JP2002122661A - 1アンテナ時分割制御方式fm−cwレーダ - Google Patents

1アンテナ時分割制御方式fm−cwレーダ

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JP2002122661A JP2000312173A JP2000312173A JP2002122661A JP 2002122661 A JP2002122661 A JP 2002122661A JP 2000312173 A JP2000312173 A JP 2000312173A JP 2000312173 A JP2000312173 A JP 2000312173A JP 2002122661 A JP2002122661 A JP 2002122661A
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signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1アンテナ時分割制御方式のFM−CWレー
ダにおいて、送受信間の分離を向上させ、送信電力が送
受信切替部を介して受信系に漏洩しないようにする。 【解決手段】 送信系及び受信系の信号経路にそれぞれ
増幅器を設け、送信と受信のタイミングに合わせて送信
系に設けられた増幅器及び受信系に設けられた増幅器を
交互に動作させ、送受信の切替を行うものである。そし
て、該増幅器の動作は増幅器の利得を制御することによ
り行う。また、利得を制御することにより増幅器をオ
ン、オフ動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1アンテナ時分割
制御方式FM−CWレーダの送受切替に関し、特に送信
系と受信系の分離を確実に行う手段に関する。
【0002】
【従来の技術】目標物体との相対速度と距離を計測する
レーダ方式として、FM−CWレーダが用いられてい
る。この方式のレーダは、簡単な信号処理回路により先
方車両との相対速度および距離を測定でき、また送受信
機も簡単に構成できるため、自動車の衝突防止用レーダ
として用いられている。
【0003】FM−CWレーダの原理は以下の通りであ
る。発振器を例えば数百Hzの三角波等によりFM変調
してFM変調波を送信し、目標物体からの反射信号を受
信しFM変調波をローカルとして受信信号をFM検波す
る。目標物体からの反射波は、レーダと目標物体間の距
離に応じて、また、相対速度によるドップラシフトに応
じて送信信号とのずれ(ビート)を起こす。従って、こ
の周波数のずれから目標物体との距離と相対速度を計測
することができる。
【0004】FM−CWレーダ装置においては、変調用
信号として三角波が用いられる場合が多く、以下の記載
では変調用信号として三角波を用いた場合について説明
するが、三角波の外にものこぎり波や台形波等の三角波
以外の変調波を用いることができる。図1は1アンテナ
方式のFM−CWレーダの構成を示した図である。図1
に示すように、電圧制御発振器2に変調信号発生器1か
ら変調用信号を加えてFM変調し、FM変調波をサーキ
ュレータ5を介してアンテナATから外部に送信する。
そして、送信され先方車両等の目標物体で反射された反
射信号をアンテナATで受信し、サーキュレータ5を介
して周波数変換器4に入力する。入力した信号は周波数
変換器4で方向性結合器3を介して供給される電圧制御
発振器2からの出力から分岐されたローカル信号とミキ
シングされビート信号を生成する。
【0005】図2は、目標物体との相対速度が0の場合
のFM−CWレーダの原理を説明するための図である。
この場合送信波は三角波で図2の(a)の実線に示すよ
うに周波数が変化する。送信波の中心周波数はfo、F
M変調幅はΔf、繰り返し周期はTmである。この送信
波は目標物体で反射されてアンテナで受信され、図2の
(a)の破線で示す受信波となる。目標物体との間の電
波の往復時間は、目標物体との間の距離をrとし、電波
の伝播速度をCとすると、T=2r/Cとなる。
【0006】この受信波はレーダと目標物体間の距離に
応じて、送信信号との周波数のずれ(ビート)を起こ
す。このビート周波数成分はfb次の式で表すことがで
きる。 fb=fr=(4・Δf/C・Tm)r (1) 一方、図3は目標物体との相対速度がvの場合のFM−
CWレーダの原理を説明するための図である。送信波は
図3(a)の実線に示すように周波数が変化する。この
送信波は目標物で反射されてアンテナで受信され、図3
の(a)の破線で示す受信波となる。この受信波はレー
