JP2001337761A - 状態監視装置 - Google Patents

状態監視装置

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JP2001337761A
JP2001337761A JP2000155837A JP2000155837A JP2001337761A JP 2001337761 A JP2001337761 A JP 2001337761A JP 2000155837 A JP2000155837 A JP 2000155837A JP 2000155837 A JP2000155837 A JP 2000155837A JP 2001337761 A JP2001337761 A JP 2001337761A
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JP2000155837A
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Jun Tsuchida
潤 土田
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PFU Ltd
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  • Telephone Function (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、状態監視装置に関し、接点の種類
を問わず接点のオンオフ及び接続ケーブルの断線を正確
に監視できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 クロック生成部1はクロックを接続部1
1に送出する。接続部11は、第1の配線4、第2の配
線6、抵抗素子3、容量素子5からなる。データ検出部
8は、第1の配線4と抵抗素子3との間の信号を、クロ
ックの周期より早い周期で検出する。データ検出部8
は、所定の電位を検出した場合には接点31の短絡の状
態を検出したとし、遅延したクロックを検出した場合に
は接点31の開放の状態を検出したとし、クロックに等
しい信号を検出した場合には第1及び第2の配線4、6
が切断された状態を検出したとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、状態監視装置に関
し、特に、接点の種類を問わず接点のオンオフ及び接続
ケーブルの断線を正確に監視できる状態監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工場の自動化(ファクトリオートメーシ
ョン;FA)等においては、製造装置等の被監視装置の
状態の監視が必須である。被監視装置の状態監視の方法
の1つに、被監視装置に設けられる多数の接点(スイッ
チ)の状態を、監視装置であるコンピュータにより監視
する方法がある。接点の状態は、オン又はオフのいずれ
かであり明確であるので、その状態を知ることにより、
被監視装置の状態を把握することができる。
【0003】ところで、被監視装置の置かれた周囲の環
境が劣悪で、接点と監視装置との間の接続ケーブルの切
断(断線)が多発する場合がある。この場合、接点のオ
ン、接点のオフ、接続ケーブルの断線を、区別して監視
する必要がある。具体的には、監視装置から見て、接点
のオフによる信号の無い状態と接続ケーブルの断線によ
る信号の無い状態とを相互に区別することが重要であ
る。
【0004】そこで、このような場合には、通常とは逆
に、接点として、それが解放の状態を「オン」と定義し
短絡の状態を「オフ」と定義した接点(以下、ブレイク
接点という)が用いられる。これは、通常の接点(ブレ
イク接点に対して、メーク接点という)の概念とは逆の
概念である。具体的には、ブレイク接点を挿入した電流
ループを形成して、この状態を監視する。即ち、接点の
開放及び短絡を周期的に繰り返すことにより、開放時は
電流が流れずオンとして検出され、接点の短絡時は電流
が流れオフとして検出される。これが繰り返されている
期間は接続ケーブルの断線はなく、当該周期より長くオ
ンが続く場合は接続ケーブルの断線が発生したことを知
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ブレイク接点を用いれ
ば、接点のオン、接点のオフ、接続ケーブルの断線を、
接点のオフによる信号の無い状態と接続ケーブルの断線
