JP2021166477A - 防獣ネット - Google Patents

防獣ネット Download PDF

Info

Publication number
JP2021166477A
JP2021166477A JP2020070230A JP2020070230A JP2021166477A JP 2021166477 A JP2021166477 A JP 2021166477A JP 2020070230 A JP2020070230 A JP 2020070230A JP 2020070230 A JP2020070230 A JP 2020070230A JP 2021166477 A JP2021166477 A JP 2021166477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
ground
conductive member
beast
proof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020070230A
Other languages
English (en)
Inventor
谷 益 朗 古
Masuo Furuya
川 祐 介 石
Yusuke Ishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakada Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nakada Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakada Industrial Co Ltd filed Critical Nakada Industrial Co Ltd
Priority to JP2020070230A priority Critical patent/JP2021166477A/ja
Publication of JP2021166477A publication Critical patent/JP2021166477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】動物の侵入防止に好適な防獣ネットを提供する。【解決手段】下から上に向かって、第1のネット1、第2のネット2、第3のネット3を有し、第1のネット1は、地面Gの不陸に対応して変形して地面Gとの隙間を塞ぐもの、又は、地面Gの不陸に対応して変形して地面Gに当接すると共に地面Gに当接した第1のネット1の上に土が盛られ、第2のネット2は第1のネット1より硬いネットであり、第3のネット3は、第2のネット2より柔らかく、電気柵の導電部材4を保持する防獣ネット。【選択図】図1

