JP2002118493A - 受信装置および受信方法 - Google Patents

受信装置および受信方法

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JP2002118493A JP2000308883A JP2000308883A JP2002118493A JP 2002118493 A JP2002118493 A JP 2002118493A JP 2000308883 A JP2000308883 A JP 2000308883A JP 2000308883 A JP2000308883 A JP 2000308883A JP 2002118493 A JP2002118493 A JP 2002118493A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数オフセットおよびフェージングが
存在する状況においても、演算量を抑えつつチャネル推
定精度を向上させて情報信号の受信品質の劣化を低減す
ること。 【解決手段】 角度検出回路202は、同相加算された
パイロット信号の位相成分を検出する。位相演算回路2
03は、同相加算されたパイロット信号の位相成分とパ
イロットブロックの重み係数とを用いた位相演算処理を
行い、チャネル推定値の位相成分を求める。絶対値演算
回路204は、同相加算されたパイロット信号の振幅成
分を検出する。振幅演算回路206は、パイロットブロ
ックの重み係数が乗算された振幅成分を加算して、チャ
ネル推定値の振幅成分を求める。ベクトル変換回路20
7は、求められた位相成分および振幅成分をベクトルに
変換して、チャネル推定値を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線/
有線通信システムにおいて用いられる、パイロット信号
(既知信号)を用いてチャネル推定を行う受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイロット内挿型通信方式(情報
信号の中にパイロット信号を周期的に挿入する方式)に
おいて、複数のパイロットブロックを用いてチャネル推
定を行う方法が安藤らにより提案されている(RCS9
6−72 DS−CDMAにおける複数パイロットブロ
ックを用いる高精度チャネル推定法)。以下、このチャ
ネル推定の方法について図8を参照して説明する。
【0003】図8は、従来の受信装置によるチャネル推
定を概念的に示す模式図である。図8に示すように、従
来の受信装置においては、情報信号の中にNpシンボル
のパイロット信号(既知信号)を周期的に挿入したフレ
ーム構成(すなわち、Npシンボルのパイロット信号が
各スロットに挿入されたフレーム構成)を採用する。こ
れらのパイロット信号を用いて、マルチパスレイリーフ
ェージングにより変動している伝搬路を推定する。な
お、Npシンボルのパイロット信号を「パイロットブロ
ック」と呼ぶ。
【0004】n番目のスロット(図8中のスロット2
1)におけるパイロットブロック、すなわち、n番目の
パイロットブロック(図8中のパイロットブロック1
1)に着目する。まず、パイロットブロック11内の複
数のパイロットシンボルを同相加算して、n番目のパイ
ロットブロックでのチャネル推定値を求める。このチャ
ネル推定値は、次に示す式により表現される。ただし、
pは同相加算するパイロットシンボルであり、Cnはn
番目のパイロットブロックでのチャネル推定値である。
【0005】
【数1】 次に、n番目のスロット21の前後K個(ここでは前後
1個)のパイロットブロックでのチャネル推定値を重み
付け加算して、n番目のスロット21のチャネル推定値
を求める。このチャネル推定値は、次に示す式により表
現される。ただし、Wnはn番目のスロットの重み係数
である。
【0006】
【数2】 このように求められたチャネル推定値を用いて、n番目
のスロットの同期検波を行い、RAKE合成を行う。
【0007】次いで、上記従来のチャネル推定を実現す
るための構成について、図8に加えてさらに図9および
図10を参照して説明する。図9は、従来の受信装置の
構成を示すブロック図である。図10は、従来の受信装
置におけるチャネル推定回路の構成を示すブロック図で
ある。
【0008】図9において、受信信号は、A/D変換器
31によりA/D変換されて逆拡散回路32に送られ
る。逆拡散回路32では、A/D変換された受信信号を
用いて、パイロット信号およびデータ信号(情報信号)
が逆拡散される。逆拡散されたパイロット信号はチャネ
ル推定回路33に送られ、逆拡散されたデータ信号は同
期検波回路34に送られる。
【0009】チャネル推定回路33では、逆拡散された
パイロット信号を用いたチャネル推定が行われて、同期
検波用のチャネル推定値が得られる。具体的には、逆拡
散されたパイロット信号(すなわちn番目のパイロット
ブロックにおけるパイロットシンボル)は、図10に示
すように同相加算回路41により同相加算される。この
同相加算は、上記(1)式で説明したものに相当する。
同相加算回路41による同相加算により求められたチャ
ネル推定値は、乗算器42により重み係数と乗算され
る。例えば、n番目のパイロットブロックがパイロット
ブロック11(図8参照)である場合には、パイロット
ブロック11におけるチャネル推定値は、重み係数W2
と乗算される。この乗算は、上記(2)式で説明したも
のに相当する。重み係数が乗算されたチャネル推定値
は、ベクトル加算回路43に送られる。
【0010】ベクトル加算回路43では、乗算器42に
より重み係数が乗算されたチャネル推定値と、重み係数
が乗算された他のパイロットブロックでのチャネル推定
値とのベクトル加算がなされる。例えば、n番目のパイ
ロットブロックがパイロットブロック11(図8参照)
である場合には、重み係数W2が乗算されたパイロット
ブロック11でのチャネル推定値は、重み係数W1が乗
算されたパイロットブロック10でのチャネル推定値お
よび重み係数W2が乗算されたパイロットブロック12
でのチャネル推定値と、ベクトル加算される。これによ
り、同期検波用のチャネル推定値が求められる。
【0011】このようにチャネル推定回路33により求
められたチャネル推定値は、図9に示す同期検波回路3
4に送られる。再度図9を参照するに、同期検波回路3
4では、逆拡散回路32からの逆拡散されたデータ信号
と、チャネル推定回路33からのチャネル推定値とを用
いた同期検波処理が行われる。同期検波されたデータ信
号はRAKE合成回路35に送られる。
【0012】なお、上述した逆拡散回路32、チャネル
推定回路33および同期検波回路34は、各フィンガに
ついて設けられている。各フィンガ(図9では一例とし
てフィンガ数が3の場合が示されている)における同期
検波回路34により同期検波されたデータ信号は、RA
KE合成回路35によりRAKE合成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の受信装置においては、次に示すような問題がある。
すなわち、パイロット信号が挿入されている周期(すな
わち、例えば図8におけるパイロットブロックが挿入さ
れる周期)間において周波数オフセットやフェージング
