JPH0751147Y2 - 除湿器 - Google Patents

除湿器

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JPH0751147Y2
JPH0751147Y2 JP1989147778U JP14777889U JPH0751147Y2 JP H0751147 Y2 JPH0751147 Y2 JP H0751147Y2 JP 1989147778 U JP1989147778 U JP 1989147778U JP 14777889 U JP14777889 U JP 14777889U JP H0751147 Y2 JPH0751147 Y2 JP H0751147Y2
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JP
Japan
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air
air passage
dehumidifying cylinder
dehumidifier
oil
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JPH0386026U (ja
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久 秋山
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三輪精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の空気回路に介設される除湿器に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、自動車等の車両では種々の目的で圧縮空気が利
用されているが、この圧縮空気中には大気から吸い込ま
れた水蒸気が含まれており、この水蒸気は空気回路中で
凝結して水になり、空気回路構成各部の腐蝕、機能不良
および凍結による作動不良を招来する。
そこで、従来から、このような空気回路では除湿器を介
設して回路の空気中の水分を除去することが行われてい
る。
従来のこの種の除湿器として、粒状の吸着剤(乾燥剤)
を除湿筒にスプリングの押圧下で収容し、この除湿筒を
ハウジング内に収納して空気回路中に介設するように構
成されたものがある。そして、容積形エアコンプレッサ
からの圧縮空気は、除湿器のハウジング胴部に開設され
た入口からハウジングと除湿筒との間の形成された空気
通路内に噴き込まれ、除湿筒の底部側のドレン溜め室か
ら除湿筒に導入される。
また、このような除湿器においては、容積形エアコンプ
レッサからの圧縮空気中にオイルミストが含まれてしま
うので、このオイルミストを捕集するためのオイルフィ
ルタが除湿筒に圧縮空気が導入される直前室であるドレ
ン溜め室の下流側に配設されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような除湿器においては、空気通路に導入
された空気はドレン溜め室に直接導入され、その後、オ
イルフィルタを介して除湿筒に導入されるように構成さ
れているため、ドレン溜め室にオイルミストが溜まり、
除湿筒内の吸着剤を乾燥再生する際に、ドレン溜め室の
オイルミストが空気と共に排気口から除湿器外へ排出さ
れ、車両にオイルミストが付着するという問題点があ
る。
本考案の目的は、ドレン溜め室にオイルミストが溜まる
のを抑制することができる除湿器を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る除湿器は、粒状の吸着剤(41)を収容した
除湿筒(24)がハウジング(10)内に装置されており、
この除湿筒(24)とハウジング(10)との間に空気通路
(28)が形成されているとともに、ハウジング(10)に
入口(14)が空気通路(28)の一端部に連通するように
開設され、空気通路(28)の他端部と前記除湿筒(24)
との間にドレン溜め室(26)が形成されており、さら
に、空気通路(28)の途中には微細な空気通路を有する
微細空気通路部材(29)が介設されている除湿器におい
て、 前記空気通路(28)内における前記微細空気通路部材
(29)の下流には空気の流れる方向を変える蛇行路(3
1)が形成されており、 この蛇行路(31)の下流側端部における前記ドレン溜め
室(26)および前記除湿筒(24)の内部よりも上流位置
にはオイルフィルタ(25)が配設されていることを特徴
とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、空気通路内に導入された空気は
オイルフィルタを通過したあとドレン溜め室に導入され
る。この空気中にオイルミストが含まれている場合、こ
のオイルミストは空気通路中の蛇行路を通過する際に気
水分離されて油滴となる。したがって、オイルミストの
一部は蛇行路の壁面に付着した後、残りの油滴は圧縮空
気の流れに乗ってオイルフィルタに捕集される。このた
め、ドレン溜め室内にオイルミストが溜まるのは抑制さ
れることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案による除湿器の一実施例を示す縦断面図
