JP2002052149A - 遊技機の電飾制御装置 - Google Patents

遊技機の電飾制御装置

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JP2002052149A
JP2002052149A JP2000242095A JP2000242095A JP2002052149A JP 2002052149 A JP2002052149 A JP 2002052149A JP 2000242095 A JP2000242095 A JP 2000242095A JP 2000242095 A JP2000242095 A JP 2000242095A JP 2002052149 A JP2002052149 A JP 2002052149A
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illumination
control
control unit
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JP2000242095A
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Hidenori Maruyama
英徳 丸山
Keigo Kimura
桂吾 木村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電飾管理部の制御を実行するサブ制御部の負荷
を軽減し、サブ制御部が制御可能な制御信号数よりも多
い制御信号を用いた複雑な電飾効果を確保することがで
きる遊技機の電飾制御装置の提供を目的とする。 【解決手段】遊技機のメイン制御を行なう主制御部11
と、上記主制御部11で制御され音発生出力、電飾出
力、画像出力により報知制御を実行する報知制御部12
とを備えた遊技機の電飾制御装置であって、上記報知制
御部12は複数の電飾要素16をコントロールする電飾
管理部20と、上記電飾管理部20の制御を実行するサ
ブ制御部21とに分離されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機や回
胴式遊技機(slot machine、スロット・マシン)などの遊
技機のメイン制御を行なう主制御部と、この主制御部で
制御されて音発生出力、電飾出力、画像出力により遊技
状態を遊技者に報知する報知制御を実行するところの報
知制御部とを備えたような遊技機の電飾制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の遊技機の電飾制御装置と
しては、例えば図9に示す構成の装置がある。すなわ
ち、遊技機のドア側にLED(発光ダイオード)、ラン
プ、数値表示LEDなどの電飾要素81を設け、遊技機
の本体側には当該遊技機のメイン制御(パチンコ機にあ
ってはチューリップの開閉、スロット・マシンにあって
はドラムの回転や停止など参照)を行なう主制御部82
で、この主制御部82で制御されて音発生出力、電飾出
力、画像出力により報知制御を実行する報知制御部83
とを設けている。
【0003】上述の主制御部82は主基盤84に実装さ
れたメインCPU85と、遊技者の操作を入力する遊技
者入力部86と、遊技機側に設けられたセンサからの信
号を受ける遊技機センサ入力部87と、遊技機の機器
(パチンコ機のチューリップや回胴式遊技機のドラムな
ど参照)に対して制御出力を実行する遊技機出力部88
とを備えている。
【0004】また上述の報知制御部83は、報知制御基
盤89に実装された報知制御CPU90と複数のドライ
バ91〜94(ドライブ回路)とを備え、この報知制御C
PU90はメインCPU85からの信号を受けて各ドラ
イバ91〜94を介して電飾要素81を点灯、点滅また
は消灯制御すると共に、図示しないスピーカやディスプ
レイに対して音発生出力、画像出力を実行する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の報知制御CPU
90はドライバ91〜94を介して電飾要素81を直接
制御しているが、この報知制御CPU90に直接接続可
能な制御端子数には制限がある。この報知制御CPU9
0は電飾要素81の制御のみならず音発生出力によるス
ピーカ制御、並びに画像出力によるディスプレイ制御を
直接または専用にICを介して行なう必要があるため、
斯る制限が顕著となる。また該CPU90にプログラム
