JP2002123236A - モニタプロファイル作成システム及び方法並びにプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
モニタプロファイル作成システム及び方法並びにプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2002123236A JP2002123236A JP2000316276A JP2000316276A JP2002123236A JP 2002123236 A JP2002123236 A JP 2002123236A JP 2000316276 A JP2000316276 A JP 2000316276A JP 2000316276 A JP2000316276 A JP 2000316276A JP 2002123236 A JP2002123236 A JP 2002123236A
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Abstract
精度良く作成できるようにすること。 【解決手段】複数の画像をモニタに表示し、ユーザが目
視により、それら画像の中から印刷物に一番近いものを
選択する手段と、選択された画像に基づき、モニタのガ
ンマ特性及び色度点を求めることで、モニタプロファイ
ルを作成する手段と、を具備することを特徴とするモニ
タプロファイル作成システム。
Description
ル作成システム及び方法並びにプログラムを記録した記
録媒体に関する。
めにモニタの色特性を取得する方法としては、モニタ測
色器を使用しているものがある。この方法は、精度は良
いが、モニタ測色器が高価なため、流通性、汎用性が低
い。
数からなるカラーパッチを印刷物とモニタとで目で見比
べることによって、モニタプロファイルを作成するシス
テムが存在する。しかし、複数からなるカラーパッチを
目視により見比べるものであるが故に、差を見つけるこ
とが難しく、逆に誤差を生む可能性が高い。
モニタを調整する方法も考えられるが、これはモニタ自
体を調整しているだけで、モニタの色特性を取得してい
る訳ではなく、また特定の1画像のみの合わせ込みであ
るために、他の画像への流用が効かない。
の欠点に鑑みてなされたもので、モニタプロファイルを
低価格かつ簡便でしかも精度良く作成できるようにする
ことを課題とする。
題を達成するために、まず請求項1の発明では、複数の
画像をモニタに表示し、ユーザが目視により、それら画
像の中から印刷物に一番近いものを選択する手段と、選
択された画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度点
を求めることで、モニタプロファイルを作成する手段
と、を具備することを特徴とするモニタプロファイル作
成システムとしたものである。
ニタに表示し、ユーザが目視により、それら画像の中か
ら印刷物に一番近いものを選択する工程と、選択された
画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度点を求める
ことで、モニタプロファイルを作成する工程と、を含む
ことを特徴とするモニタプロファイル作成方法としたも
のである。
ニタに表示し、ユーザが目視により、それら画像の中か
ら印刷物に一番近いものを選択する手順と、選択された
画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度点を求める
ことで、モニタプロファイルを作成する手順と、をコン
ピュータに実行させる特徴とするモニタプロファイル作
成プログラムを記録した記録媒体としたものである。
明する。
ァイル)を作成するには、R色度点、G色度点、B色度
点 Rガンマ特性、Gガンマ特性、Bガンマ特性が必要であ
る。ここで、R、G、Bは、それぞれRed、Blu
e、Greenの略である。
ビームの関係(OUT=INγまたはOUT=IN
1/γ)であり、CRTモニタの場合γ=1.8、2.2
(または0.45、0.55)と言うものが一般的であ
る。
同値)のモニタに同じ画像データを表示させた場合、図
1に示すように、中間調は、γ=1.8よりもγ=2.