であり、車両のエアブレーキ回路に介設した場合につき
示している。
本実施例において、エアブレーキ回路は、容積形エアコ
ンプレッサ(以下、コンプレッサということがある。)
1、メインエアタンク2、ブレーキバルブ3、ブレーキ
作動器4、プレッシャガバナ5、逆止弁6および除湿器
7を備えている。
この除湿器7は上面が開放し下面が閉塞した略円筒形状
の本体11と、本体11の上面開口に着脱自在に被着された
蓋体12とを備えており、本体11に蓋体12をボルト等(不
図示)を介して締結することにより中空体のハウジング
10が構成されている。ハウジング10の上には上面閉塞の
円筒形状をなす再生用エアタンク13が蓋体12に着脱自在
に嵌合されて連設され、タンク13は本体11に蓋体12と共
締めされている。本体11はコンプレッサ1の吐出口に接
続された入口14と、プレッシャガバナ5に接続されたコ
ントロールポート15と、大気に連通した排気口16とを備
えている。蓋体12は逆止弁18を介して再生用エアタンク
13に連通する出口17と、再生用エアタンク13に僅かな通
路をもって直接連通してなる絞り口19とを備えている。
再生用エアタンク13は逆止弁6を介してメインタンク2
に連通する出口20を備えている。
本体11の下部にはコントロールピストン21が上下方向に
摺動自在に嵌装されており、ピストン21の周囲にドレン
溜め室26が形成され、ピストン21の上面には前記コント
ロールポート15が連通されている。ピストン21には弁体
22が連接され、弁体22は本体11の内部と排気口16との間
に形成された弁口23を開閉するようになっている。
本体11の内部には外径を本体11の内径よりも小径に形成
された除湿筒24が同心的に嵌装され、この除湿筒24は上
端部を蓋体12に嵌合している。除湿筒24の底部中央には
弯曲部27が、この除湿筒24の底面から垂下するように形
成されており、弯曲部27の上面側に底板32が固定されて
いる。この底板32には小孔32aが開設されている。除湿
筒24の外周とハウジング10の内周との間には空気通路28
が形成されており、空気通路28の途中には金網29が装着
されている。この空気通路28内には微細な空気通路を有
する微細空気通路部材としての金網29の端部に接して邪
魔板30が配設されており、空気通路28の下流側の流域に
は邪魔板30と弯曲部27とにより蛇行路31が形成されてい
る。そして、この蛇行路31の下流側にオイルフィルタ25
が同心的に配されている。すなわち、オイルフィルタ25
は空気通路28においてドレン溜め室26よりも上流側の位
置に配設されている。
除湿筒24内には天板33、および仕切板34、35、36、37が
互いに離隔されて、水平軸とほぼ平行に配置され、各板
の外周面が除湿筒24の内壁面に着脱可能に支持されてい
る。天板33には全面に亘って多数の通気孔33aが形成さ
れており、天板33はスプリング40のばね力によって鉛直
下方に押圧されている。仕切板35には除湿筒24内の中央
部領域と連通する複数の通気孔35aが形成されており、
仕切板34、36には除湿筒24内の周辺領域と連通する複数
の通気孔34a、36aが形成されている。すなわち、仕切板
35は第1仕切板として構成され、仕切板34、36は第2仕
切板として構成されている。そして、第2仕切板34、36
と第1仕切板35が交互に離隔して配置されている。除湿
筒24の底部側に配置された仕切板37には、全面に亘って
複数の通気孔37aが形成されている。そして、各仕切板
と天板33との間には粒状の吸着剤41がそれぞれ収納され
ている。
次に作用を説明する。
まず、圧縮空気供給行程として、コンプレッサ1から送
出された圧縮空気は除湿器7の入口14に入る。流入空気
は本体11と除湿筒24との間に形成された空気通路28のオ
イルフィルタ25を経て、除湿筒24の底部側のドレン溜め
室26から除湿筒24内に至る。
空気が空気通路28を連通する際、金網29および邪魔板30
によって空気の流れる方向が代わり、気水分離される。
これにより、オイルミストは次第に大きくなる。そし
て、このオイルミストの一部は蛇行路31の壁面に油滴に
なって付着した後、残りのオイルミストは圧縮空気の流
れに乗ってオイルフィルタ25によって捕集される。この
ため、オイルフィルタ25の下流側に位置するドレン溜め
室26には、オイルミストが除去された空気が導入され、
ドレン溜め室26にオイルミストが溜まるのが抑制される
ことになる。
オイルフィルタ25によりオイルミストを除去された圧縮
空気は、小孔32a、通気孔37a群を介して吸着剤41の領域
に至り、吸着剤群を通過しながら出口17から再生用タン
ク13に至る。このとき、通気孔37a群を通過した空気は
通気孔36a、35a、34a、33aをそれぞれ通過して出口17へ
導かれる。すなわち、除湿筒24内の周辺部領域と、除湿
筒24内の中央部領域とを交互に通過しながら出口17に至
る。このため、除湿筒24の全ての領域に空気通路が形成
され、除湿筒24内の全ての吸着剤41に空気が接触しなが
ら出口17に至る。これにより、除湿筒24内に導入された
空気の湿気は吸着剤41により吸着捕捉されて除湿され
る。
再生用タンク13内の乾燥空気は出口20から逆止弁6を経
てメインタンク2に貯蔵される。メインタンク2内の空
気はブレーキバルブ3の操作時にブレーキ作動器4に随