用のメモリ95を内蔵し、このメモリ95を格納した場
合には、メモリ95のサイズに制限があるため、この従
来装置においては、LEDやランプ等の電飾要素81を
個別点灯させるといった複雑かつ細かい処理を実行する
ことが困難であり、また電飾点数の増加(多点化)に充分
対応することができない問題点があった。
【0006】さらに図9に示す従来装置において、本来
得るべき点灯パターン(図10参照)を確保するためには
図10の20mS部分(所定期間部分)を図11に拡大して
示すように複数のLEDおよびランプを同時起動(同時
ONスイッチング)していたので、この同時スイッチン
グによりLED起動時には通常の電流に対して過大な大
電流が流れ、かつ、そのピーク値が重なるので、特にこ
の時点(ピーク値が重なった時点)における電力消費量が
増大し、これに応じて発熱量も増加する問題点があっ
た。
【0007】図11に示す電力消費量の増大を抑制する
ために図12に示すように、LEDおよびランプの残光
特性を利用して、視覚で感じない程度の速度でこれらL
EDおよびランプを点滅させると、電力消費量を若干抑
制することができるものの、この場合においても同時ス
イッチングによる大電流のピーク値が重なる問題点があ
った。
【0008】また図11に示す電力消費量の増大を抑制
するために図13に示すように、マトリクスLEDのコ
モン接続回路を構成した場合においても、複数のLED
に対する同時ONスイッチングにより大電流のピーク値
が重なる問題点があった。
【0009】一方、特開2000−157664号公報
には、主制御部と報知制御部とを分離して、報知制御部
において電飾制御パターンを記憶することで、主制御部
の負荷を軽減する遊技機が開示されているが、この遊技
機にあっては上述の報知制御CPUにより電飾要素を直
接制御することによる上述の制限を回避することはでき
ない。
【0010】また、特開平9−225091号公報に
は、CPUに代えてLEDのダイナミック点灯制御を実
行するIC装置が開示されているが、この装置にあって
は遊技機に必要な一連の電飾制御パターン処理が困難と
なる問題点があった。
【0011】この発明は、電飾管理部の制御を実行する
サブ制御部の負荷を軽減し、サブ制御部が制御可能な制
御信号数よりも多い制御信号を用いた複雑な電飾効果を
確保することができる遊技機の電飾制御装置の提供を目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による遊技機の
電飾制御装置は、遊技機のメイン制御を行なう主制御部
と、上記主制御部で制御され音発生出力、電飾出力、画
像出力により報知制御を実行する報知制御部とを備えた
遊技機の電飾制御装置であって、上記報知制御部は複数
の電飾要素をコントロールする電飾管理部と、上記電飾
管理部の制御を実行するサブ制御部とに分離されたもの
である。
【0013】上記構成の遊技機のメイン制御とは、パチ
ンコ機や回胴式遊技機の遊技内容に対応して遊技機側の
機器を駆動する制御である。上記構成の電飾要素は、L
ED、ランプまたは数値表示LEDで構成することがで
きる。
【0014】上記構成の電飾管理部は、電飾管理IC
(集積回路)で構成することができる。また、ここに云う
電飾管理部は、単に出力ポートを拡張する機能をもつI
C(ポート拡張IC)を含まないものである。上記構成の
サブ制御部は、サブCPU(Central Processig Unit、
中央演算処理装置)で構成することができる。
【0015】上記構成により、上述の主制御部は遊技内
容に対応して遊技機のメイン制御を行ない、上述の報知
制御部は主制御部で制御され音発生出力、電飾出力、画
像出力により報知制御を実行するが、サブ制御部は電飾
管理部の制御を行ない、この電飾管理部は複数の電飾要
素をコントロールする。なお、音発生出力による直接
的、または専用ICを介してのスピーカ制御、並びに画
像出力による直接的または専用ICを介してのディスプ
レイ装置の制御はサブ制御部が実行する。
【0016】上述の如く報知制御部を電飾管理部とサブ
制御部とに分離したので、サブ制御部の負荷を軽減(負
担を軽減)し、このサブ制御部が制御可能な制御信号数
よりも多い制御信号を用いた複雑な電飾効果を確保する
ことができる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記電
飾管理部は複数の電飾要素が同時に起動されるのを回避
する回避制御を実行するものである。上記構成の同時起
