JP2002125141A - ビデオカメラ装置 - Google Patents

ビデオカメラ装置

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JP2002125141A
JP2002125141A JP2001311985A JP2001311985A JP2002125141A JP 2002125141 A JP2002125141 A JP 2002125141A JP 2001311985 A JP2001311985 A JP 2001311985A JP 2001311985 A JP2001311985 A JP 2001311985A JP 2002125141 A JP2002125141 A JP 2002125141A
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signal
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video signal
switching
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JP2001311985A
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Norio Oga
典雄 大賀
Eiji Tamura
英二 田村
Fumio Nagumo
文男 名雲
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 撮像素子11はワイドアスペクト比のテレビ
ジョン信号をアスペクト比変換回路14に送る。アスペ
クト比変換回路14は現行アスペクト比のテレビジョン
信号に変換して出力する。スイッチ15は現行アスペク
ト比とワイドアスペクト比のテレビジョン信号とを選択
的に切り換えるスイッチ20の切換制御に応じて切り換
えている。このスイッチ15の出力はプロセス回路16
を介し電子ビューファインダ21に送ると共に出力端子
17を介して出力する。 【効果】 1台のビデオカメラ装置でワイドアスペクト
比の方式にも現行の標準テレビジョン方式にも兼用する
ことができ、使用者にとり運用し易いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行の標準テレビジョ
ン方式との互換性を有するワイドアスペクト比のテレビ
ジョン方式のビデオ信号を出力するようなビデオカメラ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるEDTV(Extended Definitio
n Television)とは、現行のカラーテレビジョン標準方
式(例えばNTSC方式やPAL方式等)と互換性を有
する画質改善方式のことであり、日本においては、第1
世代のEDTVの放送が1989年の秋から開始されて
いる。この第1世代のアスペクト比は(4:3)である
が、アスペクト比をさらに拡大したワイドアスペクト比
(例えば16:9等)の第2世代のEDTVが今後予定
されている。
【0003】ここで上述した現行の標準テレビジョン方
式からEDTV方式への移行期間中には、標準テレビジ
ョン方式、第1世代のEDTV方式及び第2世代のED
TV方式が混在することが多いと考えられる。すなわ
ち、映像内容や用途等に応じてこれらの方式が切換選択
されて放送される場合が多いことが考えられる。
【0004】この場合、各方式毎に、特に第2世代のE
DTV方式とそれ以外の方式との間で、それぞれの方式
の映像機器を準備するのは煩雑であり、また経済性も悪
いため、1台の映像機器を各方式に兼用可能にすること
が望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第2世
代のEDTV用のビデオカメラ装置としては、上記ワイ
ドアスペクト比(16:9)の画像を撮像することが要