等による位相回転量が大きい場合には、図9におけるチ
ャネル推定回路33において重み付け加算を用いたベク
トル合成を行うと、重み付け加算されたチャネル推定値
の振幅成分が減少することになる。
【0014】重み付け加算されたチャネル推定値の振幅
成分が減少する具体例について、図11(a)および図
11(b)を参照して説明する。図11(a)は、従来
の受信装置により重み付け加算されたチャネル推定値の
振幅成分の第1例を示す模式図である。図11(b)
は、従来の受信装置により重み付け加算されたチャネル
推定値の振幅成分の第2例を示す模式図である。なお、
説明の簡略化のために、n番目のパイロットブロックで
のチャネル推定値は、1つの他のパイロットブロック
(n番目のパイロットブロックの直前または直後のパイ
ロットブロック)でのチャネル推定値と、重み付け加算
されるものとする。
【0015】まず、パイロット信号が挿入されている周
期間において周波数オフセットやフェージング等による
位相回転量が小さい場合について、図11(a)を参照
して説明する。なお、図11(a)において、チャネル
推定値51はn番目のパイロットブロックでのチャネル
推定値を示すものとし、チャネル推定値52は他のパイ
ロットブロックでのチャネル推定値を示すものとする。
【0016】この場合には、チャネル推定値51とチャ
ネル推定値52との間における位相回転量が小さいの
で、チャネル推定値51とチャネル推定値52とを用い
て重み付けおよびベクトル合成を行うことにより得られ
たチャネル推定値53は、その振幅成分の減少量が小さ
い。チャネル推定値53の振幅が、チャネル推定値51
の振幅+チャネル推定値52の振幅となっていないの
は、重み係数のためである。
【0017】次に、パイロット信号が挿入されている周
期間において周波数オフセットやフェージング等による
位相回転量が大きい場合について、図11(b)を参照
して説明する。なお、図11(b)において、チャネル
推定値54はn番目のパイロットブロックでのチャネル
推定値を示すものとし、チャネル推定値55は他のパイ
ロットブロックでのチャネル推定値を示すものとする。
【0018】この場合には、チャネル推定値54とチャ
ネル推定値55との間における位相回転量が大きいの
で、チャネル推定値54とチャネル推定値55とを用い
て重み付けおよびベクトル合成を行うことにより得られ
たチャネル推定値56は、その振幅成分が大幅に減少し
ている。
【0019】したがって、上記従来の受信装置において
は、パイロット信号が挿入されている周期間において周
波数オフセットやフェージング等による位相回転量が大
きい場合でも、振幅成分が減少したチャネル推定値を用
いて同期検波を行うので、この同期検波により得られた
データ信号の振幅も減少する。よって、RAKE合成時
において同期検波されたデータ信号を最大比合成するこ
とができないので、RAKE合成により得られるデータ
信号の受信品質が劣化することになる。
【0020】以上のように、上記従来の受信装置におい
ては、周波数オフセットやフェージングの影響によりデ
ータ信号(情報信号)の受信品質が劣化する可能性があ
る。本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、
周波数オフセットおよびフェージングが存在する状況に
おいても、演算量を抑えつつチャネル推定精度を向上さ
せて情報信号の受信品質の劣化を低減する受信装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の受信装置は、パ
イロット信号を同相加算して複数パイロットシンボル毎
に同相加算値を算出する同相加算手段と、算出された同
相加算値の振幅成分を用いた重み付け加算を行うことに
よりチャネル推定値の振幅成分を算出し、算出された同
相加算値の位相成分を用いた重み付け加算を行うことに
よりチャネル推定値の位相成分を算出する成分算出手段
と、算出された振幅成分および位相成分を用いてチャネ
ル推定値を生成するチャネル推定値生成手段と、を具備
する構成を採る。
【0022】本発明の受信装置は、成分算出手段は、算
出された同相加算値の振幅成分と複数パイロットシンボ
ルの重み係数とを乗算して複数パイロットシンボル毎に
乗算値を得て、各複数パイロットシンボルについての乗
算値を加算することにより、チャネル推定値の振幅成分
を算出する振幅成分算出手段と、算出された同相加算値
の位相成分および複数パイロットシンボルの重み係数を
用いた位相演算処理を行うことにより、チャネル推定値
の位相成分を算出する位相成分算出手段と、を具備し、
チャネル推定値生成手段は、算出された振幅成分および
位相成分をベクトルに変換することによりチャネル推定
値を生成する構成を採る。
【0023】これらの構成によれば、パイロット信号を
同相加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値を
算出し、算出された同相加算値の振幅成分および位相成
分を個別に用いた重み付け加算を行うことにより、それ
ぞれチャネル推定値の振幅成分および位相成分を算出す
るので、周波数オフセットおよびフェージング等が存在
する状況においても、演算量を抑えつつ情報信号の受信
品質の劣化を低減することができる。
【0024】本発明の受信装置は、成分算出手段は、算
出された同相加算値の振幅成分と複数パイロットシンボ
ルの重み係数とを乗算して複数パイロットシンボル毎に
乗算値を得て、各複数パイロットシンボルについての乗
算値を加算することにより、チャネル推定値の振幅成分
を算出する振幅成分算出手段と、算出された同相加算値
と複数パイロットシンボルの重み係数とを乗算して複数
パイロットシンボル毎に乗算値を得て、各複数パイロッ
トシンボルについての乗算値をベクトル加算してベクト
ル加算値を生成するベクトル加算値生成手段と、生成さ
れたベクトル加算値に対して正規化を行うことにより、
チャネル推定値の位相成分を表す単位ベクトルを生成す
る単位ベクトル生成手段と、を具備し、チャネル推定値
生成手段は、算出されたチャネル推定値の振幅成分と生
成された単位ベクトルとを乗算することによりチャネル
推定値を生成する構成を採る。
【0025】この構成によれば、複数パイロットシンボ
ルの同相加算値と重み係数とを乗算して、各複数パイロ
ットシンボルについての乗算値を得て、これらの乗算値
をベクトル加算することによりベクトル加算値を生成
し、生成されたベクトル加算値を正規化することによ
り、位相成分を表現するベクトルを求めている。さら
に、チャネル推定値の振幅成分に対してこの位相成分を
表現するベクトルを乗算することにより、チャネル推定
値を求めている。これにより、演算量およびメモリ量を
さらに削減しつつ、高精度なチャネル推定を行うことが
できる。
【0026】本発明の受信装置は、ベクトル加算値生成
手段は、算出された同相加算値を正規化した値と複数パ
イロットシンボルの重み係数とを乗算して各複数パイロ
ットシンボルについての乗算値を得る構成を採る。
【0027】この構成によれば、複数パイロットシンボ
ルの同相加算値を正規化した値と重み係数とを乗算し
て、各複数パイロットシンボルについての乗算値を得
て、これらの乗算値をベクトル加算することによりベク
トル加算値を生成し、生成されたベクトル加算値を正規
