JP2002122339A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2002122339A
JP2002122339A JP2000313281A JP2000313281A JP2002122339A JP 2002122339 A JP2002122339 A JP 2002122339A JP 2000313281 A JP2000313281 A JP 2000313281A JP 2000313281 A JP2000313281 A JP 2000313281A JP 2002122339 A JP2002122339 A JP 2002122339A
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water
humidifier
switch
humidification
tank
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Daisuke Suzuki
大輔 鈴木
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Hidekazu Murata
秀和 村田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に除菌効果の高い加湿器を提供すること。 【解決手段】 自動運転スイッチ81、強運転スイッチ
83、或いは弱運転スイッチ85がオンしているとき
に、オンしているこれらのスイッチ81、83或いは8
5を操作すると、オンしている何れかのスイッチはオフ
する。このため、マイクロプロセッサ72は動作し、第
2出力端子722からのH信号出力が停止し、第7トラ
ンジスタ95がオフし、第2リレーコイル94は消磁
し、第2リレースイッチ56がオフする。第2リレース
イッチ56がオフすると、ファンモータ58は非通電に
なり、吹出用送風機は停止し、加湿器の加湿運転は停止
する。更に、マイクロプロセッサ72は動作し、信号制
御出力回路78を介して弱加湿運転時と同様に信号を出
力する。このため、電極10への通電が例えば20サイ
クル継続され、水受け水槽6内の水が殺菌される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内に加湿空気を
供給する加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加湿器は、一般に特開平5−1
15818号公報等に開示される超音波加湿器が良く知
られている。この超音波加湿器は超音波振動子を有する
気化槽に水を供給し、その水を前記振動子により霧化し
て、外部より取り入れた空気と混ぜて加湿空気を生成し
室内に供給するものである。また、電気ヒーターで水を
沸騰させて加湿空気を得るものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述する超音
波加湿器等では、25℃〜30℃条件下で、特に気化槽
等に汚れがあると、レジオネラ菌等が繁殖し易く、これ
を室内に放出するという問題があった。また、電気ヒー
ターを用いたものでは運転費用が高くなる問題点があっ
た。
【0004】そこで本発明は、特に除菌効果の高い加湿
器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため第1の発明は、
給水タンクから水の供給を受ける水槽に一部が浸され毛
細管現象により前記水を吸上げる吸水体を送風機で形成
される風路中に設け、該吸水体より気化した水蒸気と前
記風路中の空気を混合して室内へ供給して加湿を行なう
と共に、除菌作用のある物質を発生させる一対の電極を
前記水槽の水中又は前記給水タンク内の水中に埋没させ
る加湿器であって、所定の周期で通電極性を切り替え、
かつ加湿量を変えるためにオンデューティを制御して前
記電極へ通電を行なう制御手段を備えることを特徴とす
る。
【0006】また第2の発明は、被加湿空間の湿度を検
出する湿度検出センサを設け、前記制御手段はこの湿度
検出センサの検出する湿度に基づいて前記送風機の送風
量及び前記オンデューティを制御することを特徴とす
る。
【0007】第3の発明は、前記制御手段は、前記加湿
