JP2002124684A - 半導体装置、それを備えた放射線検出装置および放射線検出システム - Google Patents

半導体装置、それを備えた放射線検出装置および放射線検出システム

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JP2002124684A
JP2002124684A JP2001194952A JP2001194952A JP2002124684A JP 2002124684 A JP2002124684 A JP 2002124684A JP 2001194952 A JP2001194952 A JP 2001194952A JP 2001194952 A JP2001194952 A JP 2001194952A JP 2002124684 A JP2002124684 A JP 2002124684A
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Minoru Watanabe
実 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部金属配線の金属膜膜厚を増加させるとと
もに、配線抵抗を低減し、下部金属配線と上部金属配線
間に形成される層間絶縁膜のカバレッジを確保して、信
頼性を維持する。 【解決手段】 複数のゲート線(Vg line)13
に印加されるバイアスによりマトリックス状に配置され
た複数のTFTを駆動させる。光電変換素子15で発生
したキャリアは電極16から読み出される。Vg li
neは基板上に形成される金属配線の最も下部に配置さ
れる配線である。まず、第1の金属を成膜し、Vg l
ineの下部電極22をパターニングする。この下部金
属22は、ゲート線13に対応している。その後、ゲー
ト線13上に冗長配線である金属膜14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に、TFTを用いた液晶パネルや放射線検出装置
および放射線検出システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、薄膜トランジスタ(TFT)を用
いたパネルの大画面化が急速に進んでいる。これは液晶
パネルの製造技術の発展や、光電変換素子を有するエリ
アセンサーのTFTを用いたパネルの各分野への利用
(ex.X線撮像装置)の影響によるものである。ま
た、その大画面化の流れとともに、画素ピッチの微細化
が進んでいる。
【0003】図5は、TFTマトリックスパネルを用い
た光電変換装置の一例を示す図である。光電変換装置
は、TFTを駆動するためのゲート線53、PIN型ダ
イオードなどで構成される光電変換素子55、バイアス
線52、信号線51、TFT部57などから構成されて
いる。光電変換素子55に光が入射して発生したキャリ
アが蓄積され、蓄積されたキャリアを読み出す際にゲー
ト線53にバイアスを与えて読み出しを行なう。
【0004】このときTFTの駆動速度はゲート線53
の抵抗によって制限される。また、特に、光電変換装置
においては、配線抵抗が大きくなることにより、応答速
度以外にもセンサーのノイズが増加するという問題点が
ある。これはゲート線53とバイアス線52及び信号線
51との交差部における寄生容量が原因となっている。
【0005】また、加えてパネルの微細化が進むにつ
れ、1画素あたりの開口率が小さくなる。これは上述し
たスイッチング素子であるTFTや配線抵抗の大きさを
最適化しつつ、且つ、画素ピッチの微細化を達成するに
は開口部の電極エリアを小さくすることが必要となるか
らである。これにより、TFTを用いた液晶パネルにお
いてはバックライトの透過率が減少、液晶表示部の輝度
が低下する。また、光電変換装置などの撮像装置におい
ては、受光部の面積減少により感度の低下につながる。
【0006】そこで、上記2項目の技術課題を解決する
ために、各配線の膜厚を厚くし配線抵抗の減少と開口部
の面積を増加させることが考えられる。しかし、単純に
ゲート線33の膜厚を厚くすれば、ゲート線とその他の
配線との交差部の層間絶縁膜のカバレッジが悪くなり、
絶縁耐圧を保持するのが困難となる。また絶縁膜が薄く
なることによって寄生容量が増大する可能性も考えられ
る。
【0007】また配線を厚くし、低抵抗化して、且つ交
差部における絶縁耐圧を保つために、絶縁層を厚膜化す
ると、今度はTFTの駆動能力の低下を引き起こすこと
になる。したがって駆動速度をあげようとした場合には
駆動電圧を高くする必要があり、そうすることによっ
て、絶縁耐圧を更にあげる必要が生じるのである。
【0008】このようにパネルの大型化に伴って、特に
ゲート線などの下部配線、すなわち最も基板側に位置す
