JP4434828B2 - 撮影装置及びビデオ信号出力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影装置及びビデオ信号出力方法に関し、特に、撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子と、画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示するためのビデオ信号を出力する出力手段と、を備えた撮影装置及び当該撮影装置のビデオ信号出力方法に関する。
近年、デジタルカメラの普及には目を見張るものがあり、年間出荷台数も銀塩カメラを上回るほどになっている。
ところで、従来のデジタルカメラでは、一般に、被写体像のモニター用として設けられている液晶ディスプレイ等の表示部における表示領域のアスペクト比は4:3とされている。これは、従来のテレビジョン受像機における表示領域のアスペクト比や、従来のデジタルカメラで用いられているCCD(電荷結合素子)、CMOSイメージ・センサ等の撮像素子による撮像画像(被写体像)のアスペクト比が4:3であることに対応したものである。
その一方で、近年、表示領域のアスペクト比が16:9(所謂ワイドサイズ)とされたテレビジョン受像機の普及が進んでおり、デジタルカメラに設けられている表示部についても、表示領域がワイドサイズとされたものの適用が進むものと予想される。この場合、当該デジタルカメラでは、撮像素子によって撮像された被写体像を上記表示部によってモニター表示する場合、アスペクト比を16:9のものとした状態で表示することになる。
ところで、従来のデジタルカメラには、撮影された被写体像をテレビジョン受像機で表示することができるようにするために、ビデオ信号を出力するビデオ出力端子が設けられている場合が多い。
このようなビデオ出力端子を備えたデジタルカメラにおいて、当該ビデオ出力端子に表示領域のアスペクト比が4:3とされたテレビジョン受像機が接続され、アスペクト比が16:9とされた撮像画像を当該テレビジョン受像機によって表示させた際には、撮像画像が水平方向に押し潰された状態で表示されてしまい、表示画像に歪みが生じてしまうこととなる。
このような表示画像に歪みが生じてしまう問題は、撮像画像とテレビジョン受像機の表示領域のアスペクト比が異なる場合には生じてしまう問題である。
従来、撮像画像と画像表示装置との間のアスペクト比の違いに起因する表示画像の歪みの発生を防止するために適用し得る技術として、次に示すものがあった。
まず、アスペクト比が16:9のCCDにより得られた画像をアスペクト比が4:3のモニタにも正しく表示できるようにすることを目的として、アスペクト比16:9で画像を記録する際に、中央のアスペクト比4:3の部分と、左右の残りの部分の画像とを分割して記録し、出力先のモニタのアスペクト比にあわせて出力を行う技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
また、横長サイズ(アスペクト比16:9)で撮影した画像を現行のテレビジョン受像機(アスペクト比4:3)にも横長画面を有するテレビジョン受像機にも好適に表示できるようにすることを目的として、撮像画像のアスペクト比が16:9とされた撮像手段により撮像された画像をアスペクト比が4:3の画像となるように圧縮する圧縮手段と、上記撮像手段により撮像された画像からアスペクト比が4:3となる一部領域を抽出する画像抽出手段とを有し、アスペクト比として4:3が切換設定された場合は上記画像抽出手段によって抽出された画像を記録媒体に記録し、アスペクト比として16:9が切換設定された場合は上記圧縮手段によって圧縮された画像を記録媒体に記録する技術があった(例えば、特許文献2参照。)。
更に、撮影者がアスペクト比を切り替えた際、接続する機器(テレビジョン受像機)のアスペクト比を自動的に切り替えることができるようにすることを目的として、アスペクト比切り替え用のスイッチがユーザにより切り替えられた際に所定の制御信号を上記接続機器に出力すると共に、当該接続機器において上記制御信号に応じてアスペクト比を切り替える技術があった(例えば、特許文献3参照。)。
特開平5−183866号公報 特開平5−292464号公報 特開平5−75916号公報
しかしながら、これらの従来技術では、接続されたテレビジョン受像機の表示領域のアスペクト比をユーザが目視により認識し、設定する必要があるため、ユーザによってアスペクト比が誤確認されてしまった場合には表示画像に歪みが生じてしまう、という問題点があった。
また、これらの従来技術のうち、所定の制御信号を用いる技術では、カメラとテレビジョン受像機の双方に対して当該制御信号を送信ないし受信するためのハードウェアを新たに設ける必要がある、という問題点もあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができる撮影装置及びビデオ信号出力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮影装置は、撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子、前固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出する導出手段と、前記ビデオ信号によって示される前記被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく前記導出手段によって導出されたアスペクト比となるように設定する設定手段と、前記画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示させるための、前記設定手段によって設定されたアスペクト比のビデオ信号を出力する出力手段と、を備えている。