の停止から遅延して前記除菌作用のある物質の発生を停
止させることを特徴とする。
【0008】第4の発明は、前記遅延は前記加湿の停止
から所定時間の間であることを特徴とする。
【0009】第5の発明は、前記遅延は前記加湿の停止
から前記一対の電極へ通電の極性の切り替え回数に達す
るまでの間であることを特徴とする。
【0010】第6の発明は、前記制御手段は前記遅延の
間前記オンデューティを小さくすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態を
図面に基づき説明する。図1において、1は角柱状の筐
体を有する加湿器の本体で、該本体1に成形された上面
開口を前蓋体2及び後蓋体3が着脱可能に閉塞する。前
記本体1の両側面及び後面には空気取入口4が開設され
ている。
【0012】前記本体1下部には図示しない制御箱が配
設され、本加湿器の制御を行なう制御装置を収納してい
る。制御箱の上面を成す底壁5(図2参照)にはくぼみ
を成形することにより水受け水槽6が形成されている。
該水槽6は図3に記載する給水タンク7の図示しない弁
を持ち上げる突起8が中央部に設けられる平面視円形状
の給水路9と、後述の電極10が配置される平面視円形
状の水路11と、フロート12が設けられる平面視円形
状の水路13と、中央部に後述の電気ヒーター55が埋
設された加熱筒14が配設される平面視角形状の水路1
5と、該水路15と前記給水路9とを連通させる連通路
16とから構成され、全て連通している。前記電極10
は、前記連通路16に配置しても良い。
【0013】尚、前記フロート12は前記水受け水槽6
内の水が所定水位以下になると、後述のフロートスイッ
チ88を作動させて、運転は強制的に停止するものであ
る。
【0014】そして、前記給水タンク7のキャップ20
に内蔵した弁を前記突起8が持ち上げ、キャップ端の位
置と前記水槽6の水位との関係で置換空気の流れを制御
して、給水タンク7の水(水道水)を前記水受け水槽6
へ一定水位となるように給水される。尚、前記連通路1
6は他の水路9、11、13及び15より少し深く形成
されており、水受け水槽6に水が満たされている状態で
は水位は前記加熱筒14上端より高い位置にある。
【0015】そして、前記水受け水槽6の水路15には
前記加熱筒14を囲うようにハニカム状の加湿用吸水体
21が平面視略四角形状を呈した形でその端部(一部)
が水路15中の水に浸されるように配置され、該吸水体
21が該水路15内の水を毛細管現象により上方まで吸
い上げる。該吸水体21は、例えばアクリル繊維やポリ
エステル繊維等で作製された不織布で構成される。尚、
図2では説明の便宜上、一部削除された形状を呈してい
るが、図3に示すように平面視略四角形状を呈するよう
に端部が接合されている。
【0016】前記後蓋体3の上面には図1に示すように
吹出用開口22が開設され、下面に固定された円筒23
内にはファン及び後述のファンモータ58から成る吹出
用送風機が設けられ、前記加熱筒14により50℃〜6
0℃に加熱(加湿量を多くする際に加熱する)された該
加熱筒14周囲の水を前記加湿用吸水体21が吸い上げ
て、前記送風機により前記空気取入口4から本体1内に
導入された室内空気を風路形成板24により案内してハ
ニカム状の前記吸水体21の外側面から該吸水体21内
空間に導き、該吸水体21から気化した水蒸気と混合し
て加湿された空気を前記円筒23を介して吹出用開口2
2より本体1外の室内に供給する構成である。
【0017】即ち、前記風路形成板24は前記円筒23
の下端部から外方に広がるように形成されて、前記空気
取入口4から吹出用開口22につながる風路を形成して
いる。前記吸水体21はこの風路に配置され、前記空気
取入口4から本体1内に導入された室内空気はすべてハ
ニカム状の前記吸水体21の外側面から該吸水体21内
空間に導かれた後、吹出用送風機を介して室内へ供給さ
れるものである。
【0018】前記電極10は、例えばベースがTi(チ
タン)で皮膜層がIr(イリジウム)、Ta(タンタ
ル)、Pt(白金)から構成された2枚の電極板を有
し、後述するように通電電流を40ミリアンペアとし
て、所定の遊離残留塩素濃度(例えば1ppm)を発生
させて除菌、防汚効果(除菌作用)を得るものである。
耐久性向上のため電極10への通電は所定周期で極性切
