JP2012098594A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速連続撮影の際、ユーザの撮影意図を正確に反映することができAF測距スキャン時間を短縮させる。
【解決手段】撮像手段と、撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段の表示面に設置され、表示された画像に対するユーザの位置指定を受け付ける位置指定受付手段と、レンズを焦点調節の範囲内で移動させるレンズ移動手段と、レンズ移動手段により移動されるレンズ位置ごとに、ユーザが位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲について、撮像手段から出力される画像信号から算出される画像の鮮鋭度を示す評価値を算出する評価値算出手段と、算出された評価値に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、所定の対象距離範囲について、合焦位置決定手段により決定された複数の合焦位置における撮影を高速に行う高速連続撮影制御手段と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の合焦位置での高速連続撮影を行う撮像装置および撮像方法に関する。
従来より、撮像装置のオートフォーカス機能の1種として、被写体情報から、カメラが自動的に複数点の合焦位置を決定し、それぞれの距離にピントを移動しながら、高速連続撮影を行い、その結果をマルチピクチャフォーマットのファイルとして保存することで、ユーザが撮影後に、好みの領域に合焦した画像を選択することを可能とした機能がある(例えば、特許文献1)。このような機能は、本出願人により「マルチターゲットAF」機能と称され一部製品に搭載されている。この機能は、花の接写など、所望の合焦位置が画面内に多数あるシーンを撮影する場合に有効な機能である。
このマルチターゲットAF機能では、複数点の合焦位置を決定するために、高速連続撮影の前にAF測距スキャン動作を行っている。このAF測距スキャン動作では、フォーカスレンズが移動可能な範囲全てにフォーカスレンズを移動させながら撮像した画像からAF評価値を取得しそのピーク位置を順次選択し合焦位置を決定する、という動作を行っている。
また、従来技術として、特許文献2には、撮影者が画面上で指定した線に基づいてオートフォーカス領域を決定することで、焦点を合わせたい被写体を正確に指定することが可能な撮像装置が開示されている。
また、特許文献3には、上記AF測距スキャン動作が、フォーカスレンズが移動可能な範囲全てにフォーカスレンズを移動させながらAF評価値を取得しそのピーク位置を順次選択するために処理時間がかかることから、特別に高速化した評価値スキャン動作(コントラスト方式のAF動作等)を採用した撮像装置が開示されている。
しかしながら、今までの(例えば特許文献1の)AF測距スキャン動作は、常にフォーカスレンズが移動可能な範囲全てにフォーカスレンズを移動しながらAF評価値を取得しそのピーク位置を順次選択して合焦位置を決定しているが、時にはユーザが意図していない合焦位置をカメラが選択することがあり、その結果、ユーザが意図していない合焦位置を含めた複数点の合焦位置をカメラが自動的に決定することがあった。その結果、ユーザの撮影意図を正確に反映した被写体にピント合わせができないという問題があった。またAF測距スキャン動作の処理時間は、ユーザの撮影意図とは関係なく上記のように常に全域でAFしているため、常にある一定時間となるために処理時間が短縮できず、被写体によっては連続撮影時にシャッターチャンスを逃してしまうという問題があった。
一方、特許文献2に開示の撮像装置は、ユーザの撮影意図を正確に反映した被写体にピントを合わせることが可能であるが、AF測距スキャン時間を短縮し、シャッターチャンスを逃さないという問題は解消できていない。また、特許文献3に開示の撮像装置は、評価値スキャン動作を高速化しているが、ユーザの撮影意図を反映した高速連続撮影および最適な連続撮影枚数を実現しているとは言い難い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高速連続撮影の際、ユーザの撮影意図を正確に反映したピント合わせを行えるとともに最適な連続撮影枚数とすることができ、その結果高速連続撮影の前に行うAF測距スキャン時間を短縮することができる撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像装置は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の表示面に設置され、前記画像表示手段に表示された画像に対するユーザの位置指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記レンズを焦点調節の範囲内で移動させるレンズ移動手段と、前記レンズ移動手段により移動されるレンズ位置ごとに、ユーザが前記位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲について、前記撮像手段から出力される画像信号から算出される画像の鮮鋭度を示す評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価値算出手段により算出された評価値に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、所定の対象距離範囲について、前記合焦位置決