JPH04342312A - スイッチ入力回路 - Google Patents

スイッチ入力回路

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JPH04342312A
JPH04342312A JP11447691A JP11447691A JPH04342312A JP H04342312 A JPH04342312 A JP H04342312A JP 11447691 A JP11447691 A JP 11447691A JP 11447691 A JP11447691 A JP 11447691A JP H04342312 A JPH04342312 A JP H04342312A
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voltage
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詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスイッチの状態変化を
検出して、検出パルスを制御用機器に与えるためのスイ
ッチ入力回路に関し、特に、マイクロスイッチにも近接
スイッチにも適用可能なスイッチ入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機などにおける入賞玉の検
出には、マイクロスイッチや近接スイッチというスイッ
チが従来から用いられている。図13は、マイクロスイ
ッチ90の斜視図である。マイクロスイッチ90の一端
側には入賞玉が通過する通過孔91が設けられ、通過孔
91内には揺動片92が設けられている。マイクロスイ
ッチ90は通常は開放状態であるが、入賞玉が通過孔9
1内を通過することにより揺動片92が揺動して接点が
閉じる。そして、接点が閉じたことをスイッチ入力回路
によって検出してパルスに変換し、遊技機の制御用コン
ピュータに制御用信号として与える。
【0003】図14を参照して、近接スイッチ94の一
端にも入賞玉が通過する通過孔93が形成されている。 通過孔93の周囲にはコイルがめぐらされている。通過
孔93を入賞玉が通過した場合、通過孔93周囲にめぐ
らされたコイルの磁束に変化が生じ、コイル内に逆起電
力が発生する。この逆起電力を利用して、スイッチ入力
回路で入賞玉の検出を表わすパルスを生成することによ
り、制御用コンピュータに制御情報が入力される。
【0004】図11は、マイクロスイッチ90による入
賞玉の検出のためのスイッチ入力回路88の回路図であ
る。図11を参照して、スイッチ入力回路88は、電源
+17Vと接地電位との間に直列に接続された抵抗48
とコンデンサ49と、抵抗48とコンデンサ49との接
点とマイクロスイッチ90の一方端子との間に接続され
た抵抗47と、抵抗48とコンデンサ49との接点と接
地電位との間にこの順に直列に接続された抵抗50とキ
ャパシタ51と、抵抗50とキャパシタ51の接点と出
力との間に設けられ、抵抗50とキャパシタ51との接
点の電位に応じ、この電位が予め定めるしきい値よりも
高い場合にはローレベルの信号を、しきい値よりも低い
場合にはハイレベルの信号をそれぞれ出力するためのト
ランジスタ52とを含む。
【0005】図11に示されるスイッチ入力回路88は
以下のように動作する。マイクロスイッチ90は通常開
放状態である。トランジスタ52の入力は抵抗48を介
して+17Vとなっている。したがってトランジスタ5
2の出力はローレベルである。
【0006】入賞玉が通過孔91(図13参照)を通過
すると、マイクロスイッチ90の接点は閉じる。抵抗4
8と抵抗47との接点の電位、すなわちトランジスタ5
2の入力電圧のレベルは、+17Vと接地電位との電位
差を抵抗48、47の抵抗値で分圧した値となる。この
値はトランジスタ52のしきい値より小さくなるように
選ばれている。したがってトランジスタ52の出力はハ
イレベルとなる。入賞玉が通過孔91を完全に通り過ぎ
ることにより再びマイクロスイッチ90は開放状態とな
る。トランジスタ52の入力電圧はしきい値以上となり
、トランジスタ52の出力は再びローレベルとなる。 すなわち、スイッチ入力回路88からはマイクロスイッ
チ90を通過した入賞玉の検出を示すパルスが出力され
る。このパルスを遊技機制御用のコンピュータで検出す
ることにより、必要な遊技機制御を行なうことができる
【0007】図12は、近接スイッチを用いた場合のス
イッチ入力回路89の回路図を示す。図12を参照して
、スイッチ入力回路89は、電源+5Vと接地電位との
間に、接地電位から電源+5Vへの方向が順方向となる
ように直列に接続されたラッチアップ防止用の2つのダ
イオード72,73と、ダイオード72,73の接点と
近接スイッチ94のマイナス端子との間に直列に接続さ
れた抵抗71、ツェナーダイオード69と、近接スイッ
チ94のマイナス端子と接地電位との間に設けられた抵
抗68と、抵抗71とツェナーダイオード69との接点
と接地電位との間に接続された抵抗70と、ダイオード
72,73の接点と接地電位との間に接続されたキャパ
シタ75と、ダイオード72,73の接点と接地電位と
の間にこの順で直列に接続された抵抗74とキャパシタ
76とを含む。
【0008】スイッチ入力回路89はさらに、一端がツ
ェナーダイオード69と近接スイッチ94のマイナス端
