JP2002123811A - 移動物品の検知・計数方法 - Google Patents

移動物品の検知・計数方法

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JP2002123811A JP2000319605A JP2000319605A JP2002123811A JP 2002123811 A JP2002123811 A JP 2002123811A JP 2000319605 A JP2000319605 A JP 2000319605A JP 2000319605 A JP2000319605 A JP 2000319605A JP 2002123811 A JP2002123811 A JP 2002123811A
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Akihiko Haraguchi
昭彦 原口
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計数対象物の表面状態や搬送状態に影響され
ずに、サイズの異なる計数対象物が混入した場合であっ
てもそれらを識別しながら正確な計数を行うことができ
る“移動物品の検知・計数手段”を提供する。 【解決手段】 図2で示すように、複数の計数対象物が
移動して通過する経路の上方位置にレ−ザ距離計を設置
し、このレ−ザ距離計の直下を計数対象物が通過する際
の“レ−ザ距離計から計数対象物表面までの距離の変
化”を連続的に測定して、“一定のしきい値を上回る前
記距離測定値の変化”を“1個の計数対象物の通過”と
して計数する。また、これに加え、変化する前記距離測
定値の極小部によって“サイズが異なる物品”の識別を
も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば処理ライ
ン上を移送されるパイプや棒材等のような移動物品の数
を的確に計数したり、更には径が異なるなどといった異
寸法材(例えば異径材等)の識別と計数をも同時に行っ
たりするための、正確で簡易な移動物品の検知・計数方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼管の製管ラインや鋼棒の製造ラ
イン等においては、得られたパイプや棒材等の長尺材を
搬送テ−ブルによって高速で次工程へ移送したり搬送テ
−ブル上を高速で転がして次工程へ移送することが行わ
れており、またその移送中に長尺材の計数を行なうこと
も一般的に実施されている。
【0003】そして、従来、搬送テ−ブル等によって搬
送されるパイプや棒材等といった長尺材の計数には、例
えば特開昭50−28374号公報に説明されている方
法が採用されていた。この方法では、図7に示すよう
に、搬送テ−ブル101 の上方にレ−ザ光照射装置102
と、移送される長尺材103 の表面で反射するレ−ザ反射
光を受光する光電変換素子装置104 とを配置し、前記レ
−ザ光照射装置102 により搬送テ−ブル面に対し斜め方
向からレ−ザ光105 を照射している状態で長尺材103 の
移送を行うと共に、移送される長尺材103 の表面で反射
したレ−ザ反射光が光電変換素子装置104 に到達する数
を検知して通過長尺材の数量を測定する。
【0004】しかし、この方法には次の問題があった。
即ち、計数対象物の表面状態はその種類によって甚だし
く異なる場合が多い。従って、レ−ザ光の反射状態は計
数対象物の種類や汚れの付着状態によって変化し、反射
光の検知にも差異を生じがちであり、検知の確実性が損
なわれて計数ミスの原因となりがちであった。そのた
め、当該特開昭50−28374号公報にも示されてい
るように、レ−ザ光の照射に先立って計数対象物の表面
に水,油,塗料,その他の表面平滑剤を塗布しなければ
ならないなどの手立てを必要とした。また、パイプ等の
計数対象物が隙間なく連続して搬送されてくる場合に
は、反射光が間断なく光電変換素子に到達する状態とな
って計数対象物数の判別が困難になり、これが計数ミス
を引き起こすという問題もあった。
【0005】そこで、特開平9−305737号公報に
は、隙間なく並んで搬送されてくる棒鋼の計数ミスを回
避するために、斜め方向から照射されたレ−ザ光の反射
光をCCDシャッタ−カメラで撮影して画像処理するこ
