JP2002124522A - バイポーラトランジスタとその製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタとその製造方法

Info

Publication number
JP2002124522A
JP2002124522A JP2001269861A JP2001269861A JP2002124522A JP 2002124522 A JP2002124522 A JP 2002124522A JP 2001269861 A JP2001269861 A JP 2001269861A JP 2001269861 A JP2001269861 A JP 2001269861A JP 2002124522 A JP2002124522 A JP 2002124522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
emitter
base layer
region
external
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001269861A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
愼一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001269861A priority Critical patent/JP2002124522A/ja
Publication of JP2002124522A publication Critical patent/JP2002124522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】素子外部領域における少数キャリア注入を抑制
した反転構造のバイポーラトランジスタを提供すること
にある。 【解決手段】素子真性領域12においては、エミッタを
エミッタ層31とエミッタ層32とによって構成するこ
とによって少数キャリアのポテンシャル障壁を低減し、
エミッタからベース層41に注入される注入少数キャリ
アの流れ25bを円滑にする一方で、素子外部領域13
においては注入少数キャリアのポテンシャル障壁を低減
する効果があるエミッタ層32を除去することによりエ
ミッタ層31から外部ベース層42への少数キャリア注
入25aを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイポーラトランジ
スタとその製造方法に関し、特に、コレクタがエミッタ
の上位に配置することにより高周波特性を改善した反転
構造バイポーラトランジスタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタは、電界効果ト
ランジスタ(FET)と異なり電流が半導体基板に対し
て垂直に流れる構造のために素子の有効面積あたりに投
入できる電流が大きく、このため、集積回路素子やマイ
クロ波素子等の応用においては、高い電流駆動能力や高
電力密度の特徴を活かすことができる。とくに近年では
化合物半導体を用い広い禁制帯のエミッタを有するバイ
ポーラトランジスタ、即ち、ヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタ(以下「HBT」という)が電界効果トランジ
スタ(以下「FET」という)と並び各種の高速回路素
子や高周波素子として広く用いられている。しかし、H
BTのこのような特徴をより高い周波数帯において活か
すためには、HBTの性能指数の一つである最大発振周
波数(fmax )を改善する必要がある。HBTのfmax
は近似的に次のように表すことができる。
【0003】
【数1】
【0004】ここでRB はベース抵抗、CBCはベース・
コレクタ間接合容量(以下、単に「コレクタ容量」とい
う)、fT はエミッタ接地電流利得遮断周波数であり、
とくに素子が十分に高い電流で動作している場合は近似
的に以下のように表すことができる。
【0005】
【数2】
【0006】ただし、RE ,RC はそれぞれエミッタ抵
抗、コレクタ抵抗であり、τF は中性ベース層とコレク
タ空乏層とを合わせた領域における少数キャリア走行時
間を表す。近年、素子の薄層化、微細化、電極形成技術
が著しく進んだ結果、fT はほぼ半導体の材料特性で決
まる限界に近づいている。そこで、今後fmax を更に改
善するためには、(1)式からRB とCBCを少しでも低
減させることが有効であることがわかるが、通常のHB
TではRB とCBCは互いにトレードオフの関係にあるた
め両者とも低減させるのは容易ではない。これを図9に
示す従来例を用いて説明する。
【0007】図9では、半絶縁性のGaAs基板1上
に、分子線エピタキシー(MBE)法を用いて高濃度
(3×1018cm-3)のシリコンを添加したn型GaA