定手段により決定された前記複数の合焦位置における撮影を高速に行う高速連続撮影制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の撮像方法は、レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の表示面に設置され、前記画像表示手段に表示された画像に対するユーザの位置指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記レンズを焦点調節の範囲内で移動させるレンズ移動手段と、を備える撮像装置に対し、該撮像装置を制御する制御手段が、評価値算出手段として、前記レンズ移動手段により移動されるレンズ位置ごとに、ユーザが前記位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲について、前記撮像手段から出力される画像信号から算出される画像の鮮鋭度を示す評価値を算出し、合焦位置決定手段として、前記評価値算出手段により算出された評価値に基づき合焦位置を決定し、高速連続撮影制御手段として、所定の対象距離範囲について、前記合焦位置決定手段により決定された前記複数の合焦位置における撮影を高速に行うことを特徴とする。
本発明によれば、高速連続撮影の際、ユーザの撮影意図を正確に反映したピント合わせが行え、さらに、高速連続撮影の前に行うAF測距スキャン時間を短縮できたことにより、シャッターチャンスを逃さないという効果を奏する。
図1は、一実施形態であるデジタルカメラの前面および上面を示す斜視図である。 図2は、図1に示したデジタルカメラの上面および背面を示す斜視図である。 図3は、同デジタルカメラの前面および下面を示す斜視図である。 図4は、デジタルカメラ内部の制御系統の構成例を示す図である。 図5は、CPUが実行する制御プログラムのうち同実施形態において特徴的な主要部を示すブロック図である。 図6は、被写体の状況と位置関係の例を示す図である。 図7は、撮影可能な距離範囲の全域、すなわち、画面内のフォーカスエリア内の全域であり、かつ、撮影距離上の最短撮影距離から無限遠までのフォーカスポジションに対して、評価値スキャンした場合の、複数エリアにおける最も高い評価値の変化曲線を模擬的に足しあわせて示した図である。 図8は、マルチターゲットAF処理を説明するフローチャートである。 図9は、一般的なジェスチャー操作の種類を例示した図である。 図10は、公知のタップによる操作方法の一例を示す図である。 図11は、同実施形態における被写体位置を指定するジェスチャー操作の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる撮像装置の一実施の形態であるデジタルカメラについて詳細に説明する。
(実施形態の概要)
本実施形態の撮像装置および撮像方法は、マルチターゲットAF(本明細書では、オートフォーカスを「AF」と記す)の評価値スキャン動作を採り入れており、以下の特徴を有する。
要するに、画像モニターの表示面にタッチパネルを備えた撮像装置において、最初のタッチ操作により第1の合焦したい被写体を決定し、続けてドラッグ操作によりドラッグ操作の軌跡上に第1の合焦したい被写体以外の被写体を含めるように他の合焦したい被写体を決定し、最後にデタッチ操作により最後の1つの合焦したい被写体を決定するように操作することで、複数点の被写体位置選択を1回のジェスチャー操作でできるようにしたことが特徴になっている。
(一実施形態であるデジタルカメラの構成)
図1は、一実施形態であるデジタルカメラの前面および上面を示す斜視図である。また、図2は、図1に示したデジタルカメラの上面および背面を示す斜視図であり、図3は、同デジタルカメラの前面および下面を示す斜視図である。
同図に示すデジタルカメラ30は、レンズを通った光を固体撮像素子で受け、固体撮像素子の出力であるアナログ信号をデジタル信号に変換してメモリカードに記録する撮像装置である。
デジタルカメラ30本体の前面および上面には、一般的なデジタルカメラと同様に、POWER(電源)ボタン1、シャッターボタン2、フラッシュ発光部3、AF補助光/セルフタイマーランプ4、レンズカバー5、マイク6、スピーカー7、レンズ8が配置されている。
デジタルカメラ30の背面には、図2に示すように、画像モニター9、ズームレバー(望遠/広角)10、モード切替スイッチ11、再生ボタン12、ADJ.ボタン13、削除/セルフタイマーボタン14、↑/MODEボタン15、→/クイックレビューボタン16、MENU/OKボタン17、↓/マクロボタン18、←/フラッシュボタン19、DISP.ボタン20、AV出力端子21、USB端子22が配置されている。また、同デジタルカメラ30の下面には、図3に示すように三脚ネジ穴23、バッテリ/カードカバー24が配置されている。
バッテリ/カードカバー24を開けると、バッテリ挿入部とカード挿入部(いずれも図示せず)が設けられており、ここにバッテリとメモリカードが装填される。
モード切替スイッチ11は、2ポジションのスライドスイッチで構成されており、その位置によりデジタルカメラ30のモードを設定できる。静止画撮影や動画撮影などのカメラの操作は、このモード切替スイッチ11を切り替えてから行う。デジタルカメラ30のモードは、「シーンモード」、「静止画撮影モード」の2種類がある。
