JP2008191089A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路チップのサイズを小さくでき、低価格化できるレーダ装置を提供する。
【解決手段】周波数f-f0のVCO11の出力を3分配する第1分配器12と、周波数f0の発振器13の出力と第1分配器の出力を第1ミキサ14で混合した信号を第2分配器15で2分配し、一方を送信アンテナTxANTに送る第1スイッチSW1と、他方を受信アンテナRxANTからの信号と混合する第2ミキサ16と、第1分配器の他の出力を遅延線路17で遅延させて第1分配器の更に他の出力と第3ミキサ18で混合した信号の通過可否を制御する第2スイッチSW2と、第2ミキサの出力と第2スイッチからの信号を合成する合成器19と、基準信号の周波数を最高BB周波数より低くし、BB周波数範囲に基準信号の周波数が含まれる受信サンプルに対して第2スイッチをオフにし、他の受信サンプルの基準信号の電力スペクトルが基準のスペクトルマスクの範囲に入るような電圧をVCOに供給する演算部20を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、FMICW(Frequency Modulated Interrupted Continuous Wave)方式を採用するレーダ装置に関し、特に電圧制御発振器および周波数固定発振器を使用して周波数変調精度を向上させる技術に関する。
図23は、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式を採用した従来のレーダ装置の動作を説明するための図である。目標までの距離をR、光速をcとすると、送信信号Txが目標で反射し、受信信号Rxとして戻ってくるまでの遅延時間τは、「τ=2・R/c」となる。掃引時間をT、掃引帯域幅をBとすると、遅延時間によるベースバンド周波数Δfは、「Δf=τ・B/T=2・R・B/(c・T)」となる。
目標との相対速度をv、送信信号Txの波長をλとすると、ドップラ周波数は、「2・v/λ」となるので、アップスイープのベースバンド周波数fupは、「fup=−2・B・R/(c・T)−2・v/λ」、ダウンスイープのベースバンド周波数fdownは、「fdown=2・B・R/(c・T)−2・v/λ」となる。距離Rは、アップスイープのベースバンド周波数fupとダウンスイープのベースバンド周波数fdownを使って、「R=−c・T・(fup−fdown)/(4・B)で求めることができる。同様に、相対速度vは、アップスイープのベースバンド周波数fupとダウンスイープのベースバンド周波数fdownを使って、「v=−λ・(fup+fdown)/4」で求めることができる。
FMCW方式を採用したレーダ装置では、時間に対して周波数が線形(直線的)に変化しないと距離の精度が悪くなるので、周波数変調精度を高くする必要がある。一方、FMCW方式を採用したレーダ装置は、不要反射体からの反射波のクラッタ電力が大きい場合や送受のアイソレーション(遮蔽度)が不十分な場合は、目標距離及び速度の検出に誤作動が発生しやすいという問題がある。
このようなFMCW方式が有する問題を解決する方法として、送信波をパルス化して送受を断続的に切り替えることにより時間的にアイソレーションを行うFMICW方式が知られている。図24は、FMICW方式を採用した従来のレーダ装置の動作を説明するための図である。図24(b)は、図24(a)の先頭部分の一部を拡大して示した図であり、図24(c)は送信信号Txの送信期間を示し、図24(d)は、受信信号Rxの受信期間を示している。
FMCW方式の受信サンプル間隔をT/Nfft(Nfftは、FFT(高速フーリエ変換:Fast Fourier Transform)のサンプル数)とすると、図24に示す例では、受信サンプル間隔Tkを「Tk=T/(Nfft・K)」とし、送信パルス幅Tpを受信サンプル間隔Tkと同じにして送信パルスのデューティファクタを1/Kとしている。k番目の受信サンプルで受信される距離Rkは、「c・Tp・(k−1)/2≦Rk≦c・Tp・k/2」であり、最高相対速度をvmaxとすると、ベースバンド周波数fkは、「B・Tp・(k−1)/T−2・|vmax|/λ≦fk≦B・Tp・k/T+2・|vmax|/λ」の範囲に広がる。
送受のアイソレーションが悪い場合はKを大きくするか、図25に示すように、送信パルスをtbだけ前倒しにする。この場合、k番目の受信サンプルで受信される距離Rkは、「c・{Tp・(k−1)+tb}/2≦Rk≦c・(Tp・k+tb)/2」で、最高相対速度をvmaxとすると、ベースバンド周波数fkは、「B・{Tp・(k−1)+tb}/T−2・|vmax|/λ≦fk≦B・(Tp・k+tb)/T+2・|vmax|/λ」の範囲に広がる。なお、この場合、k=Kでは、「c・{Tp・(K−1)+tb}/2≦Rk≦c・(Tp・K+tb)/2」からの反射波だけでなく、信号レベルの高い「0≦Rk≦c・tb/2」からの反射波も混入するので、受信サンプルk=1、2、・・・、(K−1)だけが測定に使用される。
