JP4133878B2 - デジタルカメラ及び画像信号生成方法 - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラ及び画像信号生成方法に関し、特に、撮影された被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子を備えたデジタルカメラ及び当該デジタルカメラの画像信号生成方法に関する。
近年、デジタルカメラの普及には目を見張るものがあり、年間出荷台数も銀塩カメラを上回るほどになっている。
ところで、従来のデジタルカメラでは、通常、CCD、CMOSイメージ・センサ等の撮像素子による撮像画像(被写体像)のアスペクト比は4:3とされている。これは、従来のテレビジョン受像機(以下、「従来型TV」という。)や、デジタルカメラに被写体像のモニター用として設けられている液晶ディスプレイ等の表示装置における表示領域のアスペクト比が4:3であることに対応したものである。
その一方で、近年、表示領域のアスペクト比が16:9(所謂ワイドサイズ)とされたテレビジョン受像機(以下、「ワイドTV」という。)の普及が進んでおり、デジタルカメラに設けられている表示装置についても、表示領域がワイドサイズとされたものの適用が進むものと予想される。
この場合、撮像素子として撮像画像のアスペクト比が4:3であるものが用いられたデジタルカメラによって撮影された被写体像を、アスペクト比を4:3としたまま外部に接続されたワイドTVや、搭載されている被写体像モニター用のワイドサイズの表示装置により表示するとき、表示部が液晶パネルで構成されている場合には当該液晶パネル上に表示される画像が画面の水平走査開始側である画面左側によってしまい、かつ画面右側には画像の一部が表示されてしまう、という課題があった。
この課題を解決するために、従来、アナログ映像信号におけるブランキング期間中のラインメモリへの書き込み周波数を映像表示期間中より高くすることによりデータ数を拡大し、これを一定速度で再生することにより、4:3のアスペクト比の画像をワイド画面の左右方向中央部に表示させることができるようにした技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−352463号公報
ところで、従来のデジタルカメラには、撮影された被写体像をテレビジョン受像機で表示することができるようにするために、ビデオ信号を出力するビデオ出力端子が設けられている場合が多い。
この種のデジタルカメラにおいて、当該デジタルカメラに搭載されている被写体像モニター用の表示装置とビデオ出力端子に接続されたテレビジョン受像機で被写体像を同時に表示できるようにするためには、当該表示装置に供給する画像信号とテレビジョン受像機で用いられるビデオ信号とでは仕様が大きく異なるため、各信号別に異なる系統の画像信号生成回路が必要となり、構成が複雑となる、という問題点が生じる。
なお、前述した特許文献1に記載の技術では、ビデオ出力端子を設ける点については何ら考慮されていないため、この問題点を解決することはできない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、備えられた表示手段により被写体像を表示するための画像信号と、接続された外部表示装置に供給するための画像信号とを簡易な構成で生成することのできるデジタルカメラ及び画像信号生成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のデジタルカメラは、撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングするマッピング手段と、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給するビデオ信号生成手段と、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給する画像信号生成手段と、を備えている。
請求項1に記載のデジタルカメラによれば、撮像手段による撮像によって被写体像を示すデジタル画像データが取得される。なお、上記撮像手段には、CCD、CMOSイメージセンサ等の固体撮像素子が含まれる。
また、本発明のデジタルカメラには、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、が備えられている。なお、上記表示手段には、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の各種ディスプレイ装置が含まれる。また、上記記憶手段には、SDRAM(Synchronous DRAM)、VRAM(Video RAM)、フラッシュ・メモリ(Flash Memory)等の半導体記憶素子が含まれる。
ここで、本発明のデジタルカメラでは、マッピング手段により、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データが当該メモリ空間にマッピングされる。
そして、本発明では、ビデオ信号生成手段により、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号が生成されて前記ビデオ出力端子に供給されると共に、画像信号生成手段により、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号が生成されて当該表示手段に供給される。
すなわち、本発明では、撮像手段によって取得されたデジタル画像データをビデオ出力端子に供給するビデオ信号と、自身に搭載されている表示手段に供給する画像信号の元となる共通のデータとして用いることができるように、当該デジタル画像データにより示される被写体像の中心部が予め定められたメモリ空間の中心部に一致するようにマッピングしており、当該データを各信号別に異なる系統で生成する場合に比較して、装置構成を簡易化するようにしている。