Description

本発明は、防獣ネットに係り、特に、動物(例えば、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチなどの中堅動物、イノシシ)の侵入防止に好適な防獣ネットに関する。
農業経営の現場等においては、農作物等を野生の動物から守るために、防獣用ネットがある(例えば、特許文献1参照)。
この防獣用ネット(1)は、地面(G)に対して立設し、網地を有した主ネット(2)と、この主ネット(2)に対して第1の連結部材(4)と第2の連結部材(5)によって取り付けられ、地面(G)に対して斜め状に傾斜し、網地を有した補助ネット(3)とを備え、第1の連結部材(4)と第2の連結部材(5)の間の傾斜した面には、網地がなく空間(S)となっている。
特開2011−24436号公報
しかしながら、上記防獣用ネットにあっては、主ネットに対して、補助ネットを斜め状に設置しなければならず、シカ、カモシカ、ウサギ、サル等に有効であるが、アライグマ、ハクビシン、アナグマ等の中堅動物は、補助ネット及び主ネットを乗り越え、又は、補助ネット及び主ネットの近傍の地面を掘って、防獣用ネットの内方へ侵入するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を考慮した防獣ネットを提供することを目的とする。
請求項1記載の防獣ネットは、地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネット、第3のネットを有し、前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、前記第3のネットは、前記第2のネットより柔らかく、導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を保持するものであり、前記第3のネットに前記導電部材が保持され、前記導電性部材に電流を供給して前記動物の侵入を阻止するものである。
また、請求項2記載の防獣ネットは、地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネット、第3のネットを有し、前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、前記第3のネットは、導電性部材で形成され、前記導電性部材に電流を供給して前記動物の侵入を阻止するものである。
また、請求項3記載の防獣ネットは、地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネットを有し、前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、前記第2のネットの上端部は、接続部材で接続され、前記第2のネットは、導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を保持するものであり、前記第2のネットに前記導電部材が保持され、前記導電性部材に電流を供給して前記小動物の侵入を阻止するものである。
また、請求項4記載の防獣ネットは、請求項1〜3の何れかに記載の防獣ネットにおいて、導電部材は、地面に沿うように設けられ、前記導電部材とは別個に中間導電部材が第2のネットに設けられ、前記中間導電部材は、前記地面と前記導電部材との間であって、前記地面に沿うように設けられているものである。
また、請求項5記載の防獣ネットは、請求項1又は請求項2記載の防獣ネットにおいて、動物は、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチ、イノシシのいずれかであり、第3のネットの上端は、地面から30cm〜45cm、又は、地面から50cm〜65cmの位置にある。
請求項1記載の防獣ネットによれば、第1のネットにより、ネットに近づき、又は、ネット直下の地面を動物が掘ろうとした場合、動物の足に絡んで侵入を阻止し、又は、地面に当接した第1のネットの上に土が盛られていることにより、アナグマ、タヌキ等の動物は、穴を掘って侵入する行動を優先するため、ネット直下の障害物として物理的、心理的な侵入防止効果があり、
しかも、第2のネットは、第1のネットより硬いネットで、地面に対して立設、つまり、第2のネットは、第1のネットより硬く自立可能で季節や天候など自然環境下において変形(又は、経年変化が少ない)が少なく、
ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、イノシシ等の動物は、立設した第2のネットを壁面と認識、つまり、空間に対しての面を作ることとなる。
そのため、上記動物は吻及び前肢でネット上部の空間との境を探査行動する。この探査行動により第3のネット上部の導線部分に触れ感電する。この際、上記動物が前肢をネットに乗せるので確実に感電に導くためには前肢や吻の圧でも変形せず、高さを維持する高度が望ましい。
更に、動物がネットを乗り越えようとして立ち上がろうとすれば、電気柵の導電部材にふれ感電し、動物をネットから遠ざけることができ、第3のネットは、第2のネットより柔らかく、電気柵の導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を第3のネットに容易に保持することができる。
また、請求項2記載の防獣ネットによれば、第1のネットにより、ネットに近づき、又は、ネット直下の地面を動物が掘ろうとした場合、動物の足に絡んで侵入を阻止し、しかも、第2のネットを噛み切ろうとしても硬くて噛み切れず、更に、動物がネットを乗り越えようとして立ち上がろうとすれば、導電部材で形成された第3のネットにふれ感電し、動物をネットから遠ざけることができる。
また、請求項3記載の防獣ネットによれば、第1のネットにより、ネットに近づき、又は、ネット直下の地面を動物が掘ろうとした場合、動物の足に絡んで侵入を阻止し、しかも、第2のネットを噛み切ろうとしても硬くて噛み切れず、更に、動物がネットを乗り越えようとして立ち上がろうとすれば、電気柵の導電部材にふれ感電し、動物をネットから遠ざけることができ、第2のネットは、電気柵の導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を第3のネットに容易に保持することができる。
また、請求項4記載の防獣ネットは、上述した請求項1〜3の何れかに記載の発明の効果に加え、中間導電部材への通電により、子供の動物にも対応することができる。
また、請求項5記載の防獣ネットによれば、上述した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、動物は、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチ、イノシシのいずれかであり、第3のネットの上端は、地面から30cm〜45cmの位置、又は、地面から50cm〜65cmの位置にあるため、防獣ネットの高さが低いため、人は防獣ネットを跨いで、防獣ネット内に入ることができる。
図1は、本発明の一実施例の防獣ネットの概略的斜視図である。 図2は、図1の概略的右側面図である。 図3は、図1の防獣ネットを展開して示す概略的展開図である。 図4は、図1の防獣ネットの他の実施例の防獣ネットの概略的斜視図である。 図5は、図1の防獣ネットの他の実施例の防獣ネットの一部を示す概略的一部正面図である。 図6(a)は、図5の概略的側面図であり、図6(b)は、図6(a)の一 部を拡大して示す概略的一部拡大側面図である。
本発明の一実施例の防獣ネットを図面を参照して説明する。
図1に示すNは、農業経営の現場等において使用される防獣ネットで、例えば、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチなどの中堅動物、イノシシ等の動物に好適なネットである。
防獣ネットNは、地面Gに対して立設し、網地を有したネットで、動物の侵入を防止するもので、下から上に向かって、第1のネット1、第2のネット2、第3のネット3を有している。
防獣ネットNは、図示しない電源からの電流を導電部材4に供給して、動物の防獣ネットN内への侵入を阻止するものである。
図1に示す第1のネット1は、地面Gの不陸に対応して変形(折れ曲がって変形している。)して、地面Gとの隙間を塞ぐもの、又は、図示しないが、地面Gの不陸に対応して変形して、地面Gに当接すると共に、地面Gに当接した第1のネット1の上に土100(図1には、図2の土100を省略しているが、図1のように、土100を省略しても良いが、望ましくは、図2のように、地面Gに当接した第1のネット1の上に土100を盛るようにしても良い。)が盛られ、少なくとも、第1のネット1と第2のネット2の接続部位は前記土で覆われているものである。第1のネット1は、例えば、ラッセル網で、その網地の素材は. ポリエステル, ナイロン等で形成されている。