る配線の低抵抗化が課題となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、下
部金属配線の金属膜膜厚を増加させるとともに、配線抵
抗を低減し、下部金属配線と上部金属配線間に形成され
る層間絶縁膜のカバレッジを確保して、信頼性を維持す
ることを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、絶縁基板上に形成されたゲート電極と該
ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と半導体層とオ
ーミックコンタクト層を介した一対の電極からなる薄膜
トランジスタ(TFT)と、前記ゲート電極に接続され
たゲート配線及び前記一対の電極の一方に接続された信
号配線と、を有する半導体装置において、前記ゲート配
線と信号配線は層間絶縁層を挟んで膜厚方向に上下に配
置されて複数の交差部を有し、該交差部において前記層
間絶縁層が下部配線に対して複数の乗り上げ段差を有す
る構成となる。
【0011】また、絶縁基板上に形成されたゲート電極
と該ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と半導体層
とオーミックコンタクト層を介した一対の電極からなる
薄膜トランジスタ(TFT)と、前記ゲート電極に接続
されたゲート配線及び前記一対の電極の一方に接続され
た信号配線と、を有する半導体装置において前記ゲート
配線と信号配線は層間絶縁層を挟んで膜厚方向に上下に
配置されて交差部を有しており、該交差部において下部
配線の膜厚が交差してない箇所と比較して薄くなってい
る。
【0012】
【発明の実施形態】以下、添付図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。
【0013】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1の半導体装置としてTFTマトリックスパネルを用い
た光電変換装置のパターン図を示す。本実施形態におい
ては、配線の交差部が交差部以外の箇所に比べて、ゲー
ト線の膜厚を薄くする構成となっている。
【0014】図1の光電変換装置は、信号線11、バイ
アス線12、ゲート下部配線13、ゲート上部配線1
4、光電変換素子15、下部電極16、TFT部17等
から構成されている。ゲート下部配線13、ゲート上部
配線14によってゲート線が構成されているものとす
る。
【0015】図示しないドライバーからゲート線に印加
されるバイアスによりマトリックス状に配置されたTF
T部17を駆動させる。本実施形態においては、光電変
換素子15はp型アモルファスシリコン(a−Si)、
i型アモルファスシリコン、n型アモルファスシリコン
よりなるPIN構造を有しており、光電変換素子15に
光が入射して発生したキャリアは下部電極16から読み
出される。この際、共通電極ドライバーに接続されたバ
イアス線12は定電位を維持している。
【0016】次に配線の交差部について説明する。ここ
では、ゲート線と信号線11との交差部について説明す
る。図2は図1におけるA−A線の断面図を示す。本実
施形態においてはゲート線は基板上に形成される配線の
最も基板側に配置される配線である。21は絶縁基板、
13はゲート下部配線、14はゲート上部配線、24は
絶縁膜、25はi型半導体層、26はn+型半導体層、
11は信号線、27は第1の保護膜、28は第2の保護
膜である。
【0017】ここで本実施形態のTFTパネルの作製方
法に関して説明する。 1 基板全面にAlを成膜した後、ゲート下部配線13
に対応するパターンにフォトリソグラフィなどによって
パターニングし、ゲート下部配線13を形成する。 2 SiNにより絶縁層24を2000〜4000Å、
続けてa−Siによってi型半導体層25を400〜3
000Å、n+型半導体層26を300〜2000Å、
を連続成膜にて形成する。 3 その後、ゲート配線部、光電変換素子部の絶縁層2
4、i型半導体層25、n+型半導体層26をフォトリ
ソグラフィによりパターニングしRIE法によって除去
する。 4 光電変換素子部、TFT部をマスクして、信号線1
1及びゲート上部配線14を成膜する。 5 TFT部17と配線部をマスクし、PIN型光電変
換素子15を形成する。 6 フォトリソグラフィにより所定のパターンを形成し
て、RIE法によりn+膜、a−Si膜、SiN膜を同
時にエッチングし、素子間分離を行なった後、パッシベ
ーション膜としてSiNからなる保護膜27を3000
〜15000Å形成する。Alなどによってバイアス線
12を3000〜10000Å程度成膜し、最後に、ポ
リイミドなどによる有機保護膜28を2〜10μm作製
する。以上で、本実施形態のTFTパネルが完成する。
【0018】なお、ゲート線は400〜3000Åの膜
厚のタンタルもしくはチタン膜を、信号線、バイアス線
