JP3149868B2 - Cdma受信装置の受信パス・サーチ方法およびサーチャー回路 - Google Patents

Cdma受信装置の受信パス・サーチ方法およびサーチャー回路

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JP3149868B2
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    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers
    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Cod
e Division Multiple Acces
s:符号分割多元接続)受信装置の受信パス・サーチ方
法およびサーチャー回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA通信方式は、マルチパス伝搬を
使ったパスダイバーシティ(RAKE)、符号化ゲイン
の大きい誤り訂正符号、送信電力制御等の技術を用いる
ことにより、非常に低いEb/No(1ビット当りの信
号電力/1Hz当りの雑音電力)で高品質の通信が可能
であり、近年移動体通信等に広く応用されている。
【0003】一方、CDMA通信方式では拡散符号で拡
散された受信信号に、受信側でこれを逆拡散する拡散符
号のチップタイミング(受信タイミング)を正しく同期
させることが不可欠であり、特に移動体通信のように時
々刻々変化する多数の受信パスが存在する場合には常時
最も適切な受信パスを選択し、それぞれの受信パスの受
信タイミングを正しく受信信号に同期、追尾させること
が必要となる。
【0004】例えば特開平9−181704号公報(以
下、第1の先行技術という。)には、CDMA受信装置
に1組のサーチ・フィンガと複数組のトラッキング・フ
ィンガを設け、サーチ・フィンガで、想定される受信パ
スの遅延範囲に対応する受信タイミングについて受信信
号の強度レベルを検出し最適な複数の受信パスを選択し
それぞれのトラッキング・フィンガに割当て、トラッキ
ング・フィンガでそれぞれの受信パスを微細追尾するマ
ルチパス・サーチ方法が開示されている。
【0005】図5は上記第1の先行技術の基本動作を示
す概念図で、(a)は、受信信号を表しており、サーチ
・フィンガでは情報データNシンボルをサーチ範囲とし
てチップタイミングを少しづづ変えた拡散符号を用いて
受信信号と相関検出を行い、(b)に示す受信タイミン
グを横軸とし受信信号の強度レベルを縦軸とするディレ
イプロファイルを求める。受信信号の強度レベルは拡散
符号と受信信号を乗算して逆拡散しこれを積分・ダンプ
回路で一定時間積分し振幅2乗回路で振幅2乗検波して
検出する。(d)に示すコントロール手段ではこのディ
レイプロファイルの極大値の大きい順に、図5の例では
3つの受信パスを選定しそのチップタイミングをそれぞ
れのトラッキング・フィンガに割り当てる。(c)に示
すトラッキング・フィンガでは割り当てられたそれぞれ
のチップタイミングの拡散符号で受信信号を逆拡散し復
調用信号を生成すると共に、±Δだけチップ位相の異な
る、すなわちチップタイミングを前後させた拡散符号で
逆拡散した受信信号の強度を比較しDLL(Delay
Lock Loop)により受信パスの遅延変動を追
尾する。また、(d)に示すようにサーチ・フィンガは
周期的に受信パスのサーチを継続し、トラッキング・フ
ィンガの追尾する受信パスが重なったり、また他により
大きな受信信号強度レベルの受信パスが出現した場合に
トラッキング・フィンガへの受信パスの再割当てを行
う。第1の先行技術では、このようにして得られた各ト
ラッキング・フィンガの出力する復調用信号を、例えば
受信信号の各タイムスロットに挿入されるパイロット・
シンボルの位相を基準として検波復調し、RAKE合成
することにより出力信号を得ている。
【0006】広いサーチ範囲、例えば上記例ではNシン
ボルに渡ってきめ細かい、例えばチップレートの1/4
