JPH06142282A - ランプ駆動回路 - Google Patents

ランプ駆動回路

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JPH06142282A
JPH06142282A JP29351192A JP29351192A JPH06142282A JP H06142282 A JPH06142282 A JP H06142282A JP 29351192 A JP29351192 A JP 29351192A JP 29351192 A JP29351192 A JP 29351192A JP H06142282 A JPH06142282 A JP H06142282A
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lamp
switch
terminal
fet
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電圧や過電流からランプを保護するととも
に、ランプ駆動回路が破壊されるのを防止できるように
する。 【構成】 ランプを駆動する、脈動する電流が与えられ
る端子42、44にドレイン48Aおよびソース48B
がそれぞれ接続され、ゲート48Cが制御端子43に接
続されたFET48と、ソース−ゲート間の電圧が所定
値以上となった場合に導通する過電圧保護回路45と、
FET48を流れる電流が所定の大きさ以上となった場
合にFET48のゲート48Cの電位を下げる過電流保
護回路46と、流れる電流がさらに大きくなった場合
に、FET48のゲート48Cの電位を接地電位に下げ
るリセット回路47とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機やス
ロットマシンなどに使用されるランプ駆動回路に関す
る。より詳しくはこの発明は、ランプを動作させるため
の電流を、所定の制御信号に従ってオン/オフ制御する
ためのランプ駆動回路に対する過電圧、過電流による障
害を防止してランプの寿命を長期化するための技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機などに用いられる
ランプのオン/オフには、たとえばトランジスタを含む
ランプ駆動回路が用いられる。このトランジスタのベー
スはパチンコ遊技機の制御回路に接続される。トランジ
スタのコレクタは、ランプの電源端子の1つに接続され
る。ランプの電源端子の他の1つは、ヒューズなどを介
して所定電圧(たとえば+21V)の直流電源に接続さ
れる。トランジスタのエミッタは接地される。このトラ
ンジスタのベースには、パチンコ遊技機の制御回路か
ら、ランプのオン/オフを制御するための制御信号が与
えられ、制御信号に従ってランプが駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のラン
プ駆動回路では、ランプに過大な電流が流れたときに、
ヒューズを溶断することにより回路を切断し、これによ
ってランプが破壊されることを防止する。しかしこのと
き、ヒューズが切断される前に、この過大な電流によっ
てトランジスタが破壊されてしまうために、ランプは保
護できるものの、ランプ駆動回路を取替えなければなら
ないという問題点があった。
【0004】本発明は上述の問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、過電流に対してランプを保護でき
るとともに、過電圧や過電流により破壊される恐れのな
いランプ駆動回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のランプ
駆動回路は、遊技機のランプを所定の制御信号に従って
駆動するためのランプ駆動回路であって、ランプを駆動
する脈動する電位差が与えられる第1および第2の電源
にそれぞれ接続される第1および第2の端子と、前記制
御信号が入力される制御端子とを有し、前記制御信号に
応答して、前記第1および第2の端子間の導通を制御す
