JP2003033532A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003033532A
JP2003033532A JP2001220856A JP2001220856A JP2003033532A JP 2003033532 A JP2003033532 A JP 2003033532A JP 2001220856 A JP2001220856 A JP 2001220856A JP 2001220856 A JP2001220856 A JP 2001220856A JP 2003033532 A JP2003033532 A JP 2003033532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
special symbol
storage area
random number
board
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001220856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003033532A5 (ja
Inventor
Nobuo Ogura
信雄 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2001220856A priority Critical patent/JP2003033532A/ja
Publication of JP2003033532A publication Critical patent/JP2003033532A/ja
Publication of JP2003033532A5 publication Critical patent/JP2003033532A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ用電源によってバックアップさ
れた揮発性メモリの記憶内容を確実に消去でき、また、
誤操作により誤って揮発性メモリの記憶内容を消去しな
い遊技機を提供する。 【解決手段】 パチンコ機の電源投入後、図柄表示基板
のCPUが立ち上がった後に、主基板41のCPU51
が立ち上がる。このとき、バックアップクリアスイッチ
が押されている場合には(S7:YES)、メモリクリ
ア確認コマンドを音声制御基板に送信し、スピーカーか
ら音声又は音により、バック電源によりバックアップさ
れたRAMの記憶内容が消去されることを報知し(S1
2)、その後、RAMの記憶内容を初期化する(S1
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳
しくは、遊技機の各種のフラグやデータを記憶する揮発
性メモリを備え、電源が切断された場合に、揮発性メモ
リの記憶内容を保持するためのバックアップ機能を備え
た遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ機では、
遊技機の各種のフラグやデータを記憶する揮発性メモリ
を備え、電源が切断された場合に、揮発性メモリの記憶
内容を保持するためのバックアップ機能を備えた遊技機
が考案されている。この遊技機では、停電や電源の瞬断
等により電源が切断されても揮発性メモリの記憶内容は
保持されているために、電源が復帰した場合に、その直
前までの遊技状態に戻ることができるという特徴があ
る。しかし、揮発性メモリの記憶内容をリセットしたい
場合もあるので、揮発性メモリの記憶内容のリセットを
指示するリセットボタンを設けることも考えられる。こ
の場合には、リセットボタンの誤操作を防止するため
に、リセットボタンを所定時間以上押した場合に揮発性
メモリの記憶内容を消去するようにすることが考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
遊技機では、リセットボタンを所定時間以上押し続けな
いと揮発性メモリの記憶内容を消去できないという問題
点があった。従って、遊技場の係員がリセットボタンを
一定時間押してもその一定時間が前記所定時間に満たな
ければ、揮発性メモリの記憶内容を消去できず、遊技場
の係員は、揮発性メモリの記憶内容を消去したと思って
いても記憶内容が消去されないままになっているという
問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、バックアップ用電源によってバックア
ップされた揮発性メモリの記憶内容を確実に消去でき、
また、誤操作により誤って揮発性メモリの記憶内容を消
去しない遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機は、複数の図柄が変動
表示される図柄表示部を備えた遊技機の主制御を司る主
制御装置と、当該主制御装置に搭載され、電源の投入か
ら動作開始までに一定時間を要するCPUと、前記主制
御装置に搭載され、各種のフラグやデータを記憶する揮
発性メモリと、電源が切断された場合に、前記揮発性メ
モリの記憶内容を保持するために前記揮発性メモリにバ
ックアップ用の電源を供給するバックアップ電源と、当
該バックアップ電源によりバックアップ用の電源が供給
され、記憶内容が保持された前記揮発性メモリの記憶内
容を消去する消去手段と、当該消去手段に対して、前記
揮発性メモリの記憶内容の消去を指示する消去指示手段
と、電源投入後の前記CPUの動作開始時に、前記消去
指示手段が操作されているか否かを判断する判断手段
と、当該判断手段により、前記CPUの動作開始時に前
記消去指示手段が操作されていると判断された場合に、
前記消去手段に前記揮発性メモリの記憶内容を消去させ
る消去制御手段とを備えている。
【0006】この構成の遊技機では、主制御装置が複数
の図柄が変動表示される図柄表示部を備えた遊技機の主
制御を司り、CPUは主制御装置に搭載され、電源の投
入から動作開始までに一定時間を要し、揮発性メモリは
主制御装置に搭載され、各種のフラグやデータを記憶
し、バックアップ電源は電源が切断された場合に、前記
揮発性メモリの記憶内容を保持するために前記揮発性メ
モリにバックアップ用の電源を供給し、消去手段は、バ
ックアップ電源によりバックアップ用の電源が供給さ
れ、記憶内容が保持された前記揮発性メモリの記憶内容
を消去し、消去指示手段により当該消去手段に対して、
揮発性メモリの記憶内容の消去が指示されると、判断手
段は電源投入後のCPUの動作開始時に、消去指示手段
が操作されているか否かを判断し、消去制御手段当該判
断手段により、CPUの動作開始時に消去指示手段が操
作されていると判断された場合に、消去手段に揮発性メ
モリの記憶内容を消去させることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記図柄
表示部に設けられた液晶表示装置と、当該液晶表示装置
を制御する液晶制御手段と、当該液晶制御手段が起動し
た後に前記CPUが起動するように制御する遅延起動手
段とを備えている。
【0008】この構成の発明の遊技機では、請求項1に
記載の遊技機の作用に加え、液晶表示装置は図柄表示部
に設けられ、液晶制御手段は液晶表示装置を制御し、遅
延起動手段は液晶制御手段が起動した後に前記CPUが
起動するように制御する。
【0009】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項1又は2に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記
消去手段が前記揮発性メモリの記憶内容を消去すること
を報知する報知手段を備えている。
【0010】この構成の発明の遊技機では、請求項1又
は2に記載の発明の遊技機の作用に加え、報知手段は、
消去手段が揮発性メモリの記憶内容を消去することを報
知する。
【0011】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項3に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記報知手
段は、音又は音声により報知することを特徴とする。
【0012】この構成の発明の遊技機では、請求項3に
記載の発明の遊技機の作用に加え、報知手段は、音又は
音声により報知することができる。
【0013】尚、本発明では、当たり時に遊技者に特別
の利益を与える特定遊技状態を制御する特定遊技状態制
御手段や、当たり後に次の当たりを引く確率を高くする
高確率状態制御手段や、当たり後に普通図柄の停止の時
間を短くする時間短縮制御手段や、遊技者に有利な遊技
状態に制御する有利状態制御手段等を設けるようにして
もよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチ
ンコ機1についての機械的構成の概略について図1及び
図2を参照して説明する。図1はパチンコ機1の斜視図
であり、図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【0015】図1に示すように、このパチンコ機1の正
面の上半分の部分には、遊技盤2が設けられ、遊技盤2
には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が
設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部に
は、図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受
ける上皿5が設けられている。また、上皿5の直下に
は、賞品球を受ける下皿6が設けられている。尚、下皿
6の右横には発射ハンドル7が設けられている。
【0016】また、図1に示す遊技盤2の遊技領域4の
略中央には、特別図柄表示装置8が設けられ、特別図柄
表示装置8には液晶表示装置(LCD)から構成された
表示画面28が設けられ、その上部には、7セグメント
のLEDから構成され、数字又は記号等からなる普通図
柄を表示する普通図柄表示装置24と、特別図柄記憶数
表示LED60と、普通図柄記憶数表示LED59とが
設けられている。この特別図柄記憶数表示LED60
は、4個のLEDからなり、後述する始動入賞口15に
入賞したいわゆる保留球の数をLEDの点灯で表示する
ことができるようになっている。また、普通図柄記憶数
表示LED59は、4個のLEDからなり、後述する普
通図柄始動ゲート11,12を通過したいわゆる保留球
の数をLEDの点灯で表示することができるようになっ
ている。
【0017】また、特別図柄表示装置8の右斜め上方に
は風車9が設けられ、左斜め上方にも風車10が設けら
れている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通
図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動
ゲート12が設けられている。
【0018】また、特別図柄表示装置8の下側には、始
動入賞口15が設けられており、その始動入賞口15の
下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、大
入賞口16の下方には、普通図柄の当たりに連動して解
放される始動入賞口17が設けられている。また、始動
入賞口17の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかっ
た遊技球(以下、「アウト球」という。)を回収するた
めのアウト口18が設けられている。
【0019】また、普通図柄始動ゲート11の下方に
は、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の
下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別
図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2
の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ2
1が設けられ、特別図柄表示装置8の上部にはワープ口
22,23a,23bが設けられている。これらのワー
プ口22,23a,23bを通過した遊技球は特別図柄
表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ2
1上に現出するようになっており、ステージ21に現出
した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている始
動入賞口15に向かって落下するようになっている。
尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、そ
の他のLED、風車および多数の障害釘等が設けられて
いる。
【0020】次に、特別図柄表示装置8の構造及びここ
に表示される画面を説明する。本実施の形態では、特別
図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例とし
て、図柄が上から下又は下から上にスクロールされて表
示される図柄の変動表示を例に説明する。図2に示すよ
うに、特別図柄表示装置8の表示画面28には、左から
特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄
表示部L2の順で3つの特別図柄表示部が横一列に配置
されている。この特別図柄表示部L1〜L3には、後述
する図柄が上から下方向にスクロールするように変動表
示され、また、表示画面28上には、特別図柄表示部L
1〜L3の背景画像やキャラクターやメッセージ等も表
示されるようになっている。
【0021】特別図柄表示部L1〜L3に表示される図
柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのス
クロール)がなされて、特別図柄表示部L1、特別図柄
表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即ち、左図柄、
右図柄、中図柄の順で停止するようになっている。尚、
この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止表示させ
る順序などは任意に変更できることはいうまでもない。
