JP2002121445A - インクジェット用インク及び画像形成方法 - Google Patents

インクジェット用インク及び画像形成方法

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JP2002121445A
JP2002121445A JP2000315815A JP2000315815A JP2002121445A JP 2002121445 A JP2002121445 A JP 2002121445A JP 2000315815 A JP2000315815 A JP 2000315815A JP 2000315815 A JP2000315815 A JP 2000315815A JP 2002121445 A JP2002121445 A JP 2002121445A
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ring
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Naoki Sato
直樹 佐藤
Hidetaka Ninomiya
英隆 二宮
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Konica Minolta Inc
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  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性の印字メディア依存性が小さく、保存
安定性の改良されたインクジェット用インク及び画像形
成方法を提供すること。 【解決手段】 金属キレート色素及び該金属キレート色
素に対して0.1%以上の色素の配位していない金属化
合物を含有するインクジェット用インク及び該インクを
用いる画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット用インク
及び画像形成方法に関し、特に、安定性に優れ、耐光性
の印字メディア依存性の小さいインクジェット用水性分
散インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は比較的簡単な
装置で高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速
な発展を遂げている。インクジェットプリンタで記録さ
れるインクは主たる溶媒組成の違いにより水性タイプと
油性タイプに分類することができる。油性インクには記
録画像の耐水性が良好であるなどの長所があるが、揮発
する溶媒の臭気やにじみの発生、安全性等の問題があ
り、現在販売されているプリンターの多くは、環境面、
安全性などの理由から水性インキを使用している。
【0003】インクジェット記録においては、水溶性染
料を色材として用いたインクは、色再現性に優れインク
の保存性がよく市場で高い評価を得ているものの、耐光
性が悪くにじみが生じる等の画像保存性に問題があっ
た。
【0004】染料の耐光性を向上させる手段の一つに金
属と配位させ、金属キレート化合物とする方法が知られ
ており、例えば、特開平10−36728号公報、同1
0−204351号公報、同10−251572号公
報、同10−259331号公報、同11−61015
号公報等には金属キレート染料を用いたインクが記載さ
れているが、これらに記載された染料はいずれも水溶性
基を有した化合物であり、インクは均一溶液系のもので
あるため、耐光性をはじめとする画像保存性が十分では
なかった。また、印字メディアによって耐光性が変わ
り、耐光性の印字メディア依存性が大きいことが判明し
た。
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐光
性の印字メディア依存性が小さく、保存安定性の改良さ
れたインクジェット用インクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 (1)金属キレート色素及び該金属キレート色素に対し
て0.1%以上の色素の配位していない金属化合物を含
有することを特徴とするインクジェット用インク。 (2)色素の配位していない金属化合物が、金属キレー
ト色素に対して1%以上含有されていることを特徴とす
る上記(1)に記載のインクジェット用インク。 (3)色素の配位していない金属化合物が、金属キレー
ト色素に対して5%以上含有されていることを特徴とす
る上記(1)または(2)に記載のインクジェット用イ
ンク。 (4)金属キレート色素が分散物として含有されている
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載
のインクジェット用インク。 (5)前記(1)〜(4)のいずれかに記載のインクを
用いることを特徴とする画像形成方法。によって達成さ
れる。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて金属キレート色素とは金属イオンに色素が2座以
上で配位している化合物をいうが、色素以外の配位子を
有してもよい。本発明において、配位子とは金属イオン
に配位可能な原子団をいい、電荷を有しても有していな
くてもよい。本発明で用いることができるキレート色素
としては、下記一般式(1)で表される化合物が挙げら
れる。
【0006】一般式(1) M(Dye)(A) 一般式(1)において、Mは金属イオンを表し、Dye
は金属と配位結合可能な色素を表す。Aは色素以外の配
位子を表し、lは1ないし3、mは0、1、2、3を表
す。mが0のときlは2または3を表し、その場合、D
yeは同種であっても異なっていてもよい。Mで表され
る金属イオンとしては、周期律表の第I〜VIII族に属す
る金属、例えば、Al、Co、Cr、Cu、Fe、M
n、Mo、Ni、Sn、Ti、Pt、Pd、Zr及びZ
nのイオンが挙げられる。色調、各種耐久性からNi、
Cu、Cr、Co、Zn、Feのイオンが特に好まし
い。更に好ましくはNiイオンである。Dyeで表され
る金属と配位結合可能な色素としては種々の色素構造を
有するものが用いられるが、共役メチン色素、アゾメチ
ン色素、アゾ色素骨格に配位基を有するものが好まし