FMCW方式を採用したレーダ装置の周波数変調精度を向上させる方法として、特許文献1は、センサ装置を開示している。図26は、この特許文献1に開示されたセンサ装置の構成を示すブロック図である。以下、このセンサ装置について簡単に説明する。位相ステップ弁別器PHSDは、入力される基準信号ref(t)が所定の位相になったときに、測定信号mess(t)をサンプリングするためのトリガを出力する。位相ステップ弁別器PHSDは、理論的には、例えば0、π/2、π、3・π/2といった4つの位相でトリガを出力することができるが、精度が高いトリガは、基準信号ref(t)の振幅が0となる、0およびπといった2つの位相だけである。
図25に示すFMICW方式を採用したレーダ装置に、特許文献1に開示された技術を適用すると、レーダの目標性能の最大検知距離Rmaxであって、かつ最高相対速度vmaxの時、標本化定理から遅延線路τrefの遅延時間を、「2・Rmax/c+2・T・|vmax|/(B・λ)」より長くする必要がある。例えば、送信周波数f=76.5GHz、掃引時間T=2ms、掃引帯域幅B=300MHz、Nfft=1024、K=4、tb=20nsとすると、受信サンプルk=1で受信される距離は3〜76m、k=2で受信される距離は76〜149m、k=3で受信される距離は149〜223mとなる。例えば、|vmax|=300km/Hとすると、受信サンプルk=1で得られる測定信号のベースバンド周波数(絶対値)は0〜119kHz、k=2の場合は34〜192kHz、k=3の場合は107〜265kHzの範囲に広がる。
例えば、Rmax=150m、|vmax|=300km/Hである時の測定信号の最高ベースバンド周波数は193kHzとなり、遅延線路τrefの遅延時間を1.3μsより長くする必要がある。遅延線路τrefを、例えば圧電弾性波デバイスで作るとき、伝播速度を4000m/s程度とすると、遅延時間を1.3μsとするためには機械長を5.1mm程度より長くする必要がある。
特開2001−524207号公報
上述したように、従来のFMICW方式を採用したレーダ装置に特許文献1に開示された技術を適用する場合、遅延線路の機械長を長くする必要があるので、レーダ装置の回路をチップ化する場合にチップサイズの小型化が困難であるという問題がある。また、ウエハが高価であるモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC:Microwave Monolithic IC)上に遅延線路を一体化すると低価格化が困難であるという問題がある。
本発明の課題は、回路を構成するチップのチップサイズを小さくすることができ、しかも低価格化が可能なレーダ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、周波数f0(f0は正の数)で発振する信号を生成する発振器と、周波数制御電圧に応じて周波数f−f0(fは正の数)で発振する信号を生成する電圧制御発振器と、電圧制御発振器から出力される信号を3分配する第1分配器と、発振器の出力をローカル信号として第1分配器で3分配された第1の信号をミキシングする第1ミキサと、第1ミキサから送られてくる信号を2分配する第2分配器と、第2分配器で2分配された一方の信号を送信信号として送信期間だけ送信アンテナに送る第1スイッチと、第2分配器で分配された他方の信号をローカル信号として受信アンテナから送られてくる受信信号をベースバンドに周波数変換する第2ミキサと、第1分配器で3分配された第2の信号を遅延させる遅延線路と、第1分配器で3分配された第3の信号をローカル信号として遅延線路から出力される信号をベースバンドに周波数変換して基準信号とする第3ミキサと、第3ミキサから出力される信号の通過の可否を制御する第2スイッチと、第2ミキサから送られてくる信号と第3ミキサから第2スイッチを介して送られてくる信号とを合成する合成器と、基準信号の周波数を、最大検知距離と最高相対速度とによって決定される測定信号の最高ベースバンド周波数より低くし、受信期間の複数の受信サンプルのうち検知距離範囲と最高相対速度とによって決定されるベースバンド周波数範囲に基準信号の周波数が含まれる受信サンプルに対しては第2スイッチをオフにし、他の受信サンプルの中の少なくとも1つの基準信号の高速フーリエ変換により求めた電力スペクトルが基準のスペクトルマスクの範囲に入るように電圧制御発振器に供給する周波数制御電圧を生成する演算部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、基準信号の周波数を低くできるので、遅延線路の遅延時間を短くできる。例えば遅延線路を圧電弾性波デバイスで作るとき、伝播速度を4000m/s程度とすると遅延時間が0.13μsとなる機械長は0.53mm程度となるので、チップサイズを小型化できる。また、ウエハが高価なMMIC上に薄膜弾性波デバイスの遅延線路を一体化しても低価格化できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、本発明が車に搭載される車載レーダ装置に適用された場合について説明するが、本発明は、車載レーダ装置に限らず、種々のレーダ装置に適用することができる。
図1は、本発明の実施例1に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)11、第1分配器12、発振器13、第1ミキサ(MIX1)14、第2分配器15、第1スイッチSW1、送信アンテナTxANT、受信アンテナRxANT、第2ミキサ(MIX2)16、遅延線路17、第3ミキサ(MIX3)18、第2スイッチSW2、合成器19および演算部20から構成されている。