による信号の無い状態とを相互に区別しつつ、監視する
ことができる。
【0006】しかし、前述したように、ブレイク接点
は、通常の接点(以下、メーク接点という)の概念とは
逆の概念である。即ち、メーク接点では、それが解放の
状態が「オフ」と定義され、短絡の状態が「オン」と定
義される。
【0007】このため、ブレイク接点を用いた被監視装
置の監視用に開発した監視装置(であるコンピュータの
プログラム)を、そのままメーク接点を用いた被監視装
置の監視用に流用することができず、開発効率が悪い。
また、監視装置の出力を見ながら、監視用員がブレイク
接点を用いた被監視装置の状態を判断する場合、接点の
定義が通常の概念と逆であるので、状態の把握を誤る可
能性がある。
【0008】本発明は、接点の種類を問わず接点のオン
オフ及び接続ケーブルの断線を正確に監視できる状態監
視装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の状態監視装置
は、クロック生成部、接続部、データ検出部を備える。
クロック生成部は、所定の周期のクロックを生成して接
続部に送出する。接続部は、その一端にクロック生成部
が接続されその他端に接点の一端が接続される第1の配
線と、その一端に所定の電位が接続されその他端に接点
の他端が接続される第2の配線と、クロック生成部と第
1の配線との間に直列に接続された抵抗素子と、第1の
配線と第2の配線との間に並列に接続された容量素子と
からなる。データ検出部は、第1の配線と抵抗素子との
間の信号を、クロックの周期より早い周期で検出する。
即ち、データ検出部は、所定の電位を検出した場合には
接点の短絡の状態を検出したとし、実質的に抵抗素子及
び容量素子により定まる時間だけ遅延したクロックを検
出した場合には接点の開放の状態を検出したとし、実質
的にクロックに等しい信号を検出した場合には第1の配
線及び第2の配線の少なくとも一方が切断された状態を
検出したとする。
【0010】本発明の状態監視装置によれば、接点が短
絡の場合には所定の電位を検出し、接点が開放の場合に
は遅延したクロックを検出し、第1及び第2の配線の少
なくとも一方が切断された場合には実質的にクロックに
等しい信号を検出することができる。従って、接点の種
類にかかわりなく、接点のオン、接点のオフ、接続ケー
ブルの断線を、接点のオフによる信号の無い状態と接続
ケーブルの断線による信号の無い状態とを相互に区別し
つつ、監視することができる。これにより、ある被監視
装置の監視用に開発した監視装置(であるコンピュータ
のプログラム)を、そのまま他の被監視装置の監視用に
流用することができ、開発効率を向上することができ
る。また、監視装置の出力を見ながら、監視用員がブレ
イク接点を用いた被監視装置の状態を判断する場合、接
点の定義を通常の概念に一致させることができるので、
状態の把握を誤る可能性をなくすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、状態監視装置構成図であ
り、主として本発明による状態監視装置100の構成を
示す。
【0012】状態監視装置100は被監視装置200の
状態を監視する。被監視装置200は、その状態を示す
接点(スイッチ)31を備える。従って、状態監視装置
100は、被監視装置200に設けられた接点31の状
態(その開放又は短絡)及び状態監視装置100と被監
視装置200との間を接続する接続ケーブル(4、6)
の切断(断線)の有無を監視する。
【0013】状態監視装置100は、例えば監視用のコ
ンピュータからなる。被監視装置200は、例えば工場
に設置された製造装置からなる。状態監視装置100
は、当該監視のために、クロック生成部1、接続部1
1、データ検出部8を備える。また、状態監視装置10
0は、CPU(中央演算処理装置)及び主メモリ(いず
れも図示せず)を備える。CPU上で主メモリ上に存在
する監視プログラムを実行することにより、状態監視装
置100が監視処理を行う。即ち、CPU及び監視プロ
グラムにより実現される監視処理部(図示せず)によ
り、クロック生成部1及びデータ検出部8が制御され
る。
【0014】クロック生成部1は、監視処理部の指示に
従って動作を開始(又は停止)し、所定の周期のクロッ
クを生成して接続部11に送出する。クロックは、例え
ば被監視装置200の動作中又は製造等の業務中、送出
される。クロックの周期は、例えば数μsec(マイク
ロ秒)とされる。クロック生成部1は、例えば周知の分
周回路により、状態監視装置100(であるコンピュー