ダと目標物体間の距離に応じて、送信信号との周波数の
ずれ(ビート)を起こす。この場合、目標物体との間に
相対速度vを有するのでドップラシフトとなり、ビート
周波数成分fbは次の式で表すことができる。
【0007】 fb=fr±fd =(4・Δf/C・Tm)r±(2・fo・C)v (2) 上記式(1)、(2)において、各記号は以下を意味す
る。 fb : 送受信ビート周波数 fr : 距離周波数 fd : 速度周波数 fo : 送信波の中心周波数 Δf:FM変調幅 Tm : 変調波の周期 C :光速(電波の速度) T :目標物体までの電波の往復時間 r :目標物体までの距離 v :目標物体との相対速度 そして、上記式(1)、(2)より、目標物体までの距
離と目標物体との相対速度を求めることができる。
【0008】ここで、ビート信号の電力を考えてみる
と、アンテナの受信電力Prは、 Pr={(G2・λ2・σ・Pt)/((4π)3・r4)}・La (3) で表すことができ、ビート出力電力Pbは Pb=Pr・Cmix (4) で表すことができる。
【0009】上記式(3)、(4)において、各記号は
以下を意味する。 G :アンテナ利得 λ :波長 σ :反射物体面積 Pt :送信電力 r :目標物体までの距離 La : 大気減衰 Cmix: ミキサでの変換損失
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4は1アンテナ時分
割制御方式のFM−CWレーダの構成を示した図であ
る。図4に示すように、アンテナを送受信用アンテナA
Tとし、スイッチング手段よりなる送受信切替部6を備
え、時分割制御により送受信を切り替えている。また、
受信側には第1の周波数変換器4−1と第2の周波数変
換器4−2が設けられている。
【0011】電圧制御発振器2に変調信号発生器1から
変調用信号を加えてFM変調された出力は送受信切替部
6を介してアンテナATから外部に送信される。7は変
調信号発生器で、送受信切替部6をスイッチングさせる
ため周波数fswの変調信号を発生する。先方車両等の目
標物体で反射された反射信号をアンテナATで受信し、
送受信切替部6を介して入力し、第1の周波数変換器4
−1で方向性結合器3を介して供給される電圧制御発振
器2からの出力から分岐されたローカル信号とミキシン
グされIF信号となる。第2の周波数変換器4−2は第
1の周波数変換器4−1から出力された信号を変調信号
発生器7から発生した周波数fswの信号とミキシングし
てダウンコンバートし、目標物体との距離および相対速
度の情報を含むビート信号を発生する。
【0012】図5は、図4の1アンテナ時分割制御方式
FM−CWレーダ方式の第1の周波数変換器4−1の出
力信号であるIF信号の周波数スペクトルと、第2の周
波数変換器4−2から出力されたビート信号の周波数ス
ペクトルの一例を示した図である。図5(a)に示すよ
うに、IF信号の周波数スペクトルは周波数fswとその
サイドバンドの周波数fsw±frとなる。ここで、frは
送受信切替部6のスイッチング周波数であり、frは相
対速度がゼロの目標物体までの距離周波数である。そし
て、目標物体との距離が遠いほどサイドバンドの周波数
はfswから離れる。この出力信号は第2の周波数変換器
4−2において周波数fswの信号とミキシングされ、fs
wとfsw±frの差の周波数にダウンコンバートされて周
波数スペクトルfbを有するビート信号が取り出され
る。
【0013】図6は1アンテナ時分割制御方式FM−C
Wレーダの送受信のタイミングを示した図である。
(a)に示すように周期Tを有するタイミングで送信す
ると、ターゲットに反射して戻ってきた反射波のタイミ
ングは(b)のようになる。しかし、受信可能な期間で
ある受信タイミングは(c)に示すように送信タイミン
グ(a)とオーバーラップしないタイミングとなる。し
たがって、反射波を受信できるタイミングは(d)のよ
うにtdの間となる。
【0014】上記の1アンテナ時分割制御方式FM−C
Wレーダの場合、送信のタイミングと受信のタイミング
を交互に切り替えているため、送信電力が送受信切替部
6を介して受信系に漏洩することがある。そして、それ
により受信系の飽和利得の圧縮の発生、受信系への送受
信切替周波数の漏洩の増加、あるいはFM−AM変換雑
音の増加等の問題が発生する。
【0015】FM−AM変換雑音の増加について説明す
る。バラクタダイオードを用いる電圧制御発振器や、ゲ
ート電圧を可変する電圧制御発振器に変調をかける場
合、バラクタダイオードに印加される電圧やゲートに印