求されるが、さらに、標準アスペクト比(4:3)の画
像を撮像できると、標準テレビジョン方式や上記第1世
代のEDTVにも対処でき、使用に便利であると共に経
済的でもある。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、第2世代の
EDTV方式のワイドアスペクト比の画像を撮像して該
ワイドアスペクト比のビデオ信号を出力可能であると共
に、標準テレビジョン方式のアスペクト比のビデオ信号
をも出力可能なビデオカメラ装置の提供を目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオカメ
ラ装置は、現行の標準テレビジョン方式との互換性を有
するワイドアスペクト比のテレビジョン方式の信号を出
力するビデオカメラ装置において、上記ワイドアスペク
ト比の画像を撮像する撮像素子と、該撮像素子から出力
される上記ワイドアスペクト比のビデオ信号を現行の標
準テレビジョン方式のアスペクト比のビデオ信号に変換
するアスペクト比変換回路と、上記ワイドアスペクト比
のビデオ信号と上記アスペクト比変換回路からの現行の
標準テレビジョン方式のアスペクト比のビデオ信号とを
選択的に切り換える切換手段と、上記切換手段により選
択されたアスペクト比のビデオ信号に各種の信号処理を
施す信号処理回路と、上記選択されたアスペクト比の画
像をモニタする電子ビューファインダとを有して成るこ
とにより、上述した課題を解決する。
【0008】ここで、上記電子ビューファインダは、上
記切換選択されたアスペクト比に対応して表示形態を切
り換えるように構成することが好ましい。また、上記ワ
イドアスペクト比が選択されたことに応じて上記アスペ
クト比変換回路の動作を停止させる(例えば電源供給を
遮断する)ことが望ましい。さらに、ビデオカメラ装置
内部に、例えばイメージエンハンサ等のような1H遅延
機能を有する回路が設けられている場合には、上記アス
ペクト比の切換選択動作に連動して上記1H遅延機能素
子のシフト段数や動作クロック周波数を切り換えること
が好ましい。
【0009】
【作用】標準テレビジョン方式のアスペクト比が選択さ
れたときには、上記アスペクト比変換回路により、上記
撮像素子から出力される上記ワイドアスペクト比のビデ
オ信号が現行の標準テレビジョン方式のアスペクト比の
ビデオ信号に変換されると共に、上記電子ビューファイ
ンダにより選択されたアスペクト比の画像をモニタする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、ビデオカメラ装置の
レンズ系10を介して入射された光は、例えば電荷結合
素子(CCD)を用いて成る撮像素子11の受光部に結
像される。撮像素子11は、上記受光部と、該受光部で
光電変換された信号の読み出し部とを少なくとも有して
いる。撮像素子11の受光部は、前述した第2世代のE
DTV方式のアスペクト比の画像を撮像し得るように2
次元配列された複数の画素から成っている。この第2世
代のEDTV方式のアスペクト比、すなわち画面のh
(水平):v(垂直)の比率は、例えば図2のAに示す
ように、16:9のいわゆるワイドアスペクト比となっ
ている。撮像素子11には、タイミングパルス発生器1
8から撮像素子駆動用タイミングパルスが供給されてい
る。タイミングパルス発生器18は、標準テレビジョン
信号用の同期信号発生器19から供給される同期信号ク
ロックに応じてタイミングパルスを生成し、出力してい
る。
【0011】同期信号発生器19からの同期信号により
駆動される撮像素子11からは、上記ワイドアスペクト
比(16:9)のビデオ信号が出力される。このビデオ
信号はビデオアンプ12に供給されて増幅され、A/D
変換器13に送られる。このA/D変換器13は、入力
されたビデオ信号をアナログ信号からディジタル信号に
変換している。ただし、後述するアスペクト比変換処理
を電荷結合素子(CCD)やバケツリレー素子(BB