「静止画撮影モード」は、静止画を撮影するときに使用する。「シーンモード」は、ポートレート撮影に適した「ポートレートモード」、顔認識を行い顔の撮影に適した調整を行う「フェイスモード」、動きの早い被写体の撮影に適した「スポーツモード」、ピントが無限に合うようにする「遠景モード」、夜景撮影に適した「夜景モード」、夜景撮影の際に構図を決め易くする「高感度モード」、デジタルズームを使用して被写体を大きくマクロ撮影することができる「ズームマクロモード」、モノクロで画像撮影を行う「白黒モード」、セピア色に画像撮影を行う「セピアモード」、四角い被写体を斜め方向から撮影した場合に、撮影した画像を正面から撮影したように補正する「斜め補正モード」、文字の撮影に適した「文字モード」、動画撮影を行う「動画撮影モード」といった、様々な撮影モードを含む。
再生ボタン12は、デジタルカメラ30のモードを「再生モード」へ指示するボタンとして機能する。撮影モード(「静止画撮影モード」または「シーンモード」)時にこのボタンが押されると、再生モードとなり、最後に撮った静止画が画像モニター9に表示される。
レンズ8は、沈胴式のズームレンズで構成されており、POWER(電源)ボタン1によりカメラの電源が投入され、モード切替スイッチ11によりカメラのモードを撮影モードに設定することにより、デジタルカメラ30から繰り出される。
ズームレバー(望遠/広角)10は、シャッターボタン2の周囲に配置された3ポジションのレバーで構成されており、レンズ8のズームを指示する手段として機能する。デジタルカメラ30は、撮影モード時のこのズームレバー(望遠/広角)10を望遠側に操作すると、レンズ8は望遠側へのズームを行い、またズームレバー(望遠/広角)10を広角側に操作すると、レンズ8は広角側へのズームを行い、レンズ8の焦点距離を変化させる。一方、再生モード時には、ズームレバー(望遠/広角)10を広角側へ操作すると、再生中の画像が縮小表示され、ズームレバー(望遠/広角)10を望遠側へ操作すると、再生中の画像が拡大され、再生した画像の表示倍率を変化させる。
シャッターボタン2は、2段式のスイッチで構成されており、半押し操作と押し切り操作が可能である。デジタルカメラ30は、このシャッターボタン2の半押し操作により、AE(自動露出)/AF(オートフォーカス)機能が作動し、押し切り操作により、AWB(オートホワイトバランス)機能が作動し撮影を実行する。
画像モニター9は、カラー表示が可能な液晶ディスプレイと、タッチパネルで構成されており、再生モード時には撮影済み画像を表示するための画像表示パネルとして利用されるとともに、各種設定操作を行なう際のユーザインターフェース表示パネルとして利用される。また、撮影モード時には、必要に応じてライブビューが表示されて、画角確認用のファインダとして利用される。
ADJ.ボタン13は、露出・ホワイトバランス・ISO切り替えを独立して行えるようにしたボタンである。削除/セルフタイマーボタン14は、再生時にファイルを削除するとき、および撮影時にセルフタイマーを機能させるときに使用する。
↑/MODEボタン15、→/クイックレビューボタン16、↓/マクロボタン18、←/フラッシュボタン19は、上下左右4方向の指示を入力する方向指示手段として機能し、たとえば、メニュー画面でメニュー項目の選択などに使用される。また、↑/MODEボタン15は、所定の設定を行う際にも使用される。また、→/クイックレビューボタン16は、再生モードに切り替えることなく画像モニター9に撮影画像を表示する際にも使用される。また↓/マクロボタン18および←/フラッシュボタン19はそれぞれ、マクロ機能の切換えおよびフラッシュ機能の切換えにも使用される。
MENU/OKボタン17は、各モードの通常画面からメニュー画面への遷移を指示するボタン(MENUボタン)として機能するととともに、選択内容の確定、処理の実行等を指示するボタン(OKボタン)として機能する。
DISP.ボタン20は、画像モニター9のマークの表示/非表示を切り替えるなど、画面の表示状態の変更を指示するボタンとして機能する。撮影モード時、このボタンを1回押されるごとに、ヒストグラム表示→グリッドガイド表示→表示なし→画像モニターオフ→通常のマーク表示→ヒストグラム表示→・・・と切り替えられる。再生モード時、このボタンを1回押されるごとに、ヒストグラム表示→ハイライト表示→表示なし→通常のマーク表示→ヒストグラム表示→・・・と切り替えられる。また、このボタンは、入力操作のキャンセルや一つ前の操作状態に戻すことを指示するボタンとしても機能する。
図4は、デジタルカメラ30内部の制御系統の構成例を示す図である。
デジタルカメラ30は、全体の動作を中央処理装置(CPU40)によって統括制御されている。CPU40は、操作部41(POWER(電源)ボタン1、シャッターボタン2、ズームレバー(望遠/広角)10、モード切替スイッチ11、再生ボタン12、ADJ.ボタン13、削除/セルフタイマーボタン14、↑/MODEボタン15、→/クイックレビューボタン16、MENU/OKボタン17、↓/マクロボタン18、←/フラッシュボタン19、DISP.ボタン20)から入力される操作信号に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラ30の全体を統括制御する。CPU40にはバッテリ25から電力が供給され、デジタルカメラ30を構成する各回路には、DC/DCコンバータ53により電圧変換された電力が供給される。
バスを介してCPU40と接続されたフラッシュROM58には、CPU40が実行する制御プログラム90及び制御に必要な各種データ、ユーザ設定情報など(例えば、カメラ調整データ91、カメラ設定データ92)のデジタルカメラ30の動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM54)は、CPU40の演算作業用領域、画像データ(Raw−RGB画像データ55、YUV画像データ56、圧縮伸張画像データ57)等の一時記憶領域として利用される。