地面Gに当接した第1のネット1の上に土100が盛られたのは、タヌキ、アナグマ等の動物は、穴を掘る習性があり、また、穴を掘って、地面G中に障害物(本実施例では、第1のネット1)に当たると、穴掘りをやめる習性を利用したものである。
また、第2のネット2は、第1のネット1より硬いネットで、図1及び図2に示すように、地面Gに対して立設し、又は、上記動物にかみ切られないように、第1のネット1より硬いネットで、地面Gに対して立設し、又は、第2のネット2自身で自立できるように、第1のネット1より硬いネットで、地面Gに対して立設するものである。第2のネット2は、主要部分となる融着糸を用いた硬いネットで、例えば、KBセーレン株式会社製 商品名Bellcouple(登録商標)である。
第2のネット2は、第1のネット1より硬いネットで、地面Gに対して立設、つまり、第2のネット2は、第1のネット1より硬く自立可能で季節や天候など自然環境下において変形(又は、経年変化が少ない)が少なく、
ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、イノシシ等の動物は、立設した第2のネット2を壁面と認識、つまり、空間に対しての面を作ることとなる。
そのため、上記動物は吻及び前肢でネット上部の空間との境を探査行動する。この探査行動により第3のネット3上部の導線部分に触れ感電する。この際、上記動物が前肢をネットに乗せるので確実に感電に導くためには前肢や吻の圧でも変形せず、高さを維持する高度が望ましい。
また、第3のネット3は、第2のネット2より柔らかく、電気柵の導電部材4を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、導電部材4を保持するものであり、第3のネット3に電気柵の導電部材(裸電線、針金等)4が保持されている。
第3のネット3は、例えば、ラッセル網で、その網地の素材は. ポリエステル, ナイロン等で形成され、自立性を高めるため、融着糸を混ぜても良い。
なお、図2に示す10は、防獣ネットNの内側で、20は、防獣ネットNの外側である。
また、上述の電気柵は、導電部材(裸電線、針金等)4に、図示しない電源装置によって感電に至らないよう制御された弱い電流が流れてショックを与えるもので、電気柵により、軽い電気ショックでハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチ、イノシシ等の動物の防獣ネットN内への侵入を防ぐことができる。
従って、上述した防獣ネットNによれば、第1のネット1により、ネットに近づき、又は、ネット直下の地面を動物が掘ろうとした場合、動物の足に絡んで侵入を阻止し、又は、地面Gに当接した第1のネット1の上に土100が盛られていることにより、アナグマ、タヌキ等の動物は、穴を掘って侵入する行動を優先するため、ネット直下の障害物として物理的、心理的な侵入防止効果があり、
しかも、第2のネット2は、第1のネット1より硬いネットで、地面Gに対して立設、つまり、第2のネット2は、第1のネット1より硬く自立可能で季節や天候など自然環境下において変形(又は、経年変化が少ない)が少なく、
ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、イノシシ等の動物は、立設した第2のネット2を壁面と認識、つまり、空間に対しての面を作ることとなる。
そのため、上記動物は吻及び前肢でネット上部の空間との境を探査行動する。この探査行動により第3のネット3上部の導線部分に触れ感電する。この際、上記動物が前肢をネットに乗せるので確実に感電に導くためには前肢や吻の圧でも変形せず、高さを維持する高度が望ましい。
更に、動物がネットを乗り越えようとして立ち上がろうとすれば、電気柵の導電部材4にふれ感電し、動物を防獣ネットNから遠ざけることができ、第3のネット3は、第2のネット2より柔らかく、電気柵の導電部材4を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、導電部材4を第3のネット3に容易に保持することができる。
なお、動物は、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチ、イノシシ等のいずれかであり、第3のネット3の上端は、本州の場合、地面Gから30cm〜45cmの位置(北海道の場合、地面Gから50cm〜65cmの位置)にあると、防獣ネットNの高さが低いため、人は防獣ネットNを跨いで、防獣ネットN内に入ることができる。Hは、地面Gから第3のネット3の上端までの高さである。
また、第1のネット1、第2のネット2及び第3のネット3は、例えば、合成樹脂で一体的に縫製されるものであり、第2のネット2は、芯鞘型熱融着糸で編まれたネットであると、容易に防獣ネットNを製造することができる。
芯が高融点を有し、鞘が低融点を有する芯鞘型複合繊維からなる芯鞘型熱融着糸の他、サイドバイサイド型熱融着糸、低融点を有する合成繊維と高融点を有する合成繊維もしくは天然繊維とを混織、交撚、合糸または混紡してえられる熱融着糸などがあげられる。これら熱融着糸の具体例としては、たとえばベルカップル(登録商標、鐘紡(株)製、タイプLHC、フィラメント、芯:ポリエステル、鞘:低融点コポリエステル)、ベルカップル(登録商標、鐘紡(株)製、タイプHCC、フィラメント、芯:ポリエステル、鞘:ナイロン)、ベルカップル(登録商標、鐘紡(株)製、タイプLCO、芯:ポリエステル、鞘:低融点コポリエステル)などの芯鞘型熱融着糸;ベルコンビ(登録商標、鐘紡(株)製、ステープル、芯:ポリエステル、鞘:低融点ポリエステルまたはポリエチレン)などの芯鞘型混紡糸用芯鞘型熱融着糸;タイプPP−HB(チッソ(株)製、プロピレンホモポリマー、ステープル)、タイプBF(大和紡績(株)製、エチレンホモポリマー、ステープル)、タイプ410(イーストマン(EASTMAN)社製、コポリエステル、ステーブル)などのステープル熱融着糸;タイプES(チッソ(株)製、一方側:ポリプロピレン、他方側:ポリエチレン)などのサイドバイサイド型熱融着糸などがあげられる。これらは単独でまた2種以上を混合して用いることができる。
なお、本実施例にあっては、芯鞘型熱融着糸は、結晶性ポリマに限らず、特開2018−150667公報記載の非結晶性ポリマでも同様に適用することができる。
なお、図1乃至図3に記載の防獣ネットNにあっては、第3のネット3は、第2のネット2より柔らかく、導電部材4を、防獣ネットNの網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、導電部材4を第3のネット3で保持するようにしたが、本願発明は、これに限らず、図4記載のように、第3のネット3を導電性部材で形成し、図示しない電源からの電流を導電部材4’を介して導電性部材で形成した第3のネット3に供給して、動物の防獣ネットN内への侵入を阻止するようにしても良い。
また、図1乃至図4に記載の防獣ネットNにあっては、第3のネット3を設けたが、本願発明は、これに限らず、図5及び図6記載のように、第2のネット2の上端部を接続部材5で接続するようにしても良い。
第2のネット2は、導電部材4を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、導電部材4を保持するものであり、第2のネット2に導電部材4が保持され、導電性部材4に図示しない電源からの電流を供給して前記小動物の侵入を阻止するようにしても良い。
この場合、地面Gから第2のネット2の上端までの高さは、本州の場合、地面Gから30cm〜45cmの位置であり、北海道の場合、地面Gから50cm〜65cmの位置にあると良い。
また、図1に示すように、導電部材4とは別個に中間導電部材42が第2のネット2に設けられ、中間導電部材42は、地面Gと導電部材4との間であって、地面Gに沿うように設けられている。
これは、動物の子供が立ち上がって防獣ネットNの電気が流れている中間導電部材42に触れさせるためである。
この場合、地面Gから中間導電部材42までの高さは、本州の場合、地面Gから10cm〜25cmの位置であり、北海道の場合、地面Gから30cm〜45cmの位置にあると良い。
なお、上述した防獣ネットNは、第1のネット1、第2のネット2、第3のネット3を一体化して織られたナカダ産業株式会社製、商品名「かたまったくん」が良い。
また、図1の 第3のネット3の色(例えば、白色)を第2のネット2の色(例えば、黒色)と異なるようにしても良い。
N 防獣ネット
1 第1のネット
2 第2のネット
3 第3のネット
4 電気柵の導電部材