D)等を用いてアナログ的に行う場合には、このA/D
変換器13は不要となる。
【0012】A/D変換器13からの出力信号は、アス
ペクト比変換回路14に供給されると共にスイッチ15
の被選択端子15aに供給されている。アスペクト比変
換回路14は、撮像素子11から出力されたワイドアス
ペクト比(16:9)のビデオ信号を現行のテレビジョ
ン方式のアスペクト比(4:3)のビデオ信号に変換す
るような信号処理を行う。この標準アスペクト比(4:
3)に変換されたビデオ信号は、スイッチ15の被選択
端子15bに送られる。
【0013】スイッチ15は、上記ワイドアスペクト比
(16:9)のビデオ信号と上記標準アスペクト比
(4:3)のビデオ信号とを選択的に切り換えて出力す
る切換手段である。このスイッチ15は、例えば図1に
示すように切換操作用のスイッチ20のオン・オフに応
じて切換制御されるものであり、例えばスイッチ20を
オンして接地することで制御信号が“L”レベルとなる
ときを上記標準アスペクト比の選択時とする。上記ワイ
ドアスペクト比が選択されているときにはスイッチ20
がオフで制御信号が“H”レベルとなるものとする。こ
の制御信号は、後述するプロセス回路16及び電子ビュ
ーファインダ21にも供給しており、アスペクト比の切
換操作に応じてこれらの各部の内部動作等が切り換えら
れるようになっている。
【0014】上記切換スイッチ15にて選択されたアス
ペクト比のビデオ信号は、プロセス回路16に送られ
る。このプロセス回路16は、例えばいわゆるγ補正、
ホワイトクリップ、イメージエンハンス等のビデオ信号
処理機能を有する回路であり、これらの機能は製品とし
てのビデオカメラ装置の仕様等に応じて必要とされるも
のが設けられている。例えば、プロセス回路16にてイ
メージエンハンス(あるいは輪郭補正)処理を行わせる
場合には、入力されたビデオ信号を1H遅延して加算
(あるいは減算)するような信号処理が少なくとも必要
とされる。この1H遅延素子のシフト段数や動作クロッ
ク周波数を、上記アスペクト比の切換に応じて切り換え
ることが必要とされる。このため、スイッチ20からの
制御信号が、プロセス回路16に供給されている。この
プロセス回路16からの出力ビデオ信号は、出力端子1
7から取り出されると共に、電子ビューファインダ21
に供給されるようになっている。
【0015】電子ビューファインダ21には、例えば上
記ワイドアスペクト比の画面(スクリーン)を有する陰
極線管(CRT)を用いている。この電子ビューファイ
ンダ21も、上記アスペクト比の切換に連動して画面表
示状態が切り換わるようになっている。なお、上述した
ビデオアンプ12、A/D変換器13、アスペクト比変
換回路14、プロセス回路16及び撮像素子駆動用タイ
ミングパルス発生器18には、同期信号発生器19から
の標準テレビジョン信号用同期信号が供給されている。
【0016】このような概略構成を有するビデオカメラ
装置において、撮像素子11からの上記ワイドアスペク
ト比のビデオ信号を現行の標準テレビジョン方式のアス
ペクト比のビデオ信号に変換する原理について図2を参
照しながら説明する。
【0017】上記ワイドアスペクト比のビデオ信号は、
現行の標準テレビジョン方式との互換性を有しており、
垂直同期信号や水平同期信号の各周波数は標準テレビジ
ョン方式の垂直周波数f や水平周波数f と等しく
設定されている。従って、図2のAに示すように、上記
ワイドアスペクト比(h:v=16:9)のビデオ信号
の水平走査周期は標準テレビジョン方式の1H(1水平
期間)に等しく、例えばNTSC方式では図2のBに示
すように1H=63.556μsとなっている。ただ
し、1H中には水平ブランキング期間や表示無効部分
(いわゆるランイン部分)が存在することから、図2の
Aのhで示す範囲の有効表示される部分(いわゆる有効
走査期間t )は約53μsとなっている。しかしな
がら、このワイドアスペクト比のビデオ信号をそのまま