動とは、複数の電飾要素が同時にONスイッチングされ
ることを意味する。
【0018】上記構成により、複数の電飾要素が同時に
起動されることに伴って、通常の電流よりも過大なスイ
ッチング電流が同時に流れることが回避され、電力消費
のピーク値が重なるのを抑え、過電流防止を図ることが
でき、また発熱量を抑止することができる。
【0019】この発明の一実施態様においては、上記電
飾管理部を実装する基盤と、上記サブ制御部を実装する
基盤とを分離させたものである。上記構成により、サブ
制御部と電飾管理部との間の配線数は所定本数でよく、
電飾管理部と電飾要素との間の配線数は電飾要素の個数
対応分必要となり多点化に伴って配線本数が多数となる
が、上述の如く基盤を分離させることにより、電飾管理
部用の基盤を電飾要素近傍に配置することができ、これ
により、電飾要素と電飾管理部用の基盤との間の配線材
使用量が削減でき、かつ配線の簡素化を図ることができ
る。
【0020】また電飾管理部用の基盤と、サブ制御部用
の基盤とが離間しても、これら両基盤間の配線本数は所
定本数に抑えられ、このため当該配線が不正機器の隠蔽
場所として悪用されることを回避することができる。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は遊技機の電飾制御装置を示し、図1にお
いて、この遊技機の電飾制御装置は、パチンコ機または
回胴式遊技機などの遊技機のメイン制御を行なう主制御
部11と、この主制御部11で制御されて音発生出力、
電飾出力、画像出力により報知制御を実行する報知制御
部12と、この報知制御部12により制御されるLED
13、ランプ14、数値表示LED15などの電飾要素
16(つまり電飾機器)とを備えている。
【0022】上述の主制御部11は主基盤17に実装さ
れたメインCPU18と、遊技機からの入力信号を受け
ると共に、遊技機の各種機器に対して出力信号を出力す
る遊技機入出力部19とを備えている。なお、この遊技
機入出力部19は図9に示したように遊技者入力部、遊
技機センサ入力部および遊技機出力部に分離構成しても
よいことは勿論である。
【0023】しかも、上述の報知制御部12は、複数の
電飾要素16をコントロールする電飾管理部としての電
飾管理IC20と、この電飾管理IC20の制御を実行
するサブ制御部としてのサブCPU21とに分離され、
このサブCPU21からの音発生出力でスピーカを直接
的にまたは専用ICを介して制御し、また画像出力でデ
ィスプレイ装置を直接的にまたは専用ICを介しての制
御すべく構成し、一方、サブCPU21と電飾管理IC
20との間を配線L1で接続している。また上述の電飾
管理IC20と複数の電飾要素16との間は個別配線L
2で接続されている。
【0024】さらに電飾管理IC20を実装する基盤2
2(図1の電飾管理基盤参照)と、サブCPU21を実装
する基盤23(図1のサブ制御基盤参照)とは互に分離構
成(2つに分割形成)されている。而して、この実施例に
おいては、上述の電飾要素16は遊技機のドア側におけ
る遊技者から目視できる前面に配設され、基盤22およ
び電飾管理IC20は電飾要素16近傍のドア側たとえ
ばドア裏面に配設され、その他の各要素17,18,1
9,21,23は遊技機本体側に配設されている。
【0025】上述の電飾管理IC20は電飾制御パター
ン(図5、図6、図7参照)を記憶したメモリ24(記憶
手段)を備えている。図1では図示の便宜上、該メモリ
24をIC20の内部に内蔵させたが、このメモリ24
にはIC20の外部にて接続してもよい。
【0026】上述のメモリ24としては、マスクROM
(ROMへの書込みが集積回路製造行程で行なわれるも
の)、EPROM(Erasable Programmable ROMの略で、
紫外線消去再書き込み可能ROM)またはフラッシュメ
モリ(書き換え可能な読出し専用メモリとしてのPRO
Mのうち、電気的に全ビット内容を消して、内容を書き
直せるメモリであって、フラッシュEEPROMとも呼
ばれる)等をROM(リード・オンリ・メモリ)として利
用してもよく、あるいはSRAM(スタティックRAM
のことで、アクセス速度が高速であるという特性をもっ
たRAM)またはフラッシュメモリなどをRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)として利用してもよい。
【0027】ここで、上述のメモリ24(電飾制御パタ
ーンを記憶したメモリ)をRAMとして利用する場合に