るスイッチ素子と、前記第1の端子および前記制御端子
の間に接続され、前記第1の端子と前記制御端子との間
の電圧が所定の値以上となったことに応答して導通す
る、常には非導通の過電圧保護回路と、前記スイッチ素
子に接続され、前記スイッチ素子を流れる電流が所定の
第1の大きさ以上となった場合に、前記スイッチ素子に
流れる電流を制限する過電流保護回路と、前記スイッチ
素子に接続され、前記スイッチ素子を流れる電流が前記
第1の大きさよりも大きい所定の第2の大きさ以上とな
った場合に、前記スイッチ素子を遮断させる制御信号を
前記制御端子に与えるスイッチ遮断手段とを含むことを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係るランプ駆動回路では、通常はスイ
ッチ素子の制御端子に与えられる制御信号に従って、ス
イッチ素子を流れる電流の大きさが制御され、その電流
によりランプのオン/オフが行なわれる。第1の端子と
制御端子との間の電位差が所定の大きさよりも大きくな
ると過電圧保護回路が導通して第1の端子と制御端子と
の間の電位差が減少するので、過電圧のためにスイッチ
素子が破壊されたりランプが焼切れたりする恐れはな
い。スイッチ素子を流れる電流が第1の大きさよりも大
きくなると、過電流保護回路によってスイッチ素子の制
御端子に、流れる電流を制限するような制御信号が与え
られる。そのため、過大な電流でスイッチ素子が破壊さ
れる恐れは小さくなる。さらに、瞬間的に電流が増大し
たような場合など、過電流保護回路による電流の制限が
できず、電流が第2の大きさよりも大きくなると、スイ
ッチ遮断手段によって、スイッチを流れる電流が遮断さ
れる。したがって、このような場合にもスイッチ素子が
破壊される恐れはない。第1および第2の端子間の電位
差は脈動するので、電位差が正常範囲となれば過電圧保
護回路は非導通状態に復帰する。また電流が制限または
遮断された場合には過電流保護回路およびスイッチ遮断
手段によるスイッチ素子の制御端子への入力はなくなる
ので、スイッチ素子によるランプの駆動が正常に復帰す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例に係るランプ駆動
回路を、パチンコ遊技機に用いる場合を例として説明す
る。なお、本実施例においてはスイッチ回路がパチンコ
遊技機に用いられる場合について説明するが、他の種類
の遊技装置に対して用いられてもよい。たとえば、他の
種類の遊技機であっても、ランプ等,駆動のための電流
が脈流であっても動作に不都合のない回路を使用する可
能性のあるものであればこの発明を適用することができ
る。
【0008】図1は、本発明に係るスイッチ回路の一例
であるランプ駆動回路を用いたパチンコ遊技機の遊技盤
面の正面図である。図1を参照して、遊技盤の遊技領域
1内には、複数種類の図柄が可変表示可能な可変表示装
置部6と、玉受部材12a、12bが開閉することによ
り打玉が入賞しやすい第1の状態と打玉が入賞しにくい
または入賞しない第2の状態とに変化する可変入賞球装
置部11とが一体的に取付けられた遊技装置2が設けら
れている。遊技装置2の下方には、始動入賞口15が設
けられている。遊技装置2の上部には玉入口3が設けら
れており、遊技装置2の中央部には、玉入口3に入った
遊技玉が停止する特定入賞口4が設けられ、特定入賞口
4の下部には図柄停止スイッチ5が設けられている。可
変表示装置部6には、各々複数種類の図柄を可変表示可
能な可変表示器6a〜6cと装飾LED(Light
Emitting Diode)20とが設けられてい
る。特定入賞口4の下方にはさらに、特定入賞口4を通
過した玉を受止めるための玉受部8と、玉受部8で受け
た玉を可変表示装置部6の停止時の表示結果の内容に従
って右方または左方に振分けるための振分装置7と、可
変表示装置部6に表示された結果が特定の内容(たとえ
ばいわゆる「ぞろめ」)である場合に、振分装置7によ
って遊技玉が誘導される権利発生/消滅入賞口9と、可
変表示装置部6の表示結果がそれ以外の場合に遊技玉が
誘導される普通入賞口10とが設けられている。振分装