鏡胴ユニット100は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ81、フォーカスレンズ82、それらを制御するレンズ駆動部86、絞り83、絞り83を制御する絞り駆動部87、メカシャッタ84、メカシャッタ84を制御するシャッタ駆動部88からなる。
レンズ駆動部86、絞り駆動部87、シャッタ駆動部88は、CPU40からの駆動指令により駆動制御される。
デジタルカメラ30の電源がオン状態になると、制御プログラム90はメモリ(SDRAM54)にロードされ、CPU40はその制御プログラム90に従い装置各部の動作を制御する。それとともに制御に必要なデータ等を、一時的にメモリ(SDRAM54)に保存する。
フラッシュROM58は、書き換え可能な半不揮発性メモリなので、制御プログラム90や制御に必要な各種データ、ユーザ設定情報を変更することが可能となり、機能のバージョンアップが容易に行えるという特徴をもつ。
デジタルカメラ30は、操作部41のモード切替スイッチ11を撮影位置に合わせることで、撮影モードに設定され、撮影が可能になる。そして、撮影モードに設定されることにより、レンズ8が繰り出され、撮影スタンバイ状態になる。
この撮影モードの下、レンズ8を通過した被写体光は、絞り83を介して固体撮像素子の受光面に結像される。
固体撮像素子は、CCD85で構成されており、その受光面には、所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配列された赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを介して多数のフォトダイオード(受光素子)が二次元的に配置されている。
レンズ8を通過した被写体光は、各フォトダイオードによって受光され、入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。
各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、タイミングジェネレータ(TG89)から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログ処理部(CDS/AMP42)に加えられる。
アナログ処理部(CDS/AMP42)は、入力された画素ごとのRGB信号をサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)するとともに、増幅し、A/D変換器43に出力する。
A/D変換器43は、アナログ処理部(CDS/AMP42)から出力されたアナログRGB信号をデジタルRGB信号に変換して出力し、このA/D変換器43から出力されたデジタルのRGB信号が、センサ入力制御部44を介し、Raw−RGB画像データ55としてメモリ(SDRAM54)に取り込まれる。
画像信号処理部46は、メモリ54に取り込まれたRaw−RGB画像データ55をCPU40の指令に従って処理し、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr、Cb信号)へ変換し、YUV画像データ56を生成する。
すなわち、この画像信号処理部46は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU40からの指令に従ってメモリ54を活用しながら入力されたRGB信号を信号処理することにより、輝度信号及び色差信号(輝度/色差信号)を生成する。生成された輝度/色差信号は、YUV画像データ56としてメモリ(SDRAM54)に格納される。
撮影画像を画像モニター9に出力する場合は、YUV画像データ56が、メモリ(SDRAM54)からOSDMIX部48に送られる。
OSDMIX部48は、入力されたYUV画像データ56の輝度/色差信号に文字や図形などのオンスクリーンディスプレイデータを重ね合わせて合成され、ビデオエンコーダ65および画像モニター信号処理部49に出力する。これにより、所要の撮影情報等が画像データに重ねて表示される。
ビデオエンコーダ65は、入力されたYUV画像データ56の輝度/色差信号を表示用のデジタル表示出力信号(たとえばNTSC方式のカラー複合映像信号)に変換し、D/A変換器66にてデジタル表示出力信号をアナログビデオ出力信号に変換する。
ビデオAMP67は、D/A変換器66から出力されたアナログビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換し、テレビなどの外部表示機器と接続するためのAV出力端子21へ出力する。これにより、CCD85で撮像された画像がテレビなどの外部表示機器に表示される。
一方、画像モニター信号処理部49は、入力されたYUV画像データ56の輝度/色差信号を画像モニター9の入力信号形式であるRGB信号へ変換し、画像モニター9へ出力する。これにより、CCD85で撮像された画像が画像モニター9に表示される。
CCD85から画像信号を定期的に取り込み、その画像信号から生成される輝度/色差信号によってメモリ(SDRAM54)内のYUV画像データ56を定期的に書き換え、画像モニター9およびAV出力端子21に出力することにより、CCD85で撮像される画像がリアルタイムに表示される。撮影者は、この画像モニター9にリアルタイムに表示される画像(ライブビュー)を見ることにより、撮影画角を確認することができる。