sから成る厚み500nmのコレクタ・コンタクト層
6、低濃度(5×1016cm-3)のシリコンを添加した
n型GaAsから成る厚み500nmのコレクタ層5、
高濃度(4×1019cm-3)のベリリウムを添加した厚
み80nmのp型GaAsから成るベース層4、中濃度
(5×1017cm-3)のシリコンを添加したn型Al
0.25Ga0.75Asから成る厚み250nmのエミッタ層
3、高濃度(3×1018cm-3)のシリコンを添加した
n型GaAsから成る厚み150nmのエミッタ・コン
タクト層2を順に成長する。
【0008】次に、結晶成長の後、まずAuGe系のア
ロイ金属を用いたエミッタ電極101をリフトオフによ
り形成する。次に、エミッタ領域を規定するフォトレジ
ストをパターニングし、塩素ガスを用いたドライエッチ
ングによりエミッタ・コンタクト層2、エミッタ層3を
エッチングしてベース層4を露出する。次に、リフトオ
フによりチタン・白金・金から成るノンアロイ系のベー
ス電極102を設けた後、燐酸・過酸化水素水水溶液を
用いたウェットエッチングによりコレクタ層5をエッチ
ングし、サブコレクタ層61が表出したところでリフト
オフによりAuGe系のアロイ金属を用いたコレクタ電
極103を形成する。
【0009】最後に、深い水素イオン注入(注入エネル
ギー200keV、ドーズ量5×1012cm-2)を用い
て素子間分離領域90を形成すれば素子は完成する。図
9に示すようなHBTでは、素子の外部領域13におけ
る寄生外部コレクタ容量11を低減するために、素子外
部領域13の寸法を低減する必要がある。ところが、素
子外部領域13の寸法を極端に小さくするとベース電極
102の接触面積が減少し、ベース抵抗の増大を招く。
従って、図9に示すようなエミッタがコレクタの上位に
あるHBT構造では、ベース抵抗とコレクタ容量との間
に成立するトレードオフの関係がfmax の限界を与えて
いた。
【0010】上記の問題を解決するために、エミッタと
コレクタとの位置関係を反転させた構造のHBTが提案
されている。図10に示すHBTでは、半絶縁性のGa
As基板1上に、分子線エピタキシー(MBE)法を用
いて、高濃度(3×1018cm-3)のシリコンを添加し
たn型GaAsから成る厚み500nmのコレクタ・コ
ンタクト層2、中濃度(5×1017cm-3)のシリコン
を添加したn型Al0. 25Ga0.75Asから成る厚み25
0nmのエミッタ層3、高濃度(4×1019cm-3)の
ベリリウムを添加した厚み80nmのp型GaAsから
成るベース層4、低濃度(5×1016cm-3)のシリコ
ンを添加したn型GaAsから成る厚み500nmのコ
レクタ層5、高濃度(3×1018cm-3)のシリコンを
添加したn型GaAsから成る厚み50nmのコレクタ
・コンタクト層6を順に成長した構造になっている。素
子の加工方法は図9と全く同様である。
【0011】図からわかるように、コレクタ容量は素子
真性領域12のみに発生することから、図9に示したよ
うなエミッタ上位のバイポーラトランジスタと比較して
大幅にコレクタ容量を低減することが出来る。しかしな
がら、このような反転構造HBTの場合、エミッタ層3
からベース層4へ注入される少数キャリア(この従来例
ではnpn接合のトランジスタであるためにp型ベース
層においては電子が少数キャリアに相当する)の注入経
路としては、真性領域12における経路(図中25bの
位置)のほか外部領域13における経路(図中25aの
位置)が存在する。
【0012】前者の経路を介して注入された少数キャリ
アは一部がベース層4とエミッタ層5との接合界面ある
いはベース層4の内部において再結合により失われる
が、大多数はコレクタ層5へ流れていく。一方、後者の
注入経路を介して注入された少数キャリアは殆ど全てが
ベース電極102から供給される擬少数キャリア(この
従来例ではnpn接合であるために正孔)と再結合し、
トランジスタの電流増幅作用に寄与しない。したがっ
て、エミッタ層3からベース層4に注入された少数キャ
リアのうちコレクタ層5に回収される割合はトランジス
タ全体としては1を大きく下回り、その結果電流利得が
著しく劣化する。従って、高性能の反転構造HBTを実
現するためには、素子外部領域13における少数キャリ
ア注入25aを如何に有効に抑えることができるかによ
って決まるといえる。
【0013】そこで、反転構造HBTのこのような問題
点に鑑み、素子外部領域における少数キャリア注入を抑
制する素子構造がKroemerによって提案されてい
る(1982年プロシーディング オブ アイ・イー・
イー 第70巻 30頁)。図11は、Kroemer
の基本概念を再現した従来の反転構造HBTの断面図で
あるが、基本的な素子の作製方法は図10に示した構造
のHBTと同様であるが、この素子の特徴は素子外部領
域13にp型の不純物(例えばMg、Be等)をベース
層4からエミッタ層3にかけて注入し、エミッタ層3の
一部をn型半導体からp型半導体に変えたイオン注入外
