JP3451379B2 - パチンコ機の保護回路 - Google Patents

パチンコ機の保護回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機に設けられ
たランプおよびソレノイドなどの構成部材だけでなく、
これら構成部材を駆動する電気回路を保護するために使
用するパチンコ機の保護回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は多種多彩な構成部材からな
り、近年いわゆる役物とよばれる入賞装置を設けた機種
が主流を占める傾向にある。この役物は、所定条件が満
足されたときに、通常遊技時とは異なる動作をすること
でパチンコ球の流れ、延いてはパチンコ遊技全体に変化
をもたらせるようにしている。
【0003】役物は、上記構成部材としてソレノイドを
動力源に使用することが一般的で、ソレノイドにパルス
信号を入力し、その入力タイミングによって適宜励磁・
解磁を繰り返すことで役物の動作を制御する。
【0004】また役物の駆動時、その旨を表示するため
に効果音を発生させる機種があり、これと同時にパチン
コ機の各所に上記構成部材としてランプなどからなる表
示器を点灯または点滅することにより、効果音による聴
覚への刺激だけではなく、表示器の光によって視覚に対
しても刺激を付与している。
【0005】これによりパチンコ機の構成部材は聴覚お
よび視覚を通して遊技変化を一層増大させるようにして
いる。
【0006】ところで上述した役物をはじめとするパチ
ンコ機の構成部材は、微細な動作を各構成部材間で互い
に複雑に絡み合わせることにより、遊技者の注意を引き
つけ、遊技意欲を良好に保つようにしている。
【0007】つぎに従来のパチンコ機の構成部材を図4
および図5に示すランプL1,L2の場合を例として以
下に説明する。
【0008】図4にあっては抵抗R1が出力段のトラン
ジスタTr1に並列接続され、この一端にランプL1が
列に接続されている。パチンコ機に使用されるランプに
おいて消灯時におけるフィラメントは、抵抗値が点灯時
の10分の1程度まで低減する機種が主流を占めている
ので、消灯から点灯への移行時に瞬間的に過大な電流が
流れないようにする必要がある。
【0009】そこで消灯時に抵抗R1の抵抗値に依存す
る僅かな電流を流し、フィラメントを弱く加熱しておく
ことにより、フィラメントの抵抗値低下を抑制し、点灯
時の起動電流の過大な流れを抑止している。
【0010】また図5に示す従来例ではトランジスタTr
2、抵抗R2、ランプL2を直列接続することにより、
瞬間電流の流量を制限している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4の電
気回路ではランプL1の点灯・消灯にかかわらず、常時
電流をフィラメントに流すことになるので、ランプ寿命
を短縮するだけでなく、ランプの数、パチンコ機の台数
が多いときには電力消費量が莫大になるという経済的問
題を招く。
【0012】また抵抗R1の抵抗値は比較的高いのもの
の選定を要し、その選定のためにも実験データを採らな
ければならないので、その労力および時間を費され、開
発時間短縮化を困難にする。さらにランプL1が短絡し
た場合、電流は抵抗R1にほとんど流れないので、トラ
ンジスタTr1に過電流が流れ、トランジスタTr1の破壊
を招く
【0013】これに対して図5に示した電気回路は、ラ
ンプL2の明るさへの影響を抑制するため、抵抗R2が
回路の効率の良好化を妨げる。抵抗R2の抵抗値を小さ
くすることが望ましいが、抵抗R2の抵抗値を適値に
めるためには上記同様に実験データを要し、開発時間短
縮化を困難にする。
【0014】またパチンコ機の構成部材は、遊技中に単
調な動作で繰り返されるわけではなく、近年、微細に制
御いいかえれば比較的短時間で集中的にON−OFFを
繰り返し制御される傾向がある。このため構成部材は本
体だけでなく、そのドライバ回路にも破壊を招き易い。
【0015】そこで本発明は、パチンコ機の構成部材お
よびそのドライバ回路の破壊を防止できるパチンコ機の