撮影はシャッターボタン2の押下によって行なわれる。撮影に先立ち、撮影者は、画角を調整する必要があるとき、ズームレバー(望遠/広角)10を操作し、ズームレンズ81をズーミングさせて画角を調整する。
シャッターボタン2が半押しされると、R1オン信号がCPU40に入力され、CPU40はAE/AF処理を実施する。
まず、センサ入力制御部44を介してCCD85から取り込まれた画像信号がAF検出部51並びにAE/AWB検出部52に入力される。
AE/AWB検出部52は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにR、G、B信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU40に提供する。
CPU40は、AE/AWB検出部52から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。そして、求めた撮影EV値と所定のプログラム線図から絞り値とシャッタースピードを決定し、これに従いCCD85の電子シャッタと絞り駆動部87を制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出部52は、自動ホワイトバランス調整時、分割エリアごとにR、G、B信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU40に提供する。CPU40は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から各分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。
そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、たとえば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
AF検出部51は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、所定のフォーカスエリア(たとえば、画面中央部または指定されたエリア)内の信号を切り出すAFエリア抽出部及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成され、AF検出部51で求めた積算値のデータはCPU40に通知される。CPU40は、レンズ駆動部86を制御してフォーカスレンズ82を移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置にフォーカスレンズ82が移動するように、レンズ駆動部86を制御する。
以上のように、シャッターボタン2の半押しによって、AE/AF処理が行なわれる。
この後、撮影者はシャッターボタン2を押し切ると、CPU40にR2オン信号が入力され、CPU40は、撮影、記録処理を開始する。すなわち、CPU40は測光結果に基づき決定された絞り値に従い、絞り駆動部87を制御して絞り83を動かし、シャッタ速度値に従い、シャッタ駆動部88を制御してメカシャッタ84の開閉動作を制御してCCD85の露光時間を制御することにより、CCD85を露光する。
CCD85から出力された画像信号は、アナログ処理部(CDS/AMP)42、A/D変換器43、センサ入力制御部44を介してメモリ(SDRAM54)に取り込まれ、画像信号処理部46において輝度/色差信号に変換されたのち、YUV画像データ56としてメモリ(SDRAM54)に格納される。
メモリ(SDRAM54)に格納されたYUV画像データ56は、圧縮伸張処理部47に加えられ、所定の圧縮フォーマット(たとえばJPEG形式)に従って圧縮された後、再びメモリ(SDRAM54)に圧縮伸張画像データ57として格納され、所定の画像記録フォーマット(たとえばExif形式)の画像ファイルとされたのち、カード制御部50を介してメモリカード29(たとえばSDカード)に記録される。
以上のようにしてメモリカード29に記録された画像は、操作部41の再生ボタン12の押下により、画像モニター9で再生表示させることができる。
再生ボタン12の押下により、デジタルカメラ30のモードを再生モードに設定すると、CPU40は、カード制御部50にコマンドを出力し、メモリカード29に最後に記録された画像ファイルを読み出させる。
読み出された画像ファイルの圧縮画像データは、圧縮伸張処理部47に加えられ、非圧縮の輝度/色差信号に伸張されたのち、OSDMIX部48および画像モニター信号処理部49を介して画像モニター9に出力される。これにより、メモリカード29に記録されている画像が画像モニター9に再生表示される。
また、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うには、USB端子22を介して接続を行い、CPU40は、USB制御部59を制御することにより、USB通信を行う。
シャッタ音、操作音などの音声信号データはフラッシュROM58に格納されており、CPU40が音声信号処理部45を制御し、この音声データを音声信号処理部45を介してオーディオCODEC61へ出力する。
オーディオCODEC61は、入力された音声信号を増幅するマイクアンプや、スピーカー7を駆動するためのオーディオアンプが内蔵されており、このオーディオCODEC61には、撮影者が音声信号を入力するマイク6、音声信号を出力するスピーカー7が接続されており、これにより音声信号は、スピーカー7から出力される。
(制御プログラムの構成)
