JP2002120702A - 制動位置接近警報装置および自動制動装置 - Google Patents

制動位置接近警報装置および自動制動装置

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JP2002120702A JP2000311446A JP2000311446A JP2002120702A JP 2002120702 A JP2002120702 A JP 2002120702A JP 2000311446 A JP2000311446 A JP 2000311446A JP 2000311446 A JP2000311446 A JP 2000311446A JP 2002120702 A JP2002120702 A JP 2002120702A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停車直前のノーズダイブを緩和するための減
速度調整時間を考慮して、停止線などに接近したのを警
報したり、自動制動を行うようにする。 【解決手段】 S11で一時停止線などの停止目標物体
の情報を、またS12で路面情報および道路線形情報を
道路側の設備から受信する。S13で自車速Vを取得
し、S14で、Vを積分して得られる走行距離と停止目
標物体情報とにより、自車両から停止目標物体までの相
対距離を計算する。S15では、道路線形情報や路面情
報から自車両の制動時に発生可能な車両減速度Gwを設
定し、S16で、自車速Vと設定減速度Gwとから、ノ
ーズダイブ防止用の減速度調整時間TAを設定する。S
17で、TA中に自車が走行する距離Laを算出し、自
車が停止目標物体に対して、このLaと、運転者の反応
遅れに対応した反応距離Lbと、設定減速度Gwによる
減速時間Tdに対応した減速距離Ldとの和で表される
距離まで接近した時をもって警報発生タイミングと定
め、S18で、このタイミングに警報を発して運転者に
制動位置に接近したことを知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前方障害物
への接近や交差点への接近で車両を一時停止させる必要
がある場合において、この停車を運転者に促すために警
報する装置、およびこの停車を自動的に行うための自動
制動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような制動警報装置としては従
来、例えば特開平7−72246号公報に記載されたよ
うなものが提案されている。この装置は、車両を制動す
べき原因となる物体までの時間(Time to Control=制
御時間TCと呼ばれる) を、 警報が発せられてから運転
者が制動操作を行うまでの反応時間(所謂空走時間)T
bと、 実験等により予め定めておく設定減速度Gaおよ
び車速Vから求めた、減速に必要な減速時間Tbとの和
値として定め、警報発生タイミングを、 自車両が上記物
体に対し距離Lc(Lc=V×Tb+V×V/2Ga)
の地点に達した時とするものである。つまり従来の制動
警報装置は、警報発生タイミングの設定に当たって運転
者の制動操作反応遅れ時間(空走時間)Tbおよび減速
に必要な減速時間Tbのみから決定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに運転者は実際
上、停車間際に制動力を緩めて車両のノーズダイブ(制
動時に前端が慣性で沈み込む減少)を抑制する減速度調
整操作を行うのが普通であり、さもなくば停車間際に大
きなノーズダイブで乗員を不快にさせる。かかる減速度
調整操作のための時間は減速度調整時間TA(Time for
Adjustment ) と呼ばれる。ところで上記従来技術では
この減速度調整時間TAを考慮していないため、 運転者
は車両が停止するまで上記の設定減速度Gaを維持する
ような制動操作を継続しなければ車両を狙い通りの地点
に停車させることができず、このため停車時に大きなノ
ーズダイブが発生して反動ショックを生ずる懸念があ
る。
【0004】請求項1に記載の第1発明は、警報の発生
から運転者が制動操作を行うまでの空走時間Tbおよび
設定減速度による減速時間Tdだけでなく、停車時に大
きなノーズダイブが発生しないよう減速度調整操作を行
うのに必要な時間TAをも考慮して警報発生タイミング
を定めるようにすることで、上記の問題解決を実現可能
にした制動位置接近警報装置を提案することを目的とす
る。
【0005】請求項2に記載の第2発明は、如何なる車
速のもとでも第1発明の作用効果が奏し得られるように
した制動位置接近警報装置を提案することを目的とす
る。
【0006】請求項3に記載の第3発明は、道路状況に
よって発生可能な車両減速度が変化しても第1発明の作
用効果が確実に奏し得られるようにした制動位置接近警
報装置を提案することを目的とする。