請求項1に記載の撮影装置によれば、固体撮像素子による撮像によって被写体像を示す画像情報が取得されると共に、画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示するためのビデオ信号が出力手段によって出力される。なお、上記固体撮像素子には、CCD、CMOSイメージ・センサ等が含まれる。また、上記出力手段によるビデオ信号の出力には、ビデオ出力端子等を介した有線での出力の他、ブルートゥース(Bluetooth)、IrDA(Infrared Data Association)等による無線での出力が含まれる。更に、上記画像表示装置には、液晶ディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ、有機ELディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ等の各種ディスプレイが備えられたテレビジョン受像機、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、パーソナル・コンピュータ等の表示機能を有する機器が含まれる。
ここで、本発明では、導出手段により、前記固体撮像素子による前記画像表示装置における表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比が導出され、設定手段により、前記ビデオ信号によって示される前記被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく前記導出手段によって導出されたアスペクト比となるように設定され、出力手段前により、前記画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示させるための、前記設定手段によって設定されたアスペクト比のビデオ信号が出力される
すなわち、本発明では、ビデオ信号の出力先となる画像表示装置の表示領域を予め備えられている固体撮像素子によって撮像し、当該撮像によって得られた画像情報に基づいて上記表示領域のアスペクト比を導出して、ビデオ信号により示される被写体像のアスペクト比が導出されたアスペクト比となるように設定し、設定したアスペクト比のビデオ信号を出力しており、これによって、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができるようにしている。
このように、請求項1に記載の撮影装置によれば、ビデオ信号の出力対象となる画像表示装置における表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出し、前記ビデオ信号によって示される被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく、導出したアスペクト比となるように設定し、設定したアスペクト比のビデオ信号を出力しているので、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、予め定められたアスペクト比とされたテストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させるテストパターン出力手段を更に備え、前記導出手段は、前記画像表示装置における表示領域に前記テストパターンが表示された状態での前記固体撮像素子による当該表示領域の撮像によって得られた画像情報により示されるテストパターンに基づいて前記アスペクト比を導出することが好ましい。これによって、ビデオ信号により示されるテストパターンのアスペクト比と、画像表示装置の表示領域に表示されたテストパターンのアスペクト比の差異に基づいて、画像表示装置の表示領域のアスペクト比を精度よく、かつ簡易に導出することができる。
特に、請求項2に記載の発明は、請求項3に記載の発明のように、前記テストパターン出力手段は、前記テストパターンの撮影を促す情報を付加した状態で前記テストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させることが好ましい。これによって、ユーザに対してテストパターンの撮影を促すことができ、利便性を向上させることができる。
更に、請求項2又は請求項3に記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、前記撮像によって得られた画像情報から前記テストパターンが検出できない場合に警告を発する警告手段を更に備えることが好ましい。これによって、テストパターンが検出できない異常状態をユーザに明示することができ、当該異常状態を回避させることが可能となる。
また、本発明は、請求項5に記載の発明のように、前記ビデオ信号により示される被写体像のアスペクト比の設定指示を入力する入力手段と、前記導出手段によって前記アスペクト比が導出できなかった場合に前記入力手段によるアスペクト比の設定指示の入力を促す情報を提示する提示手段と、を更に備えることが好ましい。これによって、自動でのアスペクト比の導出ができなかった場合における当該アスペクト比の設定を行うことができるようになる。なお、上記入力手段には、各種スイッチ類が含まれる。
また、請求項6に記載の撮影装置は、撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子と、撮像された被写体像のアスペクト比を設定する設定手段と、前記固体撮像素子で取得された画像情報に基づいて、前記設定手段によって設定されたアスペクト比の被写体像を示すデジタル画像データが記録メディアに記録されるように制御する制御手段と、前記固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出する導出手段と、前記設定手段で設定されたアスペクト比と前記導出手段で導出されたアスペクト比が一致する場合には、前記記録メディアに記録されたデジタル画像データに基づいて生成したビデオ信号を出力し、前記設定手段で設定されたアスペクト比と前記導出手段で導出されたアスペクト比とが一致しない場合には、前記記録メディアに記録されたデジタル画像データに基づいてアスペクト比が前記導出手段で導出されたアスペクト比となるように変換して生成したビデオ信号を出力する出力手段と、を備えている。
