JP2002119824A - エアドライヤ - Google Patents

エアドライヤ

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JP2002119824A
JP2002119824A JP2000315446A JP2000315446A JP2002119824A JP 2002119824 A JP2002119824 A JP 2002119824A JP 2000315446 A JP2000315446 A JP 2000315446A JP 2000315446 A JP2000315446 A JP 2000315446A JP 2002119824 A JP2002119824 A JP 2002119824A
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housing
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side port
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Shigetaka Isotani
成孝 磯谷
Fumio Kojima
史雄 児島
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 横置きにして車両等へ配置した場合であって
も、ハウジング内に結露した水分の排出性を確保可能な
エアドライヤを提供すること。 【解決手段】 外部のコンプレッサに接続されたコンプ
レッサ側ポート11と外部のエア制御システム側に接続
されたシステム側ポート13とを両端部に有する略筒状
のハウジング1,3と、ハウジング1,3内に充填され
た乾燥剤9とを有するエアドライヤにおいて、ハウジン
グ1,3を横向きに配置した際に、乾燥剤9が充填され
ている領域より下方に位置する貯留空間55をハウジン
グ1内のコンプレッサ側ポート11の内側開口部の近傍
に設け、貯留空間55の下方に、貯留空間内に貯留した
水分及びハウジング内の空気を外部へ放出可能な排気弁
51を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部のコンプレッ
サにより圧縮された圧縮空気を乾燥させてから外部のエ
ア制御システム側に送り込むためのエアドライヤに関
し、特に、エアドライヤ内に結露により発生した水分の
外部への排出性を向上させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外部のコンプレッサにより圧
縮された圧縮空気を乾燥させてから外部のエア制御シス
テム(例えば、車両のエアサスペンションシステム)側
に送り込むためのエアドライヤとしては、例えば、特開
平5−168848号公報に記載のものがある。このも
のは、略円筒状のハウジングにおいて軸方向両端面中央
部の一方に、外部のコンプレッサに接続されたコンプレ
ッサ側ポートを有し、他方に外部のエア制御システム側
に接続されたシステム側ポートを有し、ハウジング内部
には乾燥剤が充填されている。
【0003】充填されている乾燥剤は、コンプレッサ側
からエア制御システム側へ向けてハウジング内を通過す
る空気を除湿する機能を有するものであり、その際に、
乾燥剤内部には除湿された空気中の水分が吸着される。
この水分の吸着量が増加すると、乾燥剤の除湿機能が徐
々に低下する傾向にあるので、エアドライヤを継続的に
使用する際には、適宜、外部エア制御システム内に充填
されている除湿済の空気を外部エア制御システム側から
エアドライヤを介してコンプレッサ側に戻すことによ
り、乾燥剤中に吸着した水分を乾燥空気に戻し、乾燥剤
内の水分の吸着量を減少させ乾燥剤を再生させることに
より、エアドライヤの除湿機能の回復を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮空気は
大気圧の空気に比して飽和水蒸気量が低減するので、エ
アドライヤを継続的に使用すると、コンプレッサ側から
送られてくる圧縮空気の一部が結露してその水分が乾燥
剤に付着し吸着される。かかる結露した水分が乾燥剤に
吸着した状態では、乾燥剤の上記除湿・再生効率が低下
してしまう。従って、エアドライヤを車両等に配置する
際には、ハウジング内部に結露により発生した水分が外
部に排出されるような構造にすることが重要であるとこ
ろ、前述の文献に記載の略円筒状のエアドライヤは、車
両に横置きに配置された状態では、略円筒状のハウジン