置7の下方には、可変入賞球装置部11が後何回開成可
能なのかを表示するための残回数表示部14が設けら
れ、振分装置7の周囲には入賞個数表示器13が配置さ
れている。
【0009】遊技領域1内にはさらに、本発明に係るラ
ンプ駆動回路に接続されるサイドランプ16、風車ラン
プ17、チャッカーランプ18、19などが配置されて
いる。
【0010】図2は図1に示される遊技盤の裏面図であ
る。図2を参照して、遊技装置2の裏面中央には前述の
図柄停止スイッチ5が配置されている。図柄停止スイッ
チ5の両側には玉受部材12a、12b(図1参照)を
開成/閉成させるためのソレノイド21と、振分装置7
(図1参照)を駆動するためのモータ22と、権利発生
/消滅入賞口9(図1参照)に入賞した遊技玉を検出す
るための、権利発生/消滅スイッチ23と、玉受部材1
2a、12b(図1参照)が開成中に可変入賞球装置部
11に入賞した遊技玉の数をカウントするための、カウ
ントスイッチ24と、始動入賞口15(図1参照)に入
賞した遊技玉を検出するための、始動口スイッチ25と
が設けられている。
【0011】図1、図2に示されるパチンコ遊技機の動
作の概略は以下のようである。遊技者によって弾発発射
されたパチンコ玉は、図1に示される遊技領域1内に打
込まれる。この間可変表示器6a〜6cの図柄は常時変
動している。遊技玉が玉入口3に入った場合、その遊技
玉は特定入賞口4で停止し、図柄停止スイッチ5によっ
て検出される。図柄停止スイッチ5が遊技玉を検出した
ことに応答して、可変表示器6a〜6cの表示が左から
順に停止する。停止時の可変表示装置部6の表示結果が
「ぞろめ」であれば、振分装置7がモータ22によって
図1における時計回りの方向に回転し、玉受部8で遊技
玉を受けて権利発生/消滅入賞口9に誘導する。ぞろめ
でなければ振分装置7はモータ22によって図1におけ
る反時計回り方向に回転し、玉受部8で遊技玉を受けて
普通入賞口10に誘導する。権利発生/消滅入賞口9に
誘導された玉は権利発生/消滅スイッチ23で検出され
る。
【0012】遊技機制御用コンピュータは権利発生/消
滅スイッチ23が遊技玉を検出したことに応答して、制
御を「権利発生」とよばれる状態に変える。権利発生中
に始動入賞口15に遊技玉が入賞すると、始動口スイッ
チ25がこの遊技玉を検出する。これに応じて玉受部材
12a、12bがソレノイド21によって開成して遊技
玉の入賞しやすい状態となる。玉受部材12a、12b
の開成は、開成後10秒の経過後または可変入賞球装置
部11に10個以上の遊技玉が入賞したときのいずれか
早い時点で終了される。可変入賞球装置部11への遊技
玉の入賞は、図2に示されるカウントスイッチ24によ
って行なわれる。権利発生中に前述と同様にして遊技玉
が権利発生/消滅入賞口9に誘導され、権利発生/消滅
スイッチ23で検出されたことによって権利は消滅す
る。または、始動入賞口15に遊技玉が16個入賞する
ことにより権利は消滅する。権利の発生時、残回数表示
器14は「16」と表示する。以後、始動入賞口15に
遊技玉が入賞するたびに1ずつ減算して表示する。
【0013】各入賞口に遊技玉が入賞すると、各入賞口
の種類に応じて所定の個数の遊技玉が払出される。ま
た、可変入賞球装置部11が開成中に可変入賞球装置部
11に入賞した遊技玉の個数は入賞個数表示器13によ
って表示される。
【0014】この間、サイドランプ16、風車ランプ1
7、チャッカーランプ18、19等は、遊技状態に応じ
て点滅し、遊技の興趣を盛り上げる。
【0015】図3は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路および周辺回路のブロック図である。図3を参照し
て、パチンコ遊技機の制御回路は、各種機器を制御する
ためのプログラムに従って、遊技状態を検出し、遊技制
御のために必要な情報を収集するためのマイクロコンピ
ュータ(以下「マイコン」と省略する)などを含む基本
回路27と、電源投入時に基本回路27にリセットパル
スを与えるための初期リセット回路30と、初期リセッ
ト回路30によってリセットされ、基本回路27から与
