JP2002123876A - 集合住宅用インターホン装置 - Google Patents

集合住宅用インターホン装置

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JP2002123876A
JP2002123876A JP2000315013A JP2000315013A JP2002123876A JP 2002123876 A JP2002123876 A JP 2002123876A JP 2000315013 A JP2000315013 A JP 2000315013A JP 2000315013 A JP2000315013 A JP 2000315013A JP 2002123876 A JP2002123876 A JP 2002123876A
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JP
Japan
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dwelling unit
area
alarm
instruction signal
fire
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JP2000315013A
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English (en)
Inventor
Kentaro Okawa
堅太郎 大川
Shinji Nakamura
真二 中村
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 法で義務付けられた住戸範囲への警報を確実
に行えるとともに、住戸の配置に対応した警報を行うこ
とが可能な集合住宅用インターホン装置を提供するこ
と。 【解決手段】 集合住宅用インターホン装置100は、
各住戸に設置される火災感知器110及び住戸端末12
0と、住戸端末120に自火報線路140を介して自動
火災警報指示信号を入力する自動火災報知装置130
と、火災の発生を知らせる信号を入力した住戸端末12
0に応じて特定のエリアを選択し、選択したエリアに存
在する住戸端末120に、インターホン線路150を介
してエリア警報指示信号を入力する中央制御装置160
とを備え、住戸端末120は、エリア警報指示信号が入
力されたとき、エリア警報メッセージを発生し、自動火
災警報指示信号及びエリア警報指示信号のうち自動火災
警報指示信号のみが入力されたとき、自動火災警報メッ
セージを発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共用玄関又は管理
人室と住戸との間や、各住戸間の通話機能とともに、火
災発生時の警報機能を有する集合住宅用インターホン装
置に関し、より詳しくは、住戸の配置に対応した警報を
行うことが可能な集合住宅用インターホン装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多くの集合住宅には、来訪者との
応対や管理人との連絡のために、共用玄関又は管理人室
と住戸との間や、各住戸間の通話機能を有する集合住宅
用インターホン装置が設置されている。また、一定規模
以上の集合住宅には、法によって、火災発生時に、火災
が発生した住戸(以下、火災発生住戸という。)と同一
階及び直上階に存在する住戸に警報を行う自動火災報知
装置の設置が義務付けられている。
【0003】以下、図12を用いて従来の集合住宅用イ
ンターホン装置900について説明する。
【0004】図12において、住戸は、各々固有の住戸
番号を有し、101号から106号まで、201号から
206号まで、301号から306号まで、401号か
ら406号まで(図示していない。)、及び、501号
から506号までは、それぞれ、1階、2階、3階、4
階、及び、5階の住戸を表している。また、住戸番号の
下一桁が同一の住戸は、それぞれの階において、同一の
位置に位置している。このように住戸番号は、階や住戸
の配列に基いて規則性を有する番号として付与されるの
が一般的である。各住戸には、火災感知器910及び住
戸端末920が設置され、住戸端末920は、インター
ホン線路930を介して中央制御装置940に接続さ
れ、自動火災報知線路(以下、自火報線路という。)9
50を介して自動火災報知装置960に接続されてい
る。
【0005】インターホン線路930は、ディジタル化
された音声信号、制御信号及びデータ等をパケット化し
て双方向に通信する線路であり、図示していない共用玄
関端末や管理人室端末と個々の住戸端末920との間の
通話や、個々の住戸端末920同士の間の通話に利用さ
れている。また、中央制御装置940は、インターホン
線路930上の通信の接続を制御している。
【0006】自火報線路950は、階別に各住戸端末9
20を並列接続する階別系統の線路であり、住戸端末9
20から自動火災報知装置960に対して火災感知器9
10の作動を通知する信号線(以下、通知信号線とい
う。)と、自動火災報知装置960から住戸端末920
に対して火災警報(本明細書において、自火報線路を介
して行われる火災警報を自動火災警報という。)の発生
を指示する信号線(以下、指示信号線という。)とから
成っている。
【0007】何れかの住戸において火災が発生した場
合、火災感知器910の作動を検知した住戸端末920
は、自火報線路950の通知信号線を介して、自動火災
報知装置960に火災感知器910の作動を通知する。
自動火災報知装置960は、火災感知器910の作動が
通知されると、火災感知器910の作動を通知してきた
住戸端末920が存在する階、及び、その1つ上の階に
存在する住戸端末920に自動火災警報の発生を指示す
る。自動火災報知装置960によって自動火災警報の発
生を指示された住戸端末920は、図示していない音声
メモリに格納されている自動火災警報メッセージ、例え
ば、「付近で火災が発生しました。直ちに避難してくだ
さい。」などを発生する。
【0008】以上に説明したようにして、従来の集合住
宅用インターホン装置900においては、火災発生住戸
の同一階及び直上階の住戸に警報がなされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の集合住宅用インターホン装置900においては、火
災発生時の警報が、集合住宅の住戸配列に関係なく階別
単位でしか行われないため、設置される集合住宅に最適
な警報を行うことができるとは限らないという問題があ
った。
【0010】また、上記従来の集合住宅用インターホン
装置900においては、いずれの住戸が火災発生住戸で
あるかという情報が提供されないので、避難者が避難経
路を考え辛いという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、法で義務付けられた住
戸範囲への警報を確実に行えるとともに、住戸の配置に
対応した警報を行うことが可能な集合住宅用インターホ
ン装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の集合住宅用インターホン装置は、複数の住
戸に設置される火災感知器と、前記住戸に設置されて前
記火災感知器に接続される住戸端末と、火災の発生を知
らせる信号を入力した前記住戸端末に応じて特定の階を
選択し、選択した前記階に存在する前記住戸端末に、自
動火災警報を発生させる自動火災警報指示信号を入力す
る自動火災報知装置と、前記住戸端末と前記自動火災報
知装置とを接続する自動火災報知線路とを備えた集合住
宅用インターホン装置において、前記住戸端末に接続さ
れるとともに、火災の発生を知らせる信号を入力した前
記住戸端末に応じて特定のエリアを選択し、選択した前
記エリアに存在する前記住戸端末に、エリア警報を発生
させるエリア警報指示信号を入力するエリア火災報知装
置を備え、前記住戸端末は、前記エリア警報指示信号が
入力されたとき、前記エリア警報を発生し、前記自動火
災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号のうち前記
自動火災警報指示信号のみが入力されたとき、前記自動
火災警報を発生することを特徴とするものである。この
構成により、本発明の集合住宅用インターホン装置は、
エリア火災報知装置が火災発生住戸との位置関係に応じ
て警報を行うべき住戸を選定することによって、火災発
生住戸との位置関係に応じた警報を行うことができると
ともに、選定結果に関わらず、法で義務付けられた住戸
範囲への警報を確実に行うことができる。
【0013】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリア火災報知装置は、火災が発生した前記
住戸の住戸番号と、前記エリア警報指示信号が入力され
る前記住戸端末が設置された前記住戸の住戸番号とを関
連付けた警報エリア住戸リストを格納する警報エリア格
納部を備え、前記警報エリア住戸リストによって、火災
の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末に応じて
前記特定のエリアを選択することを特徴とするものであ
る。この構成により、本発明の集合住宅用インターホン
装置は、簡単な構成によって、火災発生住戸の位置に対
応して警報を行うべき住戸を選定することができる。
【0014】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリア火災報知装置は、火災が発生した前記
住戸の住戸番号を前記エリアに存在する前記住戸端末に
入力し、該住戸端末は、火災が発生した前記住戸の住戸
番号を付加して、前記エリア警報を発生することを特徴
とするものである。この構成により、本発明の集合住宅
用インターホン装置は、警報に加えて火災発生住戸の住
戸番号を報知することができるので、避難者に適切な避
難経路を提供することができる。