保護回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためにパチンコ機の構成部材の駆動電力を供給する
ための電力供給源から前記構成部材に供給される電力の
電圧および電流の少なくともいずれか一方を検出するた
めの検出回路と、前記構成部材に電力を供給する状態と
該電力の供給を停止させる状態とのいずれかをとる供給
停止回路と、前記検出回路によって検出された検出値が
予め定められた許容範囲から外れている場合に予め定め
られたチョッパ時間の計測を開始し該チョッパ時間の計
測中に前記電力の供給を所定周期で断続させるためのチ
ョッパ信号を前記供給停止回路に入力するチョッピング
タイマ回路とを設けている。
【0017】チョッピングタイマ回路は、検出回路によ
る検出値が許容範囲の上限を越えたときにチョッパ時間
の計測を開始する。
【0018】少なくとも検出回路、供給停止回路および
チョッピングタイマ回路を集積回路で形成し、該集積回
路には構成部材に応じたチョッパ時間を前記チョッピン
グタイマ回路に対して任意に設定するための設定部材を
設けている。
【0019】供給停止回路がパワーモスFETを備えた
構成を備えている。
【0020】
【作用】本発明は上記のように構成したので、構成部材
は供給停止回路によって電力供給源から供給される電力
によって駆動される一方、その電力が適正な電圧または
電流であるか否かが検出回路によって検出され、その検
出値が適正であるときに構成部材の駆動が継続され、検
出値が許容範囲から外れたとき、チョッピングタイマ回
路はチョッパ時間の計測を開始し、その計測中に供給停
止回路にチョッパ信号を入力することによって電力供給
源は構成部材への電力の供給を所定周期で断続させる。
【0021】チョッピングタイマ回路は、検出回路によ
る検出値が許容範囲の上限を越えたときにチョッパ時間
の計測を開始する構成の場合、電力の過大供給に起因し
た構成部材およびその周辺回路の破壊を防止する。
【0022】少なくとも検出回路、供給停止回路および
チョッピングタイマ回路を集積回路で形成し、集積回路
には構成部材に応じたチョッパ時間をチョッピングタイ
マ回路に対して任意に設定するための設定部材を設けた
構成の場合、保護回路の取り扱いを容易にするとともに
保護回路が個別部品で構成される場合と比較して実装面
積を縮小し、また上記構成部材の種別に応じたチョッパ
時間を設定部材によって任意に設定できる。
【0023】供給停止回路がパワーモスFETを備えた
構成の場合、パワーモスFETはゲートへの信号の入力
有無に基いてドレインおよびソース間の電力の供給を所
定周期で断続させる。
【0024】
【実施例】つぎに本発明に係るパチンコ機の保護回路の
一実施例を図1および図2に基いて以下に説明する。図
1は、図2に示すパチンコ機1に設けられた本発明のパ
チンコ機の保護回路(以下、保護回路)であり、2で示
す保護回路は図示を省略した電力供給源に接続されてい
る。
【0025】保護回路2は仮想線で示す検出回路3、同
じく仮想線で示す供給停止回路4およびチョッピングタ
イマ回路5を主構成とする集積回路によって形成されて
おり、ゲート端子G、ドレイン端子Dおよびソース端子
Sを有する3端子構造になっている。
【0026】このように集積回路で形成することによっ
て、保護回路2の取り扱いを容易にするとともに保護回
路2を個別部品で構成する場合と比較して、基板などへ
の実装面積を縮小する。
【0027】保護回路2は図2中、符号6,7で示す表
示器、ここでは装飾用のランプ、および図示を省略した
ソレノイドなどからなるパチンコ機1の構成部材と、こ
の構成部材の各ドライバ回路(図示省略)とをともに電
気的に保護するためのものである。上記ソレノイドは図
2中、符号8で示す大入賞口に設けられている。
【0028】これら構成部材は、通常遊技時においてゲ
ート端子Gに図示を省略した制御回路からバイアス電流
が流されており、上記ランプ6,7は消灯状態であり、
また上記ソレノイドは解磁状態である。これにより大入
賞口8は閉止状態になるため、パチンコ球は大入賞口8
に入賞しない。
【0029】他方、遊技の進行に応じて所定条件が満足