2の方が、明るく表示される。
に定義はしているが、それらが同値であるモニタがほと
んどである。従って、本実施形態では、ガンマ特性は、
R、G、Bで同値であるとして、説明をする。
ときの色の測色値を表わす。色の測色値は色相(色の種
類:赤、青、黄色など)と彩度(色の強さ:どのくらい
鮮やかか)などに大別できるが、テストした結果を基
に、方向(色相)はおおよそどのモニタであっても同様
で、異なるのは色の強さ(彩度)とする。
に同じ画像データを表示させた場合、図2のように表示
され、特にホワイトやグレー色にその区別が明確に出
る。
する。「ガンマ特性」「色度点」の情報を印刷物に基づ
いて取得するために、まず材料として、「印刷物」と、
「印刷物と標準モニタ上で同じ色に見える画像データ」
とを用意する。この様子を、図3に示す。ここでの「標
準モニタ」とは、あらゆるモニタから標準とされるよう
なものではなく、現存する1つのモニタを標準と名付け
たものである。また、「印刷物と標準モニタ上で同じ色
に見える画像データ」を標準画像データとも呼ぶ。
ると、そのモニタと標準モニタの特性の違いにより、参
照する印刷物とモニタ表示画像が異なって見える。この
様子を、図4に示す。
で、別モニタが2.2であるとすれば、標準画像は印刷
物に比べ中間調が明るく見える。このモニタ上にて、図
5に示すように、標準画像データと、標準画像データに
1.8/2.2の入出力カーブを掛けた「暗い」画像デ
ータとを表示した場合、カーブをかけていない標準画像
データより「暗い」画像データの方が印刷物の色に近く
見える。従って、印刷物と同じに見える画像を選択する
ようユーザに促すと、「暗い」画像を選ぶことになる。
別モニタにて標準画像データを表示した場合、印刷物に
比べ赤く見える。この様子を、図6に示す。この別モニ
タ上にて、図7に示すように、標準画像データと、標準
画像データにRedを線形に下げる入出力カーブを掛け
た「青い(弱い)」画像データとを表示した場合、カー
ブをかけていない標準画像データより「青い(弱い)」
画像データの方が印刷物の色に近く見える。従って、印
刷物と同じに見える画像を選択するようユーザに促す
と、「青い(弱い)」画像を選ぶことになる。
間、そしてモニタに表示された画像と印刷物との間で、
目視で比較がし易いように、画像として写真を用いる。
ハードウェア構成 本発明のモニタプロファイル作成システムは、図8に示
すように、少なくとも、中央処理装置と、主記憶装置
と、補助記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備え、
それら装置がバスで接続されているコンピュータであ
る。
置である。
を実行するために、一時的にプログラムやデータを記憶
する装置である。
永続的に記憶する装置である。
覚表示する表示装置(モニタ)、情報(データ)を印刷
出力するプリンタなど、ユーザに対して情報(データ)
を出力する装置である。モニタプロファイル作成システ
ムは、少なくとも、モニタを備えており、このモニタに
対して、モニタプロファイルを作成する。
(データ)を入力する装置である。
が記憶され、このモニタプロファイル作成プログラムが
主記憶装置にロードされ中央処理装置によって実行され
ることにより、モニタプロファイルが作成される。以下
に、モニタプロファイルが作成される処理の流れの1例
を、図12のフローチャートに従って、説明する。
るために、中央処理装置は、標準画像データaに対し
て、中間調の変化(明るい、中間、暗い)をつけたもの
3つを作成しモニタに表示する。例えば、具体的な値と
して、図9に示すように、1.0に対して0.5、0.
0、−0.5を加えたガンマ値のカーブを標準画像デー
タaに掛けた画像データを作成し、それらを表示する。
ユーザは、これら3つの画像を見て、印刷物に近いもの
をマウスなどの入力装置で選択する。
ータaに対して、さらに変化の割合を小さくして、中間
調の変化(明るい、中間、暗い)をつけたもの3つ作成
しモニタに表示する。例えば、具体的な値として、ST
EP1で選択された値に、それぞれ0.2、0.0、−
0.2を加えた値をガンマ値とするカーブを標準画像デ
ータaに掛けた画像データを作成し、それらを表示す
る。ユーザは、これら3つの画像を見て、印刷物に近い
ものをマウスなどの入力装置で選択する。
するために、中央処理装置は、標準画像データd(モニ
タの最大輝度の変化が判りやすいもの、例えば黄色い画
像)に対して最大値の変化(明るい、中間、暗い)をつ
けたものを3つ作成しモニタに表示する。例えば、図1
0に示すように、具体的な値として、1.0に対して
0.1、0.0、−0.1を加えた値を最大値(RGB
同値)とする画像データを作成し、それらを表示する。
ユーザは、これら3つの画像を見て、印刷物に近いもの
をマウスなどの入力装置で選択する。
するために、中央処理装置は、標準画像データbに対し
てRedの変化(強い、中間、弱い)をつけたものを3
つ作成しモニタに表示する。例えば、図11に示すよう
に、具体的な値として、1.0に対して0.2、0.