【0015】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリアが、より小さい複数の小エリアから構
成され、前記エリア火災報知装置が、前記住戸端末に、
前記小エリア毎に異なる前記エリア警報指示信号を入力
することによって、前記小エリア毎に異なる前記エリア
警報を発生させることを特徴とするものである。この構
成により、本発明の集合住宅用インターホン装置は、火
災発生住戸と警報を行う住戸との位置関係に対応して、
異なる内容の警報を発生することが可能となり、更に適
切な警報を行うことができる。
【0016】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリアが、より小さい複数の小エリアから構
成され、前記エリア火災報知装置が、前記住戸端末に、
前記小エリア毎に時間差を設けて前記エリア警報指示信
号を入力することを特徴とするものである。この構成に
より、本発明の集合住宅用インターホン装置は、火災発
生住戸と警報を行う住戸との位置関係に対応して、警報
を行う時間に優先順位を付けることが可能となり、避難
者が一斉に避難することによる混乱を回避することがで
きる。
【0017】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、複数の住戸に設置される火災感知器と、前記住戸
に設置されて前記火災感知器に接続される住戸端末と、
火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末に応
じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在する前記
住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火災警報指
示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住戸端末と
前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報知線路と
を備えた集合住宅用インターホン装置において、前記住
戸端末に接続されるとともに、前記住戸端末から火災の
発生を知らせる信号が入力されたとき、全てのエリアに
存在する前記住戸端末に、エリア警報を発生させるエリ
ア警報指示信号と、火災が発生した前記住戸の住戸番号
とを入力するエリア火災報知装置を備え、前記住戸端末
は、前記エリア警報指示信号とともに入力された前記住
戸番号に基いて自己が特定のエリア内に存在すると判断
したとき、前記エリア警報を発生し、前記自動火災警報
指示信号及び前記エリア警報指示信号のうち前記自動火
災警報指示信号のみが入力されたとき、前記自動火災警
報を発生することを特徴とするものである。この構成に
より、本発明の集合住宅用インターホン装置は、各住戸
端末が火災発生住戸との位置関係に応じて警報を行うべ
きか否かを判断することによって、火災発生住戸との位
置関係に応じた警報を行うことができるとともに、判断
結果に関わらず、法で義務付けられた住戸範囲への警報
を確実に行うことができる。
【0018】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記住戸端末は、火災が発生した前記住戸の住戸
番号と、前記エリア警報指示信号が入力される前記住戸
端末が設置された前記住戸の住戸番号とを関連付けた警
報エリア住戸リストを格納する住戸端末警報エリア格納
部を備え、前記警報エリア住戸リストによって、特定の
エリア内に自己が存在するか否かを判断するとともに、
前記エリア火災報知装置が、全てのエリアに存在する前
記住戸端末の前記住戸端末警報エリア格納部に対して一
斉に前記警報エリア住戸リストを格納させることを特徴
とするものである。この構成により、本発明の集合住宅
用インターホン装置は、簡単な構成によって、火災発生
住戸の位置に対応して警報を行うべき住戸を選定するこ
とができるとともに、集合住宅内に存在する全住戸端末
の住戸端末警報エリア格納部への警報エリア住戸リスト
の格納を容易に行うことができる。
【0019】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、複数の住戸に設置される火災感知器と、前記住戸
に設置されて前記火災感知器に接続される住戸端末と、
火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末に応
じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在する前記
住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火災警報指
示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住戸端末と
前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報知線路と
を備えた集合住宅用インターホン装置において、前記住
戸端末は、設置された前記住戸に火災が発生したとき、
全てのエリアに存在する前記住戸端末に、エリア警報を
発生させるエリア警報指示信号と、設置された前記住戸
の住戸番号とを入力するとともに、前記エリア警報指示
信号とともに入力された前記住戸番号に基いて自己が特
定のエリア内に存在すると判断したとき、前記エリア警
報を発生し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア
警報指示信号のうち前記自動火災警報指示信号のみが入
力されたとき、前記自動火災警報を発生することを特徴
とするものである。この構成により、本発明の集合住宅
用インターホン装置は、各住戸端末が火災発生住戸との
位置関係に応じて警報を行うべきか否かを判断すること
によって、火災発生住戸との位置関係に応じた警報を行
うことができるとともに、判断結果に関わらず、法で義
務付けられた住戸範囲への警報を確実に行うことができ
る。
【0020】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記住戸端末は、火災が発生した前記住戸の住戸
番号と、前記エリア警報指示信号を入力する前記住戸端
末が設置された前記住戸の住戸番号とを関連付けた警報
エリア住戸リストを格納する住戸端末警報エリア格納部
を備え、前記警報エリア住戸リストによって、自己が特
定のエリア内に存在するか否かを判断することを特徴と
するものである。この構成により、本発明の集合住宅用
インターホン装置は、簡単な構成によって、火災発生住
戸の位置に対応して警報を行うべき住戸を選定すること
ができる。
【0021】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記住戸端末は、火災が発生した前記住戸の住戸
番号を付加して、前記エリア警報を発生することを特徴
とするものである。この構成により、本発明の集合住宅
用インターホン装置は、警報に加えて火災発生住戸の住
戸番号を報知することができるので、避難者に適切な避
難経路を提供することができる。
【0022】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリアが、より小さい複数の小エリアから構
成され、前記住戸端末が、前記小エリア毎に異なる前記
エリア警報を発生することを特徴とするものである。こ
の構成により、本発明の集合住宅用インターホン装置
は、火災発生住戸と警報を行う住戸との位置関係に対応
して、異なる内容の警報を発生することが可能となり、
更に適切な警報を行うことができる。
【0023】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリアが、より小さい複数の小エリアから構
成され、前記住戸端末が、前記小エリア毎に時間差を設
けて前記エリア警報を発生することを特徴とするもので
ある。この構成により、本発明の集合住宅用インターホ
ン装置は、火災発生住戸と警報を行う住戸との位置関係
に対応して、警報を行う時間に優先順位を付けることが
可能となり、避難者が一斉に避難することによる混乱を
回避することができる。
【0024】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、複数の住戸に設置される火災感知器と、前記住戸
に設置されて前記火災感知器に接続される住戸端末と、
火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末に応
じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在する前記
住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火災警報指
示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住戸端末と
前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報知線路と
を備えた集合住宅用インターホン装置において、前記住
戸端末に接続されるとともに、前記住戸端末から火災の
発生を知らせる信号が入力されたとき、全てのエリアに
存在する前記住戸端末に、エリア警報を発生させるエリ
ア警報指示信号を入力するエリア火災報知装置を備え、
前記住戸端末は、前記自動火災警報指示信号及び前記エ
リア警報指示信号のうち前記エリア警報指示信号のみが
入力されたとき、一定時間後に前記エリア警報を発生
し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示
信号が入力されたとき、直ちに前記エリア警報を発生
し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示