また、特別図柄表示装置8は、上記の特別図柄表示部L
1〜L3に特別図柄が常に表示されているわけではな
く、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示で
きるようになっている。
【0022】また、上記の特別図柄表示部L1〜L3に
各々表示される図柄としては、本実施の形態の例では数
字の図柄パターンの一例としては「0」、「1」、
「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、
「8」、「9」の10種類があり、始動入賞口15に遊
技球が入賞して大当たりの判定が行われると、これら1
0種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。
大当たりである場合には、横1列に表示された3つの特
別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例えば、
「7」、「7」、「7」のように3つ揃った場合)で大
当たり図柄が構成されて表示され、遊技者に大当たりが
報知される。そして、大入賞口16が開放される特別遊
技状態が生起され、大入賞口16内に設けられているV
ゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16
の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16
回等)まで繰り返されるようになっている。
【0023】また、前記10図柄の内、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以
下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れか
の図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動
突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当た
りを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確
率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、3
15分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利
状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限
られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、
「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図
柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は
通常状態となる。
【0024】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図3を参照して説明する。図3は、パチ
ンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パ
チンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
声制御基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板
41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPU
ユニット50が設けられている。このCPUユニット5
0には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグや乱
数値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラ
ム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への
表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したRO
M53とが設けられており、これらは一つのLSIとし
て一体にモールディングされている。
【0025】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57及びバックアップ電源90が接続され、割
込リセット回路57は、0.002秒(以下、「2m
s」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるよ
うになっており、CPU51は、ROM53に記憶され
た制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行
う。また、バックアップ電源90は、電源基板42から
の電源の供給が絶たれた場合にも、RAM52の記憶内
容を保持するための電源をRAM52に与えるためのも
のであり、リチウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル
カドミウム電池等の二次電池を内蔵して、電源基板42
から供給される電流により、前記二次電池を充電するよ
うになっている。
【0026】また、主基板41には、音声制御基板4
3、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板4
6、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/O
インターフェース54が設けられている。このI/Oイ
ンターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピ
ュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55
と、大当たり判定用の乱数を発生するハード乱数回路8
0が設けられている。ハード乱数回路80は、フリップ
フロップ回路により構成され、数ナノ秒ごとに更新され
る乱数を発生するようになっている。ハード乱数回路8
0による乱数発生の詳細は、周知であり、例えば特許第
2750808号公報に記載されているので、ここで
は、説明は省略する。
【0027】尚、ハード乱数回路80は、普通図柄選択
用乱数RN1、大当たり判定用乱数RN2、特別図柄作
成乱数RN3,RN4,RN5、リーチ判定乱数RN
6、リーチパターン決定乱数RN7等の各種の乱数値を
発生しているが、例えば、大当たり判定用の乱数RN2
は、「0」〜「314」の何れかの値になるようになっ
ている。従って、「0」〜「314」の内で大当たりと
なる値が1つならば、大当たりの確率は315分の1の
確率となり、大当たりとなる値が5つならば、大当たり
の確率は63分の1の確率となる。
【0028】また、音声制御基板43、図柄表示基板4
4、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU
(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、入
力インターフェース(図示外)等が各々搭載されてい
る。尚、図3に示す主基板41はパチンコ機1の主制御
を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音
声制御基板43はパチンコ機1の効果音の発生を制御
し、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行
い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制
御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っ
ている。
【0029】尚、電飾基板46には、図3に示すよう
に、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示L
ED59、4個のLEDから構成された特別図柄記憶数
表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ6
3が接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表
示装置8が接続され、また、音声制御基板43には、ス
ピーカー48が接続され、また、払出制御基板45に
は、賞品球払出装置49が接続されている。
【0030】さらに、中継基板47には、普通図柄表示
装置24、大入賞口開放ソレノイド70、始動入賞口開
放ソレノイド71、始動入賞口15及び始動入賞口17
に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通
図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する
普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーン
に入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口
16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイ
ッチ75、普通入賞口19,20に入賞して図示外の案
内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出す
る入賞口スイッチ76、アウト口18に入ったアウト球
数をカウントするアウト球カウントスイッチ77と、バ
ックアップ電源90によりバックアップされたRAM5
2の記憶内容のクリアを指示するバックアップクリアス
イッチ78等が設けられている。このバックアップクリ
アスイッチ78は、パチンコ機1の背面の所定箇所に設
けられ、プッシュスイッチ(図示外)から構成されてお
り、電源投入から3秒以上経過し、主基板41のCPU
51が起動した時に押されていると、バックアップ電源
90によってバックアップされたRAM52の記憶内容
が消去されるようになっている。
【0031】また、電源基板42は、図3に示すよう
に、音声制御基板43、図柄表示基板44、払出制御基
板45、電飾基板46に各々接続されて、直流の安定化
された電力が供給されるようになっている。また、電源
基板42は、遅延回路91を介して、主基板41に電源
を供給するようになっている。この遅延回路91は、図
示外のタイマICとリレー等から構成され、電源基板4
2から電源が供給されると、設定された所定時間(例え
ば、3秒)だけ遅延して、主基板41に電源を供給する
ようになっている。また、電源基板42は、バックアッ
プ電源90にも電源を供給している。バックアップ電源
90では、電源基板42から供給される電源により、内
蔵した二次電池に充電を行うようになっている。
【0032】尚、電源基板42には、交流24Vが供給
され、また、電源基板42には、図示外のシリコンダイ
オードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからな
る平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が
設けられており、安定化された直流の12V及び5V等
を供給できるようになっている。尚、図3では、特に図
示しないが、主基板41、電源基板42、音声制御基板
43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板
46、中継基板47は、全て、アースラインで接続され
ている。
【0033】次に、図5を参照して、図柄表示基板44
の構造を説明する。図5は、図柄表示基板44のブロッ
ク図である。図5に示すように、図柄表示基板44に
は、CPU44aが設けられ、CPU44aには、主基
板41のI/Oインターフェース54に接続される入力
インターフェース44bと、RAM44cと、ROM4
4dと、液晶駆動回路44eとが接続されている。液晶
駆動回路44eは、特別図柄表示装置8の液晶を駆動す
る。尚、CPU44aは、64ビットのCPUが用いら
れており、ROM44dには、CPU44a用のオペレ
ーティングシステム(以下、「OS」と言う。)が記憶
されている。CPU44aは、当該OSを実行すること
により動作するようになっており、電源投入からCPU
44aが前記OSの起動を完了させるまでの時間は、3
秒かかるようになっている。ここで、主基板41のCP
U51は、遅延回路91の働きにより、3秒後から電源
が供給されて起動するようになっている。従って、図柄
表示基板44のCPU44aよりも、主基板41のCP
U51の起動の方が遅くなるようになっている。
【0034】次に、図5を参照して、RAM52の記憶
エリアについて説明する。図5は、RAM52の記憶エ
リアの模式図である。RAM52には、図柄変動コマン
ド記憶エリア52a、特別図柄乱数記憶エリア52b、
普通図柄乱数記憶エリア52c、特別図柄始動入賞数記
憶エリア52d、普通図柄始動入賞数記憶エリア52
e、大当たりフラグ記憶エリア52f、普通図柄大当た
りフラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52
l、入賞球フラグ記憶エリア52m、確率変動フラグ記
憶エリア52n、第1停止図柄記憶エリア52o、第2
停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア5
2q、電源断時キーワード記憶エリア52r等が設けら
れている。
【0035】次に、図6及び図7を参照して、特別図柄
乱数記憶エリア52b及び普通図柄乱数記憶エリア52
cについて説明する。図6は、特別図柄乱数記憶エリア
52bの模式図であり、図7は、普通図柄乱数記憶エリ
ア52cの模式図である。特別図柄乱数記憶エリア52
bには、始動入賞口15への遊技球の入賞時に、大当た
り判定用乱数RN2、特別図柄作成乱数RN3,RN
4,RN5、リーチ判定乱数RN6、リーチパターン決
定乱数RN7の各々の乱数をハード乱数回路80から取
得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の4つ