電圧制御発振器11は、演算部20から送られてくる周波数制御電圧Vcに応じた周波数で発振する信号を生成する。この電圧制御発振器11は、送信周波数f(例えば77GHz)から発振器13の発振周波数f0(例えば75GHz)を減じた低い周波数f−f0(例えば2GHz)で発振する信号を生成する。この電圧制御発振器11で生成された信号は、第1分配器12に送られる。
第1分配器12は、電圧制御発振器11から送られてきた信号を、第1ミキサ14、遅延線路17および第3ミキサ18の3つに分配する。発振器13は、固定周波数f0(例えば75GHz)で発振する信号を生成し、第1ミキサ14に送る。第1ミキサ14は、第1分配器12から送られてくる第1の信号と発振器13から送られてくる信号とをミキシングし、第2分配器15に送る。
第2分配器15は、第1ミキサ14から送られてくる信号を、第1スイッチSW1と第2ミキサ16との2つに分配する。第1スイッチSW1は、開閉スイッチから構成されており、演算部20からの制御に応じて送信期間だけオンにされ、第2分配器15で分配された一方の信号を、送信信号として送信アンテナTxANTに送る。送信アンテナTxANTは、第2分配器15から第1スイッチSW1を介して送られてきた送信信号を空中に放出する。
受信アンテナRxANTは、送信アンテナTxANTから送信された電波の反射波を受信して第2ミキサ16に送る。第2ミキサ16は、第2分配器15で分配された他方の信号をローカル信号として受信アンテナRxANTから送られてくる受信信号をベースバンドに周波数変換し、ベースバンドの測定信号として合成器19に送る。
遅延線路17は、第1分配器12で分配された第2の信号を遅延時間τだけ遅延させて第3ミキサ18に送る。第3ミキサ18は、第1分配器12から送られてくる第3の信号をローカル信号として遅延線路17から送られてくる信号をベースバンドに周波数変換し、基準信号として第2スイッチSW2に送る。第2スイッチSW2は、開閉スイッチから構成されており、演算部20の制御に応じてオン/オフが制御される。この第2スイッチSW2がオンされることにより、第3ミキサ18から送られてきた信号が合成器19に送られる。
合成器19は、第2ミキサ16から送られてくるベースバンド信号と、第3ミキサ18から第2スイッチSW2を介して送られてくるベースバンド信号を合成し、演算部に送る。演算部20は、詳細は後述するが、合成器19から送られてくるベースバンド信号に基づき周波数制御電圧Vcを生成し、電圧制御発振器11に送る。
次に、上記のように構成される本発明の実施例1に係るレーダ装置の動作を説明する。このレーダ装置において、演算部20は、以下の処理を行う。すなわち、例えば、遅延線路17の出力を第3ミキサ18においてベースバンドに周波数変換した基準信号の周波数を、最大検知距離Rmax=150mと最高相対速度|vmax|=300km/Hとによって決定される測定信号の最高ベースバンド周波数「2・Rmax/c+2・T・|vmax|/(B・λ)=193kHz」より低い周波数20kHzとし、受信期間の複数の受信サンプルk=1、2、3のうち、検知距離範囲「c・{Tp・(k−1)+tb}/2≦Rk≦c・(Tp・k+tb)/2」である「3m≦R1≦76m、76m≦R2≦149mまたは149m≦R3≦223m」と最高相対速度「|vmax|=300km/H」とから決定されるベースバンド周波数範囲「B・{Tp・(k−1)+tb}/T−2・|vmax|/λ≦fk≦B・(Tp・k+tb)/T+2・|vmax|/λ」である「0Hz≦f1≦119kHz、34kHz≦f2≦192kHzまたは107kHz≦f3≦265kHz」のうち、基準信号の周波数20kHzが含まれる受信サンプルk=1に対しては、図2(e)および図3(e)に示すように、第2スイッチSW2をオフにし、他の受信サンプルk=2、3の中の少なくとも1つの基準信号の電力スペクトルが20kHzを中心とした基準のスペクトルマスクの範囲に入るように電圧制御発振器11に供給する周波数制御電圧Vcを生成する。
なお、図2は、図24に示したFMICW方式を採用した従来のレーダ装置に対応する実施例1に係るレーダ装置の動作を説明するための図であり、図3は、図25に示したFMICW方式を採用した従来のレーダ装置に対応する実施例1に係るレーダ装置の動作を説明するための図である。図4(a)は、各受信サンプルの検知距離範囲を、図4(b)は、ベースバンド周波数範囲をそれぞれ示す図である。
図5は、送信周波数f=76.5GHz、掃引時間T=2ms、掃引帯域幅B=300MHz、FFTのサンプル数Nfft=1024、FMICWのK=4、tb=20ns、アンテナの指向性利得22dB、アンテナの回路損失3dB、送信電力8dBm、受信系の雑音指数13dB、ダウンスイープとして、149.75m先の相対速度0の車(目標断面積10dBsm)、150m先の相対速度300km/Hの対向車(目標断面積10dBsm)、および遅延時間0.13μsの遅延線路17と第1分配器12と第3ミキサ18と合成器19などの総合減衰量が100dB程度の基準信号の受信サンプルk=3のベースバンド出力の電圧波形を示す。
基準信号の20kHzはT=2msで40周期なのでt=0とt=Tで同相になり、周期Tの周期現象を計算するFFTでは連続波(CW)とみなされるので、電力スペクトルは、図6に示すように、20kHzの1ポイントとなる。