一方、上記目的を達成するために、請求項記載のビデオ信号出力方法は、撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子を備えた撮影装置のビデオ信号出力方法であって、前記固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出し、前記ビデオ信号によって示される前記被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく、導出したアスペクト比となるように設定し、画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示させるための、前記設定されたアスペクト比のビデオ信号を出力するものである。
従って、請求項に記載のビデオ信号出力方法は、撮影装置を請求項1記載の発明と同様に作用させるものであるので、請求項1記載の発明と同様に、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができる。
なお、本発明は、請求項に記載の発明のように、予め定められたアスペクト比とされたテストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させ、前記画像表示装置における表示領域に前記テストパターンが表示された状態での前記固体撮像素子による当該表示領域の撮像によって得られた画像情報により示されるテストパターンに基づいて前記アスペクト比を導出することが好ましい。これによって、ビデオ信号により示されるテストパターンのアスペクト比と、画像表示装置の表示領域に表示されたテストパターンのアスペクト比の差異に基づいて、画像表示装置の表示領域のアスペクト比を精度よく、かつ簡易に導出することができる。
本発明によれば、ビデオ信号の出力対象となる画像表示装置における表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出し、前記ビデオ信号によって示される被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく、導出したアスペクト比となるように設定しているので、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明に係る撮影装置及びビデオ信号出力方法をデジタルカメラに適用した場合について説明する。
〔第1の実施の形態〕
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ21と、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ44と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ20と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ20の接眼部と、撮影された被写体像やメニュー画面等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)38と、が備えられている。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、LCD38として表示領域のアスペクト比が16:9とされたものが適用されている。
また、デジタルカメラ10の背面には、撮影を行うモードである撮影モード及び被写体像をLCD38により再生するモードである再生モードの何れかのモードに設定する際にスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、十字カーソルボタン56Dと、撮像された被写体像のアスペクト比を16:9及び4:3の何れか一方に選択的に切り替える際に押圧操作されるワイド切替スイッチ56Eと、が更に備えられている。
なお、十字カーソルボタン56Dは、LCD38の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成されている。また、ワイド切替スイッチ56Eは、押圧操作する度に、その時点で設定されているアスペクト比を他方のアスペクト比に切り替えるものとされている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の主要構成を説明する。
デジタルカメラ10は、前述のレンズ21を含んで構成された光学ユニット22と、レンズ21の光軸後方に配設された電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を備えている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を備えている。なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
CCD24の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、CCD24から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るマイクロコンピュータ40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を一時的に記憶するメモリ48と、を備えている。なお、マイクロコンピュータ40には、各種プログラムやパラメータ等が予め記憶された不揮発性のメモリ40Aが内蔵されている。