部ベース層43を形成した点にある。イオン注入のちp
型の不純物を活性化するためには、通常短時間で高温
(約850℃)のランプアニールを行う。素子外部領域
13に形成されるp−n接合は同じAl0.25Ga0.75
sどうしのp−n接合であるため、少数キャリア注入が
起きるエミッタ電圧(基準電圧はベース)のしきい値は
Al0.25Ga0.75Asの禁制帯幅で決まり、約1.7ボ
ルトになる。一方、素子真性領域12におけるベース・
エミッタ間p−n接合の場合は、エミッタ電圧のしきい
値は比較的小さな禁制帯幅を有するGaAsから成るベ
ース層4で決まり、約1.4ボルトである。エミッタ電
流はエミッタ電圧の指数関数で決まるため、素子外部領
域13と素子真性領域12との間に生まれる電流しきい
値の僅かな差は、同じエミッタ電圧の条件で素子外部領
域13における少数キャリア注入の抑制につながること
から、一応の効果を奏している。
【0014】また、図12に示す従来例では、素子外部
領域13のベース層4を通してエミッタ層3に水素、ボ
ロン、酸素などのイオン注入の行い、半絶縁化領域91
を形成している。この方法は、素子外部領域13のエミ
ッタ層3を不活性化することによりこの領域における不
要な少数キャリア注入を防止することができ、また高温
熱処理を必要としない点に特徴がある。
【0015】しかしながら、図11に示したような従来
例では、イオン注入したp型不純物を活性化するために
高温の熱処理を必要とすることから、素子真性部におけ
る各半導体層の不純物が拡散し不純物分布が大きく変わ
ってしまう等の悪影響があることが知られている。一
方、図12に示したものは熱処理を必要としないが、導
電性を有するエミッタ層3を十分に半絶縁化できる程度
までイオン注入のドーズ量を大きくすると、イオンが通
過するベース層4への損傷が大きくなる。ベース層4の
損傷は、ベース層の移動度やキャリア濃度の低下につな
がり、ベース層4のシート抵抗やベース電極102の接
触抵抗が増大してしまう。また、ベース層4への損傷が
抑えられる程度までドーズ量を下げると、素子外部領域
13における少数キャリア注入を十分に下げることがで
きないという問題が発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、素子外部領域にお
ける寄生少数キャリアの注入を抑えた、高性能な反転構
造のバイポーラトランジスタとその製造方法を提供する
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本発明に係わるバイポーラトラ
ンジスタの態様は、半導体基板上にエミッタコンタクト
層、禁制帯幅Eg1を有するエミッタ層、禁制帯幅Eg
2を有するエミッタ緩衝層、禁制帯幅Eg3を有するベ
ース層、コレクタ層を順次積層したトランジスタ領域
と、半導体基板上にエミッタコンタクト層、禁制帯幅E
g1を有するエミッタ層、禁制帯幅Eg3’を有し前記
ベース層につながる外部ベース層を順次積層したトラン
ジスタ外部領域とを備え、前記各層の禁制帯幅の関係が
Eg1>Eg2≧Eg3’≧Eg3となるよう構成し、
前記エミッタ層から前記ベース層に注入される少数キャ
リアの実効的なエネルギー障壁を低減するように構成す
ると共に、前記トランジスタ領域に隣接するトランジス
タ外部領域には前記緩衝エミッタ層を設けず前記エミッ
タ層から前記外部ベース層に注入される少数キャリアの
エネルギー障壁を相対的に大きくしたことを特徴とする
ものです。
【0018】又、本発明に係わるバイポーラトランジス
タの製造方法の態様は、半導体基板上にエミッタコンタ
クト層、禁制帯幅Eg1を有するエミッタ層、禁制帯幅
Eg2を有するエミッタ緩衝層、禁制帯幅Eg3を有す
るベース層、コレクタ層を順次積層したトランジスタ領
域と、半導体基板上にエミッタコンタクト層、禁制帯幅
Eg1を有するエミッタ層、禁制帯幅Eg3’を有し前
記ベース層につながる外部ベース層を順次積層したトラ
ンジスタ外部領域とを備え、前記各層の禁制帯幅の関係
がEg1>Eg2≧Eg3’≧Eg3となるよう構成し
たバイポーラトランジスタの製造方法であって、トラン
ジスタの外部領域において前記コレクタ層、ベース層、
緩衝エミッタ層を除去して、前記エミッタ層の表面に外
部ベース層を形成する工程を設けたことを特徴とするバ
イポーラトランジスタの製造方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るバイポーラトランジ
スタは、半導体基板上にエミッタコンタクト層を形成
し、このエミッタコンタクト層上にエミッタ層を形成
し、前記エミッタ層上にトランジスタ領域となるベース
層とベース引出部分である外部ベース層を形成し、前記
ベース層上にコレクタ層を順次形成したバイポーラトラ
ンジスタにおいて、このバイポーラトランジスタのトラ
ンジスタ領域のエミッタ層とベース層の間に前記エミッ