にはそれぞれ500〜20000Åの膜厚のアルミニウ
ム膜を用いる。また、PIN型光電変換素子15は例え
ば、p型半導体層もしくはn型半導体層の膜厚は400
Å〜1500Å、i型半導体層の膜厚は、4000Å〜
15000Åで形成すればよい。
【0019】本実施形態においては信号線11とゲート
上部配線14は同じプロセスによって同時に形成するこ
とができ、プロセスを簡易化している。なお、配線の交
差部における膜構成はTFT部17の半導体層の膜構成
と同様でよく、TFT部と少なくとも配線の交差部にお
いては同様のプロセスで作製され、TFT部のチャネル
部のみドライエッチングなどによって形成すればよい。
したがって新たなプロセスで交差部の配線同士の絶縁を
形成する必要はなく、簡易なプロセスで交差部を作製す
ることができる。
【0020】なお交差部だけでなく、信号線11の下全
てに絶縁層24、i層25、n+層26を形成してもよ
い。また、交差部においてゲート線などとの関係によ
り、絶縁膜24のみで絶縁耐圧が保たれるならば、その
他の半導体層を削るプロセスを設けてもよい。また、ゲ
ート線と信号線の交差部において説明したが、バイアス
線12との交差部においても同様の構成をとることがで
きる。
【0021】ゲート下部配線13及びゲート上部配線1
4からなるゲート線は、図1に示した信号線11及びバ
イアス線12との交差部において、単層となっておりそ
の他の場所に比べて膜厚が薄く、また絶縁膜24の膜厚
も薄くても絶縁層24の乗り越え段差を小さくすること
が可能となるために絶縁耐圧が確保される。また、ゲー
ト線と信号線、バイアス線の層間絶縁膜のカバレッジ、
絶縁耐圧の向上と信頼性の確保することができる。一
方、交差部以外の箇所においては金属層が2層と膜厚が
厚くなっており、配線抵抗が低いため、ノイズ量が小さ
くなり、駆動速度も速くなる。また加えて、ゲート線は
ゲート下部配線13において断線した場合、ゲート上部
配線14の存在する領域であれば、上部金属が冗長配線
となり、電気的に接続されることになり不良率を抑える
ことが可能となる。
【0022】本実施形態においては、ゲート上部配線1
4を一層のみとしたがもちろん複数層設けることも可能
である。また本実施形態の半導体装置に、パネル上面に
GOS(gadolinium oxysulphid
e phosphor)やCsIなどの波長変換体を設
けることによって、放射線検出装置として用いることが
できる。
【0023】(実施形態2)図3に実施形態2のTFT
マトリックスパネルを用いた光電変換装置のパターン図
である。なお、図1と同じ機能を有するものには同様の
番号を付し、詳細な説明は省くものとする。本実施形態
においては、光電変換素子35としてMIS型コンデン
サを用いている。光電変換素子35に光が入射しキャリ
アが発生した後、ドライバーから信号線11にバイアス
を印加してキャリアを電極36から読み取る。又、信号
線11に接続された共通電極ドライバーを駆動させるこ
とにより、蓄積したキャリアを除去し、光電変換素子3
5をリフレッシュすることができる構成となっている。
【0024】信号線11とゲート線33との交差部につ
いて説明する。図4は、図3のC−C線の断面図であ
る。ゲート線33はガラス基板51上に形成される配線
の中で最も基板側の配線である。
【0025】以下に本実施形態のTFTマトリックスパ
ネルの作成方法を示す。 1 ガラス基板41全面にCrからなる金属層をスパッ
タリング法により1000〜5000Å堆積した後、フ
ォトリソグラフィによってゲート線33、TFTのゲー
ト電極およびMIS型光電変換素子の下部電極36を形
成する。 2 フォトリソグラフィにより図4に示したように配線
の交差部におけるD部の段差をエッチングにより形成す
る。 3 次にD部の形成とは異なるマスクを用いてフォトリ
ソグラフィによりE部の段差をハーフエッチングにより
ゲート線33全体の堆積膜厚の約半分となる500〜2
500Åエッチングすることにより形成する。 4 プラズマCVD法によって、基板全面にSiN絶縁
層44を2000〜4000Å成膜し、引き続いて、a
−Siからなるi型半導体層45を3000〜1200
0Å、n+型半導体層46を300〜2000Å連続成
膜する。これら絶縁層44、半導体層45、n+層46
はTFT部17及びMIS型光電変換素子35共通のも
のを用いることができるため、両者を同一のプロセスで
作製すればよい。 5 ゲート線上に成膜された絶縁層44、半導体層4
5、n+層46を取り除き、加えて、TFTソースもし
くはドレイン電極とMIS型光電変換素子の下部電極3
6とのコンタクトホールを作製する。これらはフォトリ
ソグラフィで所定のパターンを形成した後、RIE法に
より加工する。 6 信号線11、及びバイアス線12をAlにより50
00〜20000Å程度形成し、TFTのソース・ドレ