子との接点に接続された抵抗78と、ベースが抵抗78
の他端に、コレクタが抵抗83を介して接地電位にそれ
ぞれ接続されたPNPトランジスタ80と、ベースがト
ランジスタ80のエミッタに、コレクタが抵抗83を介
して接地電位に、エミッタが電源+24Vにそれぞれ接
続されたPNPトランジスタ82と、電源+24Vとト
ランジスタ80のエミッタとの間に接続された抵抗81
と、電源+24Vとトランジスタ80のベースとの間に
接続されたコンデンサ79と、トランジスタ80のコレ
クタと接地電位との間にこの順で直列に接続された抵抗
84,86、キャパシタ87と、抵抗84と抵抗86と
の接点と電源+5Vとの間に接続されたダイオード85
と、一方入力が抵抗74とキャパシタ76との接点に、
他方入力が抵抗86とキャパシタ87との接点にそれぞ
れ接続されたNAND回路77とを含む。NAND回路
77の出力は図示されない制御用コンピュータに接続さ
れている。また、近接スイッチ94のプラス側端子は電
源+24Vに接続されている。
【0009】図12に示されるスイッチ入力回路による
入賞玉の検出は以下のようにして行なわれる。通常、近
接スイッチ91の+端子は+24V、−端子は16V程
度の電位となっている。ツェナーダイオード69と抵抗
71と抵抗74とを結ぶラインの電位はハイレベルとな
っている。一方、トランジスタ80はこのときオン、ト
ランジスタ82もオンである。トランジスタ80と抵抗
83との接点の電位はハイレベルとなっており、NAN
D回路の他方端子に入力されている信号もハイレベルと
なっている。したがってNAND回路77の出力はロー
レベルである。
【0010】入賞玉が近接スイッチ94の通過孔93(
図14参照)を通過すると、前述のように通過孔93の
周囲のコイル内のインダクタンスが変化し、近接スイッ
チ94の−端子の電位が2V程度にまで下がる。ツェナ
ーダイオード69のアノード側の電位は抵抗70を介し
てほぼ接地電位となり、抵抗71と抵抗74とが接続さ
れているラインのレベルがローレベルとなる。したがっ
てNAND回路77の出力はローレベルからハイレベル
に変わる。入賞玉が通過孔を完全に通過することにより
、近接スイッチ94の−端子は前述のように16V程度
に戻る。したがってNAND回路77の出力はローレベ
ルに戻る。スイッチ入力回路89から出力されるこのパ
ルスを検出することにより、制御用コンピュータでは入
賞玉通過孔を通過したことを知ることができる。
【0011】スイッチ入力回路89においては、入賞玉
の検出のみではなく、近接スイッチ94のショートや断
線も検出できる。スイッチ94のショートは次のように
検出される。スイッチ94がショートした状態にあると
きはスイッチ94の−側端子の電位は24Vとなってい
る。抵抗78を介してPNPトランジスタ80のベース
電圧はほぼ24Vとなる。トランジスタ80はオフし、
それに伴なってトランジスタ80のエミッタの電位は+
24Vとなる。トランジスタ82のベース電圧が24V
となることにより、トランジスタ82もオフする。トラ
ンジスタ80と抵抗83との接点は接地電位となる。し
たがってNAND回路77の抵抗86に接続されている
入力端子への信号はローレベルとなる。NAND回路7
7の出力はハイレベルとなる。このハイレベルの信号は
入賞玉が通過孔を通過していると否とに係わらず続く。
【0012】一方、スイッチ94が断線状態となったと
きには、スイッチ94の−端子は抵抗68を介して接地
電位となる。ツェナーダイオード69のアノード側の電
位も接地電位となり、NAND回路77の入力の一方が
ローレベルとなる。NAND回路77の出力はしたがっ
てハイレベルとなる。
【0013】制御用コンピュータでは、スイッチ入力回
路89から与えられる信号が所定時間以上ハイレベルで
あることを検出することにより、スイッチ94がショー
トまたは断線していることを知ることができる。ただし
、スイッチ94がどちらの状態にあるかを制御用コンピ
ュータが知ることはできない。制御用コンピュータはこ
の異常の発生を検知した場合には遊技制御を中止し、異
常の発生を操作員に対して報知するための処理を行なう
【0014】一方、図11に示されるマイクロスイッチ
用のスイッチ入力回路の場合、マイクロスイッチ90が
ノーマルオープンであるため、少なくともスイッチ90
が断線状態であることの検出はできない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
回路は、マイクロスイッチと近接スイッチとを共用する
ことが出来ないという問題点があった。例えば従来の近
接スイッチ用の回路にそのままマイクロスイッチを接続
すると、マイクロスイッチのオン時のチャタリングのた
めに、スイッチ入力回路がスイッチのオンを誤検出し誤
作動をする恐れがあった。また従来のマイクロスイッチ
用の入力回路に近接スイッチを接続すると、近接スイッ
チの出力パルスのパルス幅が短く、かつコンデンサの容
量が大きいためにコンデンサの極板間の電圧、従ってト
ランジスタの入力電圧がほとんど変化せず、その出力は
全く変化しない。その結果このスイッチ入力回路からの
信号をうける装置では、スイッチのオンを検出すること
が出来ない。さらに、従来の回路でスイッチの短絡や断
線の発生を検知する為には図12に示される様に複雑な
回路が必要となっていた。
【0016】それゆえにこの発明の目的は、回路を変更
することなくマイクロスイッチと近接スイッチのいづれ