上記標準アスペクト比(4:3)のモニタ受像機等で表
示させると、図2のCに示すように、水平軸方向が3/
4に圧縮されたような幾何学的な歪みが生じてしまう。
すなわち、上記ワイドアスペクト比の画面上の真円22
が標準アスペクト比の画面上では縦長の楕円23として
表示されてしまう。
【0018】そこで、上記アスペクト比変換回路14に
おいては、図2のAに示す水平方向のh’の領域
(h’:v=4:3)を上記1H中の有効走査期間t
(53μsに相当)に時間軸伸張するような信号処理
を行うことで、上記標準アスペクト比のビデオ信号を得
るようにしている。この処理は、撮像素子11の駆動方
法を切り換えることによっても実現できるが、撮像管を
用いる場合には偏向焼付の問題があり、CCD撮像素子
の場合には構造上から走査の切換が困難である等の実情
を考慮して、撮像素子11からの出力ビデオ信号を純粋
にビデオ信号処理することで実現している。ここでh:
v=16:9、またh’:v=4:3=12:9より、
h:h’=16:12=4:3であるから、時間軸を4
/3倍に伸張するような信号処理が必要とされる。
【0019】このような時間軸伸張処理を行うアスペク
ト比変換回路14の内部構成及び動作の具体例を、図3
及び図4を参照しながら説明する。上記図1の撮像素子
11から各回路を介してアスペクト比変換回路14に送
られた上記ワイドアスペクト比のビデオ信号は、図3の
入力端子25を介して2個のシフトレジスタ26、27
のデータ入力端子DIにそれぞれ供給される。これらの
シフトレジスタ26、27のデータ出力端子DOから
は、上記標準方式のアスペクト比に変換されたビデオ信
号が出力され、スイッチ28の被選択端子a、bにそれ
ぞれ送られる。スイッチ28からの出力信号は出力端子
29より取り出され、上記図1の切換スイッチ15の被
選択端子bに送られる。
【0020】2個のシフトレジスタ26、27は、1H
(水平期間)単位で、一方に書き込んでいるときには他
方から読み出し、他方に書き込んでいるときには一方か
ら読み出すような相補的な動作が交互に切り換えられる
ようになっている。この1H毎の動作の切り換えは、入
力端子30を介して供給される図4に示すような2H周
期(周波数f /2)の切換パルス信号SPによって
制御される。すなわちスイッチ28は、この切換パルス
信号SPによって被選択端子aとbとに交互に切換制御
される。また、この切換パルス信号SPは、ANDゲー
ト31の一方の入力端子に送られると共に、インバータ
32で反転されてANDゲート33の一方の入力端子に
送られている。これらのANDゲート31、33のそれ
ぞれ他方の入力端子には、入力端子34を介して図4の
ゲートパルス信号GPが供給されている。このゲートパ
ルス信号GPは、上記有効走査期間t の内の3/4
を切り取るための、すなわち上記16:9のワイドアス
ペクト比の画面から上記標準アスペクト比の画面を切り
取るためのものであり、上記有効走査期間t 内の両
端のt /8ずつを除去した残りの3t /4の期間
が“H”(ハイレベル、あるいは“1”)となってい
る。ANDゲート31からの出力はシフトレジスタ26
の書込イネーブル端子WENに供給され、ANDゲート
33からの出力はシフトレジスタ27の書込イネーブル
端子WENに供給されている。シフトレジスタ26、2
7の各書込クロック端子WCKには、入力端子35から
の所定周波数f の書込クロック信号CK が供給さ
れている。この書込クロック周波数f は、例えば上
記A/D変換器13のサンプリング周波数f に等し
く設定されている。従って、シフトレジスタ26に対し
ては図4のSRaのWに示す3t /4の期間で入力
信号が書き込まれ、シフトレジスタ27に対しては図4
のSRbのWの期間で入力信号が書き込まれる。
【0021】次に読出動作について説明すると、先ず入
力端子36には、上記有効走査期間t の間だけ
“H”(あるいは“1”)となるH周期の信号HBが供