イン電極18を形成した後に、引き続いてRIE法によ
りTFT部17のチャネル部をn+膜500Åとa−S
i膜を200Å程度エッチングする。 7 フォトリソグラフィにより所定のパターンを形成し
て、RIE法によりn+膜、a−Si膜、SiN膜を同
時にエッチングし、素子間分離を行なった後、パッシベ
ーション膜としてSiNからなる保護膜43を3000
〜15000Å形成する。その後、パッシベーション膜
上にポリイミド保護膜47を2〜10μm、スピンナーに
よりコーティングする。このように感光性のポリイミド
を使うことによりICと接続する電極部をフォトリソグ
ラフィ除去することが可能である。
【0026】以上のプロセスによって、TFTマトリッ
クスパネルを作製する。なお本実施形態においては、信
号線11の下には絶縁層44、半導体層45、n+層4
6が全て残された構成となっている。それは、信号線1
1を成膜した後に、素子間分離を行なっているためで、
このプロセスを入れ替えることによって、それらの層は
なくすことも可能である。また配線の交差部においては
絶縁層44、半導体層45、n+層46が全て残された
構成になっており、これは、半導体層45、n+層46
が通常装置を使う範囲では絶縁体としてみなすことがで
きるためである。したがって余分なプロセスを設けて交
差部の半導体層を取り除くことなく絶縁耐圧を保つこと
ができる。
【0027】図4を参照するとゲート線と信号線及びバ
イアス線との交差部においてゲート線が段差を有するこ
とによって、絶縁膜の乗り越え段差がゲート線の最大膜
厚の1/2となり、段差がない場合と比較して角部など
におけるカバレッジが良好であり絶縁膜の絶縁耐圧が確
保される。また本実施形態においては段差は一段のみ設
けたが、もちろん複数の段差を設けてもよい。これによ
って、ゲート線の膜厚を厚くして配線抵抗を低減でき、
かつ他の配線との交差部においては絶縁耐圧が保持で
き、また寄生容量も低減させることが可能となる。
【0028】また本実施形態の半導体装置は、パネル上
面にGOS(gadolinium oxysulphide phosphor)やC
sIなどの波長変換体を設けることによって、放射線検
出装置として用いることができる。
【0029】加えて、本実施形態においては光電変換素
子としてMIS型コンデンサを用い、実施形態1ではP
IN型ダイオードを例としてあげたが、もちろん両者が
逆になってもかまわないし、他の素子を使うことももち
ろん可能である。また、本実施形態の構成に実施形態1
の構成を同時に用いれば、より好適なTFTパネルを提
供することが可能となる。
【0030】(実施形態3)本実施形態においては、放射
線検出装置に利用される放射線直接変換素子とTFTパ
ネルについて説明する。図6は本実施形態の原理を表す
断面図である。一定バイアスに固定された、GdTe、
a−Se、PbI2等の直接変換型検出器に放射線が入
射すると電子正孔対が発生し、電界に従い電子及び正孔
が走行し、接続されたコンデンサに蓄積される。その
後、TFTにより順次、図示しない読み出し回路に転送
される。このコンデンサに実施形態2のMIS型コンデ
ンサを用いれば、実施形態2のTFTマトリックスパネ
ルをそのまま用いることが可能である、本発明のTFT
パネルを用いることによって、信号ノイズが低減でき、
且つ蓄積コンデンサを大きくすることが可能となり、電
荷の蓄積量を大きくすることが可能となるため、直接型
放射線検出装置において好適に用いられる。
【0031】(実施形態4)図7は、放射線検出システム
の構成を示す模式図である。図7に示すように、本実施
形態の放射線診断システムは、放射線チューブ6050
で発生した放射線6060は患者あるいは被験者606
1の胸部6062を透過し、光電変換層を上部に実装し
たイメージセンサ6040に入射する。
【0032】この入射した放射線には患者6061の体
内部の情報が含まれている。放射線の入射に対応して光
電変換層は電子と正孔を発生させ、電気的情報を得る。
この情報は、ディジタルに変換されイメージプロセッサ
6070により画像処理され制御室のディスプレイ60
80で観察できる。
【0033】また、この情報は電話回線6090等の伝
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどディスプレイ6081に表示もしくは光ディス
ク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師が
診断することも可能である。またフィルムプロセッサ6
100によりフィルム6110に記録することもでき
る。
【0034】なお、本実施形態では、光電変換装置を、
放射線検出システムへ適用する場合について説明した
が、ここでいう放射線とはX線やα線、β線、γ線等の
ことであり、これらを用いた非破壊検査装置などの放射
