JP2014093951A - 耐雪型獣害防止柵 - Google Patents
耐雪型獣害防止柵 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014093951A JP2014093951A JP2012245781A JP2012245781A JP2014093951A JP 2014093951 A JP2014093951 A JP 2014093951A JP 2012245781 A JP2012245781 A JP 2012245781A JP 2012245781 A JP2012245781 A JP 2012245781A JP 2014093951 A JP2014093951 A JP 2014093951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snow
- net
- fence
- prevention fence
- columns
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
【解決手段】網部の上部に高剛性の網を、下部に伸縮または屈曲可能な網を設ける。また、支柱に巻きつくように設置されるコイルばねと網の両端を係止する。これらの構成により、積雪による圧力に応じて下側網部が伸縮し、上側網部に歪みや曲りといった損傷を生じることが無く、また、雪解け後は、コイルばね部の復元力により元の状態に復帰可能である。また、このような柔軟な構造であるにもかかわらず、支柱間距離を長くしても、柵としての剛性や強度を保つことが可能であり、したがって、長い距離に渡る柵の施工においても、支柱数を少なくすることにより、施工期間の短縮が可能である。
【選択図】図1
Description
具体的に述べると、豪雪により、獣害防止柵の途中まで、あるいは全体を埋めるまで雪が積もることがある。その後の雪解け時においては、日照により表面から雪が解け始めるとともに、地熱により地面付近の雪も解け始める。後者の雪解けは、獣害防止柵の金網に大きな圧力をもたらし、金網を歪ませたり曲げたりするといった金網の破損を生じさせる。
以上のことから、網を折りたたんだとしても、十分な積雪が無ければ、網の下部より動物が侵入するという問題が生じ、一方、積雪が柵の上部まで達するような場合には、その圧力により網が損傷するといった別の問題が生じる。
上記それぞれの支柱はらせん状に巻かれたコイルばねを有し、
上記網部の上部は、剛性が高い金属製網からなり、その下部は、伸縮または屈曲可能な材質の網からなり、
当該網部の左右端は、上記2本の支柱に巻かれたコイルばねに係止されている
ことを特徴とする。
以下に、本発明の実施の形態に係る耐雪型獣害防止柵について、図を用いて説明する。尚、以下の実施の形態は、本発明の一例であって、特に本発明をこの一例に限定するものではない。例えば、本発明品およびその構成部品に関して材質や寸法等を開示するが、これらは本発明の良好な一例を示すにすぎない。
図1は、耐雪型獣害防止柵の斜視図である。
耐雪型獣害防止柵は基本構造として、2本の支柱1と網部を備えており、網部は上側網部2、および下側網部3からなる。
また、この支柱1は中空構造になっている。軽量化による作業性、運搬性の向上、および屈曲性の向上が目的である。
支柱1の下部は、図3に示すように地中に埋設されている。
また、図1に示すように、縦の鋼線に山折り加工を施したベンダーリブ2aを設け、横方向の折れ曲りに対する剛性を向上させている。この構造により、通常の構造に比較して25%程度も支柱間距離を長くすることが可能となり、本実施の形態においては、支柱間距離を2.5mとしている。
図2(a)が全体図、(b)が上側網部2、そして(c)が下側網部3である。全体図(a)に示すように、上側網部2の下端に下側網部の上端が係止されている。また、上側網部2と下側網部3のそれぞれの高さは、1m20cmと80cmである。したがって、柵全体の高さは2mである。
図3は、図1のA方向から見た耐雪型獣害防止柵の側面図である。
このコイルばね部1aの最上部には、上側網部2の最上部と針金等により結束された上部結束部4が形成されている。上側網部2の左右両端最上部ともに、同様に、左右の支柱1のこのコイルばね部1aに結束されている。
結束具5は、図5に示すように、圧着部5aを有しており、圧着用工具を用いて、簡単に結束を行うことができる。
図6(a)は通常の状態、すなわち積雪が無い状態での耐雪型獣害防止柵の側面図であり、(b)は積雪による圧力が加わった状態での耐雪型獣害防止柵の側面図である。
そして、雪解け後には圧力が解放されるので、コイルばね部1aの復元力により、上側網部2は持ち上げられて、(a)に示す元の状態に損傷なく復元することができる。
1b コイルばね部
2 上側網部
2a ベンダーリブ
3 下側網部
3a 穴掘り防止部
4 上部係止部
5 結束具
Claims (4)
- 2本の支柱と網部を備えた耐雪型獣害防止柵であって、
上記それぞれの支柱はらせん状に巻かれたコイルばねを有し、
上記網部の上部は、剛性が高い金属製網からなり、その下部は、伸縮または屈曲可能な材質の網からなり、
当該網部の左右端は、上記2本の支柱に巻かれたコイルばねに係止されている
ことを特徴とする耐雪型獣害防止柵。 - 上記支柱は、屈曲可能な材質からなる
ことを特徴とする請求項1に記載の耐雪型獣害防止柵。 - 上記網部の上部は、縦横の金属線が交点において接合されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の耐雪型獣害防止柵。 - 上記網部の上部は、縦の金属線が山折れ構造を有している
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の耐雪型獣害防止柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245781A JP2014093951A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 耐雪型獣害防止柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012245781A JP2014093951A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 耐雪型獣害防止柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014093951A true JP2014093951A (ja) | 2014-05-22 |
Family
ID=50937645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012245781A Pending JP2014093951A (ja) | 2012-11-07 | 2012-11-07 | 耐雪型獣害防止柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014093951A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017184711A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | ナカダ産業株式会社 | 防獣ネットの張設方法及び防獣ネット |