タ層の一部をなす緩衝エミッタ層である組成傾斜層を設
けて前記エミッタ層とベース層との接合界面での伝導帯
を連続させるように構成すると共に、前記トランジスタ
領域に隣接するベース引出部分には前記組成傾斜層を設
けず前記エミッタ層と外部ベース層との接合界面での伝
導帯を不連続に形成したものであるから、エミッタをエ
ミッタ層と組成傾斜層とで構成することによって、トラ
ンジスタ領域の少数キャリアのポテンシャル障壁を低減
し、エミッタからベース層に注入される注入少数キャリ
アの流れを円滑にする一方で、素子外部領域においては
ポテンシャル障壁を低減する効果がある組成傾斜層を除
去することによりエミッタ層から外部ベース層への寄生
少数キャリアの注入を抑制した高性能な反転構造のバイ
ポーラトランジスタを実現している。
【0020】
【実施例】以下に、本発明に係わるバイポーラトランジ
スタとその製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細
に説明する。図1は、本発明に係わるバイポーラトラン
ジスタの具体例の構造を示す図、図5はそのエネルギー
バンドを示す図であって、図1、5には、半導体基板上
1にエミッタコンタクト層2を形成し、このエミッタコ
ンタクト層2上にエミッタ層31を形成し、前記エミッ
タ層31上にトランジスタ領域(素子真性領域)12と
なるベース層41と、ベース引出部分(外部領域)13
である外部ベース層42を形成し、前記ベース層41上
にコレクタ層5を順次形成したバイポーラトランジスタ
において、このバイポーラトランジスタのトランジスタ
領域12の前記エミッタ層31とベース層41の間にエ
ミッタ層の一部をなす組成傾斜層32を設けて前記エミ
ッタ層31とベース層41との接合界面での伝導帯21
を連続させるように構成すると共に、前記トランジスタ
領域12に隣接するベース引出部分13には前記組成傾
斜層32を設けず前記エミッタ層31と外部ベース層4
2との接合界面での伝導帯21を不連続に形成したこと
が示されている。
【0021】次に、本発明をより具体的に説明する。図
1は本発明の代表的な製造工程を示した工程図、図2は
バイポーラトランジスタの断面図である。この具体例の
HBTは半絶縁性のGaAs基板1上に、分子千エピタ
キシー(MBE)法を用いて、高濃度(3×1018cm
-3)のシリコンを添加したn型GaAsから成る厚み5
00nmのエミッタ・コンタクト層2、中濃度(5×1
17cm-3)のシリコンを添加したn型Al0.25Ga
0.75Asから成る厚み250nmのエミッタ層31、中
濃度(5×1017cm-3)のシリコンを添加した上にア
ルミニウム組成Xを0.25から0まで傾斜させたn型
Alx Ga1-X Asから成る厚み100nmの組成傾斜
層であるエミッタ層32、高濃度(4×1019cm-3
のベリリウムを添加した厚み80nmのp型GaAsか
ら成るベース層41、低濃度(5×1016cm-3)のシ
リコンを添加したn型GaAsから成る厚み500nm
のコレクタ層5、高濃度(3×1018cm-3)のシリコ
ンを添加したn型GaAsから成る厚み50nmのコレ
クタ・コンタクト層6を順に成長した結晶層構造になっ
ている。
【0022】製造方法を説明すると、図1(a)に示す
ように、先ず、コレクタ・コンタクト層6とコレクタ層
5とを塩素ガスを用いたドライエッチングによりコレク
タ・メサMを形成しベース層41を露出したのち、コレ
クタ・メサM周囲を酸化膜8で覆い尽くす。次に、図1
(b)に示すように、コレクタ・メサMをマスクとして
ベース層41およびエミッタ層32を燐酸系エッチャン
トにより除去する。次いで、有機金属分子線エピタキシ
ー(MOMBE)法を用いて、露出したエミッタ層31
の表面に高濃度(2×1020cm-3)の炭素を添加した
厚み300nmのp型GaAs層からなる外部ベース層
42を再成長させる。このときの再成長は、コレクタ・
メサM周囲の酸化膜8の表面には多結晶が成長せず、半
導体表面にだけ結晶成長が進行するような選択成長が実
現する条件で行われる。
【0023】次に、図1(c)に示すように、コレクタ
・コンタクト層6の上にAuGe系のアロイ電極103
を形成し、またベース電極形成に必要な領域を除く不要
な外部ベース層42を除去したのち、残った外部ベース
層42の上にチタン、白金、金から成るノンアロイ電極
102を形成する。完成した素子は図2に示す断面図の
ようになるが、ここではエミッタ・コンタクト層2の上
にAuGe系のアロイ電極101を形成しており、また
水素イオン注入により半導体層を半絶縁化した素子間分
離領域90を設けている。
【0024】図2に示すように、この具体例のHBTで
は素子外部領域13においてエミッタ層31から外部ベ
ース層42へ注入される少数キャリアの量は、素子真性
領域12においてエミッタ層32からベース層41へと
注入される少数キャリアの量と比較して、低く抑えられ
ている。この理由を図5を用いて詳細に説明する。図5