時送出されてブレーキ作動を実行せしめる。
メインタンク2の内圧が設定値以上になると、プレッシ
ャガバナ5が作動し、コンプレッサ1をアンロード状態
にさせるとともに、除湿器7のコントロールポート15に
指示圧を印加させる。この印加圧により、ピストン21が
下降され、弁体22をして弁口23を開放せしめる。弁口23
が開成されると、本体11内が大気に連通するため、再生
用タンク13内の圧縮空気が絞り口19を通って本体11に徐
々に流入する。
この流入空気は通気孔33a、34a、35a、36a、37a、吸着
剤41、小孔32a、ドレン溜め室26、弁口23、排気口16を
逆流して大気に放出する。このときも、流入空気は除湿
筒24内の周辺部領域と、除湿筒24内の中央部領域とを交
互に流れ、除湿筒24内の全ての領域に空気通路が形成さ
れ、除湿筒24内の全ての吸着剤41が流入空気と接触して
乾燥再生せしめられ、大気に空気を放出せしめる。
このとき、ドレン溜め室26にはオイルが殆ど溜まってい
ないため、排気口16から空気が排出されても車両にオイ
ルが付着して汚れるのが防止される。また、ドレン溜め
室26にはオイルが殆ど溜まらないため、ドレン溜め室26
から除湿筒24に空気が導入された際、吸着剤41が油分に
よって悪影響を受けるのを防止することができる。
前記実施例においては、オイルフィルタ25が除湿室24の
外部に設けられているため、オイルフィルタ25を定期点
検等により交換する場合でも、除湿筒24から吸着剤41を
取り出さなくても除湿筒24全体を取り出せば、オイルフ
ィルタ25を容易に交換することができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。
例えば、空気通路28に邪魔板30を形成する場合、ハウジ
ング10の内周に邪魔板30と同じ機能を有する側壁を一体
的に突設することにより、邪魔板を構成することも可能
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、空気通路内に蛇
行路を形成し、この蛇行路中のドレン溜め室よりも上流
側位置にオイルフィルタを配設することにより、空気通
路に導入されたオイルミストを気水分離した後、オイル
ミストをオイルフィルタによってドレン溜め室に入る前
に捕集し、ドレン溜め室にオイルが溜まるのを抑制する
ように構成したため、オイルが除湿器から排出されるの
を防止することができるとともに、吸着剤への油分によ
る悪影響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による除湿器の一実施例を示す縦断面図
である。 1……容積形エアコンプレッサ、7……除湿器、10……
ハウジング、11……本体、13……再生用エアタンク、14
……入口、15……コントロールポート、16……排気口、
17……出口、21……コントロールピストン、22……弁
体、24……除湿筒、25……フィルタ、26……ドレン溜め
室、27……弯曲部、28……空気通路、29……金網、30…
…邪魔板、31……蛇行路、32……底板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒状の吸着剤(41)を収容した除湿筒(2
    4)がハウジング(10)内に装置されており、この除湿
    筒(24)とハウジング(10)との間に空気通路(28)が
    形成されているとともに、ハウジング(10)に入口(1
    4)が空気通路(28)の一端部に連通するように開設さ
    れ、空気通路(28)の他端部と前記除湿筒(24)との間
    にドレン溜め室(26)が形成されており、さらに、空気
    通路(28)の途中には微細な空気通路を有する微細空気
    通路部材(29)が介設されている除湿器において、 前記空気通路(28)内における前記微細空気通路部材
    (29)の下流には空気の流れる方向を変える蛇行路(3
    1)が形成されており、 この蛇行路(31)の下流側端部における前記ドレン溜め
    室(26)および前記除湿筒(24)の内部よりも上流位置
    にはオイルフィルタ(25)が配設されていることを特徴
    とする除湿器。
JP1989147778U 1989-12-22 1989-12-22 除湿器 Expired - Lifetime JPH0751147Y2 (ja)

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JPH0386026U JPH0386026U (ja) 1991-08-30
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3796025A (en) * 1971-12-23 1974-03-12 Bendix Corp Absorptive dryer having oil mist eliminating apparatus
JPS6164324U (ja) * 1984-10-03 1986-05-01
JP3056625U (ja) * 1998-08-10 1999-02-26 株式会社 日宣 通信販売用商品発注ハガキ及び通信販売用商品カタログ

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