化することにより位相成分を表現するベクトルを求めて
いる。これにより、演算量およびメモリ量を削減しつ
つ、高精度なチャネル推定を行うことができる。
【0028】本発明の受信装置は、算出された同相加算
値と複数パイロットシンボルの重み係数とを乗算して複
数パイロットシンボル毎に乗算値を得て、各複数パイロ
ットシンボルについての乗算値をベクトル加算してチャ
ネル推定値を生成する第2チャネル推定値生成手段と、
受信信号を用いて検出された位相回転量に応じて、チャ
ネル推定値生成手段または第2チャネル推定値生成手段
のいずれかによりチャネル推定値を生成させる制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0029】この構成によれば、位相回転量に応じて、
上記チャネル推定または従来方式のチャネル推定を切り
替えて用いることにより、チャネル推定時における演算
量およびメモリ量の増加を抑えることができる。
【0030】本発明の受信装置は、検出された位相回転
量に応じて、複数パイロットシンボルの重み係数を設定
する第1設定手段を具備する構成を採る。
【0031】この構成によれば、位相回転量に応じて重
み付け加算時の重み係数を制御することにより、位相回
転量によらず高精度なチャネル推定を行うことができ
る。
【0032】本発明の受信装置は、生成されたチャネル
推定値を用いて、受信信号における情報信号に対する同
期検波を行う同期検波手段と、同期検波される情報信号
の受信信号における位置に応じて、複数パイロットシン
ボルの重み係数を設定する第2設定手段と、を具備する
構成を採る。
【0033】この構成によれば、位相回転量が大きい場
合でも、より高精度なチャネル推定を行うことができ
る。
【0034】本発明の通信端末装置は、上記いずれかの
受信装置を備えた構成を採る。本発明の基地局装置は、
上記いずれかの受信装置を備えた構成を採る。
【0035】これらの構成によれば、周波数オフセット
およびフェージングが存在する状況においても、演算量
を抑えつつチャネル推定精度を向上させて情報信号の受
信品質の劣化を低減する受信装置を備えることにより、
高精度な復調信号を得ることができるので、良好な無線
通信を行うことが可能となる。
【0036】本発明の受信方法は、パイロット信号を同
相加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値を算
出する同相加算工程と、算出された同相加算値の振幅成
分を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定
値の振幅成分を算出し、算出された同相加算値の位相成
分を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定
値の位相成分を算出する成分算出工程と、算出された振
幅成分および位相成分を用いてチャネル推定値を生成す
るチャネル推定値生成工程と、を具備する。
【0037】この方法によれば、パイロット信号を同相
加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値を算出
し、算出された同相加算値の振幅成分および位相成分を
個別に用いた重み付け加算を行うことにより、それぞれ
チャネル推定値の振幅成分および位相成分を算出するの
で、周波数オフセットおよびフェージング等が存在する
状況においても、演算量を抑えつつ情報信号の受信品質
の劣化を低減することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、パイロット信号
を同相加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値
を算出し、算出された同相加算値の振幅成分および位相
成分を個別に用いた重み付け加算を行うことにより、そ
れぞれチャネル推定値の振幅成分および位相成分を算出
することである。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1にかか
る受信装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、A/D変換器101は、受信信号をA/D変換して
逆拡散回路102に送る。逆拡散回路102は、A/D
変換された受信信号を用いてパイロット信号およびデー
タ信号(情報信号)を逆拡散し、逆拡散されたパイロッ
ト信号をチャネル推定回路103に送り、逆拡散された
データ信号を同期検波回路104に送る。
【0040】チャネル推定回路103は、逆拡散された
パイロット信号を用いてチャネル推定を行い、同期検波
用のチャネル推定値を求めて同期検波回路104に送
る。このチャネル推定回路103の具体的な構成につい
ては後述する。同期検波回路104は、逆拡散回路10
2からの逆拡散されたデータ信号とチャネル推定回路1
03からのチャネル推定値とを用いて、同期検波処理を
行う。
【0041】なお、上述した逆拡散回路102、チャネ
ル推定回路103および同期検波回路104は、各フィ
ンガ(図1では一例としてフィンガ数が3の場合が示さ
れている)について設けられている。各フィンガにおけ
る同期検波回路104により同期検波されたデータ信号
は、RAKE合成回路105に送られる。
【0042】図2は、本発明の実施の形態1にかかる受
信装置におけるチャネル推定回路の構成を示すブロック
図である。図2において、同相加算回路201は、図1
に示した逆拡散回路102により逆拡散されたパイロッ
ト信号を、各パイロットブロックについてnシンボル
(ただしnは1以上の整数である)同相加算する。
【0043】角度検出回路202は、同相加算回路20
1により同相加算されたパイロット信号(同相加算値)
の角度成分を検出して位相演算回路203に送る。位相
演算回路203は、角度検出回路202からのパイロッ
ト信号の角度成分と、各パイロットブロックの重み係数
とを用いて位相演算処理を行い、チャネル推定値の位相
成分を求める。
【0044】絶対値演算回路204は、同相加算回路2
01により同相加算されたパイロット信号(同相加算
値)に対して絶対値処理を行い、この同相加算されたパ
イロット信号(同相加算値)の振幅成分を検出して乗算
器205に送る。乗算器205は、絶対値演算回路20
4からのパイロット信号の振幅成分と、パイロットブロ
ックの重み係数とを乗算する。振幅演算回路206は、
各パイロットブロックの重み係数が乗算された振幅成分
を加算して、チャネル推定値の振幅成分を求める。
【0045】ベクトル変換回路207は、位相演算回路
203からのチャネル推定値の位相成分と、振幅演算回
路206からのチャネル推定値の振幅成分とを、ベクト
ルに変換して、チャネル推定値を出力する。
【0046】次いで、上記構成を有する受信装置の動作
について、図1および図2に加えてさらに図3を参照し
て説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる受
信装置によるチャネル推定を概念的に示す模式図であ
る。図3には、本実施の形態にかかる受信装置をW−C
DMAの上り回線に適用した場合の例が示されている。
【0047】W−CDMAの上り回線では、データチャ