の記憶エリアと、大当たりの判定処理を行うために記憶
エリア1に記憶された各乱数をシフトして記憶する判定
エリアが1つ設けられており、併せて5つの記憶エリア
が設けられている。
【0036】また、普通図柄乱数記憶エリア52cに
は、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過時
に、普通図柄選択用乱数RN1をハード乱数回路80か
ら取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の
4つの記憶エリアと、普通図柄の当たりの判定処理を行
うために記憶エリア1に記憶された乱数をシフトして記
憶する判定エリアが1つ設けられており、併せて5つの
記憶エリアが設けられている。
【0037】次に、図8を参照して、ROM53の記憶
エリアについて説明する。図8は、ROM53の記憶エ
リアの模式図である。図8に示すように、ROM53に
は、制御プログラム記憶エリア53a、大当たりリーチ
パターンテーブル記憶エリア53b、はずれリーチパタ
ーンテーブル記憶エリア53c等が設けられている。
【0038】次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作
の詳細について、図9乃至図12に示すフローチャート
に従って説明する。フローチャートの各ステップについ
ては、以下、「S」と略す。尚、図9及び図10は、パ
チンコ機1のメインルーチンのフローチャートであり、
図11は乱数格納処理のフローチャートであり、図12
は、特別図柄処理のフローチャートである。図9乃至図
12に示すフローチャートの処理を行うプログラムは図
8に示すROM53の制御プログラム記憶エリア53a
に記憶されている。
【0039】図9に示すパチンコ機1のメインルーチン
のフローチャートでは、まず、電源が投入されると、遅
延回路91の働きにより、主基板41に搭載されたCP
U51への電源の供給が3秒遅延して始まる(S1)。
従って、CPU51の立ち上がりに要する時間(0.2
5〜0.3秒)と合わせて、電源投入後、約3.3秒以
後からS1以後の処理が始まる。まず、割込禁止を設定
し(S2)、スタックポインタの指定アドレスをセット
するためのスタックポインタ設定処理を行い(S3)、
次いで、割込モードの設定を行う(S4)。その後、R
AMのアクセスを許可し(S5)、CPU周辺ディバイ
スの初期設定を行う(S6)。
【0040】次に、電源投入から約3秒以上経過し、主
基板41のCPU51が起動した時にバックアップクリ
アスイッチ78が押されているか否かを判断する(S
7)。このタイミングでバックアップクリアスイッチ7
8が押されている場合には(S7:YES)、メモリク
リア確認コマンドを音声制御基板43に送信する(S1
2)。音声制御基板43では、メモリクリア確認コマン
ドを受信すると図示外のROMから音声データを読み出
して、「バックアップメモリがクリアされました。」と
スピーカーから音声を発して報知する。尚、音声に限ら
れず「ピッ」や「ピー」や「ピッピッ」というような音
を発しても良い。その後、バックアップ電源90により
バックアップされたRAM52の記憶内容を消去する初
期化を行う(S13)。
【0041】次に、図示外の賞球球切れ感知スイッチ、
下皿満杯感知スイッチ及び表扉開放スイッチの状態を確
認し(S14)、音声制御基板43以外の各サブ基板、
即ち、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板
46に電源投入時のコマンドを送信する(S15)。次
に、割込リセット回路57が一定間隔(例えば、0.0
02秒間隔)で行う割込の設定を行い(S16)、割込
を許可する(S17)。
【0042】ここで、割込リセット回路57からの割込
信号が発生すると(S18:YES)、ポート出力処理
を行う(S20)。このポート出力処理(S20)で
は、主基板41のI/Oインターフェース54から各基
板へデータの出力処理を行う。
【0043】次いで、スイッチ読込処理(S21)が行
われる。このスイッチ読込処理(S21)では、普通図
柄始動ゲート11,12、始動入賞口15、大入賞口1
6、普通入賞口19,20等への遊技球の入賞を検出す
るものである。このスイッチ読込処理(S21)では、
具体的には、図3に示す始動入賞口15及び始動入賞口
17に設けられている始動口スイッチ72、普通図柄始
動ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動
スイッチ73、大入賞口16のVゾーンに設けられてい
るVスイッチ74、大入賞口16に設けられているカウ
ントスイッチ75、普通入賞口19,20等入賞口から
の遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ76が遊技球
の入賞を検出した場合には、RAM52の入賞球フラグ
記憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグが立
つ。
【0044】また、始動入賞口15に設けられている始
動口スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には、
4個まで、入賞数がRAM52の特別図柄始動入賞数記
憶エリア52dに記憶され、普通図柄始動ゲート11,
12に各々設けられている普通図柄作動スイッチ73が
遊技球の通過を検出した場合は、4個まで、入賞数がR
AM52の普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶
される。
【0045】そして、同時に、乱数格納処理を行う。具
体的には、図11に示す乱数格納処理のフローチャート
にあるように、始動入賞口15に設けられている始動口
スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には(S6
1)、ハード乱数回路80から、大当たり判定用乱数R
N2、特別図柄作成乱数RN3、RN4、RN5、リー
チ判定乱数RN6、リーチパターン決定乱数RN7の各
値をI/Oインターフェース54を介して、CPUユニ
ット50の図示外の入力ポートに入力して(S62)、
特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1乃至記憶
エリア4に順次記憶させる(S63)。そして、それに
対応した特別図柄記憶数表示LED60が点灯する。従
って、最大の保留数は4個である。
【0046】また、普通図柄始動ゲート11,12に各
々設けられている普通図柄作動スイッチ73が、遊技球
の通過を検出した場合にも(S61)、ハード乱数回路
80から、普通図柄選択用乱数RN1の値をI/Oイン
ターフェース54を介して、CPUユニット50の図示
外の入力ポートに入力して(S62)、普通図柄乱数記
憶エリア52cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次
記憶させる(S63)。そして、それに対応した普通図
柄記憶数表示LED59が点灯する。従って、最大の保
留数は4個である。
【0047】スイッチ読込処理(S21)が終了する
と、次いで、条件装置処理(S22)に進む。この条件
装置処理(S22)では、RAM52の大当たりフラグ
記憶エリア52fに大当たりフラグがONとなっていた
場合、即ち、大当たりの場合には、大入賞口16の開
放、閉鎖、特別図柄表示装置8への大当たりデモ表示処
理が行われる。一巡目の処理では、後述する特別図柄処
理(S23)での大当たり判定処理がまだ行われていな
いので、条件装置処理(S22)では、何も行われず次
の処理に進む。次いで、特別図柄処理(S23)が行わ
れる。
【0048】この特別図柄処理(S23)では、後述す
る大当たり判定処理等が行われる。また、この特別図柄
処理(S23)が終了すると、次に、普通図柄処理(S
24)が行われる。この普通図柄処理(S24)では、
後述する普通図柄の当たり判定が行われる。
【0049】普通図柄処理(S24)が終了すると、次
に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S25)が行わ
れ、次いで、エラーチェック処理(S26)を行い、図
柄表示以外のコマンド設定処理(S27)、外部情報設
定処理(S28)を行う。この外部情報設定処理(S2
8)では、図示外のホール管理用コンピュータにパチン
コ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動等の情報を
出力するための情報作成を行う。その後、S18に戻
る。そして、割込リセット回路57からの割込リセット
信号により、CPU51は、図10に示すメインルーチ
ンのS20からの処理を、スタートから繰り返し行う。
従って、図10に示すメインルーチンのS20〜S28
の処理が、2ms単位で繰り返されていることになる。
尚、S18の処理で割込が発生しなかった場合には(S
18:NO)、乱数の初期値決定乱数の更新を行う(S
19)。
【0050】メインルーチンの処理の特別図柄処理(S
23)で大当たり状態と判定されれば、RAM52の大
当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶され、大
当たりフラグがONし、次の条件装置処理(S22)で
は、大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶さ
れていれば、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が所定回
数(例えば、15回や16回)行われる。
【0051】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、特別図柄処理(S23)の詳細を説明する。この
特別図柄処理(S23)では、まず、乱数の記憶が有る
か否かが判断される(S41)。この判断は、特別図柄
始動入賞数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の
数が0か否かで行われる。特別図柄始動入賞数記憶エリ
ア52dに記憶されている入賞球の数が「0」の場合に
は(S41:NO)、大当たり判定処理を終了し、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0052】特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記
憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜
4の何れかであると判断された場合には(S41:YE
S)、特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1に
記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて
読み出し、特別図柄乱数記憶エリア52b中の記憶エリ
ア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶
エリア間をシフトさせる(S42)。すなわち、特別図
柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア2の記憶値を記憶
エリア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、
記憶エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次
いで、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dの記憶数を
「1」減算、すなわち保留球数を減算する(S43)。
【0053】次に特別図柄表示部L1,L2,L3に変
動表示される図柄の変動開始から確定表示までの時間を
短縮する短縮変動を行うか否かを判断する(S44)。
この判断は、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記
憶されている保留球数(大当たり判定が行われていない
入賞球数)に基づいて行う。具体的には、保留球数が0
〜2個の場合は、短縮変動を行わず(S44:NO)、
保留球数が3又は4個の場合は、短縮変動を行う(S4
4:YES)。
【0054】短縮変動を行う場合には(S44:YE
S)、主基板41から図柄表示基板44に短時間ベース
変動コマンドを出力する(S45)。また、短縮変動を
行わない場合には(S44:NO)、主基板41から図
柄表示基板44に長時間ベース変動コマンドを出力する
(S46)。
【0055】短時間ベース変動コマンドの出力(S4
5)又は長時間ベース変動コマンドの出力(S46)が
終了すると、次いで、大当たり判定を行う(S48)。
大当たり判定用乱数RN2の値は、本実施の形態では、
「0」〜「314」の間をとるので、S22で判定エリ
アに読み出した大当たり判定用乱数RN2の乱数の値も
「0」〜「314」の何れかになっている。ここで、S
42で読み出した大当たり判定用乱数RN2の値が大当
たりの値として決められてRAM52の大当たり値記憶
エリアに記憶されている大当たり値であるか否かが判定
される。例えば、S42で読み出した大当たり判定用乱
数RN2の値が「7」である場合には(S48:YE
S)、大当たりと判定され、大当たりフラグをONする
ためにRAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに
「1」を記憶する(S49)。
【0056】次いで、S42で読み出したリーチパター
ン決定乱数RN7の値に基づいて、大当たりリーチパタ
ーン選択処理が行われる(S50)。この大当たりリー
チパターン選択処理S50では、図7に示す大当たりリ
ーチパターンテーブル記憶エリア53bに記憶されてい
る大当たりリーチパターンテーブルを参照して、リーチ
の変動パターンコマンドが選択され、当該リーチの変動
パターンコマンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶
エリア52aに記憶される(S50)。
【0057】次いで、大当たり図柄選択処理を行う(S
51)。大当たり表示を行う場合、特別図柄乱数記憶エ