また、デジタルカメラ10は、可搬型の記録メディア52が着脱可能に構成されており、記録メディア52が装着された状態でデジタル信号処理部30により当該記録メディア52がアクセスできる構成となっている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)が用いられ、記録メディア52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
また、デジタルカメラ10には、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理部54が備えられている。
更に、デジタルカメラ10には、入力されたデジタルデータをアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換器(以下、「DAC」という。)60が備えられており、デジタル信号処理部30と協働して、LCD38に表示させる画像を示す映像信号(本実施の形態では、NTSC信号。)を生成し、ビデオ出力端子61からビデオ信号として出力することができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はマイクロコンピュータ40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
また、マイクロコンピュータ40はモータ駆動部62の入力端に接続され、モータ駆動部62の出力端は光学ユニット22に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
本実施の形態に係るレンズ21は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々マイクロコンピュータ40の制御下でモータ駆動部62から供給された駆動信号によって駆動される。
マイクロコンピュータ40は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット22に含まれるレンズ21の焦点距離を変化させる。
また、マイクロコンピュータ40は、CCD24による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。
また、マイクロコンピュータ40は、デジタル信号処理部30、ストロボ44、及び圧縮・伸張処理部54にも接続されており、これら各部位の作動の制御を行うことができる。なお、デジタル信号処理部30は、ADC28から入力されたデジタル画像データをマイクロコンピュータ40に出力する役割も有している。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、及びワイド切替スイッチ56E(同図では、「操作部56」と総称。)はマイクロコンピュータ40に接続されており、マイクロコンピュータ40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の撮影モード時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24によって被写体像の撮像を行い、当該被写体像を示すR(赤),G(緑),B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR,G,B毎のアナログ信号を各々12ビットのR,G,Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。
デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、マイクロコンピュータ40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをR,G,B毎にかけることでホワイトバランス調整処理を行うと共に、シャープネス処理を行って8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した8ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yと色差信号Cr(=R−Y)、Cb(=B−Y)(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を画像信号として順次LCD38に供給する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理部54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後にデジタル信号処理部30を介して記録メディア52に記録する。
ところで、デジタルカメラ10では、前述したように、ワイド切替スイッチ56Eを押圧操作することによって、撮像された被写体像のアスペクト比を16:9及び4:3の何れか一方に選択的に設定することができるが、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、撮影モード実行時には、設定されたアスペクト比の被写体像がLCD38にスルー画像として表示されると共に、レリーズボタン56Aが全押し状態とされた際に、設定されたアスペクト比の被写体像を示すデジタル画像データが記録メディア52に記録される。
ここで、デジタルカメラ10では、CCD24として撮像領域のアスペクト比が4:3のものを適用しており、ユーザにより被写体像のアスペクト比として16:9が設定された場合には、デジタル信号処理部30により、CCD24による撮像によって得られたデジタル画像データから、当該デジタル画像データにより示される被写体像の上端部側の画像領域と下端部側の画像領域とが均等に削除されるように画素データを削除することによって16:9のアスペクト比の被写体像を示すものとなるようにしている。
なお、この形態に限らず、例えば、CCD24として撮像領域のアスペクト比が16:9のものを適用した場合において、ユーザにより被写体像のアスペクト比として4:3が設定された場合には、CCD24による撮像によって得られたデジタル画像データから、当該デジタル画像データにより示される被写体像の左端部側の画像領域と右端部側の画像領域とが均等に削除されるように画素データを削除することによって4:3のアスペクト比の被写体像を示すものとなるようにすることもできる。