信号のうち前記自動火災警報指示信号のみが入力された
とき、直ちに前記自動火災警報を発生することを特徴と
するものである。この構成により、本発明の集合住宅用
インターホン装置は、集合住宅内の全住戸に対して、火
災発生住戸との位置関係に応じた時間差を付けて警報す
ることができるとともに、法で義務付けられた住戸範囲
への警報は最優先、且つ、確実に行うことができる。
【0025】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記エリア火災報知装置は、全てのエリアに存在
する前記住戸端末に、火災が発生した前記住戸の住戸番
号を入力し、前記住戸端末は、火災が発生した前記住戸
の住戸番号を付加して、前記エリア警報を発生すること
を特徴とするものである。この構成により、本発明の集
合住宅用インターホン装置は、警報に加えて火災発生住
戸の住戸番号を報知することができるので、避難者に適
切な避難経路を提供することができる。
【0026】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、複数の住戸に設置される火災感知器と、前記住戸
に設置されて前記火災感知器に接続される住戸端末と、
火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末に応
じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在する前記
住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火災警報指
示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住戸端末と
前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報知線路と
を備えた集合住宅用インターホン装置において、前記住
戸端末は、設置された前記住戸に火災が発生したとき、
全てのエリアに存在する前記住戸端末に、エリア警報を
発生させるエリア警報指示信号を入力するとともに、前
記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号の
うち前記エリア警報指示信号のみが入力されたとき、一
定時間後に前記エリア警報を発生し、前記自動火災警報
指示信号及び前記エリア警報指示信号が入力されたと
き、直ちに前記エリア警報を発生し、前記自動火災警報
指示信号及び前記エリア警報指示信号のうち前記自動火
災警報指示信号のみが入力されたとき、直ちに前記自動
火災警報を発生することを特徴とするものである。この
構成により、本発明の集合住宅用インターホン装置は、
集合住宅内の全住戸に対して、火災発生住戸との位置関
係に応じた時間差を付けて警報することができるととも
に、法で義務付けられた住戸範囲への警報は最優先、且
つ、確実に行うことができる。
【0027】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記住戸端末は、設置された前記住戸に火災が発
生したとき、設置された前記住戸の住戸番号を全てのエ
リアに存在する前記住戸端末に入力するとともに、前記
エリア警報を発生するとき、火災が発生した前記住戸の
住戸番号を付加することを特徴とするものである。この
構成により、本発明の集合住宅用インターホン装置は、
警報に加えて火災発生住戸の住戸番号を報知することが
できるので、避難者に適切な避難経路を提供することが
できる。
【0028】また、本発明の集合住宅用インターホン装
置は、前記住戸端末が発生する前記エリア警報は、前記
自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号のう
ち前記エリア警報指示信号のみが入力されたときと、前
記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号が
入力されたときとで異なる内容であることを特徴とする
ものである。この構成により、本発明の集合住宅用イン
ターホン装置は、警報の緊急度によって異なる内容の警
報を発生することができる。
【0029】
〔第1の実施の形態〕
【0030】まず、本実施の形態に係る集合住宅用イン
ターホン装置の構成について説明する。
【0031】図1において、集合住宅用インターホン装
置100は、集合住宅250(図2参照)の各住戸に設
置されている。ここで、集合住宅250の住戸は、図2
に示すように、各々固有の住戸番号を有しており、住戸
番号の上一桁が1、2、3、4及び5の住戸は、それぞ
れ、1階、2階、3階、4階、及び、5階に位置してお
り、住戸番号の下一桁が同一の住戸は、それぞれの階に
おいて、同一の位置に位置している。また、集合住宅2
50は、建物の両側に階段251及び252を設けてい
る。
【0032】図1において、集合住宅用インターホン装
置100は、各住戸に設置される火災感知器110と、
各住戸に設置されて火災感知器110に接続される住戸
端末120とを備えている。
【0033】また、集合住宅用インターホン装置100
は、火災の発生を知らせる信号を入力した住戸端末12
0に応じて特定の階、即ち、火災の発生を知らせる信号
を入力した住戸端末120が存在する階、及び、その直
上階を選択し、選択した階に存在する住戸端末120
に、自動火災警報としての自動火災警報メッセージを発
生させる自動火災警報指示信号を入力する自動火災報知
装置130と、住戸端末120及び自動火災報知装置1
30を接続する自火報線路140とを備えている。
【0034】また、集合住宅用インターホン装置100
は、複数の住戸間を接続するインターホン線路150
と、住戸端末120にインターホン線路150を介して
接続されるとともに、火災の発生を知らせる信号を入力
した住戸端末120に応じて特定のエリアを選択し、選
択したエリアに存在する住戸端末120に、エリア警報
としてのエリア警報メッセージを発生させるエリア警報
指示信号を入力するエリア火災報知装置としての中央制
御装置160とを備えている。ここで、インターホン線
路150は、ディジタル化された音声信号、制御信号及
びデータ等をパケット化して双方向に通信することがで
き、図示していない共用玄関端末や管理人室端末と個々
の住戸端末120との間の通話や、個々の住戸端末12
0同士の間の通話に利用されることができる。
【0035】また、図3において、住戸端末120は、
インターホン線路150を介して、中央制御装置160
や他の住戸端末120との通信を行う住戸端末送受信部
121と、ディジタル化されたメッセージデータが格納
されている音声メモリ122と、メッセージデータを単
独で、或いは、複数組み合わせてアナログ音声信号を生
成する音声合成部123と、アナログ音声信号を音声と
して発生するスピーカ124と、住戸端末送受信部12
1、音声メモリ122、及び、音声合成部123の動作
を統合制御する住戸端末制御部125とを備えている。
なお、住戸端末制御部125は、火災感知器110から
作動したことを通知されたり、自火報線路140の通知
信号線を介して、自動火災報知装置130に火災感知器
110が作動したことを通知する信号、即ち、火災の発
生を知らせる信号を入力したり、自火報線路140の指
示信号線を介して、自動火災報知装置130から自動火
災警報メッセージの発生を指示する自動火災警報指示信
号の入力を受けたりするようになっている。また、住戸
端末制御部125は、エリア警報指示信号が入力された
とき、エリア警報メッセージを発生し、自動火災警報指
示信号及びエリア警報指示信号のうち自動火災警報指示
信号のみが入力されたとき、自動火災警報メッセージを
発生するようになっている。
【0036】また、中央制御装置160は、インターホ
ン線路150を介して、住戸端末120との通信を行う
送受信部161と、火災が発生した住戸の住戸番号と、
エリア警報指示信号が入力される住戸端末120が設置
された住戸の住戸番号、即ち、特定のエリア内の住戸の
住戸番号とを関連付けた警報エリア住戸リストを格納す
る警報エリア格納部162と、送受信部161及び警報
エリア格納部162を統合制御する制御部163とを備
えている。
【0037】次に、本実施形態に係る集合住宅用インタ
ーホン装置の作用について説明する。
【0038】図4に示すように、何れかの住戸において
火災が発生すると、火災発生住戸の火災感知器110が
作動するので、住戸端末120の住戸端末制御部125
は、火災感知器110から作動したことを通知されて火
災が発生したことを検知する(ステップS201)。
【0039】住戸端末制御部125は、火災が発生した
ことを検知すると、自火報線路140の通知信号線を介
して、自動火災報知装置130に火災の発生の検知を知
らせる信号を入力するとともに、住戸端末送受信部12
1に、火災の発生を検知したという情報と自己が設置さ
れている住戸の住戸番号の情報とを中央制御装置160
に宛てて送信することを指示する。住戸端末送受信部1
21は、住戸端末制御部125からの指示に従って、火
災の発生を検知したという情報と自己が設置されている
住戸の住戸番号の情報とを搭載したパケットを、インタ
ーホン線路150を介して中央制御装置160に入力す
る(ステップS202)。
【0040】火災の発生を知らせる信号が入力された自
動火災報知装置130は、火災の発生の検知を知らせる
信号を入力してきた住戸端末120が存在する階、及
び、その直上階を選択し、選択した階に存在する住戸端
末120に自動火災警報指示信号を入力する(ステップ
S203)。住戸端末120に自動火災警報指示信号が
入力されると、住戸端末120の住戸端末制御部125
は、自動火災警報指示信号の受信を認識する。
【0041】中央制御装置160の送受信部161は、
住戸端末制御部125から自己宛てのパケットを受信す
ると、パケットに搭載された火災の発生を検知したとい
う情報と火災が発生した住戸の住戸番号の情報とを取り
出して制御部163に送信する。制御部163は、警報