このように、請求項1に記載のデジタルカメラによれば、撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、を備え、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングし、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給すると共に、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給しているので、備えられた表示手段により被写体像を表示するための画像信号と、接続された外部表示装置に供給するための画像信号とを簡易な構成で生成することができる。
ところで、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合には、前記メモリ空間全体に前記デジタル画像データをマッピングしてしまうと、外部表示装置によって表示される被写体像が一部欠けてしまう場合がある。
そこで、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記マッピング手段は、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合に、前記デジタル画像データを、前記被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮してマッピングすることが好ましい。これによって、外部表示装置によって表示される被写体像の欠落を防止することができる。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比に応じて前記ビデオ信号生成手段及び前記画像信号生成手段の動作クロック信号の周波数を切り替える周波数切替手段を更に備えることが好ましい。これによって、外部表示装置に応じたビデオ信号を簡易に生成できる。
更に、請求項3に記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、前記動作クロック信号の周波数を切り替える期間の被写体像の表示をブラックアウトさせるように前記ビデオ信号生成手段及び前記画像信号生成手段を制御する制御手段を更に備えることが好ましい。これにより、動作クロック信号の周波数が切り替えられることによる表示画像の乱れを未然に防止することができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項5記載の画像信号生成方法は、撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、を備えたデジタルカメラの画像信号生成方法であって、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングし、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給すると共に、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給するものである。
従って、請求項5に記載の画像信号生成方法は、請求項1記載の発明と同様に作用するので、請求項1記載の発明と同様に、備えられた表示手段により被写体像を表示するための画像信号と、接続された外部表示装置に供給するための画像信号とを簡易な構成で生成することができる。
なお、本発明は、請求項6に記載の発明のように、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合に、前記デジタル画像データを、前記被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮してマッピングすることが好ましい。これによって、外部表示装置によって表示される被写体像の欠落を防止することができる。
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比に応じて前記ビデオ信号及び前記画像信号を生成する際の動作クロック信号の周波数を切り替えることが好ましい。これによって、外部表示装置に応じたビデオ信号を簡易に生成できる。
更に、請求項7に記載の発明は、請求項8に記載の発明のように、前記動作クロック信号の周波数を切り替える期間の被写体像の表示をブラックアウトさせるように前記ビデオ信号及び前記画像信号の生成動作を制御することが好ましい。これにより、動作クロック信号の周波数が切り替えられることによる表示画像の乱れを未然に防止することができる。
本発明によれば、撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、を備え、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングし、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給すると共に、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給しているので、備えられた表示手段により被写体像を表示するための画像信号と、接続された外部表示装置に供給するための画像信号とを簡易な構成で生成することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズスイッチ(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、モード切替スイッチ56Cと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズスイッチ56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズスイッチ56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