された場合、上記制御回路から、上記構成部材を駆動す
るための駆動信号が保護回路2のゲート端子Gに入力さ
れる。
【0030】この駆動信号がゲート端子Gに入力される
と、入力保護回路13及び抵抗器Rを介して供給回路4の
後述FET12のゲート端子gに上記駆動信号が流れ、同
FET12のドレイン端子dおよびソース端子s間が閉じ
【0031】このため保護回路2のソース端子Sおよび
ドレイン端子D間はON状態となり、上記構成部材に電
流が流れる
【0032】そして上記ランプ6,7を点灯状態にせし
める一方、上記ソレノイドは励磁状態になる。これによ
り閉止状態にある大入賞口8は開放状態になってパチン
コ球を入賞し易くするので、遊技者にとって有利な権利
が発生する。
【0033】図1に戻り、保護回路2の検出回路3は過
電流検出回路9と、過電圧検出回10とから構成されてい
る。検出回路3は上記構成部材に供給される電力の電流
値および電圧値を常時検出(あるいは計測)している。
【0034】過電圧検出回路10はサージ電圧などの過電
圧を検出するためのものであり、過電圧を検出した場合
に後述FET12のg端子およびソース端子s間に電圧を
印加して同FET12をON状態にせしめることにより、
ドレイン端子dおよびソース端子s間に印加される過電
圧を低減させ、FET12を過電圧から保護している。
【0035】なお本実施例において検出回路3は電流お
よび電圧の検出値の両方を検出している場合を説明する
が、電流および電圧の検出値のいずれか一方のみ、たと
えば電流値のみを検出回路3によって検出するように構
成してもよい。
【0036】供給停止回路4は上記電力供給源から上記
構成部材に電力を供給する状態と、この電力の供給を停
止させる状態とのいずれか一方をとり、開閉回路11とパ
ワーモスFET(以下、FET)12とから構成されてい
る。
【0037】開閉回路11はFET12のゲート端子gとソ
ース端子sとの間に接続され、FET12は開閉回路11か
らゲート端子gに入力される後述する駆動信号に応じて
ドレイン端子dおよびソース端子s間を開閉する。
【0038】これにより供給停止回路4は上述した構成
部材への電力供給状態と、この電力の供給を停止させる
状態との二つの状態のいずれか一方の状態をとることが
できる。
【0039】またFET12のドレイン端子d、ゲート端
子gおよびソース端子sの各間に上記過電流検出回路9
が接続され、FET12のソース端子sおよびドレイン端
子d間に上記過電圧検出回路10が接続されている。
【0040】これによりFET12はゲート端子Gから入
力されたゲート端子gへの信号の入力有無に基いてドレ
イン端子dおよびソース端子s間、延いてはドレイン端
子Dおよびソース端子S間の電力の供給を所定周期で断
続させる。
【0041】さらにFET12のゲート端子gと保護回路
2のゲート端子Gとは、抵抗器Rおよび入力保護回路13
を介して接続されている。抵抗器Rおよび入力保護回路
13は保護回路2をゲート端子Gへの入力から保護する
(後述)。
【0042】過電流検出回路9は、その過電流検出回路
9による電流検出値が予め定められた許容範囲から外れ
た場合、本実施例では許容範囲の上限を越えた電流を検
出した場合に上記構成部材に異常が発生したとみなし、
過電流検出信号をチョッピングタイマ回路5に入力す
【0043】そしてチョッピングタイマ回路5は過電流
検出信号の入力と同時に予め定められたチョッパ時間の
計測を開始し、このチョッパ時間の計測と同時にチョッ
ピングタイマ回路5はチョッパ信号Cを発生させ、チョ
ッパ時間の計測中、チョッパ信号Cの発生を継続させる
(後述〜図3参照)。
【0044】上述したチョッパ信号Cは電力の供給を所
定周期 (たとえば数百μsec)で断続させるためのもの
で、チョッピングタイマ回路5は発生させたチョッパ信
号Cを供給停止回路4の開閉回路11に入力する。
【0045】つづいて開閉回路11はチョッパ信号Cの周
期に基いてFET12のソース端子sおよびドレイン端子
d間をチョッパ信号Cと同周期で開閉するための開閉信
号をゲート端子gに入力する。
【0046】これにより保護回路2のソース端子Sおよ