い。特に、色調、安定性から下記の一般式(2)〜
(7)で表される色素が好ましい。
【0007】
【化1】 一般式(2)〜(7)において、Xは共役系を介して色
素を形成する基であり、1座から3座の金属イオンに配
位可能な原子団を有している。金属イオンに配位可能な
原子団としては、例えば、芳香環に結合するN、S、O
原子を有する置換基、あるいは複素環がある。
【0008】N、S、O原子を有する置換基の例として
は、例えば、1級、2級、3級のアミン類(例えば、ア
ミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチル
アミノ基等)、メルカプト基、チオエーテル基、ヒドロ
キシ基、カルボキシ基、カルボニル基、スルホ基等を挙
げることができる。また、複素環の例としては、ピリジ
ン環、ピリミジン環、フラン環、チオフェン環、チアゾ
ール環、イミダゾール環、3H−ピロール環、オキサゾ
ール環、3H−ピロリジン環、オキサゾリジン環、イミ
ダゾリジン環、チアゾリジン環、3H−インドール環、
ベンズオキサゾール環、ベンズイミダゾール環、ベンズ
チアゾール環、キノリン環、イソキノリン環、インドレ
ニン環、バルビツール環、チオバルビツール環、ローダ
ニン環、ヒダントイン環、ピラゾリジンジオン環、ピリ
ジンジオン環、ピラゾロン環、ピラゾロトリアゾール環
等を挙げることができる。Yは5員もしくは6員の芳香
族炭素環又は複素環を形成する原子団を表す。上記芳香
族炭素環又は複素環の具体例としては、ベンゼン環、ナ
フタレン環、ピリジン環、ピリミジン環、フラン環、チ
オフェン環、チアゾール環、イミダゾール環、ナフタレ
ン環、3H−ピロール環、オキサゾール環、3H−ピロ
リジン環、オキサゾリジン環、イミダゾリジン環、チア
ゾリジン環、3H−インドール環、ベンズオキサゾール
環、ベンズイミダゾール環、ベンズチアゾール環、キノ
リン環、イソキノリン環、インドレニン環、バルビツー
ル環、チオバルビツール環、ローダニン環、ヒダントイ
ン環、ピラゾリジンジオン環、ピリジンジオン環などが
挙げられる。
【0009】これらの環は更に他の炭素環(例えば、ベ
ンゼン環)や複素環(例えば、ピリジン環)と縮合環を
形成していてもよい。また、これらの環は、更に置換基
を有していてもよく、これら置換基としては、例えば、
アルキル基、アリール基、アシル基、アミノ基、ニトロ
基、シアノ基、アシルアミノ基、アルコキシ基、ヒドロ
キシ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子などが
挙げられる。また、これらの基は更に置換されていても
よい。Yはさらに、配位可能な基を有していてもよい。
また、Aで示される色素以外の配位子は、アニオンの場
合と中性分子の場合があり、アニオンとしては、例え
ば、ハライドイオン、ヒドロキシイオン、硝酸イオン、
シアノイオン、チオシアナートイオン、ペルオキソイオ
ン、アジドイオン、炭酸イオン、硫酸イオン、テトラフ
ルオロホウ素イオン等の無機アニオン、酢酸、シュウ
酸、マレイン酸、コハク酸、アセチルアセトン、サリチ
ルアルデヒド、グリシン、エチレンジアミン2酢酸、エ
チレンジアミン4酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホ
ン酸、フェノール、フタル酸、ピコリン酸、チオフェノ
ール、ジチオールベンゼンのアニオンおよびそれら分子
の誘導体アニオンが挙げられ、中性分子としては、例え
ば、アンモニア、水、トリフェニルホスフィン、1,3
−プロパンジアミン、2,2’−ビピリジン、1,10
−フェナントロリン、グリシンアミド、ジエチレントリ
アミン、2,2’,2”−ターピリジル、トリエチレン
テトラミン、エチレンジアミンなどが挙げられる。一般
式(2)〜(4)において、R1、R2、R3は水素原
子、ハロゲン原子又は1価の置換基を表し、nは0、1
又は2を表す。以下に、Dyeで表される金属と配位結
合可能な色素の具体的化合物例を挙げるが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】以下に、Aで表される色素以外の配位子の
具体的化合物例を挙げるが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】以下に、本発明で用いられるキレート色素
の具体的化合物例を挙げるが、本発明はこれに限定され
るものではない。 例示番号 キレート色素組成 Y−1 Ni(D−7)1(A−31)2 Y−2 Ni(D−8)1(A−29)2 Y−3 Ni(D−9)1(A−27)2 Y−4 Ni(D−4)1(A−18)1 Y−5 Ni(D−2)2(A−12)1 Y−6 Ni(D−3)2(A−14)1 Y−7 Ni(D−7)2(A−1)2 Y−8 Ni(D−7)2(A−2)2 Y−9 Al(D−3)3 Y−10 Cu(D−7)1(A−32)2 Y−11 Co(D−8)1(A−28)2 M−1 Ni(D−26)1(A−32)2 M−2 Ni(D−25)1(A−31)2 M−3 Ni(D−27)1(A−18)1 M−4 Ni(D−20)2(A−14)1 M−5 Ni(D−22)2(A−21)1 M−6 Ni(D−30)2(A−1)2 M−7 Ni(D−31)1(A−32)2 M−8 Ni(D−31)2(A−1)2 M−9 Ni(D−32)1(A−27)2 M−10 Ni(D−33)2(A−3)2 M−11 Ni(D−27)2(A−23)1 M−12 Fe(D−16)3 M−13 Cu(D−26)1(A−31)2 M−14 Ni(D−30)1(A−22)1 M−15 Ni(D−27)1(A−19)1 M−16 Ni(D−25)1(A−22)1 M−17 Co(D−29)1(A−18)1 C−1 Ni(D−51)1(A−18)1 C−2 Ni(D−50)2(A−30)2 C−3 Ni(D−54)2(A−2)2 C−4 Ni(D−39)2(A−14)1 C−5 Ni(D−38)1(A−16)1 C−6 Ni(D−44)1(A−18)1 C−7 Cu(D−51)1(A−27)2 C−8 Ni(D−52)2(A−7)2 C−9 Cu(D−51)1(A−3)2 C−10 Ni(D−53)2(A−21)1