とにより、複数個並んだ棒鋼群全体の表面形状を解析
し、その形状によって棒鋼の本数を測定する手法が提案
されている。しかしながら、画像処理法では計数対象物
表面の光反射特性が安定していることが必要であり、そ
のため表面に汚れが付着しやすい計数対象物や表面疵の
付きやすい計数対象物に対してはこの方法は不適であっ
て、計数対象物の表面状態に起因した計数ミスを十分に
回避することができないと判断された。
【0006】一方、特開平7−32025号公報を見る
と、連続して搬送されてくる形鋼の数を計数対象物の表
面状態に影響されることなく正確に計数するための、
“形鋼の本数検出装置”が提案されている。この装置
は、図8に示すように、形鋼106 の搬送路の上方に設置
された「物有り」を検出する反射型の検出器107 と、形
鋼搬送路の側方に設置された「フランジのエッジ部分」
を検出する反射型の検出器108, 109と、これらの検出器
の信号により形鋼の本数カウントを行う制御装置110 と
から成るものであって、制御装置110 では検出器107 が
「物有り」を検出する(オンする)と同時に検出器108,
109 が共に「フランジのエッジ部分」を検出した時(オ
ンした時)に初めて本数をカウントするようにされてお
り、形鋼の移送に伴って繰り返される前記同時検出の回
数によって通過形鋼の計数がなされるものである。
【0007】しかし、この装置では計数できる計数対象
物が形鋼に限られる上、サイズ(ウエブ寸法:フランジ
間の距離)の異なる形鋼製品を計数する場合には、その
都度ウエブ寸法に応じてフランジのエッジ部を検出する
検出器108, 109の設置位置を変更しなければならなかっ
た。また、形鋼が乱雑に搬送される(例えば斜めに搬送
される)ような場合には3つの検出器が「オン」するタ
イミングの同期がとれず、そのため誤計数が生じるの
で、上記装置の適用ができないという問題があった。
【0008】更に、前記何れの手法によっても、本来の
寸法とは異なる材料が混入した場合の把握が困難で、こ
の異寸法材料を除外した同種材料のみの正確な計数も困
難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本発明が目的としたのは、計数対象物の表面状態に影響
されることなく正確な計数が可能であり、しかも計数対
象物が隙間なく連続して搬送されたり乱雑に(例えば斜
めになった状態で)搬送されたりした場合であっても、
またサイズの異なる計数対象物が混入した場合であって
もそれらを識別しながら正確な計数を行うことができる
“移動物品の検知・計数手段”を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意研究を行い、次の知見を得ることがで
きた。 a) 複数の計数対象物(例えばパイプ等)が移動して通
過する経路の上方位置にレ−ザ距離計を設置しておく
と、レ−ザ距離計直下の距離計視野内を個々の計数対象
物が通過する毎にその通過によって生じる“レ−ザ距離
計と特定形状を有する計数対象物表面との間の距離”の
変化を正確に測定することができ、しかもこの距離の変
化は計数対象物が隙間なく連続して搬送されたり乱雑に
搬送されたりした場合でも検知できるので、レ−ザ距離
計とレ−ザ距離計直下位置を通過する計数対象物表面と
の距離を連続的に測定して距離の変化を検知すれば、計
数対象物が高速で搬送されるような場合でも前記“距離
の変化”によってその本数を正確に計数することができ
る。
【0011】b) また、上述した“レ−ザ距離計とレ−
ザ距離計直下位置を通過する計数対象物表面との距離”
の測定値の極小部は個々の計数対象物の最大寸法(例え
ばパイプの場合は最大径)部に相当するので、これによ
って計数対象物個々のサイズを把握することができ、従
って本来のサイズと異なる製品が混入した場合でもこれ
を的確に検知してその計数を行うことも可能である。
【0012】本発明は、上記知見事項等を基に完成され
たもので、次の項及び項に示す移動物品の検知・計
数方法を提供するものである。 複数の計数対象物が移動して通過する経路の上方位
置にレ−ザ距離計を設置し、このレ−ザ距離計の直下を
計数対象物が通過する際の“レ−ザ距離計から計数対象
物表面までの距離の変化”を連続的に測定して、“一定
