JP2002122626A - 状態監視装置 - Google Patents

状態監視装置

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JP2002122626A
JP2002122626A JP2000312873A JP2000312873A JP2002122626A JP 2002122626 A JP2002122626 A JP 2002122626A JP 2000312873 A JP2000312873 A JP 2000312873A JP 2000312873 A JP2000312873 A JP 2000312873A JP 2002122626 A JP2002122626 A JP 2002122626A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は遊技機の監視装置に関し、遊技機側の
接点部に準備されている抵抗を利用し、接点回路との間
の接続ケーブルの断線状態を監視しながら、かつ、接点
の開閉状態を検出できるようにする。 【解決手段】遊技機側に遊技動作で所定時間だけ駆動さ
れるメーク接点SW1とメーク接点SW1に並列接続さ
れた抵抗Rからなる接点部を備え、接点部に接続ケーブ
ル3を接続して接点部の状態を監視する監視装置であっ
て、電源(+V)とGNDとの間に、第1のスイッチン
グ素子(PH1+Q1)と遊技機側の接点部が接続ケー
ブル3を介して直列接続されると共に、直列接続された
回路と並列に、第2のスイッチング素子(PH2+Q
2)と抵抗R1との直列回路を接続し、第1、第2のス
イッチング素子の出力の変化を基に接続ケーブル3の断
線状態を検出する状態検出手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に関連して発
生する情報を機器の動作で一時的に駆動されるメーク接
点と該メーク接点に並列接続された抵抗からなる接点部
により外部に出力する遊技用装置の前記接点部及び該接
点部に接続される接続ケーブルの状態を監視する状態監
視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例の説明図であり、A図は例
1(メーク接点使用)、B図は例2(ブレーク接点使
用)である。以下、図8に基づいて従来例について説明
する。
【0003】(1) :例1の説明 従来、遊技機やその周辺装置等(以下、遊技機やその周
辺装置等を含めて「遊技機側」と記す)には、各種機器
の動作に伴って駆動される接点(通常の機器はメーク接
点、すなわち、常開接点が使用されており、この接点の
開閉状態等を監視することで、遊技機側の状態(特定の
遊戯動作が行なわれた状態、料金が投入された状態な
ど)を監視することが行われていた。
【0004】例えば、図8のA図に示したように、遊技
機側には、接点SW1が設けてあり、この接点SW1の
開閉状態を監視装置側の状態検出部4で検出することが
行われていた。この場合、遊技機側と監視装置側にはそ
れぞれ2個のコネクタ1が設けてあり、このコネクタ1
間を接続ケーブル3で接続し、遊技機側の接点SW1の
両端子を、監視装置側の状態検出部4に接続していた。
【0005】前記接点SW1はメーク接点(常開接点)
で構成され、遊技機の特定の遊技動作に伴って一時的に
駆動されるものである。このメーク接点(常開接点)S
W1は、通常はオープン(開状態)であり、遊技動作に
おいて特定の動作が行われた時に一時的にクローズされ
(閉状態、或いはショート状態)、その後、再びオープ
ン(開状態)になるものである。
【0006】この場合、状態検出部4ではSW1がオー
プン(開状態)ならば、機器の状態はOFFで、SW1
がクローズ(閉状態、又はショート状態)ならば、機器
の状態はONであると定義して、接点SW1の開閉状態
を検出することにより遊技機側にある機器の状態を検出
する。
【0007】しかし、例1の構成では、遊技機側の接点
にメーク接点を使用しているため、接続ケーブル3の一
部が切断或いは断線(以下、これらを含めて「断線」と
記す)状態が発生した場合、接点SW1のオープン(開
状態)と接続ケーブル3の断線状態とが区別できなくな
り、接続ケーブルの断線状態を検出することはできなか
った。その理由を以下に説明する。
【0008】(2) :例1の具体例による説明 図9は、例1の具体的な回路である。監視装置の状態検
出部4では、一方のコネクタ1側をホット側とし、他方
のコネクタ1側をSG(システムGND)側として使用
する。そして、電源電圧=+Vの電源と前記一方のコネ
クタとの間に、フォトダイオードPH1と抵抗R2を直
列接続すると共に、電源電圧=+5Vの電源とGNDの
間に、抵抗R3と、前記フォトダイオードPH1からの
光を照射されて動作するフォトトランジスタQ1とを直
列接続する。
【0009】この回路でメーク接点(常開接点)SW1
の状態を検出するには、次のようにする。メーク接点
(常開接点)SW1は、常時オープン状態であるから、
通常はフォトダイオードPH1に電流が流れない。従っ
て、フォトトランジスタQ1には光が照射されず該フォ