また、モード切替スイッチ56Cは、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像を後述するLCD38に再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際に回転操作される。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、十字カーソルスイッチ56Dと、が備えられている。なお、十字カーソルスイッチ56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成されている。また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、LCD38として、表示領域のアスペクト比が16:9とされた所謂ワイドサイズのものが適用されている。
更に、デジタルカメラ10の背面には、LCD38にメニュー画面を表示させるときに押圧操作されるメニュースイッチと、それまでの操作内容を確定するときに押圧操作される決定スイッチと、直前の操作内容をキャンセルするときに押圧操作されるキャンセルスイッチと、ストロボ44の発光状態を設定するときに押圧操作されるストロボスイッチと、マクロ撮影を行うときに押圧操作されるマクロ撮影スイッチと、が備えられている。
なお、デジタルカメラ10の側面には、ビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子66(図1では図示省略。図2参照。)が設けられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の主要構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48Aの所定領域に直接記憶させる制御も行う。
ここで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、上記デジタルデータが直接記憶される所定領域として、図3に示すように、当該デジタルデータを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつLCD38の表示領域のアスペクト比(ここでは、16:9)に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間MSが適用されている。そして、本実施の形態に係るデジタル信号処理部30は、入力されたデジタルデータをメモリ48Aのメモリ空間MSに、被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するように直接マッピングしている。
なお、デジタル信号処理部30には、入力されたデジタルデータに対して、当該デジタルデータにより示される被写体像の解像度を変換する機能も備えられている。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、デジタル画像データにより示される被写体像やメニュー画面等をLCD38に表示させるための画像信号を生成してLCD38に供給する一方、LCD38に表示させる画像を示すビデオ信号(本実施の形態では、NTSC信号)S1を生成してビデオ出力端子66に供給するビデオ/LCDエンコーダ36を備えている。
ここで、ビデオ/LCDエンコーダ36は、メモリ48Aのメモリ空間MSからマッピングされたデジタル画像データ(以下、「マッピングデータ」という。)DATAを入力し、当該マッピングデータDATAに基づいて後述するビデオ信号S1を示すデジタルデータを生成して出力するデジタルエンコーダ62と、デジタルエンコーダ62から出力されたデジタルデータをアナログ信号に変換してビデオ信号S1としてビデオ出力端子66に供給するデジタル/アナログ変換器(以下、「DAC」という。)64と、を備えている。
なお、本実施の形態に係るデジタルエンコーダ62では、マッピングデータDATAに基づいて、メモリ空間MSの中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるようにビデオ信号S1を示すデータを生成する。
また、ビデオ/LCDエンコーダ36は、マッピングデータDATAを入力し、当該マッピングデータDATAに基づいてLCD38に供給する画像信号を生成するLCDコントローラ68を備えている。
なお、本実施の形態に係るLCDコントローラ68では、マッピングデータDATAに基づいて、メモリ空間MSの中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように画像信号を生成する。その他、LCDコントローラ68では、マッピングデータDATAに含まれるデジタル画像データにより示される被写体像の画素配列をLCD38の画素配列に変換する画素配列変換処理、当該被写体像の画素数をLCD38の画素数に変換する画素数変換処理、当該被写体像に対するLCD38の特性等に応じたガンマ処理やシャープネス処理等の各種処理を実行するが、以上のようなLCDコントローラ68の動作は従来既知であるので、これ以上の説明は省略する。
一方、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を一時的に記憶するメモリ48Aと、各種パラメータ等の所定情報が予め記憶されたメモリ48Bと、メモリ48A及びメモリ48Bに対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48AとしてSDRAM(Synchronous DRAM)が用いられ、メモリ48BとしてフラッシュROMが用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(R))が用いられている。
デジタル信号処理部30、ビデオ/LCDエンコーダ36、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30、ビデオ/LCDエンコーダ36及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、メモリ48A、メモリ48B及びメモリカード52へのメモリインタフェース46ないし外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。