のしきい値を上回る前記距離測定値の変化”を“1個の
計数対象物の通過”として計数すること特徴とする、移
動物品の検知・計数方法。 複数の計数対象物が移動して通過する経路の上方位
置にレ−ザ距離計を設置し、このレ−ザ距離計の直下を
計数対象物が通過する際の“レ−ザ距離計から計数対象
物表面までの距離の変化”を連続的に測定して、“一定
のしきい値を上回る前記距離測定値の変化”を“1個の
計数対象物の通過”として計数すると共に、変化する前
記距離測定値の極小部によって“サイズが異なる物品”
を識別することを特徴とする、移動物品の検知・計数方
法。
【0013】以下、計数対象物として“移送路を転動せ
しめられて次工程へ送られる鋼鉄製パイプ”を例にと
り、本発明に係る移動物品の検知・計数方法を具体的に
説明する。
【発明の実施の形態】図1は、搬入コンベア1により搬
送されてきた鋼鉄製パイプ(以降、 単にパイプと呼ぶ)
2を転動させて次工程へ送るための搬送設備に係る説明
図である。図1において、パイプが転動して通過する移
送路3の上方位置にはレ−ザ距離計4が設置されてい
る。このレ−ザ距離計4は、図2に示すように、アン
プ,コントロ−ラ,カウンタ−及びシ−ケンサと接続さ
れ、これらと共に移動物品(この例ではパイプ)の検知
・計数装置を構成している。
【0014】ここで、レ−ザ距離計としては、計数を要
する全てのパイプサイズが測定可能範囲内に入る性能を
有したものが選定される。例えば、図2に示したよう
な、外径22mmの最小径パイプから外径114mmの最大
径パイプまでを検知・計数する場合は、測定範囲として
92mm(114mm−22mm=92mm)以上のレ−ザ距離
計が選定される。
【0015】アンプは、レ−ザ距離計が受信した計数対
象物表面(パイプ表面)からの反射信号を距離信号に変
換し、コントロ−ラに出力する部位である。コントロ−
ラは、アンプから受け取った距離信号を基に“パイプの
通過”をソフトウエアにて検出し、カウンタ−に対して
パイプ通過信号を出力する部位である。また、カウンタ
−は、コントロ−ラからのパイプ通過信号を積算する部
位である。そして、シ−ケンサは、レ−ザ距離計の信号
からパイプ径を算出する部位であり、移送すべき本来の
製品サイズと異なる径のパイプを検出した場合にオペレ
−タに警報を出力する機能を併せ持っている。
【0016】さて、上記移動パイプの検知・計数装置で
は、レ−ザ距離計の直下をパイプが通過する際にレ−ザ
距離計からパイプ表面各部までの距離が変化することを
利用してパイプの通過が検出される。即ち、図3に示す
ように、距離信号が極小値から或る“しきい値”(この
例では2mmに設定した)以上減少すると“一本”として
カウントする。なお、この“しきい値”は、パイプが隙
間なく連続して通過してもパイプの切れ目(即ち隣接す
るパイプとの境界)を検出できるよう、全サイズのパイ
プにつきテストして決定される値である。
【0017】図4は、移送床面上を外形21.7mmのパイプ
の多数を転動移送した際における、図2に示した移動物
品検知・計数装置の“レ−ザ距離計による距離信号”と
“コントロ−ラによる隣接パイプとの境界(切れ目)を
検知して1本毎に出力される信号”を示す実際例に係る
グラフであるが、○印で囲った部分に注目すれば分かる
ように、パイプが2本連続して隙間なく高速搬送されて
いる場合であっても確実に「パイプ2本」として検出で
きることが示されている。
【0018】従って、この移動パイプの検知・計数方法
によると次の便益を享受することができる。 1) パイプが隙間なく隣接し連続して通過するような場
合でも、パイプ同士の境界を的確に検出して正確に計数
することが可能である。 2) 製品(パイプ)サイズが変更されてもレ−ザ距離計
の設置場所や設定値を変更する必要はなく、計数が簡便
である。 3) レ−ザ距離計によるパイプの計測部を特定の部位に
限定する必要がなく、パイプの任意断面位置でパイプ表
面とレ−ザ距離計との距離の変化を計測すれば良いの
で、パイプが斜めに搬送されるような場合でも確実に本
数を計数することができる。 4) レ−ザ距離計は、レ−ザ反射光の感度を一定に保つ
ように発信するレ−ザの強度を調整する機能を通常に備
えているので、パイプ表面に汚れや疵が存在するような
場合でも安定した測定を行うことができる。 5) レ−ザ距離計の計測周期は非常に短いので(例えば