リア52bの記憶されている特別図柄作成乱数RN3の
値に基づいて大当たり図柄を選択する。特別図柄作成乱
数RN3は、「0」〜「9」の間の何れかの数値であ
る。
【0058】ここで、特別図柄乱数記憶エリア52bに
記憶されている特別図柄作成乱数RN3の値に対応し
て、次のように大当たり図柄が選択される(S51)。
特別図柄作成乱数RN3の値と特別図柄表示部L1に表
示される第1停止図柄(左図柄)、特別図柄表示部L2
に表示される第2停止図柄(右図柄)、特別図柄表示部
L3に表示される第3停止図柄(中図柄)との関係は、
0:「0、0、0」、1:「1、1、1」、2:「2、
2、2」、3:「3、3、3」、4:「4、4、4」、
5:「5、5、5」、6:「6、6、6」、7:「7、
7、7」、8:「8、8、8」、9:「9、9、9」と
なる。選択された大当たり図柄を示すデータは、RAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52qに各々
記憶される(S51)。
【0059】尚、S51の処理では、特別図柄作成乱数
RN3の値が、「1,3,5,7,9」の時は、次の大
当たりの確率が高くなる確率変動モードに突入するの
で、RAM52の確率変動フラグ記憶エリア52nに
「1」を記憶して確率変動フラグをONとする。また、
特別図柄作成乱数RN3の値が、「0,2,4,6,
8」の時は、次の大当たりの確率は高くならず通常モー
ドであるので、RAM52の確率変動フラグ記憶エリア
52nに「0」を記憶して確率変動フラグをOFFとす
る。
【0060】尚、S48の判定で、S42で読み出した
大当たり判定用乱数RN2の乱数の値が例えば、大当た
りとされる値以外の場合には(S48:NO)、S42
で読み出したリーチ判定乱数RN6の値によりはずれリ
ーチ動作を行うか否かが判定される(S52)。リーチ
判定乱数RN6の値が、「20〜39」の場合には、は
ずれリーチと判定される(S52:YES)。はずれリ
ーチと判定された場合には(S52:YES)、S42
で読み出した特別図柄作成乱数RN3、特別図柄作成乱
数RN4に基づいて、はずれリーチの停止図柄をRAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各
々記憶させ、また、ROM53のはずれリーチパターン
テーブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリー
チパターンテーブルを参照して、はずれリーチの変動パ
ターンコマンドが選択され、当該リーチの変動パターン
コマンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶エリア5
2aに記憶される(S53)。
【0061】次に、S52の判断処理でリーチと判定さ
れなかった場合(S52:NO)には、S42で読み出
した特別図柄作成乱数RN3、特別図柄作成乱数RN
4、特別図柄作成乱数RN5の乱数に基づいて、はずれ
停止図柄作成処理(S54)を行い、RAM52の第1
停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア5
2p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶する
(S54)。S51又はS53又はS54の処理が終了
すると、次いで、変動パターンコマンド出力処理を行う
(S55)。
【0062】この変動パターンコマンド出力処理は(S
55)、主基板41のRAM52の図柄変動コマンド記
憶エリア52aに記憶した図柄の変動パターンコマンド
を図柄表示基板44に出力する。RAM52の図柄変動
コマンド記憶エリア52aにリーチの変動パターンコマ
ンドが記憶されている場合には、そのリーチの変動パタ
ーンコマンドを主基板41から図柄表示基板44に出力
し、リーチの変動パターンコマンドが記憶されていない
場合には、通常変動の変動パターンコマンドを主基板4
1から図柄表示基板44に出力する(S55)。図柄表
示基板44では、主基板41から受信した変動パターン
コマンドに基づいて、図示外のROMに記憶した図柄変
動データに従って、後述する特別図柄表示装置8の特別
図柄表示部L1,L2,L3の図柄の変動を制御する。
【0063】次いで、主基板41から図柄表示基板44
に特別図柄表示部L1,L2,L3に変動表示されてい
る第1図柄乃至第3図柄を停止する第1図柄停止コマン
ド乃至第3図柄停止コマンドを順番に出力する(S5
6,S57,S58)。第1図柄柄停止コマンド乃至第
3図柄停止コマンドを受信すると、図柄表示基板44
は、特別図柄表示装置8の特別図柄表示部L1,L2,
L3に、第1停止図柄乃至第3停止図柄を停止する。以
上の大当たり判定処理が終了した場合には、図10に示
すパチンコ機1のメインルーチンにリターンする。
【0064】尚、図9に示すパチンコ機1のメインルー
チンのS7の判定処理で、電源投入から約3秒以上経過
したタイミングでバックアップクリアスイッチ78が押
されていない場合には(S7:NO)、電源断時にRA
M52の電源断時キーワード記憶エリア52rに記憶し
たキーワードが正常が否かを判断し(S8)、電源断時
キーワードが正常でない場合には(S8:NO)、S1
3のRAM52の初期化処理に移行する。また、電源断
時キーワードが正常な場合には(S8:YES)、RA
M52のチェックサムを計算する(S9)。チェックサ
ムが正常でない場合には(S10:NO)、S13のR
AMの初期化処理に移行する。チェックサムが正常な場
合には(S10:YES)、電源断前のスタックポイン
タを復帰させる(S11)。
【0065】次いで、図10に示すS30に移行して、
図示外の賞球球切れ感知スイッチ、下皿満杯感知スイッ
チ及び表扉開放スイッチの状態を確認し(S30)、音
声制御基板43以外の各サブ基板、即ち、図柄表示基板
44、払出制御基板45、電飾基板46に電源復帰時の
コマンドを送信する(S31)。次いで、払出制御基板
45へのデータポートを電源断前の状態に復帰させる
(S32)。次に、割込の設定を行い(S33)、電源
断前のレジスタを復帰して(S34)、電源断前の割込
の状態を復帰し(S35)、電源断前のアドレスへ復帰
する(S36)。以後は、復帰したアドレス以後の処理
を行う。
【0066】以上説明したように、上記の実施の形態の
パチンコ機1では、主基板41のCPU51は、図柄表
示基板44のCPU44aが起動した後に起動するよう
になっており、更に、RAM52はバックアップ電源9
0により電源断時もその記憶内容がバックアップされて
いる。ここで、パチンコ機1に電源が投入され、主基板
41のCPU51が所定の遅延時間の経過後、即ち、図
柄表示基板44のCPU44aが起動した後に起動した
ときに、バックアップクリアスイッチ78が押されてい
たときには、スピーカー48から音声又は音により、バ
ックアップ電源90によりバックアップされたRAM5
2の記憶内容が初期化されることを報知することができ
る。従って、遊技場の従業員は、間違いなくバックアッ
プ電源90によりバックアップされたRAM52の記憶
内容を消去することを確認できる。従って、誤操作を防
止することができる。
【0067】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パ
チコン機、パチスロ機等の各種の遊技機に適用可能なこ
とは言うまでもない。また、バックアップ電源90によ
りバックアップされたRAM52の記憶内容を消去する
ことの報知は、音に限られず、ランプの点滅等によって
行っても良い。さらに、バックアップ電源90によりバ
ックアップされたRAM52の記憶内容を消去すること
の報知は、RAM52の記憶内容を消去の直前でなくと
も、消去後に行っても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、主制御装置が複数の図柄が変動表示さ
れる図柄表示部を備えた遊技機の主制御を司り、CPU
は主制御装置に搭載され、電源の投入から動作開始まで
に一定時間を要し、揮発性メモリは主制御装置に搭載さ
れ、各種のフラグやデータを記憶し、バックアップ電源
は電源が切断された場合に、前記揮発性メモリの記憶内
容を保持するために前記揮発性メモリにバックアップ用
の電源を供給し、消去手段は、バックアップ電源により
バックアップ用の電源が供給され、記憶内容が保持され
た前記揮発性メモリの記憶内容を消去し、消去指示手段
により当該消去手段に対して、揮発性メモリの記憶内容
の消去が指示されると、判断手段は電源投入後のCPU
の動作開始時に、消去指示手段が操作されているか否か
を判断し、消去制御手段当該判断手段により、CPUの
動作開始時に消去指示手段が操作されていると判断され
た場合に、消去手段に揮発性メモリの記憶内容を消去さ
せることができる。従って、誤操作を防止することがで
きる。
【0069】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の遊技機の効果に加え、液晶表示装置は
図柄表示部に設けられ、液晶制御手段は液晶表示装置を
制御し、遅延起動手段は液晶制御手段が起動した後に前
記CPUが起動するように制御することができる。従っ
て、液晶制御手段が起動した後に、主制御装置のCPU
が起動するので、液晶制御手段は主制御装置のCPUか
らの画面の制御コマンドを確実に受信することができ
る。よって、液晶制御手段の起動が遅れて主制御装置の
CPUからの画面の制御コマンドを受信できずに、液晶
表示装置に遊技に関係のないカラーバーのテストパター
ン等が表示されることを防止できる。
【0070】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項1又は2に記載の発明の遊技機の効果に加え、報知
手段は、消去手段が揮発性メモリの記憶内容を消去する
ことを報知する。従って、遊技場の従業者にメモリの記
憶内容が消去されたことを知らせることができる
【0071】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項3に記載の発明の遊技機の効果に加え、報知手段
は、音又は音声により報知することができる。従って、
遊技場の従業者にメモリの記憶内容が消去されたことを
確実に知らせることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はパチンコ機1の斜視図である。
【図2】図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【図3】図3は、パチンコ機1の電気的回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】図4は、RAM52の記憶エリアの模式図であ
る。
【図5】図5は、図柄表示基板44のブロック図であ
る。
【図6】図6は、特別図柄乱数記憶エリア52bの模式
図であり、
【図7】図7は、普通図柄乱数記憶エリア52cの模式
図である。
【図8】図8は、ROM53の記憶エリアの模式図であ
る。
【図9】図9は、パチンコ機1のメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【図10】図10は、パチンコ機1のメインルーチンの
フローチャートである。
【図11】図11は乱数格納処理のフローチャートであ
る。
【図12】図12は、特別図柄処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 遊技領域 8 特別図柄表示装置 L1 特別図柄表示部 L2 特別図柄表示部 L3 特別図柄表示部 15 始動入賞口 41 主基板 42 電源基板 43 音声制御基板 44 図柄表示基板 44a CPU 45 払出制御基板 50 CPUユニット 51 CPU 52 RAM 53 ROM 78 バックアップクリアスイッチ 80 ハード乱数回路 90 バックアップ電源 91 遅延回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月27日(2001.7.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳
しくは、遊技機の各種のフラグやデータを記憶する揮発
性メモリを備え、電源が切断された場合に、揮発性メモ
リの記憶内容を保持するためのバックアップ機能を備え
た遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ機では、
遊技機の各種のフラグやデータを記憶する揮発性メモリ
を備え、電源が切断された場合に、揮発性メモリの記憶
内容を保持するためのバックアップ機能を備えた遊技機
が考案されている。この遊技機では、停電や電源の瞬断
等により電源が切断されても揮発性メモリの記憶内容は
保持されているために、電源が復帰した場合に、その直
前までの遊技状態に戻ることができるという特徴があ
る。しかし、揮発性メモリの記憶内容をリセットしたい
場合もあるので、揮発性メモリの記憶内容のリセットを
指示するリセットボタンを設けることも考えられる。こ
の場合には、リセットボタンの誤操作を防止するため
に、リセットボタンを所定時間以上押した場合に揮発性
メモリの記憶内容を消去するようにすることが考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
遊技機では、リセットボタンを所定時間以上押し続けな
いと揮発性メモリの記憶内容を消去できないという問題
点があった。従って、遊技場の係員がリセットボタンを
一定時間押してもその一定時間が前記所定時間に満たな
ければ、揮発性メモリの記憶内容を消去できず、遊技場
の係員は、揮発性メモリの記憶内容を消去したと思って
いても記憶内容が消去されないままになっているという
問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、バックアップ用電源によってバックア
ップされた揮発性メモリの記憶内容を確実に消去でき、
また、誤操作により誤って揮発性メモリの記憶内容を消
去しない遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機は、複数の図柄が変動
表示される図柄表示部を備えた遊技機の主制御を司る主
制御装置と、当該主制御装置に搭載され、電源の投入か
ら動作開始までに一定時間を要するCPUと、前記主制