替を行い、また加湿運転中は湿度に応じた通電サイクル
で随時通電し、運転終了時には所定時間塩素の発生を維
持させて水受け水槽6内の溜まり水の除菌を行なった後
に停止させるように制御するが、この制御については後
述する。
【0019】尚、このように制御して、前記電極10に
より水槽6中の水に通電を行なうと、水は陽極では、4
++4e-+(4OH-)が2H2+(4OH-)とな
り、陰極では、2H2O+が4H++O2+4e-となり、
同時に水に含まれる塩素(水道水に予め添加されている
もの)は、陽極では、2Cl-がCl2+2e-となり、
またこのCl2(塩素)は水に溶け易いから、さらにC
2+H2OがHClO+HClとなる。
【0020】従って、電極10に通電することにより、
殺菌力の大きいHClO(次亜塩素酸)が発生すること
となる。
【0021】以下、図5乃至図8に基づいて加湿器の制
御装置について詳細に説明する。
【0022】図5は加湿器の制御回路図であり、40は
プラグ、50、51は交流電源ライン、52はバリス
タ、53はフューズ、54は第1リレースイッチ、55
は加湿器の前記加熱筒14に埋設された電気ヒーターで
あり、フューズを介して交流電源ライン50、51間に
接続されている。56は第2リレースイッチ、57は第
3リレースイッチ、57Lは前記スイッチ57の低速側
接点(以下「L接点」という)、57Hは前記スイッチ
57の高速側接点(以下「H接点」という)、58は例
えば前記吹出用送風機のファンモータ(誘導電動機)で
あり、交流電源ライン50、51間に接続されている。
【0023】また、59はノイズフィルター、60は整
流平滑回路であり、61、62はそれぞれ該整流平滑回
路60に接続された直流電源ライン、79はこの直流電
源ライン61、62間に接続された平滑用コンデンサ、
63はスイッチング電源であり、このスイッチング電源
63は第1トランジスタ64及びコンデンサ65等から
構成されている。また、66は極性切替回路(単相ブリ
ッジ回路)であり、この極性切替回路66は第2乃至第
5トランジスタ67乃至70から構成され、極性切替回
路66に前記電極10が接続されている。
【0024】71は前記整流平滑回路60に接続され
た、例えば5Vの電源ライン、72は加湿器制御用のマ
イクロプロセッサであり、電力が電源ライン71から該
マイクロプロセッサ72に供給されている。このマイク
ロプロセッサ72は当該加湿器を制御するためのプログ
ラムが記憶されたROM(リード・オンリー・メモリ)
73、室内温度検出センサ76或いは湿度検出センサ7
7によって検出された温度或いは湿度のデータ及び後述
する自動加湿運転時の設定湿度(例えば40%)を記憶
するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)74、この
RAM74に記憶された温度或いは湿度などのデータに
基づいてROMに格納されたプログラムに従って加湿器
の動作を制御するCPU75などから構成されている。
【0025】78はバッファ及びフォトカプラから構成
された信号出力回路で、前記第1乃至第5トランジスタ
64、67乃至70の各ベース(信号入力端子)に接続
されている。また、80は加湿器の本体1の前面に設け
られた操作表示部であり、自動運転スイッチ81、該自
動運転スイッチ81のオン時に点灯する、例えばLED
である自動運転表示灯82、強運転スイッチ83、該強
運転スイッチ83のオン時に点灯する、例えばLEDで
ある強運転表示灯84、弱運転スイッチ85、該弱運転
スイッチ85のオン時に点灯する、例えばLEDである
弱運転表示灯86等から構成される。
【0026】87は当該加湿器の転倒時にオフする転倒
スイッチ、88は前記水受け水槽6の水位が設定水位以
上のときに前記フロート12の作用によりオンしてお
り、設定水位より低くなったときにオフするフロートス
イッチであり、それぞれのスイッチは電源ライン71及
びマイクロプロセッサ72に接続されている。そして、
操作表示部83には、LEDなどの水位低下表示灯89
が設けられ、この水位低下表示灯89は前記フロートス
イッチ88が設定水位より低下してオフしたときに、マ
イクロプロセッサ72からの信号に基づいて点灯する。
【0027】90は前記整流平滑回路60に接続され