〜1/16の精度で相関検出を行いディレイプロファイ
ルを求めるには非常に大きい計算量を要する。このため
上記第1の先行技術ではサーチ・フィンガによる広範囲
のサーチを一定の周期に限定し、この間は各トラッキン
グ・フィンガで±Δの2点の受信信号の強度レベルを監
視し受信パスの追尾を行うこととしている。
【0007】また、特開平10−32523号公報(以
下、第2の先行技術という。)には、受信信号を比較的
荒い、例えばチップレートの1/2のサンプリング周波
数でサンプリングし、拡散符号と例えばパイロットシン
ボルから得られる既知信号系列との相互相関を算出し、
得られた1チップ当り2サンプルの相関値をインタポレ
ーションフィルタで内挿することにより所要の精度のデ
ィレイプロファイルを求める技術が開示されている。
【0008】図6は、第2の先行技術のサーチャー回路
の構成を示すブロック図である。図6のサーチャー回路
は、無線帯域信号から得られた複素ベースバンド信号を
デジタル受信信号Sに変換するA/D変換器101と、
一定周期毎にデジタル受信信号Sと既知の信号系列との
相互相関を一定のサーチ範囲について求める系列相関器
102と、系列相関器102の出力信号RをA/D変換
器101の例えば4倍のサンプリング周波数でサンプル
し直すインタポレーションフィルタ103と、インタポ
レーションフィルタ103でサンプリングし直された相
互相関信号の電力Pを求める電力計算部104と、相互
相関信号電力Pを複数の周期にわたって加算平均化しデ
ィレイプロファイルを求める平均化部105と、平均化
部105により求められたディレイプロファイルのピー
クPoptを求め最適な受信タイミングτoptを決定
するピーク検出部106より構成される。
【0009】デジタル受信信号Sは、複素ベースバンド
信号の同相成分を実数部とし直交成分を虚数部とする複
素数すなわちベクトル値の時系列データとして表され
る。系列相関器102はこの時系列データに既知信号系
列の複素共役を乗じて相互相関値を算出する。例えば、
A/D変換器101のサンプリング周波数をチップレー
トの2倍とし、図7に示すように1タイムスロットがL
シンボルからなる送信信号が拡散率(1シンボル当りの
拡散符号のチップ数)Mで拡散され送信されている時、
n+1番目のスロットのm+1番目のシンボルの信号成
分は、受信タイミングすなわち既知信号系列Pn(i)
に対する受信パスの遅れをτとすると、S(2LMn+
2Mm+τ)からS(2LMn+2Mm+2M−1+
τ)までの時系列データに拡散されている。従って、次
式により当該シンボルに関する相互相関値Rnm(τ)
がベクトル値として得られる。 Rnm(τ)=Σi=0〜M−1S(2LMn+2Mm
+2i+τ)×conj(Pn(i)) 但し、conj( )は複素共役を表す。以下、本明細
書ではこの様にして得られた相互相関値をフェージング
ベクトルという。第2の先行技術では、所要のサーチ範
囲τ=τmin〜τmaxについてこのフェージングベ
クトルを求め、例えば各スロットの先頭に付加されるN
pシンボル(N=Np×Mチップ)のパイロットシンボ
ルについて同相加算(ベクトル値として加算)し、下式
により表されるフェージングベクトルRn(τ)の受信
タイミングτを時間軸とするプロファイルをn+1番目
のスロットの系列相関器102の出力信号Rとしてい
る。 Rn(τ)=Σi=0〜N−1S(2LMn+2i+
τ)×conj(Pn(i))
【0010】インタポレーションフィルタ103では、
この様にして得られたチップレートの2倍のサンプル周
波数のプロファイルを、図8に示すように内挿すること
により所要の遅延精度のプロファイルを求める。図8の
例では、系列相関器102の出力するプロファイル
(a)の1/2チップ毎のフェージングベクトルに、
(b)に示すように1/8チップ毎に0ベクトルを挿入
しローパスフィルタリングにより(c)に示すようにチ
ップレートの8倍の精度のプロファイルを生成してい
る。第2の先行技術ではこのようにして系列相関器10
2の所要計算量を約1/4に軽減している。