【0007】請求項4に記載の第4発明は、車両の状態
によってノーズダイブの発生状況が変化しても第1発明
の作用効果が確実に奏し得られるようにした制動位置接
近警報装置を提案することを目的とする。
【0008】請求項5に記載の第5発明は、運転者ごと
に減速度調整操作の癖が異なっていても第1発明の作用
効果が確実に奏し得られるようにした制動位置接近警報
装置を提案することを目的とする。
【0009】請求項6に記載の第6発明は、上記した警
報の代わりに自動的に車両を制動する場合において、前
記した設定減速度による減速時間だけでなく、停車時に
大きなノーズダイブが発生しないよう減速度調整操作を
行うのに必要な時間をも考慮して自動制動タイミングを
定めるようにすることで自動制動に減速度調整操作を組
み込み得るようになし、これにより停車時に大きなノー
ズダイブが発生して反動ショックが生ずるという懸念を
払拭し得るようにした自動制動装置を提案することを目
的とする。
【0010】請求項7に記載の第7発明は、車両の状態
によってノーズダイブの発生状況が変化しても第6発明
の作用効果が確実に奏し得られるようにした制動位置接
近警報装置を提案することを目的とする。
【0011】請求項8に記載の第8発明は、運転者ごと
に減速度調整操作の癖が異なっていても第6発明の作用
効果が確実に奏し得られるようにした制動位置接近警報
装置を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的のため、請求
項1に記載の第1発明は、自車両を制動すべき原因とな
る物体までの相対距離から自車両を停止させるべき停車
位置を求め、自車両の車速および前記相対距離から自車
両を前記停車位置に止めるための減速開始位置を求め、
前記相対距離がこの減速開始位置および前記物体までの
距離を下回っている間、運転者に警報を発するようにし
た制動位置接近警報装置において、前記減速開始位置
を、該減速に必要な走行距離である減速距離と、前記警
報から運転者が制動操作を行うまでの間の走行距離であ
る反応距離と、停車直前に運転者が行なう減速度調整操
作のために必要な走行距離である減速度調整距離とから
求めるよう構成したことを特徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の第2発明は、第1発明に
おいて、前記減速度調整距離を低車速時ほど長くしたこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の第3発明は、第1発明ま
たは第2発明において、前記減速距離を、道路状況に応
じて発生可能な車両減速度をもとに求めるよう構成した
ことを特徴とするものである。
【0015】請求項4に記載の第4発明は、第1発明乃
至第3発明のいずれかにおいて、前記減速度調整距離
を、車両重量や積載量と、車両重心位置と、サスペンシ
ョンの性能とを考慮して求めるよう構成したことを特徴
とするものである。
【0016】請求項5に記載の第5発明は、第1発明乃
至第4発明のいずれかにおいて、前記減速度調整距離
を、運転者による減速度調整操作の時間と車両減速度と
の関係を学習する記憶装置から得られたデータを考慮し
て求めるよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】請求項6に記載の第6発明は、自車両を制
動すべき原因となる物体までの相対距離から自車両を停
止させるべき停車位置を求め、自車両の車速および前記
相対距離から自車両を前記停車位置に止めるための減速
開始位置を求め、前記相対距離がこの減速開始位置およ
び前記物体までの距離を下回っている間、車両を自動的
に制動するようにした自動制動装置において、前記減速
開始位置を、自動制動装置が行う減速に必要な走行距離
である減速距離と、自動制動装置が停車直前に行なう減
速度調整動作のために必要な走行距離である減速度調整
距離とから求めるよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項7に記載の第7発明は、第6発明に
おいて、前記減速度調整距離を、車両重量や積載量と、
車両重心位置と、サスペンションの性能とを考慮して求
めるよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】請求項8に記載の第8発明は、第6発明ま
たは第7発明において、前記減速度調整距離を、運転者
による減速度調整操作の時間と車両減速度との関係を学
習する記憶装置から得られたデータを考慮して求めるよ
う構成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の効果】制動位置接近警報装置は、自車両を制動
すべき原因となる物体までの相対距離から自車両を停止
させるべき停車位置を求め、自車両の車速および前記相