0、−0.2を加えた値を最大値とした画像データを作
成し、それらを表示する。ユーザは、これら3つの画像
を見て、印刷物に近いものをマウスなどの入力装置で選
択する。
ータbに対して、さらに変化の割合を小さくして、Re
dの変化(強い、中間、弱い)をつけたものを3つ作成
しモニタに表示する。例えば、具体的な値として、ST
EP4で選択された値に、それぞれ0.1、0.0、−
0.1を加えた値を最大値とした画像データを作成し、
それらを表示する。ユーザは、これら3つの画像を見
て、印刷物に近いものをマウスなどの入力装置で選択す
る。
得するために、中央処理装置は、標準画像データcに対
してBlueの変化(強い、中間、弱い)をつけたもの
を3つ作成しモニタに表示する。例えば、Redの場合
と同様に、具体的な値として、1.0に対して0.2、
0.0、−0.2を加えた値を最大値とした画像データ
を作成し、それらを表示する。ユーザは、これら3つの
画像を見て、印刷物に近いものをマウスなどの入力装置
で選択する。
ータcに対して、さらに変化の割合を小さくして、Bl
ueの変化(強い、中間、弱い)をつけたものを3つ作
成しモニタに表示する。例えば、Redの場合と同様
に、具体的な値として、STEP6で選択された値に対
して0.1、0.0、−0.1を加えた値を最大値とし
た画像データを作成し、それらを表示する。ユーザは、
これら3つの画像を見て、印刷物に近いものをマウスな
どの入力装置で選択する。
ンマ特性を以下の式で計算する。 ガンマ特性=標準モニタガンマ値÷STEP2で選択し
た値×K1。 ここで、K1は、経験的に定められる係数である。ま
た、STEP2で選択した値は、STEP1で選択され
た値に対して異なる変化を加えた複数の値から選んだも
のなので、STEP1で選択した値の影響を含んでい
る。
色度点を得るための中間過程として、XYZ表色系の各
XYZ成分ごとに、Red色度点を、以下の式で計算す
る。 Red色度点=標準モニタR色度点×STEP5で選択
した値×K2。 ここで、K2は、経験的に定められる係数である。ま
た、STEP5で選択した値は、STEP4で選択され
た値に対して異なる変化を加えた複数の値から選んだも
のなので、STEP4で選択した値の影響を含んでい
る。
B色度点を得るための中間過程として、XYZ表色系の
各XYZごとに、Blue色度点を、以下の式で計算す
る。 Blue色度点=標準モニタB色度点×STEP7で選
択した値×K3。 ここで、K3は、経験的に定められる係数である。ま
た、STEP7で選択した値は、STEP6で選択され
た値に対して異なる変化を加えた複数の値から選んだも
のなので、STEP6で選択した値の影響を含んでい
る。
を、以下の式で計算する。 総和Y=STEP9で求めたRed色度点のY成分+S
TEP10で求めたBlue色度点のY成分+標準モニ
タG色度点のY成分。
率rを、以下の式で計算する。 正規化比率r=STEP3で選択された値×K4÷総和
Y。 ここで、K4は、経験的に定められる係数である。
色系の各XYZ成分ごとに、モニタのR色度点を、以下
の式で計算する。 モニタのR色度点=正規化比率r×STEP9で求めた
Red色度点。
色系の各XYZ成分ごとに、モニタのG色度点を、以下
の式で計算する。 モニタのG色度点=正規化比率r×標準モニタG色度
点。
色系の各XYZ成分ごとに、モニタのB色度点を、以下
の式で計算する。 モニタのB色度点=正規化比率r×STEP10で求め
たBlue色度点。
色系の各XYZ成分ごとに、モニタの白色点を、以下の
式で計算する。 モニタの白色点=モニタのR色度点+モニタのG色度点
+モニタのB色度点。
ガンマ特性、モニタのR色度点、モニタのG色度点、モ
ニタのB色度点、モニタの白色点を、ファイルに格納し
て補助記憶装置に記憶する。このファイルが、モニタプ
ロファイルである。
EP1及び2のみでガンマ特性を取得している。
eenは輝度成分が多く、色味の成分は少ないと判断し
ているためである。
取得するもので、相対的な(色変換のための)情報取得
だけであれば、不必要である。その場合、正規化比率r
は以下のように計算する。 正規化比率r=1.0÷総和Y。
択する画像が3つであるのは、ユーザにストレスを感じ
させないために少数にしているだけであって、3つ以上
であっても良い。またガンマ特性、Redの強さ、Bl
ueの強さ、それぞれを取得するために画像選択を2回
するのも、ユーザにストレスを感じさせないためで、そ
れが問題なければ、回数が多い方が精度は良くなる。加
えて、ここに具体的な値として例示したものは、絶対的
なものではなく、「このような値で行う」というために