トトランジスタQ1はオフ状態であり、バッファ5に
は、+5V電源から抵抗R3を介してハイレベルHの信
号が入力する。
【0010】このような状態から、遊技機の特定の遊技
動作により、メーク接点(常開接点)SW1が一時的に
クローズ(閉状態)になると、電源+V→フォトダイオ
ードPH1→抵抗R2→接続ケーブル3→SW1→接続
ケーブル3→SGの経路で電流が流れ、フォトダイオー
ドPH1が発光する。これによりフォトトランジスタQ
1は光が照射されてオンとなり、+5V→抵抗R3→フ
ォトトランジスタQ1→GNDの経路で電流が流れる。
従って、バッファ5にはローレベルL(略GNDレベ
ル)の信号が入力する。
【0011】しかし、接続ケーブル3の一部で断線が発
生した場合、メーク接点(常開接点)SW1がオープン
(開状態)であっても、クローズ(閉状態)であっても
該接点SW1には電流が流れない。そのため、フォトダ
イオードPH1も発光せず、前記の動作はできなくな
る。すなわち、遊技機側の接点にメーク接点を使用する
と、接点SW1のオープン(開状態)と接続ケーブル3
の断線とを区別できず、例1では、接続ケーブル3の断
線状態を検出できない。
【0012】(3) :例2 例2は、図8のB図に示したように、前記遊技機側の接
点としてブレーク接点SW2を使用した例であり、他の
構成は例1と同じである。この例は、例1において、接
続ケーブル3の断線状態が検出できなかった欠点を改善
する例であり、接点としてブレーク接点SW2を使用す
ることで、接続ケーブル3の断線状態を検出できるよう
にした例である。
【0013】図8のB図に示したように、遊技機側に
は、ブレーク接点(常閉接点)SW2が設けてあり、こ
のブレーク接点SW2の開閉状態を監視装置の状態検出
部4が検出するようになっている。この場合、遊技機側
と監視装置側にはそれぞれ、2個のコネクタ1が設けて
あり、このコネクタ1間を接続ケーブル3で接続し、遊
技機側のブレーク接点SW2の両端子を、監視装置の状
態検出部4に接続していた。
【0014】この場合、ブレーク接点SW2は、遊技機
側機器の特定の動作に伴って一時的に駆動されるもので
あり、通常はクローズ(閉状態)であり、前記特定の動
作が行われた時に、一時的にオープン(開状態)とな
り、その後、再びクローズ(閉状態)となる。
【0015】この場合、状態検出部4では、ブレーク接
点SW2の状態を検出することにより、SW2の状態が
オープン(開状態)ならば、機器の状態はONで、SW
2の状態がクローズ(閉状態)ならば、機器の状態はO
FFとして定義することで状態検出を行う。
【0016】また、ブレーク接点SW2は、通常時には
クローズ(閉状態)であるから、この接点SW2を利用
して、定常的にカレントループを形成し、その状態を状
態検出部4で検出して、接続ケーブル3の断線状態を検
出していた。すなわち、状態検出部4から、接続ケーブ
ル3を介してブレーク接点SW2に電流iを流してお
き、接続ケーブル3が断線して前記電流iが消滅するの
を検出することで、接続ケーブル3の断線状態を検出す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。
【0018】(1) :前記例1のように、通常の場合、遊
技機側の接点はメーク接点(常開接点)を使用するのが
一般的であり、このような接点を使用した場合、接続ケ
ーブル3の断線を検出することはできなかった。すなわ
ち、遊技機側の接点状態を監視する監視装置において、
その接続ケーブルの断線状態を検出することは安定した
システム稼働を実現するためには必要な機能であるが、
前記のようなメーク接点を使用していると断線状態を検
出できなかった。
【0019】(2) :前記の断線状態を検出できるように
するため、例2のように、遊技機側の接点をブレーク接
点にして、定常的にカレントループを形成し、その状態
を監視して、接続ケーブルの断線状態検出機能を実現す
ることも考えられていた。しかし、通常の遊技機等で
は、メーク接点(常開接点)を使用するのが一般的であ
り、特殊な装置でしか、その機能を実現できなかった。
【0020】本発明はこのような従来の課題を解決し、
遊技機側の接点と並列に抵抗を接続した接点部に接続ケ
ーブルを接続し、この接点部との間の接続ケーブルの断
線状態を監視しながら接点の開閉状態を検出できるよう
にすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
【0022】(1) :遊技に関連して発生する情報を機器
の動作で一時的に駆動されるメーク接点と該メーク接点
に並列接続された抵抗からなる接点部により外部に出力
する遊技用装置の前記接点部及び該接点部に接続される
接続ケーブルの状態を監視する状態監視装置であって、
電源に接続された第1のスイッチング素子と前記接点部
とを接続ケーブルを介して直列接続し、この直列接続し
た回路と並列に、第2のスイッチング素子と第1の抵抗
との直列回路を接続すると共に、前記接点部の抵抗と第
1の抵抗の抵抗値を略同じ値に設定し、前記第1、第2
のスイッチング素子の出力の変化と、該変化の時間を検
出することで、前記接点部の状態と接続ケーブルの断線