グの下側部に溜まった結露した水分は、外部へ排出され
にくい構造となっている。このエアドライヤについて
は、コンプレッサ側ポートを下側に向けて縦置きに配置
すれば、結露した水分をコンプレッサ側ポートから積極
的に排出させることができ、結露した水分の残存の問題
は解消される。
【0005】このように、前述の文献に記載のエアドラ
イヤにおいては、結露した水分の排出性を確保させるた
めには、コンプレッサ側ポートを下側に向けて縦置きに
して車両等へ配置する必要がある。よって、車両等への
搭載上、上下方向の搭載スペースが狭い場合には縦置き
に配置することができないため、結露した水分の排出性
を確保させることができないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、横置きにして車両等へ配置した場合で
あっても、ハウジング内に結露した水分の排出性を確保
可能なエアドライヤを提供することを課題とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外部のコンプレッサに接続されたコンプ
レッサ側ポートと外部のエア制御システム側に接続され
たシステム側ポートとを両端部に有する略筒状のハウジ
ングと、ハウジング内に充填された乾燥剤とを有するエ
アドライヤにおいて、ハウジングを横向きに配置した際
に、乾燥剤が充填されている領域より下方に位置する貯
留空間をハウジング内のコンプレッサ側ポートの内側開
口部の近傍に設け、貯留空間の下方に、貯留空間内に貯
留した水分及びハウジング内の空気を外部へ放出可能な
排気弁を配置したことを特徴とするエアドライヤとし
た。ここで、「ハウジングを横向きに配置」とは、略筒
状のハウジングの軸方向を水平方向又はその近傍方向に
向けて配置することをいう。
【0008】本発明によれば、ハウジングを横向きに配
置した際に、乾燥剤が充填されている領域より下方に位
置する貯留空間をハウジング内のコンプレッサ側ポート
の内側開口部の近傍に設け、さらに貯留空間の下方に、
貯留空間内に貯留した水分及びハウジング内の空気を外
部へ放出可能な排気弁を配置したので、本発明にかかる
エアドライヤを横向きに配置しても、ハウジング内にお
いて結露により発生した水分は、たとえ乾燥剤に付着し
てもそのまま付着し続けることなく、重力により落下し
て貯留空間内に貯留されることになる。なお、コンプレ
ッサ側ポートから流入してくる圧縮空気は、高湿である
場合には圧縮時点で結露するので、かかる貯留空間をハ
ウジング内のコンプレッサ側ポートの内側開口部の近傍
に設けたことにより、より一層結露した水分の貯留空間
への回収効率が向上する。かかる貯留空間に貯留された
水分は、外部のエア制御システム側からの要求により、
エア制御システム内の空気、ひいては本発明にかかるエ
アドライヤのハウジング内に存在する空気を外部へ放出
する要求が生じた際に、併せて外部に放出される。従っ
て、横置きにして車両等へ配置した場合であっても、本
発明にかかるエアドライヤは、ハウジング内において結
露により発生した水分を効率よく排出することができ、
その結果、乾燥剤の除湿・再生効率の低下を極力防止す
ることができる。
【0009】より好ましくは、コンプレッサ側ポートか
ら流入してくる圧縮空気が乾燥剤へ到達する経路の途中
であって、ハウジングを横向きに配置した際に貯留空間
の上方位置に、圧縮空気の流通を部分的に遮る遮蔽板を
設けることが望ましい。かかる遮蔽板を設けることによ
り、コンプレッサ側ポートから流入してくる圧縮空気
は、一度遮蔽板に当たった後、乾燥剤が充填されている
領域へ到達することになる。ここで、遮蔽板に当たった
圧縮空気は、高湿である場合には結露により水分を含ん
でいるところ、かかる遮蔽板は、ハウジングを横向きに
配置した際に貯留空間の上方位置に設けられているの
で、結露により圧縮空気に含まれている水分は、遮蔽板
に当たった段階にて、積極的に貯留空間へ落とされるこ
とになる。その結果、本発明にかかるエアドライヤを横
向きに配置した場合であっても、さらに一層、結露した
水分の貯留空間への回収効率を向上させることができ
る。
【0010】さらに好ましくは、遮蔽板は、金属にて作
製することが望ましい。金属は、熱容量が比較的小さく
放熱効率に優れるので、コンプレッサ側ポートから流入
してくる湿った圧縮空気は、かかる遮蔽板に当たった段
階にて冷やされ、さらに一層結露による水分を発生する
ことになる。この遮蔽板の表面にて余分に発生した水分
も積極的に貯留空間へ落とされることになるので、さら
に一層、結露した水分の貯留空間への回収効率を向上さ