給されており、この信号HBはシフトレジスタ26、2
7の各読出イネーブル端子RENにそれぞれ送られてい
る。この有効走査期間t を取り出す信号HBは、い
わゆる水平ブランキング信号にほぼ等しい。また、上記
入力端子30からの切換パルス信号SPは、ANDゲー
ト37の一方の入力端子に送られると共に、インバータ
38で反転されてANDゲート39の一方の入力端子に
送られている。これらのANDゲート37、39のそれ
ぞれ他方の入力端子には、入力端子40を介して所定周
波数f の読出クロック信号CK が供給されてい
る。この読出クロック周波数f は、上記書込クロッ
ク周波数f の3/4に設定されており、 f =(3/4)f =(3/4)f となっている。従って、シフトレジスタ26からは図4
のSRaのRに示すtの期間で時間軸が4/3倍に伸
張された信号が読み出され、シフトレジスタ27からは
図4のSRbのRの期間で同様な信号が読み出される。
【0022】すなわち、図4の入力データDINとし
て、第k番目のラインのデータLが入力されるときに
は、シフトレジスタ26にはこの第kラインデータL
の両端1/8ずつを除いた残り3/4のデータが書き
込まれ、次のH周期で4/3倍に時間軸伸張されたデー
タが読み出される。このとき、入力データDINは第k
+1番目のラインのデータLk+1 となっており、こ
のデータの3/4がシフトレジスタ27に書き込まれ
る。なお、上記第kラインデータL が入力されてい
る間は、その前の第k−1ラインのデータが時間軸伸張
されてシフトレジスタ27から読み出される。従って、
出力端子29からは、図4の出力データD OUT に示
すように第k−1ライン及び第kラインの時間軸伸張デ
ータが順次取り出される。以上のような処理がアスペク
ト比変換回路14にて行われ、上記標準アスペクト比の
ビデオ信号が出力端子29より取り出されて、上記図1
の切換スイッチ15の被選択端子bに送られる。
【0023】ところで、このアスペクト比変換回路14
は、上記切換操作用のスイッチ20によって上記ワイド
アスペクト比が選択されたときには、アスペクト比変換
処理を行う必要がなくなる。このことを考慮して、スイ
ッチ20からのアスペクト比選択制御信号をアスペクト
比変換回路14の動作停止制御端子に送るようにし、上
記ワイドアスペクト比が選択されたときにはアスペクト
比変換回路14の動作を停止させて、消費電力を節減し
ている。具体的には、例えばアスペクト比変換回路14
への電源供給を遮断することで、該回路14で消費され
る電力を0とすることができる。これにより、例えばバ
ッテリー駆動タイプのビデオカメラ装置のバッテリー寿
命を長く保つことができる。
【0024】また、上記標準アスペクト比(4:3)の
ビデオ信号出力形態に切り換えた場合、上記電子ビュー
ファインダ21もこれに応じて表示アスペクト比を変え
る必要性が生じる。これは、実際にカメラマンが撮影す
る際の微妙なカメラワーク、例えば画枠アングルや焦点
合わせ等のために、実際に出力されているビデオ信号の
画像内容を確認する必要があるからである。このため、
電子ビューファインダ21の表示アスペクト比切換制御
端子に例えば上記スイッチ20からの制御信号を送り、
切換選択されたアスペクト比に応じて、電子ビューファ
インダ21内の表示画面のアスペクト比を切換制御して
いる。
【0025】具体的には、電子ビューファインダ21の
表示素子である例えばCRTの水平偏向コイルに送る鋸
歯状波形の振幅を切り換えて、図5の(a)に示すよう
に、上記CRTのスクリーン41上における水平方向の
表示長さをhと(3/4)hとの間で切り換える。この
図5の(a)は、上記ワイドアスペクト比(16:9)
のスクリーン41を有する電子ビューファインダの場合
であるが、上記標準アスペクト比(4:3)の図5の
(b)に示すようなスクリーン42を有する電子ビュー
ファインダの場合には、CRTの垂直偏向コイルに送る
鋸歯状波形の振幅を切り換えて垂直方向の表示長さをv