御装置に搭載され、各種のフラグやデータを記憶する揮
発性メモリと、電源が切断された場合に、前記揮発性メ
モリの記憶内容を保持するために前記揮発性メモリにバ
ックアップ用の電源を供給するバックアップ電源と、当
該バックアップ電源によりバックアップ用の電源が供給
され、記憶内容が保持された前記揮発性メモリの記憶内
容を消去する消去手段と、当該消去手段に対して、前記
揮発性メモリの記憶内容の消去を指示する消去指示手段
と、電源投入後の前記CPUの動作開始時に、前記消去
指示手段が操作されているか否かを判断する判断手段
と、当該判断手段により、前記CPUの動作開始時に前
記消去指示手段が操作されていると判断された場合に、
前記消去手段に前記揮発性メモリの記憶内容を消去させ
る消去制御手段とを備えている。
【0006】この構成の遊技機では、主制御装置が複数
の図柄が変動表示される図柄表示部を備えた遊技機の主
制御を司り、CPUは主制御装置に搭載され、電源の投
入から動作開始までに一定時間を要し、揮発性メモリは
主制御装置に搭載され、各種のフラグやデータを記憶
し、バックアップ電源は電源が切断された場合に、前記
揮発性メモリの記憶内容を保持するために前記揮発性メ
モリにバックアップ用の電源を供給し、消去手段は、バ
ックアップ電源によりバックアップ用の電源が供給さ
れ、記憶内容が保持された前記揮発性メモリの記憶内容
を消去し、消去指示手段により当該消去手段に対して、
揮発性メモリの記憶内容の消去が指示されると、判断手
段は電源投入後のCPUの動作開始時に、消去指示手段
が操作されているか否かを判断し、消去制御手段当該判
断手段により、CPUの動作開始時に消去指示手段が操
作されていると判断された場合に、消去手段に揮発性メ
モリの記憶内容を消去させることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記図柄
表示部に設けられた液晶表示装置と、当該液晶表示装置
を制御する液晶制御手段と、当該液晶制御手段が起動し
た後に前記CPUが起動するように制御する遅延起動手
段とを備えている。
【0008】この構成の発明の遊技機では、請求項1に
記載の遊技機の作用に加え、液晶表示装置は図柄表示部
に設けられ、液晶制御手段は液晶表示装置を制御し、遅
延起動手段は液晶制御手段が起動した後に前記CPUが
起動するように制御する。
【0009】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項1又は2に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記
消去手段が前記揮発性メモリの記憶内容を消去すること
を報知する報知手段を備えている。
【0010】この構成の発明の遊技機では、請求項1又
は2に記載の発明の遊技機の作用に加え、報知手段は、
消去手段が揮発性メモリの記憶内容を消去することを報
知する。
【0011】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項3に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記報知手
段は、音又は音声により報知することを特徴とする。
【0012】この構成の発明の遊技機では、請求項3に
記載の発明の遊技機の作用に加え、報知手段は、音又は
音声により報知することができる。
【0013】尚、本発明では、当たり時に遊技者に特別
の利益を与える特定遊技状態を制御する特定遊技状態制
御手段や、当たり後に次の当たりを引く確率を高くする
高確率状態制御手段や、当たり後に普通図柄の停止の時
間を短くする時間短縮制御手段や、遊技者に有利な遊技
状態に制御する有利状態制御手段等を設けるようにして
もよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチ
ンコ機1についての機械的構成の概略について図1及び
図2を参照して説明する。図1はパチンコ機1の斜視図
であり、図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【0015】図1に示すように、このパチンコ機1の正
面の上半分の部分には、遊技盤2が設けられ、遊技盤2
には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が
設けられている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部に
は、図示外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受
ける上皿5が設けられている。また、上皿5の直下に
は、賞品球を受ける下皿6が設けられている。尚、下皿
6の右横には発射ハンドル7が設けられている。
【0016】また、図1に示す遊技盤2の遊技領域4の
略中央には、特別図柄表示装置8が設けられ、特別図柄
表示装置8には液晶表示装置(LCD)から構成された
表示画面28が設けられ、その上部には、7セグメント
のLEDから構成され、数字又は記号等からなる普通図
柄を表示する普通図柄表示装置24と、特別図柄記憶数
表示LED60と、普通図柄記憶数表示LED59とが
設けられている。この特別図柄記憶数表示LED60
は、4個のLEDからなり、後述する始動入賞口15に
入賞したいわゆる保留球の数をLEDの点灯で表示する
ことができるようになっている。また、普通図柄記憶数
表示LED59は、4個のLEDからなり、後述する普
通図柄始動ゲート11,12を通過したいわゆる保留球
の数をLEDの点灯で表示することができるようになっ
ている。
【0017】また、特別図柄表示装置8の右斜め上方に
は風車9が設けられ、左斜め上方にも風車10が設けら
れている。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通
図柄始動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動
ゲート12が設けられている。
【0018】また、特別図柄表示装置8の下側には、始
動入賞口15が設けられており、その始動入賞口15の
下方には、大入賞口16が設けられている。さらに、大
入賞口16の下方には、普通図柄の当たりに連動して解
放される始動入賞口17が設けられている。また、始動
入賞口17の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかっ
た遊技球(以下、「アウト球」という。)を回収するた
めのアウト口18が設けられている。
【0019】また、普通図柄始動ゲート11の下方に
は、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の
下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別
図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2
の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ2
1が設けられ、特別図柄表示装置8の上部にはワープ口
22,23a,23bが設けられている。これらのワー
プ口22,23a,23bを通過した遊技球は特別図柄
表示装置8の内部(ワープゾーン)を通ってステージ2
1上に現出するようになっており、ステージ21に現出
した遊技球は、ステージ21の直下に設けられている始
動入賞口15に向かって落下するようになっている。
尚、遊技盤2には、上記以外に、種々の電飾ランプ、そ
の他のLED、風車および多数の障害釘等が設けられて
いる。
【0020】次に、特別図柄表示装置8の構造及びここ
に表示される画面を説明する。本実施の形態では、特別
図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例とし
て、図柄が上から下又は下から上にスクロールされて表
示される図柄の変動表示を例に説明する。図2に示すよ
うに、特別図柄表示装置8の表示画面28には、左から
特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L3及び特別図柄
表示部L2の順で3つの特別図柄表示部が横一列に配置
されている。この特別図柄表示部L1〜L3には、後述
する図柄が上から下方向にスクロールするように変動表
示され、また、表示画面28上には、特別図柄表示部L
1〜L3の背景画像やキャラクターやメッセージ等も表
示されるようになっている。
【0021】特別図柄表示部L1〜L3に表示される図
柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのス
クロール)がなされて、特別図柄表示部L1、特別図柄
表示部L2、特別図柄表示部L3の順、即ち、左図柄、
右図柄、中図柄の順で停止するようになっている。尚、
この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び停止表示させ
る順序などは任意に変更できることはいうまでもない。
また、特別図柄表示装置8は、上記の特別図柄表示部L
1〜L3に特別図柄が常に表示されているわけではな
く、これらの表示に代えて動画やメッセージ等も表示で
きるようになっている。
【0022】また、上記の特別図柄表示部L1〜L3に
各々表示される図柄としては、本実施の形態の例では数
字の図柄パターンの一例としては「0」、「1」、
「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、
「8」、「9」の10種類があり、始動入賞口15に遊
技球が入賞して大当たりの判定が行われると、これら1
0種類の図柄が原則としてこの順序で順次表示される。
大当たりである場合には、横1列に表示された3つの特
別図柄が同じ数字や文字の図柄で揃った状態(例えば、
「7」、「7」、「7」のように3つ揃った場合)で大
当たり図柄が構成されて表示され、遊技者に大当たりが
報知される。そして、大入賞口16が開放される特別遊
技状態が生起され、大入賞口16内に設けられているV
ゾーン(図示外)に遊技球が入賞すると、大入賞口16
の開放が再度行われ、所定回数(例えば、15回や16
回等)まで繰り返されるようになっている。
【0023】また、前記10図柄の内、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以
下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れか
の図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動
突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当た
りを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確
率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、3
15分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利
状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限
られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、
「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図
柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は
通常状態となる。
【0024】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図3を参照して説明する。図3は、パチ
ンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パ
チンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
声制御基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46、中継基板47から構成され、主基板
41には、プログラムに従って各種の処理を行うCPU
ユニット50が設けられている。このCPUユニット5
0には、各種の演算処理を行うCPU51、フラグや乱
数値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラ
ム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への
表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したRO
M53とが設けられており、これらは一つのLSIとし
て一体にモールディングされている。
【0025】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57及びバックアップ電源90が接続され、割
込リセット回路57は、0.002秒(以下、「2m
s」と略す。)毎に、割込信号をCPU51に与えるよ
うになっており、CPU51は、ROM53に記憶され
た制御プログラムに従って、パチンコ機1の制御を行
う。また、バックアップ電源90は、電源基板42から
の電源の供給が絶たれた場合にも、RAM52の記憶内
容を保持するための電源をRAM52に与えるためのも
のであり、リチウム電池、ニッケル水素電池、ニッケル
カドミウム電池等の二次電池を内蔵して、電源基板42
から供給される電流により、前記二次電池を充電するよ
うになっている。
【0026】また、主基板41には、音声制御基板4
3、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板4
6、中継基板47等とデータ信号の送受信を行うI/O
インターフェース54が設けられている。このI/Oイ
ンターフェース54には、図示外の遊技場管理用コンピ
ュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55
と、大当たり判定用の乱数を発生するハード乱数回路8