状態を検出する状態検出部を備えていることを特徴とす
る。
【0023】(2) :前記(1) の状態監視装置において、
前記状態検出部は、前記接点部の接点がオープンの場
合、第1、第2のスイッチング素子がオンとなり、該接
点がクローズの場合、第1のスイッチング素子がオン、
第2のスイッチング素子がオフとなってこの状態が第1
の時間だけ継続し、前記接続ケーブルが断線の場合、第
1のスイッチング素子がオフ、第2のスイッチング素子
がオンとなり、この状態が前記第1の時間より長い第2
の時間以上継続することを検出して、接点部の接点の開
閉状態と、接続ケーブルの断線状態とを区別して検出す
る機能を備えていることを特徴とする。
【0024】(3) :前記(1) の状態監視装置において、
前記第1、第2のスイッチング素子は、それぞれフォト
ダイオードとフォトトランジスタを組み合わせて構成す
ると共に、第1のスイッチング素子を構成する第1のフ
ォトトランジスタと、第2のスイッチング素子を構成す
る第2のフォトトランジスタとを直列接続したことを特
徴とする。
【0025】(4) :前記(1) の状態監視装置において、
前記接点部の抵抗の抵抗値が複数パターンある場合、第
1の抵抗を複数個の抵抗で構成し、これらの抵抗の何れ
か一つを選択して切り換え可能な切り換え手段を備えて
いることを特徴とする。
【0026】(5) :前記(3) の状態監視装置において、
前記第2のフォトトランジスタのコレクタ、エミッタ間
を短絡状態又は開放状態に切り換え可能な切り換え手段
を備え、前記接点部の抵抗の有無に応じて前記切り換え
手段を切り換えることにより、接点部の抵抗の有無に依
存しない状態検出ができるようにしたことを特徴とす
る。
【0027】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。
【0028】(状態1):メーク接点(常開接点)SW
1がOFF(オープン)の時には、該接点SW1には、
電流iが流れないため、接続ケーブル3を介して抵抗R
に電流iが流れる。この場合、抵抗RとR1の抵抗値が
略等しい(Rの抵抗値≒R1の抵抗値)とする。このよ
うにすれば、+V電源→抵抗R2→フォトダイオードP
H1→抵抗R→SG(GND)の経路で電流が流れると
共に、+V電源→抵抗R2→フォトダイオードPH2→
抵抗R1→SG(GND)の経路で電流が流れる。
【0029】従って、フォトダイオードPH1がON、
フォトダイオードPH2がONとなって2つのフォトダ
イオードが発光する。そのため、フォトトランジスタQ
1がON、フォトトランジスタQ2がONとなり、状態
検出回路にはローレベルLの信号が入力される。
【0030】(状態2):メーク接点(常開接点)SW
1がONとなり、ショート状態になる。このため、抵抗
Rには電流が流れず、SW1を介してのみ電流が流れ
る。この時、+V電源→抵抗R2→フォトダイオードP
H1→ショート状態のSW1→SG(GND)の経路で
電流が流れると共に、+V電源→抵抗R2→フォトダイ
オードPH2→抵抗R1→SG(GND)の経路で電流
が流れるが、この抵抗R1側の電流は極めて小さい。
【0031】従って、フォトダイオードPH1がON、
フォトダイオードPH2がOFFとなってフォトダイオ
ードPH1のみが発光する。そのため、フォトトランジ
スタQ1がON、フォトトランジスタQ2がOFFとな
り、状態検出回路にはハイレベルHの信号が入力され、
状態検出部側はこの状態が短時間継続する(SW1が一
時的にONとなるため)のを検出する。
【0032】(状態3):接続ケーブル3が断線状態に
なると、接点SW1の開閉動作に関係なく、接点部(S
W1,抵抗R)には電流が流れない。従って、フォトダ
イオードPH1には電流が流れず、フォトダイオードP
H1の状態はOFFである。また、+V電源→抵抗R2
→フォトダイオードPH2→抵抗R1→SG(GND)
の経路で電流が流れ、フォトダイオードPH1がONと
なり、この状態が長時間継続する。
【0033】この場合、状態検出回路には、断線が発生
するまではローレベルLが出力され、断線発生と同時に
ハイレベルHとなり、断線が解消するまでこの状態が長
時間継続する。以上の状態1、状態2、状態3の変化
と、その継続時間を検出することにより、接点部にメー
ク接点(常開接点)を使用しても、該接点開閉状態や接
続ケーブル3の断線状態を検出することができる。
【0034】この場合、前記(1) では、状態検出部は、
電源に接続された第1のスイッチング素子と接点部とを
接続ケーブル3を介して直列接続し、この直列接続した
回路と並列に、第2のスイッチング素子と第1の抵抗R
1との直列回路を接続すると共に、接点部の抵抗Rと第
1の抵抗R1の抵抗値を略同じ値に設定し、第1、第2
のスイッチング素子の出力の変化と、該変化の時間を検
出することにより、前記接点部の状態と接続ケーブル3
の断線状態を検出する。このようにすれば、遊技機側の
機器にメーク接点(常開接点)を使用した場合でも、接
点部の状態だけでなく、接続ケーブル3の断線状態も確
実に検出することができる。
【0035】前記(2) では、状態検出部4は、接点部の