エリア格納部162から、火災が発生した住戸に対する
特定のエリア内の住戸の住戸番号を引き出す(ステップ
S204)。
【0042】なお、特定のエリアは、集合住宅250に
おける住戸の配置や階段の配置などに基いて、延焼する
危険性の度合いや避難経路などを考慮して、優先的に避
難する必要のある住戸が選定されており、警報エリア格
納部162内の警報エリア住戸リストは、例えば、図5
に示すようになっている。
【0043】中央制御装置160の制御部163は、引
き出した住戸の住戸番号に基いて、該当する住戸に設置
された住戸端末120に宛ててエリア警報指示信号を送
信するように、送受信部161に指示する。送受信部1
61は、制御部163からの指示に従って、エリア警報
指示信号を搭載したパケットを、インターホン線路15
0を介して、該当する住戸に設置された住戸端末120
に入力する(ステップS205)。住戸端末120にエ
リア警報指示信号を搭載したパケットが入力されると、
住戸端末120の住戸端末送受信部121が、パケット
に搭載されているエリア警報指示信号を取り出して、住
戸端末制御部125に送信するので、住戸端末120の
住戸端末制御部125は、エリア警報指示信号の受信を
認識する。
【0044】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、エリア警報指示信号を受信しているか否かを判定す
る(ステップS206)。住戸端末120の住戸端末制
御部125は、エリア警報指示信号を受信していると判
定すると、音声メモリ122に格納されているディジタ
ル化されたメッセージデータの中からエリア警報メッセ
ージのデータを引き出して、音声合成部123に転送す
るとともに、音声合成部123に発生を指示する。音声
合成部123は、住戸端末制御部125からの指示に従
って、エリア警報メッセージのデータをアナログ音声信
号に変換して、スピーカ124からエリア警報メッセー
ジを発生させる(ステップS207)。ここで、エリア
警報メッセージの内容は、特定のエリアの設定態様に応
じて適切な文言とすることができ、警報エリア格納部1
62内の警報エリア住戸リストが図5に示すように火災
発生住戸より上の階の住戸を特定のエリアとする場合に
は、例えば、「下の階で火災が発生しました。直ちに避
難して下さい。」という文言とすることができる。
【0045】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、ステップS206において、エリア警報指示信号を
受信していないと判定すると、自動火災警報指示信号を
受信しているか否かを判定する(ステップS208)。
住戸端末120の住戸端末制御部125は、自動火災警
報指示信号を受信していると判定すると、音声メモリ1
22に格納されているディジタル化されたメッセージデ
ータの中から自動火災警報メッセージのデータを引き出
して、音声合成部123に転送するとともに、音声合成
部123に発生を指示する。音声合成部123は、住戸
端末制御部125からの指示に従って、自動火災警報メ
ッセージのデータをアナログ音声信号に変換して、スピ
ーカ124から自動火災警報メッセージを発生させる
(ステップS209)。ここで、自動火災警報指示信号
は、火災発生住戸と同一階及びその直上階の全ての住戸
に広範囲に送信されるので、自動火災警報メッセージの
内容は、火災発生場所に関して曖昧になり、例えば、
「この建物で火災が発生しました。直ちに避難して下さ
い。」という文言や、「この付近で火災が発生しまし
た。直ちに避難して下さい。」という文言になる。
【0046】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、ステップS208において、自動火災警報指示信号
を受信していないと判定すると、エリア警報メッセージ
及び自動火災警報メッセージを両方とも発生しない(ス
テップS210)。
【0047】集合住宅用インターホン装置100は、上
述したように作用するので、例えば、警報エリア格納部
162内の警報エリア住戸リストが図5に示すような場
合であり、火災発生住戸が202号の場合、301号、
302号、303号、401号、402号、403号、
501号、502号、及び、503号の各住戸に設置さ
れた住戸端末120は、エリア警報メッセージを発生
し、201号、202号、203号、204号、205
号、206号、304号、305号、及び、306号の
各住戸に設置された住戸端末120は、自動火災警報メ
ッセージを発生し、その他の住戸に設置された住戸端末
120は、警報メッセージを発生しない。また、301
号、302号、及び、303号の各住戸に設置された住
戸端末120は、仮に、インターホン線路150や中央
制御装置160などが何らかの障害を起こしたためにエ
リア警報指示信号を受信できなかったとしても、自動火
災警報指示信号の対象階でもあるので、エリア警報メッ
セージに代わって自動火災警報メッセージを発生するこ
とができる。
【0048】以上のようにして、集合住宅用インターホ
ン装置100は、住戸端末の個々の送受信を制御できる
とともに、住戸番号などのデータの通信が可能であると
いうインターホン線路の特性を利用した警報を行うこと
によって、階別の警報を基本とする自火報線路による警
報の欠点を補って、住戸配列の形態に対応したきめ細か
い警報を行うことができるとともに、自火報線路による
警報指示を合わせて行うことによって、法で義務付けら
れた住戸範囲への警報を確実に行うことができる。ま
た、集合住宅用インターホン装置100は、万一、比較
的複雑な構成となるインターホン線路を利用した警報系
統が故障した場合でも、法で義務付けられた住戸範囲へ
の警報を確実に行うことができる。
【0049】なお、本実施の形態においては、以下に説
明するように、中央制御装置160が、エリア警報指示
信号とともに火災発生住戸の住戸番号をパケットに搭載
して、特定のエリアに存在する住戸端末120に入力
し、パケットを入力された住戸端末120が、火災発生
住戸の住戸番号を付加して、エリア警報メッセージを発
生するようにしても良い。
【0050】例えば、住戸端末120の音声メモリ12
2に格納されているディジタル化されたメッセージデー
タの中に、エリア警報メッセージのデータや自動火災警
報メッセージのデータとともに、住戸番号を報知する際
に用いられる住戸番号報知メッセージのデータが含まれ
ている場合について説明する。中央制御装置160が、
エリア警報指示信号とともに火災発生住戸の住戸番号を
パケットに搭載して、特定のエリアに存在する住戸端末
120に入力すると、パケットを入力された住戸端末1
20の住戸端末制御部125は、音声メモリ122の中
からパケットに搭載された火災発生住戸の住戸番号に対
応する住戸番号報知メッセージのデータを引き出した
後、火災発生住戸の住戸番号を付加してエリア警報メッ
セージを発生するように音声合成部123に指示する。
【0051】したがって、エリア警報メッセージの内容
は、上述の「下の階で火災が発生しました。直ちに避難
して下さい。」という文言から、例えば、「下の階で火
災が発生しました。直ちに避難して下さい。火災は20
2号です。」という文言にすることができる。また、
「下の階で火災が発生しました。直ちに避難して下さ
い。」という文言のエリア警報メッセージのデータを、
「下の階で」という文言と、「火災が発生しました。直
ちに避難して下さい。」という文言とに分離して音声メ
モリ122に格納しておき、「下の階で」という文言と
「202号で」という文言を入れ替えることによって、
「202号で火災が発生しました。直ちに避難して下さ
い。」という文言にすることもできる。
【0052】音声メモリ122は、例えば、「ひゃくい
ち」、「ひゃくに」、・・・「ごひゃくろく」のよう
に、集合住宅に存在する全ての住戸の住戸番号に対応す
る住戸番号報知メッセージのデータを住戸番号毎に格納
するようにすることができる。しかしながら、音声メモ
リ122のメモリ消費量を低下させるために、音声メモ
リ122には、「いち」、「に」、「さん」、・・・
「じゅう」、「ひゃく」等の音素片に分離したデータを
格納しておき、住戸端末制御部125が、音声メモリ1
22に格納された音素片を、パケットに搭載された火災
発生住戸の住戸番号に基いて引き出した後、音声合成部
123によって合成させるようにしても良い。
【0053】以上のように、集合住宅用インターホン装
置100は、火災発生住戸の住戸番号を付加してエリア
警報メッセージを発生するように構成することによっ
て、避難者が火元を避けた経路で避難を行えるなど、警
報の効果をより一層高めることができる。
【0054】また、本実施の形態においては、以下に説
明するように、特定のエリアが、より小さい複数の小エ
リアから構成され、中央制御装置160が、住戸端末1
20に、小エリア毎に異なるエリア警報指示信号を入力
することによって、小エリア毎に異なるエリア警報メッ
セージを発生させるようにしても良い。
【0055】例えば、警報エリア格納部162内の警報
エリア住戸リストが、図6に示すようになっている場合
について説明する。ここで、小エリアは、火災が発生し
た場合、階段251及び252(図2参照)のうち、ど
ちらの階段を使用して避難するべきであるかを考慮して
決定されている。例えば、火災発生住戸が302号であ
るとき、小エリアA及びBは、それぞれ、階段251及
び252(図2参照)を使用して避難するべきであると
考慮されて決定されている。
【0056】火災が発生したという情報と火災発生住戸
の住戸番号の情報とが送信された中央制御装置160の
制御部163は、警報エリア格納部162から、火災発
生住戸に対する特定のエリア内に存在する住戸の住戸番
号と、該住戸が属する小エリアの情報とを得る。制御部
163は、火災発生住戸に対する特定のエリア内に存在
する住戸の住戸番号と、該住戸が属する小エリアの情報
とを得ると、火災発生住戸に対する特定のエリア内の住