ネル(データ信号を通信するためのチャネル)が同相成
分、コントロールチャネル(パイロット信号等の制御信
号を通信するためのチャネル)が直交成分に乗せられ
(IQ多重)、さらにスクランブリングコードによりH
PSK変調されて送信される。
【0048】図3に示すように、本実施の形態にかかる
受信装置は、データチャネルにより送信されたデータ信
号(図3中の例えば「A」および「B」)とコントロー
ルチャネルにより送信された制御信号(図3中の例えば
「Pilot」)とがIQ多重された信号を受信する。
コントロールチャネルにおいては、制御信号の中にnシ
ンボルのパイロット信号(既知信号)を周期的に挿入し
たフレーム構成が採用されている。nシンボルのパイロ
ット信号(図3中の「Pilot」が上述したパイロッ
トブロックに相当する。
【0049】以下、図3中のパイロットブロック302
を用いてチャネル推定を行う場合を例にとり、本実施の
形態にかかる受信装置の動作を説明する。図1におい
て、受信信号は、A/D変換器101によりA/D変換
されて逆拡散回路102に送られる。逆拡散回路102
では、A/D変換された受信信号を用いて、パイロット
信号(図3中の「Pilot」等)およびデータ信号
(図3中の「A」および「B」)が逆拡散される。逆拡
散されたパイロット信号は、チャネル推定回路103に
送られ、逆拡散されたデータ信号は同期検波回路104
に送られる。
【0050】チャネル推定回路103では、逆拡散され
たパイロット信号を用いたチャネル推定が行われて、同
期検波用のチャネル推定値が得られる。具体的には、図
2を参照するに、逆拡散されたパイロット信号(すなわ
ちパイロットブロック302におけるnシンボルのパイ
ロットシンボル)は、同相加算回路201により同相加
算される。角度検出回路202では、同相加算されたパ
イロットブロック302の角度成分が検出される。検出
された角度成分は、位相演算回路203に送られる。
【0051】位相演算回路203では、角度検出回路2
02からのパイロット信号の角度成分と、各パイロット
ブロックの重み係数とを用いた位相演算処理が行われ
る。これにより、パイロットブロック302におけるチ
ャネル推定値の位相成分が求められる。具体的には、パ
イロットブロック302におけるチャネル推定値の位相
成分は、同相加算されたパイロットブロック302の角
度成分と、同相加算されたパイロットブロック301の
角度成分と、同相加算されたパイロットブロック303
の角度成分と、各パイロットブロックの重み係数すなわ
ちW1〜W3(図3参照)とを用いて、次に示す式に従
って求められる。
【0052】
【数3】 ただし、θx(n≠x)は、基準とするパイロットブロ
ックの角度成分であり、いずれのパイロットブロックの
角度成分であってもよい。また、Wnは、パイロットブ
ロックnの重み係数であり、Wxは、基準とするパイロ
ットブロックの重み係数である。なお、本実施の形態で
はn=3である。このように求められたパイロットブロ
ック302のチャネル推定値の位相成分は、ベクトル変
換回路207に送られる。
【0053】一方、絶対値演算回路204では、同相加
算されたパイロット信号(すなわちパイロットブロック
302)に対して絶対値処理が行われ、この同相加算さ
れたパイロットブロック302の振幅成分が検出され
る。検出された振幅成分は、乗算器205により、パイ
ロットブロック302の重み係数(W2)と乗算された
後、振幅演算回路206に送られる。
【0054】振幅演算回路206では、各パイロットブ
ロックの重み係数が乗算された振幅成分が加算されて、
パイロットブロック302のチャネル推定値の振幅成分
が求められる。具体的には、パイロットブロック302
におけるチャネル推定値の振幅成分は、重み係数(W
2)が乗算されたパイロットブロック302の振幅成分
と、重み係数(W1)が乗算されたパイロットブロック
301の振幅成分と、重み係数(W3)が乗算されたパ
イロットブロック303の振幅成分とを用いて、次に示
す式に従って求められる。ただし、anは、パイロット
ブロックnの振幅成分である。
【0055】
【数4】 このように求められたパイロットブロック302のチャ
ネル推定値の振幅成分は、ベクトル変換回路207に送
られる。ベクトル変換回路207では、位相演算回路2
03からのパイロットブロック302のチャネル推定値
の位相成分と、振幅演算回路206からのパイロットブ
ロック302のチャネル推定値の振幅成分とが、ベクト
ルに変換される。これにより、パイロットブロック30
2のチャネル推定値が求められる。
【0056】以上のように、各パイロットブロックにつ
いて、同相加算されたパイロット信号の位相成分と振幅
成分を求めた後、各パイロットブロックの位相成分と各
パイロットブロックの振幅成分とを個別に重み付け加算
することにより、チャネル推定値の位相成分と振幅成分
とを個別に求めている。さらに、求められたチャネル推
定値の位相成分および振幅成分をベクトルに変換するこ
とにより、チャネル推定値を求めている。これにより、
図11(b)に示したような周波数オフセットおよびフ
ェージングに起因する位相回転量が大きい状況において
も、従来のように単にチャネル推定値54とチャネル推
定値55とをベクトル加算するのではなく、チャネル推
定値54およびチャネル推定値55を、振幅成分毎およ
び位相成分毎に重み付け加算することにより、最終的に
求められるチャネル推定値の振幅成分が減少することを
防止することができる。
【0057】このように求められたパイロットブロック
302のチャネル推定値は、図1に示した同期検波回路
104に送られる。同期検波回路104では、逆拡散回
路102からの逆拡散されたデータ信号とチャネル推定
回路103からのチャネル推定値とを用いて、同期検波
処理が行われる。すなわち、例えば、データ信号304
(図3参照)に対する同期検波処理に着目すれば、同期
検波回路104では、逆拡散回路102からの逆拡散さ
れたデータ信号304と、チャネル推定回路103から
のパイロットブロック302のチャネル推定値と用い
て、同期検波処理が行われる。これにより、同期検波さ
れたデータ信号304が得られる。
【0058】同期検波されたデータ信号は、RAKE合
成回路105において、他のフィンガにおけるデータ信
号とともにRAKE合成される。本実施の形態では、各
フィンガにおける同期検波回路104からのデータ信号
の振幅が減少することが抑えられるので、RAKE合成
回路105では、同期検波された各データ信号を最大比
合成することができる。よって、RAKE合成により得
られるデータ信号の受信品質は良好なものとなる。
【0059】以上、図3中のパイロットブロック302
を用いてチャネル推定を行う場合を例にとり、本実施の
形態にかかる受信装置の動作を説明したが、いずれのパ
イロットブロックを用いてもチャネル推定を行うことが
可能であることはいうまでもない。さらに、本実施の形
態では、パイロットブロック302のチャネル推定値を
求める際に、パイロットブロック302の直前および直
後のパイロットブロックの角度成分および振幅成分を用
いる(すなわちn=3)場合について説明したが、より
多くの前後のパイロットブロックを用いることも可能で
ある。