なお、電力スペクトルの周波数分解能(1ポイント当たりの周波数)は1/T=500Hzで、受信系の雑音指数13dBで決まるシステム雑音は−134dBm/500Hzである。一方、149.95kHzの車はt=0sとt=T=2msで逆相となるのでスペクトルが広がっており、近くの車と干渉しやすい。また、遅延線路17の遅延時間がばらついて基準信号が20.25kHzとなると電圧波形は、図7に示すように、t=0sとt=T=2msで逆相になり、電力スペクトルは、図8に示すように広がる。
以上説明したように、本発明の実施例1に係るレーダ装置によれば、基準信号の周波数を20kHzと低くできるので、遅延線路17の遅延時間を0.13μsと短くできる。例えば圧電弾性波デバイスで遅延線路を作るとき、伝播速度を4000m/s程度とすると遅延時間が0.13μsとなる機械長は0.53mm程度となるので、チップサイズを小型化できる。また、ウエハが高価なMMIC上に薄膜弾性波デバイスの遅延線路を一体化しても低価格化を実現できる。また、遅延線路17として、低い周波数の薄膜弾性波デバイスを用いることができるという利点がある。
図9は、本発明の実施例2に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の第2分配器15と第1スイッチSW1との間に第1振幅変調器21が追加されて構成されている。
第1振幅変調器21は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw1に応じて、第2分配器15から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、送信信号Txとして、第1スイッチSW1を介して送信アンテナTxANTに送る。この第1振幅変調器21としては、第2分配器15から送られてくるRF帯の信号の振幅を変えたときに通過位相は一定でなければならないので、可変減衰器やミキサが使用される。
第1振幅変調器21による変調により、送信信号Txの振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、第2ミキサ16から出力されるベースバンド電圧波形は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなるように滑らかに変化する波形になる。
k=3で、150m先の相対速度0の車(目標断面積10dBsm)、150m先の相対速度300km/Hの対向車(目標断面積10dBsm)、20kHzの基準信号として、図12に電圧制御発振器11の周波数制御電圧Vcに対する発振周波数fの傾きdf/dVcのB/Tからの誤差δ(df/dVc)が0%(○印)、0.33%(×印)、0.67%(△印)の場合の電力スペクトルを示す。目標性能の最大検知距離Rmax=150mの相対速度0の車の電力スペクトルは、0%では150kHz中心で距離誤差0m、0.33%では150.5kHz中心で距離誤差0.5m、0.67%では151kHz中心で距離誤差1mとなる。20kHzの電力スペクトルを拡大して示す図13において、0%では20kHz中心で両隣は左右対称、0.33%では両隣が0%に対して±3dB程度ずれ、0.67%では両隣が0%に対して±5dB程度ずれる。従って、両隣のずれを例えば±5dB以下とするスペクトルマスクに基準信号の電力スペクトルが入るような周波数制御電圧Vcを生成すれば、距離精度を1m以下にできる。
図14は、本発明の実施例3に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の第1分配器12と遅延線路17との間に第2振幅変調器22が追加されて構成されている。
第2振幅変調器22は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw2に応じて、第1分配器12から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、遅延線路17に送る。第2振幅変調器22としては、第1分配器12から送られてくるRF帯の信号の振幅を変えたときに通過位相は一定でなければならないので、可変減衰器やミキサが使用される。
この第2振幅変調器22による変調により、遅延線路17に入力される信号の振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、第3ミキサ18から出力されるベースバンド電圧波形は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなる。
なお、この実施例3に係るレーダ装置においては、第2振幅変調器22を第1分配器12と遅延線路17との間に設けるように構成したが、第2振幅変調器22は、遅延線路17と第3ミキサ18との間、または第3ミキサ18と合成器19との間(第2スイッチの前後を問わない)に設けるように構成することもできる。
図15は、本発明の実施例4に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例3に係るレーダ装置の第2分配器15と第1スイッチSW1との間に第1振幅変調器21が追加されて構成されている。
第1振幅変調器21は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw1に応じて、第2分配器15から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、送信信号Txとして、第1スイッチSW1を介して送信アンテナTxANTに送る。この第1振幅変調器21としては、第2分配器15から送られてくるRF帯の信号の振幅を変えたときに通過位相は一定でなければならないので、可変減衰器やミキサが使用される。