Claims (5)

  1. 地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、
    前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネット、第3のネットを有し、
    前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、
    前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、
    前記第3のネットは、前記第2のネットより柔らかく、導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を保持するものであり、
    前記第3のネットに前記導電部材が保持され、
    前記導電性部材に電流を供給して前記動物の侵入を阻止する
    ことを特徴とする防獣ネット。
  2. 地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、
    前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネット、第3のネットを有し、
    前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、
    前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、
    前記第3のネットは、導電性部材で形成され、前記導電性部材に電流を供給して前記動物の侵入を阻止する
    ことを特徴とする防獣ネット。
  3. 地面に対して立設し、網地を有したネットで動物の侵入を防止する防獣ネットであって、
    前記防獣ネットは、下から上に向かって、第1のネット、第2のネットを有し、
    前記第1のネットは、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面との隙間を塞ぐもの、又は、前記地面の不陸に対応して変形して、前記地面に当接すると共に、前記地面に当接した前記第1のネットの上に土が盛られ、少なくとも、前記第1のネットと前記第2のネットの接続部位は前記土で覆われているものであり、
    前記第2のネットは、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記動物にかみ切られないように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設し、又は、前記第2のネット自身で自立できるように、前記第1のネットより硬いネットで、前記地面に対して立設するものであり、
    前記第2のネットの上端部は、接続部材で接続され、
    前記第2のネットは、導電部材を少なくとも、網目の一方側から他方側へ、前記他方側から前記一方側へ通して、前記導電部材を保持するものであり、
    前記第2のネットに前記導電部材が保持され、
    前記導電性部材に電流を供給して前記小動物の侵入を阻止する
    ことを特徴とする防獣ネット。
  4. 導電部材は、地面に沿うように設けられ、
    前記導電部材とは別個に中間導電部材が第2のネットに設けられ、
    前記中間導電部材は、前記地面と前記導電部材との間であって、前記地面に沿うように設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の防獣ネット。
  5. 動物は、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、アナグマ、テン、ノウサギ、シベリヤイタチ、イノシシのいずれかであり、
    第3のネットの上端は、地面から30cm〜45cm、又は、地面から50cm〜65cmの位置にある
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の防獣ネット。
JP2020070230A 2020-04-09 2020-04-09 防獣ネット Pending JP2021166477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020070230A JP2021166477A (ja) 2020-04-09 2020-04-09 防獣ネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020070230A JP2021166477A (ja) 2020-04-09 2020-04-09 防獣ネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021166477A true JP2021166477A (ja) 2021-10-21