対距離から自車両を上記停車位置に止めるための減速開
始位置を求め、上記相対距離がこの減速開始位置および
上記物体までの距離を下回っている間、運転者に警報を
発する。ところで第1発明においては、上記減速開始位
置を、該減速に必要な走行距離である減速距離と、上記
警報から運転者が制動操作を行うまでの間の走行距離で
ある反応距離と、停車直前に運転者が行なう減速度調整
操作のために必要な走行距離である減速度調整距離とか
ら求めるため、減速距離および反応距離だけでなく減速
度調整距離をも考慮して警報発生タイミングを定めるこ
ととなり、運転者は停車直前に大きなノーズダイブが発
生して反動ショックを生ずることがないよう減速度調整
操作を行うことができ、かかる大きなノーズダイブおよ
び反動ショックの懸念を払拭することができる。
【0021】第2発明においては、上記減速度調整距離
を低車速時ほど長くしたため、低車速時ほどノーズダイ
ブ防止用の減速度調整操作としては微妙な操作が要求さ
れるのに良く符合し、如何なる車速のもとでも第1発明
の作用効果を確実に達成することができる。
【0022】第3発明においては、上記減速距離を、道
路状況に応じて発生可能な車両減速度をもとに求めるた
め、道路状況によって発生可能な車両減速度が変化して
も第1発明の作用効果を確実に達成することができる。
【0023】第4発明においては、上記減速度調整距離
を、車両重量や積載量と、車両重心位置と、サスペンシ
ョンの性能とを考慮して求めるため、これら車両の状態
によってノーズダイブの発生状況が変化しても第1発明
の作用効果を確実に達成することができる。
【0024】第5発明においては、上記減速度調整距離
を、運転者による減速度調整操作の時間と車両減速度と
の関係を学習する記憶装置から得られたデータを考慮し
て求めるため、減速度調整距離に運転者の癖が反映され
ることとなって、運転者ごとに減速度調整操作の癖が異
なっていても第1発明の作用効果を確実に達成すること
ができる。
【0025】第6発明において自動制動装置は、自車両
を制動すべき原因となる物体までの相対距離から自車両
を停止させるべき停車位置を求め、自車両の車速および
上記相対距離から自車両を上記停車位置に止めるための
減速開始位置を求め、上記相対距離がこの減速開始位置
および前記物体までの距離を下回っている間、車両を自
動的に制動する。ところで第6発明においては、上記の
減速開始位置を自動制動装置が行う減速に必要な走行距
離である減速距離と、自動制動装置が停車直前に行なう
減速度調整動作のために必要な走行距離である減速度調
整距離とから求めるため、第1発明〜第5発明における
警報の代わりに自動的に車両を制動する場合において
も、停車時に大きなノーズダイブが発生しないよう減速
度調整操作を行うのに必要な時間を考慮して自動制動タ
イミングを定めることとなり、自動制動に減速度調整操
作を組み込み得るようになして停車時に大きなノーズダ
イブが発生して反動ショックが生ずるという懸念を払拭
することができる。
【0026】第7発明においては、上記減速度調整距離
を、車両重量や積載量と、車両重心位置と、サスペンシ
ョンの性能とを考慮して求めるため、車両の状態によっ
てノーズダイブの発生状況が変化しても第6発明の作用
効果を確実に達成することができる。
【0027】第8発明においては、上記減速度調整距離
を、運転者による減速度調整操作の時間と車両減速度と
の関係を学習する記憶装置から得られたデータを考慮し
て求めるため、減速度調整距離に運転者の癖が反映され
ることとなって、運転者ごとに減速度調整操作の癖が異
なっていても第6発明の作用効果を確実に達成すること
ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1および図2は、本発明の
一実施の形態になる制動位置接近警報装置を示す。先ず
図1により当該警報装置の構成を説明するに、12は警
報制御部で、これを警報発生タイミング計算部121
と、自車位置から自車進行方向前方の道路上における障
害物や一時停止線などの停止目標物体までの相対距離を
計算する相対距離計算部122と、時間計測のためのク
ロック123とにより構成する。この警報制御部12に
は、自車速Vを検出するための車速センサを可とする車
速検出部13からの信号と、無線機141およびアンテ
ナ142よりなり、道路側から自車両を制動すべき原因
となる前方車両および障害物や交差点の一時停止線など
の停止目標物体情報と、路面情報と、道路線形情報とを
アンテナ142を通じて無線機141により検出する外
部情報検出部14からの信号とを入力する。
【0029】警報制御部12はこれら入力情報をもと
に、自車両を制動すべき位置がどこかを求め、この位置
に達した時より警報発生部11におけるスピーカ111
を作動させて、運転者に制動すべきであることを知らせ
る警報を発し、警報制御部12は更に同じく警報発生部