第1振幅変調器21による変調により、遅延線路17に入力される信号の振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、第2ミキサ16から出力されるベースバンド電圧波形および第3ミキサ18から出力されるベースバンド電圧波形は、図10に示すように、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなるように滑らかに変化する波形になり、電力スペクトルの広がりは、図11に示すように少なくなる。
なお、この実施例4に係るレーダ装置においては、第2振幅変調器22を第1分配器12と遅延線路17との間に設けるように構成したが、この第2振幅変調器22は、遅延線路と第3ミキサ18との間、または第3ミキサと合成器19との間(第2スイッチの前後を問わない)に設けるように構成することもできる。
図16は、本発明の実施例5に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の受信アンテナRxANTと第2ミキサ16との間に第3振幅増幅器23が追加されて構成されている。
第3振幅変調器23は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw3に応じて、受信アンテナRxANTから送られてくる受信信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、第2ミキサ16に送る。この第3振幅変調器23としては、受信アンテナRxANTから送られてくるRF帯の受信信号の振幅を変えたときに通過位相は一定でなければならないので、可変減衰器やミキサが使用される。
第3振幅変調器23による変調により、第2ミキサ16に入力される信号の振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、第2ミキサ16から出力されるベースバンド電圧波形および第3ミキサ18から出力されるベースバンド電圧波形は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなるように滑らかに変化する波形になる。
なお、この実施例5に係るレーダ装置においては、第3振幅変調器23を受信アンテナRxANTと第2ミキサ16との間に設けるように構成したが、この第3振幅変調器23は、第2ミキサ16と合成器19との間に設けるように構成することもできる。
図17は、本発明の実施例6に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例5に係るレーダ装置の第1分配器12と遅延線路17との間に第2振幅変調器22が追加されて構成されている。
第2振幅変調器22は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw2に応じて、第1分配器12から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、遅延線路17に送る。この第2振幅変調器22としては、第1分配器12から送られてくるRF帯の信号の振幅を変えたときに通過位相は一定でなければならないので、可変減衰器やミキサが使用される。
この第2振幅変調器22による変調により、遅延線路17に入力される信号の振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、第2ミキサ16から出力されるベースバンド電圧波形および第3ミキサ18から出力されるベースバンド電圧波形は、図10に示すように、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなるように滑らかに変化する波形になり、電力スペクトルの広がりは、図11に示すように少なくなる。
なお、この実施例6に係るレーダ装置においては、第2振幅変調器22を第1分配器12と遅延線路17との間に設けるように構成したが、この第2振幅変調器22は、遅延線路と第3ミキサ18との間、または第3ミキサと合成器19との間(第2スイッチの前後を問わない)に設けるように構成することもできる。また、第3振幅変調器23を受信アンテナRxANTと第2ミキサ16との間に設けるように構成したが、この第3振幅変調器23は、第2ミキサ16と合成器19との間に設けるように構成することもできる。
図18は、本発明の実施例7に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の合成器19と演算部20との間に第4振幅変調器24が追加されて構成されている。
第4振幅変調器24は、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw4に応じて、合成器19から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、演算部20に送る。この第4振幅変調器24は、アナログ回路またはディジタル回路による信号処理によって実現することができる。