も接続出来、正しく動作することができるスイッチ入力
回路を提供する事である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスイッ
チ入力回路は、第一の接点と第二の接点との間に接続さ
れ、前記第一および第二の接点の間の電位差に応答して
電荷を蓄積する為の電荷蓄積手段と、所定の第三の接点
と前記第一の接点との間に接続され、前記電荷蓄積手段
から前記第三の接点への放電を遅延させる為の放電遅延
手段と、前記第三の接点と所定の第一の電源との間に接
続されるようにされ、前記第一の電源から前記第三の接
点に流れる電流に応答して前記第一の電源と前記第三の
接点との間に電圧降下を発生させる為の電圧降下手段と
、前記第二の接点の電位が予め定めるしきい値をこえて
いるか否かを検知し、検知結果に基づいて所定の二つの
電圧の一方を選択的に第四の接点に出力するための電圧
検知手段とを含むことを特徴とし、前記第三の接点には
、前記第三の接点を前記第一の電源よりも低い所定の電
位に短絡させる為のスイッチが接続可能にされている。
【0018】請求項2に記載のスイッチ入力回路は、請
求項1に記載のスイッチ入力回路であって、前記第四の
接点と、前記第一の電源の電圧よりも低い所定の電圧を
有する第二の電源との間に接続され、前記第二の電源か
ら前記第四の接点に流れる電流に応答して前記第二の電
源と前記第四の接点との間に電圧降下を発生させる為の
第二の電圧降下手段と、前記第四の接点と前記第三の接
点との間に接続され、前記第四の接点の電位が前記第三
の接点の電位よりも高くなったことに応答して、前記第
四のノードから前記第三の接点へ電流が流れる事を許容
すると共に、前記第三の接点の電位が前記第四の接点の
電位よりも高くなった場合には前記第三の接点から前記
第四の接点へ電流が流れることを阻止する為の整流手段
とをさらに含み、前記電圧検知手段は、入力電圧が前記
しきい値よりも高い場合には所定の第一の電圧を、入力
電圧が前記しきい値よりも低い場合には、前記第一の電
圧よりも高い第二の電圧を出力する様に構成され、前記
スイッチの短絡又は断線状態が発生して前記第三の接点
が所定の電位に固定したことに応答して、前記第四の接
点の電位を所定の値に固定することを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1に記載のスイッチ入力回路にマイクロ
スイッチが接続された場合、マイクロスイッチがオンす
る時のチャタリングによる電圧レベルの変化は、電荷蓄
積手段からの充放電により補償されて電圧検知手段の入
力に大きな影響を与えず、チャタリングが終了して電圧
レベルが一定以下に低下したばあいに初めて電圧検知手
段が動作する。一方、このスイッチ入力回路に近接スイ
ッチが接続された場合には、近接スイッチの出力パルス
は電荷蓄積手段と放電遅延手段とにより定まる時定数で
遅延されて電圧検知手段にあたえられ、電圧検知手段を
動作させる。
【0020】請求項2に記載のスイッチ入力回路に於い
ては、さらに、整流手段の機能により、第三のノ−ドが
低電位に固定された時には第四のノ−ドも同じ低電位に
固定される。一方、第三のノ−ドが高電位に固定された
時には、電圧検知手段の入力電圧が高電位になるため、
電圧検知手段の出力は低電位の第二の電圧に固定される
。すなわち、スイッチに断線や短絡が発生して第三のノ
−ドの電位が固定されると、いづれの場合にも第四のノ
−ドは高電位に固定される。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係るスイッチ入
力回路を、パチンコ遊技機に用いる場合を例として説明
する。なお、本実施例においてはスイッチ入力回路がパ
チンコ遊技機に用いられる場合について説明するが、他
の種類の装置に対して用いられてもよい。また、遊技機
の種類としてもパチンコ遊技機に限らない。たとえば、
他の種類の遊技機であっても、マイクロスイッチと近接
スイッチとの双方を使用する可能性のあるものであれば
この発明を適用することができる。
【0022】図1は、本発明に係るスイッチ入力回路を
用いた遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面の正面
図である。図1を参照して、遊技盤の遊技領域1内には
、複数種類の図柄が可変表示可能な可変表示装置部6と
、玉受部材12a、12bが開閉することにより打玉が
入賞しやすい第1の状態と打玉が入賞しにくいまたは入
賞しない第2の状態とに変化する可変入賞球装置部11
とが一体的に取付けられた遊技装置2が設けられている
。遊技装置2の下方には、始動入賞口15が設けられて
いる。遊技装置2の上部には玉入口3が設けられており
、遊技装置2の中央部には、玉入口3に入った遊技玉が
停止する特定入賞口4が設けられ、特定入賞口4の下部
には図柄停止スイッチ5が設けられている。可変表示装
置部6には、各々複数種類の図柄を可変表示可能な可変
表示器6a〜6cと装飾LED(Light  Emi
tting  Diode)20とが設けられている。 特定入賞口4の下方にはさらに、特定入賞口4を通過し
た玉を受止めるための玉受部8と、玉受部8で受けた玉
を可変表示装置部6の停止時の表示結果の内容に従って
右方または左方に振分けるための振分装置7と、可変表
示装置部6に表示された結果が特定の内容(たとえばい