えられるクロック信号を分周して定期的(たとえば1m
secごと)にリセットパルスを基本回路27に与える
ためのパルス分周回路からなる定期リセット回路31
と、図柄停止スイッチ5、ならびに権利発生/消滅スイ
ッチ23、カウントスイッチ24、始動口スイッチ2
5、振分装置7(図1参照)の停止位置を検出するため
のフォトセンサ26、ダイオードに接続され、与えられ
るアドレス信号によって選択されるスイッチからの信号
を基本回路27に与えるためのスイッチ回路28と、基
本回路27およびスイッチ回路28に接続され、基本回
路27から与えられるアドレス信号をデコードしてスイ
ッチ回路28に与えるためのアドレスデコード回路29
と、基本回路27によって制御される表示手段としての
LED回路34と、基本回路27によって制御され、ラ
ンプ類を表示駆動するための、本発明に係るランプ駆動
回路を含むランプスイッチ回路35と、ソレノイド回路
36と、基本回路27からの大当り情報を受取り、大当
り情報を外部に出力するための大当り情報出力回路37
と、基本回路27からの音信号を受取り、図示されない
スピーカを駆動して遊技の効果音を発生するための音回
路32と、振分装置7を駆動するためのモータ22を制
御するモータ回路33とを含む。パチンコ遊技機にはさ
らに、AC24Vの交流電源に接続され、直流の5V、
12V、21V、30Vの電圧を発生する電源回路38
が含まれている。
【0016】ソレノイド回路36には、図2に示される
ソレノイド21が接続されている。ランプスイッチ回路
35には、サイドランプ16、風車ランプ17、チャッ
カーランプ18、19などが接続されている。LED回
路34には、図柄表示器6a〜6cと、入賞個数表示器
13と、残回数表示器14と、装飾LED20とが接続
されている。
【0017】図3に示される基本回路27および周辺回
路は以下のように動作する。初期リセット回路30は電
源の投入と同時に基本回路27に対して初期リセットパ
ルスを与える。基本回路27は、初期リセットパルスに
応答して自分自身を初期化し、クロック信号を発生して
定期リセット回路31に与える。定期リセット回路31
は基本回路27から与えられるクロック信号を分周して
所定時間ごとに定期リセットパルスを発生し、基本回路
27に与える。基本回路27は定期リセットパルスを与
えられるたびに、所定の制御プログラムをその先頭から
繰返し開始、実行する。
【0018】基本回路27における遊技機制御のプログ
ラムに与えられる遊技情報はスイッチ回路28を介して
図柄停止スイッチ5、権利発生/消滅スイッチ23、カ
ウントスイッチ24、始動口スイッチ25などから与え
られる。基本回路27はスイッチ回路28から与えられ
る各種の制御情報に応答し、図1、図2を参照してすで
に説明されたような動作をするようにLED回路34、
ランプスイッチ回路35、ソレノイド回路36などを制
御する。
【0019】ランプスイッチ回路35には、各ランプ1
6〜19にそれぞれ接続され、基本回路27から与えら
れる制御信号に応答して各ランプのオン/オフを制御す
るための、本発明に係るランプ駆動回路を含むランプス
イッチ回路が含まれている。図4は、上述のランプスイ
ッチ回路のうち、一例としてサイドランプ16のオン/
オフを制御するためのランプスイッチ回路35Aの接続
図である。
【0020】図4を参照して、ランプスイッチ回路35
Aは、本発明の一実施例のランプ駆動回路39と、交流
電源AC24Vから与えられる交流電流を整流し、かつ
ランプ16の動作には影響のない範囲でその大きさが脈
動する脈流を発生し、ランプ16に供給するための整流
回路40とを含む。
【0021】ランプ駆動回路39は、接地電位に接続さ
れるGND端子と、基本回路27からの制御信号が入力
されるIN端子と、ランプ16の電源端子の1つに接続
されるOUT端子とを含む。整流回路40の出力端子の
一方40Bは接地され、他方40Aはランプ16の電源
端子の他の1つに接続されている。
【0022】図5は、ランプ駆動回路39の回路ブロッ
ク図である。図5を参照して、ランプ駆動回路39は、
前述のとおりOUT端子42と、IN端子43と、GN