すなわち、本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、前述のレリーズスイッチ56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルスイッチ56D、メニュースイッチ等の各種スイッチ(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
更に、デジタルカメラ10には、主としてビデオ/LCDエンコーダ36を駆動させるための動作クロック信号を生成してビデオ/LCDエンコーダ36に供給するクロックジェネレータ72が備えられており、ビデオ/LCDエンコーダ36の駆動は当該動作クロック信号に同期された状態で制御される。なお、クロックジェネレータ72はCPU40に接続されており、当該クロックジェネレータ72により生成される動作クロック信号の周波数はCPU40によって設定することができる。
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、ビデオ出力端子66に対し、従来型TVとワイドTVの何れか一方を選択的に接続することができるものとして構成されている。そして、デジタルカメラ10は、メニュースイッチを押圧操作することによってLCD38に表示されるメニュー画面上で、ビデオ出力端子66に接続されたテレビジョン受像機74(図2参照。以下、「TV74」という。)が従来型TVであるのか、ワイドTVであるのかを設定するものとして構成されている。
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、メニュースイッチを押圧操作することによってLCD38に表示されるメニュー画面上で、撮影モード実行時におけるメモリカード52に記録する被写体像のアスペクト比を16:9及び4:3の何れか一方に選択的に設定することができると共に、再生モード実行時におけるLCD38に再生表示する被写体像のアスペクト比を16:9及び4:3の何れか一方に選択的に設定することができるものとして構成されている。そして、本実施の形態に係るデジタル信号処理部30では、被写体像のアスペクト比が設定されたアスペクト比となるように、処理対象とするデジタル画像データの解像度を変換した後にメモリ48Aのメモリ空間MSにマッピングするようにしている。このとき、デジタル信号処理部30は、処理対象とするデジタル画像データをメモリ48Aのメモリ空間MSに、被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するようにマッピングしている。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48Aの所定領域(メモリ空間MS)に直接格納する。
メモリ48Aの所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、当該YC信号をメモリ48Aの上記所定領域(メモリ空間MS)にマッピングデータDATAとして再び格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合にビデオ/LCDエンコーダ36は、LCDコントローラ68によってメモリ48Aのメモリ空間MSに記憶されているマッピングデータDATAを読み出し、当該マッピングデータDATAを用いて、従来既知の技術によりLCD38に供給可能な画像信号を生成してLCD38に順次出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
一方、この場合にデジタルエンコーダ62は、メモリ48Aのメモリ空間MSに記憶されているマッピングデータDATAを読み出し、当該マッピングデータDATAに基づいてビデオ信号S1を示すデジタルデータを生成し、DAC64に順次出力する。これによって、ビデオ出力端子66には、スルー画像を示すビデオ信号S1が順次供給されることになる。
ここで、レリーズスイッチ56Aがユーザによって半押し状態とされたタイミングで前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされたタイミングで、その時点でメモリ48Aのメモリ空間MSに格納されているマッピングデータDATAに含まれるYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
ところで、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、メニュースイッチを押圧操作することによってLCD38に表示されるメニュー画面上で、ビデオ出力端子66に接続されたTV74が従来型TVであるのか、ワイドTVであるのかがユーザによって設定されたとき、及びメモリカード52に記録する被写体像ないしLCD38に再生表示する被写体像のアスペクト比が切り替えられたときにマッピング切換処理が実行される。
次に、図4を参照して、当該マッピング切換処理を実行する際のデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図4は、このときデジタルカメラ10のCPU40で実行されるマッピング切換処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ48Bの所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、スルー画像をLCD38及びTV74により表示している場合について説明する。
同図のステップ100では、デジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68の作動を停止させることにより、TV74及びLCD38でのスルー画像の表示を停止させ、次のステップ102では、クロックジェネレータ72の作動を停止させる。
次のステップ104では、ユーザによって設定されているTV74の種類がワイドTVであったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ106に移行する。