わゆる「ぞろめ」)である場合に、振分装置7によって
遊技玉が誘導される権利発生/消滅入賞口9と、可変表
示装置部6の表示結果がそれ以外の場合に遊技玉が誘導
される普通入賞口10とが設けられている。振分装置7
の下方には、可変入賞球装置部11が後何回開成可能な
のかを表示するための残回数表示部14が設けられ、振
分装置7の周囲には入賞個数表示器13が配置されてい
る。
【0023】遊技領域1内にはさらに、サイドランプ1
6、風車ランプ17、チャッカーランプ18、19など
が配置されている。
【0024】図2は図1に示される遊技盤の裏面図であ
る。図2を参照して、遊技装置2の裏面中央には前述の
図柄停止スイッチ5が配置されている。この図柄停止ス
イッチ5は近接スイッチからなる。図柄停止スイッチ5
の両側には玉受部材12a、12b(図1参照)を開成
/閉成させるためのソレノイド21と、振分装置7(図
1参照)を駆動するためのモータ22と、権利発生/消
滅入賞口9(図1参照)に入賞した遊技玉を検出するた
めの、マイクロスイッチからなる権利発生/消滅スイッ
チ23と、玉受部材12a、12b(図1参照)が開成
中に可変入賞球装置部11に入賞した遊技玉の数をカウ
ントするための、近接スイッチからなるカウントスイッ
チ24と、始動入賞口15(図1参照)に入賞した遊技
玉を検出するための、マイクロスイッチからなる始動口
スイッチ25とが設けられている。
【0025】通常、遊技機の裏面のカバー体に取付けら
れるスイッチとしてはマイクロスイッチが、遊技装置2
のように一体として遊技盤面に取付けられる装置内のス
イッチとしては近接スイッチがそれぞれ用いられること
が多い。マイクロスイッチはコストが安いが容積が大き
く、逆に近接スイッチは容積は小さくてすむがコストが
若干高いためである。ただし、これらの使い分けは必ず
しも定まったものではなく、場合によって他の使い分け
が行なわれることもある。
【0026】図1、図2に示されるパチンコ遊技機の動
作の概略は以下のようである。遊技者によって弾発発射
されたパチンコ玉は、図1に示される遊技領域1内に打
込まれる。この間可変表示器6a〜6cの図柄は常時変
動している。遊技玉が玉入口3に入った場合、その遊技
玉は特定入賞口4で停止し、図柄停止スイッチ5によっ
て検出される。図柄停止スイッチ5が遊技玉を検出した
ことに応答して、可変表示器6a〜6cの表示が左から
順に停止する。停止時の可変表示装置部6の表示結果が
「ぞろめ」であれば、振分装置7がモータ22によって
図1における時計回りの方向に回転し、玉受部8で遊技
玉を受けて権利発生/消滅入賞口9に誘導する。ぞろめ
でなければ振分装置7はモータ22によって図1におけ
る反時計回り方向に回転し、玉受部8で遊技玉を受けて
普通入賞口10に誘導する。権利発生/消滅入賞口9に
誘導された玉は権利発生/消滅スイッチ23で検出され
る。
【0027】遊技機制御用コンピュータは権利発生/消
滅スイッチ23が遊技玉を検出したことに応答して、制
御を「権利発生」とよばれる状態に変える。権利発生中
に始動入賞口15に遊技玉が入賞すると、始動口スイッ
チ25がこの遊技玉を検出する。これに応じて玉受部材
12a、12bがソレノイド21によって開成して遊技
玉の入賞しやすい状態となる。玉受部材12a、12b
の開成は、開成後10秒の経過後または可変入賞球装置
部11に10個以上の遊技玉が入賞したときのいずれか
早い時点で終了される。可変入賞球装置部11への遊技
玉の入賞は、図2に示されるカウントスイッチ24によ
って行なわれる。権利発生中に前述と同様にして遊技玉
が権利発生/消滅入賞口9に誘導され、権利発生/消滅
スイッチ23で検出されたことによって権利は消滅する
。または、始動入賞口15に遊技玉が16個入賞するこ
とにより権利は消滅する。権利の発生時、残回数表示器
14は「16」と表示する。以後、始動入賞口15に遊
技玉が入賞するたびに1ずつ減算して表示する。
【0028】各入賞口に遊技玉が入賞すると、各入賞口
の種類に応じて所定の個数の遊技玉が払出される。また
、可変入賞球装置部11が開成中に可変入賞球装置部1
1に入賞した遊技玉の個数は入賞個数表示器13によっ
て表示される。
【0029】このように遊技機の制御は各スイッチ5、
23、24、25から得られる情報によって行なわれる
。したがって、各スイッチの異常は遊技制御に非常に大
きな影響を及ぼすため、できるだけ速やかに検出されな
ければならない。本願発明はこのような事情に鑑み、設
計の容易さも考えて、マイクロスイッチと近接スイッチ
とのどちらも接続可能であり、しかもショートや断線な
どの異常を早期に検出できるスイッチ入力回路を提供す
ることを目的としている。
【0030】図3は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路および周辺回路のブロック図である。図3を参照し
て、パチンコ遊技機の制御回路は、各種機器を制御する
ためのプログラムに従って、遊技状態を検出し、遊技制
御のために必要な情報を収集するためのマイクロコンピ
ュータ(以下「マイコン」と省略する)などを含む基本
回路27と、電源投入時に基本回路27にリセットパル
スを与えるための初期リセット回路30と、初期リセッ
ト回路30によってリセットされ、基本回路27から与
えられるクロック信号を分周して定期的(たとえば1m
secごと)にリセットパルスを基本回路27に与える
ためのパルス分周回路からなる定期リセット回路31と