びドレイン端子D間がチョッパ信号Cと同周期で開閉さ
れて、電力の供給はドレイン端子Dからソース端子Sを
経て上記構成部材に所定周期で断続される。
【0047】また図1の点線に示すように設定部材14を
設けてもよい。設定部材14はチョッピングタイマ回路5
に設けられ、チョッピングタイマ回路5から延設された
端子T1,T2と、抵抗器rとから構成されている。
【0048】抵抗器rはチョッパ時間を設定するための
ものであり、チョッパ時間は抵抗器rの抵抗値に依存
し、その抵抗値は上記構成部材の種別および仕様に対応
して任意に設定されている。
【0049】この抵抗器rの仕様が決定されると、抵抗
器rは両端子T1,T2間にハンダ付けで接続される。
なお抵抗器rは端子T1,T2にハンダ付けで接続する
代わりに着脱可能なソケットなどの手段を介して接続す
れば、任意のチョッパ時間を容易に設定できる。
【0050】本実施例ではチョッパ時間が抵抗器rの抵
抗値に依存して設定される構成を説明したが、これに限
定されるものではなく、抵抗値の増減に依存させる代わ
りに図示を省略したコンデンサの容量増減に応じてチョ
ッパ時間を設定するように構成してもよい。
【0051】
【0052】
【0053】このように構成された本発明の保護回路2
を使用する場合、通常遊技時にあっては上記駆動信号が
発生されておらず、保護回路2の供給停止回路4は非動
作状態にあるため、パチンコ機1の上記構成部材には電
力が供給されていない。
【0054】遊技の進行に応じて所定条件が満足される
と、上述したように保護回路2のソース端子Sおよびド
レイン端子D間がゲート端子Gへの上記駆動信号の入力
基いてON状態となり、上記構成部材に電流が流れ
【0055】検出回路3は過電流検出回路9による電流
の検出値が許容範囲内である場合、現遊技が維持される
一方、過電流検出回路9による電流の検出値が許容範囲
の上限を越えた場合、チョッピングタイマ回路5は上記
チョッパ時間の計測を開始し、上記チョッパ時間の計測
中、チョッパ信号Cを継続的に発生させる。
【0056】このように過電流検出回路9による電流の
検出値が許容範囲いいかえれば許容範囲の上限を越えた
場合、供給停止回路4にはチョッパ信号Cが入力される
ので、開閉回路11は開閉信号をゲート端子gに入力す
る。
【0057】これにより供給停止回路4は上記構成部材
への電力の供給をドレイン端子dからソース端子s間の
開閉により、チョッパ信号Cと同周期で断続させること
ができる。
【0058】このため上記構成部材に過電流が流れた場
合であってもチョッパ信号Cに基づく電力供給を所定周
期で断続させられるため、上記構成部材およびそのドラ
イバ回路への総電力供給量を減少させ、電力の過大供給
に起因した上記構成部材およびその周辺回路の破壊を防
止するほか、FET12自体の破壊をも防止できる。
【0059】なおランプ6,7にあっては、そのフィラメ
ント(図示省略)における点灯時および消灯時の抵抗値
の差が10倍程度あることから、過電流になる傾向はき
わめて大きい。
【0060】そこで過電流検出回路9による電流の検出
値が許容範囲の上限を越えるまで電力の供給を継続さ
せ、その上限を越えた時点で上記構成部材への電力の供
給をチョッパ信号Cと同周期で断続させようにすれば、
上記ランプのフィラメントを余熱することになる。
【0061】そして上記余熱によって抵抗値を増大させ
ことでランプ6,7への供給電力の電流値は漸次減少
するため、その電流値が許容範囲まで低下したときにチ
ョッパ信号Cの発生が停止され、ランプ6,7を破損さ
せることなく通常状態の点灯に移行できる。
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】なおドレイン端子Dおよびソース端子S間
に予め設定された許容値を越えた電圧が印加された場
合、その旨は過電圧検出回路10によって検出される。そ
して過電圧検出回路10はFET12をON状態にして上記
構成部材、その周辺回路および保護回路2自体の破壊を
防止する。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、電