せることができる。その結果、乾燥剤への水分の付着量
を極力低減することができ、さらに乾燥剤の除湿・再生
効率の低下を極力防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明にかかるエアドラ
イヤの第1実施形態を含んだコンプレッサ・エアドライ
ヤASSYにおける軸方向部分断面図である。まず図1
を用いて機械的構成を説明する。なお、図1において、
下方向は、鉛直方向下側とする。
【0012】ます、本発明にかかるエアドライヤ部につ
いて説明すると、図1にて第1ハウジング1(ハウジン
グ)は、カップ状(略筒状)を呈しており、第1ハウジ
ング1の底面1aの図1において下方には、コンプレッ
サ部31に接続されたコンプレッサ側ポート11が設け
られている。第1ハウジング1の開口面側には、図示し
ない外部エア制御システム(例えば、車両のエアサスペ
ンションシステム)に接続されたシステム側ポート13
が設けられている第2ハウジング3(ハウジング)が、
Oリング5を介して気密的に結合され、ボルト7にて固
定されている。
【0013】第1ハウジング1内にはシリカゲル9(乾
燥剤、「シリカゲル」は、富士シリシア化学株式会社の
登録商標である。)が充填されている。シリカゲル9
は、第1ハウジング1内に固設された円盤状の固定プレ
ート15と、第1ハウジング1内に軸方向に摺動可能に
配設された円盤状の固定プレート17とにより挟まれた
空間内に充填されており、固定プレート17は、スプリ
ング19の図1中左方向への付勢力を受けて、シリカゲ
ル9を強固に押し付けている。これにより、シリカゲル
9は、粒子間の相対移動が禁止され、外部からの振動等
により粒子同士の接触面が摩耗等することがない。従っ
て、シリカゲル9自体の耐久性及び除湿・再生効率が向
上する。
【0014】第2ハウジング3には、部材29が気密的
に固定されており、部材29には、オリフィス21とチ
ェック弁23が設けられている。チェック弁23は、コ
ンプレッサ側ポート11からシステム側ポート13への
空気の移動のみを許容している。従って、コンプレッサ
側ポート11からシステム側ポート13への空気の移動
は、オリフィス21のみならずチェック弁23を介して
行われ、逆向きの空気の移動は、オリフィス21のみを
介して行われるようになっている。
【0015】貯留空間55は、第1ハウジング1内にお
いてコンプレッサ側ポート11の内側開口部の近傍に設
けられており、この貯留空間55は、シリカゲル9が充
填されている領域より下方に位置している。従って、第
1ハウジング1内及び第2ハウジング3内にて結露によ
り発生した水分は、シリカゲル9に付着してもそのまま
付着し続けることなく、重力により落下して貯留空間5
5に貯留されるようになっている。また、コンプレッサ
側ポート11から流入してくる圧縮空気は、高湿である
場合には圧縮時点で結露するので、コンプレッサ側ポー
ト11から第1ハウジング1内に流入してきた初期段階
にて既に結露しており、かかる貯留空間55を第1ハウ
ジング1内のコンプレッサ側ポート11の内側開口部の
近傍に設けたことにより、より一層結露した水分の貯留
空間55への回収効率が向上するようになっている。
【0016】排気弁51は、常閉型の電磁開閉弁であ
り、貯留空間55の下方に配設されている。排気弁51
は、図示しないコントローラにより制御され、図示しな
い外部のエア制御システム側からの要求により、エア制
御システム内の空気、ひいては本発明にかかるエアドラ
イヤの第1ハウジング1内及び第2ハウジング3内に存
在する空気を外部へ放出する要求が生じた際にのみ、励
磁され開制御される。このとき、貯留空間55に貯留さ
れている水分は、ハウジング内の空気がポート53を介
して外部へ放出されることに伴い、併せて外部に放出さ
れるようになっている。
【0017】次に、コンプレッサ部31の構成的構成に
ついて簡単に説明する。図示しないコントローラにより
制御されるモータ33は、その出力軸33aにクランク
35が固設されており、そのクランク35の一端には、
ベアリング37を介してコンロッド39の一端が回転可
能に配設されている。コンロッド37の他端には、ピン
43を介してピストン41が配設されており、ピストン
41は、シリンダ59内にて、モータ33の回転、ひい
てはクランク35の回転運動に伴い図1において上下方
向に往復運動するようになっている。リーフ弁47は、
ピストン41の図1における上昇運動に伴いポート49
から流入してくる空気のシリンダ59内へ方向の流通の
みを許容し、逆方向の空気の流通を禁止するようになっ