一方、本実施の形態に係るデジタルカメラ10は、一例として図3に示すように、当該デジタルカメラ10による撮像画像(撮影されて記録メディア52に記録された画像及びスルー画像を含む。)を表示させるためにビデオ出力端子61にテレビジョン受像機(以下、「TV」という。)80を接続した場合に、当該TV80の表示領域の全域を撮像範囲内に収めた状態での撮影によって得られたデジタル画像データに基づいて上記表示領域のアスペクト比を導出し、ビデオ出力端子61から出力するビデオ信号を、当該ビデオ信号によって示される画像(被写体像)のアスペクト比が導出したアスペクト比に一致するものとして出力するように設定するビデオ信号設定機能を有している。
次に、図4を参照して、ビデオ信号設定機能を実行する際のデジタルカメラ10の作用を説明する。なお、図4は、十字カーソルボタン56Dの操作によって当該ビデオ信号設定機能を実行する旨を示す指示入力がユーザによって行われた際にデジタルカメラ10のマイクロコンピュータ40によって実行されるビデオ信号設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ40Aの所定領域に予め記憶されている。また、ここでは、TV80の電源が投入されており、TV80の表示領域に所定輝度以上の画像が表示されている場合について説明する。
同図のステップ100では、初期設定として警告カウンタ変数N及び所定フラグFに0(零)を代入し、次のステップ102では、ユーザによる当該デジタルカメラ10を用いた撮影待ちを行う。ユーザは、ビデオ信号設定機能を実行する旨を示す指示入力を行った後、デジタルカメラ10により、当該デジタルカメラ10に接続されているTV80の表示領域の全域を撮像範囲内に収めた状態で撮影を行う。これにより、上記ステップ102が肯定判定となってステップ104に移行する。
ステップ104では、ユーザによる撮影によって得られたデジタル画像データに基づいてTV80の表示領域のアスペクト比を導出する。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、当該アスペクト比の導出を次のように行う。
まず、ユーザによる撮影によって得られたデジタル画像データの中から上記所定輝度以上となっている所定サイズ以上の矩形領域を抽出する。なお、ここで、当該矩形領域が抽出されなかった場合にはアスペクト比を導出することができなかったものとして所定フラグFに1を代入する。また、本実施の形態では上記所定サイズとして、横方向サイズ及び縦方向サイズ共に、CCD24による撮像範囲の1/2(2分の1)に対応するサイズが適用されているが、これに限定されるものではない。
一方、上記矩形領域が抽出された場合は、当該矩形領域のアスペクト比(横方向サイズ:縦方向サイズ)を、各々のサイズ値が整数値となるように算出する。
そして、算出したアスペクト比が現時点で想定し得る複数のアスペクト比(ここでは、‘16:9’及び‘4:3’の2種類のアスペクト比)の何れかに一致するか否かを判定し、一致した場合は当該一致したアスペクト比がTV80のアスペクト比であるものと判断し、一致するものがなかった場合にはアスペクト比を導出することができなかったものとして所定フラグFに1を代入する。
次のステップ106では、所定フラグFの値が0であるか否かを判定することにより、上記ステップ104においてアスペクト比が導出できたか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ108に移行して、ビデオ出力端子61から出力するビデオ信号を、当該ビデオ信号によって示される画像(被写体像)のアスペクト比が導出したアスペクト比に一致するものとして出力するようにデジタル信号処理部30に対して設定を行い、その後に本ビデオ信号設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ106において否定判定となった場合はステップ110に移行し、警告カウンタ変数Nの値が所定値(ここでは、‘10’)以上となっているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ112に移行する。
ステップ112では、手動によってTV80のアスペクト比を設定させるための画面をLCD38に表示し、次のステップ114にて、ユーザによるアスペクト比の設定待ちを行う。
図5には、上記ステップ112の処理によってLCD38に表示される画面の一例が示されている。同図に示すように、当該画面では、接続したTV80における表示領域のアスペクト比の選択を促す旨のメッセージを表示すると共に、選択対象を示す「4:3」及び「16:9」との表示が選択状態を示す矩形枠と共に表示される。
同図に示されるような画面がLCD38に表示されると、ユーザは、十字カーソルボタン56Dの操作によって、TV80の表示領域のアスペクト比を示す矩形枠を指定する。これに応じて上記ステップ114が肯定判定となってステップ116に移行する。なお、同図では、ユーザによってアスペクト比として「4:3」が指定された状態が示されている。
ステップ116では、ビデオ出力端子61から出力するビデオ信号を、当該ビデオ信号によって示される画像(被写体像)のアスペクト比がユーザによって指定されたアスペクト比に一致するものとして出力するようにデジタル信号処理部30に対して設定を行い、その後に本ビデオ信号設定処理プログラムを終了する。
一方、上記ステップ110において否定判定となった場合はステップ118に移行し、ユーザに対して警告を示す旨の画面をLCD38に表示する。