記述している。
取得するために画像選択を2回するとき、同じ標準画像
データaを用いているが、それぞれの回で異なる標準画
像データを用いても良い。また同様に、Redの強さを
取得するために画像選択を2回するとき、同じ標準画像
データbを用いているが、それぞれの回で異なる標準画
像データを用いても良い。また同様に、Blueの強さ
を取得するために画像選択を2回するとき、同じ標準画
像データcを用いているが、それぞれの回で異なる標準
画像データを用いても良い。
Redの強さ、Blueの強さを取得するためにモニタ
に表示される画像の例を示す。この例では、画像として
写真を用いているが、これは、モニタに表示された画像
の間、そしてモニタに表示された画像と印刷物との間
で、それらの差を目で見つけることが容易であるからで
ある。また、ガンマ特性、明るさの最大値、Redの強
さ、Blueの強さを取得するためにモニタに表示され
る画像は、それぞれ目で見て、ガンマ特性、明るさの最
大値、Redの強さ、Blueの強さの変化がわかりや
すいものであることは、云うまでもない。
ため、低価格を実現できるという効果がある。
ニタに表示された画像の間、及びモニタに表示される画
像と印刷物の間で、それらの差を目視でも容易に見分け
られるので、簡便かつ精度良くモニタプロファイルを作
成できるという効果がある。
じ色に見えることを説明する説明図。
準画像と印刷物が異なる色に見えることを説明する説明
図。
図。
像と印刷物が異なる色に見えることを説明する説明図。
ア構成を例示するブロック図。
図。
るフローチャート。
さ、Blueの強さを取得するためにモニタに表示され
る画像を例示する説明図。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の画像をモニタに表示し、ユーザが目
視により、それら画像の中から印刷物に一番近いものを
選択する手段と、 選択された画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度
点を求めることで、モニタプロファイルを作成する手段
と、 を具備することを特徴とするモニタプロファイル作成シ
ステム。 - 【請求項2】複数の画像をモニタに表示し、ユーザが目
視により、それら画像の中から印刷物に一番近いものを
選択する工程と、 選択された画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度
点を求めることで、モニタプロファイルを作成する工程
と、 を含むことを特徴とするモニタプロファイル作成方法。 - 【請求項3】複数の画像をモニタに表示し、ユーザが目
視により、それら画像の中から印刷物に一番近いものを
選択する手順と、 選択された画像に基づき、モニタのガンマ特性及び色度
点を求めることで、モニタプロファイルを作成する手順
と、 をコンピュータに実行させる特徴とするモニタプロファ
イル作成プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316276A JP4277439B2 (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | モニタプロファイル作成システム及び方法並びにプログラムを記録した記録媒体 |
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Publications (2)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004111989A1 (ja) * | 2003-06-16 | 2004-12-23 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | カラーモニタの階調再現特性測定装置 |
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-
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JPWO2004111989A1 (ja) * | 2003-06-16 | 2006-07-20 | 大日本印刷株式会社 | カラーモニタの階調再現特性測定装置 |
JP4853024B2 (ja) * | 2003-06-16 | 2012-01-11 | 大日本印刷株式会社 | カラーモニタの階調再現特性測定装置 |
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