力供給源から構成部材に供給される電力が所定の許容範
囲から外れたとき、チョッピングタイマ回路がチョッパ
時間の計測中に供給停止回路にチョッパ信号を入力する
ことによって電力の供給を所定周期で断続させる。
【0067】これにより構成部材への過大な電力供給を
未然に防止できるので、構成部材だけでなく、その周辺
回路の破壊をともに防止することによって構成部材およ
びその周辺回路、延いては製品の寿命を伸長させるとい
う経済的効果を奏する。
【0068】チョッピングタイマ回路が検出回路による
検出値が許容範囲の上限を越えたときにチョッパ時間の
計測を開始する場合、電力の過大供給に起因した構成部
材およびその周辺回路の破壊を防止するので、製品の寿
命を伸長させる。
【0069】少なくとも検出回路、供給停止回路および
チョッピングタイマ回路を集積回路で形成し、集積回路
には構成部材に応じたチョッパ時間をチョッピングタイ
マ回路に対して任意に設定するための設定部材を設けた
構成の場合、保護回路の取り扱いを容易にするとともに
保護回路が個別部品で構成される場合と比較して実装面
積を縮小し、また上記構成部材の種別に応じたチョッパ
時間を設定部材によって任意に設定できるので、作業性
および操作性が向上する。
【0070】供給停止回路がパワーモスFETを備えた
構成の場合、パワーモスFETはゲートへの信号の入力
有無に基いてドレインおよびソース間の電力の供給を所
定周期で断続させるので、ゲートへの信号の入力により
容易に制御でき、製品開発の作業能率低減を抑止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の回路を備えたパチンコ機の正面図であ
る。
【図3】図1の回路の動作タイミングを示す図である。
【図4】従来の例を示す過電流防止のための回路図であ
る。
【図5】図4と異なる例を示す回路図である。
【符号の説明】
2 保護回路 3 検出回路 4 供給停止回路 5 チョッピングタイマ回路 6,7 ランプ 12 FET 14 設定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/08 - 3/10 H02H 7/20 H02H 9/00 - 9/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の構成部材の駆動電力を供給
    するための電力供給源から前記構成部材に供給される電
    力の電圧および電流の少なくともいずれか一方を検出す
    るための検出回路と、前記構成部材に電力を供給する状
    態と該電力の供給を停止させる状態とのいずれかをとる
    供給停止回路と、前記検出回路によって検出された検出
    値が予め定められた許容範囲から外れている場合に予め
    定められた時間の計測を開始し該時間の計測中に前記電
    力の供給を所定周期で断続させるための信号を前記供給
    停止回路に入力するチョッピングタイマ回路とを設けた
    ことを特徴とするパチンコ機の保護回路。
  2. 【請求項2】 チョッピングタイマ回路は、検出回路に
    よる検出値が許容範囲の上限を越えたときに予め定めら
    れた時間の計測を開始することを特徴とする請求項1に
    記載のパチンコ機の保護回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも検出回路、供給停止回路およ
    びチョッピングタイマ回路を集積回路で形成し、該集積
    回路には構成部材に応じた予め定められた時間を前記チ
    ョッピングタイマ回路に対して任意に設定するための設
    定部材を設けたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のパチンコ機の保護回路。
  4. 【請求項4】 供給停止回路がパワーモスFETを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載のパチンコ機の保護回路。
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