(a)、図5(b)はそれぞれ図2に示すHBTの外部
領域13と真性領域12におけるベース・エミッタ接合
周辺でのエネルギー帯構造を示す。ここに示す図では、
エミッタ層31とベース層41との間の擬フェルミ準位
23の高低差、即ちベース・エミッタ間の印加電圧VBE
に相当するエネルギーqVBE(図中24の位置)が揃っ
ており、同じバイアス条件での比較になっている。
【0025】さて、図5(a)からわかるように、素子
外部領域13では、組成傾斜層32が除去されているた
め、エミッタ層31と外部ベース層42との接合界面で
伝導帯21が不連続になりバンドスパイク26aが生じ
る。このバンドスパイクは、エミッタ層31の禁制帯幅
が外部ベース層42の禁制帯幅よりも小さい為に生じ
る。したがって、このバンドスパイクは、エミッタ層3
1から外部ベース層42へ注入される少数キャリアにと
ってエネルギー障壁となり、この領域における少数キャ
リア注入を抑制する働きがある。一方、素子真性領域1
2においては、組成傾斜層32がエミッタ層31からベ
ース層41へ向けて伝導帯21を滑らかにつなぎキャリ
ア注入を円滑にする緩衝層の役割を果たしているのでバ
ンドスパイクは発生せず、少数キャリアの流れ(図中2
5bの位置)が円滑になる。以上より、素子真性領域1
2と比較して素子外部領域13における少数キャリア注
入25aを大幅に抑制することができる。
【0026】この具体例では、本発明を素子真性領域の
ベース・エミッタ接合が組成傾斜ヘテロ接合になってい
るHBTに適応したが、段階型ヘテロ接合を用いるHB
Tについても適応することができる。その構成を図6に
示す。図6において、半絶縁性のGaAs基板1上に、
有機金属気相成長(MOCVD)法を用いて、高濃度
(3×1018cm-3)のシリコンを添加したn型GaA
sから成る厚み500nmのエミッタ・コンタクト層
2、中濃度(5×1017cm-3)のシリコンを添加した
n型InGaPから成る厚み250nmのエミッタ層3
1、中濃度(5×1017cm-3)のシリコンを添加した
上にn型GaAsから成る厚み100nmのエミッタ層
32、高濃度(4×1019cm-3)のベリリウムを添加
した厚み80nmのp型GaAsから成るベース層4
1、低濃度(5×1017cm-3)のシリコンを添加した
n型GaAsから成る厚み500nmのコレクタ層5、
高濃度(3×1018cm-3)のシリコンを添加したn型
GaAsから成る厚み50nmのコレクタ・コンタクト
層6を順に成長した結晶層構造になっている。素子の加
工方法に関しては、図1の方法と同様である。
【0027】この具体例では、素子外部領域(図6
(a))ではInGaPからなるエミッタ層31とGa
Asからなる外部ベース層42とがヘテロ接合を成して
おり、バンドスパイク26aが少数キャリア注入を妨げ
る機能をしている(図中25aの位置)。一方、素子真
性領域12では、エミッタ・ベース間のヘテロ接合にG
aAsからなるエミッタ層32が入っているので、バン
ドスパイク26bの高さが低くなり、同じバイアス条件
での素子外部領域13と比較して少数キャリア注入が円
滑になる(図中25bの位置)。したがって、この具体
例でも、素子外部領域13における不要な少数キャリア
注入25aを最小限に抑えることができる。
【0028】上記具体例では、エミッタ層が禁制帯幅の
異なる二つの半導体層から構成されているが、エミッタ
層の禁制帯幅が一定であるHBTについても本発明を適
応することができる。その構成を図7に示す。この具体
例では、半絶縁性のGaAs基板1上に、有機金属気相
成長(MOCVD)法を用いて、高濃度(3×1018
-3)のシリコンを添加したn型GaAsから成る厚み
500nmのエミッタ・コンタクト層2、中濃度(5×
1017cm-3)のシリコンを添加したn型InGaPか
ら成る厚み250nmのエミッタ層31、高濃度(1×
1018cm-3)のシリコンを添加した上にn型InGa
Pから成る厚み50nmのエミッタ層32、高濃度(4
×1019cm-3)のベリリウムを添加した厚み80nm
のp型GaAsから成るベース層41、低濃度(5×1
16cm-3)のシリコンを添加したn型GaAsから成
る厚み500nmのコレクタ層5、高濃度(3×1018
cm-3)のシリコンを添加したn型GaAsから成る厚
み50nmのコレクタ・コンタクト層6を順に成長した
結晶層構造になっている。素子の加工方法は、図1の方
法と同様である。
【0029】この具体例では、素子外部領域(図7
(a))では比較的低い不純物濃度のInGaPからな
るエミッタ層31とGaAsからなる外部ベース層42
とがヘテロ接合を成しており、バンドスパイク26aが
少数キャリア注入を妨げている(図中26aの位置)。
一方、素子真性領域12では、エミッタ層31の不純物
濃度より高い高不純物濃度のエミッタ層32が入ってい
るので、図中26bの位置に示すようにバンドスパイク
の幅が狭くなり、少数キャリアがトンネル効果によりバ