、図柄停止スイッチ5、ならびに権利発生/消滅スイッ
チ23、カウントスイッチ24、始動口スイッチ25、
振分装置7(図1参照)の停止位置を検出するためのフ
ォトセンサ26、ダイオードに接続され、与えられるア
ドレス信号によって選択されるスイッチからの信号を基
本回路27に与えるためのスイッチ回路28と、基本回
路27およびスイッチ回路28に接続され、基本回路2
7から与えられるアドレス信号をデコードしてスイッチ
回路28に与えるためのアドレスデコード回路29と、
基本回路27によって制御される表示手段としてのLE
D回路34と、基本回路27によって制御され、ランプ
類を表示駆動するためのランプ回路35と、ソレノイド
回路36と、基本回路27からの大当り情報を受取り、
大当り情報を外部に出力するための大当り情報出力回路
37と、基本回路27からの音信号を受取り、図示され
ないスピーカを駆動して遊技の効果音を発生するための
音回路32と、振分装置7を駆動するためのモータ22
を制御するモータ回路33とを含む。パチンコ遊技機に
はさらに、AC24Vの交流電源に接続され、直流の5
V、12V、21V、30Vの電圧を発生する電源回路
38が含まれている。
【0031】ソレノイド回路36には、図2に示される
ソレノイド21が接続されている。ランプ回路35には
、サイドランプ16、風車ランプ17、チャッカーラン
プ18、19などが接続されている。LED回路34に
は、図柄表示器6a〜6cと、入賞個数表示器13と、
残回数表示器14と、装飾LED20とが接続されてい
る。
【0032】図3に示される基本回路27および周辺回
路は以下のように動作する。初期リセット回路30は電
源の投入と同時に基本回路27に対して初期リセットパ
ルスを与える。基本回路27は、初期リセットパルスに
応答して自分自身を初期化し、クロック信号を発生して
定期リセット回路31に与える。定期リセット回路31
は基本回路27から与えられるクロック信号を分周して
所定時間ごとに定期リセットパルスを発生し、基本回路
27に与える。基本回路27は定期リセットパルスを与
えられるたびに、所定の制御プログラムをその先頭から
繰返し開始、実行する。
【0033】基本回路27における遊技機制御のプログ
ラムに与えられる遊技情報はスイッチ回路28を介して
図柄停止スイッチ5、権利発生/消滅スイッチ23、カ
ウントスイッチ24、始動口スイッチ25などから与え
られる。基本回路27はスイッチ回路28から与えられ
る各種の制御情報に応答し、図1、図2を参照してすで
に説明されたような動作をするようにLED回路34、
ランプ回路35、ソレノイド回路36などを制御する。
【0034】スイッチ回路28には、各スイッチ5、2
3〜25にそれぞれ接続され、各スイッチの出力をパル
スに変換して基本回路27に与えるための複数のスイッ
チ入力回路が含まれている。図4、図5には、本発明に
係るスイッチ入力回路28Aが示されている。図4、図
5を参照して本発明に係るスイッチ入力回路28Aは、
第1の接点としての接点Cと第2の接点としての接地電
位との間に接続された電荷蓄積手段としてのキャパシタ
42と、接点Cと第3の接点としての接点Dとの間に接
続され、キャパシタ42からの蓄積電荷の放電を遅延さ
せるための放電遅延手段としての抵抗40と、接点Dと
電源+12Vとの間に接続され、電源+12Vと接点D
との間に流れる電流に応答して接点Dに電圧降下を発生
させるための第1の電圧降下手段としての抵抗39と、
接点Dとキャパシタ42の接点C側の極板との間に接続
され、接点Dからキャパシタ42の一方の極板に抵抗4
0をバイパスして電流を流すことによりキャパシタ42
を急速充電するためのダイオード41と、接点Cと第4
の接点としての接点Bとの間にこの順で直列に接続され
、接点Cの電位が所定のしきい値を越えた場合には接点
Bにローレベルの信号を、接点Cの電位がしきい値以下
である場合には接点Bにハイレベルの信号を出力するた
めの、電圧検知手段としてのツェナーダイオード43お
よびトランジスタ44とを含む。スイッチ入力回路28
Aはさらに、接点Bと電源+5Vとの間に接続され、電
源+5Vと接点Bとの間に流れる電流に応答して電圧降
下を発生させるための抵抗45を含む。
【0035】このスイッチ入力回路28Aには、図4お
よび図5に示されるように、近接スイッチ5、マイクロ
スイッチ23、25のいずれでも接続可能である。図4
を参照して、近接スイッチ5は接点Dと接地電位との間
に接続される。近接スイッチ5の+端子が接点Dに、近
接スイッチ5の−端子が接地電位にそれぞれ接続される
。図5に示されるように、マイクロスイッチ23、25
も接点Dと接地電位との間に接続される。図4および図
12を参照してすぐわかるように、本願に係るスイッチ
入力回路28Aの場合にはマイクロスイッチ5の接続の
極性が従来のスイッチ入力回路89と逆になっている。
【0036】ツェナーダイオード43は、トランジスタ
44が適正に動作することが可能となるように、トラン
ジスタ44の入力電圧のレベルを調整するためのもので
ある。トランジスタ44が、正常に動作するように他の
回路定数を適当に選ぶことにより、ツェナーダイオード
43が不要となることもあり得る。しかし、ツェナーダ
イオード43をこのように接続しておくことにより、後
述するスイッチのショートや断線の検出を簡単な回路構
成で行なうことが可能となる。