加される電圧によって電圧制御発振器から出力する信号
の周波数および電力が変化する。図7は、バラクタダイ
オードやゲートに印加される電圧と周波数、電力等の関
係を示したグラフである。
【0016】図7(a)に示すように、バラクタダイオ
ードやゲートに印加される電圧VTをVcを中心にVaと
Vbに変化させると、周波数はfcを中心にfaとfbに変
化する。同様に図7(b)に示すように、電力は例えば
一定の値Pcとなり変化しないことが理想的であるが、
実際はPcを中心にPaとPbに変化する。一方、周波数
変換器においてAM検波によって発生する電圧Vdは電
力Pに応じて変化するので、図7(c)に示すようにV
dcを中心にVdaとVdbに変化する。
【0017】図8は変調信号発生器から電圧制御発振器
に供給される信号と、その場合の電圧Vdの波形を示し
たものである。図8(a)は、変調信号発生器から電圧
制御発振器に供給される信号で、図に示すように三角波
となる。一方、(a)に示す信号電圧が電圧制御発振器
に供給された場合、図7(b)に示すように電力Pも変
化するので電圧Vdの波形は同様に三角波となり、AM
−FM変換雑音となる。
【0018】従って、本発明は1アンテナ時分割制御方
式のFM−CWレーダにおいて、送受信間の分離を向上
させ、送信電力が送受信切替部6を介して受信系に漏洩
しないようにすることを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダ
は、送信系及び受信系の信号経路にそれぞれ増幅器を設
け、送信と受信のタイミングに合わせて送信系に設けら
れた増幅器及び受信系に設けられた増幅器を交互に動作
させ、送受信の切替を行うものである。そして、増幅器
の動作は増幅器の利得を制御することにより行うもので
ある。また、利得を制御することにより増幅器をオン、
オフ動作させるものである。
【0020】また、増幅器を多段接続し、さらに送信系
及び受信系の信号経路にそれぞれ複数箇所設ける。ま
た、ローカル信号の分岐部に設けられている逓倍器に送
受切替動作の一部を行なわせる。また、アンテナに送信
系からの送信信号を送り、かつアンテナから受信した信
号を受信系に伝えるために設けられた送受共用器として
受動素子を用いる。該受動素子として、例えばハイブリ
ッド回路又はY型電力分配器を用いる。
【0021】
【発明の実施の形態】図9は図4に示す1アンテナ時分
割制御方式FM−CWレーダの従来の構成を示した図で
ある。電圧制御発振器2に変調信号発生器1から変調用
信号を加えてFM変調し、FM変調された変調波はロー
カル信号分岐部8に入力する。FM変調波は例えば38
GHz帯である。ローカル信号分岐部8はハイブリッド
回路H等の受動素子、増幅器A1、A2、及び逓倍器T
1、T2を有し、ハイブリッド回路Hからの出力は増幅
器A1、逓倍器T1を介して増幅器A3、A4に供給さ
れる。ハイブリッド回路Hからの他方の出力は増幅器A
2、逓倍器T2を介してローカル信号として周波数変換
器4−1に供給される。ハイブリッド回路Hからの出力
は、逓倍器T1、T2で逓倍され、例えば76GHzと
なる。増幅器A3、A4の出力は送受信切替部6を介し
て送受信用アンテナATから外部に送信される。送信さ
れた変調波は先方車両等の目標物体で反射されアンテナ
ATで受信され、送受信切替部6、増幅器A5、A6及
び増幅器A7、A8を介して周波数変換器4−1に入力
する。そして逓倍器T2からのローカル信号とミキシン
グされIF信号となる。図9において、Vccは増幅器に
供給される電源である。7は変調信号発生器で、送受切
替部6をスイッチングさせるための周波数fswの変調信
号を発生する。周波数変換器4−1から出力したIF信
号は、周波数変換器4−2において変調信号発生器から
出力される周波数fswの信号とミキシングされ、ダウン
コンバートされて目標物体との距離よび相対速度の情報
を含むビート信号を発生する。
【0022】図9に示した構成の場合、先に述べたよう
に、送受信切替部6によって送信と受信のタイミングを
交互に切り替えているため、送信電力が送受信切替部6
を介して受信系に漏洩するという問題がある。本発明は
このような問題を解決するものである。図10は本発明
による1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダの構
成を示した図である。基本的構成は図9と同じであるの
で、図9と異なる部分を説明する。図10においては送
受信切替部6として、送信側増幅器A10、A11、A
12、送受共用器としてのハイブリッド回路H等の受動