【0023】上記のキレート色素組成は、前述した 一般式(1) M(Dye)(A) M:金属原子 Dye:金属と配位結合可能な色素の例示化合物番号 l:Dyeの数 A:色素以外の配位子の例示化合物番号 m:Aの数 の表記に基づくものであり、各分子中のイオン化可能な
基が解離して金属とイオン結合を形成する場合は、各要
素の例示化合物からプロトンが取れた構造を示すものと
する。キレート化された黒色色素は、イエロー、マゼン
タ、シアン等のキレート色素を適宜混合して得ることが
できる。
【0024】次に、色素の配位していない金属化合物に
ついて説明する。色素を配位していない金属化合物と
は、金属イオンまたは金属イオンと色素以外の配位子か
らなる化合物であって、色素と金属キレート色素を形成
可能な化合物を表す。色素の配位していない金属化合物
としては、例えば、以下に示す化合物を挙げることがで
きるが、本発明で用いることができる色素の配位してい
ない金属化合物はこれに限定されるものではない。 L1 :Ni(A−1)2 L2 :Ni(A−10)2 L3 :Ni(A−18)1 L4 :Ni(A−26)2 L5 :Ni(A−27)2 L6 :Ni(A−28)2 L7 :Ni(A−29)2 L8 :Ni(A−30)2 L9 :Ni(A−31)2 L10:Ni(A−32)2 L11:Ni(A−41)2 L12:Ni(A−42)2 L13:Ni(A−44)2 L14:Ni(A−49)2 L15:Ni(A−52)2 L16:Cu(A−1)2
【0025】本発明のインクジェット用インクを調製す
る具体的方法としては、例えば、特開平5−14843
6号公報、同5−295312号公報、同7−9754
1号公報、同7−82515号公報、同7−11858
4号公報等に記載の方法を参照することができる。
【0026】本発明のインクジェット用インクの溶媒は
いかなるものであってもよいが、水或いは水と水溶性溶
媒の混合溶媒を用いることが好ましい。本発明で用いら
れる水溶性溶媒としては、アルコール類(例えば、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノ
ール、ターシャリーブタノール、ぺンタノール、ヘキサ
ノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール
等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオー
ル、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコー
ル等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニ
ルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−
メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールア
ミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジ
アミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、
ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロ
ピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロ
リドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメ
チルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラ
ン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられ
る。
【0027】上記したようなインクジェット用インク
は、その飛翔時温度における粘度として20mPa・s
以下が好ましく、1mPa・s以上15mPa・s以下
であることがより好ましい。本発明のインクジェット用
インクは、その飛翔時温度における表面張力が15mN
/m以上であることが好ましく、20mN/m以上、8
0mN/m以下であることがより好ましい。本発明のイ
ンクジェット用インクにおいては、吐出安定性、プリン
トヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画
像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、粘度調
整剤、表面張力調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、分
散剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防
止剤、防ばい剤、防錆剤等を添加することもできる。
【0028】本発明のインクジェット用インクは、必要
に応じて界面活性剤を含有してもよい。本発明のインク
ジェット用インクに好ましく使用される界面活性剤とし
ては、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩類、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル類、アセチレング
リコール類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、第
4級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げ
られる。特に、アニオン性界面活性剤およびノニオン性
界面活性剤を好ましく用いることができる。色素の分散
には分散剤を使用することができる。本発明に好ましい
分散剤としては、例えば、クレオソート油スルホン酸ナ
トリウムのホルマリン縮合物(例えば、デモールC)、
クレゾールスルホン酸ナトリウムと2−ナフトール−6
−スルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物、クレゾー
ルスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物、フェノー
ルスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物、βナフト
ールスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物、βナフ
タリンスルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物(例え
ば、デモールN)、リグニンスルホン酸塩(例えば、バ
ニレックスRN)等が挙げられる。ポリマー分散剤とし
ては、例えば、アクリル酸系モノマー、スチレン系モノ
マー、α,β−エチレン性不飴和カルボン酸の脂肪族ア
ルコールエステルモノマー、マレイン酸系モノマー、フ
マール酸系モノマー等の共重合体が挙げられる。例え
ば、スチレン/アクリル酸共重合体、スチレン/アクリ
ル酸/アクリル酸エステル共重合体、スチレン/メタク
リル酸共重合体、スチレン/メタクリル酸/アクリル酸
エステル共重合体、スチレン/マレイン酸共重合体、ス
チレン/マレイン酸/アクリル酸エステル共重合体、ポ
リビニルアルコール等が好ましい。本発明のインクジェ
ット用インクは、その使用する記録方式に関して特に制
約はなく、コンティニュアス方式及びオンデマンド方式
のインクジェットプリンタ用の記録液として好ましく使
用することができる。オンデマンド型方式としては、電
気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、
ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェ
アーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変
換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジ
ェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電
界制御型、スリットジェット型等)、放電方式(例え
ば、スパークジェット型等)などを具体的な例として挙
げることができる。
【0029】
【実施例】実施例 (比較分散液) キレート色素M−1 25部 エマルゲン985 3部 エチレングリコール 20部 グリセリン 12部 蒸留水 40部 上記に示す組成を混合し、0.3mmのジルコニアビー
ズを体積比率90%で充填したシステムターゼLMZ−
2((株)アシザワ製)を用いて分散を行い、遠心分離
で粗大粒子を除去し、比較分散液を得た。 (比較インク) 比較分散液 30部 エチレングリコール 20部 エマルゲン920 0.3部 プロキセルGXL 0.2部 蒸留水 50部 上記に示す組成を混合し、十分に撹拌した後に、口径
0.1μmのミリポアフィルター濾過器を2回通過させ
て比較インクとした。
【0030】(インク1〜3)比較分散液の分散時に下
記に示す色素の配位していない金属化合物(Ni(A−
32)2)を表1に示す量添加した以外は比較インクと
同様にしてインク1〜3を作成した。作成した比較イン
ク、インク1〜3を60℃で1週間保存し、平均粒径の
変化率を測定した。作成した比較インク、インク1〜3
をエプソン社製MJ−800Cプリンターを用いて表1
に示す3種類の紙に印字し、印字濃度1.0の部分をキ
セノンフェードメータ(70000lux)で100時
間照射した後に印字濃度(Da)を測定し、印字濃度
(Da)をもって残存率とした。得られた結果を表1に
示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明のインクジェット用インクは、安
定性に優れ、ざらつき感が低減されたインクジェット用
インクが得られ、耐光性に優れ、耐光性の印字メディア
依存性が小さい。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 55/00 C09B 57/00 Z 57/00 B41J 3/04 101Y Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H086 BA01 BA55 BA59 BA62 4H056 CA01 CA02 CC02 CC08 CE02 CE03 DD03 DD04 DD06 DD07 DD23 EA12 EA13 FA01 4J039 BC59 BE01 BE12 CA06 EA35 EA41 EA43 EA44 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属キレート色素及び該金属キレート色
    素に対して0.1%以上の色素の配位していない金属化
    合物を含有することを特徴とするインクジェット用イン
    ク。
  2. 【請求項2】 色素の配位していない金属化合物が、金
    属キレート色素に対して1%以上含有されていることを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 【請求項3】 色素の配位していない金属化合物が、金
    属キレート色素に対して5%以上含有されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット用
    インク。
  4. 【請求項4】 金属キレート色素が分散物として含有さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のインクジェット用インク。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のインク
    を用いることを特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005060699A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd ビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物
JP2005060700A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 自己分散可能なビピリジン系金属錯化合物及びそれを含むインク組成物

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