0が設けられている。ハード乱数回路80は、フリップ
フロップ回路により構成され、数ナノ秒ごとに更新され
る乱数を発生するようになっている。ハード乱数回路8
0による乱数発生の詳細は、周知であり、例えば特許第
2750808号公報に記載されているので、ここで
は、説明は省略する。
【0027】尚、ハード乱数回路80は、普通図柄選択
用乱数RN1、大当たり判定用乱数RN2、特別図柄作
成乱数RN3,RN4,RN5、リーチ判定乱数RN
6、リーチパターン決定乱数RN7等の各種の乱数値を
発生しているが、例えば、大当たり判定用の乱数RN2
は、「0」〜「314」の何れかの値になるようになっ
ている。従って、「0」〜「314」の内で大当たりと
なる値が1つならば、大当たりの確率は315分の1の
確率となり、大当たりとなる値が5つならば、大当たり
の確率は63分の1の確率となる。
【0028】また、音声制御基板43、図柄表示基板4
4、払出制御基板45、及び電飾基板46にも、CPU
(図示外)、RAM(図示外)、ROM(図示外)、入
力インターフェース(図示外)等が各々搭載されてい
る。尚、図3に示す主基板41はパチンコ機1の主制御
を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給し、音
声制御基板43はパチンコ機1の効果音の発生を制御
し、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行
い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制
御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っ
ている。
【0029】尚、電飾基板46には、図3に示すよう
に、4個のLEDから構成された普通図柄記憶数表示L
ED59、4個のLEDから構成された特別図柄記憶数
表示LED60、その他のLED62及び電飾ランプ6
3が接続され、また、図柄表示基板44には特別図柄表
示装置8が接続され、また、音声制御基板43には、ス
ピーカー48が接続され、また、払出制御基板45に
は、賞品球払出装置49が接続されている。
【0030】さらに、中継基板47には、普通図柄表示
装置24、大入賞口開放ソレノイド70、始動入賞口開
放ソレノイド71、始動入賞口15及び始動入賞口17
に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ72、普通
図柄始動ゲート11,12を通過した遊技球を検出する
普通図柄作動スイッチ73、大入賞口16内のVゾーン
に入賞した遊技球を検出するVスイッチ74、大入賞口
16に入賞した遊技球数を計数するためのカウントスイ
ッチ75、普通入賞口19,20に入賞して図示外の案
内通路により入賞球集合部に集められた入賞球を検出す
る入賞口スイッチ76、アウト口18に入ったアウト球
数をカウントするアウト球カウントスイッチ77と、バ
ックアップ電源90によりバックアップされたRAM5
2の記憶内容のクリアを指示するバックアップクリアス
イッチ78等が設けられている。このバックアップクリ
アスイッチ78は、パチンコ機1の背面の所定箇所に設
けられ、プッシュスイッチ(図示外)から構成されてお
り、電源投入から3秒以上経過し、主基板41のCPU
51が起動した時に押されていると、バックアップ電源
90によってバックアップされたRAM52の記憶内容
が消去されるようになっている。
【0031】また、電源基板42は、図3に示すよう
に、音声制御基板43、図柄表示基板44、払出制御基
板45、電飾基板46に各々接続されて、直流の安定化
された電力が供給されるようになっている。また、電源
基板42は、遅延回路91を介して、主基板41に電源
を供給するようになっている。この遅延回路91は、図
示外のタイマICとリレー等から構成され、電源基板4
2から電源が供給されると、設定された所定時間(例え
ば、3秒)だけ遅延して、主基板41に電源を供給する
ようになっている。また、電源基板42は、バックアッ
プ電源90にも電源を供給している。バックアップ電源
90では、電源基板42から供給される電源により、内
蔵した二次電池に充電を行うようになっている。
【0032】尚、電源基板42には、交流24Vが供給
され、また、電源基板42には、図示外のシリコンダイ
オードブリッジからなる整流器、電解コンデンサからな
る平滑回路、レギュレータICからなる安定化回路等が
設けられており、安定化された直流の12V及び5V等
を供給できるようになっている。尚、図3では、特に図
示しないが、主基板41、電源基板42、音声制御基板
43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板
46、中継基板47は、全て、アースラインで接続され
ている。
【0033】次に、図を参照して、図柄表示基板44
の構造を説明する。図は、図柄表示基板44のブロッ
ク図である。図に示すように、図柄表示基板44に
は、CPU44aが設けられ、CPU44aには、主基
板41のI/Oインターフェース54に接続される入力
インターフェース44bと、RAM44cと、ROM4
4dと、液晶駆動回路44eとが接続されている。液晶
駆動回路44eは、特別図柄表示装置8の液晶を駆動す
る。尚、CPU44aは、64ビットのCPUが用いら
れており、ROM44dには、CPU44a用のオペレ
ーティングシステム(以下、「OS」と言う。)が記憶
されている。CPU44aは、当該OSを実行すること
により動作するようになっており、電源投入からCPU
44aが前記OSの起動を完了させるまでの時間は、3
秒かかるようになっている。ここで、主基板41のCP
U51は、遅延回路91の働きにより、3秒後から電源
が供給されて起動するようになっている。従って、図柄
表示基板44のCPU44aよりも、主基板41のCP
U51の起動の方が遅くなるようになっている。
【0034】次に、図5を参照して、RAM52の記憶
エリアについて説明する。図5は、RAM52の記憶エ
リアの模式図である。RAM52には、図柄変動コマン
ド記憶エリア52a、特別図柄乱数記憶エリア52b、
普通図柄乱数記憶エリア52c、特別図柄始動入賞数記
憶エリア52d、普通図柄始動入賞数記憶エリア52
e、大当たりフラグ記憶エリア52f、普通図柄大当た
りフラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52
l、入賞球フラグ記憶エリア52m、確率変動フラグ記
憶エリア52n、第1停止図柄記憶エリア52o、第2
停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア5
2q、電源断時キーワード記憶エリア52r等が設けら
れている。
【0035】次に、図6及び図7を参照して、特別図柄
乱数記憶エリア52b及び普通図柄乱数記憶エリア52
cについて説明する。図6は、特別図柄乱数記憶エリア
52bの模式図であり、図7は、普通図柄乱数記憶エリ
ア52cの模式図である。特別図柄乱数記憶エリア52
bには、始動入賞口15への遊技球の入賞時に、大当た
り判定用乱数RN2、特別図柄作成乱数RN3,RN
4,RN5、リーチ判定乱数RN6、リーチパターン決
定乱数RN7の各々の乱数をハード乱数回路80から取
得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の4つ
の記憶エリアと、大当たりの判定処理を行うために記憶
エリア1に記憶された各乱数をシフトして記憶する判定
エリアが1つ設けられており、併せて5つの記憶エリア
が設けられている。
【0036】また、普通図柄乱数記憶エリア52cに
は、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過時
に、普通図柄選択用乱数RN1をハード乱数回路80か
ら取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶エリア4の
4つの記憶エリアと、普通図柄の当たりの判定処理を行
うために記憶エリア1に記憶された乱数をシフトして記
憶する判定エリアが1つ設けられており、併せて5つの
記憶エリアが設けられている。
【0037】次に、図8を参照して、ROM53の記憶
エリアについて説明する。図8は、ROM53の記憶エ
リアの模式図である。図8に示すように、ROM53に
は、制御プログラム記憶エリア53a、大当たりリーチ
パターンテーブル記憶エリア53b、はずれリーチパタ
ーンテーブル記憶エリア53c等が設けられている。
【0038】次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作
の詳細について、図9乃至図12に示すフローチャート
に従って説明する。フローチャートの各ステップについ
ては、以下、「S」と略す。尚、図9及び図10は、パ
チンコ機1のメインルーチンのフローチャートであり、
図11は乱数格納処理のフローチャートであり、図12
は、特別図柄処理のフローチャートである。図9乃至図
12に示すフローチャートの処理を行うプログラムは図
8に示すROM53の制御プログラム記憶エリア53a
に記憶されている。
【0039】図9に示すパチンコ機1のメインルーチン
のフローチャートでは、まず、電源が投入されると、遅
延回路91の働きにより、主基板41に搭載されたCP
U51への電源の供給が3秒遅延して始まる(S1)。
従って、CPU51の立ち上がりに要する時間(0.2
5〜0.3秒)と合わせて、電源投入後、約3.3秒以
後からS1以後の処理が始まる。まず、割込禁止を設定
し(S2)、スタックポインタの指定アドレスをセット
するためのスタックポインタ設定処理を行い(S3)、
次いで、割込モードの設定を行う(S4)。その後、R
AMのアクセスを許可し(S5)、CPU周辺ディバイ
スの初期設定を行う(S6)。
【0040】次に、電源投入から約3秒以上経過し、主
基板41のCPU51が起動した時にバックアップクリ
アスイッチ78が押されているか否かを判断する(S
7)。このタイミングでバックアップクリアスイッチ7
8が押されている場合には(S7:YES)、メモリク
リア確認コマンドを音声制御基板43に送信する(S1
2)。音声制御基板43では、メモリクリア確認コマン
ドを受信すると図示外のROMから音声データを読み出
して、「バックアップメモリがクリアされました。」と
スピーカーから音声を発して報知する。尚、音声に限ら
れず「ピッ」や「ピー」や「ピッピッ」というような音
を発しても良い。その後、バックアップ電源90により
バックアップされたRAM52の記憶内容を消去する初
期化を行う(S13)。
【0041】次に、図示外の賞球球切れ感知スイッチ、
下皿満杯感知スイッチ及び表扉開放スイッチの状態を確
認し(S14)、音声制御基板43以外の各サブ基板、
即ち、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基板
46に電源投入時のコマンドを送信する(S15)。次
に、割込リセット回路57が一定間隔(例えば、0.0
02秒間隔)で行う割込の設定を行い(S16)、割込
を許可する(S17)。
【0042】ここで、割込リセット回路57からの割込
信号が発生すると(S18:YES)、ポート出力処理
を行う(S20)。このポート出力処理(S20)で
は、主基板41のI/Oインターフェース54から各基
板へデータの出力処理を行う。
【0043】次いで、スイッチ読込処理(S21)が行
われる。このスイッチ読込処理(S21)では、普通図
柄始動ゲート11,12、始動入賞口15、大入賞口1
6、普通入賞口19,20等への遊技球の入賞を検出す
るものである。このスイッチ読込処理(S21)では、
具体的には、図3に示す始動入賞口15及び始動入賞口
17に設けられている始動口スイッチ72、普通図柄始
動ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動
スイッチ73、大入賞口16のVゾーンに設けられてい
るVスイッチ74、大入賞口16に設けられているカウ
ントスイッチ75、普通入賞口19,20等入賞口から
の遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ76が遊技球
の入賞を検出した場合には、RAM52の入賞球フラグ
記憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグが立
つ。
【0044】また、始動入賞口15に設けられている始
動口スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には、
4個まで、入賞数がRAM52の特別図柄始動入賞数記
憶エリア52dに記憶され、普通図柄始動ゲート11,
12に各々設けられている普通図柄作動スイッチ73が
遊技球の通過を検出した場合は、4個まで、入賞数がR
AM52の普通図柄始動入賞数記憶エリア52eに記憶
される。
【0045】そして、同時に、乱数格納処理を行う。具
体的には、図11に示す乱数格納処理のフローチャート
にあるように、始動入賞口15に設けられている始動口
スイッチ72が遊技球の通過を検出した場合には(S6
1)、ハード乱数回路80から、大当たり判定用乱数R
N2、特別図柄作成乱数RN3、RN4、RN5、リー
チ判定乱数RN6、リーチパターン決定乱数RN7の各
値をI/Oインターフェース54を介して、CPUユニ
ット50の図示外の入力ポートに入力して(S62)、
特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1乃至記憶
エリア4に順次記憶させる(S63)。そして、それに
対応した特別図柄記憶数表示LED60が点灯する。従
って、最大の保留数は4個である。
【0046】また、普通図柄始動ゲート11,12に各
々設けられている普通図柄作動スイッチ73が、遊技球
の通過を検出した場合にも(S61)、ハード乱数回路
80から、普通図柄選択用乱数RN1の値をI/Oイン
ターフェース54を介して、CPUユニット50の図示
外の入力ポートに入力して(S62)、普通図柄乱数記
憶エリア52cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次
記憶させる(S63)。そして、それに対応した普通図