ステップ106では、クロックジェネレータ72に対してビデオ/LCDエンコーダ36に供給する動作クロック信号の周波数をワイドTV用の周波数(27MHz)に設定し、次のステップ108では、ユーザによって設定されている被写体像のアスペクト比が16:9(この場合の被写体像を、以下では「ワイド画像」という。)であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ110に移行して、デジタル信号処理部30に対し、被写体像のアスペクト比として16:9を設定することにより、入力されたデジタル画像データを、ワイド画像である被写体像を示すものとしてマッピングするように設定した後、ステップ122に移行する。
上記ステップ110の処理により、これ以降、デジタル信号処理部30では、一例として図5(A)に示すように、ワイド画像である被写体像を示すデジタル画像データをメモリ48Aのメモリ空間MSに対して、当該被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するようにマッピングすることになる。
一方、上記ステップ108において否定判定となった場合には、ユーザによって設定されている被写体像のアスペクト比が4:3(この場合の被写体像を、以下では「通常画像」という。)であるものと見なしてステップ112に移行し、デジタル信号処理部30に対し、被写体像のアスペクト比として4:3を設定することにより、入力されたデジタル画像データを、通常画像である被写体像を示すものとしてマッピングするように設定した後、ステップ122に移行する。
上記ステップ112の処理により、これ以降、デジタル信号処理部30では、一例として図5(B)に示すように、通常画像である被写体像を示すデジタル画像データをメモリ48Aのメモリ空間MSに対して、当該被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するようにマッピングすることになる。
一方、上記ステップ104において否定判定となった場合には、ユーザによって設定されたTV74の種類が従来型TVであったものと見なしてステップ114に移行し、クロックジェネレータ72に対してビデオ/LCDエンコーダ36に供給する動作クロック信号の周波数を従来型TV用の周波数(24MHz)に設定し、次のステップ116では、ユーザによって設定されている被写体像がワイド画像であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ118に移行して、デジタル信号処理部30に対し、被写体像のアスペクト比として16:9を設定すると共に、処理対象とするデジタル画像データを当該デジタル画像データにより示される被写体像のアスペクト比を維持した状態で所定圧縮率で圧縮するように設定することにより、入力されたデジタル画像データを、ワイド画像である被写体像を示し、かつ圧縮された状態でマッピングするように設定した後、ステップ122に移行する。なお、本実施の形態に係るデジタル信号処理部30では、上記所定圧縮率として、上記被写体像の左右方向幅が従来型TVの表示領域の左右方向幅に対応する大きさとなるように予め導出された圧縮率を適用している。
上記ステップ118の処理により、これ以降、デジタル信号処理部30では、一例として図5(C)に示すように、ワイド画像である被写体像を示すデジタル画像データを圧縮した状態で、メモリ48Aのメモリ空間MSに対し、当該被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するようにマッピングすることになる。
一方、上記ステップ116において否定判定となった場合には、ユーザによって設定されている被写体像が通常画像であるものと見なしてステップ120に移行し、デジタル信号処理部30に対し、被写体像のアスペクト比として4:3を設定することにより、入力されたデジタル画像データを、通常画像である被写体像を示すものとしてマッピングするように設定した後、ステップ122に移行する。
上記ステップ120の処理により、これ以降、デジタル信号処理部30では、一例として図5(D)に示すように、通常画像である被写体像を示すデジタル画像データをメモリ48Aのメモリ空間MSに対して、当該被写体像の中心部が当該メモリ空間MSの中心部に一致するようにマッピングすることになる。
ステップ122では、上記ステップ102において停止されたクロックジェネレータ72の作動を再開させ、次のステップ124では、上記ステップ100において停止されたデジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68の作動を再開させ、その後に本マッピング切換処理プログラムを終了する。
以上のマッピング切換処理により、例えば、ユーザによって被写体像としてワイド画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74としてワイドTVが、各々設定されている場合で、LCD38によって表示される画像が図6(A)に示すものである場合、ビデオ出力端子66にワイドTVが接続されている場合には、当該ワイドTVでは、図6(B)に示すように、LCD38に表示される画像と同様の画像が歪みのない状態で表示されることになる。なお、図6(A)に示す例では、ユーザによってワイドTVの接続が設定されていることを示す情報(「ワイド」/4:3)も表示領域の最下部に表示している。
これに対してビデオ出力端子66に誤って従来型TVが接続されている場合、当該従来型TVでは、図6(C)に示すように、LCD38に表示される画像が左右方向に縮められた状態で表示されることになる。このように、接続されたTV74が設定されたものと異なる場合には、TV74に表示される画像は歪んだ状態になってしまうものの、画像を表示することは可能である。
一方、ユーザによって被写体像としてワイド画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74として従来型TVが、各々設定されている場合で、LCD38によって表示される画像が図7(A)に示すものである場合、ビデオ出力端子66に従来型TVが接続されている場合には、当該従来型TVでは、図7(C)に示すように、LCD38に表示される画像と同様の画像が歪みのない状態で表示されることになる。なお、図7(A)に示す例では、ユーザによって従来型TVの接続が設定されていることを示す情報(ワイド/「4:3」)も表示領域の最下部に表示している。