戸の住戸番号に基いて、該当する住戸に設置された住戸
端末120に宛てて、該当する住戸が属する小エリアに
対応したエリア警報指示信号を送信するように、送受信
部161に指示する。送受信部161は、制御部163
からの指示に従って、小エリアに対応したエリア警報指
示信号を搭載したパケットを、インターホン線路150
を介して該当する住戸に設置された住戸端末120に入
力する。
【0057】住戸端末120に小エリアに対応したエリ
ア警報指示信号を搭載したパケットが入力されると、住
戸端末120の住戸端末送受信部121が、パケットに
搭載されている小エリアに対応したエリア警報指示信号
を取り出して、住戸端末制御部125に送信するので、
住戸端末120の住戸端末制御部125は、小エリアに
対応したエリア警報指示信号の受信を認識する。住戸端
末120の住戸端末制御部125は、エリア警報指示信
号を受信しているか否かを判定する。住戸端末120の
住戸端末制御部125は、エリア警報指示信号を受信し
ていると判定すると、音声メモリ122に格納されてい
るディジタル化されたメッセージデータの中から小エリ
アに対応したエリア警報メッセージのデータを引き出し
て、音声合成部123に転送するとともに、音声合成部
123に発生を指示する。音声合成部123は、住戸端
末制御部125からの指示に従って、小エリアに対応し
たエリア警報メッセージのデータをアナログ音声信号に
変換して、スピーカ124から小エリアに対応したエリ
ア警報メッセージを発生させる。
【0058】したがって、エリア警報メッセージの内容
は、小エリアに対応した適切な文言とすることができ
る。例えば、火災発生住戸が302号である場合、エリ
ア警報メッセージの内容は、小エリアAに属する301
号、401号、及び、501号の各住戸に設置された住
戸端末120に対しては、「付近で火災が発生しまし
た。直ちに階段251から避難して下さい。」という文
言とし、小エリアBに属する302号、303号、40
2号、403号、502号、及び、503号の各住戸に
設置された住戸端末120に対しては、「付近で火災が
発生しました。直ちに階段252から避難して下さ
い。」という文言とすることができる。
【0059】以上のように、集合住宅用インターホン装
置100は、小エリア毎に異なるエリア警報メッセージ
を発生することができので、火災発生住戸と警報メッセ
ージを発生する住戸との位置関係に対応して異なる内容
の警報メッセージを発生することが可能となり、警報の
効果をより一層高めることができる。
【0060】また、本実施の形態においては、以下に説
明するように、特定のエリアが、より小さい複数の小エ
リアから構成され、中央制御装置160が、住戸端末1
20に、小エリア毎に時間差を設けてエリア警報指示信
号を入力することによって、小エリア毎に時間差を設け
てエリア警報メッセージを発生させるようにしても良
い。
【0061】警報エリア格納部162内の警報エリア住
戸リストが、図7に示すようになっている場合について
説明する。ここで、各小エリアに属する住戸は、火災が
発生した場合、いずれの住戸の住民から避難するべきで
あるかを考慮して決定されている。例えば、火災発生住
戸が302号であるとき、小エリアAに属する住戸は、
小エリアB及びCに属する住戸よりも早く避難するべき
であり、小エリアBに属する住戸は、小エリアCに属す
る住戸よりも早く避難するべきであると考慮されて決定
されている。
【0062】火災が発生したという情報と火災発生住戸
の住戸番号の情報とが送信された中央制御装置160の
制御部163は、警報エリア格納部162から、火災発
生住戸に対する特定のエリア内の住戸の住戸番号を、該
住戸が属する小エリアの情報とともに得る。制御部16
3は、火災発生住戸に対する特定のエリア内の住戸の住
戸番号を、該住戸が属する小エリアの情報とともに得る
と、火災発生住戸に対する特定のエリア内の住戸の住戸
番号に基いて、該当する住戸に設置された住戸端末12
0に宛てて、該当する住戸が属する小エリアに対応した
時間が経過した後にエリア警報指示信号を送信するよう
に、送受信部161に指示する。送受信部161は、制
御部163からの指示に従って、小エリアに対応した時
間が経過した後に、エリア警報指示信号を搭載したパケ
ットを、インターホン線路150を介して該当する住戸
に設置された住戸端末120に入力する。
【0063】したがって、エリア警報メッセージは、小
エリアに対応した時間が経過した後に、発生されるよう
にすることができる。例えば、火災発生住戸が302号
である場合、エリア警報メッセージは、小エリアAに属
する301号、302号、303号、401号、402
号、403号、501号、502号、及び、503号の
各住戸端末120に対しては火災発生住戸302号に設
置された火災感知器110の作動とほぼ同時に発生さ
れ、小エリアBに属する201号、202号、203
号、204号、及び、504号の各住戸端末120に対
しては小エリアAに属する住戸に発生した1分後に発生
され、小エリアCに属する各住戸端末120に対しては
小エリアAに属する住戸に発生した3分後に発生される
ようにすることができる。なお、304号及び404号
の住戸は、小エリアBに属しており、305号、306
号、405号、及び、406号の住戸は、小エリアCに
属しているが、上述したように、火災発生住戸302号
に設置された火災感知器110の作動とほぼ同時に自動
火災警報メッセージが発生されている。
【0064】以上のように、集合住宅用インターホン装
置100は、小エリア毎に時間差を設けてエリア警報メ
ッセージを発生することができので、集合住宅の居住者
が一斉に避難することによる混乱を回避することが可能
となり、警報の効果をより一層高めることができる。 〔第2の実施の形態〕
【0065】まず、本実施の形態に係る集合住宅用イン
ターホン装置の構成について説明する。
【0066】図8において、本実施の形態に係る集合住
宅用インターホン装置300の構成は、第1の実施の形
態に係る集合住宅用インターホン装置100(図3参
照)の構成と以下に述べる構成を除いてほぼ同様である
ので、第1の実施の形態に係る集合住宅用インターホン
装置100(図3参照)の構成とほぼ同様な構成につい
ては、説明を省略する。
【0067】本実施の形態に係る集合住宅用インターホ
ン装置300においては、中央制御装置160は、火災
発生住戸に設置された住戸端末120から火災の発生を
知らせる信号が入力されたとき、インターホン線路15
0を介して、全てのエリアに存在する住戸端末120、
即ち、集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置され
た全ての住戸端末120に、エリア警報指示信号と、火
災発生住戸の住戸番号とを入力するようになっている。
また、住戸端末120は、エリア警報指示信号と、火災
発生住戸の住戸番号とが入力されるとともに、入力され
た火災発生住戸の住戸番号に基いて特定のエリア内に自
己が存在すると判断したとき、エリア警報メッセージを
発生し、自動火災警報指示信号及びエリア警報指示信号
のうち自動火災警報指示信号のみが入力されたとき、前
記自動火災警報メッセージを発生するようになってい
る。
【0068】したがって、集合住宅用インターホン装置
300においては、中央制御装置160が警報エリア格
納部162(図3参照)を有する代わりに、集合住宅2
50(図2参照)の各住戸に設置されている住戸端末1
20が、火災発生住戸の住戸番号と、エリア警報指示信
号が入力される住戸端末120が設置された住戸の住戸
番号、即ち、特定のエリア内の住戸の住戸番号とを関連
付けた警報エリア住戸リストを格納する住戸端末警報エ
リア格納部126を有しており、この警報エリア住戸リ
ストによって、特定のエリア内に自己が存在するか否か
を判断するようになっている。
【0069】次に、本実施形態に係る集合住宅用インタ
ーホン装置の作用について説明する。
【0070】図9に示すように、何れかの住戸において
火災が発生してから、火災発生住戸の住戸端末120
が、自動火災報知装置130に火災の発生の検知を知ら
せる信号を入力するとともに、中央制御装置160に火
災の発生を検知したという情報と自己が設置されている
住戸の住戸番号の情報とを入力するまでの作用(ステッ
プS301及びステップS302)と、自動火災報知装
置130が、火災発生住戸の属する階及びその直上階に
属する住戸に自動火災警報指示信号を入力する作用(ス
テップS303)とは、第1の実施の形態と同様である
ので説明を省略する。
【0071】中央制御装置160の送受信部161は、
住戸端末制御部125から自己宛てのパケットを受信す
ると、パケットに搭載された火災の発生を検知したとい
う情報と火災発生住戸の住戸番号の情報とを取り出して
制御部163に送信する。火災の発生を検知したという
情報と火災発生住戸の住戸番号の情報とが送信された制
御部163は、集合住宅250(図2参照)内の住戸に
設置された全ての住戸端末120に宛ててエリア警報指
示信号と火災発生住戸の住戸番号の情報とを送信するよ
うに、送受信部161に指示する。送受信部161は、
制御部163からの指示に従って、エリア警報指示信号
と火災発生住戸の住戸番号の情報とを搭載したパケット
を、インターホン線路150を介して、集合住宅250
(図2参照)内の住戸に設置された全ての住戸端末12
0に入力する(ステップS304)。
【0072】住戸端末120にエリア警報指示信号と火
災発生住戸の住戸番号の情報とを搭載したパケットが入
力されると、住戸端末120の住戸端末送受信部121
が、パケットに搭載されているエリア警報指示信号と火
災発生住戸の住戸番号の情報とを取り出して、住戸端末
制御部125に送信するので、住戸端末120の住戸端
末制御部125は、エリア警報指示信号の受信を認識す
る。エリア警報指示信号と火災発生住戸の住戸番号の情
報とが送信された住戸端末制御部125は、住戸端末警
報エリア格納部126から火災発生住戸に対する特定の