ンドスパイク26bを通り抜けやすくなる(図中26b
の位置)。したがって、この具体例でも、素子外部領域
13における不要な少数キャリア注入25aを最小限に
抑えることができる。
【0030】上記した例では、素子真性領域12のベー
ス層41と素子外部領域13の外部ベース層42が同じ
禁制帯幅を有しているが、異なる禁制帯幅のベース層を
組み合わせたHBTについても本発明を適応することが
できる。その構成を図8に示す。この具体例では、半絶
縁性のGaAs基板1上に、有機金属気相成長(MOC
VD)法を用いて、高濃度(3×1018cm-3)のシリ
コンを添加したn型GaAsから成る厚み500nmの
エミッタ・コンタクト層2、中濃度(5×10 17
-3)のシリコンを添加したn型InGaPから成る厚
み250nmのエミッタ層31、中濃度(5×1017
-3)のシリコンを添加した上にn型GaAsから成る
厚み100nmのエミッタ層32、高濃度(4×1019
cm-3)のベリリウムを添加した厚み40nmのp型I
0.1 Ga0.9 Asから成るベース層41、低濃度(5
×1016cm-3)のシリコンを添加したn型GaAsか
ら成る厚み500nmのコレクタ層5、高濃度(3×1
18cm-3)のシリコンを添加したn型GaAsから成
る厚み50nmのコレクタ・コンタクト層6を順に成長
した結晶層構造になっている。素子の加工方法は、図1
と同様であり、外部ベース層42はp型のGaAsから
成る。
【0031】この具体例では、素子外部領域(図8
(a))ではInGaPから成るエミッタ層31とGa
Asからなる外部ベース層42とがヘテロ接合を成して
おり、バンドスパイク26aが少数キャリア注入を妨げ
ている(図中25aの位置)。一方、素子真性領域12
では、エミッタ層31とベース層41との間に禁制帯幅
が比較的小さなGaAsから成るエミッタ層32が挿入
されており、このエミッタ層32とIn0.1 Ga0.9
sから成るベース層41とは禁制帯幅が異なるのでもう
一つのバンドスパイク26cが発生する。その結果、ベ
ース・エミッタ接合界面の周りにはバンドスパイクが二
つ存在することになるが、エミッタからベースにかけて
2段階に分けて禁制帯幅を下げていること、ベース層4
1に外部ベース層42(GaAs)よりも禁制帯幅が小
さなIn0.1 Ga0.9 Asを導入していることから、素
子外部領域と比較するとポテンシャル障壁の高さが相対
的に低くなり、少数キャリア注入が円滑になる(図中2
5bの位置)。したがって、この例でも、素子外部領域
13における不要な少数キャリア注入25aを最小限に
抑えることができる。
【0032】上記具体例においては、素子外部領域13
における少数キャリア注入を抑制しているが、ベース・
エミッタ間接合容量がエミッタ上位型HBTの場合より
も大きくなる欠点がある。そこで、本発明を適用した反
転構造バイポーラトランジスタにおいて、素子外部領域
13のエミッタ層を一部除去することにより、ベース・
エミッタ間接合容量を低く抑えることができる。その構
成を図3に示す。
【0033】この例では、エミッタ層31がn型InG
aP、エミッタ層32がn型GaAs、エミッタ・コン
タクト層2がn型GaAsから成っており、GaAs層
には影響を及ぼさない塩酸系のエッチャントを用いて外
部ベース層42の下に位置するエミッタ層31の一部を
選択的にエッチング除去し、ベース・エミッタ間接合容
量を低減している。また、イオン注入により素子外部領
域のエミッタ層を半絶縁化する方法を用いても、ベース
・エミッタ間接合容量を低く抑えることができる。その
構成を図4に示す。この具体例では、外部ベース層42
を形成する前に素子外部領域のエミッタ層31へボロン
を用いたイオン注入(エネルギー100kV、ドーズ量
1×1012cm-3)を施してこの部分の半絶縁化を図っ
ている。この場合、外部ベース層42はイオン注入を実
施した後で形成しているために、イオン注入によりベー
ス抵抗が増大する心配はない。半絶縁化イオン注入のイ
オン種としては、ボロンのほか、水素、酸素、ヘリウム
などが有効である。
【0034】上記各具体例においては、GaAs基板上
のHBTを用いているが、本発明はシリコン、インジウ
ム燐(InP)、窒化ガリウム(GaN)等、如何なる
種類の半導体基板上のHBTにも適用できる。このよう
に本発明は、バイポーラトランジスタのトランジスタ領
域12におけるエミッタ層のうちベース層41と接する
部分に緩衝エミッタ層32を設け、エミッタ層31から
前記ベース層41に注入される少数キャリアの実効的な
エネルギー障壁を低減するように構成すると共に、前記
トランジスタ領域12に隣接するトランジスタ外部領域
13には前記緩衝エミッタ層を設けず前記エミッタ層3
1から前記外部ベース層32に注入される少数キャリア
のエネルギー障壁を相対的に大きくしたことを特徴とす
るものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