線撮像システムにも適用することができる。
【0035】図8は上述した放射線検出システムを更に
具体的に説明するための図であり本発明の光電変換素子
パネルを使用した放射線検出装置を組み込んだ放射線検
出システムである。
【0036】本実施形態の放射線検出システムは、立位
タイプのレントゲン撮影用で使用される放射線検出装置
と、放射線検出装置をオペレーションするオペレーショ
ンパネルと、データの保存や、放射線検出センサーをコ
ントロールするコントロールステーションとを有してい
る。
【0037】放射線検出装置は、光電変換素子パネル上
に、放射線を可視光に変換する、CsIもしくはGOS
からなる蛍光体層を堆積もしくは貼り合わせ形成してい
る。これにより、X線源から発射された直線性を持つX
線が、本放射線検出器の前に立つ人体を透過し、その透
過したX線を本検出器が可視光に、そしてその可視光を
光電変換することにより人体部位のX線透過分布を撮影
することができる。このような装置は、レントゲン撮影
分野においては、ベットに据えつけた、がい位タイプや
ハンディタイプでも使用することができる。また、透過
する対象物を人体以外の物にすることにより、非破壊検
査装置として使用することも可能である。本実施形態に
おいては、波長変換体を用いて放射線を可視光に変換し
た後に検出するいわゆる間接型放射線検出装置において
説明したが、実施形態3のような直接型を用いることも
もちろん可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
TFTマトリックスパネルを用いた半導体装置におい
て、下部金属配線を上部金属配線が乗り上げる1箇所あ
たりの段差部を小さくすることにより、下部金属配線の
金属膜膜厚を増加させ、配線抵抗低減、かつ下部金属配
線と上部金属配線間に形成される層間絶縁膜のカバレッ
ジを確保し、信頼性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のパターン図である。
【図2】本発明の実施形態1の断面図である。
【図3】本発明の実施形態2のパターン図である。
【図4】本発明の実施形態2の断面図である。
【図5】TFTマトリックスパネルのパターンの一例を
示す図である。
【図6】本発明の半導体装置を直接型放射線検出装置に
応用した図である。
【図7】本発明の半導体装置を放射線検出システムに応
用した一例のイメージ図である。
【図8】本発明の半導体装置を放射線検出システムに応
用した別の一例のイメージ図である。
【符号の説明】
11 信号線 12 バイアス線 13 ゲート下部配線 14 ゲート上部配線 15 PIN型光電変換素子 16 下部電極 17 TFT 33 ゲート線 35 MIS型光電変換素子 36 下部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 H01L 29/78 612C 5F033 27/14 31/00 A 5F038 27/146 27/14 C 5F088 29/43 K 5F110 31/09 27/04 C H04N 5/32 29/62 G 5/335 21/88 Z 7/18 Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG19 GG21 JJ05 JJ33 4M104 AA09 BB02 BB13 CC05 FF06 FF13 GG14 HH13 HH16 4M118 AA08 AA10 AB01 BA05 CA05 CA07 CA32 CB11 DA34 FB09 FB22 FB26 5C024 AX12 CY47 HX35 5C054 CA02 DA09 FC05 GA02 GB01 5F033 HH08 HH17 KK08 MM05 MM17 MM20 NN21 VV06 XX02 XX08 5F038 AC05 AC15 AC18 AV06 EZ06 EZ20 5F088 AA11 AB01 BB07 EA04 EA08 KA03 LA08 5F110 AA03 AA14 AA18 AA26 BB01 BB10 CC07 DD02 EE03 EE04 EE14 EE37 EE44 FF03 FF30 GG02 GG15 GG24 GG35 GG45 HK03 HK09 HK16 HK21 HK25 HK35 NN03 NN04 NN24 NN27 NN36 NN71 NN72 QQ09 QQ19

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成されたゲート電極と該
    ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と半導体層とオ
    ーミックコンタクト層を介した一対の電極からなる薄膜
    トランジスタ(TFT)と、前記ゲート電極に接続され