第4振幅変調器24による変調により、演算部20に入力される信号の振幅は、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなる。その結果、演算部20に入力される信号の電圧波形は、図10に示すように、掃引周期Tの先頭と最後尾で小さくなり、中央で大きくなるように滑らかに変化する波形になり、電力スペクトルの広がりは、図11に示すように少なくなる。
図19は、本発明の実施例8に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の第2分配器15と第1スイッチSW1との間に逓倍器31が追加されるとともに、電圧制御発振器11が電圧制御発振器11aに変更され、さらに、第2ミキサ16がハーモニックミキサ(ハーモニックMIX2)16aに変更されて構成されている。
電圧制御発振器11aは、送信周波数fの1/M(Mは正の整数)の周波数、つまり周波数f/Mから発振器13の発振周波数f0を減じた周波数f/M−f0で発振する信号を生成し、第1分配器12に送る。逓倍器31は、第2分配器15から送られてくる信号の周波数をM逓倍し、第1スイッチSW1に送る。ハーモニックミキサ16aは、第2分配器15から送られてくる信号の高調波成分をローカル信号として、受信アンテナRxANTから送られてくる受信信号をベースバンドに周波数変換し、演算部20に送る。
なお、上述した本発明の実施例8に係るレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置に対して変更を加えたものであるが、この変更は、実施例2〜実施例7に係るレーダ装置に対しても、同様に、適用できる。
図20は、本発明の実施例9に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の送信アンテナTxANTおよび受信アンテナRxANTが除去され、送受共用アンテナANTおよびサーキュレータ31が追加されて構成されている。
送受共用アンテナANTは、サーキュレータ31から送られてきた送信信号を空中に放出するとともに、送信された電波の反射波を受信してサーキュレータ31に送る。サーキュレータ31は、第2分配器15から第1スイッチSW1を介して送られてくる送信信号Txを送受共用アンテナANTに送るとともに、送受共用アンテナANTから送られてくる受信信号Rxを第2ミキサ16に送る。その他の構成および動作は、実施例1に係るレーダ装置と同じである。
なお、上述した本発明の実施例9に係るレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置に対して変更を加えたものであるが、この変更は、実施例2〜実施例8に係るレーダ装置に対しても、同様に、適用できる。
図21は、本発明の実施例10に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置の送信アンテナTxANT、受信アンテナRxANTおよび第1スイッチSW1が除去され、送受共用アンテナANTおよび切り換えスイッチSW3が追加されて構成されている。
送受共用アンテナANTは、切り換えスイッチSW3から送られてきた送信信号を空中に放出するとともに、送信された電波の反射波を受信して切り換えスイッチSW3に送る。切り換えスイッチSW3は、第2分配器15から送られてくる送信信号Txを送受共用アンテナANTに送るか、送受共用アンテナANTから送られてくる受信信号Rxを第2ミキサ16に送るかを切り換える。その他の構成および動作は、実施例1に係るレーダ装置と同じである。
なお、上述した本発明の実施例10に係るレーダ装置は、実施例1に係るレーダ装置に対して変更を加えたものであるが、この変更は、実施例2〜実施例8に係るレーダ装置に対しても、同様に、適用できる。
図22は、本発明の実施例11に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。このレーダ装置は、実施例10に係るレーダ装置に、段間増幅器AMP1、段間増幅器AMP2、第1振幅変調器21、電力増幅器PA、低雑音増幅器LNAおよび終端器Rが追加されるとともに、開閉スイッチである第2スイッチSW2が切り換えスイッチSW2’に変更されて構成されている。
段間増幅器AMP1は、第1ミキサ14から出力される信号を増幅して第2分配器15に送る。第1振幅変調器21は、実施例2に係るレーダ装置のそれと同じであり、演算部20から送られてくる波形制御電圧Vw1に応じて、第2分配器15から送られてくる信号を、その信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調し、電力増幅器PAに送る。
電力増幅器PAは、第1振幅変調器21から送られてくる信号を電力増幅し、切り換えスイッチSW3を介して送受共用アンテナANTに送る。低雑音増幅器LNAは、送受共用アンテナANTから切り換えスイッチSW3を介して送られてくる信号を低雑音増幅し、第2ミキサ16に送る。段間増幅器AMP2は、第2ミキサ16から送られてくる信号を増幅して合成器19に送る。
切り換えスイッチSW2’は、第3ミキサ18から送られてくる信号を合成器19に送らないタイミングでは、第3ミキサ18の出力端子を終端器Rに接続する。これにより、第3ミキサ18に接続されている遅延線路17の多重反射が軽減されるようになっている。
なお、上述した本発明の実施例11に係るレーダ装置において、電力増幅器PAは、送信信号Txを送信期間だけ電力増幅するように構成することができる。同様に、低雑音増幅器LNAは、受信信号Rxの受信期間だけ低雑音増幅するように構成することができる。