は、電源投入後にRAMに対してデータを書込む必要が
あるが、この場合、書込むべきデータをサブCPU21
側のメモリ(図示せず)に圧縮した形式でもたせ、データ
展開して電飾制御パターン用のメモリ24つまりRAM
に書込むとよい。
【0028】ところで、図1においてサブCPU21は
主制御部11のメインCPU18からの指示に基づい
て、電飾管理IC20への電飾制御パターン開始のため
のコマンド指示を送る。
【0029】電飾管理IC20はサブCPU21からの
コマンド指示に応じてメモリ24から一連の電飾制御パ
ターンを読込んで、LED13、ランプ14または数値
表示LED15からなる電飾要素16の制御を行なう。
【0030】電飾制御コマンドには、電飾制御パターン
選択コマンドによる開始コマンド、電飾停止コマンドな
どが基本制御コマンドとして存在し、電飾管理IC20
はメモリ24から電飾制御パターンを読込んだ後に、同
時ONスイッチング(起動)が発生しないように調整して
電飾要素16の点灯を制御する。
【0031】すなわち、図10で示した本来点灯すべき
パターン(点灯パターン)を得るためには、電飾管理IC
20は電飾要素16(図2では3つのLEDと1つのラ
ンプとを例示する)の残光特性を利用して、LEDおよ
びランプを視覚で感じない速度で点滅させると共に、同
時ONスイッチングを回避することを目的として、各L
EDおよびランプの起動タイミングおよび通電期間をず
らす制御を実行する。この起動タイミングおよび通電期
間をずらすためには電飾管理IC20の内部クロック回
路(図示せず)を用いる。
【0032】また図3に示すように、例えば縦方向に7
つのLED、横方向に5つのLEDを配設し、合計35
個のLEDでマトリクスLEDのコモン接続回路25を
構成する場合には、電飾管理IC20によって図4に示
す如くコモン信号の有効期間α内で各LEDに対する起
動タイミング(オフセット時間t1,t2参照)および通
電期間をセグメントラインに対する電通タイミングによ
りずらすことで、電飾要素16の同時ONスイッチング
を回避することができる。この起動タイミングおよび通
電期間をずらすためにも電飾管理IC20の内部クロッ
ク回路(図示せず)が用いられる。
【0033】つぎに、図5、図6、図7を参照してメモ
リ24に記憶された電飾制御パターンの切換えについて
説明する。サブCPU21から配線L1を介して電飾管
理IC20に送られるコマンドの通信時に先の電飾制御
パターンA(先行パターン)が既に実行中である場合に
は、コマンドによって選択開始される電飾制御パターン
B(選択パターン)が終了した実行終了時点t5,t6,
t7(図5、図6、図7参照)の挙動を決定するための設
定ができる。この設定には図5、図6、図7に示す3通
りの設定がある。
【0034】図5に示す設定は、電飾制御パターンB
(選択パターン)の開始以前の電飾制御パターンA(先行
パターン)を強制停止して、現行の電飾制御パターンA
から選択された電飾制御パターンBに切替えるもので、
この場合は、例えば、客がいない時に電飾制御パターン
Aを実行し、客が存在する時に電飾制御パターンBを実
行すると有効である。
【0035】図6に示す設定は、サブCPU21から配
線L1を介して電飾管理IC20に送信される電飾制御
パターンB(選択パターン)の開始コマンド受信時におい
て、既に別の電飾管理パターンA(先行パターン)が実行
中の場合に、電飾制御パターンBを入れ子構造動作(置
換挿入動作)とし、この置換挿入された電飾制御パター
ンBの実行中においてはパターンAの指定時間を計時す
るタイマ(IC内蔵タイマまたはIC外付けタイマ)を継
続させ、挿入された一連の電飾制御パターンBの実行終
了(時点t6参照)により、コマンド受信前の電飾制御パ
ターンAに復帰して、このパターンAを指定時間T1終
了まで続けるもので、この場合は例えば「フィーバ」の
時に電飾制御パターンAを実行し、「大当り」の時に電
飾制御パターンBを実行すると有効である。
【0036】図7に示す設定は、サブCPU21から配
線L1を介して電飾管理IC20に送信される電飾制御
パターンB(選択パターン)の開始コマンド受信時におい
て、既に別の電飾管理パターンA(先行パターン)が実行
中の場合に、電飾制御パターンBを入れ子構造動作(割
込み挿入動作)とし、この割込み挿入された電飾制御パ
ターンBの実行中においてはパターンAの指定時間を計
時するタイマ(IC内蔵タイマまたはIC外付けタイマ)
を停止させ、挿入された一連の電飾制御パターンBの実