    たゲート配線及び前記一対の電極の一方に接続された信
    号配線と、を有する半導体装置において前記ゲート配線
    と前記信号配線とは層間絶縁層を挟んで膜厚方向に上下
    に配置されて複数の交差部を有し、該交差部において前
    記層間絶縁層が下部配線に対して複数の乗り上げ段差を
    有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記交差部において前記下部配線が複数
    の段差をさらに有することを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記下部配線は複数の金属層から形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の金属層の前記絶縁基板側に配
    置される金属層がパターニング時にエッチングストッパ
    ーとなり、複数回のパターニングにより前記下部配線の
    膜厚に相当する段差が形成されることを特徴とする請求
    項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 更に、コンデンサを有することを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記コンデンサはMIS型コンデンサで
    あることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記MIS型コンデンサが、前記TFT
    のゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミックコ
    ンタクト層と同一の層を有することを特徴とする請求項
    6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記MIS型コンデンサのソース
    またはドレイン電極に接続された信号線と、前記MIS
    型コンデンサ上にバイアス線を有し、前記信号線及びバ
    イアス線と、前記ゲート線との交差部は、基板側から、
    前記ゲート線、絶縁層、半導体層、n+層、前記信号線
    またはバイアス線の膜成となっていることを特徴とする
    請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体装置を有すること
    特徴とする放射線検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の放射線検出装置と、前
    記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理手段
    と、前記信号処理手段からの信号を記録するための記録
    手段と、前記信号処理手段からの信号を表示するための
    表示手段と、前記信号処理手段からの信号を伝送するた
    めの伝送処理手段と、前記放射線を発生させるための放
    射線発生源とを具備することを特徴とする放射線検出シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 絶縁基板上に形成されたゲート電極と
    該ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と半導体層と
    オーミックコンタクト層を介した一対の電極からなる薄
    膜トランジスタ(TFT)と、前記ゲート電極に接続さ
    れたゲート配線及び前記一対の電極の一方に接続された
    信号配線と、を有する半導体装置において前記ゲート配
    線と信号配線は層間絶縁層を挟んで膜厚方向に上下に配
    置されて交差部を有しており、該交差部において下部配
    線の膜厚が交差してない箇所と比較して薄くなっている
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記下部配線は、交差していない箇所
    においては複数の金属層から形成されていることを特徴
    とする請求項11記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記下部配線の前記膜厚の厚い領域の
    上部金属層が、上部配線と同時に成膜されることを特徴
    とする請求項11記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記下部配線は複数の金属層により形
    成され、前記複数の段差を前記下部金属配線の各金属の
    エッチング時の選択比の違いにより1度のパターニング
    工程で形成することを特徴とする請求項11記載の半導
    体装置。
  15. 【請求項15】 更に、コンデンサを有することを特徴