メーク接点(常開接点)SW1がオープンの場合、第
1、第2のスイッチング素子がオンとなり、該接点SW
1がクローズの場合、第1のスイッチング素子がオン、
第2のスイッチング素子がオフとなってこの状態が第1
の時間だけ継続し、接続ケーブル3が断線の場合、第1
のスイッチング素子がオフ、第2のスイッチング素子が
オンとなり、この状態が前記第1の時間より長い第2の
時間以上継続することを検出して、接点部の接点SW1
の開閉状態と、接続ケーブル3の断線状態とを区別して
検出する。
【0036】このようにして、遊技機側の機器にメーク
接点(常開接点)を使用した場合でも、メーク接点(常
開接点)SW1の開閉状態と接続ケーブル3の断線状態
とを区別して確実に検出することができる。すなわち、
断線検出機能付きのデータ(SW1の開閉状態のデー
タ)検出機能を実現することができる。
【0037】前記(3) では、前記第1、第2のスイッチ
ング素子は、それぞれフォトダイオードとフォトトラン
ジスタを組み合わせて構成すると共に、第1のスイッチ
ング素子を構成する第1のフォトトランジスタと、第2
のスイッチング素子を構成する第2のフォトトランジス
タとを直列接続している。
【0038】このようにすれば、簡単な回路で、接点の
状態と接続ケーブル3の状態を確実に検出することがで
きる。すなわち、簡単な回路で、遊技機側に接点と並列
に抵抗Rを接続した接点部との間の接続ケーブル3の断
線状態を監視しながら、メーク接点(常開接点)の開閉
状態を確実に検出することができる。
【0039】前記(4) では、接点部の抵抗Rの抵抗値が
複数パターンある場合、切り換え手段により、複数個の
抵抗の何れか一つを選択して切り換えることにより、ど
の抵抗値の場合でも、簡単な操作で十分対応することが
できる。
【0040】前記(5) では、切り換え手段により、第2
のフォトトランジスタQ1のコレクタ、エミッタ間を短
絡状態又は開放状態に切り換えることにより、接点部の
抵抗Rの有無に依存しない状態検出が簡単に実現でき
る。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0042】§1:例1の説明 (1) :システム構成の説明図2は例1の説明図であり、
A図は例1の構成図、B図は状態検出の説明図で ある。例1では、図2のA図に示したように、遊技機側
(遊技機、及びその周辺装置を含む)には、機器の動作
に伴って開閉される接点SW1と、該接点SW1と並列
接続した抵抗(検出用の抵抗)Rとが2つのコネクタ1
に接続されている。この場合、接点SW1はメーク接点
(常開接点)であり、該メーク接点SW1と並列に状態
検出用の抵抗Rが接続され、接点部を構成している。
【0043】また、監視装置側には状態検出部4が設け
てあり、この状態検出部4には、コネクタ1及び接続ケ
ーブル3を介して、遊技機側のコネクタ1に接続された
前記接点部が接続されている。このような構成により、
監視装置において遊技機側の接点状態及び接続ケーブル
3の断線状態を区別して検出することができる。
【0044】(2) :状態検出の基本的な説明 前記接点SW1の開閉状態と接続ケーブル3の断線状態
の検出は、基本的には図2のB図に示すようにして実現
する。先ず、図2のB図に示した状態1のように、接続
ケーブル3が正常な状態で、メーク接点SW1がOFF
(オープン)の状態では、接続ケーブル3から遊技機側
へ流入した電流iは、接点SW1がOFF(オープン)
のため、抵抗Rを介して流れる(この状態を「状態1」
とする)。
【0045】また、状態2のように、接続ケーブル3が
正常な状態で、接点SW1がON(メーク)すると、メ
ークした接点SW1は略ショート状態となるため、抵抗
Rには殆ど電流が流れず、ショート状態の接点SW1を
介して電流iが流れる(この状態を「状態2」とす
る)。
【0046】更に、接続ケーブル3の一部(例えば、図
示の×印の部分)で断線が発生したとする。この時、接
点SW1の開閉状態とは関係なく、断線した部分により
電流iは流れなくなる。すなわち、接続ケーブル3から
遊技機側へ流入しようとする電流iはi=Oとなる(こ
の状態を「状態3」とする)。
【0047】以上のように、状態1、状態2、状態3で
電流iの値(状態1=小電流、状態2=大電流、状態3
=電流i=0)が異なる。そのため、各状態での電流i
の値や状態の継続時間の大小等を検出すれば、基本的に
は前記状態1〜3を区別して検出することが可能になる
(詳細は後述する)。
【0048】(3) :具体的な回路構成の説明 図3は例1の具体的な回路、図4は状態検出部の詳細図
である。以下、図3、4に基づいて具体的な回路構成を
説明する。図3に示したように、遊技機側には、機器の
動作に伴って一時的に開閉される接点SW1に抵抗(検
出用の抵抗)Rを並列接続した接点部が設けてあり、こ
の接点部は、接続ケーブル3、コネクタ1を介して監視
装置の状態検出部4に接続されている。
【0049】そして、状態検出部4には、抵抗R1、R
2、R3、フォトダイオードPH1、PH2、フォトト
ランジスタQ1、Q2、バッファ5等が設けてある。こ
の場合、+V電源とSG(システムGND)との間に