柄記憶数表示LED59が点灯する。従って、最大の保
留数は4個である。
【0047】スイッチ読込処理(S21)が終了する
と、次いで、条件装置処理(S22)に進む。この条件
装置処理(S22)では、RAM52の大当たりフラグ
記憶エリア52fに大当たりフラグがONとなっていた
場合、即ち、大当たりの場合には、大入賞口16の開
放、閉鎖、特別図柄表示装置8への大当たりデモ表示処
理が行われる。一巡目の処理では、後述する特別図柄処
理(S23)での大当たり判定処理がまだ行われていな
いので、条件装置処理(S22)では、何も行われず次
の処理に進む。次いで、特別図柄処理(S23)が行わ
れる。
【0048】この特別図柄処理(S23)では、後述す
る大当たり判定処理等が行われる。また、この特別図柄
処理(S23)が終了すると、次に、普通図柄処理(S
24)が行われる。この普通図柄処理(S24)では、
後述する普通図柄の当たり判定が行われる。
【0049】普通図柄処理(S24)が終了すると、次
に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S25)が行わ
れ、次いで、エラーチェック処理(S26)を行い、図
柄表示以外のコマンド設定処理(S27)、外部情報設
定処理(S28)を行う。この外部情報設定処理(S2
8)では、図示外のホール管理用コンピュータにパチン
コ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動等の情報を
出力するための情報作成を行う。その後、S18に戻
る。そして、割込リセット回路57からの割込リセット
信号により、CPU51は、図10に示すメインルーチ
ンのS20からの処理を、スタートから繰り返し行う。
従って、図10に示すメインルーチンのS20〜S28
の処理が、2ms単位で繰り返されていることになる。
尚、S18の処理で割込が発生しなかった場合には(S
18:NO)、乱数の初期値決定乱数の更新を行う(S
19)。
【0050】メインルーチンの処理の特別図柄処理(S
23)で大当たり状態と判定されれば、RAM52の大
当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶され、大
当たりフラグがONし、次の条件装置処理(S22)で
は、大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶さ
れていれば、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が所定回
数(例えば、15回や16回)行われる。
【0051】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、特別図柄処理(S23)の詳細を説明する。この
特別図柄処理(S23)では、まず、乱数の記憶が有る
か否かが判断される(S41)。この判断は、特別図柄
始動入賞数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の
数が0か否かで行われる。特別図柄始動入賞数記憶エリ
ア52dに記憶されている入賞球の数が「0」の場合に
は(S41:NO)、大当たり判定処理を終了し、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0052】特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記
憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわち1〜
4の何れかであると判断された場合には(S41:YE
S)、特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア1に
記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフトさせて
読み出し、特別図柄乱数記憶エリア52b中の記憶エリ
ア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つずつ記憶
エリア間をシフトさせる(S42)。すなわち、特別図
柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア2の記憶値を記憶
エリア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2へ、
記憶エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させる。次
いで、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dの記憶数を
「1」減算、すなわち保留球数を減算する(S43)。
【0053】次に特別図柄表示部L1,L2,L3に変
動表示される図柄の変動開始から確定表示までの時間を
短縮する短縮変動を行うか否かを判断する(S44)。
この判断は、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dに記
憶されている保留球数(大当たり判定が行われていない
入賞球数)に基づいて行う。具体的には、保留球数が0
〜2個の場合は、短縮変動を行わず(S44:NO)、
保留球数が3又は4個の場合は、短縮変動を行う(S4
4:YES)。
【0054】短縮変動を行う場合には(S44:YE
S)、主基板41から図柄表示基板44に短時間ベース
変動コマンドを出力する(S45)。また、短縮変動を
行わない場合には(S44:NO)、主基板41から図
柄表示基板44に長時間ベース変動コマンドを出力する
(S46)。
【0055】短時間ベース変動コマンドの出力(S4
5)又は長時間ベース変動コマンドの出力(S46)が
終了すると、次いで、大当たり判定を行う(S48)。
大当たり判定用乱数RN2の値は、本実施の形態では、
「0」〜「314」の間をとるので、S22で判定エリ
アに読み出した大当たり判定用乱数RN2の乱数の値も
「0」〜「314」の何れかになっている。ここで、S
42で読み出した大当たり判定用乱数RN2の値が大当
たりの値として決められてRAM52の大当たり値記憶
エリアに記憶されている大当たり値であるか否かが判定
される。例えば、S42で読み出した大当たり判定用乱
数RN2の値が「7」である場合には(S48:YE
S)、大当たりと判定され、大当たりフラグをONする
ためにRAM52の大当たりフラグ記憶エリア52fに
「1」を記憶する(S49)。
【0056】次いで、S42で読み出したリーチパター
ン決定乱数RN7の値に基づいて、大当たりリーチパタ
ーン選択処理が行われる(S50)。この大当たりリー
チパターン選択処理S50では、図7に示す大当たりリ
ーチパターンテーブル記憶エリア53bに記憶されてい
る大当たりリーチパターンテーブルを参照して、リーチ
の変動パターンコマンドが選択され、当該リーチの変動
パターンコマンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶
エリア52aに記憶される(S50)。
【0057】次いで、大当たり図柄選択処理を行う(S
51)。大当たり表示を行う場合、特別図柄乱数記憶エ
リア52bの記憶されている特別図柄作成乱数RN3の
値に基づいて大当たり図柄を選択する。特別図柄作成乱
数RN3は、「0」〜「9」の間の何れかの数値であ
る。
【0058】ここで、特別図柄乱数記憶エリア52bに
記憶されている特別図柄作成乱数RN3の値に対応し
て、次のように大当たり図柄が選択される(S51)。
特別図柄作成乱数RN3の値と特別図柄表示部L1に表
示される第1停止図柄(左図柄)、特別図柄表示部L2
に表示される第2停止図柄(右図柄)、特別図柄表示部
L3に表示される第3停止図柄(中図柄)との関係は、
0:「0、0、0」、1:「1、1、1」、2:「2、
2、2」、3:「3、3、3」、4:「4、4、4」、
5:「5、5、5」、6:「6、6、6」、7:「7、
7、7」、8:「8、8、8」、9:「9、9、9」と
なる。選択された大当たり図柄を示すデータは、RAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア52qに各々
記憶される(S51)。
【0059】尚、S51の処理では、特別図柄作成乱数
RN3の値が、「1,3,5,7,9」の時は、次の大
当たりの確率が高くなる確率変動モードに突入するの
で、RAM52の確率変動フラグ記憶エリア52nに
「1」を記憶して確率変動フラグをONとする。また、
特別図柄作成乱数RN3の値が、「0,2,4,6,
8」の時は、次の大当たりの確率は高くならず通常モー
ドであるので、RAM52の確率変動フラグ記憶エリア
52nに「0」を記憶して確率変動フラグをOFFとす
る。
【0060】尚、S48の判定で、S42で読み出した
大当たり判定用乱数RN2の乱数の値が例えば、大当た
りとされる値以外の場合には(S48:NO)、S42
で読み出したリーチ判定乱数RN6の値によりはずれリ
ーチ動作を行うか否かが判定される(S52)。リーチ
判定乱数RN6の値が、「20〜39」の場合には、は
ずれリーチと判定される(S52:YES)。はずれリ
ーチと判定された場合には(S52:YES)、S42
で読み出した特別図柄作成乱数RN3、特別図柄作成乱
数RN4に基づいて、はずれリーチの停止図柄をRAM
52の第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記
憶エリア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各
々記憶させ、また、ROM53のはずれリーチパターン
テーブル記憶エリア53cに記憶されているはずれリー
チパターンテーブルを参照して、はずれリーチの変動パ
ターンコマンドが選択され、当該リーチの変動パターン
コマンドがRAM52の図柄変動コマンド記憶エリア5
2aに記憶される(S53)。
【0061】次に、S52の判断処理でリーチと判定さ
れなかった場合(S52:NO)には、S42で読み出
した特別図柄作成乱数RN3、特別図柄作成乱数RN
4、特別図柄作成乱数RN5の乱数に基づいて、はずれ
停止図柄作成処理(S54)を行い、RAM52の第1
停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア5
2p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶する
(S54)。S51又はS53又はS54の処理が終了
すると、次いで、変動パターンコマンド出力処理を行う
(S55)。
【0062】この変動パターンコマンド出力処理は(S
55)、主基板41のRAM52の図柄変動コマンド記
憶エリア52aに記憶した図柄の変動パターンコマンド
を図柄表示基板44に出力する。RAM52の図柄変動
コマンド記憶エリア52aにリーチの変動パターンコマ
ンドが記憶されている場合には、そのリーチの変動パタ
ーンコマンドを主基板41から図柄表示基板44に出力
し、リーチの変動パターンコマンドが記憶されていない
場合には、通常変動の変動パターンコマンドを主基板4
1から図柄表示基板44に出力する(S55)。図柄表
示基板44では、主基板41から受信した変動パターン
コマンドに基づいて、図示外のROMに記憶した図柄変
動データに従って、後述する特別図柄表示装置8の特別
図柄表示部L1,L2,L3の図柄の変動を制御する。
【0063】次いで、主基板41から図柄表示基板44
に特別図柄表示部L1,L2,L3に変動表示されてい
る第1図柄乃至第3図柄を停止する第1図柄停止コマン
ド乃至第3図柄停止コマンドを順番に出力する(S5
6,S57,S58)。第1図柄柄停止コマンド乃至第
3図柄停止コマンドを受信すると、図柄表示基板44
は、特別図柄表示装置8の特別図柄表示部L1,L2,
L3に、第1停止図柄乃至第3停止図柄を停止する。以
上の大当たり判定処理が終了した場合には、図10に示
すパチンコ機1のメインルーチンにリターンする。
【0064】尚、図9に示すパチンコ機1のメインルー
チンのS7の判定処理で、電源投入から約3秒以上経過
したタイミングでバックアップクリアスイッチ78が押
されていない場合には(S7:NO)、電源断時にRA
M52の電源断時キーワード記憶エリア52rに記憶し
たキーワードが正常が否かを判断し(S8)、電源断時
キーワードが正常でない場合には(S8:NO)、S1
3のRAM52の初期化処理に移行する。また、電源断
時キーワードが正常な場合には(S8:YES)、RA
M52のチェックサムを計算する(S9)。チェックサ
ムが正常でない場合には(S10:NO)、S13のR
AMの初期化処理に移行する。チェックサムが正常な場
合には(S10:YES)、電源断前のスタックポイン
タを復帰させる(S11)。
【0065】次いで、図10に示すS30に移行して、
図示外の賞球球切れ感知スイッチ、下皿満杯感知スイッ
チ及び表扉開放スイッチの状態を確認し(S30)、音
声制御基板43以外の各サブ基板、即ち、図柄表示基板
44、払出制御基板45、電飾基板46に電源復帰時の
コマンドを送信する(S31)。次いで、払出制御基板
45へのデータポートを電源断前の状態に復帰させる
(S32)。次に、割込の設定を行い(S33)、電源
断前のレジスタを復帰して(S34)、電源断前の割込
の状態を復帰し(S35)、電源断前のアドレスへ復帰
する(S36)。以後は、復帰したアドレス以後の処理
を行う。
【0066】以上説明したように、上記の実施の形態の
パチンコ機1では、主基板41のCPU51は、図柄表
示基板44のCPU44aが起動した後に起動するよう
になっており、更に、RAM52はバックアップ電源9
0により電源断時もその記憶内容がバックアップされて
いる。ここで、パチンコ機1に電源が投入され、主基板
41のCPU51が所定の遅延時間の経過後、即ち、図
柄表示基板44のCPU44aが起動した後に起動した
ときに、バックアップクリアスイッチ78が押されてい
たときには、スピーカー48から音声又は音により、バ
ックアップ電源90によりバックアップされたRAM5
2の記憶内容が初期化されることを報知することができ
る。従って、遊技場の従業員は、間違いなくバックアッ
プ電源90によりバックアップされたRAM52の記憶