タ)の基準クロックを分周してクロックを生成する。ク
ロック生成部1の出力するクロックは、増幅回路(又は
バッファ回路)2(及び抵抗素子3)を介して、接続部
11の第1の配線4に送出される。増幅回路2はクロッ
ク生成部1に含まれると考えてよい。
【0015】接続部11は、第1の配線4、第2の配線
6、抵抗素子3、容量素子5からなる。第1の配線4
は、その一端(端子9側)にクロック生成部1が接続さ
れその他端(端子32側)に接点31の一端が接続され
る。第2の配線6は、その一端(端子10側)に所定の
電位が接続されその他端(端子33側)に接点31の他
端が接続される。所定の電位は、例えば接地電位とされ
る。抵抗素子3は、クロック生成部1と第1の配線4と
の間に直列に接続される。容量素子5は、第1の配線4
と第2の配線6との間に並列に接続される。
【0016】第1の配線4は第1接続ケーブル(装置外
部に露出し切断の可能性がある部分、以下同じ)4から
なる。抵抗素子3と状態監視装置100の端子との間を
接続する状態監視装置100内の配線は、抵抗素子3に
含まれると考えてよい。第1接続ケーブル4は状態監視
装置100の端子9と被監視装置200の端子32との
間を接続する。第2の配線6は第2接続ケーブル6から
なる。第2接続ケーブル6は状態監視装置100の端子
10と被監視装置200の端子33との間を接続する。
実際には、第1接続ケーブル4と第2接続ケーブル6と
は、よられて1本のより線ケーブルとされる。
【0017】容量素子5は、後述するように、接続ケー
ブル4、6の断線を検出するためのものである。従っ
て、第1の配線4の接続された被監視装置200の端子
32の近傍と、第2の配線6の接続された被監視装置2
00の端子33の近傍との間に接続される。このため
に、容量素子5は、例えば被監視装置200の筐体(図
示せず)に固定され、前記端子32、33間を接続する
ように設けられる。
【0018】なお、容量素子5は、図1に点線で示すよ
うに、被監視装置200の筐体の内部に、その端子3
2、33間を接続するように、固定して設けてもよい。
この場合、接続ケーブル4、6と容量素子5との接続点
と端子32、33との間における断線も確実に検出する
ことができ、また、被監視装置200の外部から当該容
量素子5が見えないようにすることができる。
【0019】データ検出部8は、監視処理部の指示に従
って動作を開始(又は停止)し、第1の配線4と抵抗素
子3との間(以下、接続点aという)の信号を、クロッ
ク生成部1の送出するクロックの周期より早い周期で検
出(サンプリング)する。即ち、第1の配線4と抵抗素
子3との間に増幅回路(又はバッファ回路)7が接続さ
れ、これに第1の配線4と抵抗素子3との間の信号が入
力される。増幅回路7の出力がデータ検出部8に入力さ
れる。増幅回路7はデータ検出部8に含まれると考えて
よい。検出は、例えば被監視装置200の動作中又は製
造等の業務中、行われる。
【0020】データ検出部8は、少なくとも前記クロッ
クの2倍以上の速さで(1/2以下の周期で)、前記信
号をサンプリングする。これにより、前記信号の値を正
確に検出することができる。なお、より正確に前記信号
を検出するために、前記クロックの4倍以上の速さで
(1/4以下の周期で)、前記信号をサンプリングする
ことが好ましい。
【0021】ここで、図2及び図3を参照して、クロッ
ク生成部1の送出したクロック(CLK)が、接続部1
1及び接点31を経て、どのようにデータ検出部8に伝
達されるかについて説明する。なお、以下の説明におい
て、接点31はメーク接点31であり、所定の電位は接
地電位であるとする。
【0022】接点31が短絡されている場合、回路的に
は、図2(A)に実線で示すような構成と考えることが
できる。即ち、クロック生成部1から送出されたクロッ
クは、抵抗素子3を介して第1の配線4上に送出される
はずである。しかし、接点31の短絡により、第2の配
線6の一端10が接地される。これにより、図3(A)
に示すように、接続点aには接地電位が現れる。従っ
て、データ検出部8は「ロウレベル又は接地電位」を検
出する。
【0023】接点31が開放されている場合、回路的に
は、図2(B)に実線で示すような構成と考えることが
できる。即ち、クロック生成部1から送出されたクロッ
クは、抵抗素子3を介して第1の配線4上に送出され
る。送出されたクロックは、接点31の開放により、第
1の配線4から容量素子5を介して結合された第2の配
線6の他端の接地電位に伝送される。即ち、容量素子5