D端子44とを含む。ランプ駆動回路39にはFET
(電界効果型トランジスタ)48が含まれている。この
FET48のゲート48CはIN端子43に、ソース4
8BはGND端子44に、ドレイン48AはOUT端子
42にそれぞれ接続されている。
【0023】ランプ駆動回路39はさらに、OUT端子
42と、FET48のドレイン48Aと、ゲート48C
とに接続された過電圧保護回路45と、OUT端子42
と、GND端子44と、FET48のソース48Bおよ
びゲート48Cに接続された過電流保護回路46と、F
ET48のドレイン48Aとゲート48Cと、GND端
子44とに接続されたリセット回路47とを含む。
【0024】過電圧保護回路45は、FET48のドレ
イン48Aに印加される脈流の電位と、FET48のゲ
ート電位との電位差が所定以上となったときに導通し
て、この間の電圧を所定値以下に下げるためのものであ
る。これによりFET48と、ランプ16とが過電圧に
より破壊されることが防止される。
【0025】過電流保護回路46は、OUT端子42か
らFET48を介してGND端子44に流れる電流が所
定の値よりも大きくなった場合に、ゲート電位を下げて
FET48を流れる電流を制限し、FET48の過電流
による破壊を防止するためのものである。
【0026】リセット回路47は、OUT端子からFE
T48を介してGND端子44に流れる電流が、たとえ
ば、ランプの短絡などにより急激に増加し、過電流保護
回路46による電流の制限では不十分となった場合に、
ゲート電位を接地電位まで落としてFET48を遮断す
るためのものである。
【0027】図6は、図5に示されるランプ駆動回路3
9のより詳細な回路図である。図6を参照して、FET
48のゲート48Cは、抵抗52と57とを介してIN
端子43に接続されている。FET48のソース48B
は、GND端子44に接続されている。またFET48
のドレイン48AはOUT端子42に接続されている。
【0028】過電圧保護回路45は、FET48のドレ
イン48Aとゲート48Cとの間に直列に接続されたツ
ェナーダイオード67と、ダイオード66、65、64
と、抵抗63とを含む。ツェナーダイオード67は、ダ
イオード64〜66が導通を開始する際の、FET48
のドレイン48Aとゲート48Cとの間の電位差を調整
するためのものである。
【0029】過電流保護回路46は、FET48のドレ
イン48Aとソース48Cとの間に直列に接続され、こ
の間の電圧を所定の比に電圧分割するための2つの抵抗
59、60と、抵抗59と60との接点にベースが、F
ET48のソース48Cにエミッタが、FET48のゲ
ートに抵抗62を介してコレクタが、それぞれ接続され
たNPNトランジスタ61と、前述した抵抗57とを含
む。抵抗62とFET48のゲートとの接点を接点Aと
呼ぶ。
【0030】リセット回路47は、FET48のドレイ
ン48Aとソース48Cとの間に直列に接続され、所定
の電圧分割を行なうための2つの抵抗54、55と、ベ
ースが抵抗54、55の接点に、エミッタがFET48
のソース48Cに、コレクタがFET48のゲート48
Cにそれぞれ接続されたNPNトランジスタ56と、前
述した抵抗52と、抵抗52と57の接点とFET48
のソース48Cとを接続する抵抗53とを含む。
【0031】なお、抵抗57とFET48の接点とFE
T48のソース48Cとの間には、IN電圧を安定させ
るためのツェナーダイオード58が含まれる。なお、図
6に示される回路は1つの集積回路内に形成されてお
り、各抵抗は半導体基板に不純物を拡散させることによ
り形成された拡散抵抗であり、図6内にその幅と長さと
がW/Lの形で示されている。
【0032】図4〜図6を参照して、本発明に係るラン
プ駆動回路39は以下のように動作する。
【0033】まず、OUT端子42に印加される電圧が
所定の範囲以内であるものとする。そのときトランジス
タ56、61はともにオフしている。過電圧保護回路4
5は非導通である。IN端子43に印加される制御信号
は、抵抗52、57を介してFET48のゲート48C
に与えられる。FET48のドレイン48Aからソース