図6には、上記ステップ118の処理によってLCD38に表示される画面の一例が示されている。同図に示すように、当該画面では、接続したTV80における表示領域のアスペクト比を高精度で導出するために必要とされるサイズに応じて予め定められたサイズの撮影範囲を示す枠が表示されると共に、当該枠によって示される撮影範囲内にTV80の表示領域が収まる状態での撮影を促すメッセージが表示される。
同図に示されるような画面がLCD38に表示されると、ユーザは、上記枠によって示される撮影範囲内にTV80の表示領域が収まる状態での撮影を行うことになる。
次のステップ120では、警告カウンタ変数Nの値を1だけインクリメントし、その後に上記ステップ102に戻る。
本ビデオ信号設定処理プログラムにより、これ以降にビデオ出力端子61から出力されるビデオ信号は、デジタル信号処理部30により、アスペクト比がTV80の表示領域のアスペクト比と一致するものとされた画像(被写体像)を示すものとされる。
なお、本実施の形態に係るデジタル信号処理部30では、ワイド切替スイッチ56Eにより設定されているアスペクト比とTV80の表示領域のアスペクト比が一致していない場合は、ビデオ信号を表示画像がTV80のアスペクト比に一致するように変換して生成する一方、ワイド切替スイッチ56Eにより設定されているアスペクト比とTV80の表示領域のアスペクト比が一致している場合には、ビデオ信号を表示画像のアスペクト比の変換を行うことなく生成する。
ここで、デジタル信号処理部30では、ビデオ信号を表示画像がTV80のアスペクト比に一致するように変換して生成する場合、ワイド切替スイッチ56Eにより設定されているアスペクト比が16:9であり、かつTV80におけるアスペクト比が4:3であるときにはCCD24の撮像領域の全域で得られたデジタル画像データを用いてビデオ信号を生成することによりアスペクト比が4:3となるビデオ信号を生成し、ワイド切替スイッチ56Eにより設定されているアスペクト比が4:3であり、かつTV80におけるアスペクト比が16:9であるときにはCCD24の撮像領域の全域で得られたデジタル画像データにより示される被写体像の上端部側の画像領域と下端部側の画像領域とを均等に除いた画素データを用いてビデオ信号を生成することによってアスペクト比が16:9となるビデオ信号を生成する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、ビデオ信号の出力対象となる画像表示装置(ここでは、TV80)における表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出し、前記ビデオ信号によって示される被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく、導出したアスペクト比となるように設定しているので、新たなハードウェアの追加を要することなく、接続された画像表示装置による表示画像の歪みの発生を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、前記アスペクト比が導出できなかった場合にアスペクト比の設定指示の入力を促す情報を提示している(ここでは、図5に示される画面のLCD38による表示による提示)ので、自動でのアスペクト比の導出ができなかった場合における当該アスペクト比の設定を行うことができるようになる。
なお、本実施の形態では、TV80の表示領域のアスペクト比を撮像画像の輝度レベルを利用して導出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、撮像画像のコントラストが所定レベルより高い矩形領域を抽出し、当該矩形領域のアスペクト比として導出する形態とすることもでき、撮像画像から各々の端点を1つずつ接続することによって矩形形状を形成する4本の直線画像を抽出し、当該矩形形状のアスペクト比として導出する形態とすることもできる。これらの場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
〔第2の実施の形態〕
本第2の実施の形態では、TV80によって予め定められたテストパターンを表示させ、当該テストパターンの撮影によって得られたデジタル画像データに基づいてTV80の表示領域のアスペクト比を導出する場合について説明する。
なお、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10の構成は、上記第1の実施の形態に係るデジタルカメラ10と同一であるので、ここでの説明は省略する。
次に、図7を参照して、本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10において実行されるビデオ信号設定処理プログラムについて説明する。なお、図7は、十字カーソルボタン56Dの操作によってビデオ信号設定機能を実行する旨を示す指示入力がユーザによって行われた際に本第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10のマイクロコンピュータ40によって実行されるビデオ信号設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムはメモリ40Aの所定領域に予め記憶されている。また、図7の図4に示されるフローチャートと同一の処理を行うステップについては図4と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
本第2の実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムでは、ステップ101において、予め定められたアスペクト比とされたテストパターン及び当該テストパターンの撮影を促すメッセージを表示するためのビデオ信号を、予め定められたアスペクト比(ここでは、ワイド切替スイッチ56Eによって設定されているアスペクト比)の画像を示すように生成し、TV80にビデオ出力端子61を介して出力させる。