は、抵抗R2と、フォトトランジスタQ2へ光を照射す
るためのフォトダイオードPH2と、抵抗R1が直列に
接続され、+5V電源とGNDとの間には、抵抗R3
と、フォトトランジスタQ1と、フォトトランジスタQ
2とが直列に接続されている。
【0050】更に、フォトトランジスタQ1のコレクタ
には、バッファ5が接続されると共に、前記抵抗R2と
コネクタ1との間には、前記フォトトランジスタQ1へ
光を照射するためフォトダイオードPH1が接続されて
いる。なお、前記フォトダイオードPH1とフォトトラ
ンジスタQ1の組と、フォトダイオードPH1とフォト
トランジスタQ2の組は、一組のスイッチング素子(フ
ォトカプラ)として機能している。
【0051】また、前記バッファ5の後段回路は図4に
示されている。図4に示したように、前記バッファ5の
後段には、カウンタ7と、コンパレータ8と、オン/オ
フ検出部9と、判定部10等が接続されている。バッフ
ァ5は、図3に示したフォトトランジスタQ1、Q2の
出力側から得られた信号(前記状態1、状態2、状態3
を示す信号)を一旦格納しておくものであり、カウンタ
7はバッファ5から出力される信号を入力(イネーブル
端子ENに入力)し、外部からのクロック(CLK)を
カウントするものである。なお、RSTはリセット端子
である。
【0052】コンパレータ8は、カウンタ7の出力を、
外部から入力した基準値(例えば、N個の基準パルス)
と比較するものである。オン/オフ検出部9はバッファ
5から出力される信号を入力しオン/オフ状態を検出す
るものである。判定部10は、コンパレータ8の出力
と、オン/オフ検出部9の出力とを入力して、接点部の
状態と接続ケーブル3の断線状態を判定するものであ
る。
【0053】なお、前記バッファ5から出力される信号
は、図4の、、に示すようにローレベルLとハイ
レベルHとの間で変化する信号である。また、オン/オ
フ検出部9での動作はに示すように行われ、カウンタ
7での計数動作は、図4のに示すように行われる。す
なわち、図4に示したバッファ出力側の状態は、が遊
技機側機器の接点がOFFの場合、が前記接点がON
の場合、が接続ケーブル3が断線の場合を示す。ま
た、バッファの後段回路の状態は、がオン/オフ検出
部9の出力、がカウンタ7の状態を示す。
【0054】図4の回路では、カウンタ7にはバッファ
5の出力がリセット端子RSTとイネーブル端子ENに
入力しており、バッファ5の出力がローレベルLの時リ
セットされカウント動作をしない。
【0055】しかし、バッファ5の出力がハイレベルH
からローレベルLに変化すると、カンウンタ7のリセッ
トが解除され、イネーブル端子ENにハイレベルHが入
力している間(ハイレベルHから次にローレベルLに変
化するまでの間)クロックCLKのカウントを続け、そ
のカウント値をコンパレータ8へ出力する。
【0056】コンパレータ8では、カウンタ7の出力
を、基準値(Nパルス)と比較し、その結果を判定部1
0へ出力する。オン/オフ検出部9は、バッファ5の出
力を基に、オン/オフ状態(出力がLとHとの間で変化
するの状態)を検出し、判定部10へ出力する。
【0057】判定部10は、オン/オフ検出部9からオ
ンになったタイミングを検出し、その後、コンパレータ
8からNパルス以上の計数が行われたことを検出した
ら、断線状態であると判定し、例えば、フラグ1を立て
る(通常はフラグ0)。このようにすれば、前記状態
1、状態2、状態3を区別して検出することができる。
【0058】(4) :状態検出機能の説明 図5は状態検出機能の説明図であり、A図は接点部の状
態変化と回路状態の説明図、B図は接点部側と状態検出
部側の状態変化の説明図である。なお、図5のA図は、
状態1、状態2、状態3における各部の電流等の変化を
考慮して、等価回路として示したものである。以下、状
態検出機能について説明する。
【0059】前記状態1では、接点部の接点SW1がO
FF(オープン)の時には、該接点SW1には電流iが
流れないため、接続ケーブル3を介して抵抗Rに電流i
が流れる。この場合、抵抗RとR1の抵抗値が略等しい
(Rの抵抗値≒R1の抵抗値)とする。
【0060】このようにすれば、状態1では、+V電源
(電圧が+Vの電源)→抵抗R2→フォトダイオードP
H1→抵抗R→SG(GND)の経路で電流が流れると
共に、+V電源→抵抗R2→フォトダイオードPH2→
抵抗R1→SG(GND)の経路で電流が流れる。
【0061】従って、フォトダイオードPH1がON、
フォトダイオードPH2がONとなって2つのフォトダ
イオードが発光する。そのため、フォトトランジスタQ
1がON、フォトトランジスタQ2がONとなり、バッ
ファ5にはローレベルLの信号が入力され、状態検出部
側はON状態になったことを検出する。なお、状態1で
は接続ケーブル3は断線が発生していないものとする。
この場合、バッファ5の出力側状態は、図4ののよう
になる。
【0062】次に、前記状態2では、メーク接点(常開
接点)SW1はONとなり、ショート状態となる。この
ため、抵抗Rには電流が流れず、SW1を介してのみ電
流が流れる。この時、+V電源→抵抗R2→フォトダイ