48Bへは、OUT端子42に印加される電圧と、ゲー
ト48Cに印加される制御信号の大きさとによってその
大きさが定まる電流が流れる。この電流が、図4に示さ
れるようにランプ16を通るために、制御信号を変化さ
せてFET48を通る電流を変化させることにより、ラ
ンプ16がオン/オフする。
【0034】OUT端子42に過電圧が印加された場合
は次のようになる。この過電圧により、過電圧保護回路
45の両端の電位差が所定の電位差以上となった場合、
過電圧保護回路45を介して電流がOUT端子42から
ゲート48CとIN端子43との接続線に向かって流れ
る。そのため過電圧保護回路45の両端の電位差は、元
の過大な電位差と比較して小さくなり、FET48に過
大な電圧が印加されたり、ランプ16に過大な電圧が印
加されたりしてFET48やランプ16が破壊されるの
が防止できる。このOUT端子42に印加される電圧が
所定の値以下となれば、この過電圧保護回路45は再び
導通状態となる。
【0035】過電流保護回路46は、FET48に過電
流が流れてランプが破壊される恐れのある場合、次のよ
うな動作を行なう。抵抗59、60を流れる電流も大き
くなるため、トランジスタ61のベース電圧が上昇す
る。電流が所定の値よりも大きくなるとトランジスタ6
1がオンし、接点Aから抵抗62、トランジスタ61を
介してGND端子44に向けて電流が流れる。接点Aの
電位はローレベルとなり、FET48がオフしない程度
の電位に下がる。この場合、抵抗62の存在のためにF
ET48のベースに印加される制御信号は、そのレベル
がある程度低くなり、FET48に流れる電流は制限さ
れる。このため、回路に過電流が流れた場合でも、FE
T48がこの過電流により破壊される恐れは少ない。
【0036】リセット回路47は次のように動作する。
通常時、過電流保護回路46のトランジスタ61と同様
に、トランジスタ56はオフしている。抵抗54、55
の電圧分割比は抵抗59、60の分割比と異なってお
り、トランジスタ56のベースに印加される電圧はトラ
ンジスタ61のベースに印加される電圧よりも低い。そ
のため、トランジスタ61がオンするような過電流が流
れてもトランジスタ56はすぐにはオンしない。過電流
保護回路46が動作してもさらに電流が増大した場合、
トランジスタ56のベースに印加される電圧が十分高く
なり、このとき初めてトランジスタ56がオンする。ト
ランジスタ56は、過電流保護回路46のトランジスタ
61と異なり、抵抗52と57との接点を直接GND端
子44に接続する。このため、トランジスタ56がオン
するとFET48のゲートはグラウンドレベルとなり、
FET48は完全に遮断される。過電流でFET48が
破壊される恐れはなくなる。
【0037】さらに、OUT端子42から与えられる電
流は脈流であるため、過電圧、過電流が一過性のもので
あれば、所定時間内にOUT端子42に印加される電圧
はある値以下となる。前述のようにこれにより過電圧保
護回路45は非導通状態となる。またトランジスタ5
6、61のベース電位も十分下がり、これらトランジス
タ56、61はともにオフする。FET48のゲートに
与えられる制御信号が、過電流保護回路46やリセット
回路47によって影響を受けることはなくなり、FET
48は再びIN端子43を介して与えられる制御信号に
従って、OUT端子42からGND端子44に流れる電
流を制御する。
【0038】以上のように、図4〜6に示されるランプ
駆動回路39を用いると、ランプ16に過大な電流が流
れるのを、ヒューズなしで防止することができる。ま
た、ヒューズを利用しなくてもランプ駆動回路39の内
部に含まれるFET48などのスイッチング素子が破壊
されることはなく、過電流が流れる度にランプ駆動回路
39を交換するという手間を省くことができる。これに
より、一旦過電圧が印加されたり過電流が流れたりした
場合にも、直ちに正常な動作状態に復帰することができ
る。したがって、ヒューズやランプ,ランプ駆動回路の
交換のために遊技を中断することなく、遊技を続行でき
るという効果がある。
【0039】以上、この発明に係るランプ駆動回路をパ