これに対してビデオ出力端子66に誤ってワイドTVが接続されている場合、当該ワイドTVでは、図7(B)に示すように、LCD38に表示される画像が左右方向に伸ばされた状態で表示されることになる。このように、接続されたTV74が設定されたものと異なる場合には、TV74に表示される画像は歪んだ状態になってしまうものの、画像を表示することは可能である。
一方、ユーザによって被写体像として通常画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74としてワイドTVが、各々設定されている場合で、LCD38によって表示される画像が図8(A)に示すものである場合、ビデオ出力端子66にワイドTVが接続されている場合には、当該ワイドTVでは、図8(B)に示すように、LCD38に表示される画像と同様の画像が歪みのない状態で表示されることになる。
これに対してビデオ出力端子66に誤って従来型TVが接続されている場合、当該従来型TVでは、図8(C)に示すように、LCD38に表示される画像が左右方向に縮められた状態で表示されることになる。このように、接続されたTV74が設定されたものと異なる場合には、TV74に表示される画像は歪んだ状態になってしまうものの、画像を表示することは可能である。
一方、ユーザによって被写体像として通常画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74として従来型TVが、各々設定されている場合で、LCD38によって表示される画像が図9(A)に示すものである場合、ビデオ出力端子66に従来型TVが接続されている場合には、当該従来型TVでは、図9(C)に示すように、LCD38に表示される画像と同様の画像が歪みのない状態で表示されることになる。
これに対してビデオ出力端子66に誤ってワイドTVが接続されている場合、当該ワイドTVでは、図9(B)に示すように、LCD38に表示される画像が左右方向に伸ばされた状態で表示されることになる。このように、接続されたTV74が設定されたものと異なる場合には、TV74に表示される画像は歪んだ状態になってしまうものの、画像を表示することは可能である。
ところで、本実施の形態に係るデジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68では、一例として図10に示すように、各々クロックジェネレータ72から供給される動作クロック信号に同期して垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCを生成するが、ユーザによって設定されているTV74が従来型TVからワイドTVに変更された場合には、上記マッピング切換処理プログラムのステップ106の処理によって動作クロック信号の周波数が24MHz系から27MHz系に切り替えられてデジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68に供給される。
この動作クロック信号の切り替え期間には、上記マッピング切換処理プログラムのステップ100及びステップ102の処理と、ステップ122及びステップ124の処理によってTV74及びLCD38に非表示期間が設けられて表示がブラックアウトされるので、動作クロック信号の周波数が切り替えられることによる表示画像の乱れを未然に防止することができる。
一方、図11には、図10における水平同期信号HSYNCの1周期期間を拡大したタイムチャートが示されている。同図に示すように、ユーザによって設定されたTV74が従来型TVである場合のマッピングデータDATAは、動作クロック信号の640クロックで1ライン(1走査線)当たりの画像を示すデジタル画像データが含められ、ユーザによって設定されたTV74がワイドTVである場合のマッピングデータDATAは、動作クロック信号の720クロックで1ライン(1走査線)当たりの画像を示すデジタル画像データが含められる。この結果、前述したように、ビデオ出力端子66にユーザによって設定されたテレビジョン受像機がTV74として接続された場合には、当該TV74によって歪みを生じることなく、LCD38に表示される画像と同様の画像が表示されることになる。
図12には、本発明のメモリ空間として3面分(3フレーム分)のメモリ空間がメモリ48Aに設けられている場合における、ユーザによって設定されている被写体像が通常画像からワイド画像に変更された場合のマッピング動作及び表示画像の推移状態が模式的に示されている。なお、ここでは、上記3面分のメモリ空間を、各々、A面、B面、C面と表している。また、ここでは、デジタルカメラ10における撮像系の垂直同期信号VIと、再生系(表示系)の垂直同期信号VD(上述した垂直同期信号VSYNCと同一。)の同期が取られていない場合について示している。
同図に示すように、この場合、デジタル信号処理部30では、通常画像からワイド画像に切り替えられるまでは被写体像を示すデジタル画像データが所定フレーム・レートでアスペクト比が4:3とされた通常画像として順次各メモリ空間にマッピングされ、当該切り替えが行われた後は、次の垂直同期信号VIのクロック・タイミングに同期してアスペクト比が16:9とされたワイド画像での各メモリ空間へのマッピングが開始される。
これに対し、デジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68では、既にマッピングが終了している面のメモリ空間に記憶されているマッピングデータDATAを用いて画像表示を行うための画像信号を生成してビデオ出力端子66ないしLCD38に供給する。この結果、図12に示す例では、垂直同期信号VDに同期して、ビデオ出力端子66に接続されているTV74及び搭載されているLCD38により、C面にマッピングされた画像、A面にマッピングされた画像、A面にマッピングされた画像、B面にマッピングされた画像、C面にマッピングされた画像、・・・、というように各表示画像が切り替わることになる。なお、ここで、A面にマッピングされた画像が2回続けて表示されるのは、垂直同期信号VIと垂直同期信号VDが同期していないために、1回目のA面の表示の次の表示タイミングには、B面へのマッピングが終了していないためである。