エリア内の住戸の住戸番号を引き出して、自己が設置さ
れている住戸の住戸番号が引き出した特定のエリア内の
住戸の住戸番号に含まれるか否かを照合する。住戸端末
制御部125は、自己が設置されている住戸の住戸番号
が引き出した特定のエリア内の住戸の住戸番号に含まれ
る場合、送信されたエリア警報指示信号を有効とし、含
まれない場合、送信されたエリア警報指示信号を無効と
して棄却する(ステップS305)。
【0073】なお、特定のエリアは、集合住宅250
(図2参照)における住戸の配置や階段の配置などに基
いて、延焼する危険性の度合いや避難経路などを考慮し
て、優先的に避難する必要のある住戸が選定されてお
り、住戸端末警報エリア格納部126内の警報エリア住
戸リストは、例えば、図5に示すようになっている。
【0074】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、有効なエリア警報指示信号を受信しているか否かを
判定する(ステップS306)。なお、以降のステップ
S307〜ステップS310までの作用は第1の実施の
形態と同様であるので説明を省略する。
【0075】なお、本実施の形態においては、住戸端末
120が、火災発生住戸の住戸番号を付加して、エリア
警報メッセージを発生するようにしても良い。
【0076】また、本実施の形態においては、以下に説
明するように、特定のエリアが、より小さい複数の小エ
リアから構成され、住戸端末120が、小エリア毎に異
なるエリア警報メッセージを発生するようにしても良
い。
【0077】住戸端末警報エリア格納部126内の警報
エリア住戸リストは、第1の実施の形態に係る警報エリ
ア格納部162(図3参照)内の警報エリア住戸リスト
と同様に、例えば、図6に示すようにすることができ
る。上述のステップS305において、エリア警報指示
信号と火災発生住戸の住戸番号の情報とが送信された住
戸端末制御部125は、住戸端末警報エリア格納部12
6から火災発生住戸に対する特定のエリア内の住戸の住
戸番号と該住戸が属する小エリアの情報とを引き出し
て、自己が設置されている住戸の住戸番号が、引き出し
た特定のエリア内の住戸の住戸番号に含まれるか否かを
照合する。住戸端末制御部125は、自己が設置されて
いる住戸の住戸番号が、引き出した特定のエリア内の住
戸の住戸番号に含まれる場合、送信されたエリア警報指
示信号を有効とし、含まれない場合、送信されたエリア
警報指示信号を無効として棄却する。そして、住戸端末
制御部125は、送信されたエリア警報指示信号を有効
とした場合、ステップS306において、音声合成部1
23に、スピーカ124から自己が設置されている住戸
が属する小エリアに対応したエリア警報メッセージを発
生させる。
【0078】以上のように、集合住宅用インターホン装
置300は、小エリア毎に異なるエリア警報メッセージ
を発生することができる。
【0079】また、本実施の形態においては、以下に説
明するように、特定のエリアが、より小さい複数の小エ
リアから構成され、住戸端末120が、小エリア毎に時
間差を設けてエリア警報メッセージを発生するようにし
ても良い。
【0080】住戸端末警報エリア格納部126内の警報
エリア住戸リストは、第1の実施の形態に係る警報エリ
ア格納部162(図3参照)内の警報エリア住戸リスト
と同様に、例えば、図7に示すようにすることができ
る。上述のステップS305において、エリア警報指示
信号と火災発生住戸の住戸番号の情報とが送信された住
戸端末制御部125は、住戸端末警報エリア格納部12
6から火災発生住戸に対する特定のエリア内の住戸の住
戸番号と該住戸が属する小エリアの情報とを引き出し
て、自己が設置されている住戸の住戸番号が、引き出し
た特定のエリア内の住戸の住戸番号に含まれるか否かを
照合する。住戸端末制御部125は、自己が設置されて
いる住戸の住戸番号が、引き出した特定のエリア内の住
戸の住戸番号に含まれる場合、送信されたエリア警報指
示信号を有効とし、含まれない場合、送信されたエリア
警報指示信号を無効として棄却する。そして、住戸端末
制御部125は、送信されたエリア警報指示信号を有効
とした場合、ステップS306において、音声合成部1
23に、スピーカ124から自己が設置されている住戸
が属する小エリアに対応した時間が経過した後、エリア
警報メッセージを発生させる。
【0081】以上のように、集合住宅用インターホン装
置100は、小エリア毎に時間差を設けてエリア警報メ
ッセージを発生することができるので、集合住宅の居住
者が一斉に避難することによる混乱を回避することが可
能となり、警報の効果をより一層高めることができる。
【0082】また、本実施の形態においては、火災発生
住戸の住戸端末120が、中央制御装置160に火災の
発生を検知したという情報と自己が設置されている住戸
の住戸番号の情報とを入力し、火災の発生を検知したと
いう情報と自己が設置されている住戸の住戸番号の情報
とを入力された中央制御装置160が、集合住宅250
(図2参照)内の住戸に設置された全ての住戸端末12
0に宛ててエリア警報指示信号と火災発生住戸の住戸番
号の情報とを送信する構成としたが、本発明によれば、
火災発生住戸の住戸端末120が、直接、集合住宅25
0(図2参照)内の住戸に設置された全ての住戸端末1
20に宛ててエリア警報指示信号と火災発生住戸の住戸
番号の情報とを送信する構成としても良い。
【0083】また、本実施の形態において、中央制御装
置160が、警報エリア住戸リストを、集合住宅250
(図2参照)内の住戸に設置された全ての住戸端末12
0の住戸端末警報エリア格納部126に対して、インタ
ーホン線路150を介して一斉に格納させるようにして
も良い。
【0084】以上のようにして、集合住宅用インターホ
ン装置300は、第1の実施の形態に係る集合住宅用イ
ンターホン装置100とほぼ同様な作用効果を得ること
ができる。
【0085】なお、以上の第1の実施の形態及び第2の
実施の形態において、火災発生住戸に対する特定のエリ
ア内の住戸は、住戸配置以外の要素を考慮して設定され
ることができる。例えば、集合住宅250(図2参照)
内に、老人や障害を有する人等の迅速な避難が困難な人
が居住している場合、迅速な避難が困難な人が居住して
いる住戸を常に火災発生住戸に対する特定のエリア内の
住戸として設定することができる。これによって、火災
が発生したとき、火災発生住戸と迅速な避難が困難な人
が居住している住戸との位置関係に関わらず、迅速な避
難が困難な人には迅速にエリア警報メッセージを報知す
ることが可能となる。 〔第3の実施の形態〕
【0086】まず、本実施の形態に係る集合住宅用イン
ターホン装置の構成について説明する。
【0087】図10において、本実施の形態に係る集合
住宅用インターホン装置400の構成は、第1の実施の
形態に係る集合住宅用インターホン装置100(図3参
照)の構成と以下に述べる構成を除いてほぼ同様である
ので、第1の実施の形態に係る集合住宅用インターホン
装置100(図3参照)の構成とほぼ同様な構成につい
ては、説明を省略する。
【0088】本実施の形態に係る集合住宅用インターホ
ン装置400において、中央制御装置160は、火災発
生住戸に設置された住戸端末120から火災の発生を知
らせる信号が入力されたとき、インターホン線路150
を介して、全てのエリアに存在する住戸端末120、即
ち、集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置された
全ての住戸端末120に、エリア警報指示信号を入力す
るようになっている。また、住戸端末120は、自動火
災警報指示信号及びエリア警報指示信号のうちエリア警
報指示信号のみが入力されたとき、一定時間後にエリア
警報メッセージを発生し、自動火災警報指示信号及びエ
リア警報指示信号が入力されたとき、直ちにエリア警報
メッセージを発生し、自動火災警報指示信号及びエリア
警報指示信号のうち自動火災警報指示信号のみが入力さ
れたとき、直ちに自動火災警報メッセージを発生するよ
うになっている。
【0089】したがって、集合住宅用インターホン装置
400においては、中央制御装置160が警報エリア格
納部162(図3参照)を有していない。
【0090】次に、本実施形態に係る集合住宅用インタ
ーホン装置の作用について説明する。
【0091】図11に示すように、何れかの住戸におい
て火災が発生してから、火災発生住戸の住戸端末120
が、自動火災報知装置130に火災の発生の検知を知ら
せる信号を入力するとともに、中央制御装置160に火
災の発生を検知したという情報を入力するまでの作用
(ステップS401及びステップS402)と、自動火
災報知装置130が、火災発生住戸の属する階及びその
直上階に属する住戸に自動火災警報指示信号を入力する
作用(ステップS403)とは、第1の実施の形態とほ
ぼ同様であるので説明を省略する。
【0092】中央制御装置160の送受信部161は、
住戸端末制御部125から自己宛てのパケットを受信す
ると、パケットに搭載された火災の発生を検知したとい
う情報を取り出して制御部163に送信する。火災の発
生を検知したという情報が送信された制御部163は、
集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置された全て
の住戸端末120に宛ててエリア警報指示信号を送信す
るように、送受信部161に指示する。送受信部161
は、制御部163からの指示に従って、エリア警報指示
信号を搭載したパケットを、インターホン線路150を
介して、集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置さ
れた全ての住戸端末120に入力する(ステップS40
4)。
【0093】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、エリア警報指示信号を受信しているか否かを判定す
る(ステップS405)。住戸端末120の住戸端末制
御部125は、エリア警報指示信号を受信していると判