素子、及び受信側増幅器A20、A21を備えている。
そして、図示の状態では送信系の増幅器A1、A3、A
4、A10、A11、A12にはバイアス電圧としてV
Aが印加され、動作状態となりオンとなっており、受信
系の増幅器A20、A21、A5、A6、A7、A8に
はバイアス電圧としてVBが印加され、非動作状態とな
りオフとなっている。なお、増幅器A2には通常の電源
電圧Vccが印加され、常時ローカル出力が周波数変換器
4−1に供給される。上記バイアス電圧VA、VBは送信
側と受信側に交互に印加される。例えば送信時には送信
系増幅器にバイアス電圧VAが印加されて送信系の増幅
器が動作し、受信時には受信系増幅器にバイアス電圧V
Aが印加されて受信系の増幅器が動作する。それによっ
て送信時には受信系がオフとなり、受信時には送信系が
オフとなって切り離されるため、送信電力が受信系に漏
洩することがない。ただし、この場合、必ずしも増幅器
がオン、オフするバイアス電圧でなくとも、送信電力が
受信系に漏洩しない程度に動作、非動作となればよい。
【0023】図11は増幅器Aの構成を示した図であ
る。ゲートGより信号が入力し、ドレインDより出力す
る。図12はゲートG又はドレインDのバイアス電圧を
変化させた場合の増幅器Aの利得の変化を示したグラフ
である。(a)はゲート電圧VGを一定にしてドレイン
のバイアス電圧をVBからVAに変化させた場合の利得の
変化を示したものである。バイアス電圧VBを印加した
とき利得はGBとなり低くなる。このとき増幅器Aはほ
とんど動作せず、実質的にオフ状態となる。一方、バイ
アス電圧VAを印加したとき増幅器Aは動作状態とな
り、オン状態となる。
【0024】(b)はドレイン電圧VDを一定にしてゲ
ートのバイアス電圧をVBからVAに変化させた場合の利
得の変化を示したものである。バイアス電圧VBを印加
したとき利得はGBとなり低くなる。このとき増幅器A
はほとんど動作せず、実質的にオフ状態となる。一方、
バイアス電圧VAを印加したとき利得GAは高くなり、増
幅器Aは動作状態となってオン状態となる。
【0025】上記のようにゲート又はドレインのバイア
ス電圧を変化させることによって、増幅器Aの動作をオ
ン、オフ制御することができる。従って、図10におい
て、送信時には送信系の増幅器のバイアスをVAとして
オン状態とし、一方、受信系の増幅器AのバイアスをV
Bとしてオフ状態とする。そして、受信時には反対にす
ることにより、送信系と受信系の分離を図ることができ
る。
【0026】図10に示す構成では、ローカル信号分岐
部8の増幅器A1、A2は逓倍器T1、T2で逓倍する
前に配置し、低い周波数帯において増幅している。これ
は低い周波数帯の方が増幅器を作り易く、またオン、オ
フ動作をさせ易いためである。また、図10に示す構成
では、増幅器を複数用い多段接続しているが、単数でも
よい。しかし、複数の増幅器を多段接続することにより
単数の場合より分離を確実にし調整がし易くなる。ま
た、増幅器を送信系及び受信系ともに複数箇所設けてい
るので、これらを同時にオン、オフすることにより確実
に分離することができる。
【0027】また、上記説明では、増幅器により送受信
の切替を行う旨述べたが、送信側においては、逓倍器を
オン、オフし、あるいは増幅器とともに逓倍器をオン、
オフすることによって行うこともできる。さらに、送受
共用器としてハイブリッド回路又はY形電力分配器等の
受動素子を用いることができる。ハイブリッド回路の例
を図13に、またY形電力分配器の例を図14に示す。
図13はラットレース形ハイブリッド回路である。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明では1アンテナ時
分割制御方式FM−CWレーダにおいて、送信系及び受
信系の信号経路にそれぞれ増幅器を設け、該増幅器のバ
イアス電圧を変化させることによりこれら増幅器をオ
ン、オフし、送信系と受信系を分離しているので確実に
分離することができる。また、増幅器を送信系及び受信
系のそれぞれに複数箇所設け、またこれら増幅器を多段
に設けることにより、より確実に送信系と受信系を分離
することができ、かつ調整し易いものとなる。
【0029】さらに、送受信切替部にハイブリッド回路
やY形電力分配器等の受動素子を用いため消費電力を低
減することができ、また図9に示す送受切替部に用いる
MMICのスイッチ部が不要となるので、バイアス条件
の異なるICがなくなり、バイアス用回路の規模を縮小
し、もってコストダウンを図ることができる。また、逓
倍器で送受信の切替を行い、あるいは逓倍器の前に増幅