11における表示部112に逐一制御情報を表示し、こ
れを運転者が何時でも目で監視できるようにする。
【0030】本実施の形態における警報制御部12は、
図2に示す手順に従って信号処理を行うことにより以下
のごとくに所定の警報および表示を行うものとする。道
路にその情報提供装置が設置されている走行区間で自車
両が走行している場合において、自車両が停止する必要
のある障害物や一時停止線があるような場所に差しかか
ると、先ずステップS11において、道路側の情報提供
装置から自車進行方向前方の道路上における障害物や一
時停止線などの停止目標物体の情報をアンテナ142を
通じて無線機141より受信する。
【0031】同時にステップS12において、走行路面
の摩擦係数などの路面情報および走行道路の勾配や曲率
などの道路線形情報をもアンテナ142を通じて無線機
141より受信する。。続いてステップS13におい
て、検出部13で検出した自車速Vを取得し、ステップ
S14において、自車速Vを積分して得られる走行距離
と停止目標物体情報とにより、自車両から停止目標物体
までの相対距離Lを計算する(警報制御部12内におけ
る相対距離計算部122の作用)する。
【0032】次いでステップS15において、ステップ
S12で取得した道路線形情報や路面情報から、警報制
御部12内における警報発生タイミング計算部121が
自車両の制動時における減速度Gwを設定する。この設
定減速度Gwは、運転者がブレーキペダルを踏み込んで
車両の走行速度を減少させるときの負の加速度であり、
道路線形情報や路面情報に応じて発生可能な車両減速度
として予め定めておく。
【0033】なお制動時に運転者はブレーキON→ブレ
ーキ保持→ブレーキOFFという動作を行うが、車速V
が小さくなると前記の減速時間Tdが小さくなり、上記
の一連の制動動作に必要となるそれぞれの最小時間が十
分にとれなくなる。そこでステップS17においては、
警報制御部12内における警報発生タイミング計算部1
21が、人間の最小反応時間を確保するように警報発生
タイミングを決定する。すなわち、減速時間Tdが人間
の最小反応時間に対して小さい場合は、設定減速度Gw
と自車速Vとに応じて例えば図3(設定減速度Gw=5
m/s 2 の場合)のように変化するマップから追加時
間Tmを求める。
【0034】図3に例示した設定減速度Gwごとの追加
時間Tmに係わるマップは予め実験等により設定してお
き、かかる人間の最小反応時間を考慮した車速Vに応じ
た追加時間Tmは、車速が低くなるほど大きくなり、あ
る車速以上では0になる。かように高車速で0となる理
由は、車速Vが高いときは設定減速度Gwで減速する時
間が長くなり、運転者の制動操作による車両減速度Gを
設定減速度Gwより少し大きくすることで、減速度調整
操作をする時間をつくり出すことができるためである。
【0035】ステップS17においては、警報制御部1
2内における警報発生タイミング計算部121が、人間
の最小反応時間を確保するように警報発生タイミングを
決定するため、前記した反応(空走)時間Tbおよび設
定減速度Gwに応じた減速時間Tdの和値に上記の追加
時間Tmを加え、これによりノーズダイブ対策用の減速
度調整操作が可能となるようにする。具体的には警報発
生タイミング計算部121は、減速度調整操作ができる
ようにするための追加時間Tm中に自車が走行する距離
Lwを次式により算出する。つまり減速度Gを時間tの
関数G(t)とし、この関数G(t)を予め実験等によ
り設定しておき、 Lw=∬G(t)・dt・・・(1) 但し、t:0→Tm により、追加時間Tm中に自車が走行する距離Lwを算
出する。
【0036】ステップS17では警報発生タイミング計
算部121において、自車が停止目標物体に対して、こ
の距離Lwと、反応(空走)時間Tbに対応した反応
(空走)距離Lbと、設定減速度Gwによる減速時間T
dに対応した減速距離Ldとの和で表される距離まで接
近した時をもって警報発生タイミングと定める。ステッ
プS18においては、このタイミングに警報発生部11
におけるスピーカ111を作動させて運転者に制動位置
に接近したことを知らせる。なお警報発生部11におけ
る表示部112には、この警報時だけでなく常に各種の
情報を表示し続けて運転者が何時でも逐一現状を目視確
認し得るようにする。
【0037】ところで、設定減速度Gwを車両が走行す
る環境での限界減速度Gz近くに設定するような場合、
人間の反応時間だけを考慮した図3に例示する上述のマ
ップでは、運転者の操作による減速度GがGzを超えて
しまう可能性がある。このような場合の追加時間は、警
報発生タイミング制御装置121で以下に示すように算
出する。つまりステップS16で、自車速Vと上記の設
定減速度Gwとから、前記したノーズダイブ防止用に行
う減速度調整操作のための減速度調整時間TAを以下の
ごとくに設定する。ここで減速度調整時間TAは、その