ている。チェック弁45は、ピストン41の図1におけ
る下降運動に伴いシリンダ59内から吐出されてくる空
気のコンプレッサ側ポート11方向の流通のみを許容
し、逆方向の空気の流通を禁止するようになっている。
従って、かかるコンプレッサ部31においては、モータ
33が図示しない外部のコントローラにより作動させら
れると、ポート49を介して外部の空気を吸込み、本発
明にかかるエアドライヤのコンプレッサ側ポート11に
向けて圧縮空気を吐出するように構成されている。
【0018】以上のような機械的構成を有するコンプレ
ッサ・エアドライヤASSYは、図示しないフランジを
介して図示しない車両に横向き(図1に示す向き)に固
定されている。以下、エアドライヤの作動を簡単に説明
する。
【0019】まず、エアドライヤが有する通常の機能で
ある除湿機能について説明する。コンプレッサ部31の
作動により圧縮された湿気を含んだ圧縮空気は、コンプ
レッサ側ポート11を介して第1ハウジング1内に導入
され、貯留空間55を経て、空洞部25、固定プレート
15を介してシリカゲル9にさらされる。その後、圧縮
空気は、固定プレート17を介して空洞部27に導か
れ、オリフィス21及びチェック弁23を介してシステ
ム側ポート13に導入され、図示しない外部のエア制御
システムに供給される。この過程において、圧縮空気
は、シリカゲル9にさらされる際に除湿されており、外
部のエア制御システムには除湿後の乾燥空気が供給され
る。これにより、外部のエア制御システムは、各要素の
空気にされされる表面における錆の発生を防止すること
ができ、また、各要素内部の水分の凍結による作動障害
の発生を防止することができる。なお、除湿機能を果た
す過程において、除湿された空気中の水分は、シリカゲ
ル9内部に吸着されているが、一方では、圧縮により空
気中の水分が結露し、結露した空気中の水分は、重力に
より、第1ハウジング1内の下側部(図1において下
方)に落下する。しかし、かかる落下した水分は、さら
に、重力により落下して貯留空間55に貯留される。ま
た、コンプレッサ側ポート11から流入してくる圧縮空
気は、高湿である場合には圧縮時点で結露するので、コ
ンプレッサ側ポート11から第1ハウジング1内に流入
してきた初期段階にて既に結露しており、その時点に
て、結露した水分が貯留空間55に貯留される場合もあ
る。このようにして、結露した水分の貯留空間55への
回収効率が向上するようになっている。
【0020】次に、エアドライヤが有するもうひとつの
機能である乾燥剤の再生機能について説明する。かかる
再生機能は、乾燥剤の除湿機能の回復を図るためのもの
であり、シリカゲル9を乾燥空気にさらすことにより、
シリカゲル9内に吸着している水分を乾燥空気に戻し、
シリカゲル9内の水分の吸着量を減少させることにより
達成される。従って、シリカゲル9を乾燥空気にさらす
必要があるが、その際に、図示しない外部のエア制御シ
ステム内にて使用されている除湿済の乾燥空気を使用す
る。すなわち、エア制御システム内にて使用している乾
燥空気の排出要請が有った場合には、図示しないコント
ローラにより排気弁51を開作動させる。これにより、
システム側ポート13から、エア制御システム内の除湿
済の乾燥空気を導入し、導入された乾燥空気は、オリフ
ィス21のみを介して空洞部27、固定プレート17を
経てシリカゲル9にさらされる。この段階にてシリカゲ
ル9は、内部に吸着されている水分が空気側に戻され、
除湿機能が回復している。その後、水分を含んだ空気
は、固定プレート15、空洞部25、貯留空間55を経
て、排気弁51からポート53を介して外部へ排出され
る。このとき、貯留空間55に貯留されている水分も、
併せて、排気弁51からポート53を介して外部に放出
される。なお、乾燥空気がオリフィス21を通過する際
には、差圧が発生し、シリカゲル9にさらされる時点で
は、乾燥空気は減圧されている。空気は圧力が低くなる
ほど飽和水蒸気量が増加するので、シリカゲル9にさら
される空気の圧力が低い方が、シリカゲル9内に吸着し
ている水分が空気側に戻りやすくなる。従って、オリフ
ィス21は、エアドライヤの再生機能の向上に貢献して
いる。
【0021】以上、図1を用いて、本発明の第1実施形
態にかかるエアドライヤの機械的構成、及びその作動に
ついて説明した。次に、本発明の第2実施形態にかかる
エアドライヤについて図2を用いて説明する。なお、図
2において、前記図1における部材及び部位等と同一な
いし均等のものは前記と同一符号をもって示し重複した
説明を省略する。
【0022】図2において、図1にかかる第1実施形態