【0011】このようにして、各スロット毎に同相加算
されたベクトル値のディレイプロファイルが求まるが、
スロット間では受信信号Sの位相がずれてくるため、隣
接したパイロットシンボルに対して行ったように、同相
加算を行ってS/N比(信号対雑音比)を向上させるこ
とがでない。このため、電力計算部104ではインタポ
レーションフィルタ103の出力するチップレートの1
/8の精度のディレイプロファイルの、内挿された各受
信タイミングのフェージングベクトルの電力値(同相成
分と直交成分の2乗和)を求めて位相成分を除去し、平
均化部105で電力加算、すなわち同一受信タイミング
の電力値のスロット間加算を行い平均を求め、雑音によ
るばらつきやフェージングによる変動を平均化して電力
加算されたディレイプロファイルを出力する。ピーク検
出回路106はこのようにして電力加算されたディレイ
プロファイルの極大値を与える1つまたは複数の受信タ
イミングτoptを出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、C
DMA受信装置の受信パスをサーチするためのディレイ
プロファイルを求める場合、従来は、受信複素ベースバ
ンド信号の位相が大きく変化しないと考えられる一定期
間、例えば上記第2の先行技術では各スロットの先頭に
付加されるNpシンボルのパイロット信号についてフェ
ージングベクトルを同相加算し、ベクトル値のディレイ
プロファイルを求め、これを適宜の周期にわたって電力
加算して所要のディレイプロファイルを得ていた。
【0013】これは、複数のディレイプロファイルの間
に受信パス、すなわち無線帯域信号の伝送路の変化が小
さければ同相加算の方が電力加算より良いS/N比が得
られるからであるが、実際には伝送路の伝搬特性は時々
刻々変化する。伝送路の伝搬特性の変化により受信複素
ベースバンド信号の位相が変化した場合には、これに応
じてフェージングベクトルの位相も変化する。このよう
な場合に同相加算を続けるとベクトル加算により有意な
信号成分が相殺され有効なディレイプロファイルを得る
ことができなくなる。
【0014】従って、従来のように画一的に一定期間フ
ェージングベクトルを同相加算してベクトル加算された
ディレイプロファイルを求め、これを電力加算してディ
レイプロファイルを求める方法では、特に移動体通信の
ように伝送路の状況が大きく変化する場合には必ずしも
有効なディレイプロファイルが得られないという問題点
があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係るCDMA受信装置の受信パス・サー
チ方法においては、フェージングベクトルの位相角の変
化を監視する事により同相加算の継続の適否を判断し、
同相加算回数を適切に制御することによりS/N比の良
い有効なディレイプロファイルを得ることとした。
【0016】すなわち、本発明に係る受信パス・サーチ
方法は、複素ベースバンド信号に変換された受信信号を
既知の信号系列で逆拡散することにより求まるフェージ
ングベクトルを、一定の範囲について受信タイミング毎
にプロットして一定周期毎にディレイプロファイルを生
成し、この一定周期毎に生成される連続するディレイプ
ロファイルについて受信タイミング毎にそのフェージン
グベクトルのベクトル加算を継続して同相加算されたデ
ィレイプロファイル生成し、この同相加算されたディレ
イプロファイルの連続についてフェージングベクトルを
受信タイミング毎に電力加算を継続して電力加算された
ディレイプロファイルを生成し、この電力加算されたデ
ィレイプロファイルを参照して適切な受信パスをサーチ
する符号分割多元接続(CDMA)通信方式の受信装置
の受信パス・サーチ方法において、前記ベクトル加算の
継続回数を可変とし、前記一定周期毎に生成されるディ
レイプロファイルのそれぞれに反映される前記複素ベー
スバンド信号の位相角の変化を監視して、この位相角が
一定のしきい値角より大きく変化した場合には、前記ベ
クトル加算の継続を打ち切り、それまでに同相加算され