た、例えば12Vの電源ライン、91はマイクロプロセ
ッサ72の第1、2、3出力端子721、722、72
3に接続されたバッファ回路であり、92は第1リレー
コイル、93は第6トランジスタ、94は第2リレーコ
イル、95は第7トランジスタ、96は第3リレーコイ
ル、97は第8トランジスタである。また、98は前記
直流電源ライン62に流れる電流を検出する直流電流検
出回路であり、例えば5Vの直流電力が供給され、マイ
クロプロセッサ72に接続されている。
【0028】以上の構成により、先ず給水タンク7に水
(水道水)を入れ本体1に組み込むと、水は給水タンク
7からキャップ20内の弁を介して水受け水槽6に供給
され、加湿用吸水体21が該水受け水槽6の水路15内
の水を均一に吸い上げる。
【0029】そして、プラグ40が、例えば100Vの
交流商用電源のコンセントに差し込まれ、交流電流が交
流電源ライン50、51に流れると、整流平滑回路60
を介して直流電源ライン61、71、90から直流電力
が各回路に供給される。この状態で、使用者が、例えば
図6に示した時刻T1にて、自動運転スイッチ81を押
圧閉成すると、マイクロプロセッサ72(CPU75)
が本体1の前面の自動運転表示灯82を点灯させ、自動
運転中であることが表示される。
【0030】また、加湿器がきちんと置かれているとき
(水平状態)には転倒スイッチ87がオンしており、か
つ加湿器の水受け水槽6の水位が所定水位でありフロー
トスイッチ88がオンしているときには、マイクロプロ
セッサ72は更に自動運転スイッチ81がオンしてかつ
湿度センサ77による検出湿度が設定湿度に満たない場
合には、第1出力端子721からハイレベル信号(以下
「H信号」という)を出力する。この信号はバッファ9
1を介して第6トランジスタ93へ送られ、該第6トラ
ンジスタ93はオンし、第1リレーコイル92が励磁
し、第1リレースイッチ54がオンする。第1リレース
イッチ54のオンにより、電気ヒーター55は通電さ
れ、加熱筒14が加熱されて50℃〜60℃に該加熱筒
14周囲の水を加熱することとなる。即ち、電気ヒータ
ー55は、強加湿運転のとき通電され、水受け水槽6内
の水を加熱することとなる。
【0031】また、上記のように加湿器がきちんと置か
れ、転倒スイッチ87がオンしており、フロートスイッ
チ88がオンしているときには、自動運転スイッチ81
のオンにより、マイクロプロセッサ72の第2出力端子
722からH信号が出力される。このため、第7トラン
ジスタ95はオンし、第2リレーコイル94に通電さ
れ、第2リレースイッチ56がオンする。
【0032】前述したように、マイクロプロセッサ72
は湿度検出センサ77から検出信号を入力し、検出され
てRAM74に記憶された湿度データとRAM74に記
憶された設定湿度(40%)とを比較し、検出湿度が設
定湿度より低い時には加湿器の強運転が開始される。こ
の強運転時、マイクロプロセッサ72の第3出力端子7
23からH信号が出力される。このH信号により第8ト
ランジスタ97がオンし、第3リレーコイル96に通電
され、第3リレースイッチ57はH接点に閉じる。
【0033】このため、吹出用送風機のファンモータ5
8は通電され、高速回転し、強加湿運転が始まる。この
加湿器による強加湿運転により室内が加湿される。即
ち、前記加熱筒14により50℃〜60℃に加熱された
該加熱筒14周囲の水を前記加湿用吸水体21が吸い上
げて、前記吹出用送風機により前記空気取入口4から本
体1内に導入された室内空気を風路形成板24により案
内してハニカム状の前記吸水体21の外側面から該吸水
体21内空間に導き、該吸水体21から気化した水蒸気
と混合して加湿された空気を前記円筒23を介して吹出
用開口22より本体1外の室内に供給して加湿する。
【0034】また、マイクロプロセッサ72は時刻T1
から信号制御出力回路78を介して、例えば50秒間の
第2トランジスタ67及び第5トランジスタ70のオン
信号出力、130秒間の信号出力停止、50秒間の第4
トランジスタ69及び第3トランジスタ68のオン信号
出力及び130秒間の信号出力停止を繰り返す。このた
め、図7及び図9に示したように、電極10に50秒間
通電し、130秒間非通電にし、極性を切替えて50秒
間通電し、130秒間非通電するという周期で、通電と
非通電を繰り返す。