これによって、TV80の表示領域には、一例として図8(A)又は図8(B)に示す画像が表示される。なお、同図では、ビデオ信号による表示画像のアスペクト比として16:9が設定されており、テストパターン70として所定輝度以下の真円を示すものを適用した場合について示している。
同図に示すように、この場合、TV80の表示領域のアスペクト比がビデオ信号と同様の16:9であるときは、図8(A)に示すようにテストパターン70は真円を示すものとなる。これに対し、TV80の表示領域のアスペクト比がビデオ信号と異なる4:3であるときは、図8(B)に示すようにテストパターン70は水平方向に押し潰された状態の楕円を示すものとなる。なお、これに限らず、ビデオ信号による表示画像のアスペクト比と、接続されているTVの表示領域のアスペクト比が異なる場合には、TVによりアスペクト比が変化した状態でテストパターンが表示されることになる。
以上のことから、ビデオ信号によるテストパターンのアスペクト比と、TV80により表示されたテストパターン70のアスペクト比とが一致しない場合には、TV80のアスペクト比がビデオ信号により想定されているアスペクト比とは異なるアスペクト比であると判断することができ、ビデオ信号によるテストパターンのアスペクト比と、TV80により表示されたテストパターン70のアスペクト比とが一致する場合には、TV80のアスペクト比がビデオ信号により想定されているアスペクト比と同一のアスペクト比であると判断することができる。
このことを利用して、本第2の実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムでは、ステップ104Bにおいて、ユーザによる撮影によって得られたデジタル画像データにより示されるテストパターンのアスペクト比と、ビデオ信号によるテストパターンのアスペクト比とに基づいてTV80の表示領域のアスペクト比を次のように導出する。
まず、ユーザによる撮影によって得られたデジタル画像データの中から上記所定輝度以下となっている所定サイズ以上の領域を抽出する。なお、ここで、当該領域が抽出されなかった場合にはアスペクト比を導出することができなかったものとして所定フラグFに1を代入する。また、本実施の形態では上記所定サイズとして、横方向サイズ及び縦方向サイズ共に、CCD24による撮像範囲の1/5(5分の1)のサイズが適用されているが、これに限定されるものではない。
一方、上記領域が抽出された場合は、当該領域のアスペクト比(横方向サイズ:縦方向サイズ)を、各々のサイズ値が整数値となるように算出する。
そして、算出したアスペクト比がビデオ信号によるテストパターンのアスペクト比と一致しない場合には、TV80のアスペクト比がビデオ信号により想定されているアスペクト比とは異なるアスペクト比であると判断し、算出したアスペクト比がビデオ信号によるテストパターンのアスペクト比と一致する場合には、TV80のアスペクト比がビデオ信号により想定されているアスペクト比と同一のアスペクト比であると判断する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、予め定められたアスペクト比とされたテストパターンを表示するためのビデオ信号をビデオ出力端子から出力させると共に、画像表示装置(ここでは、TV80)における表示領域に前記テストパターンが表示された状態での固体撮像素子(ここでは、CCD24)による当該表示領域の撮像によって得られた画像情報により示されるテストパターンに基づいて前記アスペクト比を導出しているので、ビデオ信号により示されるテストパターンのアスペクト比と、画像表示装置の表示領域に表示されたテストパターンのアスペクト比の差異に基づいて、画像表示装置の表示領域のアスペクト比を精度よく、かつ簡易に導出することができる。
また、本実施の形態によれば、前記テストパターンの撮影を促す情報(ここでは、図8に示されるテストパターンの撮影を促すメッセージ)を付加した状態で前記テストパターンを表示するためのビデオ信号をビデオ出力端子を介して出力させているので、ユーザに対してテストパターンの撮影を促すことができ、利便性を向上させることができる。
更に、本実施の形態によれば、前記撮像によって得られた画像情報から前記テストパターンが検出できない場合に警告(ここでは、図6に示される画面のLCD38による表示による警告)を発しているので、テストパターンが検出できない異常状態をユーザに明示することができ、当該異常状態を回避させることが可能となる。
なお、上記各実施の形態では、ビデオ出力端子61を介した有線でビデオ信号を出力する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ブルートゥース、IrDA等による無線で出力する形態とすることもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
その他、上記各実施の形態で説明したビデオ信号設定処理プログラムの処理の流れ(図4及び図7参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明したデジタルカメラ10の構成(図1〜図2参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
更に、上記各実施の形態では、本発明に係る撮影装置及びビデオ信号出力方法をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、撮像機能を有し、かつ当該撮像機能によって撮像された画像を示すビデオ信号を外部表示装置に対して出力する機能を有するPDA、携帯電話機等の各種情報処理装置に適用することもできる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