定すると、自動火災警報指示信号を受信しているか否か
を判定する(ステップS406)。住戸端末120の住
戸端末制御部125は、ステップS406において、自
動火災警報指示信号を受信していると判定すると、直ち
に、スピーカ124からエリア警報メッセージを発生さ
せる(ステップS407)。また、住戸端末120の住
戸端末制御部125は、ステップS406において、自
動火災警報指示信号を受信していないと判定すると、一
定時間経過後、例えば、3分後に、スピーカ124から
エリア警報メッセージを発生させる(ステップS40
8)。
【0094】住戸端末120の住戸端末制御部125
は、ステップS405において、エリア警報指示信号を
受信していないと判定すると、自動火災警報指示信号を
受信しているか否かを判定する(ステップS409)。
住戸端末120の住戸端末制御部125は、ステップS
409において、自動火災警報指示信号を受信している
と判定すると、直ちに、スピーカ124から自動火災警
報メッセージを発生させる(ステップS410)。ま
た、住戸端末120の住戸端末制御部125は、ステッ
プS409において、自動火災警報指示信号を受信して
いないと判定すると、エリア警報メッセージ及び自動火
災警報メッセージを両方とも発生しない(ステップS4
11)。
【0095】なお、本実施の形態においては、火災発生
住戸の住戸端末120が、中央制御装置160に、火災
の発生を検知したという情報とともに、自己が設置され
ている住戸の住戸番号の情報を入力するとともに、中央
制御装置160が、火災の発生を検知したという情報と
ともに、入力された火災発生住戸の住戸番号の情報を、
集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置された全て
の住戸端末120に宛てて送信するようにして、住戸端
末120が、エリア警報メッセージを発生するときに、
火災発生住戸の住戸番号を付加して発生するようにして
も良い。
【0096】また、本実施の形態において、住戸端末1
20は、自動火災警報指示信号及びエリア警報指示信号
のうちエリア警報指示信号のみが入力されたとき、即
ち、一定時間経過後にエリア警報メッセージを発生する
ときと、自動火災警報指示信号及びエリア警報指示信号
が入力されたとき、即ち、直ちにエリア警報メッセージ
を発生するときとに応じて、音声メモリ122に異なる
内容のエリア警報メッセージのデータを格納しておき、
エリア警報メッセージの発生を開始する時間によって、
異なる内容のエリア警報メッセージを発生することがで
きる。
【0097】また、本実施の形態においては、火災発生
住戸の住戸端末120が、中央制御装置160に火災の
発生を検知したという情報等を入力し、火災の発生を検
知したという情報等を入力された中央制御装置160
が、集合住宅250(図2参照)内の住戸に設置された
全ての住戸端末120に宛ててエリア警報指示信号等を
送信する構成としたが、本発明によれば、火災発生住戸
の住戸端末120が、直接、集合住宅250(図2参
照)内の住戸に設置された全ての住戸端末120に宛て
てエリア警報指示信号等を送信する構成としても良い。
【0098】なお、上述の各実施の形態において、実際
には、自火報線路140及びインターホン線路150等
の線路の条件や、自動火災報知装置130及び中央制御
装置160等の処理速度などの影響により、自動火災警
報指示信号とエリア警報指示信号とは完全に同時に住戸
端末120に到達するとは限らない。したがって、図4
に示すステップS206及びステップS208、図9に
示すステップS306及びステップS308、及び、図
11に示すステップS405、ステップS406及びス
テップS409の判定フローによる判定が、このような
到達タイミングのズレによって誤りを起こすことを防止
するために、適切な設計をする必要がある。例えば、自
動火災警報指示信号及びエリア警報指示信号のうち最初
の警報指示信号を受信してから一定時間、例えば、1秒
間程度待ってから判定フローに入るように設計しても良
い。
【0099】また、上述の各実施の形態において、イン
ターホン線路150は、ディジタルデータをパケット化
して双方向に通信する方式を用いていたが、送り先を指
定して制御信号及びデータ等を双方向に通信可能な方式
であればその他の方式であっても良い。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
法で義務付けられた住戸範囲への警報を確実に行えると
ともに、住戸の配置に対応した警報を行うことが可能な
集合住宅用インターホン装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る集合住宅用イ
ンターホン装置の全体系統図
【図2】図1に示す集合住宅用インターホン装置が設置
された集合住宅の正面図
【図3】図1に示す集合住宅用インターホン装置の詳細
系統図
【図4】図1に示す集合住宅用インターホン装置の動作
を説明するためのフローチャート
【図5】図1に示す集合住宅用インターホン装置の警報
エリア住戸リストの一例を示す図
【図6】図1に示す集合住宅用インターホン装置の警報
エリア住戸リストの図5に示す例とは異なる一例を示す
【図7】図1に示す集合住宅用インターホン装置の警報
エリア住戸リストの図5及び6に示す例とは異なる一例
を示す図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る集合住宅用イ
ンターホン装置の詳細系統図
【図9】図8に示す集合住宅用インターホン装置の動作
を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る集合住宅用
インターホン装置の詳細系統図
【図11】図10に示す集合住宅用インターホン装置の
動作を説明するためのフローチャート
【図12】従来の集合住宅用インターホン装置の全体系
統図
【符号の説明】
110 火災感知器 120 住戸端末 130 自動火災報知装置 140 自火報線路(自動火災報知線路) 100、300、400 集合住宅用インターホン
装置 160 中央制御装置(エリア火災報知装置) 162 警報エリア格納部 126 住戸端末警報エリア格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 和弘 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA37 AA44 BB02 BB46 BB64 BB65 BB74 DD04 DD26 DD36 EE05 EE08 EE16 FF24 GG19 GG21 GG36 GG67 5G405 AA08 BA04 CA25 CA28 CA30 CA31 DA22 5K038 AA06 CC13 DD07 DD18 GG02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の住戸に設置される火災感知器と、
    前記住戸に設置されて前記火災感知器に接続される住戸
    端末と、火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸
    端末に応じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在
    する前記住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火
    災警報指示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住
    戸端末と前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報
    知線路とを備えた集合住宅用インターホン装置におい
    て、 前記住戸端末に接続されるとともに、火災の発生を知ら
    せる信号を入力した前記住戸端末に応じて特定のエリア
    を選択し、選択した前記エリアに存在する前記住戸端末
    に、エリア警報を発生させるエリア警報指示信号を入力
    するエリア火災報知装置を備え、前記住戸端末は、前記
    エリア警報指示信号が入力されたとき、前記エリア警報
    を発生し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警
    報指示信号のうち前記自動火災警報指示信号のみが入力
    されたとき、前記自動火災警報を発生することを特徴と
    する集合住宅用インターホン装置。
  2. 【請求項2】 前記エリア火災報知装置は、火災が発生
    した前記住戸の住戸番号と、前記エリア警報指示信号が
    入力される前記住戸端末が設置された前記住戸の住戸番
    号とを関連付けた警報エリア住戸リストを格納する警報
    エリア格納部を備え、前記警報エリア住戸リストによっ
    て、火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸端末
    に応じて前記特定のエリアを選択することを特徴とする
    請求項1に記載の集合住宅用インターホン装置。
  3. 【請求項3】 前記エリア火災報知装置は、火災が発生
    した前記住戸の住戸番号を前記エリアに存在する前記住
    戸端末に入力し、該住戸端末は、火災が発生した前記住
    戸の住戸番号を付加して、前記エリア警報を発生するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の集合住宅用イン
    ターホン装置。
  4. 【請求項4】 前記エリアが、より小さい複数の小エリ
    アから構成され、 前記エリア火災報知装置が、前記住戸端末に、前記小エ
    リア毎に異なる前記エリア警報指示信号を入力すること
    によって、前記小エリア毎に異なる前記エリア警報を発