Family

ID=78079145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020070230A Pending JP2021166477A (ja) 2020-04-09 2020-04-09 防獣ネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021166477A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7493733B2 (ja) 2020-12-13 2024-06-03 株式会社ヤマイチネット 防獣ネット

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336315A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Tsurumi Kanaami Kk 動物対策フェンス
JP2002000163A (ja) * 2000-06-19 2002-01-08 Itsuo Koyama 通電可能な防獣用通電性ネット
JP2002125572A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Nippon Gavion Kk 電気柵用の金網
JP2002272355A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Suematsu Denshi Seisakusho:Kk 電気柵用支柱
JP2003158986A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Japan Fine Steel Co Ltd 動物用防護柵
JP2004129600A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Univ Kyoto 電気柵
JP3160020U (ja) * 2010-03-27 2010-06-10 正 東口 防獣ネット
JP2011024436A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Nakada Sangyo Kk 防獣用ネット
JP2014093951A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Cams:Kk 耐雪型獣害防止柵

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001336315A (ja) * 2000-05-29 2001-12-07 Tsurumi Kanaami Kk 動物対策フェンス
JP2002000163A (ja) * 2000-06-19 2002-01-08 Itsuo Koyama 通電可能な防獣用通電性ネット
JP2002125572A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Nippon Gavion Kk 電気柵用の金網
JP2002272355A (ja) * 2001-03-16 2002-09-24 Suematsu Denshi Seisakusho:Kk 電気柵用支柱
JP2003158986A (ja) * 2001-11-22 2003-06-03 Japan Fine Steel Co Ltd 動物用防護柵
JP2004129600A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Univ Kyoto 電気柵
JP2011024436A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Nakada Sangyo Kk 防獣用ネット
JP3160020U (ja) * 2010-03-27 2010-06-10 正 東口 防獣ネット
JP2014093951A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Cams:Kk 耐雪型獣害防止柵

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7493733B2 (ja) 2020-12-13 2024-06-03 株式会社ヤマイチネット 防獣ネット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Huygens et al. Using electric fences to reduce Asiatic black bear depredation in Nagano prefecture, central Japan
Lance et al. Biological, technical, and social aspects of applying electrified fladry for livestock protection from wolves (Canis lupus)
Lorenz et al. Raising and training a livestock-guarding dog
JP2021166477A (ja) 防獣ネット
JP4553799B2 (ja) 動物忌避ネット
JP3160020U (ja) 防獣ネット
JP2003219788A (ja) 防獣システムと、防獣用ネット並びに防獣用ネット係止環
KR20180057560A (ko) 야생 동물 침입 방지 네트
Poole et al. The effects of fence voltage and the type of conducting wire on the efficacy of an electric fence to exclude badgers (Meles meles)
JP4138847B1 (ja) 猿対策用の防獣ネットの構造
JP5384390B2 (ja) 獣害防止フェンス
JP2002000163A (ja) 通電可能な防獣用通電性ネット
JP2008187951A (ja) イノシシ用防獣ネット
JP3612057B2 (ja) 裾張りネット付き防獣用ネット
AU2009217471A1 (en) A fabric
KR102073878B1 (ko) 애완동물용 먹이 주머니 패널
EP2328408B1 (en) A device for affecting a behaviour of a living being
JP2020120641A (ja) 導電性防草シート
JP2605743Y2 (ja) フェンス張り式防獣ネット
JP7019133B2 (ja) 獣類捕獲装置
JP7359389B2 (ja) 動物侵入防止シート
JP2006211956A (ja) 防獣ネットシステム
JPH0823861A (ja) 鳥獣除け用有刺紐、有刺網若しくは有刺柵
JP2609068B2 (ja) ごみ袋防護装置
JPH06237680A (ja) 農作物防護ネット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240305