【0060】また、重み付け加算時の重み係数(本実施
の形態ではW1〜W3)をスロットの途中で(すなわち
同期検波される情報信号の受信信号における位置に応じ
て)切り替えることも可能である。例えば、図3中のデ
ータ信号304を復調(同期検波)する場合には、(W
1,W2,W3)=(0.2,0.6,0.2)のよう
に重み係数を設定することが可能である。このような重
み係数の設定は、データ信号304における伝搬路状態
がパイロットブロック302における伝搬路状態に最も
近いことを反映させたものである。
【0061】また、図3中のデータ信号305を復調
(同期検波)する場合には、(W1,W2,W3)=
(0,0.5,0.5)のように重み係数を設定するこ
とも可能である。このような重み係数の設定は、データ
信号305における伝搬路状態がパイロットブロック3
02およびパイロットブロック303の伝搬路状態に最
も近いことを反映させたものである。なお、重み係数
は、すべての重み係数の合計が常に一定(一例として本
実施の形態では1)となるように正規化されている。
【0062】以上のように、復調するデータ信号におけ
る伝搬路と最も近い伝搬路に対応するパイロットブロッ
クを、チャネル推定に反映させるように、重み係数をス
ロットの途中で(すなわち同期検波される情報信号の受
信信号における位置に応じて)切り替えることにより、
位相回転量が大きい場合でも、より高精度なチャネル推
定を行うことができる。
【0063】このように、本実施の形態によれば、各パ
イロットブロック(パイロット信号)のチャネル推定値
を振幅成分毎および位相成分毎に重み付け加算して、チ
ャネル推定値の位相成分および振幅成分を個別に求め、
さらに、求められた位相成分および振幅成分をベクトル
に変換してチャネル推定値を算出することにより、周波
数オフセットおよびフェージング等が存在する状況にお
いても、演算量を抑えつつ情報信号の受信品質の劣化を
低減することができる。また、重み係数をスロットの途
中で切り替えることにより、より高精度なチャネル推定
を行うことができる。
【0064】なお、本実施の形態では、データチャネル
とコントロールチャネルとがIQ多重されて送信された
信号を受信する場合を例にとり説明したが、本発明は、
これに限定されず、複数のパイロット信号を重み付け加
算してチャネル推定値を求める構成を採るものであれ
ば、いかなるフレームフォーマットで送信された信号を
受信する場合(一例として図8に示したフレームフォー
マット)についても適用可能なものである。すなわち、
本発明は、例えば、所定シンボル(nシンボル)のパイ
ロットブロックが各スロットに周期的に挿入されたフレ
ームフォーマット(図8参照)で送信された信号を受信
する場合だけでなく、スロット毎にシンボル数が異なる
ように設けられたパイロットブロックが各スロットに周
期的に挿入されたフレームフォーマットで送信された信
号を受信する場合等に、適用可能なものである。
【0065】(実施の形態2)本実施の形態では、位相
回転量に応じて、実施の形態1で説明したチャネル推定
または従来方式のチャネル推定を行う場合について、図
4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態2
にかかる受信装置の構成を示すブロック図である。な
お、図4における実施の形態1(図1)と同様の構成に
ついては、図1におけるものと同一の符号を付して詳し
い説明を省略する。
【0066】図4において、位相回転検出回路401
は、逆拡散回路102により逆拡散された信号(例えば
データ信号を用いることが可能であるが、パイロット信
号等の制御信号を用いることも可能である。)を用い
て、この信号の位相差分を取り位相回転量を検出する。
この位相回転検出回路401は、検出した位相回転量を
チャネル推定回路402に送る。
【0067】図5は、本発明の実施の形態2にかかる受
信装置におけるチャネル推定回路の構成を示すブロック
図である。なお、図5における実施の形態1(図2)お
よび従来方式(図10)と同様の構成については、それ
ぞれ図2および図10におけるものと同一の符号を付し
て詳しい説明を省略する。
【0068】図5に示すチャネル推定回路402は、図
2に示したチャネル推定回路と図10に示したチャネル
推定回路とを、位相回転検出回路401からの位相回転
量に応じて、制御部502の制御を受けたスイッチ50
1により切り替えて使用する。
【0069】具体的には、位相回転量が小さい場合(す
なわち、制御部502により位相回転量が小さいことが
認識された場合)、従来方式のチャネル推定を用いても
高精度なチャネル推定値を得ることができるので、スイ
ッチ501は、制御部502の制御により、従来方式の
チャネル推定を行うように、同相加算回路201からの
同相加算されたパイロット信号を乗算器42に送る。乗
算器42およびベクトル加算回路43では、上述したよ
うに、重み係数が乗算された各パイロットブロックでの
チャネル推定値がベクトル加算される。これにより、実
施の形態1(図2)で説明したチャネル推定を行うこと
なく高精度なチャネル推定値が得られるので、位相回転
量が小さい場合に必要な演算量を削減することができ
る。
【0070】逆に、位相回転量が大きい場合(すなわ
ち、制御部502により位相回転量が大きいことが認識
された場合)、スイッチ501は、制御部502の制御
により、実施の形態1で説明したチャネル推定を行うよ
うに、同相加算回路201からの同相加算されたパイロ
ット信号を、角度検出回路202および絶対値演算回路
204に送る。角度検出回路202および絶対値演算回
路204では、実施の形態1で説明したものと同様の動
作がなされる。これにより、実施の形態1と同様に、周
波数オフセットおよびフェージングに起因して位相回転
量が大きい場合でも、情報信号の受信品質の劣化を低減
することができる。なお、位相回転量が小さい場合と大
きい場合との閾値は、例えば、同期検波されたデータ信
号の受信品質が所望品質を上回るか否かにより設定する
ことが可能である。
【0071】また、本実施の形態では、実施の形態1と
同様に重み付け加算時の重み係数をスロットの途中で切
り替えすることが可能である。これに加えて、位相回転
検出回路401からの位相回転量に応じて、この重み係
数を変化させることが可能である。具体的には、例え
ば、位相回転量が大きい場合、乗算器205で用いられ
る重み係数をスロットの途中で切り替え(例えば、図3
において、W2をより大きくし、W1およびW2をより
小さくする等)、位相回転量が小さい場合、乗算器20
5で用いられる重み係数を切り替えないようにする。こ
れにより、位相回転量によらず高精度なチャネル推定を
行うことができる。
【0072】このように、本実施の形態によれば、位相
回転量に応じて、実施の形態1で説明したチャネル推定
または従来方式のチャネル推定を切り替えて用いること
により、チャネル推定時における演算量およびメモリ量
の増加を抑えることができる。さらに、位相回転量に応
じて、重み付け加算時の重み係数を制御することによ
り、位相回転量によらず高精度なチャネル推定を行うこ
とができる。
【0073】なお、本実施の形態では、RAKE合成を
行う点については述べていないが、図4に示した逆拡散