たディレイプロファイルを電力加算の対象とすることに
より前記電力加算されたディレイプロファイルを生成す
ることを特徴とする。
【0017】従って、伝送路の変化に対応して適切に同
相加算回数を制御することができ、S/N比の高い、よ
り有意なディレイプロファイルを生成することができ
る。
【0018】より具体的には、本発明に係る受信パス・
サーチ方法は、複素ベースバンド信号に変換された受信
信号を既知の信号系列で逆拡散することにより求まるフ
ェージングベクトルを、一定の範囲について受信タイミ
ング毎にプロットして一定周期毎にディレイプロファイ
ルを生成するディレイプロファイル生成段階と、このデ
ィレイプロファイルのそれぞれについて、受信タイミン
グ毎にプロットされた前記フェージングベクトルの中か
ら大きい順に1以上の所定数の極大値を選択して重み付
け平均を行うことにより、重み付け平均されたフェージ
ングベクトルを算出するフェージングベクトル平均段階
と、この重み付け平均されたフェージングベクトルの位
相角と別途保持する基本ベクトルの位相角との角度差の
絶対値を予め定められたしきい値角と比較し、前記角度
差の絶対値が前記しきい値角より大きい場合に前記基本
ベクトルをこの重み付け平均されたフェージングベクト
ルで置き換える回転比較段階と、この回転比較段階で前
記角度差の絶対値が前記しきい値角より大きくないと判
断された場合には、当該重み付け平均されたフェージン
グベクトルを与える前記ディレイプロファイルのフェー
ジングベクトルを、別途保持する同相加算されたディレ
イプロファイルのフェージングベクトルに受信タイミン
グ毎にベクトル加算することによりこの同相加算された
ディレイプロファイルを更新し、前記角度差の絶対値が
前記しきい値角より大きいと判断された場合には、この
同相加算されたディレイプロファイルを出力すると共
に、この同相加算されたディレイプロファイルを、当該
重み付け平均されたフェージングベクトルを与える前記
ディレイプロファイルで置き換えて更新する同相加算段
階と、この同相加算段階で出力された同相加算されたデ
ィレイプロファイルの受信タイミング毎のフェージング
ベクトルの電力値を受信タイミング毎に累積加算するこ
とにより電力加算されたディレイプロファイルを算出保
持する電力加算段階と、前記ディレイプロファイル生成
段階で一定周期毎に生成されるディレイプロファイルの
生成回数が予め定められた回数に達するごとに前記電力
加算段階で算出保持されている電力加算されたディレイ
プロファイルを出力するディレイプロファイル出力段階
と、このディレイプロファイル出力段階で出力されたデ
ィレイプロファイルに基づいて最適の受信タイミングを
1つまたは複数選定し受信パスとして出力する受信パス
選定段階とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、前記回転比較段階で前記角度差の絶
対値が前記しきい値角より大きくないと判断された場合
には前記基本ベクトルの更新を行わないことを特徴とす
る。
【0020】あるいは、前記回転比較段階で前記角度差
の絶対値が前記しきい値角より大きくないと判断された
場合には、当該重み付け平均されたフェージングベクト
ルを前記基本ベクトルにベクトル加算して前記基本ベク
トルを更新することを特徴とする。
【0021】また、前記ディレイプロファイル出力段階
において、前記電力加算されたディレイプロファイルを
出力する場合に、その時点で前記同相加算段階で同相加
算されたディレイプロファイルが保持されている場合に
は、この同相加算されたディレイプロファイルを前記電
力加算されたディレイプロファイルに電力加算した後に
出力すると共に、保持する電力加算されたディレイプロ
ファイルをクリアすることを特徴とする。
【0022】更にまた、前記電力加算段階で前記同相加
算段階で出力された同相加算されたディレイプロファイ
ルの受信タイミング毎のフェージングベクトルの電力値
を受信タイミング毎に累積加算する場合に、この同相加
算されたディレイプロファイルの前記同相加算段階での