が直列に挿入される。これにより、接続点aには、図3
(B)に示すように、伝送路上の負荷により遅延したク
ロックが現れる。従って、データ検出部8は「遅延した
クロック」を検出する。
【0024】ここで、クロックの遅延は、実質的に抵抗
素子3及び容量素子5により生じ、実質的にこれらによ
り定まる。接続ケーブル4、6である第1及び第2の配
線4、6にも抵抗成分及び容量成分が分布している。し
かし、前述のように、クロックの周期が数μsecと極
めて遅いので、第1及び第2の配線4、6の分布抵抗及
び分布容量は、事実上、無視してよい。
【0025】第1及び第2の配線6を構成する接続ケー
ブル4、6が切断されている場合、回路的には、図2
(C)に実線で示すような構成と考えることができる。
即ち、クロック生成部1から送出されたクロックは、略
そのまま(抵抗素子3によりやや減衰して)データ検出
部8に入力される。これにより、接続点aには、図3
(C)に示すように、実質的にクロックに等しい信号が
現れる。従って、データ検出部8は「実質的にクロック
に等しい信号」を検出する。
【0026】従って、データ検出部8は、所定の電位
(ロウレベル又は接地電位)を検出した場合には接点3
1の短絡の状態を検出したとして所定の信号(オン又は
ハイレベル)を出力し、遅延したクロックを検出した場
合には接点31の開放の状態を検出したとして所定の信
号(オフ又はロウレベル)を出力し、実質的にクロック
に等しい信号を検出した場合には第1の配線4及び第2
の配線6の少なくとも一方が切断された状態を検出した
として所定の信号(切断信号;特殊な信号例えばハイレ
ベル及びロウレベルの中間レベルの信号)を出力する。
具体的には、データ検出部8が、接点31の短絡の状態
を当該接点31がオンであると判断し、接点31の開放
の状態を当該接点31がオフであると判断する。即ち、
この場合の接点31は、メーク接点31である。
【0027】なお、接点31がブレーク接点31であっ
てもよい。この場合、データ検出部8が、接点31の短
絡の状態を当該接点31がオフであると判断し、接点3
1の開放の状態を当該接点31がオンであると判断す
る。
【0028】図4は、他の状態監視装置構成図であり、
主として本発明による状態監視装置100の構成を示
す。
【0029】状態監視装置100はデータカウント部1
2を備える。データカウント部12は、クロック生成部
1、接続部11、データ検出部8と共に、状態監視部2
0を構成する。データカウント部12は、データ検出部
8における接点31の短絡又は解放の検出の数をカウン
トする。このために、データ検出部8における検出結果
がデータカウント部12に入力される。更に、被監視装
置200は複数の接点31を備える。複数の接点31の
各々は、被監視装置200において発生する異なる事象
に対応しこれらを監視する。状態監視装置100は、複
数の接点31の各々に対応する複数の状態監視部20を
備える。
【0030】例えば、接点31がメーク接点31である
場合、データカウント部12は、データ検出部8におい
て検出された短絡(オン)の数、即ち、「ロウレベル
(又は接地電位)」の数をカウントする。なお、接点3
1がブレイク接点31である場合、解放(オン)の数を
カウントすればよい。これにより、被監視装置200に
おいて、ある事象が何回発生したかを知ることができ
る。例えば、被監視装置200が製造装置である場合に
おいて、部品毎に接点31を設け、コンベア上を搬送さ
れる部品が接点31を通る毎に短絡されるとすると、使
用された部品の数を、その部品毎に知ることができる。
【0031】図5は、状態監視システム構成図であり、
図4の状態監視装置100を備える状態監視システムの
構成を示す。
【0032】複数の被監視装置200が設けられ、複数
(例えば、4台)の被監視装置200毎に1台の状態監
視装置100であるコンピュータが設けられる。状態監
視装置100の上位の階層に管理コンピュータ300が
設けられ、ネットワーク500を介して接続される。な
お、図5に点線で示すように、複数の管理コンピュータ
300を設け、その更に上位の階層に上位管理コンピュ
ータ400を設けてもよい。状態監視装置100は、デ
ータカウント部12におけるカウント結果(及びその他
のデータ)を、管理コンピュータ300(及び上位管理
コンピュータ400)に送信する。管理コンピュータ3
00等は受信したカウントデータを集計する。これによ
り、例えば工場全体における部品の使用数等を知ること
ができる。
【0033】図6は、他の状態監視装置構成図であり、