回路102、位相回転検出回路401、チャネル推定回
路402および同期検波回路104を各フィンガについ
て設けるとともに、各フィンガにおける同期検波回路1
04により同期検波されたデータ信号をRAKE合成す
るRAKE合成回路を設けることにより、実施の形態1
と同様に、各フィンガにおけるデータ信号を最大比合成
することが可能である。よって、RAKE合成により得
られるデータ信号の受信品質は良好なものとなる。
【0074】(実施の形態3)本実施の形態では、実施
の形態1および実施の形態2において、従来方式のベク
トル加算方式を用いてチャネル推定値の位相成分を求め
る場合について、図6を参照して説明する。図6は、本
発明の実施の形態3にかかる受信装置におけるチャネル
推定回路の構成を示すブロック図である。なお、図6に
おける実施の形態1(図2)および従来方式(図10)
と同様の構成については、それぞれ図2および図10に
おけるものと同一の符号を付して、詳しい説明を省略す
る。また、本実施の形態にかかる受信装置の構成につい
ては、チャネル推定回路103の内部構成を除いて、図
1に示したものと同様であるので、詳しい説明を省略す
る。
【0075】図6に示すチャネル推定回路は、実施の形
態1におけるチャネル推定回路(図2)と等価となるよ
うに構成されたものである。図6において、正規化回路
600は、同相加算回路201により同相加算されたパ
イロット信号(同相加算値)に対して正規化を行い、正
規化された同相加算値を乗算器42に送る。乗算器42
は、正規化回路600からの正規化された同相加算値
と、パイロットブロックの重み係数とを乗算して、パイ
ロットブロックについての乗算値を求める。
【0076】ベクトル加算回路43は、正規化され重み
係数が乗算された各パイロットブロックの同相加算値
(乗算値)を加算して、ベクトル加算値を求める。正規
化回路601は、求められたベクトル加算値に対して正
規化を行う。乗算器602は、正規化回路601からの
正規化されたベクトル加算値と、振幅演算回路206か
らのチャネル推定値の振幅成分との乗算を行い、チャネ
ル推定値を求める。
【0077】次いで、図3中のパイロットブロック30
2を用いてチャネル推定を行う場合を例にとり、本実施
の形態にかかる受信装置の動作について説明する。ここ
で、パイロットブロック302を用いてチャネル推定を
行う際に、一例として、パイロットブロック302の前
後1つのパイロットブロック(すなわちパイロットブロ
ック301およびパイロットブロック303)を、重み
付け加算に用いるものとする。なお、本実施の形態にか
かる受信装置におけるチャネル推定回路以外の動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を
省略する。
【0078】図6において、チャネル推定値の振幅成分
については、実施の形態1と同様の処理がなされて、振
幅演算回路206により求められる。振幅演算回路20
6により求められたチャネル推定値の振幅成分は、乗算
器602に送られる。
【0079】一方、正規化回路600では、同相加算回
路201からの同相加算値(パイロットブロック302
の同相加算値)に対して正規化がなされる。すなわち、
正規化回路600では、同相加算回路201からの同相
加算値は、振幅の大きさが1であるベクトル(単位ベク
トル)とされる。これは、同相加算回路201からの同
相加算値から振幅成分の影響を除去することに相当し、
実施の形態1(図2)における角度検出回路202にお
いて同相加算値を用いて位相成分のみを求めていること
に相当する。
【0080】正規化されたパイロットブロック302の
同相加算値は、乗算器402により、パイロットブロッ
ク302の重み係数(W2)と乗算される。これによ
り、パイロットブロック302についての乗算値が求め
られる。求められたパイロットブロック302について
の乗算値は、ベクトル加算回路43に送られる。
【0081】ベクトル加算回路43では、各パイロット
ブロックについての乗算値(すなわち正規化され重み係
数が乗算された各パイロットブロックの同相加算値)が
加算されて、ベクトル加算値が求められる。具体的に
は、ベクトル加算回路43では、パイロットブロック3
02についての乗算値、パイロットブロック301につ
いての乗算値、および、パイロットブロック303につ
いての乗算値が加算されて、ベクトル加算値が求められ
る。
【0082】ベクトル加算回路43により得られたベク
トル加算値というのは、上述したように、位相回転量が
小さい場合にはその振幅成分の減少量は少ない(図11
(a))が、位相回転量が大きい場合にはその振幅成分
が減少することになる。すなわち、このベクトル加算に
より得られたベクトル加算値において、振幅成分につい
ては精度が低いものの、位相成分については精度が高
い。したがって、本実施の形態では、ベクトル加算回路
43により得られたベクトル加算値における位相成分を
利用することに着目している。
【0083】ベクトル加算回路43により得られたベク
トル加算値は、正規化回路601により正規化されるこ
とにより、振幅の大きさが1であるベクトル(単位ベク
トル)とされる。正規化回路601により得られた振幅
の大きさが1であるベクトルは、乗算器602におい
て、振幅演算回路206からのチャネル推定値の振幅成
分と乗算される。これにより、チャネル推定値が得られ
る。
【0084】上述したように、本実施の形態におけるチ
ャネル推定回路は、実施の形態1におけるチャネル推定
回路(図2)と等価であるので、本実施の形態において
得られるチャネル推定値の精度は、実施の形態1におい
て得られるチャネル推定値の精度と同一である。ただ
し、本実施の形態においては、実施の形態1における角
度検出回路202を用いることなくチャネル推定値を求
めるので、実施の形態1に比べて、必要となる演算量お
よび回路規模(メモリ量)を抑えることができる。
【0085】なお、本実施の形態では、従来方式のベク
トル加算方式を用いてチャネル推定値の位相成分を求め
ることを、実施の形態1における受信装置に適用した場
合について説明したが、このようにチャネル推定値の位
相成分を求めることを、実施の形態2における受信装置
に同様に適用することも可能である。
【0086】このように、本実施の形態においては、正
規化された各パイロットブロックについての同相加算値
をベクトル加算してベクトル加算値を求め、このベクト
ル加算値を正規化して位相成分を表現する単位ベクトル
に変換した後、チャネル推定値の振幅成分に対してこの
単位ベクトルを乗算することにより、チャネル推定値を
求めている。これにより、上述した実施の形態1および
実施の形態2における角度検出回路202が不要となる
ので、実施の形態1および実施の形態2に比べて、必要
となる演算量および回路規模(メモリ量)を削減するこ
とができる。
【0087】(実施の形態4)本実施の形態では、実施
の形態3において、得られるチャネル推定値の精度をさ
らに高める場合について、図7を参照して説明する。図
7は、本発明の実施の形態4にかかる受信装置における
チャネル推定回路の構成を示すブロック図である。な
お、図7における実施の形態3(図6)と同様の構成に
ついては、図6におけるものと同一の符号を付して、詳