オードPH1→ショート状態のSW1→SG(GND)
の経路で電流が流れる。また、+V電源→抵抗R2→フ
ォトダイオードPH2→抵抗R1→SG(GND)の経
路で電流が流れるが、この経路に流れる電流は抵抗R1
があるため極めて小さい(殆ど流れない)。
【0063】従って、フォトダイオードPH1がON、
フォトダイオードPH2がOFFとなってフォトダイオ
ードPH1のみが発光する。そのため、フォトトランジ
スタQ1がON、フォトトランジスタQ2がOFFとな
り、バッファ5にはハイレベルHの信号が入力され、状
態検出部側はこの状態が短時間継続する(SW1が短時
間だけONとなるため)のを検出する。
【0064】なお、状態2でも接続ケーブル3は断線が
発生していないものとする。この場合のバッファ5の出
力側の状態は、図4ののようになる。図4のにおい
て、ハイレベルHの継続時間は、メーク接点(常開接
点)SW1がクローズしている時間であり、数10ms
〜数100ms程度である。
【0065】更に、前記状態3では、接続ケーブル3が
断線状態のため、接点SW1の開閉動作に関係なく、該
接点SW1側には電流が流れない。従って、フォトダイ
オードPH1には電流が流れず、フォトダイオードPH
1の状態はOFFである。また、+V電源→抵抗R2→
フォトダイオードPH2→抵抗R1→SG(GND)の
経路で電流が流れ、フォトダイオードPH1がONとな
り、この状態が長時間継続(断線状態が解消するまで継
続)する。
【0066】従って、この場合、バッファ5の出力側の
状態は、図4ののように、断線が発生するまではロー
レベルLが出力され、断線発生と同時にハイレベルHと
なり、断線が解消するまで(例えば、数秒〜数分、或い
はそれ以上の間)継続する。以上の状態変化を状態検出
部4が検出して、接点部の状態や接続ケーブル3の断線
状態等を検出することができる。
【0067】前記状態1、状態2、状態3は次のように
して検出する。先ず、状態1では、バッファ5の出力は
図4ののようにローレベルLの出力となるから、カウ
ンタ7はカウント動作を開始せず、コンパレータ8の比
較動作も行われない。そして、オン/オフ検出部9では
ローレベルLが入力するので、そのままローレベルLを
出力する。そのため、判定部10では、ローレベルLが
入力するので、装置側状態がON状態であると判定す
る。
【0068】状態2では、バッファ5の出力状態が図4
ののようになる。そのため、オン/オフ検出部9で
は、バッファ5の出力がローレベルLからハイレベルH
に変化したことを検出し、その信号を判定部10へ送
る。
【0069】一方、カウンタ7では、前記バッファ5の
出力がローレベルLからハイレベルHに変化すると、こ
の信号はイネーブル端子ENに入力され、クロックCL
Kのカウントを開始し、バッファ5の出力がハイレベル
HからローレベルLに変化するとその計数動作をリセッ
トする。その時のカウント値はコンパレータ8へ出力さ
れる。
【0070】コンパレータ8では、カウンタ7の出力を
入力し、外部からの基準値(Nパルス)と比較し、比較
結果を判定部10へ出力する。なお、状態2では、カウ
ンタ7はNパルスより少ない数をカウントし、コンパレ
ータ8では、カウンタ出力がNパルスに満たないことを
示す信号(ローレベルLの信号)を判定部10へ出力す
る。判定部10では、オン/オフ検出部9からの信号と
コンパレータ8からの信号を入力して判定を行う。この
場合は、装置側状態がOFFで、継続時間が短い(Nパ
ルス未満)と判定する。
【0071】状態3では、バッファ5の出力状態が図4
ののようになる。そのため、オン/オフ検出部9で
は、バッファ5の出力がローレベルLからハイレベルH
に変化する点を検出して判定部10へ送る。
【0072】一方、カウンタ7では、前記バッファ5の
出力がローレベルLからハイレベルHに変化してから、
クロックのカウントを開始し、そのカウント値をコンパ
レータ8へ出力する。コンパレータ8では、カウンタ7
の出力を外部からの基準値(Nパルス)と比較し、比較
結果を判定部10へ出力する。
【0073】この場合、カウンタ7はNパルスより多い
数をカウントし、コンパレータ8では、カウンタ出力が
Nパルスを超えたことを検出して、その結果を判定部1
0へ出力する。判定部10では、装置側状態がOFF
で、継続時間が長い(Nパルス以上)と判定する。
【0074】§2:例2の説明 (1) :システム構成の説明 図6は例2の説明図である。例2では、図6に示したよ
うに、遊技機側の接点部に設けた抵抗Rとして、例え
ば、その抵抗値がR=XKΩ、R=YKΩ、R=ZKΩ
(X、Y、Zは異なる値であるとする)のように、複数
パターンある場合の例である。
【0075】この例では、前記複数パターンの抵抗値の
全てに対応可能にするため、前記複数の抵抗値に対応し
て、監視装置内の状態検出部4には、前記例1の抵抗R
1を、抵抗値の異なる複数個の抵抗RX、RY、RZで
構成し、これらの抵抗を切り換えるために、切り換え機
能を有するスイッチ12を設ける。この場合、抵抗値
は、RXの抵抗値≒X(KΩ)、RYの抵抗値≒Y(K
Ω)、RZの抵抗値≒Z(KΩ)のように設定してお