内容を消去することを確認できる。従って、誤操作を防
止することができる。
【0067】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パ
チコン機、パチスロ機等の各種の遊技機に適用可能なこ
とは言うまでもない。また、バックアップ電源90によ
りバックアップされたRAM52の記憶内容を消去する
ことの報知は、音に限られず、ランプの点滅等によって
行っても良い。さらに、バックアップ電源90によりバ
ックアップされたRAM52の記憶内容を消去すること
の報知は、RAM52の記憶内容を消去の直前でなくと
も、消去後に行っても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、主制御装置が複数の図柄が変動表示さ
れる図柄表示部を備えた遊技機の主制御を司り、CPU
は主制御装置に搭載され、電源の投入から動作開始まで
に一定時間を要し、揮発性メモリは主制御装置に搭載さ
れ、各種のフラグやデータを記憶し、バックアップ電源
は電源が切断された場合に、前記揮発性メモリの記憶内
容を保持するために前記揮発性メモリにバックアップ用
の電源を供給し、消去手段は、バックアップ電源により
バックアップ用の電源が供給され、記憶内容が保持され
た前記揮発性メモリの記憶内容を消去し、消去指示手段
により当該消去手段に対して、揮発性メモリの記憶内容
の消去が指示されると、判断手段は電源投入後のCPU
の動作開始時に、消去指示手段が操作されているか否か
を判断し、消去制御手段当該判断手段により、CPUの
動作開始時に消去指示手段が操作されていると判断され
た場合に、消去手段に揮発性メモリの記憶内容を消去さ
せることができる。従って、誤操作を防止することがで
きる。
【0069】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の遊技機の効果に加え、液晶表示装置は
図柄表示部に設けられ、液晶制御手段は液晶表示装置を
制御し、遅延起動手段は液晶制御手段が起動した後に前
記CPUが起動するように制御することができる。従っ
て、液晶制御手段が起動した後に、主制御装置のCPU
が起動するので、液晶制御手段は主制御装置のCPUか
らの画面の制御コマンドを確実に受信することができ
る。よって、液晶制御手段の起動が遅れて主制御装置の
CPUからの画面の制御コマンドを受信できずに、液晶
表示装置に遊技に関係のないカラーバーのテストパター
ン等が表示されることを防止できる。
【0070】また、請求項3に係る発明の遊技機は、請
求項1又は2に記載の発明の遊技機の効果に加え、報知
手段は、消去手段が揮発性メモリの記憶内容を消去する
ことを報知する。従って、遊技場の従業者にメモリの記
憶内容が消去されたことを知らせることができる
【0071】また、請求項4に係る発明の遊技機は、請
求項3に記載の発明の遊技機の効果に加え、報知手段
は、音又は音声により報知することができる。従って、
遊技場の従業者にメモリの記憶内容が消去されたことを
確実に知らせることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はパチンコ機1の斜視図である。
【図2】図2は特別図柄表示装置8の正面図である。
【図3】図3は、パチンコ機1の電気的回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】図4は、図柄表示基板44のブロック図であ
る。
【図5】図5は、RAM52の記憶エリアの模式図であ
る。
【図6】図6は、特別図柄乱数記憶エリア52bの模式
図であり、
【図7】図7は、普通図柄乱数記憶エリア52cの模式
図である。
【図8】図8は、ROM53の記憶エリアの模式図であ
る。
【図9】図9は、パチンコ機1のメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【図10】図10は、パチンコ機1のメインルーチンの
フローチャートである。
【図11】図11は乱数格納処理のフローチャートであ
る。
【図12】図12は、特別図柄処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】 1 パチンコ機 4 遊技領域 8 特別図柄表示装置 L1 特別図柄表示部 L2 特別図柄表示部 L3 特別図柄表示部 15 始動入賞口 41 主基板 42 電源基板 43 音声制御基板 44 図柄表示基板 44a CPU 45 払出制御基板 50 CPUユニット 51 CPU 52 RAM 53 ROM 78 バックアップクリアスイッチ 80 ハード乱数回路 90 バックアップ電源 91 遅延回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄が変動表示される図柄表示部
    を備えた遊技機の主制御を司る主制御装置と、 当該主制御装置に搭載され、電源の投入から動作開始ま
    でに一定時間を要するCPUと、 前記主制御装置に搭載され、各種のフラグやデータを記
    憶する揮発性メモリと、 電源が切断された場合に、前記揮発性メモリの記憶内容
    を保持するために前記揮発性メモリにバックアップ用の
    電源を供給するバックアップ電源と、 当該バックアップ電源によりバックアップ用の電源が供
    給され、記憶内容が保持された前記揮発性メモリの記憶
    内容を消去する消去手段と、 当該消去手段に対して、前記揮発性メモリの記憶内容の
    消去を指示する消去指示手段と、 電源投入後の前記CPUの動作開始時に、前記消去指示
    手段が操作されているか否かを判断する判断手段と、 当該判断手段により、前記CPUの動作開始時に前記消
    去指示手段が操作されていると判断された場合に、前記
    消去手段に前記揮発性メモリの記憶内容を消去させる消
    去制御手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記図柄表示部に設けられた液晶表示装
    置と、 当該液晶表示装置を制御する液晶制御手段と、 当該液晶制御手段が起動した後に前記CPUが起動する
    ように制御する遅延起動手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記消去手段が前記揮発性メモリの記憶
    内容を消去することを報知する報知手段を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、音又は音声により報知
    することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
JP2001220856A 2001-07-23 2001-07-23 遊技機 Pending JP2003033532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220856A JP2003033532A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001220856A JP2003033532A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001364661A Division JP3894296B2 (ja) 2001-11-29 2001-11-29 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003033532A true JP2003033532A (ja) 2003-02-04
JP2003033532A5 JP2003033532A5 (ja) 2006-07-13

Family

ID=19054616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001220856A Pending JP2003033532A (ja) 2001-07-23 2001-07-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003033532A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319607A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2007319606A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2008000337A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2008113819A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010234084A (ja) * 2010-06-25 2010-10-21 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012148004A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1085421A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Sankyo Kk 遊技機
JPH1199272A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Nikko Denki Kk 複数の遊技機の電源投入装置
JP2001046716A (ja) * 1999-08-06 2001-02-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2001161910A (ja) * 1999-12-14 2001-06-19 Sankyo Kk 遊技機
JP2001170326A (ja) * 1999-12-20 2001-06-26 Takao:Kk 遊技機
JP2001190815A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Daiman:Kk パチンコ機
JP2002159718A (ja) * 2001-10-18 2002-06-04 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1085421A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Sankyo Kk 遊技機
JPH1199272A (ja) * 1997-09-29 1999-04-13 Nikko Denki Kk 複数の遊技機の電源投入装置
JP2001046716A (ja) * 1999-08-06 2001-02-20 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2001161910A (ja) * 1999-12-14 2001-06-19 Sankyo Kk 遊技機
JP2001170326A (ja) * 1999-12-20 2001-06-26 Takao:Kk 遊技機
JP2001190815A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Daiman:Kk パチンコ機
JP2002159718A (ja) * 2001-10-18 2002-06-04 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319607A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2007319606A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2008000337A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2008113819A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010234084A (ja) * 2010-06-25 2010-10-21 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012148004A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016179318A (ja) 遊技機
JP2000334088A5 (ja)
JP2013158596A (ja) 遊技機
JP2013158597A (ja) 遊技機
JP5282211B2 (ja) 遊技機
JP2001347032A (ja) 遊技機
JP5958942B2 (ja) 遊技機
JP3894296B2 (ja) 遊技機
JP2003033532A (ja) 遊技機
JP4359813B2 (ja) 遊技機
JP2003250987A (ja) 遊技機
JP5604716B2 (ja) 遊技機
JP4936407B2 (ja) 遊技機
JP4305818B2 (ja) 遊技機
JP5674051B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP5451790B2 (ja) 遊技機
JP2002066023A (ja) 弾球遊技機
JP4756164B2 (ja) 遊技機
JP5967708B2 (ja) ぱちんこ遊技機
JP2002065965A (ja) 遊技機
JP2001347052A (ja) 遊技機
JP2018068524A (ja) ぱちんこ遊技機
JP3948719B2 (ja) 遊技機
JP2008000337A (ja) 遊技機
JP2021074457A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060524

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080710

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111017

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120417