素子真性領域12においては、エミッタを構成する半導
体層31と半導体層32のうち、ベース層41に接する
半導体層32を、少数キャリアのポテンシャル障壁が低
減されエミッタ層からベース層41に注入される少数キ
ャリアの流れが円滑になるような緩衝層とする一方で、
素子外部領域13においてはポテンシャル障壁を低減す
る効果がある緩衝エミッタ層32を除去することにより
エミッタ層31から外部ベース層42への少数キャリア
注入を抑制するように構成したので、素子外部領域13
での寄生少数キャリア注入が抑制された高性能な反転構
造のバイポーラトランジスタが実現出来た。
【0036】なお、本発明は上記各例に限定されず、本
発明の技術思想の範囲内において、各具体例は適宜変更
され得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の具体例を説明するための素子の
製造工程を示す断面図である。
【図2】図1の工程を経て得られた素子の断面図であ
る。
【図3】本発明の他の具体例を説明するための断面図で
ある。
【図4】本発明の他の具体例を説明するための断面図で
ある。
【図5】本発明の第1の具体例における原理を説明する
ためのエネルギー帯構造図である。
【図6】本発明の第2の具体例における原理を説明する
ためのエネルギー帯構造図と素子の断面図である。
【図7】本発明の第3の具体例における原理を説明する
ためのエネルギー帯構造図と素子の断面図である。
【図8】本発明の第4の具体例における原理を説明する
ためのエネルギー帯構造図と素子の断面図である。
【図9】従来のエミッタ上位型HBTを説明するための
断面図である。
【図10】従来の反転構造(コレクタ上位型)HBTを
説明するための断面図である。
【図11】従来の反転構造(コレクタ上位型)HBTを
説明するための断面図である。
【図12】従来の反転構造(コレクタ上位型)HBTを
説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、 2…エミッタ・コンタクト層、 3,31…エミッタ層、 32…緩衝エミッタ層、 4,41,42…ベース層、 5…コレクタ層、 6…コレクタ・コンタクト層、 8…絶縁膜(酸化膜)、 90,91…半絶縁化領域、 101,102,103…電極、 11…外部コレクタ容量、 12…素子真性領域、 13…素子外部領域、 21…伝導帯、 22…価電子帯、 23…擬フェルミ準位、 24…印加電圧、 25a,25b…注入少数キャリアの流れ、 26a,26b,26c…バンドスパイク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にエミッタコンタクト層、禁
    制帯幅Eg1を有するエミッタ層、禁制帯幅Eg2を有
    するエミッタ緩衝層、禁制帯幅Eg3を有するベース
    層、コレクタ層を順次積層したトランジスタ領域と、半
    導体基板上にエミッタコンタクト層、禁制帯幅Eg1を
    有するエミッタ層、禁制帯幅Eg3'を有し前記ベース
    層につながる外部ベース層を順次積層したトランジスタ
    外部領域とを備え、前記各層の禁制帯幅の関係がEg1
    >Eg2≧Eg3'≧Eg3であることを特徴とするバ
    イポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】半導体基板上にエミッタコンタクト層、禁
    制帯幅Eg1を有するエミッタ層、禁制帯幅Eg2を有
    するエミッタ緩衝層、禁制帯幅Eg3を有するベース
    層、コレクタ層を順次積層したトランジスタ領域と、半
    導体基板上にエミッタコンタクト層、禁制帯幅Eg1を
    有するエミッタ層、禁制帯幅Eg3'を有し前記ベース
    層につながる外部ベース層を順次積層したトランジスタ
    外部領域とを備え、前記各層の禁制帯幅の関係がEg1
    >Eg2≧Eg3'≧Eg3であるバイポーラトランジ
    スタの製造方法であって、トランジスタの外部領域にお
    いて、前記コレクタ層、前記ベース層、前記緩衝エミッ
    タ層を除去して、前記エミッタ層の表面に外部ベース層
    を形成する工程を設けたことを特徴とするバイポーラト
    ランジスタの製造方法。