基本時間TAoと、自車速Vと、設定減速度Gwとによ
り次式で表される演算を行って求める。 TA=TAo+(a×V+b×Gw)・・・(2) 但し、TAo,a,bはそれぞれ、減速度調整時間TA
が実際の運転者による減速度調整にマッチするよう予め
実験等で定めておく数値である。
【0038】次にステップS17においては警報発生タ
イミング計算部121で、この減速度調整時間TA中に
自車が走行する距離Laを次式により算出する。つまり
減速度Gを時間tの関数G(t)とし、この関数G
(t)を予め実験等により設定しておき、 La=∬G(t)・dt・・・(3) 但し、t:0→TA により、減速度調整時間TA中に自車が走行する距離L
aを算出する。
【0039】ステップS17では更に警報発生タイミン
グ計算部121において、自車が停止目標物体に対し
て、この距離Laと、反応(空走)時間Tbに対応した
反応(空走)距離Lbと、設定減速度Gwによる減速時
間Tdに対応した減速距離Ldとの和で表される距離ま
で接近した時をもって警報発生タイミングと定める。ス
テップS18においては、このタイミングに警報発生部
11におけるスピーカ111を作動させて運転者に制動
位置に接近したことを知らせる。なお警報発生部11に
おける表示部112には、この警報時だけでなく常に各
種の情報を表示し続けて運転者が何時でも逐一現状を目
視確認し得るようにする。
【0040】以上のような実施の形態においては、自車
両を制動すべき原因となる停止目標物体までの相対距離
Lから自車両を停止させるべき停車位置を求め、自車両
の車速Vおよび相対距離Lから自車両を上記停車位置に
止めるための減速開始位置を求め、相対距離Lがこの減
速開始位置および停止目標物体までの距離を下回ってい
る間、運転者に制動すべきであるとの警報を発するが、
上記の減速開始位置を、該減速に必要な走行距離である
減速距離Ldと、上記警報から運転者が制動操作を行う
までの間の走行距離である反応距離Lbと、停車直前に
運転者が行なう減速度調整操作のために必要な走行距離
である減速度調整距離La(Lm)とから求めるため、
減速距離Ldおよび反応距離Lbだけでなく減速度調整
距離La(Lm)をも考慮して警報発生タイミングを定
めることとなり、運転者は停車直前に大きなノーズダイ
ブが発生して反動ショックを生ずることがないよう減速
度調整操作を行うことができ、かかる大きなノーズダイ
ブおよび反動ショックの懸念を払拭することができる。
【0041】なお、上記減速度調整距離La(Lm)を
図3に例示するごとく低車速時ほど長くしたため、低車
速時ほどノーズダイブ防止用の減速度調整操作としては
微妙な操作が要求されるのに良く符合し、如何なる車速
のもとでも上記した作用効果を確実に達成することがで
きる。また上記減速距離Ldを、道路状況に応じて発生
可能な車両減速度Gwをもとに求めるため、道路状況に
よって発生可能な車両減速度が変化しても上記した作用
効果を確実に達成することができる。
【0042】更に、上記したごとく時間tの関数である
車両減速度G(t)は、車速Vおよび設定減速度Gwに
よって変化するが、 G(t)=(Gw/TA)×t・・・(4) のように減速度調整時の減速度の変化を一定としたり、
関数を組み合わせるなどすることで、簡易的に減速度調
整距離Laを導いてもよい。
【0043】なお図1では、停止目標物体までの相対距
離、道路線形情報、路面摩擦係数を外部情報から取得し
ているが、図4に示すように、レーザレーダ143など
による距離測定装置により停止目標物体までの相対距離
を計測したり、GPS144および地図データ145か
ら道路線形情報を取得したり、路面センサ146および
ブレーキ147から路面摩擦係数を検出したりして、自
車両に搭載されている装置を用いて停止目標物体までの
相対距離、道路線形情報、路面摩擦係数を取得してもよ
い。
【0044】図5は、本発明による制動位置接近警報装
置の他の実施の形態を示し、本実施の形態においては、
図1のシステムに制動時挙動情報検出部15を付加して
構成する。この制動時挙動情報検出部15は、制動時に
おける自車両の挙動(主にノーズダイブ)に係わる情報
を検出するもので、自車重量測定装置151と、車両重
心計算装置152と、サスペンションジオメトリー記憶
部153と、サスペンションバネ定数記憶部154とで
構成する。制動時挙動情報検出部15は、これらからの
情報をもとに制動時における自車両の挙動(主にノーズ
ダイブ)を以下の如くに検出する。
【0045】つまり、車両減速度Gw、車両バネ上重量
W、ホイールベースLh、車両重心高Hg、前輪片輪ホ
イール端バネ定数λf、フロントブレーキ配分N、前輪
瞬間回転中心前後方向位置Lf、前輪瞬間回転中心地上
高位置Hfとすると、ノーズダイブ量Ffは周知のごと