なお、以上は、撮影モードが設定されており、スルー画像をLCD38及びTV74に表示させる場合についての説明であるが、再生モードが設定されており、メモリカード52に記録されているデジタル画像データによって示される被写体像をLCD38及びTV74に表示させる場合についても、ビデオ/LCDエンコーダ36は、以上の動作と同様に作用する。但し、この場合は、デジタル信号処理部30は、再生対象とする被写体像を示すデジタル画像データをメモリカード52から読み出し、上記と同様のフォーマットとされたマッピングデータDATAを生成することになる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段(ここでは、CCD24)と、前記被写体像を表示するための表示手段(ここでは、LCD38)と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子(ここでは、ビデオ出力端子66)と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段(ここでは、メモリ48A)と、を備え、前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングし、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給すると共に、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給しているので、備えられた表示手段により被写体像を表示するための画像信号と、接続された外部表示装置に供給するための画像信号とを簡易な構成で生成することができる。
また、本実施の形態によれば、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合に、前記デジタル画像データを、前記被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮してマッピングすしているので、外部表示装置によって表示される被写体像の欠落を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比に応じてビデオ信号生成手段(ここでは、デジタルエンコーダ62)及び画像信号生成手段(ここでは、LCDコントローラ68)の動作クロック信号の周波数を切り替えているので、外部表示装置に応じたビデオ信号を簡易に生成できる。
更に、本実施の形態によれば、前記動作クロック信号の周波数を切り替える期間の被写体像の表示をブラックアウトさせるように前記ビデオ信号生成手段及び前記画像信号生成手段を制御しているので、動作クロック信号の周波数が切り替えられることによる表示画像の乱れを未然に防止することができる。
なお、本実施の形態で説明したマッピング切換処理プログラムの処理の流れ(図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、当該マッピング切換処理プログラムのステップ118では、デジタル信号処理部30に対し、処理対象とするデジタル画像データを当該デジタル画像データにより示される被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮するように設定した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該デジタル画像データを圧縮することを設定しない形態とすることもできる。この場合は、ビデオ出力端子66に接続された従来型TVによって表示される画像の一部が欠落することになるが、当該画像が歪むことはない。
また、本実施の形態で説明したデジタルカメラ10の構成(図1及び図2参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施の形態では、デジタル信号処理部30においてデジタル画像データの解像度を適宜変換する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、デジタル画像データの解像度を変換するための解像度変換部を別途設ける形態とすることもできる。この場合は、デジタル信号処理部30による解像度変換のための処理を分散化することができ、デジタル信号処理部30の処理負荷を低減することができる。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の主要構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るメモリ空間を示す模式図である。 実施の形態に係るマッピング切換処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るマッピング切換処理プログラムにより設定されたマッピングの状態を示す模式図である。 ユーザによって被写体像としてワイド画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74としてワイドTVが、各々設定されている場合における、LCD38によって表示される画像と、ワイドTVによって表示される画像と、従来型TVによって表示される画像と、を示す概略図である。 ユーザによって被写体像としてワイド画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74として従来型TVが、各々設定されている場合における、LCD38によって表示される画像と、ワイドTVによって表示される画像と、従来型TVによって表示される画像と、を示す概略図である。 