    生させることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の集合住宅用インターホン装置。
  5. 【請求項5】 前記エリアが、より小さい複数の小エリ
    アから構成され、 前記エリア火災報知装置が、前記住戸端末に、前記小エ
    リア毎に時間差を設けて前記エリア警報指示信号を入力
    することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の集
    合住宅用インターホン装置。
  6. 【請求項6】 複数の住戸に設置される火災感知器と、
    前記住戸に設置されて前記火災感知器に接続される住戸
    端末と、火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸
    端末に応じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在
    する前記住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火
    災警報指示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住
    戸端末と前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報
    知線路とを備えた集合住宅用インターホン装置におい
    て、 前記住戸端末に接続されるとともに、前記住戸端末から
    火災の発生を知らせる信号が入力されたとき、全てのエ
    リアに存在する前記住戸端末に、エリア警報を発生させ
    るエリア警報指示信号と、火災が発生した前記住戸の住
    戸番号とを入力するエリア火災報知装置を備え、前記住
    戸端末は、前記エリア警報指示信号とともに入力された
    前記住戸番号に基いて自己が特定のエリア内に存在する
    と判断したとき、前記エリア警報を発生し、前記自動火
    災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号のうち前記
    自動火災警報指示信号のみが入力されたとき、前記自動
    火災警報を発生することを特徴とする集合住宅用インタ
    ーホン装置。
  7. 【請求項7】 前記住戸端末は、火災が発生した前記住
    戸の住戸番号と、前記エリア警報指示信号が入力される
    前記住戸端末が設置された前記住戸の住戸番号とを関連
    付けた警報エリア住戸リストを格納する住戸端末警報エ
    リア格納部を備え、前記警報エリア住戸リストによっ
    て、特定のエリア内に自己が存在するか否かを判断する
    とともに、前記エリア火災報知装置が、全てのエリアに
    存在する前記住戸端末の前記住戸端末警報エリア格納部
    に対して一斉に前記警報エリア住戸リストを格納させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の集合住宅用インター
    ホン装置。
  8. 【請求項8】 複数の住戸に設置される火災感知器と、
    前記住戸に設置されて前記火災感知器に接続される住戸
    端末と、火災の発生を知らせる信号を入力した前記住戸
    端末に応じて特定の階を選択し、選択した前記階に存在
    する前記住戸端末に、自動火災警報を発生させる自動火
    災警報指示信号を入力する自動火災報知装置と、前記住
    戸端末と前記自動火災報知装置とを接続する自動火災報
    知線路とを備えた集合住宅用インターホン装置におい
    て、 前記住戸端末は、設置された前記住戸に火災が発生した
    とき、全てのエリアに存在する前記住戸端末に、エリア
    警報を発生させるエリア警報指示信号と、設置された前
    記住戸の住戸番号とを入力するとともに、前記エリア警
    報指示信号とともに入力された前記住戸番号に基いて自
    己が特定のエリア内に存在すると判断したとき、前記エ
    リア警報を発生し、前記自動火災警報指示信号及び前記
    エリア警報指示信号のうち前記自動火災警報指示信号の
    みが入力されたとき、前記自動火災警報を発生すること
    を特徴とする集合住宅用インターホン装置。
  9. 【請求項9】 前記住戸端末は、火災が発生した前記住
    戸の住戸番号と、前記エリア警報指示信号を入力する前
    記住戸端末が設置された前記住戸の住戸番号とを関連付
    けた警報エリア住戸リストを格納する住戸端末警報エリ
    ア格納部を備え、前記警報エリア住戸リストによって、
    自己が特定のエリア内に存在するか否かを判断すること
    を特徴とする請求項6又は8に記載の集合住宅用インタ
    ーホン装置。
  10. 【請求項10】 前記住戸端末は、火災が発生した前記
    住戸の住戸番号を付加して、前記エリア警報を発生する
    ことを特徴とする請求項6〜9の何れかに記載の集合住
    宅用インターホン装置。
  11. 【請求項11】 前記エリアが、より小さい複数の小エ
    リアから構成され、 前記住戸端末が、前記小エリア毎に異なる前記エリア警
    報を発生することを特徴とする請求項6〜10の何れか
    に記載の集合住宅用インターホン装置。
  12. 【請求項12】 前記エリアが、より小さい複数の小エ
    リアから構成され、 前記住戸端末が、前記小エリア毎に時間差を設けて前記
    エリア警報を発生することを特徴とする請求項6〜10
    の何れかに記載の集合住宅用インターホン装置。
  13. 【請求項13】 複数の住戸に設置される火災感知器
    と、前記住戸に設置されて前記火災感知器に接続される
    住戸端末と、火災の発生を知らせる信号を入力した前記
    住戸端末に応じて特定の階を選択し、選択した前記階に
    存在する前記住戸端末に、自動火災警報を発生させる自
    動火災警報指示信号を入力する自動火災報知装置と、前
    記住戸端末と前記自動火災報知装置とを接続する自動火
    災報知線路とを備えた集合住宅用インターホン装置にお
    いて、 前記住戸端末に接続されるとともに、前記住戸端末から
    火災の発生を知らせる信号が入力されたとき、全てのエ
    リアに存在する前記住戸端末に、エリア警報を発生させ
    るエリア警報指示信号を入力するエリア火災報知装置を
    備え、前記住戸端末は、前記自動火災警報指示信号及び
    前記エリア警報指示信号のうち前記エリア警報指示信号
    のみが入力されたとき、一定時間後に前記エリア警報を
    発生し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報
    指示信号が入力されたとき、直ちに前記エリア警報を発
    生し、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指
    示信号のうち前記自動火災警報指示信号のみが入力され
    たとき、直ちに前記自動火災警報を発生することを特徴
    とする集合住宅用インターホン装置。
  14. 【請求項14】 前記エリア火災報知装置は、全てのエ
    リアに存在する前記住戸端末に、火災が発生した前記住
    戸の住戸番号を入力し、前記住戸端末は、火災が発生し
    た前記住戸の住戸番号を付加して、前記エリア警報を発
    生することを特徴とする請求項13に記載の集合住宅用
    インターホン装置。
  15. 【請求項15】 複数の住戸に設置される火災感知器
    と、前記住戸に設置されて前記火災感知器に接続される
    住戸端末と、火災の発生を知らせる信号を入力した前記
    住戸端末に応じて特定の階を選択し、選択した前記階に
    存在する前記住戸端末に、自動火災警報を発生させる自
    動火災警報指示信号を入力する自動火災報知装置と、前
    記住戸端末と前記自動火災報知装置とを接続する自動火
    災報知線路とを備えた集合住宅用インターホン装置にお
    いて、 前記住戸端末は、設置された前記住戸に火災が発生した
    とき、全てのエリアに存在する前記住戸端末に、エリア
    警報を発生させるエリア警報指示信号を入力するととも
    に、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指示
    信号のうち前記エリア警報指示信号のみが入力されたと
    き、一定時間後に前記エリア警報を発生し、前記自動火
    災警報指示信号及び前記エリア警報指示信号が入力され
    たとき、直ちに前記エリア警報を発生し、前記自動火災
    警報指示信号及び前記エリア警報指示信号のうち前記自
    動火災警報指示信号のみが入力されたとき、直ちに前記
    自動火災警報を発生することを特徴とする集合住宅用イ
    ンターホン装置。
  16. 【請求項16】 前記住戸端末は、設置された前記住戸
    に火災が発生したとき、設置された前記住戸の住戸番号
    を全てのエリアに存在する前記住戸端末に入力するとと
    もに、前記エリア警報を発生するとき、火災が発生した
    前記住戸の住戸番号を付加することを特徴とする請求項
    15に記載の集合住宅用インターホン装置。
  17. 【請求項17】 前記住戸端末が発生する前記エリア警
    報は、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報指
    示信号のうち前記エリア警報指示信号のみが入力された
    ときと、前記自動火災警報指示信号及び前記エリア警報
    指示信号が入力されたときとで異なる内容であることを
    特徴とする請求項13〜16の何れかに記載の集合住宅
    用インターホン装置。
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