く次式により求めることができる。 Ff=(Hg×Lf/Lh−Hf×N)×Gw×W/(2×λf×Lf) ・・・(5) 車両の各サスペンションに、自車重量測定装置151で
あるサスペンションストローク測定器を設定し、車両停
止時におけるサスペンションストロークを測定し、各ス
トローク長に対応するそれぞれのサスペンション部にか
かる重量を算出し、その結果から車両重心計算装置15
2で自車の車両バネ上重量Wと車両の重心高Hgを計算
する。
【0046】この計算結果をもとに上述の演算を行うこ
とによりノーズダイブ量Ffを求め、警報制御部12内
における警報発生タイミング計算部121は、当該ノー
ズダイブ量Ffから図6に例示するマップを基に前記の
減速度調整時間TAを求め、ノーズダイブ量Ffが大き
くなると予測される場合は、ノーズダイブの反動を調整
するための減速度調整時間TAを長くなるように定め
る。かくて本実施の形態においては、前記した減速度調
整距離Laを車両重量や積載量と、車両重心位置と、サ
スペンションの性能とを考慮して求めることとなり、こ
れら車両の状態によってノーズダイブの発生状況が変化
しても前記の作用効果を確実に達成することができる。
【0047】図7は、本発明による制動位置接近警報装
置の更に他の実施の形態を示し、本実施の形態において
は、図1のシステムに記憶装置16を付加して構成し、
警報制御部12に減速度調整操作統計処理装置124を
付加する。記憶装置16はハードディスクドライブを可
とし、運転者が停車直前にノーズダイブの緩和のために
行う減速度調整操作の速度と時間との関係を記憶してお
き、減速度調整操作統計処理装置124はこの記憶内容
から運転者が行う通常の減速度調整操作の傾向を算出し
て運転者の減速度調整操作の癖を学習する。
【0048】警報制御部12における警報発生タイミン
グ計算部121は、運転者がノーズダイブの緩和のため
に行う減速度調整操作の癖をも考慮して警報発生タイミ
ングを決定し、たとえば、運転者が通常行う減速度調整
操作時間TAが短くてノーズダイブによる反動が比較的
大きい停止操作をする傾向にある場合は、運転者のかか
る減速度調整時間に合わせて、前記(2)式における基
本時間TAoを小さくする操作を行う。
【0049】かかる構成によれば前記の減速度調整距離
Laを、運転者による減速度調整操作時間と車両減速度
との関係を学習する記憶装置から得られたデータを考慮
して求めるため、減速度調整距離Laに運転者の癖が反
映されることとなって、運転者ごとに減速度調整操作の
癖が異なっていても前記した作用効果を確実に達成する
ことができる。
【0050】図8および図9は、図1および図2に示す
警報装置に本発明の一実施の形態になる自動制動装置を
付加したものである。先ず本実施の形態におけるシステ
ムを図8により説明するに、図1における警報制御部1
2に代えて警報・制動制御部22を設け、これには、前
記したと同じ警報発生タイミング計算部121、相対距
離計算部122、およびクロック123を設けるほか、
自動制動タイミング計算部221を設ける。自動制動タ
イミング計算部221は、詳しくは後述する制動タイミ
ングを決定し、このタイミングに、制動装置17を成す
変速装置171をダウンシフトさせてエンジンブレーキ
を効かしたり、同じく制動装置17を成すブレーキ17
2を作動させて所定の自動制動を行うものとする。
【0051】警報・制動制御部22は、具体的には図9
に示す制御プログラムを実行して自動制動を行う。なお
運転者による制動操作では、或る程度の減速度のばらつ
きを考慮に入れて減速度Gwの設定をして警報発生タイ
ミングを定める必要があったが、自動制動の場合は人間
が行う制動の場合よりも一定で正確な減速度を出すこと
ができ、また、人間のような反応遅れを無視することが
できて反応(空走)時間がないことから、警報の発生後
に自動制動制御を開始することになる。従って警報は、
前記した実施の形態におけると同様なタイミングで警報
を行ってもよい。
【0052】自動制動開始タイミングは、運転者による
減速操作と同様に、停車時におけるノーズダイブを緩和
するための減速度調整操作時間を考慮して定めることに
より、ノーズダイブによる反動を小さくし得るようにす
る。これがため図9においては、道路情報提供装置が設
置されている走行区間で自車両が走行している場合に、
自車両が停止する必要のある障害物や一時停止線がある
ような場所に差しかかると、先ずステップS21におい
て、上記道路情報提供装置から自車進行方向前方の道路
上における障害物や一時停止線などの停止目標物体の情
報をアンテナ142を通じて無線機141より受信す
る。
【0053】同時にステップS22において、走行路面
の摩擦係数などの路面情報および走行道路の勾配や曲率
などの道路線形情報をもアンテナ142を通じて無線機
141より受信する。。続いてステップS23におい
て、検出部13で検出した自車速Vを取得し、ステップ
S24において、自車速Vを積分して得られる走行距離