【0035】このように、電極10への通電時には極性
が所定時間毎に切替えられるため、電極10の耐久性の
向上を図ることができる。
【0036】そして、上記強加湿運転と共に、前述した
ように前記水受け水槽6の水中に埋没した電極10へ通
電することによって、陽極では、2Cl-がCl2+2e
-となり、またこのCl2(塩素)は水に溶け易いから、
Cl2+H2OがHClO+HClとなる。従って、殺菌
力の大きいHClO(次亜塩素酸)が発生することとな
る。このため、レジオネラ菌、大腸菌、その他の菌類の
繁殖が防止でき、室内に該レジオネラ菌等を放出するこ
とがないものである。
【0037】また、茶褐色のスケールが発生しても、水
受け水槽6等に付着することも無いので、排水による清
掃も簡単である。
【0038】尚、直流電源ライン62を流れる電流が直
流電流検出回路98によって検出され、マイクロコンピ
ュータ72は検出電流、すなわち、電極10に流れる電
流が、例えば40ミリアンペアになるように第1トラン
ジスタ64へオン信号を出力し、第1トランジスタ64
のオンデューティーが制御される。
【0039】また、加湿運転時に地震の発生或いは使用
者が加湿器に引っ掛かり、加湿器が転倒したときには、
転倒スイッチ87がオフし、マイクロプロセッサ72の
第1、第2出力端子721、722からの信号が停止す
る。このため、第6、第7トランジスタ93、95がオ
フし、第1、第2リレーコイル92、94が消磁し、第
1、第2リレースイッチ54、56がオフし、電気ヒー
ター55の加熱は停止すると共に吹出用送風機のファン
モータ58は運転を停止する。
【0040】上記のような加湿器による強加湿運転によ
り、時間の経過と共に室内の湿度が上昇し、時刻T2に
て設定湿度の40%に達すると、マイクロプロセッサ7
2はその図示しないタイマーでこの達した時点から3分
間経過後に第3出力端子723からのH信号出力を停止
させ、第8トランジスタ97はオフする。第8トランジ
スタ97のオフにより、第3リレーコイル96が消磁
し、第3リレースイッチ96はL接点に切り換わる。即
ち、前述したように設定湿度に達した時点から3分間遅
延して強加湿運転から弱加湿運転に切り換えるようにし
ている。この切り換わりにより、前記ファンモータ58
は高速回転から低速回転に変わり、加湿器からの吹出量
が少なくなり、この加湿器による弱加湿運転により室内
が加湿される。
【0041】更には、前記マイクロプロセッサ72は前
記タイマーによる3分間経過後に第1出力端子721か
らのH信号出力を停止させ、第6トランジスタ93をオ
フさせるので、第1リレーコイル92は消磁し、第1リ
レースイッチ54は開成し前記電気ヒーター55は非通
電となり、水受け水槽6内の水の加熱を停止する。
【0042】また、マイクロプロセッサ72は時刻T2
から信号制御出力回路78を介して例えば35秒間の第
2トランジスタ67及び第5トランジスタ70のオン信
号出力、145秒間の信号出力停止、35秒間の第4ト
ランジスタ69、第3トランジスタ68のオン信号出力
及び145秒間の信号出力停止を繰り返す。このため、
電極10は図8及び図9に示したように、35秒間及び
145秒間毎の通電パターンで極性が切り替わり通電さ
れ、電極10へは上記強加湿運転時より短い時間間欠的
に通電され、前述したように水受け水槽6内の水が殺菌
される。
【0043】上記弱加湿運転により、室内湿度が次第に
低下し、時刻T3にて設定湿度より低くなると、マイク
ロプロセッサ72はその図示しないタイマーでこの達し
た時点から第3出力端子723からのH信号を出力し、
上記強加湿運転時と同様に、第8トランジスタ97はオ
フする。このため、第3リレーコイル96が消磁し、第
3リレースイッチ96はH接点に切り換わる。ファンモ
ータ58は低速回転から高速回転に変わり、加湿器から
の加湿空気の吹出量が多くなり、強加湿運転に切り換わ
る。従って、この加湿器による強加湿運転により室内が
加湿される。
【0044】更には、前記マイクロプロセッサ72は第
1出力端子721からH信号を出力し、第6トランジス
タ93をオンさせるので、第1リレーコイル92は励磁
し、第1リレースイッチ54は閉成し前記電気ヒーター
55は通電され、水受け水槽6内の水の加熱を開始す
る。
【0045】また、マイクロプロセッサ72は時刻T3