    とする請求項11記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記コンデンサはMIS型コンデンサ
    であることを特徴とする請求項15記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記MIS型コンデンサが前記TFT
    のゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミックコ
    ンタクト層と同一の層を有することを特徴とする請求項
    16記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 更に、前記MIS型コンデンサのソー
    スまたはドレイン電極に接続された信号線と、前記MI
    S型コンデンサ上にバイアス線を有し、前記信号線及び
    バイアス線と、前記ゲート線との交差部は、基板側か
    ら、前記ゲート線、絶縁層、半導体層、n+層、前記信
    号線またはバイアス線の膜成となっていることを特徴と
    する請求項17記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載の半導体装置を有す
    ることを特徴とする放射線検出装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の放射線検出装置
    と、前記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理
    手段と、前記信号処理手段からの信号を記録するための
    記録手段と、前記信号処理手段からの信号を表示するた
    めの表示手段と、前記信号処理手段からの信号を伝送す
    るための伝送処理手段と、前記放射線を発生させるため
    の放射線発生源とを具備することを特徴とする放射線検
    出システム。
  21. 【請求項21】 絶縁基板上に形成されたゲート電極と
    該ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と半導体層と
    オーミックコンタクト層を介した一対の電極からなる薄
    膜トランジスタ(TFT)と、前記ゲート電極に接続さ
    れたゲート配線及び前記一対の電極の一方に接続された
    信号配線と、を有する半導体装置において前記ゲート配
    線と信号配線は層間絶縁層を挟んで膜厚方向に上下に配
    置されて複数の交差部を有し、該交差部において前記層
    間絶縁層が下部配線に対して複数の乗り上げ段差を有
    し、且つ該交差部において下部配線の膜厚が交差してな
    い箇所と比較して薄くなっていることを特徴とする半導
    体装置。
  22. 【請求項22】 コンデンサをさらに有することを特徴
    とする請求項21記載の半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記コンデンサはMIS型コンデンサ
    であることを特徴とする請求項22記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 前記MIS型コンデンサが前記TFT
    のゲート電極、ゲート絶縁膜、半導体層、オーミックコ
    ンタクト層と同一の層を有することを特徴とする請求項
    23記載の半導体装置。
  25. 【請求項25】 更に、前記MIS型コンデンサのソー
    スまたはドレイン電極に接続された信号線と、前記MI
    S型コンデンサ上にバイアス線を有し、前記信号線及び
    バイアス線と、前記ゲート線との交差部は、基板側か
    ら、前記ゲート線、絶縁層、半導体層、n+層、前記信
    号線またはバイアス線の膜成となっていることを特徴と
    する請求項24記載の半導体装置。
  26. 【請求項26】 請求項21に記載の半導体装置を備え
    たことを特徴とする放射線検出装置。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の放射線検出装置
    と、前記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理
    手段と、前記信号処理手段からの信号を記録するための
    記録手段と、前記信号処理手段からの信号を表示するた
    めの表示手段と、前記信号処理手段からの信号を伝送す
    るための伝送処理手段と、前記放射線を発生させるため
    の放射線発生源とを具備することを特徴とする放射線検
    出システム。
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