0.001秒程度)、高速に移動するパイプであっても確実
に計数することができる。
【0019】なお、移動パイプの径を計測するには、予
めレ−ザ距離計から移送路の床面までの距離を測定して
おき、この値からパイプ通過時の極小値を減算すれば良
い。
【0020】図5は、移送床面上を外形42.7mmのパイプ
の多数を転動移送した際における、図2に示した移動物
品検知・計数装置の“レ−ザ距離計による距離信号”を
示す実際例に係るグラフであるが、“レ−ザ距離計によ
る距離信号の極小値20.7mm”と“レ−ザ距離計から移送
路の床面までの距離62.8mm”とから、「62.8mm−20.7mm
=42.1mm」なる計算によって格別な混同なくパイプ径を
把握できることが分かる(なお、 レ−ザ距離計自身の測
定精度は±0.1mm 程度であるが、 移送時のパイプの浮き
上がり等のためこのような多少の誤差は生じる)。
【0021】上述のように、移動パイプの径を計測する
には、予めレ−ザ距離計から移送路の床面までの距離を
測定しておき、この値からパイプ通過時の極小値を減算
すれば良いが、この演算プログラムをシ−ケンサで行
い、測定誤差を考慮した“しきい値”を設けておけば、
この“しきい値”を超えるものの検知によって“サイズ
(径)の異なるパイプの混入”を的確に判別することが
できる。また、混入した“サイズが異なるパイプ”別の
計数も行うことができる。そして、この例では、シ−ケ
ンサが“本来の製品サイズと異なる径のパイプを検出し
た場合にオペレ−タに警報を出力する機能”を兼備して
いるので、その警報を受けてオペレ−タは適切な対処を
行うことができる。
【0022】ところで、本出願人に係る特開平9−16
1038号公報には、整列状態にある管体の計数装置と
して、整列させた管体の下方にレ−ザ距離計を取り付け
た走行台車を配置し、この走行台車を移動させながらレ
−ザ距離計によって管体表面との距離を測定し、管体表
面との距離がピ−クから一定の“しきい値”だけ低くな
った点を管体の本数として計数する管体計数装置が記載
されている。しかし、これは整列状態に静止した管体の
本数を計測する装置であって搬送移動される管体の本数
を計測するものではなく、また計測に際しては被測定物
を整列させることが欠かせなかった。しかも、この装置
では、走行台車にレ−ザ距離計を設置しなければならな
いことから振動等の悪影響で測定距離の精度低下が起き
がちであるばかりか、レ−ザ距離計が短寿命化しやすい
という問題があった。その上、同一レベルにある管体の
底部面とレ−ザ距離計との距離を基準とするため、異径
管を検知することはできなかった。このように、上記特
開平9−161038号公報に記載の管体計数装置は本
発明と異なる思想の下に構成されたものであり、このよ
うな装置では例えば移送路を転動して移動するようなパ
イプの計数を行うことができないことは言うまでもな
い。
【0023】さて、上記「本発明の実施の形態」例では
パイプを測定対象物とした説明に終始したが、パイプ以
外の物体の検知・計数についても本発明法を有効に適用
できることは勿論である。
【0024】続いて、本発明を実施例により更に具体的
に説明する。
【実施例】従来技術では測定が困難であったパイプが乱
雑に搬送されるライン(表1に示す各種サイズのパイプ
が乱雑に搬送されるライン)に、前記図2に示した移動
物品(パイプ)検知・計数装置を設置し、移送パイプの
計数測定精度を検証した。
【0025】
【表1】
【0026】なお、上記移動物品(パイプ)検知・計数
装置のレ−ザ距離計はパイプ搬送ラインの幅方向中央の
上方位置(搬送床面から150mm上方の位置)に設置し
た。そして、計数の基礎とするレ−ザ距離計からの距離
信号の“しきい値”は2mmとし、このしきい値を上回る
前記距離測定値の変化を“1個のパイプの通過”として
計数した。また、“レ−ザ距離計から搬送床面までの距
離”と“パイプ通過時におけるレ−ザ距離計からの距離
信号の極小値”とから搬送パイプの径を算出して測定す
るようにした。
【0027】さて、前記表1に計数測定結果を併記した
ように、目視で数えたパイプ本数を「正本数」として計
数結果を比較したところ、サイズ記号が15A〜100
Aまでのパイプの本数(延べ3985本)を1本の誤差
もなしに計数できたことが確認された。更に、パイプ径
