動物が通過出来な
い大きさの網目が堅固に編成されているので物理的侵入
防止効果を付加出来る。
【0020】従来の架線型電気柵では電気ショックに依
る心理的侵入防止効果は期待通りであるが、動物は張線
と地面との間や張線間を潜り抜けて侵入した。本発明の
結節型金網を面材とした電気柵に依れば、電気ショック
に依る心理的侵入防止効果に加えて、対象動物が通過出
来ない大きさの網目が堅固に編成されているので、物理
的侵入防止効果を付加出来る。
【0021】近年、鹿、猪、猿等野生動物が繁殖して高
速道路、農作物、観光施設等に重大な被害を与えてい
る。しかし一方では「鳥獣保護及狩猟に関する法律」や
動物愛護の市民運動もあるので、野生動物掃討大作戦を
展開することは出来ない。本発明は深刻にして厄介な野
生動物問題の解決に寄与するところ大なりといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、電気柵面材の亀甲金網の正面図であ
る。
【図2】本発明の、電気柵の垂れ部の態様を示す斜視図
である。
【図3】本発明の、電気柵面材の結節型金網の正面図で
ある。
【図4】従来の、結節型金網の結び目を示す参考図であ
る。
【図5】従来の、架線型電気柵を示す参考図である。
【符号の説明】
A、 B、 C 電気柵 1 亀甲金網 11 41 列線 12 42 行線 13 43 網目 14 垂れ部 15 45 縒り目 結び目 2 通電帯 3 絶縁帯 4 結節型金網 5 支柱 6 電源装置 7 アース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気柵用面材であって絶縁帶と通電帶とか
    らなり、絶縁帶の網目は絶縁材で被覆した鋼線を列線と
    し、通電帯の網目は絶縁材被覆なしの鋼線を列線として
    編成されることを特徴とする亀甲金網。
  2. 【請求項2】電気柵用面材であって、縦線は絶縁材で被
    覆した鋼線から、横線は絶縁材被覆なしの鋼線からな
    り、縦・横線を所定間隔で配し、交点を結合金具を介し
    て結合した結節型金網(Fixed−Knot型金
    網)。
JP2000356735A 2000-10-19 2000-10-19 電気柵用の金網 Pending JP2002125572A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133185A (ja) * 2007-11-06 2009-06-18 Tensho:Kk 小動物の自動車道路への侵入防止装置
JP2018082624A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 株式会社白崎コーポレーション 害獣侵入防止ネット
JP2021166477A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 古谷 益朗 防獣ネット

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