と停止目標物体情報とにより、自車両から停止目標物体
までの相対距離Lを計算する(警報制御部12内におけ
る相対距離計算部122の作用)する。
【0054】次いでステップS25において、ステップ
S22で取得した道路線形情報や路面情報から、警報・
制動制御部22内における自動制動タイミング計算部2
21が自車両の制動時における減速度Gaを設定する。
この設定減速度Gaは、自動制動により車両の走行速度
を減少させるときの負の加速度であり、道路線形情報や
路面情報に応じて発生可能な車両減速度として予め定め
ておくことができる。
【0055】次のステップS26では、自車速Vと上記
の設定減速度Gaとから、前記したノーズダイブ防止用
に行う減速度調整操作のための減速度調整時間TAを以
下のごとくに設定する。ここで減速度調整時間TAは、
その基本時間TAoと、自車速Vと、設定減速度Gwと
により次式で表される演算を行って求める。 TA=TAo+(a×V+b×Ga)・・・(6) 但し、TAo,a,bはそれぞれ予め実験等で定めてお
く数値である。
【0056】次にステップS27においては自動制動タ
イミング計算部221で、この減速度調整時間TA中に
自車が走行する距離Laを次式により算出する。つまり
減速度Gを時間tの関数G(t)とし、この関数G
(t)を予め実験等により設定しておき、前記(3)式
により、減速度調整時間TA中に自車が走行する距離L
aを算出する。
【0057】ステップS27では更に自動制動タイミン
グ計算部221において、自車が停止目標物体に対し
て、この距離Laと、設定減速度Gaによる減速時間T
dに対応した減速距離Ldとの和で表される距離まで接
近した時をもって自動制動開始タイミングと定める。ス
テップS28においては、このタイミングに制動装置1
7を成す変速装置171のダウンシフトおよび/または
ブレーキ172の作動により自車両を制動して減速さ
せ、ステップS29で車両を停止させる。
【0058】以上のような本実施の形態においては、自
車両を制動すべき原因となる停止目標物体までの相対距
離Lから自車両を停止させるべき停車位置を求め、自車
両の車速Vおよび相対距離Lから自車両を上記停車位置
に止めるための減速開始位置を求め、相対距離Lがこの
減速開始位置および停止目標物体までの距離を下回って
いる間、自車両を自動的に制動して減速させるが、上記
の減速開始位置を、自動制動による減速に必要な走行距
離である減速距離Ldと、停車直前にノーズダイブ緩和
のため行なうべき減速度調整操作のために必要な走行距
離である減速度調整距離Laとから求めるため、減速距
離Ldだけでなく減速度調整距離Laをも考慮して、停
車時に大きなノーズダイブが発生しないよう減速度調整
操作を行うのに必要な時間を考慮して自動制動タイミン
グを定めることとなり、自動制動に減速度調整操作を組
み込み得るようになして停車時に大きなノーズダイブが
発生して反動ショックが生ずるという懸念を払拭するこ
とができる。
【0059】なお上記の自動制動に際しても、図5につ
き前述したと同様の考え方により、減速度調整距離La
を、車両重量や積載量と、車両重心位置と、サスペンシ
ョンの性能とを考慮して求めるようにすることができ、
この場合、車両の状態によってノーズダイブの発生状況
が変化しても上記と同様の作用効果を確実に達成するこ
とができる。
【0060】また減速度調整距離Laを、図7につき前
述したと同様の考え方により、運転者による減速度調整
操作の時間と車両減速度との関係を学習する記憶装置か
ら得られたデータをも考慮して求めるようにすることが
でき、この場合、減速度調整距離Laに運転者の癖が反
映されることとなって、運転者ごとに減速度調整操作の
癖が異なっていても上記と同様の作用効果を確実に達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態になる制動位置接近警
報装置を示す機能別ブロック線図である。
【図2】 同制動位置接近警報装置における警報制御部
が実行する制御プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図3】 同制動位置接近警報装置において設定する警
報制御の追加時間に係わる変化特性図である。
【図4】 本発明の他の実施の形態になる制動位置接近
警報装置を示す機能別ブロック線図である。
【図5】 本発明の更に他の実施の形態になる制動位置
接近警報装置を示す機能別ブロック線図である。
【図6】 制動時におけるノーズダイブ量と、これを緩
和するために必要な減速度調整時間との関係を示す線図
である。
【図7】 本発明の更に別の実施の形態になる制動位置
接近警報装置を示す機能別ブロック線図である。
【図8】 本発明の一実施の形態になる制動位置接近警
報装置および自動制動装置を示す機能別ブロック線図で
ある。