主として本発明による状態監視装置100の構成を示
す。
【0034】状態監視装置100はクロックの遅延の時
間を制御する遅延制御部13を備える。遅延制御部13
が、クロック生成部1における分周比を制御することに
より、クロックの遅延の時間を制御する。前述したよう
に、クロック生成部1は周知の分周回路により、状態監
視装置100(であるコンピュータ)の基準クロックを
分周してクロックを生成する。従って、当該分周回路の
分周比が可変とされ、データ検出部8における検出結果
に基づいて制御される。このために、遅延制御部13に
は、クロック生成部1で生成されたクロックとデータ検
出部8における検出結果とが入力される。
【0035】例えば、業務の開始前に、試験用に接点3
1の短絡及び解放を所定の周期(例えば、数秒単位)で
繰り返す。これに伴い、前述のように、遅延制御部13
には、接点31の短絡の場合には所定の電位(接地電
位)が、接点31の開放の場合には遅延したクロック
が、データ検出部8から繰り返し入力される。遅延制御
部13は、クロック生成部1からのクロックとデータ検
出部8からの検出入力とを比較し、検出入力の遅延時間
を求める。そして、例えば、求めた遅延時間がクロック
生成部1からのクロックの1/4(〜1/8)周期より
大きければ、クロックを遅くするように所定の比率だけ
分周比を変更する制御信号を出力し、相対的に遅延時間
を小さくする。これを繰り返すことにより、遅延時間を
所定の値とする。逆に、求めた遅延時間が前記クロック
の1/4(〜1/8)周期より小さければ、クロックを
早くするように所定の比率だけ分周比を変更する制御信
号を出力し、相対的に遅延時間を大きくする。これを繰
り返すことにより、遅延時間を所定の値とする。以上に
より、クロックの遅延の時間を最適な値に制御すること
ができる。
【0036】図7は、他の状態監視装置構成図であり、
主として本発明による状態監視装置100の構成を示
す。
【0037】状態監視装置100はクロックの遅延の時
間を制御する遅延制御部13を備える。また、抵抗素子
3及び容量素子5が、各々、可変(周知の可変抵抗素子
3A及び可変容量素子5A)とされる。遅延制御部13
が、可変抵抗素子3Aの抵抗値及び可変容量素子5Aの
容量値を制御することにより、クロックの遅延の時間を
制御する。このために、遅延制御部13には、クロック
生成部1で生成されたクロックとデータ検出部8におけ
る検出結果とが入力される。遅延制御部13は、可変抵
抗素子3Aの抵抗値を制御する抵抗制御信号と、可変容
量素子5Aの容量値を制御する容量制御信号を生成し
て、これらに出力する。可変抵抗素子3Aへの配線14
は、状態監視装置100の内部配線からなる。可変容量
素子5Aへの配線15は、状態監視装置100の内部配
線15と接続ケーブル16とからなる。接続ケーブル1
6は、例えば接続ケーブル4、6と共に、より線ケーブ
ルとされる。
【0038】例えば、前述と同様に、業務の開始前に、
試験用に接点31の短絡及び解放を所定の周期で繰り返
す。これに伴い、前述のように、遅延制御部13には、
接点31の短絡の場合には所定の電位(接地電位)が、
接点31の開放の場合には遅延したクロックが入力され
る。そこで、遅延制御部13は、前述したように、検出
入力の遅延時間を求める。そして、例えば、求めた遅延
時間がクロック生成部1からのクロックの1/4(〜1
/8)周期より大きければ、可変抵抗素子3Aの抵抗値
及び可変容量素子5Aの容量値を、その時点値から一定
値だけ小さくする制御信号を出力し、遅延時間を一定値
だけ小さくする。これを繰り返すことにより、遅延時間
を所定の値とする。逆に、求めた遅延時間が前記クロッ
クの1/4(〜1/8)周期より小さければ、抵抗値及
び容量値を、その時点値から一定値だけ大きくする制御
信号を出力し、遅延時間を一定値だけ大きくする。これ
を繰り返すことにより、遅延時間を所定の値とする。以
上により、クロックの遅延の時間を最適な値に制御する
ことができる。
【0039】なお、図6及び図7の状態監視装置100
の構成を組み合わせてもよい。この場合、図6の状態監
視装置100は、主として、遅延時間を前記クロックの
同一周期内の1/2周期内に収めるための制御を行い、
図7の状態監視装置100は、主として、前述のように
して定めた遅延時間を更に微調整して1/4(〜1/
8)周期内に収めるための制御を行うようにすればよ
い。
【0040】以上、本発明を工場等における製造装置に
ついての状態監視装置を例として説明したが、本発明