JP2001269861A 2001-09-06 2001-09-06 バイポーラトランジスタとその製造方法 Pending JP2002124522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269861A JP2002124522A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 バイポーラトランジスタとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269861A JP2002124522A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 バイポーラトランジスタとその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35274697A Division JP3262056B2 (ja) 1997-12-22 1997-12-22 バイポーラトランジスタとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002124522A true JP2002124522A (ja) 2002-04-26

Family

ID=19095602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001269861A Pending JP2002124522A (ja) 2001-09-06 2001-09-06 バイポーラトランジスタとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002124522A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101228367B1 (ko) 2011-10-14 2013-02-01 주식회사 동부하이텍 바이폴라 트랜지스터와 그 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101228367B1 (ko) 2011-10-14 2013-02-01 주식회사 동부하이텍 바이폴라 트랜지스터와 그 제조 방법
US8802532B2 (en) 2011-10-14 2014-08-12 Dongbu Hitek Co., Ltd. Bipolar transistor and method for manufacturing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3262056B2 (ja) バイポーラトランジスタとその製造方法
JPH04278545A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH0797589B2 (ja) ヘテロ接合型バイポ−ラトランジスタの製造方法
JP2008016615A (ja) バイポーラトランジスタ
JP2576828B2 (ja) 高利得misトランジスタ
EP0197424B1 (en) Process of fabricating a heterojunction bipolar transistor
JP2004241711A (ja) 半導体装置
JP2002009253A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2002124522A (ja) バイポーラトランジスタとその製造方法
JPH02111073A (ja) 絶縁ゲート電界効果トランジスタおよびその集積回路装置
JP2005259835A (ja) 半導体素子及びその製造方法
JP3859149B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
JP2841380B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
JP4558161B2 (ja) ヘテロ接合型バイポーラトランジスタの製造方法
JP2005159112A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JPS61280665A (ja) ヘテロ接合バイポ−ラトランジスタ及びその製造方法
JP3228431B2 (ja) コレクタアップ構造ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
KR950001148B1 (ko) 이종접합 바이폴라 트랜지스터 및 그의 제조방법
JPS6381977A (ja) ヘテロ接合バイポ−ラトランジスタ
KR950001149B1 (ko) 이종접합 바이폴라 트랜지스터의 제조방법
JPH031542A (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JPH05175225A (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
JPS6378571A (ja) バイポ−ラトランジスタの製造方法
JP2000138228A (ja) ヘテロ接合型バイポーラトランジスタとその製造方法
JPS63107066A (ja) ヘテロ接合型バイポ−ラトランジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516