JP2021166477A (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-21 | 古谷 益朗 | 防獣ネット |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5188046U (ja) * | 1975-01-09 | 1976-07-14 | ||
US4595176A (en) * | 1984-09-10 | 1986-06-17 | Crabtree Charley B | Latch for livestock panels |
JPS6452964A (en) * | 1987-08-24 | 1989-03-01 | Nippon Parts Center Kk | Welding fence |
JPH11239443A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-09-07 | Tiger Kk | 鳥獣害防除用フェンス |
JP2003116446A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-04-22 | Kanai Hiroaki | 造林苗木用食害防止具 |
JP2004121119A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 獣害防止柵用支柱 |
JP2009133185A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Tensho:Kk | 小動物の自動車道路への侵入防止装置 |
JP2011062097A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Cams:Kk | 柵用網体とこれを用いた柵構造体 |
-
2012
- 2012-11-07 JP JP2012245781A patent/JP2014093951A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5188046U (ja) * | 1975-01-09 | 1976-07-14 | ||
US4595176A (en) * | 1984-09-10 | 1986-06-17 | Crabtree Charley B | Latch for livestock panels |
JPS6452964A (en) * | 1987-08-24 | 1989-03-01 | Nippon Parts Center Kk | Welding fence |
JPH11239443A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-09-07 | Tiger Kk | 鳥獣害防除用フェンス |
JP2003116446A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-04-22 | Kanai Hiroaki | 造林苗木用食害防止具 |
JP2004121119A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 獣害防止柵用支柱 |
JP2009133185A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-06-18 | Tensho:Kk | 小動物の自動車道路への侵入防止装置 |
JP2011062097A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Cams:Kk | 柵用網体とこれを用いた柵構造体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017184711A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-12 | ナカダ産業株式会社 | 防獣ネットの張設方法及び防獣ネット |
JP2021166477A (ja) * | 2020-04-09 | 2021-10-21 | 古谷 益朗 | 防獣ネット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6871681B2 (ja) | 前後二段構成の防護柵 | |
JP4410736B2 (ja) | 防護柵 | |
JP2014093951A (ja) | 耐雪型獣害防止柵 | |
JP5818213B2 (ja) | 防護柵とその施工方法 | |
JP3954414B2 (ja) | 網を用いた防護体 | |
JP3143816U (ja) | 落石防護ネット構造 | |
JP5123224B2 (ja) | 既設落石防護柵の補強構造 | |
JP2004162486A (ja) | 防護柵 | |
JP6070034B2 (ja) | 防護ネットの施工方法 | |
TW201435181A (zh) | 落石防護柵 | |
JP5467067B2 (ja) | 雪崩・落石等防護柵の支柱構造 | |
JP5490670B2 (ja) | 落石防護ネット構造 | |
JP2005351047A (ja) | 防護柵の補強構造 | |
KR102114186B1 (ko) | 낙석방지용 휀스 | |
JP2006077492A (ja) | 耐震橋脚 | |
JP5032255B2 (ja) | 落石防護兼雪崩予防施設 | |
JP5758512B2 (ja) | 落石防護柵の補強方法および落石防護柵 | |
JP3946208B2 (ja) | 耐風性パイプハウス | |
JP5977097B2 (ja) | 簡易型防護柵 | |
JP5427463B2 (ja) | 防護用堤体および防護用堤体の構築方法 | |
JP3201125U (ja) | フェンスプロテクター | |
CN210917399U (zh) | 一种水土保持用土坡防塌陷装置 | |
KR101942012B1 (ko) | 토석류 방재를 위한 유연성 방호책 및 토석류 방재 방법 | |
KR20100005677U (ko) | 울타리용 그물망 | |
EP2317011A1 (en) | Shore protection system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161124 |
|
A603 | Late request for extension of time limit during examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A603 Effective date: 20161124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170418 |