は、一般的な情報処理システムや遊戯機管理システムに
おける状態監視装置についても適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
状態監視装置において、接点が短絡の場合には所定の電
位を検出し、接点が開放の場合には遅延したクロックを
検出し、第1又は第2の配線が切断された場合には実質
的にクロックに等しい信号を検出することにより、接点
の種類にかかわりなく、接点のオン、接点のオフ、接続
ケーブルの断線を、接点のオフによる信号の無い状態と
接続ケーブルの断線による信号の無い状態とを相互に区
別しつつ、監視することができるので、ある被監視装置
の監視用に開発した監視装置をそのまま他の被監視装置
の監視用に流用して開発効率を向上することができ、ま
た、監視用員がブレイク接点を用いた被監視装置の状態
を判断する場合に接点の定義を通常の概念に一致させて
状態の把握を誤る可能性をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】状態監視装置構成図である。
【図2】状態監視装置説明図である。
【図3】状態監視装置説明図である。
【図4】他の状態監視装置構成図である。
【図5】状態監視システム構成図である。
【図6】他の状態監視装置構成図である。
【図7】他の状態監視装置構成図である。
【符号の説明】
1 クロック生成部 3 抵抗素子 5 容量素子 8 データ検出部 11 接続部 31 接点(スイッチ) 100 状態監視装置 200 被監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/24 H04M 1/24 G Fターム(参考) 2G014 AA02 AB26 AB28 AB31 AB56 AC07 5B083 BB01 CC09 EE11 5H223 AA05 DD03 DD05 DD07 EE21 EE22 EE29 5K027 BB05 LL05 MM04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周期のクロックを生成して接続部
    に送出するクロック生成部と、 その一端に前記クロック生成部が接続されその他端に接
    点の一端が接続される第1の配線と、その一端に所定の
    電位が接続されその他端に接点の他端が接続される第2
    の配線と、前記クロック生成部と前記第1の配線との間
    に直列に接続された抵抗素子と、前記第1の配線と第2
    の配線との間に並列に接続された容量素子とからなる接
    続部と、 前記第1の配線と前記抵抗素子との間の信号を、前記ク
    ロックの周期より早い周期で検出するデータ検出部とを
    備え、 前記データ検出部が、前記所定の電位を検出した場合に
    は前記接点の短絡の状態を検出したとし、実質的に前記
    抵抗素子及び容量素子により定まる時間だけ遅延した前
    記クロックを検出した場合には前記接点の開放の状態を
    検出したとし、実質的に前記クロックに等しい信号を検
    出した場合には前記第1の配線及び第2の配線の少なく
    とも一方が切断された状態を検出したとすることを特徴
    とする状態監視装置。
  2. 【請求項2】 前記データ検出部が、前記接点の短絡の
    状態を当該接点がオンであると判断し、前記接点の開放
    の状態を当該接点がオフであると判断することを特徴と
    する請求項1に記載の状態監視装置。
  3. 【請求項3】 前記データ検出部が、前記接点の短絡の
    状態を当該接点がオフであると判断し、前記接点の開放
    の状態を当該接点がオンであると判断することを特徴と
    する請求項1に記載の状態監視装置。
  4. 【請求項4】 当該状態監視装置が、更に、 前記データ検出部における前記接点の短絡又は解放の状
    態の数をカウントするデータカウント部を備えることを
    特徴とする請求項1に記載の状態監視装置。
  5. 【請求項5】 当該状態監視装置が、更に、 前記クロックの遅延の時間を制御する遅延制御部を備
    え、 前記クロック生成部が分周回路からなり、 前記遅延制御部が、前記分周回路の分周比を制御するこ
    とにより、前記クロックの遅延の時間を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の状態監視装置。
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