図5は、CPU40が実行する制御プログラム90のうち本実施形態において特徴的な主要部を示している。この制御プログラムは、AF測距スキャン部401、位置検出部402、軌跡分析部403、高速連続撮影制御部404を含んで構成されている。
AF測距スキャン部401は、高速連続撮影の前にレンズ駆動部86を制御してフォーカスレンズ82を移動させながら、画面にある全てのAF検出ポイントでAF評価値を演算し、評価値が極大となる複数のレンズ位置を求め、合焦位置を決定する評価値スキャン処理を行う。
位置検出部402は、画像モニター9に表示されているライブビューに対して撮影者(ユーザ)がタッチパネル(位置指定受付手段)を介して指定した位置を検出する。
軌跡分析部403は、位置検出部402により検出された撮影者が指定した位置の起点から終点までの軌跡を分析し、起点から終点までに含まれる複数の位置を取得し、AF測距スキャン部401にて利用するAF検出ポイントを設定する。
高速連続撮影制御部404は、AF測距スキャン部401により決定された合焦位置にピントを移動させながら、高速連続撮影を行い、その結果をマルチピクチャフォーマットのファイルとして保存する制御を行う。また、高速連続撮影制御部404は、ユーザがタッチパネルを介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲のうち、AF測距スキャン部401により合焦位置が決定されたフォーカスエリアを示す枠(AF枠)を、画像モニター9に表示された撮像画面上に表示させる。そして、表示させたAF枠のいずれかがタッチパネルを介してタップまたはタッチされると高速連続撮影を開始する(後述する図11参照)。
画像モニター9に表示されているライブビューに対して撮影者が指やペン先などを用いて指示した位置を位置検出部402にて検出するために、画像モニター9に備わるタッチパネル(その他の透明接触式位置検出手段であってもよい)が用いられる。透明接触式位置検出手段としては、抵抗膜方式、表面弾性波方式、音響パルス認識方式、電磁誘導方式等が挙げられる。この中で、電磁誘導方式は画像モニター9を指やペン先等で指した際の押圧強度を検出することができる方式である。
(マルチターゲットAF機能)
下記では、図6および図7を用い、AF測距スキャン部401によるマルチターゲットAF機能について説明する。
図6は被写体の状況と位置関係の例を示したもので、最も至近距離には右側に岩601があり、その後方に二人の人物602,603がいる。人物602は人物603よりも近距離に、かつ、人物603よりも右側にいる。さらに、人物602,603の後方には山604があり、この山604が最も遠距離にある。
図7は、撮影可能な距離範囲の全域、すなわち、画面内のフォーカスエリア内の全域であり、かつ、撮影距離上の最短撮影距離から無限遠までのフォーカスポジションに対して、評価値スキャンした場合の、複数エリアにおける最も高い評価値の変化曲線を模擬的に足しあわせて示したものである。横軸は撮影距離で、左端が無限遠合焦位置、縦軸は評価値である。ここでいう「評価値」(AF評価値)とは、撮像成分ないしは撮像信号から高周波成分を抽出して算出した値であって、画像の鮮鋭度あるいはコントラストを示す値である。
図6に示す画像の例においては、すべての被写体について、図7に示すように評価値曲線がピークを持つ。この例では、近い方の人物602が最も評価値が高く、以下、最至近被写体である岩601、遠景にある山604、遠い方の人物603の順に評価値が下がっている。しかし、上記各被写体の評価値曲線のピークは、いずれも、合焦のために必要な閾値(以下「合焦閾値」という)より大きい値になっていて、いずれの被写体にも合焦可能な条件下にある。
通常の撮影モードでは、フォーカスレンズの位置と評価値の関係から、合焦閾値以上のピークをもつ最も近い位置にある被写体、したがって、上記の例では岩601を最至近の被写体であると判断し、これに合焦して撮影する。
(マルチターゲットAF機能の詳細)
図8は、マルチターゲットAF処理を説明するフローチャートである。
マルチターゲットAFモードでは、マルチターゲットAF機能によるAFが実施される。このモードでは、シャッターボタン2の半押し操作により、まずAE処理を行い(ステップS101)、続いてAF測距スキャン部401による前述の評価値スキャン処理を行う(ステップS102)。
評価値スキャン処理での評価値スキャンは、近距離側(本実施例では、フォーカスレンズ82が最も被写体側に繰り出した位置)から無限遠側に向かって実施する。つまり、フォーカスレンズ82の待機位置からフォーカスレンズ82の移動を開始し、最短撮影距離の被写体に合焦可能なフォーカスレンズ位置から評価値スキャンを開始する。このとき、評価値スキャンの方向や、評価値スキャン前の待機位置などは、種々の設計事情に応じて適宜最適に設定されている。また、評価値スキャンは、被写体を撮像しながら評価値を算出することによって行う。評価値スキャンの開始後レンズを微少ステップで動かしながら撮像データを取得し、評価値を算出し、その評価値を判定する。
次に、評価値スキャンにより算出された評価値が合焦閾値以上となる合焦位置があるかどうかを判断する(ステップS103)。図6および7に示した例の場合は、評価値が合焦閾値以上となる合焦位置があるので、算出した評価値の値が合焦閾値(所定閾値)を超えたと(ステップS103でYesと)判定された合焦位置で、フォーカスレンズは現在位置のまま(ステップS104)評価値スキャン動作を終了する。カメラ動作としては、ここでフォーカスレンズの撮影開始位置が決まりシャッターボタンの押し切り操作待ちの状態となる。