【0037】図6は、図4に示されるようにスイッチ入
力回路28Aに近接スイッチ5が接続された場合のスイ
ッチ入力回路28Aの動作を示す波形図である。通常時
、近接スイッチ5の抵抗値は低い。電源+12Vから抵
抗39および近接スイッチ5を介して接地電位に電流が
流れる。したがって接点Dの電位は図6(D)の時間t
0〜t2に示されるようにローレベルである。この場合
キャパシタ42に蓄積されていた電荷は抵抗40を介し
て放電されている。したがって接点Cの電位も、図6(
C)t0〜t2に示されるようにローレベルである。 接点Cの電位がローレベルであるからトランジスタ44
の入力Aの電位もローレベル、したがってトランジスタ
44の出力すなわち接点Bの電位は図6(B)に示され
るようにハイレベルである。
【0038】近接スイッチ5の通過孔を入賞玉が通過し
ているときを考える。スイッチのインピーダンスが高く
なることにより、近接スイッチ5の+側端子の電位は高
くなる。したがって接点Dの電位は図6(D)の時間t
2〜t5で示されるように高くなる。接点Dの電位が接
点Cの電位よりも高くなるため、電源+12Vから抵抗
39およびダイオード41を介してキャパシタ42の極
板に電流が流れる。これによりキャパシタ42は急速に
充電され、接点Cの電位は図6(C)に示されるように
時刻t2付近でハイレベルとなる。この接点Cの電位変
化に応答してトランジスタ44の入力Aの電位も図6(
A)に示されるように時刻t2でハイレベルとなる。 したがって接点Bの電位は図6(B)の時刻t2で示さ
れるようにローレベルとなる。
【0039】遊技玉が近接スイッチ5の通過孔を完全に
通過すると、近接スイッチ5の+側端子の電位が再び低
くなる。遊技玉が通過孔を通過した時刻をt5とすると
、時刻t5において接点Dの電位が再びローレベルにな
る。接点Cの電位が接点Dの電位よりも高いため、キャ
パシタ42に蓄積されていた電荷は抵抗40および近接
スイッチ5を経て接地電位に流れる。この放電の速度は
抵抗40によって若干規制される。そのため図6(C)
に示されるように、接点Cの電位はキャパシタ42およ
び抵抗40によって定まる時定数に応じてゆっくりとロ
ーレベルに変化する。接点Cの電位がゆっくりと降下し
ていくため、トランジスタ44の入力Aの電位がトラン
ジスタ44のしきい値以下になるまでに、図5(A)に
示されるように時間T1が経過する。時間T1経過後ト
ランジスタ44の入力Aの電位がしきい値レベル以下に
なるため、図6(B)に示されるように時刻t5から時
間T1だけ経過した後初めてトランジスタ44の出力が
ハイレベルに戻る。制御用コンピュータでは、図6(B
)に示されるようなスイッチ入力回路からのパルスを検
出することにより、近接スイッチ5を遊技玉が通過した
ことを知ることができる。
【0040】図7は、図5に示されるようにスイッチ入
力回路28Aにマイクロスイッチ23、25が接続され
た場合の各接点の電位変化を示す波形図である。通常マ
イクロスイッチ23、25は開放状態である。したがっ
て接点Dの電位は抵抗39を介して電源+12Vと同じ
く+12Vとなっている。図7を参照して、時刻t1と
時刻t2との間でマイクロスイッチ23、25の通過孔
に遊技球が進入したものとする。よく知られているよう
に、マイクロスイッチはオフからオンに変化するときに
チャタリングと呼ばれる現象を起こす。チャタリングは
、マイクロスイッチの揺動片の機械的運動によってマイ
クロスイッチが短い周期の断続を繰返すことをいう。 マイクロスイッチ23、25が開いているときには前述
のように接点Dの電位は高く、マイクロスイッチ23、
25が閉じているときには接点Dの電位は低くなる。し
たがって接点Dの電位は遊技球がマイクロスイッチの通
過孔内に進入することにより、図7(D)の時間t1〜
t2で示されるように細かな変動を起こす。変動の後、
マイクロスイッチ23、25の接続状態が安定すること
により接点Dの電位がローレベルに安定する。時間t1
〜t2で示されるように接点Dの電位が細かく変動する
ことに応答して、キャパシタ42からは、接点Dの電位
が低いときには放電が、接点Dの電位が高いときには充
電が繰返し行なわれる。しかし、抵抗40によって放電
速度が制限されるため、接点Cの電位変化は図7(C)
に示されるように緩やかである。それに応じ、トランジ
スタ44の入力Aの電位変化も図7(A)に示されるよ
うに接点Cの電位変化に伴なって変化する。接点Dの電
位がローレベルに安定することにより、接点Cの電位、
したがってトランジスタ44の入力Aの電位がゆっくり
とローレベルに移る。このとき、チャタリングの期間中
の入力Aの電位変化は、図7(A)の時間T2で示され
るように、細かな変動はするもののトランジスタ44の
しきい値レベル以下となることはなく、時間T2の経過
後、時刻t2に至って初めてしきい値レベル以下となる
。入力Aの電位がしきい値レベル以下となったことに応
答して、トランジスタ44は出力をハイレベルとする。 すなわち、接点Bの電位が時刻t2で初めてハイレベル
となる。
【0041】図7を参照してすぐわかるように、マイク
ロスイッチ23、25がチャタリングを起こしている時
間T2の間はトランジスタ44の出力はハイレベルとな
ることはなく、チャタリングが終了したころに初めてト
ランジスタ44の出力がハイレベルとなる。したがって
、チャタリングによりスイッチ入力回路28Aの出力信
号が変動することはなく、遊技機制御用コンピュータに