との主な相違点は、遮蔽板57を貯留空間55内に配置
したことである。この遮蔽板57は、コンプレッサ側ポ
ート11から流入してくる圧縮空気が乾燥剤9へ到達す
る経路の途中であって、本エアドライヤを横向きに配置
した際に貯留空間55の上方位置に、圧縮空気の流通を
部分的に遮るように、図2のごとく第1ハウジング1に
一体的に配設されている。かかる遮蔽板57を設けるこ
とにより、コンプレッサ側ポート11から流入してくる
圧縮空気は、一度遮蔽板57に当たった後、乾燥剤9が
充填されている領域へ到達することになる。ここで、遮
蔽板57に当たった圧縮空気は、高湿である場合には結
露により水分を含んでいるところ、かかる遮蔽板57
は、本エアドライヤを横向きに配置した際に貯留空間5
5の上方位置に設けられているので、結露により圧縮空
気に含まれている水分は、遮蔽板57に当たった段階に
て、積極的に貯留空間55へ落とされることになる。そ
の結果、本発明にかかるエアドライヤを横向きに配置し
た場合であっても、さらに一層、結露した水分の貯留空
間55への回収効率を向上させることができる。この遮
蔽板57は、金属にて作製することが望ましい。例え
ば、図2においては、金属にて作製された遮蔽板57
が、樹脂製の第1ハウジング1にインサート成形されて
いる構成を示している。金属は、熱容量が比較的小さく
放熱効率に優れるので、コンプレッサ側ポート11から
流入してくる湿った圧縮空気は、かかる金属製の遮蔽板
57に当たった段階にて冷やされ、さらに一層結露によ
る水分を発生することになる。この遮蔽板の表面にて余
分に発生した水分も積極的に貯留空間55へ落とされる
ことになるので、さらに一層、結露した水分の貯留空間
への回収効率を向上させることができる。その結果、乾
燥剤9への水分の付着量を極力低減することができ、さ
らに乾燥剤9の除湿・再生効率の低下を極力防止するこ
とができる。
【0023】以上、本発明の第1及び第2実施形態にか
かるエアドライヤによれば、横置きにして車両等へ配置
した場合であっても、ハウジング内において結露により
発生した水分を効率よく排出することができ、その結
果、乾燥剤の除湿・再生効率の低下を極力防止すること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
横置きにして車両等へ配置した場合であっても、ハウジ
ング内に結露した水分の排出性を確保可能なエアドライ
ヤを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるエアドライヤの
軸方向部分断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態にかかるエアドライヤの
軸方向部分断面図である。
【符号の説明】
1 第1ハウジング(ハウジング) 3 第2ハウジング(ハウジング) 9 シリカゲル(乾燥剤) 11 コンプレッサ側ポート 13 システム側ポート 51 排気弁 55 貯留空間 57 遮蔽板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部のコンプレッサに接続されたコンプ
    レッサ側ポートと外部のエア制御システム側に接続され
    たシステム側ポートとを両端部に有する略筒状のハウジ
    ングと、前記ハウジング内に充填された乾燥剤とを有す
    るエアドライヤにおいて、前記ハウジングを横向きに配
    置した際に、前記乾燥剤が充填されている領域より下方
    に位置する貯留空間を前記ハウジング内の前記コンプレ
    ッサ側ポートの内側開口部の近傍に設け、前記貯留空間
    の下方に、前記貯留空間内に貯留した水分及び前記ハウ
    ジング内の空気を外部へ放出可能な排気弁を配置したこ
    とを特徴とするエアドライヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記コンプレッサ側
    ポートから流入してくる圧縮空気が前記乾燥剤へ到達す
    る経路の途中であって、前記ハウジングを横向きに配置
    した際に前記貯留空間の上方位置に、前記圧縮空気の流
    通を部分的に遮る遮蔽板を設けたことを特徴とするエア
    ドライヤ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記遮蔽板は、金属
    にて作製されていることを特徴とするエアドライヤ。
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