く。
【0076】このようにすれば、例えば、抵抗Rの抵抗
値がX(KΩ)の場合、スイッチ12で抵抗RXに切り
換えておけば、例1と同様にして状態検出を行うことが
できる。また、抵抗Rの抵抗値がY(KΩ)の場合、ス
イッチ12で抵抗RYに切り換えておけば、例1と同様
にして状態検出を行うことができる。更に、抵抗Rの抵
抗値がZ(KΩ)の場合、スイッチ12で抵抗RZに切
り換えておけば、例1と同様にして状態検出を行うこと
ができる。なお、他の構成は例1と同じなので詳細な説
明は省略する。
【0077】§3:例3の説明 (1) :システム構成の説明 図7は例3の説明図である。例3では、図7に示したよ
うに、遊技機側の接点部に前記抵抗Rを設けない(R無
し)場合の例である。この場合、監視装置内の状態検出
部4は例1と同じ構成にした上で、更に、フォトトラン
ジスタQ2のエミッタ−コレクタ間に、手動操作、或い
は電磁的な制御等により開閉できるスイッチ(又はリレ
ーの接点)13を設けておく。
【0078】そして、スイッチ13をオープン(開状
態)にすれば、状態検出部4は例1と同じ構成になるか
ら、例1の状態検出ができ、スイッチ13をクローズ
(閉状態)にすれば、抵抗R無しの状態での状態検出が
できる。すなわち、スイッチ13をクローズ(閉状態)
にすれば、フォトトランジスタQ2のコレクタ−エミッ
タ間がショートされるから、該フォトトランジスタQ2
は接続していない状態と同じである。
【0079】このようにすれば、メーク接点(常開接
点)SW1がオープン(開状態)の場合、接点SW1に
は電流が流れないから、+V電源→抵抗R2→フォトダ
イオードPH2→抵抗R1→SG(GND)の経路で電
流が流れるが、フォトダイオードPH1には電流が流れ
ない。この時、フォトトランジスタQ1はオフで、フォ
トトランジスタQ2はショート状態であるからバッファ
5にはハイレベルHの信号が入力する。
【0080】また、接点SW1がクローズ(閉状態)の
場合は、+V電源→抵抗R2→フォトダイオードPH1
→SW1→SGの経路で電流が流れると共に、+V電源
→抵抗R2→フォトダイオードPH2→抵抗R1→SG
(GND)の経路で電流が流れる。
【0081】従って、フォトダイオードPH1がONと
なって発光するが、フォトダイオードPH2はOFFで
あり、発光しない。そのため、フォトトランジスタQ1
がONとなり、+5V電源→抵抗R3→フォトトランジ
スタQ1→ショート状態のスイッチ13→GNDの経路
で電流が流れる。そのため、バッファ5にはローレベル
Lの信号が入力する。
【0082】このようにして、接点部に抵抗がない場合
でも、状態検出が可能になる。但し、メーク接点の場合
において断線検出はできない。従って、スイッチ13の
操作により、接点部に抵抗が有っても(スイッチ13:
オープン)、無くても(スイッチ13:クローズ)使用
可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
【0084】(1) :請求項1では、状態検出部は、電源
に接続された第1のスイッチング素子と接点部とを接続
ケーブルを介して直列接続し、この直列接続した回路と
並列に、第2のスイッチング素子と第1の抵抗との直列
回路を接続すると共に、接点部の抵抗Rと第1の抵抗の
抵抗値を略同じ値に設定し、第1、第2のスイッチング
素子の出力の変化と、該変化の時間を検出することによ
り、前記接点部の状態と接続ケーブルの断線状態を検出
する。
【0085】このようにすれば、遊技機側の機器にメー
ク接点(常開接点)を使用した場合でも、接点部の状態
だけでなく、接続ケーブル3の断線状態も確実に検出す
ることができる。
【0086】(2) :請求項2では、状態検出部は、接点
部のメーク接点(常開接点)がオープンの場合、第1、
第2のスイッチング素子がオンとなり、該メーク接点
(常開接点)がクローズの場合、第1のスイッチング素
子がオン、第2のスイッチング素子がオフとなってこの
状態が第1の時間だけ継続し、接続ケーブルが断線の場
合、第1のスイッチング素子がオフ、第2のスイッチン
グ素子がオンとなり、この状態が前記第1の時間より長
い第2の時間以上継続することを検出して、接点部の接
点の開閉状態と、接続ケーブルの断線状態とを区別して
検出する。
【0087】このようにして、遊技機側の機器にメーク
接点(常開接点)を使用した場合でも、メーク接点(常
開接点)の開閉状態と接続ケーブルの断線状態とを区別
して確実に検出することができる。すなわち、断線検出
機能付きのデータ検出機能を実現することができる。
【0088】(3) :請求項3では、第1、第2のスイッ
チング素子は、それぞれフォトダイオードとフォトトラ
ンジスタを組み合わせて構成すると共に、第1のスイッ
チング素子を構成する第1のフォトトランジスタと、第
2のスイッチング素子を構成する第2のフォトトランジ
スタとを直列接続している。
【0089】このようにすれば、簡単な回路で、接点の
状態と接続ケーブルの状態を確実に検出することができ
る。すなわち、簡単な回路で、遊技機側に接点と並列に
抵抗を接続した接点部との間の接続ケーブルの断線状態