の測定誤差も最大で 1.2mm程度でしかなく、異径パイプ
の検出は勿論、その径別本数の計数も十分に可能である
ことが分かった。なお、レ−ザ距離計自身の測定精度は
±0.1mm 程度であり、パイプ径の測定誤差は主として搬
送時のパイプの浮き上がり等のために生じたものであ
る。
【0028】上記結果は、本発明法によると、パイプが
乱雑に搬送されるような場合でも確実に搬送本数を計数
することができ、計数誤差を見込んだ余剰生産を回避で
きるようになることを示している。即ち、図7は、パイ
プ製造ラインにおける“計数誤差を考慮した余剰生産
分”を従来法(前記特開昭50−28374号公報の図
8に示されている方法)と本実施例法とで比較したグラ
フであるが、本実施例法によると余剰生産本数を顕著に
低減できることが分かる。
【0029】なお、本実施例では測定対象として鋼鉄製
パイプを取り上げたが、他の物体についても同様の効果
が得られることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上に説明した如く、この発明によれ
ば、計数対象物の表面状態や搬送状態に影響を受けるこ
となく正確な搬送物の計数が可能となり、またサイズの
異なる計数対象物が混入した場合であってもそれらを識
別しながら正確な搬送物の計数を行うことができるよう
になるなど、産業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬入コンベアにより搬送されてきたパイプを転
動させて次工程へ送るための搬送設備に係る説明図であ
る。
【図2】レ−ザ距離計を用いた“移動物品の検知・計数
装置”の概要説明図である。
【図3】パイプが隙間なく隣接し連続して通過するよう
な場合であってもパイプの計数を行うことができる原理
を説明した図面である。
【図4】移送床面上を外形21.7mmのパイプの多数を転動
移送した際における、移動物品検知・計数装置の“レ−
ザ距離計による距離信号”と“コントロ−ラによる隣接
パイプとの境界(切れ目)を検知して1本毎に出力され
る信号”を示す実際例に係るグラフである。
【図5】移送床面上を外形42.7mmのパイプの多数を転動
移送した際における、移動物品検知・計数装置の“レ−
ザ距離計による距離信号”を示す実際例に係るグラフで
ある。
【図6】パイプ製造ラインにおける“計数誤差を考慮し
た余剰生産分”を従来法と本実施例法とで比較したグラ
フである。
【図7】従来行われていた“搬送されてくる長尺材の計
数方法”の説明図である。
【図8】従来提案になる“搬送されてくる形鋼の計数方
法”の説明図である。
【符号の説明】 1 搬入コンベア 2 鋼鉄製パイプ 3 移送路 4 レ−ザ距離計 101 搬送テ−ブル 102 レ−ザ光照射装置 103 長尺材 104 光電変換素子装置 105 レ−ザ光 106 形鋼 107 検出器 108 検出器 109 検出器 110 制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月10日(2000.11.
10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の計数対象物が移動して通過する経
    路の上方位置にレ−ザ距離計を設置し、このレ−ザ距離
    計の直下を計数対象物が通過する際の“レ−ザ距離計か
    ら計数対象物表面までの距離の変化”を連続的に測定し
    て、“一定のしきい値を上回る前記距離測定値の変化”
    を“1個の計数対象物の通過”として計数すること特徴
    とする、移動物品の検知・計数方法。
  2. 【請求項2】 複数の計数対象物が移動して通過する経
    路の上方位置にレ−ザ距離計を設置し、このレ−ザ距離
    計の直下を計数対象物が通過する際の“レ−ザ距離計か
    ら計数対象物表面までの距離の変化”を連続的に測定し
    て、“一定のしきい値を上回る前記距離測定値の変化”
    を“1個の計数対象物の通過”として計数すると共に、
    変化する前記距離測定値の極小部によって“サイズが異
    なる物品”を識別することを特徴とする、移動物品の検
    知・計数方法。
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