器(A1、A2)を設け、低い周波数帯で動作させるこ
とにより、効率良く送受信間の分離を図ることができ
る。
【0030】そして、上記のように送受信間の分離を図
ることによって、受信利得を適正に得ることができ、切
替周波数のビート信号への漏れ、及びFM−AM変換雑
音を低減することができ、受信機S/N比を向上させる
ことができる。これによって、レーダの探知性能を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1アンテナ方式FM−CWレーダの構成を示し
た図である。
【図2】FM−CWレーダの原理を説明する図である。
【図3】FM−CWレーダの原理を説明する図である。
【図4】1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダの
構成を示した図である。
【図5】図4のレーダのIF信号の周波数スペクトルと
ビート信号の周波数スペクトルを示した図である。
【図6】1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダの
送受信のタイミングを示した図である。
【図7】電圧制御発振器に印加される電圧と、出力周波
数、出力電力、およびAM検波によって発生する電圧の
関係を示したグラフである。
【図8】変調信号発生器から電圧制御発振器に供給され
る信号電圧と、AM検波によって発生する電圧の波形を
示した図である。
【図9】1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダの
従来の構成を示した図である。
【図10】本発明による1アンテナ時分割制御方式FM
−CWレーダの構成を示した図である。
【図11】増幅器Aの構成の一例を示した図である。
【図12】ゲートG又はドレインDのバイアス電圧を変
化させた場合の増幅器Aの利得の変化を示したグラフ
【図13】ハイブリッド回路の例を示した図である。
【図14】Y形電力分配器の例を示した図である。
【符号の説明】
1…変調信号発生器 2…電圧制御発振器 3…方向性結合器 4…周波数変換器 4−1…第1の周波数変換器 4−2…第2の周波数変換器 5…サーキュレータ 6…送受信切替部 7…変調信号発生器 AT…アンテナ A…増幅器 T…逓倍器 VA、VB…バイアス電圧 H…ハイブリッド回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信系及び受信系の信号経路にそれぞれ
    増幅器を設け、送信と受信のタイミングに合わせて該送
    信系に設けられた増幅器及び受信系に設けられた増幅器
    を交互に動作させ、送受信の切替を行うことを特徴とす
    る1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダ。
  2. 【請求項2】 前記増幅器の動作は増幅器の利得を制御
    することにより行うことを特徴とする、請求項1に記載
    の1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダ。
  3. 【請求項3】 前記増幅器の動作はオン、オフ動作であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の1アンテナ時分
    割制御方式FM−CWレーダ。
  4. 【請求項4】 前記増幅器は多段接続されていることを
    特徴とする、請求項1に記載の1アンテナ時分割制御方
    式FM−CWレーダ。
  5. 【請求項5】 前記増幅器は送信系及び受信系の信号経
    路にそれぞれ複数箇所設けられていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の1アンテナ時分割制御方式FM−
    CWレーダ。
  6. 【請求項6】 送信系の信号経路に設けられた逓倍器に
    より送受切替動作の一部を行なわせることを特徴とす
    る、請求項1に記載の1アンテナ時分割制御方式FM−
    CWレーダ。
  7. 【請求項7】 アンテナに受動素子からなる送受共用器
    が接続されたことを特徴とする、請求項1に記載の1ア
    ンテナ時分割制御方式FM−CWレーダ。
  8. 【請求項8】 前記受動素子は、ハイブリッド回路又は
    Y型電力分配器であることを特徴とする、請求項7に記
    載の1アンテナ時分割制御方式FM−CWレーダ。
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