と(3/4)vとの間で切り換えるようにすればよい。
この場合は、上記ワイドアスペクト比(16:9)が選
択されたときに垂直長さを(3/4)vに切り換えるも
のである。なお、電子ビューファインダ21として、い
わゆる液晶表示素子(LCD)を用いる場合も、上述し
た図3のアスペクト比変換回路に使用されている技術を
LCD駆動信号処理回路に適用することにより、図5の
場合と同様な表示切換が容易に実現できる。
【0026】以上説明したように、アスペクト比の切換
選択に応じて、電子ビューファインダ21内の表示画面
のアスペクト比を切換制御することにより、実際にカメ
ラマンが撮影する際の微妙なカメラワーク、例えば画枠
アングルや焦点合わせ等のための実際に出力されている
ビデオ信号の画像内容を確認することができるようにな
る。
【0027】なお、上述したビデオカメラ装置は、1個
の撮像素子を用いた場合について説明したが、このよう
な場合だけに限定されるものでなく複数個の撮像素子を
用いたビデオカメラ装置例えばカメラレンズ系から入射
した入射光をダイクロイックミラーでそれぞれ原色信号
である赤色(R)、青色(B)及び緑色(G)用の撮像
素子に振り分けているように3個の固体撮像素子を用い
ているビデオカメラ装置においても必要なチャネル数の
アスペクト比変換回路を準備することにより、1個の撮
像素子を用いた場合と同様の機能及び効果を得ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のビデオカメラ装置によれば、ワイドアスペクト比の
画像を撮像する撮像素子から出力されるビデオ信号をア
スペクト比変換回路により現行の標準テレビジョン方式
のアスペクト比のビデオ信号に変換し、撮像素子からの
ワイドアスペクト比のビデオ信号と上記アスペクト比変
換回路からの現行の標準テレビジョン方式のアスペクト
比のビデオ信号とを選択的に切り換え、選択されたアス
ペクト比の画像を電子ビューファインダによりモニタし
ているため、1台のビデオカメラ装置を切り換えること
で上記ワイドアスペクト比の方式にも標準テレビジョン
方式にも兼用することができ、使用者にとって運用し易
いものとなる。
【0029】ここで、上記電子ビューファインダは、上
記切換選択されたアスペクト比に対応して表示形態を切
り換えるように構成することにより、撮影時のカメラ操
作の品質を高めることができる。また、上記ワイドアス
ペクト比が選択されたことに応じて上記アスペクト比変
換回路の動作を停止させる(例えば電源供給を遮断す
る)ことにより、電池寿命の長期化を図ることができ
る。
【0030】さらに、ビデオカメラ装置内部に、イメー
ジエンハンサ等のような1H遅延機能を有する回路が設
けられている場合には、上記アスペクト比の切換選択動
作に連動して上記1H遅延機能素子のシフト段数や動作
クロック周波数を切り換えることにより、不具合なく各
アスペクト比の映像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラ装置の一実施例を示
すブロック回路図である。
【図2】ワイドアスペクト比の画像を現行の標準テレビ
ジョンのアスペクト比に変換する原理を示す模式図であ
る。
【図3】アスペクト比変換回路の具体的な回路構成を示
す回路図である。
【図4】図3に示したアスペクト比変換回路のタイミン
グチャートである。
【図5】電子ビューファインダ設計時におけるアスペク
ト比に応じた画面の切り分け方法をを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 カメラレンズ系、 11 撮像素子、 12 ビ
デオアンプ、 13A/D変換器、 14 アスペクト
比変換回路、 15,20 スイッチ、 16 プロセ
ス回路、 17 出力端子、 21 電子ビューファイ
ンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月8日(2001.11.