から再び信号制御出力回路78を介して50秒間の第2
トランジスタ67及び第5トランジスタ70のオン信号
出力、130秒間の信号出力停止、50秒間の第4トラ
ンジスタ69、第3トランジスタ68のオン信号出力及
び130秒間の信号出力停止を繰り返す。このため、電
極10は図7に示したように、50秒間及び130秒間
毎の通電パターンで極性が切替わり通電され、電極10
へは上記T1からの強加湿運転時と同様な時間間欠的に
通電され、水受け水槽6内の水が殺菌される。
【0046】以後、室内の湿度の変化に伴い、加湿器の
強加湿運転と弱加湿運転とが交互に繰り返されると共
に、電極10への通電により水受け水槽6内の水が殺菌
されることとなる。
【0047】また、使用者が操作表示部80の強運転ス
イッチ83を操作し、強運転スイッチ83がオンする
と、強運転表示灯84が点灯すると共に、湿度検出セン
サ77の検出湿度に関係なく、上記強加湿運転及び図7
に示した通電パターンに基づく電極10への通電による
水受け水槽67内の水の殺菌が行われる。
【0048】また、使用者が操作表示部80の弱運転ス
イッチ85を操作し、弱運転スイッチ85がオンする
と、弱運転表示灯86が点灯すると共に、湿度検出セン
サ77の検出湿度に関係なく、上記弱加湿運転及び図8
に示した通電パターンに基づく電極10への通電による
水受け水槽6内の水の殺菌が行われる。
【0049】以下、加湿器の停止時の動作を説明する。
【0050】上記のように、自動運転スイッチ81のオ
ンによる自動加湿運転が行われているとき、強運転スイ
ッチ83のオンによる強加湿運転が行われているとき、
或いは弱運転スイッチ85のオンによる弱加湿運転が行
われているときにオンしている自動運転スイッチ81、
強運転スイッチ83或いは弱運転スイッチ85を操作す
ると、オンしている何れかのスイッチはオフする。この
ため、マイクロプロセッサ72は動作し、第1出力端子
721からのH信号出力が停止し、第6トランジスタ9
3がオフする。このため、第1リレーコイル92は消磁
し、第1リレースイッチ54がオフし、電気ヒーター5
5は通電している場合には非通電になり、該電気ヒータ
ー55による水の加熱は停止する。
【0051】また、マイクロプロセッサ72は動作し、
第2出力端子722からのH信号出力が停止し、第7ト
ランジスタ95がオフし、第2リレーコイル94は消磁
し、第2リレースイッチ56がオフする。第2リレース
イッチ56がオフすると、ファンモータ58は非通電に
なり、吹出用送風機は停止し、加湿器の加湿運転は停止
する。
【0052】さらに、マイクロプロセッサ72は動作
し、信号制御出力回路78を介して上記弱加湿運転時と
同様に信号を出力する。このため、図8に示した電極通
電パターンと同様に電極10への通電が継続され、水受
け水槽6内の水が殺菌される。そして、図8に示した通
電パターンに基づく電極10への通電が、例えば20サ
イクル繰り返されると(図9参照)、マイクロプロセッ
サ72の信号出力は停止して、電極10は非通電にな
り、水受け水槽6内の水の殺菌は停止する。
【0053】このように、加湿器の加湿運転が停止した
後、即ち送風機の運転が停止した後の電極10への通電
により、加湿運転停止後の水受け水槽6内のレジオネラ
菌等の増殖を抑えることができるのは勿論のこと、電極
10への通電を抑え、消費電力を低減することができ、
且つ電極10の寿命を延ばすことができる。
【0054】本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、弱加湿運転時の電極10への通電をファンモ
ータ58の運転による加湿量に相当する殺菌能力が得ら
れるような通電パターンにすることにより、電極10へ
の通電を低減して電極10の寿命を延ばすことができ
る。
【0055】また、加湿器の加湿運転が停止した後、即
ち送風機のファンモータ58が停止した後の電極10へ
の通電時間(例えば15分)を予め、マイクロプロセッ
サ72の図示しないタイマに設定しておいても良い。
【0056】さらに、操作表示部80の自動運転スイッ
チ81、強運転スイッチ83及び弱運転スイッチ85を
運転スイッチ一つにまとめ、この運転スイッチを操作す
る毎に自動加湿運転、強加湿運転、弱加湿運転及び運転
停止に切り換わるようにしても良い。