よって遊技玉の検出が誤って行なわれることはない。 すなわち、図4または図5に示されるスイッチ入力回路
28Aによって、マイクロスイッチを用いた場合にも近
接スイッチを用いた場合にも誤りなく動作することが可
能なスイッチ入力回路を提供することができた。
【0042】図4に示されるスイッチ入力回路28Aは
さらに、使用される近接スイッチの断線やショートを簡
単な回路の追加で行なうことができるという特徴がある
。すなわち、図8を参照して、接点Bと接点Dとの間に
、上述の方向が順方向となるようにダイオード46を接
続することにより、接点Dに近接スイッチ5が接続され
た場合には、容易にその異常を検出することができる。 以下、その原理を説明する。
【0043】図8に示されるスイッチ入力回路28Aが
、通常の場合に図4または図5に示されるスイッチ入力
回路28Aと同様に動作することはいうまでもない。 したがって、以下ではスイッチが断線状態にある場合お
よびショートを起こした場合のスイッチ入力回路28A
およびダイオード46の動作が順に説明される。図9を
参照して、マイクロスイッチ5が時刻t2で断線したも
のとする。接点Dは抵抗39を介して電源+12Vに接
続されているため時刻t2以降ハイレベルとなる。接点
Cの電位は接点Dの電位よりも通常状態では低いため、
接点Dからキャパシタ42にはダイオード41を介して
電流が流れ、キャパシタ42は急速充電される。したが
って接点Cの電位は図9(C)に示されるように、時刻
t2以降ハイレベルとなる。図9(A)に示されるよう
に、トランジスタ44の入力Aの電位が接点Cの電位変
化に応答して時刻t2でトランジスタ44のしきい値を
越える。したがって図9(B)に示されるように、トラ
ンジスタ44の出力、すなわち接点Bの電位が時刻t2
以降ハイレベルからローレベルに変化する。スイッチに
断線が発生しているわけであるから、接点Bの電位はロ
ーレベルに保たれることになる。遊技機制御用コンピュ
ータではスイッチ入力回路28Aの出力が所定時間以上
ローレベルであることを検知することにより、近接スイ
ッチ5に何らかの異常が起きたことを知ることができる
【0044】図10(D)に示されるように、時刻t2
で近接スイッチ5がショートした場合を考える。接点D
はスイッチ5を介して接地電位に接続されるため時刻t
2以降ローレベルとなる。図10(B)に示されように
時刻t2までは接点Bの電位はハイレベルであり、接点
Bの側からダイオード46を介して接点Dの方向に電流
が流れる。この電流は電源+5Vから抵抗45を介して
ダイオード46に与えられ、そのため接点Bの電位は抵
抗45による電圧降下のために低電位となる。すなわち
、図10(B)に示されるように接点Bの電位は時刻t
2でハイレベルからローレベルに変化する。スイッチ5
がショートしているわけであるから、時刻t2以降この
状態が保たれる。図10(A)、(C)に示されるよう
に、この間トランジスタ44の入力Aおよび接点Cの電
位は一定である。遊技機制御用コンピュータはスイッチ
入力回路28Aの出力が所定時間以上ローレベルである
ことを検知することにより、近接スイッチ5に何らかの
異常が発生したことを知ることができる。前述したよう
に、スイッチ5に断線が発生した場合もショートが発生
した場合も接点Bの電位はローレベルとなる。したがっ
て、スイッチ入力回路28Aの出力が所定時間以上ロー
レベルにあることを知ることにより、遊技機制御用コン
ピュータが何らかの異常が発生したことを知ることがで
きる。
【0045】以上の説明から明らかなように、ダイオー
ド46を接点Bと接点Dとの間に接続することにより、
近接スイッチ5に異常が発生したことを遊技機制御用コ
ンピュータで容易に検出することができる。図12に示
されるような複雑な回路を設ける必要はなく、スイッチ
入力回路のコストを大幅に下げることが可能となる。ま
た、スイッチ入力回路28Aをパッケージ化しておくこ
とにより、単純なスイッチ入力回路として使用すること
もできるし、ダイオード1つの追加でスイッチの断線や
ショートを容易に検出することができる構成とすること
も可能である。また、このスイッチ入力回路28Aには
、マイクロスイッチも近接スイッチも使用することがで
きる。したがって遊技機設計時の仕様変更によってマイ
クロスイッチを近接スイッチに変更する必要が生じた場
合にも、基板の設計を変更する必要はない。使用される
スイッチの種類を考慮することが不要となるため、遊技
機などの基板設計が従来と比べてはるかに容易となる。
【0046】上述の実施例中、ダイオード41(図4、
5参照)がバイパス手段として用いられることにより、
キャパシタ42の充電はダイオード41が使用されない
場合と比較してより速くなる。そのため、近接スイッチ
をスイッチ入力回路に接続した場合のパルス幅が広くな
り、処理速度のあまり速くないマイコンを基本回路に用
いてもパルスの検出が可能となる。
【0047】以上、この発明が、図面を参照して詳細に
説明された。しかし、この発明の上述の実施例には限定
されず、これ以外にも様々な変更を行なうことができる
ことはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上の様に請求項1に記載のスイッチ入
力回路においては、マイクロスイッチがオンする時のチ
ャタリングによる電圧レベルの変化は、電圧検知手段の