実施の形態に係るデジタルカメラの外観を示す外観図である。 実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の主要構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るデジタルカメラに搭載されたビデオ信号設定機能の説明に供する概略図である。 第1の実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムのステップ112の処理によってデジタルカメラのLCDに表示される画面の一例を示す概略図である。 実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムのステップ118の処理によってデジタルカメラのLCDに表示される画面の一例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るビデオ信号設定処理プログラムのステップ101の処理によってTV80により表示される画像の一例を示す概略図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
24 CCD(固体撮像素子
38 LCD
40 マイクロコンピュータ(導出手段、設定手段、テストパターン出力手段、警告手段、提示手段)
56D 十字カーソルボタン(入力手段)
61 ビデオ出力端子(出力手段)
80 テレビジョン受像機(画像表示装置)

Claims (8)

  1. 撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子
    固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出する導出手段と、
    前記ビデオ信号によって示される前記被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく前記導出手段によって導出されたアスペクト比となるように設定する設定手段と、
    前記画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示させるための、前記設定手段によって設定されたアスペクト比のビデオ信号を出力する出力手段と、
    を備えた撮影装置。
  2. 予め定められたアスペクト比とされたテストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させるテストパターン出力手段を更に備え、
    前記導出手段は、前記画像表示装置における表示領域に前記テストパターンが表示された状態での前記固体撮像素子による当該表示領域の撮像によって得られた画像情報により示されるテストパターンに基づいて前記アスペクト比を導出する
    請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記テストパターン出力手段は、前記テストパターンの撮影を促す情報を付加した状態で前記テストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させる
    請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記撮像によって得られた画像情報から前記テストパターンが検出できない場合に警告を発する警告手段
    を更に備えた請求項2又は請求項3記載の撮影装置。
  5. 前記ビデオ信号により示される被写体像のアスペクト比の設定指示を入力する入力手段と、
    前記導出手段によって前記アスペクト比が導出できなかった場合に前記入力手段によるアスペクト比の設定指示の入力を促す情報を提示する提示手段と、
    を更に備えた請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の撮影装置。
  6. 撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子と、
    撮像された被写体像のアスペクト比を設定する設定手段と、
    前記固体撮像素子で取得された画像情報に基づいて、前記設定手段によって設定されたアスペクト比の被写体像を示すデジタル画像データが記録メディアに記録されるように制御する制御手段と、
    前記固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出する導出手段と、
    前記設定手段で設定されたアスペクト比と前記導出手段で導出されたアスペクト比が一致する場合には、前記記録メディアに記録されたデジタル画像データに基づいて生成したビデオ信号を出力し、前記設定手段で設定されたアスペクト比と前記導出手段で導出されたアスペクト比とが一致しない場合には、前記記録メディアに記録されたデジタル画像データに基づいてアスペクト比が前記導出手段で導出されたアスペクト比となるように変換して生成したビデオ信号を出力する出力手段と、
    を備えた撮影装置。
  7. 撮像によって被写体像を示す画像情報を取得する固体撮像素子を備えた撮影装置のビデオ信号出力方法であって、
    前記固体撮像素子による前記画像表示装置の表示領域の撮像によって得られた画像情報に基づいて当該表示領域のアスペクト比を導出し、
    前記ビデオ信号によって示される前記被写体像のアスペクト比が当該被写体像に歪みを生じさせることなく、導出したアスペクト比となるように設定し、
    画像表示装置に対して前記固体撮像素子により取得された画像情報によって示される被写体像を表示させるための、前記設定されたアスペクト比のビデオ信号を出力する
    ビデオ信号出力方法。
  8. 予め定められたアスペクト比とされたテストパターンを表示するためのビデオ信号を前記出力手段によって出力させ、
    前記画像表示装置における表示領域に前記テストパターンが表示された状態での前記固体撮像素子による当該表示領域の撮像によって得られた画像情報により示されるテストパターンに基づいて前記アスペクト比を導出する、
    請求項7記載のビデオ信号出力方法。
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