また、上述した本発明の実施例11に係るレーダ装置は、実施例10に係るレーダ装置に対して変更を加えたものであるが、この変更は、実施例1〜実施例9に係るレーダ装置に対しても同様に適用できる。
以上説明した各実施例に係るレーダ装置においては、遅延線路17の遅延時間または回路損失のばらつきを測定器(図示せず)により測定し、測定されたばらつきに基づいて基準のスペクトルマスクを設定し記憶部に記憶させるように構成することができる。
また、上述した各実施例に係るレーダ装置において使用される遅延線路17は、MMIC上の薄膜弾性波デバイスから構成することができる。
本発明は、マイクロ波レーダ装置、ミリ波レーダ装置、マイクロ波センサ装置、ミリ波センサ装置、超音波センサ装置などに利用可能である。
本発明の実施例1に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置の他の動作を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における受信サンプルの検知距離範囲およびベースバンド周波数範囲を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における所定条件下でのベースバンド出力の電圧波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における所定条件下での電力スペクトルを示す図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における遅延回路がばらついた場合のベースバンド出力の電圧波形を示す図である。 本発明の実施例1に係るレーダ装置における遅延回路がばらついた場合の電力スペクトルの広がりを説明するための図である。 本発明の実施例2に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係るレーダ装置におけるベースバンド信号の電圧波形を示す図である。 本発明の実施例4に係るレーダ装置における電力スペクトルを示す図である。 本発明の実施例2に係るレーダ装置における電力スペクトルを示す図である。 本発明の実施例2に係るレーダ装置における電力スペクトルを拡大して示す図である。 本発明の実施例3に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例6に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例7に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例8に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例9に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例10に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例11に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 FMCW方式を採用した従来のレーダ装置の動作を説明するための図である。 FMICW方式を採用した従来のレーダ装置の動作を説明するための図である。 図24に示すレーダ装置を改良した従来のレーダ装置の動作を説明するための図である。 図25に示すレーダ装置の周波数変調精度を向上させた従来のセンサ装置を説明するための図である。
符号の説明
11、11a 電圧制御発振器(VCO)
12 第1分配器
13 発振器
14 第1ミキサ(MIX1)
15 第2分配器
16 第2ミキサ(MIX2)
16a ハーモニックミキサ(ハーモニックMIX2)
17 遅延線路
18 第3ミキサ(MIX3)
19 合成器
20 演算部
21〜24 第1振幅変調器〜第4振幅変調器
31 逓倍器
41 サーキュレータ
SW1 第1スイッチ
SW2、SW2’ 第2スイッチ
SW3 切り換えスイッチ
TxANT 送信アンテナ
RxANT 受信アンテナ
ANT 送受共用アンテナ
AMP1、AMP2 段間増幅器
PA 電力増幅器
LNA 低雑音増幅
R 終端器

Claims (14)

  1. 周波数f0(f0は正の数)で発振する信号を生成する発振器と、
    周波数制御電圧に応じて周波数f−f0(fは正の数)で発振する信号を生成する電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器から出力される信号を3分配する第1分配器と、
    前記発振器の出力をローカル信号として前記第1分配器で3分配された第1の信号をミキシングする第1ミキサと、
    前記第1ミキサから送られてくる信号を2分配する第2分配器と、
    前記第2分配器で2分配された一方の信号を送信信号として送信期間だけ送信アンテナに送る第1スイッチと、
    前記第2分配器で分配された他方の信号をローカル信号として受信アンテナから送られてくる受信信号をベースバンドに周波数変換する第2ミキサと、
    前記第1分配器で3分配された第2の信号を遅延させる遅延線路と、
    前記第1分配器で3分配された第3の信号をローカル信号として前記遅延線路から出力される信号をベースバンドに周波数変換して基準信号とする第3ミキサと、