同相加算回数を考慮した適宜の重み付け累積加算を行う
ことを特徴とする。
【0023】また、本発明に係る符号分割多元接続(C
DMA)通信方式の受信装置のサーチャー回路は、複素
ベースバンド信号に変換された受信信号を既知の信号系
列で逆拡散することにより求まるフェージングベクトル
を、一定の範囲について受信タイミング毎にプロットし
て一定周期毎にディレイプロファイルを生成するディレ
イプロファイル生成部と、このディレイプロファイルの
それぞれについて、受信タイミング毎にプロットされた
前記フェージングベクトルの中から大きい順に1以上の
所定数の極大値を選択して重み付け平均を行うことによ
り、重み付け平均されたフェージングベクトルを算出す
るフェージングベクトル平均部と、基本ベクトルを保持
する基本ベクトル保持部と、前記重み付け平均されたフ
ェージングベクトルの位相角と前記基本ベクトルの位相
角との角度差の絶対値を予め定められたしきい値角と比
較し、前記角度差の絶対値が前記しきい値角より大きい
場合に前記基本ベクトルをこの重み付け平均されたフェ
ージングベクトルで置き換える回転比較部と、前記ディ
レイプロファイル生成部の生成する前記ディレイプロフ
ァイルのフェージングベクトルを、保持する同相加算さ
れたディレイプロファイルのフェージングベクトルに受
信タイミング毎にベクトル加算することによりこの同相
加算されたディレイプロファイルを更新し、制御された
場合には、この同相加算されたディレイプロファイルを
出力すると共に、この同相加算されたディレイプロファ
イルを、前記ディレイプロファイル生成部の生成する前
記ディレイプロファイルで置き換えて更新する同相加算
部と、この同相加算部から出力された同相加算されたデ
ィレイプロファイルの受信タイミング毎のフェージング
ベクトルの電力値を受信タイミング毎に累積加算するこ
とにより電力加算されたディレイプロファイルを算出保
持する電力加算部と、前記回転比較部で前記重み付け平
均されたフェージングベクトルの位相角と前記基本ベク
トルの位相角との角度差の絶対値が前記しきい値角より
大きいと判断された場合に、前記同相加算されたディレ
イプロファイルを出力すると共に前記同相加算されたデ
ィレイプロファイルを、前記ディレイプロファイル生成
部の生成する前記ディレイプロファイルで置き換えて更
新するよう同相加算部を制御し、また、前記ディレイプ
ロファイル生成部で一定周期毎に生成されるディレイプ
ロファイルの生成回数が予め定められた回数に達するご
とに前記電力加算部で算出保持されている電力加算され
たディレイプロファイルを出力するよう前記電力加算部
を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
【0024】また、前記回転比較部は前記角度差の絶対
値が前記しきい値角より大きくないと判断された場合に
は前記基本ベクトルの更新を行わないことを特徴とす
る。
【0025】あるいは、前記回転比較部は前記角度差の
絶対値が前記しきい値角より大きくないと判断された場
合には、当該重み付け平均されたフェージングベクトル
を前記基本ベクトルにベクトル加算して前記基本ベクト
ルを更新することを特徴とする。
【0026】また、前記制御部は、前記電力加算された
ディレイプロファイルを出力し、前記電力加算部を制御
する場合に、その時点で前記同相加算部に同相加算され
たディレイプロファイルが保持されている場合には、こ
の同相加算されたディレイプロファイルを前記電力加算
されたディレイプロファイルに電力加算した後に出力す
ると共に、保持する電力加算されたディレイプロファイ
ルをクリアするよう電力加算部を制御することを特徴と
する。
【0027】また、前記電力加算部は前記同相加算部の
出力する同相加算されたディレイプロファイルの受信タ
イミング毎のフェージングベクトルの電力値を受信タイ
ミング毎に累積加算する場合に、この同相加算されたデ
ィレイプロファイルの前記同相加算部における同相加算
回数を考慮した適宜の重み付け累積加算を行うことを特
徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態に係るCDM
A受信装置のサーチャー回路を表す機能ブロック図であ
り、ディレイプロファイル生成部2、フェージングベク
トル平均部3、基本ベクトル保持部4、回転比較部5、
同相加算部6、電力加算部7および制御部8を備えてい
る。
【0030】ディレイプロファイル生成部2は、入力端
1から入力されるディジタル化された複素ベースバンド
信号を逆拡散して、所要のサーチ範囲について所要の精
度で受信タイミング毎にフェージングベクトルを求め、
適宜の周期、例えばシンボル周期毎に、ベクトル値のデ
ィレイプロファイルを生成し出力する。
【0031】フェージングベクトル平均部3は、制御部
8の指定する1以上の整数Nにしたがってディレイプロ
ファイル生成部2で得られたフェージングベクトルの内
から大きい順に極大値をN個選択し、それぞれに指定さ
れた重み付け係数(スカラー値)を用いて、N個のフェ
ージングベクトルの重み付けベクトル平均を求める。
【0032】回転比較部5は、フェージングベクトル平
均部3で算出された重み付けベクトル平均されたフェー
ジングベクトルの位相と基本ベクトル保持部4に保持さ
れた基本ベクトルの位相との角度差θdを求め、角度差
θdの絶対値を制御部8に指定するしきい値θthと比
較し、比較結果を制御部8に通知すると共に、角度差θ
dの絶対値がしきい値θthより大きい場合には基本ベ
クトル保持部4に保持された基本ベクトルをフェージン
グベクトル平均部3で重み付けベクトル平均されたフェ
ージングベクトルと置き換える。
【0033】同相加算部6は、ディレイプロファイル生
成部2で生成されたディレイプロファイルのフェージン
グベクトルを各受信タイミング毎に同相加算することに
より同相加算されたベクトル値のディレイプロファイル
を生成し保持する。
【0034】電力加算部7は、同相加算部6の出力する
同相加算されたベクトル値のディレイプロファイルにつ
いて、受信タイミング毎にそのフェージングベクトルの
電力値(同相成分と直交成分の2乗和)を求め、保持す
る電力加算されたディレイプロファイルの受信タイミン
グ毎の電力値に加算することにより電力加算されたディ
レイプロファイルを更新する。
【0035】制御部8は、以下の通り各部を制御する。
フェージングベクトル平均部3に対して、選択すべきフ
ェージングベクトルの極大値の数Nおよび重み付け係数
を指定する。回転比較部5において、フェージングベク
トル平均部3で算出された重み付けベクトル平均された
フェージングベクトルの位相と基本ベクトル保持部4に
保持された基本ベクトルの位相との角度差θdの絶対値
がしきい値θthより大きくなった場合、同相加算部6
に加算保持されている同相加算されたディレイプロファ
イルを電力加算部7に出力し、また加算保持されている
同相加算されたディレイプロファイルをディレイプロフ
ァイル生成部2の生成するディレイプロファイルで置き
換えるよう同相加算部6を制御する。また、ディレイプ
ロファイル生成部2の生成するディレイプロファイルの
総数が予め定められたしきい値Mthに達するごとに、
電力加算部7に保持されている電力加算されたディレイ
プロファイルを出力端9に出力し、これをクリアするよ
う電力加算部7を制御する。この際、同相加算部6に同
相加算されたディレイプロファイルが保持されている場
合は、加算保持されている同相加算されたディレイプロ
ファイルを電力加算部7に出力するよう同相加算部6を
制御し、同相加算部6より出力された同相加算されたデ
ィレイプロファイルを電力加算した後に、電力加算され
たディレイプロファイルを出力するよう電力加算部7を
制御する。
【0036】図2および図3は図1のサーチャー回路の
制御フローを説明するフローチャートである。以下、図
1、図2および図3を参照して、本実施形態に係るCD
MA受信装置のサーチャー回路の動作について説明す
る。
【0037】ディレイプロファイル生成部2では、入力
端1から入力されるディジタル化された複素ベースバン
ド信号を、第2の先行技術の系列相関器で述べたような