しい説明を省略する。また、本実施の形態にかかる受信
装置の構成については、チャネル推定回路103の内部
構成を除いて、図1に示したものと同様であるので、詳
しい説明を省略する。
【0088】図7に示すチャネル推定回路は、実施の形
態3におけるチャネル推定回路(図6)において正規化
回路600を除去した構成を有するものである。すなわ
ち、同相加算回路201が同相加算値を乗算器42に送
り、乗算器42が同相加算回路201からの同相加算値
とパイロットブロックの重み係数とを乗算する。
【0089】次いで、図3中のパイロットブロック30
2を用いてチャネル推定を行う場合を例にとり、本実施
の形態にかかる受信装置の動作について説明する。ここ
で、パイロットブロック302を用いてチャネル推定を
行う際に、一例として、パイロットブロック302の前
後1つのパイロットブロック(すなわちパイロットブロ
ック301およびパイロットブロック303)を、重み
付け加算に用いるものとする。なお、本実施の形態にか
かる受信装置におけるチャネル推定回路以外の動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので、詳しい説明を
省略する。
【0090】図7において、チャネル推定値の振幅成分
は、実施の形態3と同様の処理がなされて、振幅演算回
路206により求められて、乗算器602に送られる。
一方、同相加算回路201により求められた同相加算値
(パイロットブロック302の同相加算値)は、正規化
されることなく乗算器42に送られ、この乗算器42に
よりパイロットブロック302の重み係数(W2)と乗
算される。これにより、パイロットブロック302につ
いての乗算値が求められる。求められたパイロットブロ
ック302についての乗算値は、ベクトル加算回路43
に送られる。
【0091】ベクトル加算回路43では、各パイロット
ブロックについての乗算値(すなわち、重み係数が乗算
された各パイロットブロックの同相加算値)が加算され
て、ベクトル加算値が求められる。具体的には、ベクト
ル加算回路43では、パイロットブロック302につい
ての乗算値、パイロットブロック301についての乗算
値、および、パイロットブロック303についての乗算
値が加算されて、ベクトル加算値が求められる。
【0092】ベクトル加算回路43により得られたベク
トル加算値は、正規化回路601により正規化されるこ
とにより、振幅の大きさが1であるベクトル(単位ベク
トル)とされる。本実施の形態における正規化回路60
1により得られたベクトルは、実施の形態3における正
規化回路601により得られたベクトルと、以下に述べ
る点において相違する。
【0093】上述した実施の形態3では、正規化され重
み係数が乗算された各パイロットブロックの同相加算値
をベクトル加算して、ベクトル加算値を求め、さらに、
このベクトル加算値を正規化して、位相成分を示すベク
トルを求めている。すなわち、各パイロットブロックの
同相加算値は、すべて大きさが1のベクトルに変換され
た後重み付け加算されているので、位相成分を示すベク
トルには、各パイロットブロックの同相加算値の振幅成
分が反映されていない。
【0094】一方、本実施の形態では、各パイロットブ
ロックの同相加算値は、正規化されることなく重み付け
加算されているので、位相成分を示すベクトルには、各
パイロットブロックの同相加算値の振幅成分が反映され
ている。すなわち、位相成分を示すベクトルは、振幅成
分がより大きいパイロットブロックの同相加算値の振幅
成分がより重く反映され、振幅成分がより小さいパイロ
ットブロックの同相加算値の振幅成分がより軽く反映さ
れたものとなっている。この結果、本実施の形態で得ら
れる位相成分を示すベクトルは、実施の形態3で得られ
る位相成分を示すベクトルに比べて、高精度なものとな
る。
【0095】以上のように正規化回路601により得ら
れたベクトルは、乗算器602において、振幅演算回路
206からのチャネル推定値の振幅成分と乗算される。
これにより、チャネル推定値が得られる。
【0096】上述したように、本実施の形態における正
規化回路601により得られるベクトルの精度が、実施
の形態3における正規化回路601により得られるベク
トルの精度よりも高いので、本実施の形態において得ら
れるチャネル推定値は、実施の形態3において得られる
チャネル推定値よりも、高精度なものとなる。
【0097】さらに、実施の形態3では、各パイロット
ブロックの同相加算値を正規化する正規化回路(すなわ
ちベクトル加算される同相加算値に対応する数の正規化
回路)、および、得られたベクトル加算値を正規化する
正規化回路が必要であるのに対して、本実施の形態で
は、得られたベクトル加算値を正規化する正規化回路の
みが必要となる。よって、本実施の形態では、実施の形
態3に比べて、必要となる演算量および回路規模(メモ
リ量)をさらに抑えることができる。
【0098】このように、本実施の形態においては、各
パイロットブロックについての同相加算値をベクトル加
算してベクトル加算値を求め、このベクトル加算値を正
規化して位相成分を表現する単位ベクトルに変換した
後、チャネル推定値の振幅成分に対してこの単位ベクト
ルを乗算することにより、チャネル推定値を求めてい
る。これにより、実施の形態3における各パイロットブ
ロックの同相加算値を正規化する正規化回路600が不
要となるので、実施の形態3に比べて、必要となる演算
量および回路規模(メモリ量)を削減することができ
る。さらに、各パイロットブロックの同相加算値の振幅
成分を加味して、チャネル推定値の位相成分を表現する
ベクトルを求めているので、実施の形態3に比べて、高
精度なチャネル推定値を求めることができる。
【0099】上記実施の形態にかかる受信装置は、ディ
ジタル移動体通信システムにおける基地局装置および通
信端末装置に搭載することが可能なものである。このよ
うな基地局装置および通信端末装置は、周波数オフセッ
トおよびフェージングが存在する状況においても、演算
量を抑えつつチャネル推定精度を向上させて情報信号の
受信品質の劣化を低減する受信装置を備えることによ
り、高精度な復調信号を得ることができるので、良好な
無線通信を行うことが可能となる。
【0100】なお、上記実施の形態1から上記実施の形
態4においては、本発明にかかる受信装置を無線通信に
適用した場合を例にとり説明したが、本発明にかかる受
信装置を有線通信に適用することも可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パイロット信号を同相加算してパイロットシンボル毎に
同相加算値を算出し、算出された同相加算値の振幅成分
および位相成分を個別に用いた重み付け加算を行うこと
により、それぞれチャネル推定値の振幅成分および位相
成分を算出するので、周波数オフセットおよびフェージ
ングが存在する状況においても、演算量を抑えつつチャ
ネル推定精度を向上させて情報信号の受信品質の劣化を
低減する受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる受信装置の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1にかかる受信装置におけ