この場合、岩601、その後方に二人の人物602,603、さらに、人物602,603の後方の山604を合焦として判断している。その後、シャッターボタンの押し切り操作により、それぞれの被写体が合焦するように合焦位置を移動しながら連続撮影を行うことで、それぞれの被写体に合焦した4枚の画像ファイルが得られる。
一方、算出した評価値の値が合焦閾値(所定閾値)未満である場合(すなわち、被写体の存在を確認できないような場合)は(ステップS103でNo)、従来と同様に撮像装置が合焦することができる最短撮影距離までフォーカスレンズを移動させる(ステップS105)。その後、シャッターボタンの押し切り操作がなされると、その位置から無限遠に合焦する位置までの全撮影距離範囲を所定の間隔で全て撮影するよう動作する。
上述のように、マルチターゲットAFでは、カメラが自動的に複数点の合焦位置を決定している。ユーザの意図としては、岩601は意図していない被写体である可能性があるが、上述の方式では、撮影対象となってしまう。岩601を対象外とするには、評価値スキャン範囲を限定する必要がある。
(タッチパネルによるジェスチャー操作)
本実施形態では、被写体を特定するために、画像モニター9に備わるタッチパネルからのユーザ指示により複数の被写体を特定する。以下、一般的なジェスチャー操作の種類を示す(図9参照)。
(a)タップ…タッチパネルを指で軽く叩く操作。マウスのクリックに相当。
(b)プレスアンドホールド…指でタッチパネル上の一箇所を押したままにする操作。マウスの右クリックに相当。
(c)ドラッグ…指をタッチパネルに接触させたままずらす操作。
(公知技術での撮影)
1点の被写体を特定するには、対象となる被写体を画面上でタップすることで簡単に被写体を特定できることは公知(例えば、特開2009−239733号公報)である。この場合の操作方法を図10に示す。図10の場合、対象となる被写体は人物であり、4人の人物A〜Dの位置関係はそれぞれ異なるものとする。
はじめ、ユーザが人物Aにピントを合わせたいので人物Aをタップすると、その選択結果をユーザにフィードバックするAF枠1が表示される(図10(a))。
さらに人物Cにピントを合わせたいので、ユーザが人物Cをタップすると、その選択結果をユーザにフィードバックするAF枠2が表示される(図10(b))。
ユーザは、ピントを合わせたい人物全てを選択したので、次に撮影を行う。この例では撮影は2通りあり、図8の(c−1)に示すようにシャッターボタンを押し切り撮影を行うか、同図(c−2)に示すように、表示されているAF枠1もしくはAF枠2のいずれかをタップもしくはタッチすることで撮影を行う。
複数の被写体をユーザが意図した順番で指定することは、タップ操作のみの場合、複数回のタップによる複数回入力が必要となり入力の手間がかかる。また、入力途中で入力ミスがあった場合、再度どの入力点をキャンセルするか否かのインタフェースを持たせる必要があり、操作が煩雑になってしまう。例えばどの入力点をキャンセルするか否かを指示するためのインタフェースとしてコンテキストメニューを用いる場合、例えばプレスアンドホールド(図9(b)参照)がなされたときにコンテキストメニューを表示し、このコンテキストメニューからキャンセル操作を開始させることになるが、明らかにユーザにとって操作が煩雑なものとなってしまう。
そこで、本実施形態では、タッチ&ドラッグ操作により、最初のタッチ操作で第1の合焦開始位置を決定し、続けてドラッグ操作により当該ドラッグ操作の軌跡上に、第1の合焦指定位置以外の位置を含めるように複数の合焦指定位置を決定し、最後にデタッチ操作により最後の合焦指定位置を決定する。このように、複数点の被写体位置の選択(指定)を1回のジェスチャー操作でできるようにすることで、操作の煩雑さを解消する。そして、図8を用いて前述したステップS102の評価値スキャン処理において、従来のように全域ではなく、ドラッグ操作により指定された複数点の合焦指定位置を対象に評価値スキャンを行う。
ここで、図11に、本実施形態における被写体位置を指定するジェスチャー操作の一例を示す。図11に示す例も図10を用いて前述した例と同様に、対象となる被写体は人物であり、4人の人物A〜Dの位置関係はそれぞれ異なるものとする。
はじめ、ユーザが人物Aにピントを合わせたいので人物Aをタッチすると、その選択結果をユーザにフィードバックするAF枠1が表示される(図11(a))。
さらに人物B、C、Dにピントを合わせたいので、ユーザが人物B、C、Dの順にドラッグすると(図11(b))、その選択結果をユーザにフィードバックするAF枠2〜4が表示される(図11(c))。
ユーザは、ピントを合わせたい人物全てを選択したので、次に撮影を行う。図11の例では、同図(d)に示すように、表示されているAF枠1〜AF枠4のいずれかをタップもしくはタッチすることで撮影を行う。もちろん、シャッターボタンを押し切り撮影を行うこともできる。本実施形態における被写体位置を指定するドラッグ操作は任意に行うことができ、曲線状に、または直線状に、あるいは開始点と終了点が一致する円状や楕円状にドラッグ操作を行うことができる。
このように、前述した従来のマルチターゲットAFでは、全てのフォーカスエリアに対してAF評価値を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を求める必要があったが、本実施形態ではユーザが、対象となる被写体位置を特定しているために、特定のフォーカスエリアのみ演算すれば良く、その結果AF評価値演算時間を短縮することができ、結果として高速連続撮影の前のAF測距スキャン動作時間を短縮することができる。