チンコ遊技機に用いられるランプ駆動回路を例として説
明した。しかし、この発明は上述の実施例には限定され
ない。たとえば、ランプのように供給される電流が脈流
であってもその動作に大きな影響を及ぼさないような電
気機器であれば、本発明に係るスイッチ回路を用いてオ
ン/オフ制御することができるとともに、過大な電流が
流れた場合にもスイッチ回路が破壊されることを防止で
き、しかも遊技機の動作を中断する恐れもない。
【0040】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係るランプ駆動
回路では、第1の端子と制御端子との間の電位差が所定
の大きさよりも大きくなると、過電圧保護回路が導通し
て第1の端子と制御端子との間の電位差が減少するの
で、過電圧のためにスイッチ素子が破壊されたり、ラン
プが焼切れたりする恐れがない。また、スイッチ素子を
流れる電流が第1の大きさよりも大きくなると、まず過
電流保護回路によって、スイッチ素子を流れる電流の大
きさが制限される。これで不十分な場合には、スイッチ
遮断手段によって、スイッチを流れる電流が遮断され
る。そのため、瞬間的に大きな電流が流れた場合にも、
それによりスイッチ素子が破壊される恐れはない。さら
に、第1の端子および第2の端子間には脈動する電位差
が与えられるので、その電位差が正常範囲となれば過電
圧保護回路は非導通状態に復帰する。また、電流が所定
の大きさ以内となることにより過電流保護回路とスイッ
チ遮断手段とが正常な状態に復帰し、ランプ駆動回路全
体として正常な動作を再開することができる。このた
め、従来のようにヒューズを取替えたり、ランプ駆動回
路そのものを取替えたりする手間がない。
【0041】その結果、たとえば、過電流に対してラン
プを保護できるとともに、過電圧や過電流により破壊さ
れる恐れのないランプ駆動回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るランプ駆動回路が使
用されるパチンコ遊技機の遊技盤面図である。
【図2】図1に示される遊技機の裏面図である。
【図3】図1に示される遊技機を制御するための回路を
示す回路ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係るランプ駆動回路を含む
ランプスイッチ回路の回路図である。
【図5】図4に示されるランプ駆動回路のブロック図で
ある。
【図6】図5に示されるランプ駆動回路のより詳細な回
路図である。
【符号の説明】
16はサイドランプ、35Aはランプスイッチ回路、3
9はランプ駆動回路、40は整流回路、45は過電圧保
護回路、46は過電流保護回路、47はリセット回路、
48はFETを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機のランプを所定の制御信号に従っ
    て駆動するためのランプ駆動回路であって、 ランプを駆動する脈動する電位差が与えられる第1およ
    び第2の電源にそれぞれ接続される第1および第2の端
    子と、前記制御信号が入力される制御端子とを有し、前
    記制御信号に応答して、前記第1および第2の端子間の
    導通を制御するスイッチ素子と、 前記第1の端子および前記制御端子の間に接続され、前
    記第1の端子と前記制御端子との間の電圧が所定の値以
    上となったことに応答して導通する、常には非導通の過
    電圧保護回路と、 前記スイッチ素子に接続され、前記スイッチ素子を流れ
    る電流が所定の第1の大きさ以上となった場合に、前記
    スイッチ素子に流れる電流を制限する過電流保護回路
    と、 前記スイッチ素子に接続され、前記スイッチ素子を流れ
    る電流が前記第1の大きさよりも大きい所定の第2の大
    きさ以上となった場合に、前記スイッチ素子を遮断させ
    る制御信号を前記制御端子に与えるスイッチ遮断手段と
    を含む、ランプ駆動回路。
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