ユーザによって被写体像として通常画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74としてワイドTVが、各々設定されている場合における、LCD38によって表示される画像と、ワイドTVによって表示される画像と、従来型TVによって表示される画像と、を示す概略図である。 ユーザによって被写体像として通常画像が、ビデオ出力端子66に接続されているTV74として従来型TVが、各々設定されている場合における、LCD38によって表示される画像と、ワイドTVによって表示される画像と、従来型TVによって表示される画像と、を示す概略図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの動作の説明に供する図であり、デジタルエンコーダ62及びLCDコントローラ68で生成される垂直同期信号VSYNC及び水平同期信号HSYNCと、クロックジェネレータ72で生成される動作クロック信号と、非表示期間と、を各々示す状態推移図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの動作の説明に供する図であり、動作クロック信号と、水平同期信号HSYNCと、マッピングデータDATAと、を示すタイムチャートである。 本発明のメモリ空間として3面分(3フレーム分)のメモリ空間がメモリ48Aに設けられている場合における、ユーザによって設定されている被写体像が通常画像からワイド画像に変更された場合のマッピング動作及び表示画像の推移状態を示す模式図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD(撮像手段)
30 デジタル信号処理部(マッピング手段)
36 ビデオ/LCDエンコーダ
38 LCD(表示手段)
40 CPU(周波数切替手段、制御手段)
48A メモリ(記憶手段)
62 デジタルエンコーダ(ビデオ信号生成手段)
64 DAC(ビデオ信号生成手段)
66 ビデオ出力端子
68 LCDコントローラ(画像信号生成手段)
74 TV(外部表示装置)
DATA マッピングデータ

Claims (8)

  1. 撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、
    前記被写体像を表示するための表示手段と、
    前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、
    前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、
    前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングするマッピング手段と、
    前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給するビデオ信号生成手段と、
    前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給する画像信号生成手段と、
    を備えたデジタルカメラ。
  2. 前記マッピング手段は、前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合に、前記デジタル画像データを、前記被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮してマッピングする
    請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比に応じて前記ビデオ信号生成手段及び前記画像信号生成手段の動作クロック信号の周波数を切り替える周波数切替手段
    を更に備えた請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記動作クロック信号の周波数を切り替える期間の被写体像の表示をブラックアウトさせるように前記ビデオ信号生成手段及び前記画像信号生成手段を制御する制御手段
    を更に備えた請求項3記載のデジタルカメラ。
  5. 撮像によって被写体像を示すデジタル画像データを取得する撮像手段と、前記被写体像を表示するための表示手段と、前記被写体像を示すビデオ信号を外部に出力するためのビデオ出力端子と、前記デジタル画像データを一時的にマッピングするためのメモリ空間であり、かつ前記表示手段の表示領域のアスペクト比に応じた2次元配列状態とされたメモリ空間が予め設けられた記憶手段と、を備えたデジタルカメラの画像信号生成方法であって、
    前記被写体像の中心部が前記メモリ空間の中心部に一致するように前記デジタル画像データを当該メモリ空間にマッピングし、
    前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記ビデオ信号を生成して前記ビデオ出力端子に供給すると共に、前記メモリ空間にマッピングされたデジタル画像データに基づいて、当該メモリ空間の中心部に記憶されているデジタル画像データにより示される画像の位置が再生画像の中心位置となるように前記表示手段により前記被写体像を表示するための画像信号を生成して当該表示手段に供給する、
    画像信号生成方法。
  6. 前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比が前記表示手段の表示領域のアスペクト比と異なり、かつ前記被写体像のアスペクト比が前記外部表示装置の表示領域のアスペクト比と異なる場合に、前記デジタル画像データを、前記被写体像のアスペクト比を維持した状態で圧縮してマッピングする、
    請求項5記載の画像信号生成方法。
  7. 前記ビデオ出力端子に接続された外部表示装置の表示領域のアスペクト比に応じて前記ビデオ信号及び前記画像信号を生成する際の動作クロック信号の周波数を切り替える、
    請求項5又は請求項6記載の画像信号生成方法。
  8. 前記動作クロック信号の周波数を切り替える期間の被写体像の表示をブラックアウトさせるように前記ビデオ信号及び前記画像信号の生成動作を制御する、
    請求項7記載の画像信号生成方法。
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