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオカメ
ラ装置は、第1のアスペクト比又は第2のアスペクト比
の映像信号を出力するビデオカメラ装置において、上記
第1のアスペクト比の映像信号を生成する撮像素子と、
上記撮像素子によって生成された上記第1のアスペクト
比の映像信号を上記第2のアスペクト比の映像信号に変
換するアスペクト比変換回路と、上記第1のアスペクト
比のモードと上記第2のアスペクト比のモードとを選択
的に選択する選択手段と、上記選択手段により選択され
たアスペクト比のモードに応じて、上記アスペクト比変
換回路を有さない信号処理経路と上記アスペクト比変換
回路を有する信号処理経路とを切り換える切換手段と、
上記アスペクト比変換回路への電源供給を遮断する電源
遮断手段とを備え、上記選択手段で第1のアスペクト比
のモードが選択された場合は、上記切換手段により上記
アスペクト比変換回路を有さない信号処理経路に切り換
え、上記電源遮断手段により上記アスペクト比変換回路
への電源供給を遮断し、上記選択手段で第2のアスペク
ト比のモードが選択された場合は、上記切換手段により
上記アスペクト比変換回路を有する信号処理経路に切り
換え、上記アスペクト比変換回路への電源供給に対して
上記電源遮断手段による遮断をしないことを特徴とする
ことにより、上述した課題を解決する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るビデオカメラ装置によれば、第1のアスペクト
比又は第2のアスペクト比の映像信号を出力するビデオ
カメラ装置において、上記第1のアスペクト比の映像信
号を生成する撮像素子と、上記撮像素子によって生成さ
れた上記第1のアスペクト比の映像信号を上記第2のア
スペクト比の映像信号に変換するアスペクト比変換回路
と、上記第1のアスペクト比のモードと上記第2のアス
ペクト比のモードとを選択的に選択する選択手段と、上
記選択手段により選択されたアスペクト比のモードに応
じて、上記アスペクト比変換回路を有さない信号処理経
路と上記アスペクト比変換回路を有する信号処理経路と
を切り換える切換手段と、上記アスペクト比変換回路へ
の電源供給を遮断する電源遮断手段とを備え、上記選択
手段で第1のアスペクト比のモードが選択された場合
は、上記切換手段により上記アスペクト比変換回路を有
さない信号処理経路に切り換え、上記電源遮断手段によ
り上記アスペクト比変換回路への電源供給を遮断し、上
記選択手段で第2のアスペクト比のモードが選択された
場合は、上記切換手段により上記アスペクト比変換回路
を有する信号処理経路に切り換え、上記アスペクト比変
換回路への電源供給に対して上記電源遮断手段による遮
断をしないことにより、1台のビデオカメラ装置を切り
換えることで上記第1のアスペクト比の方式(例えばワ
イドアスペクト比の方式)にも第2のアスペクト比の方
式(例えば標準テレビジョン方式)にも兼用することが
でき、使用者にとって運用し易いものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名雲 文男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AB68 AC03 AC41 AC69

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現行の標準テレビジョン方式との互換性
    を有するワイドアスペクト比のテレビジョン方式の信号
    を出力するビデオカメラ装置において、 上記ワイドアスペクト比の画像を撮像する撮像素子と、 該撮像素子から出力される上記ワイドアスペクト比のビ
    デオ信号を現行の標準テレビジョン方式のアスペクト比
    のビデオ信号に変換するアスペクト比変換回路と、 上記ワイドアスペクト比のビデオ信号と上記アスペクト
    比変換回路からの現行の標準テレビジョン方式のアスペ
    クト比のビデオ信号とを選択的に切り換える切換手段
    と、 上記切換手段により選択されたアスペクト比のビデオ信
    号に各種の信号処理を施す信号処理回路と、 上記選択されたアスペクト比の画像をモニタする電子ビ
    ューファインダとを有して成るビデオカメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記電子ビューファインダは、上記切換
    手段で選択されたアスペクト比に対応して表示形態を切
    り換える手段を有して成ることを特徴とする請求項1記
    載のビデオカメラ装置。
  3. 【請求項3】 上記ワイドアスペクト比の方式が選択さ
    れたことに応じて上記アスペクト比変換回路の動作を停
    止させる手段を有して成ることを特徴とする請求項1記
    載のビデオカメラ装置。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号処理により1H遅延機能
    が実現される回路部を有するビデオカメラ装置であっ
    て、 上記アスペクト比の選択に応じて上記1H遅延機能のシ
    フト段数及び動作クロック周波数を切り換える手段を有
    して成ることを特徴とする請求項1記載のビデオカメラ
    装置。
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WO2023005333A1 (zh) * 2021-07-26 2023-02-02 荣耀终端有限公司 电子设备和摄像头模组

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