入力に影響を与えず、回路が誤動作する恐れはない。近
接スイッチの出力パルスは電荷蓄積手段と放電遅延手段
とにより定まる時定数で遅延されて電圧検知手段にあた
えられ、電圧検知手段を動作させる。すなわちいずれの
場合にも電圧検知手段の出力にはスイッチがオンしたこ
とを示す電圧変化が出力信号として得られる。従ってこ
のスイッチ入力回路は、マイクロスイッチと近接スイッ
チのいずれも接続でき、かつ正しく動作することができ
る。請求項2に記載のスイッチ入力回路においては、さ
らに、整流手段および電圧検知手段の機能により、スイ
ッチに断線や短絡が発生した時には第四のノ−ドが低電
位に固定される。したがって第四のノ−ドが低電位に固
定されているか否かを監視することにより、スイッチの
異常を知ることができ、しかもそのために整流手段を追
加するだけでよく、従来のように複雑な回路を用意する
必要はない。その結果、マイクロスイッチと近接スイッ
チのいづれも使用することができ、異常も逸早く発見で
きて正しい動作をすることができるスイッチ入力回路を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るスイッチ入力回路が
使用されるパチンコ遊技機の遊技盤面図である。
【図2】図1に示される遊技機の裏面図である。
【図3】図1に示される遊技機を制御するための回路を
示す回路ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係るスイッチ入力回路に近
接スイッチが接続された場合を示す回路図である。
【図5】本発明の一実施例に係るスイッチ入力回路にマ
イクロスイッチが接続された場合の回路図である。
【図6】図4に示される回路の動作を示す波形図である
【図7】図5に示される回路の動作を示す波形図である
【図8】本発明の一実施例に係るスイッチ入力回路に、
近接スイッチの断線、ショート検出用のダイオードを設
けた場合の回路図である。
【図9】図8に示される回路において、スイッチ5に断
線が発生した場合の動作を示す波形図である。
【図10】図8に示される回路において、スイッチ5に
ショートが発生した場合の回路の動作を示す波形図であ
る。
【図11】従来の、マイクロスイッチが接続されるスイ
ッチ入力回路の回路図である。
【図12】従来の、近接スイッチが接続され、かつ近接
スイッチの断線、ショートを検出する機能を有するスイ
ッチ入力回路の回路図である。
【図13】マイクロスイッチの斜視外観図である。
【図14】近接スイッチの斜視外観図である。
【符号の説明】
5  図柄停止スイッチ(近接スイッチ)23  権利
発生/消滅スイッチ(マイクロスイッチ)24  カウ
ントスイッチ(近接スイッチ)25  始動口スイッチ
(マイクロスイッチ)28A  スイッチ入力回路 44  トランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第一の接点と第二の接点との間に接続
    され、前記第一および第二の接点の間の電位差に応答し
    て電荷を蓄積する為の電荷蓄積手段と、所定の第三の接
    点と前記第一の接点との間に接続され、前記電荷蓄積手
    段から前記第三の接点への放電を遅延させる為の放電遅
    延手段と、前記第三の接点と所定の第一の電源との間に
    接続されるようにされ、前記第一の電源から前記第三の
    接点に流れる電流に応答して前記第一の電源と前記第三
    の接点との間に電圧降下を発生させる為の電圧降下手段
    と、前記第二の接点の電位が予め定めるしきい値をこえ
    ているか否かを検知し、検知結果に基づいて所定の二つ
    の電圧の一方を選択的に第四の接点に出力するための電
    圧検知手段とを含むことを特徴とし、前記第三の接点に
    は、前記第三の接点を前記第一の電源よりも低い所定の
    電位に短絡させる為のスイッチが接続可能にされた、ス
    イッチ入力回路。
  2. 【請求項2】  前記第四の接点と、前記第一の電源の
    電圧よりも低い所定の電圧を有する第二の電源との間に
    接続され、前記第二の電源から前記第四の接点に流れる
    電流に応答して前記第二の電源と前記第四の接点との間
    に電圧降下を発生させる為の第二の電圧降下手段と、前
    記第四の接点と前記第三の接点との間に接続され、前記
    第四の接点の電位が前記第三の接点の電位よりも高くな
    ったことに応答して、前記第四の接点から前記第三の接
    点へ電流が流れる事を許容すると共に、前記第三の接点
    の電位が前記第四の接点の電位よりも高くなった場合に
    は前記第三の接点から前記第四の接点へ電流が流れるこ
    とを阻止する為の整流手段とをさらに含み、前記電圧検
    知手段は、入力電圧が前記しきい値よりも高い場合には
    所定の第一の電圧を、入力電圧が前記しきい値よりも低
    い場合には、前記第一の電圧よりも高い第二の電圧を出
    力する様に構成され、前記スイッチの短絡又は断線状態
    が発生して前記第三の接点が所定の電位に固定したこと
    に応答して、前記第四の接点の電位を所定の値に固定す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のスイッチ入力回
    路。
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