行終了(時点t7参照)により、コマンド受信前の電飾制
御パターンAに復帰して、このパターンAを『パターン
Aの指定時間T1に停止時間ΔTを加算した時間』つま
り図7のT2=T1+ΔTだけ続けるもので、この場合
は、例えば、「物語り」の時(シナリオを電飾表示する
場合)に電飾制御パターンAを実行し、「フィーバ」の
時に電飾制御パターンBを実行すると、時点t7でコマ
ンド受信前の電飾制御パターンAに戻った場合、「物語
り」の続きが電飾表示されるので、実用上有効となる。
【0037】以上の図5〜図7のうち図6、図7で示し
た電飾制御パターンを以前の電飾制御パターンAに戻す
処理は電飾管理IC20内で一元管理される。因に従来
においては斯る戻し処理は報知制御CPU90(図9参
照)で行なわれていた。
【0038】このように、電飾管理IC20が複数の電
飾制御パターンA,Bの記憶部としてメモリ24を備
え、サブCPU21から配線L1を介して電飾管理IC
20に送信される電飾制御パターンB(選択パターン)の
開始コマンド受信時において、既に別の電飾制御パター
ンA(先行パターン)が実行中の場合に、電飾制御パター
ンBを入れ子構造動作すべく構成すると、挿入された一
連の電飾制御パターンBの実行終了(時点t6,t7参
照)により、コマンド受信前の電飾制御パターンAの実
行に復帰する動作処理ができるので、サブCPU21の
負荷を軽減することができ、また電飾制御パターンA,
B切替の開発が容易となる。
【0039】図8は図1の要部詳細図である。但し、電
飾要素16のうちLED13およびランプ14の図示を
省略し、数値表示LED15を示している。電飾管理I
C20はカウンタ制御部27と、電力消費量測定部28
と、環境制御切替部29とを備えている。
【0040】上述のカウンタ制御部27はサブCPU2
1から出力されるカウント事象信号(カウント事象情報)
に基づいて遊技状態の事象(例えばプレー中のリーチの
回数など参照)をカウントするカウンタ30と、カウン
タ30のカウント値をデコード(decode、解読)する数値
表示デコーダ31(解読手段)と、駆動回路としてのドラ
イバ32(駆動手段)とを有する。
【0041】また電力消費測定部28は電飾管理IC2
0それ自体からの信号に基づいて電飾要素16の点灯量
(電力消費量)をカウントするカウンタ33と、カウンタ
33のカウント値をデコードする数値表示デコーダ34
(解読手段)と、駆動回路としてのドライバ35(駆動手
段)とを有する。
【0042】さらに、上述の環境制御切替部29はサブ
CPU21からの設定条件や周囲環境条件を判定する判
定回路36と、電飾制御パターン切替部および通電期間
調整部から成る回路部24Aとを有し、判定回路36は
サブCPU21からの設定信号と、照度センサや人セン
サ(赤外線センサその他で構成することが可能)などで構
成される環境センサ37からの信号に基づいて電飾制御
パターンの切替またはLED13、ランプ14に対する
通電期間(明るさ)の調整を行なうように回路部24Aを
制御する。
【0043】ここで、上述のカウンタ制御部27のドラ
イバ32には、遊技状態に事象(プレー中におけるリー
チの回数など参照)を可視表示する数値表示LED15
が接続されており、また、上述の電力消費量測定部28
のドライバ35には、電力消費量を可視表示する数値表
示LED38が接続されている。
【0044】なお、図8においては上述の各数値表示L
ED15,38は図示の便宜上、ワセグメント型2桁で
図示したが、これは3桁以上であってもよく或はドット
マトリクス表示すべく構成してもよい。また、一方のプ
レー内容表示用の数値表示LED15は遊技者が目視で
きるように遊技機のドア前面に設けられ、他方の電量消
費量表示用の数値表示LED38は遊技機のドア裏面に
設けることが望ましい。さらに上記数値表示以外にレベ
ルLED表示やアナログ出力を行なうように構成しても
よい。
【0045】上述のサブCPU21から配線L1を介し
て通知(送信)させるカウント事象信号(カウント事象情
報)により、電飾管理IC20内のカウンタ30を作動
させて(因に、従来は報知制御CPU90の内部で演算
処理されていた)、各要素31,32を介して数値表示
LED15(プレー内容を数値表示する電飾要素)を制御
すると、カウント数値による電飾要素(この場合は数値
表示LED15)の制御をサブCPU21で行なう必要
がなくなり、このサブCPU21の負荷軽減を図ること
ができる。また従来必要であった数値表示のためのデコ