るチャネル推定回路の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1にかかる受信装置による
チャネル推定を概念的に示す模式図
【図4】本発明の実施の形態2にかかる受信装置の構成
を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2にかかる受信装置におけ
るチャネル推定回路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3にかかる受信装置におけ
るチャネル推定回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4にかかる受信装置におけ
るチャネル推定回路の構成を示すブロック図
【図8】従来の受信装置によるチャネル推定を概念的に
示す模式図
【図9】従来の受信装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の受信装置におけるチャネル推定回路の
構成を示すブロック図
【図11】(a)従来の受信装置により重み付け加算さ
れたチャネル推定値の振幅成分の第1例を示す模式図 (b)従来の受信装置により重み付け加算されたチャネ
ル推定値の振幅成分の第2例を示す模式図
【符号の説明】
103,402 チャネル推定回路 104 同期検波回路 201 同相加算回路 202 角度検出回路 203 位相演算回路 204 絶対値演算回路 205,42 乗算器 206 振幅演算回路 207 ベクトル変換回路 401 位相回転検出回路 43 ベクトル加算回路 502 制御部 600,601 正規化回路 602 乗算器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号におけるパイロット信号を同相
    加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値を算出
    する同相加算手段と、算出された同相加算値の振幅成分
    を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定値
    の振幅成分を算出し、算出された同相加算値の位相成分
    を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定値
    の位相成分を算出する成分算出手段と、算出された振幅
    成分および位相成分を用いてチャネル推定値を生成する
    チャネル推定値生成手段と、を具備することを特徴とす
    る受信装置。
  2. 【請求項2】 成分算出手段は、算出された同相加算値
    の振幅成分と複数パイロットシンボルの重み係数とを乗
    算して複数パイロットシンボル毎に乗算値を得て、各複
    数パイロットシンボルについての乗算値を加算すること
    により、チャネル推定値の振幅成分を算出する振幅成分
    算出手段と、算出された同相加算値の位相成分および複
    数パイロットシンボルの重み係数を用いた位相演算処理
    を行うことにより、チャネル推定値の位相成分を算出す
    る位相成分算出手段と、を具備し、チャネル推定値生成
    手段は、算出された振幅成分および位相成分をベクトル
    に変換することによりチャネル推定値を生成することを
    特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】 成分算出手段は、算出された同相加算値
    の振幅成分と複数パイロットシンボルの重み係数とを乗
    算して複数パイロットシンボル毎に乗算値を得て、各複
    数パイロットシンボルについての乗算値を加算すること
    により、チャネル推定値の振幅成分を算出する振幅成分
    算出手段と、算出された同相加算値と複数パイロットシ
    ンボルの重み係数とを乗算して複数パイロットシンボル
    毎に乗算値を得て、各複数パイロットシンボルについて
    の乗算値をベクトル加算してベクトル加算値を生成する
    ベクトル加算値生成手段と、生成されたベクトル加算値
    に対して正規化を行うことにより、チャネル推定値の位
    相成分を表す単位ベクトルを生成する単位ベクトル生成
    手段と、を具備し、チャネル推定値生成手段は、算出さ
    れたチャネル推定値の振幅成分と生成された単位ベクト
    ルとを乗算することによりチャネル推定値を生成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 ベクトル加算値生成手段は、算出された
    同相加算値を正規化した値と複数パイロットシンボルの
    重み係数とを乗算して各複数パイロットシンボルについ
    ての乗算値を得ることを特徴とする請求項3に記載の受
    信装置。
  5. 【請求項5】 算出された同相加算値と複数パイロット
    シンボルの重み係数とを乗算して複数パイロットシンボ
    ル毎に乗算値を得て、各複数パイロットシンボルについ
    ての乗算値をベクトル加算してチャネル推定値を生成す
    る第2チャネル推定値生成手段と、受信信号を用いて検
    出された位相回転量に応じて、チャネル推定値生成手段
    または第2チャネル推定値生成手段のいずれかによりチ
    ャネル推定値を生成させる制御手段と、を具備すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    受信装置。
  6. 【請求項6】 検出された位相回転量に応じて、複数パ
    イロットシンボルの重み係数を設定する第1設定手段を
    具備することを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 生成されたチャネル推定値を用いて、受
    信信号における情報信号に対する同期検波を行う同期検
    波手段と、同期検波される情報信号の受信信号における
    位置に応じて、複数パイロットシンボルの重み係数を設
    定する第2設定手段と、を具備することを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の受信装置を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の受信装置を備えたことを特徴とする基地局装置。
  10. 【請求項10】 受信信号におけるパイロット信号を同
    相加算して複数パイロットシンボル毎に同相加算値を算
    出する同相加算工程と、算出された同相加算値の振幅成
    分を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定
    値の振幅成分を算出し、算出された同相加算値の位相成
    分を用いた重み付け加算を行うことによりチャネル推定
    値の位相成分を算出する成分算出工程と、算出された振
    幅成分および位相成分を用いてチャネル推定値を生成す
    るチャネル推定値生成工程と、を具備することを特徴と
    する受信方法。
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