また、特定のフォーカスエリアのみ演算すれば良いため、該当フォーカスエリアにて評価値が極大となるレンズ位置が、撮影距離上の最短撮影距離から無限遠までのフォーカスポジションに対して全ての位置へフォーカスレンズを移動させる必要がなくなるため、結果として高速連続撮影の前のAF測距スキャン動作時間を短縮することができる。そして、AF測距スキャン動作時間を短縮することができたことによって、シャッターチャンスを逃さないという効果を奏する。
また、特定のフォーカスエリアの合焦位置での高速連続撮影を行えばよいので、ユーザにとって不要な画像が排除され、その結果連続撮影枚数を最適化できる。
1 POWER(電源)ボタン
2 シャッターボタン
3 フラッシュ発光部
4 AF補助光/セルフタイマーランプ
5 レンズカバー
6 マイク
7 スピーカー
8 レンズ
9 画像モニター(画像表示手段)
30 デジタルカメラ
40 CPU
41 操作部
42 CDS/AMP
43 A/D変換器
44 センサ入力制御部
51 AF検出部
52 AE/AWB検出部
81 ズームレンズ
82 フォーカスレンズ
83 絞り
84 メカシャッタ
85 CCD(撮像手段)
86 レンズ駆動部(レンズ移動手段)
87 絞り駆動部
88 シャッタ駆動部
401 AF測距スキャン部(評価値算出手段、合焦位置決定手段)
402 位置検出部
403 軌跡分析部
404 高速連続撮影制御部(高速連続撮影制御手段)
特開2005−277813号公報 特開2010−128395号公報 特開2009−042621号公報

Claims (7)

  1. レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、
    前記画像表示手段の表示面に設置され、前記画像表示手段に表示された画像に対するユーザの位置指定を受け付ける位置指定受付手段と、
    前記レンズを焦点調節の範囲内で移動させるレンズ移動手段と、
    前記レンズ移動手段により移動されるレンズ位置ごとに、ユーザが前記位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲について、前記撮像手段から出力される画像信号から算出される画像の鮮鋭度を示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記評価値算出手段により算出された評価値に基づき合焦位置を決定する合焦位置決定手段と、
    所定の対象距離範囲について、前記合焦位置決定手段により決定された前記複数の合焦位置における撮影を高速に行う高速連続撮影制御手段と、を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置指定受付手段上でなされるタッチ&ドラッグ操作により、一度に複数の位置指定を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記タッチ&ドラッグ操作による位置指定の受付の際、最初のタッチ操作により第1の位置を決定し、引き続くドラッグ操作によりドラッグ操作の軌跡上に前記第1の位置以外の位置を含めるように複数の位置を決定し、最後にデタッチ操作により最後の位置を決定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記高速連続撮影制御手段は、前記ユーザが前記位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲のうち、前記合焦位置決定手段により合焦位置が決定されたフォーカスエリアを示す枠を、前記画像表示手段に表示された撮像画面上に表示させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記高速連続撮影制御手段は、前記画像表示手段に表示された前記フォーカスエリアを示す枠内を、前記位置指定受付手段を介してタッチされることにより前記撮影を開始することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記位置指定受付手段は、タッチパネルであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. レンズを介して被写体像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段により撮像した画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段の表示面に設置され、前記画像表示手段に表示された画像に対するユーザの位置指定を受け付ける位置指定受付手段と、前記レンズを焦点調節の範囲内で移動させるレンズ移動手段と、を備える撮像装置に対し、該撮像装置を制御する制御手段が、
    評価値算出手段として、前記レンズ移動手段により移動されるレンズ位置ごとに、ユーザが前記位置指定受付手段を介して一度に位置指定した複数の位置を含む範囲について、前記撮像手段から出力される画像信号から算出される画像の鮮鋭度を示す評価値を算出し、
    合焦位置決定手段として、前記評価値算出手段により算出された評価値に基づき合焦位置を決定し、
    高速連続撮影制御手段として、所定の対象距離範囲について、前記合焦位置決定手段により決定された前記複数の合焦位置における撮影を高速に行う
    ことを特徴とする撮像方法。
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