ードICを別途に設ける必要もなくなる。要するに報知
制御部12をサブCPU21と電飾管理IC20とに分
けたことで、このような構成が可能となるものである。
【0046】さらに上述の電飾管理IC20はLED1
3、ランプ14、数値表示LED15の点灯、点滅、消
灯を一元管理しているので、これら電飾要素16の表示
期間(点灯期間)を点灯量カウンタ33でカウントして、
擬似的(近似的)に電力消費量を算出することができ、こ
の測定結果を電力消費量表示用の数値表示LED38を
用いて可視表示し、これを遊技機の管理者その他に対し
て報知することができる。
【0047】このように数値表示LED38を用いての
電力消費量の確認が可能となると、遊技機の電飾制御パ
ターンの開発時または遊技場における遊技機管理者によ
る電飾設定の目安として有効となる。
【0048】さらには、上述の電飾管理IC20が電飾
制御パターンの変更(例えば電飾制御パターンAから
B、BからAへの変更参照)および電飾要素16の点灯
期間調節を一元管理するため、遊技機の周囲環境情報を
該遊技機に設けられた上述の環境センサ37(照度セン
サや人センサなど)を用いて測定(または検出)すること
により、周囲照度や遊技者の有無の状態などに対応し
て、電飾制御パターン切替(電飾制御パターンの選択)ま
たは明るさ調整(通電期間調整やドライブ電流調整によ
る)を行なうことができる。
【0049】例えば、周囲照度が大きい時(明るい時)に
は電飾要素16の点灯率(点灯度合)が大きくなるように
調整(明るくなるように調整)し、周囲照度が小さい時
(暗い時)には電飾要素16の点灯率(点灯度合)が小さく
なるように調整(暗くなるように調整)することができ
る。これにより、遊技機の省電力化または遊技者の興味
を喚起する電飾制御を行なうことができる。
【0050】以上要するにパチンコ機や回胴式遊技機な
どに適用される上記実施例の遊技機の電飾制御装置は、
遊技機のメイン制御を行なう主制御部11と、上記主制
御部11で制御され音発生力、電飾出力、画像出力によ
り報知制御を実行する報知制御部12とを備えた遊技機
の電飾制御装置であって、上記報知制御部12は複数の
電飾要素16(LED13、ランプ14、数値表示LE
D15参照)をコントロールする電飾管理部(電飾管理I
C20参照)と、上記電飾管理部(電飾管理IC20参
照)の制御を実行するサブ制御部(サブCPU21参照)
とに分離されたものである。
【0051】この構成により、上述の主制御部11は遊
技内容に対応して遊技機のメイン制御を行ない、上述の
報知制御部12は主制御部11で制御され音発生出力、
電飾出力、画像出力により報知制御を実行するが、サブ
制御部(サブCPU21参照)は電飾管理部(電飾管理I
C20参照)の制御を行ない、この電飾管理部(電飾管理
IC20参照)は複数の電飾要素16(LED13、ラン
プ14、数値表示LED15参照)をコントロールす
る。なお、音発生出力による直接または専用ICを介し
てのスピーカ制御、並びに画像出力による直接または専
用ICを介してのディスプレイ装置の制御はサブ制御部
(サブCPU21参照)が実行する。
【0052】上述の如く報知制御部12を電飾管理部
(電飾管理IC20参照)とサブ制御部(サブCPU21
参照)とに分離したので、サブ制御部(サブCPU21参
照)の負荷を軽減し、このサブ制御部(サブCPU21参
照)が制御可能な制御信号数よりも多い制御信号を用い
た複雑な電飾効果を確保することができる。つまり、サ
ブCPU21のみでは制御できない複雑かつ多数の電飾
処理を容易に行なうことができる。
【0053】また、上記電飾管理部(電飾管理IC20
参照)は複数の電飾要素16(LED13、ランプ14、
数値表示LED15参照)が同時に起動(同時にONスイ
ッチング)されるのを回避する回避制御を実行するもの
である。
【0054】この構成により、複数の電飾要素16(特
にLED13およびランプ14参照)が同時に起動され
ることに伴って、通常の電流よりも過大なスイッチング
電流(一般に通常の電流が約10mAの場合、スイッチン
グ電流はそれよりも過大な約100mA程度となる)が同
時に流れることが回避され、電力消費のピーク値が重な
るのを抑え、過電流防止を図ることができ、また発熱量
を抑止することができる。
【0055】さらに、上記電飾管理部(電飾管理IC2
0参照)を実装する基盤22(図1の電飾管理基盤参照)
と、上記サブ制御部(サブCPU21参照)を実装する基
盤23(図1のサブ制御基盤参照)とを分離させたもので