【図9】 同実施の形態における警報・制動制御部が実
行する自動制動のためのプログラムを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
11 警報発生部 12 警報制御部 13 車速検出部 14 外部情報検出部 15 制動挙動情報検出部 16 記憶装置 17 制動装置 22 警報・制動制御部 111 スピーカ 112 表示部 121 警報発生タイミング計算部 122 相対距離計算部 123 クロック 141 無線機 142 アンテナ 143 レーザレーダ 144 GPS 145 地図データ 146 路面センサ 147 ブレーキ 151 自車重量測定装置 152 車両重心計算装置 153 サスペンションジオメトリー記憶部 154 サスペンションバネ定数記憶部 171 変速装置 172 ブレーキ 221 自動制動タイミング計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626D 627 627 628 628B 628C (72)発明者 笠井 純一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3D046 BB03 BB18 HH20 HH22 HH26 HH29 HH46 JJ25 KK11 MM08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両を制動すべき原因となる物体まで
    の相対距離から自車両を停止させるべき停車位置を求
    め、自車両の車速および前記相対距離から自車両を前記
    停車位置に止めるための減速開始位置を求め、前記相対
    距離がこの減速開始位置および前記物体までの距離を下
    回っている間、運転者に警報を発するようにした制動位
    置接近警報装置において、 前記減速開始位置を、該減速に必要な走行距離である減
    速距離と、前記警報から運転者が制動操作を行うまでの
    間の走行距離である反応距離と、停車直前に運転者が行
    なう減速度調整操作のために必要な走行距離である減速
    度調整距離とから求めるよう構成したことを特徴とする
    制動位置接近警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記減速度調整距離
    を低車速時ほど長くしたことを特徴とする制動位置接近
    警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記減速距
    離を、道路状況に応じて発生可能な車両減速度をもとに
    求めるよう構成したことを特徴とする制動位置接近警報
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記減速度調整距離を、車両重量や積載量と、車両
    重心位置と、サスペンションの性能とを考慮して求める
    よう構成したことを特徴とする制動位置接近警報装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、前記減速度調整距離を、運転者による減速度調整操
    作の時間と車両減速度との関係を学習する記憶装置から
    得られたデータを考慮して求めるよう構成したことを特
    徴とする制動位置接近警報装置。
  6. 【請求項6】 自車両を制動すべき原因となる物体まで
    の相対距離から自車両を停止させるべき停車位置を求
    め、自車両の車速および前記相対距離から自車両を前記
    停車位置に止めるための減速開始位置を求め、前記相対
    距離がこの減速開始位置および前記物体までの距離を下
    回っている間、車両を自動的に制動するようにした自動
    制動装置において、 前記減速開始位置を、自動制動装置が行う減速に必要な
    走行距離である減速距離と、自動制動装置が停車直前に
    行なう減速度調整動作のために必要な走行距離である減
    速度調整距離とから求めるよう構成したことを特徴とす
    る自動制動装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記減速度調整距離
    を、車両重量や積載量と、車両重心位置と、サスペンシ
    ョンの性能とを考慮して求めるよう構成したことを特徴
    とする自動制動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、前記減速度
    調整距離を、運転者による減速度調整操作の時間と車両
    減速度との関係を学習する記憶装置から得られたデータ
    を考慮して求めるよう構成したことを特徴とする自動制
    動制御装置。
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