【0057】尚、図4には第2の実施形態を示すが、こ
れは前記給水タンク7内に前記電極10を設けた実施形
態である。即ち、前記給水タンク7のキャップ20近傍
の肩部に設け、電極10を該タンク7内に突出するよう
に配置したものである。この肩部に設けることにより、
給水タンク7内の水が少なくなっても、効果を発揮し、
また該タンク7内に給水するときに電極10が邪魔にな
ることはなく、水受け水槽6に給水する水に対して前記
電極10による効果を発揮できる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明は、特に除菌効果の
高い加湿器を提供することができる。即ち、加湿運転が
停止した後、即ち送風機の運転が停止した後の電極への
通電により、加湿運転停止後の水受け水槽内のレジオネ
ラ菌等の増殖を抑えることができるのは勿論のこと、電
極への通電を抑え、消費電力を低減することができ、且
つ該電極の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加湿器の外観斜視図である。
【図2】説明の便宜上、給水タンク等を除いた本体内部
を示した斜視図である。
【図3】説明の便宜上、本体内部を示した斜視図であ
る。
【図4】給水タンクの一部破断した図である。
【図5】加湿器の制御回路図
【図6】自動運転モードにおける時間と室内湿度の関係
を示す図である。
【図7】強加湿運転における電極通電サイクルを示す図
である。
【図8】弱加湿運転における電極通電サイクルを示す図
である。
【図9】電極通電サイクルを示す図である。
【符号の説明】
1 加湿器の本体 6 水受け水槽 7 給水タンク 10 電極 14 加熱筒 21 加湿用吸水体 58 ファンモータ 63 スイッチング電源 66 極性切替回路 72 マイクロプロセッサ 77 湿度検出センサ
フロントページの続き (72)発明者 村田 秀和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L055 BA02 CA04 DA11 3L060 AA07 DD04 EE25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水タンクから水の供給を受ける水槽に
    一部が浸され毛細管現象により前記水を吸上げる吸水体
    を送風機で形成される風路中に設け、該吸水体より気化
    した水蒸気と前記風路中の空気を混合して室内へ供給し
    て加湿を行なうと共に、除菌作用のある物質を発生させ
    る一対の電極を前記水槽の水中又は前記給水タンク内の
    水中に埋没させる加湿器であって、所定の周期で通電極
    性を切り替え、かつ加湿量を変えるためにオンデューテ
    ィを制御して前記電極へ通電を行なう制御手段を備える
    ことを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 被加湿空間の湿度を検出する湿度検出セ
    ンサを設け、前記制御手段はこの湿度検出センサの検出
    する湿度に基づいて前記送風機の送風量及び前記オンデ
    ューティを制御することを特徴とする請求項1に記載の
    加湿器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記加湿の停止から遅
    延して前記除菌作用のある物質の発生を停止させること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 前記遅延は前記加湿の停止から所定時間
    の間であることを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  5. 【請求項5】 前記遅延は前記加湿の停止から前記一対
    の電極へ通電の極性の切り替え回数に達するまでの間で
    あることを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記遅延の間前記オンデ
    ューティを小さくすることを特徴とする請求項4又は請
    求項5に記載の加湿器。
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