    前記第3ミキサから出力される信号の通過の可否を制御する第2スイッチと、
    前記第2ミキサから送られてくる信号と前記第3ミキサから前記第2スイッチを介して送られてくる信号とを合成する合成器と、
    前記基準信号の周波数を、最大検知距離と最高相対速度とによって決定される測定信号の最高ベースバンド周波数より低くし、受信期間の複数の受信サンプルのうち検知距離範囲と最高相対速度とによって決定されるベースバンド周波数範囲に基準信号の周波数が含まれる受信サンプルに対しては前記第2スイッチをオフにし、他の受信サンプルの中の少なくとも1つの基準信号の高速フーリエ変換により求めた電力スペクトルが基準のスペクトルマスクの範囲に入るように前記電圧制御発振器に供給する周波数制御電圧を生成する演算部と、
    を備えたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記第2分配器で2分配された一方の信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記第1スイッチを介して前記送信アンテナに送る第1振幅変調器を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記第1分配器から送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記遅延線路に送り、または、前記遅延線路から送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記第3ミキサに送り、または、前記第3ミキサから送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記合成器に送る第2振幅変調器を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  4. 前記第2分配器で2分配された一方の信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記第1スイッチを介して前記送信アンテナに送る第1振幅変調器を備えたことを特徴とする請求項3記載のレーダ装置。
  5. 前記受信アンテナから送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記第2ミキサに送り、または、前記第2ミキサから送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記合成器に送る第3振幅変調器を備えたことを特徴とする請求項1または請求項3記載のレーダ装置。
  6. 前記合成器から送られてくる信号を、該信号の振幅が掃引周期の先頭から漸増し、その後、最後尾に向けて漸減するように変調して前記演算部に送る第4振幅変調器を備えたことを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  7. 前記第2分配器で2分配された一方の信号をM逓倍(Mは正の整数)して出力するM逓倍器を備え、
    前記ミキサは、ハーモニックミキサから成り、
    前記電圧制御発振器は、周波数f/M−f0で発振する送信信号を生成することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のレーダ装置。
  8. 前記送信アンテナおよび前記受信アンテナに代えて、
    送信および受信を共用する送受共用アンテナと、
    送信信号を入力して前記送受共用アンテナに送るとともに、前記送受共用アンテナから送られてくる受信信号を出力するサーキュレータと、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のレーダ装置。
  9. 前記送信アンテナおよび前記受信アンテナに代えて、
    送信および受信を共用する送受共用アンテナと、
    送信信号を入力して前記送受共用アンテナに送るか、前記送受共用アンテナから送られてきた受信信号を出力するかを切り換える切り換えスイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載のレーダ装置。
  10. 送信信号を電力増幅する電力増幅器と、
    受信信号を低雑音増幅する低雑音増幅器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載のレーダ装置。
  11. 前記電力増幅器は、送信信号を送信期間だけ電力増幅することを特徴とする請求項10記載のレーダ装置。
  12. 前記低雑音増幅器は、受信期間だけ低雑音増幅することを特徴とする請求項10記載のレーダ装置。
  13. 前記基準のスペクトルマスクは、測定された遅延線路の遅延時間または回路損失のばらつきに基づいて設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか1項記載のレーダ装置。
  14. 前記遅延線路は、モノリシックマイクロ波集積回路上の薄膜弾性波デバイスからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか1項記載のレーダ装置。
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