ある。この構成により、サブ制御部(サブCPU21参
照)と電飾管理部(電飾管理IC20参照)との間の配線
L1の数は所定本数でよく、電飾管理部(電飾管理IC
20参照)と電飾要素16との間の配線L2の数は電飾
要素16(LED13、ランプ14、数値表示LED1
5参照)の個数対応分必要となり多点化に伴って配線L
2の本数が多数となるが、上述の如く基盤22,23を
分離(2つに分離)させることにより、電飾管理部(電飾
管理IC20参照)用の基盤22を電飾要素16の近傍
(つまり遊技機のドア側)に配置することができ、これに
より、電飾要素16と電飾管理部(電飾管理IC20参
照)用の基盤22との間の配線材使用量が削減でき、か
つ配線L2の簡素化を図ることができる。
【0056】また電飾管理部(電飾管理IC20参照)用
の基盤22と、サブ制御部(サブCPU21参照)用の基
盤23とが離間しても、これら両基盤22,23間の配
線L1の本数は所定本数(具体的には10本程度)に抑え
られ、このため当該配線L1が不正機器の隠蔽場所とし
て悪用されることを回避することができる。
【0057】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の遊技機は、例示したパチンコ機ま
たは回胴式遊技機に対応し、以下同様に、電飾要素は、
LED13、ランプ14または数値表示LED15を備
えた電飾要素16に対応し、電飾管理部は、電飾管理I
C20に対応し、サブ制御部は、サブCPU21に対応
するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。なお、サブ制御部を電飾制御部、サ
ブCPU21を報知制御部CPUと表現することもでき
る。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、電飾管理部の制御を
実行するサブ制御部の負荷を軽減し、サブ制御部が制御
可能な制御信号数よりも多い制御信号を用いた複雑な電
飾効果を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遊技機の電飾制御装置を示すブロッ
ク図。
【図2】 電飾要素に対する通電パターンの一例を示す
図。
【図3】 マトリクスLEDを示す回路図。
【図4】 図3の回路に対する通電パターンの一例を示
す図。
【図5】 電飾制御パターンの切替の一例を示す説明
図。
【図6】 電飾制御パターンの入れ子構造動作を示す説
明図。
【図7】 電飾制御パターンの入れ子構造動作の他の実
施例を示す説明図。
【図8】 電飾管理ICの内部機能を示すブロック図。
【図9】 従来の遊技機の電飾制御装置を示すブロック
図。
【図10】 本来得るべき点灯パターンの一例を示す
図。
【図11】 従来の同時スイッチングによる通電パター
ンの説明図。
【図12】 従来の残光特性を利用した通電パターンの
説明図。
【図13】 従来のコモン接続回路に対する通電パター
ンの説明図。
【符号の説明】
11…主制御部 12…報知制御部 16…電飾要素 20…電飾管理IC(電飾管理部) 21…サブCPU(制御部) 22,23…基盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機のメイン制御を行なう主制御部と、
    上記主制御部で制御され音発生出力、電飾出力、画像出
    力により報知制御を実行する報知制御部とを備えた遊技
    機の電飾制御装置であって、上記報知制御部は複数の電
    飾要素をコントロールする電飾管理部と、上記電飾管理
    部の制御を実行するサブ制御部とに分離された遊技機の
    電飾制御装置。
  2. 【請求項2】上記電飾管理部は複数の電飾要素が同時に
    起動されるのを回避する回避制御を実行する請求項1記
    載の遊技機の電飾制御装置。
  3. 【請求項3】上記電飾管理部を実装する基盤と、上記サ
    ブ制御部を実装する基盤とを分離させた請求項1または
    2記載の遊技機の電飾制御装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005052179A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Ai Denshi Kk 遊技島台の遊技機用表示装置
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