を監視しながら、接点の開閉状態を確実に検出すること
ができる。また、フォトダイオードとフォトトランジス
タとの組み合わせを使用することで、遊技機側の接点部
と状態検出部側との絶縁が確実にできる。
【0090】(4) :請求項4では、接点部の抵抗の抵抗
値が複数パターンある場合、切り換え手段により、複数
個の抵抗の何れか一つを選択して切り換えることによ
り、どの抵抗値の場合でも、簡単な操作で十分対応する
ことができる。
【0091】(5) :請求項5では、切り換え手段によ
り、第2のフォトトランジスタのコレクタ、エミッタ間
を短絡状態又は開放状態に切り換えることにより、接点
部の抵抗の有無に依存しない状態検出が簡単に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における例1の説明図であ
り、A図は例1の構成図、B図は状態検出の説明図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における例1の具体的な回
路である。
【図4】本発明の実施の形態における状態検出部の詳細
図である。
【図5】本発明の実施の形態における状態検出機能の説
明図であり、A図は接点部と状態変化と回路状態の説明
図、B図は接点部側と状態検出部側の状態変化の説明図
である。
【図6】本発明の実施の形態における例2の説明図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態における例3の説明図であ
る。
【図8】従来例の説明図であり、A図は例1(メーク接
点使用)、B図は例2(ブレーク接点使用)である。
【図9】従来例の具体的な回路である。
【符号の説明】 1 コネクタ 3 接続ケーブル 4 状態検出部 5 バッファ 7 カウンタ 8 コンパレータ 9 オン/オフ検出部 10 判定部 12、13 スイッチ
フロントページの続き (72)発明者 石田 豊 群馬県桐生市境野町6丁目460番地 株式 会社三共内 Fターム(参考) 2C088 BC67 CA02 DA21 2G014 AA02 AB26 AB38 AB62 AC07 5G034 AC03 AE10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技に関連して発生する情報を機器の動作
    で一時的に駆動されるメーク接点と該メーク接点に並列
    接続された抵抗からなる接点部により外部に出力する遊
    技用装置の前記接点部及び該接点部に接続される接続ケ
    ーブルの状態を監視する状態監視装置であって、 電源に接続された第1のスイッチング素子と前記接点部
    とを接続ケーブルを介して直列接続し、この直列接続し
    た回路と並列に、第2のスイッチング素子と第1の抵抗
    との直列回路を接続すると共に、前記接点部の抵抗と第
    1の抵抗の抵抗値を略同じ値に設定し、 前記第1、第2のスイッチング素子の出力の変化と、該
    変化の時間を検出することで、前記接点部の状態と接続
    ケーブルの断線状態を検出する状態検出部を備えている
    ことを特徴とする状態監視装置。
  2. 【請求項2】前記状態検出部は、前記接点部の接点がオ
    ープンの場合、第1、第2のスイッチング素子がオンと
    なり、該接点がクローズの場合、第1のスイッチング素
    子がオン、第2のスイッチング素子がオフとなってこの
    状態が第1の時間だけ継続し、前記接続ケーブルが断線
    の場合、第1のスイッチング素子がオフ、第2のスイッ
    チング素子がオンとなり、この状態が前記第1の時間よ
    り長い第2の時間以上継続することを検出して、接点部
    の接点の開閉状態と、接続ケーブルの断線状態とを区別
    して検出する機能を備えていることを特徴とする請求項
    1記載の状態監視装置。
  3. 【請求項3】前記第1、第2のスイッチング素子は、そ
    れぞれフォトダイオードとフォトトランジスタを組み合
    わせて構成すると共に、第1のスイッチング素子を構成
    する第1のフォトトランジスタと、第2のスイッチング
    素子を構成する第2のフォトトランジスタとを直列接続
    したことを特徴とする請求項1記載の状態監視装置。
  4. 【請求項4】前記接点部の抵抗の抵抗値が複数パターン
    ある場合、 前記第1の抵抗を複数個の抵抗で構成し、これらの抵抗
    の何れか一つを選択して切り換え可能な切り換え手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の状態監視装
    置。
  5. 【請求項5】前記第2のフォトトランジスタのコレク
    タ、エミッタ間を短絡状態又は開放状態に切り換え可能
    な切り換え手段を備え、 前記接点部の抵抗の有無に応じて前記切り換え手段を切
    り換えることにより、接点部の抵抗の有無に依存しない
    状態検出ができるようにしたことを特徴とする請求項3
    記載の状態監視装置。
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