手段または適宜の既存の手段により、既知信号系列で逆
拡散して、所要のサーチ範囲について所要の精度で受信
タイミング毎にフェージングベクトルを求め、適宜の周
期、例えばシンボル周期毎に、ベクトル値のディレイプ
ロファイルを生成し出力する(ステップA2)。
【0038】フェージングベクトル平均部3では、制御
部8の制御のもとに、ディレイプロファイル生成部2の
出力するベクトル値のディレイプロファイルの受信タイ
ミング毎のフェージングベクトルの中から大きい順にN
個の極大値を選択し、重み付け平均を行うことにより、
重み付け平均されたフェージングベクトルを算出する
(ステップA3)。
【0039】次に回転比較部5では、上記重み付け平均
されたフェージングベクトルの位相と、基本ベクトル保
持部4に保持されている基本ベクトルの位相との角度差
θdを求め(ステップA4)、角度差θdの絶対値を制
御部8に指定するしきい値θthと比較する(ステップ
A5)。
【0040】角度差θdの絶対値がしきい値θthより
小さい場合には、制御部8は、ステップA2で求められ
たベクトル値のディレイプロファイルを、同相加算部6
に保持されている同相加算されたディレイプロファイル
に受信タイミング毎に同相加算することにより、保持さ
れている同相加算されたディレイプロファイルを更新す
るよう同相加算部6を制御する(ステップA6)。
【0041】一方、ステップA5において、角度差θd
の絶対値がしきい値θthより小さくなかった場合は、
受信複素ベースバンド信号の位相変化が大きく、同相加
算によりS/N比を向上することができないので、制御
部8は、同相加算部6に保持されているそれまでに同相
加算されたディレイプロファイルについて、各受信タイ
ミング毎のフェージングベクトルの電力値を求め、電力
加算部7に保持されている電力加算されたディレイプロ
ファイルに各受信タイミング毎に加算することにより電
力加算されたディレイプロファイルを更新するよう電力
加算部7を制御する(ステップA7)。さらに、ステッ
プA3で算出された重み付け平均されたフェージングベ
クトルを新たな基本ベクトルとして基本ベクトル保持部
4に格納すると共に(ステップA8)、同相加算部6に
保持されていた同相加算されたディレイプロファイルを
消去し、ステップA2で生成されたディレイプロファイ
ルを新たに同相加算部6に保持する。
【0042】図4は、上述した制御フローの制御の一例
を説明する概念図である。図4のFD0〜FD5はそれ
ぞれ、ディレイプロファイル生成部2で順次生成された
ディレイプロファイルD0〜D5(図示せず。)からフ
ェージングベクトル平均部3で算出された重み付け平均
されたフェージングベクトルを表し、フェージングベク
トルFD0が基本ベクトルとして基本ベクトル保持部4
に格納され、その後FD1、FD2、FD3、FD4お
よびFD5の順序で生成された場合を示す。
【0043】回転比較部5において、基本ベクトルFD
0と次に生成された重み付け平均されたフェージングベ
クトルFD1の角度差θ10の絶対値としきい値θth
が比較され、|θ10|<θthなので、ステップA2
で求められたディレイプロファイルD1は、同相加算部
に保持されている同相加算されたディレイプロファイル
(この場合はD0)と同相加算される。以下、FD0と
FD2の角度差θ20およびFD0とFD3の角度差θ
30ともその絶対値はしきい値θthより小さいのでそ
れぞれに対応するディレイプロファイルD2、D3は同
相加算部6に保持される同相加算されたディレイプロフ
ァイルに同相加算される。
【0044】しかし、FD0とFD4の角度差θ40の
絶対値はしきい値θthよりも大きいので、それまで同
相加算部6に保持されていた同相加算されたディレイプ
ロファイルは、電力加算部7に入力され、そこに保持さ
れている電力加算されたディレイプロファイルに電力加
算される。同相加算部6に保持されていた同相加算され
たディレイプロファイルは消去され、今回生成されたデ
ィレイプロファイルD4が、同相加算されたディレイプ
ロファイルとして新たに同相加算部6に保持される。ま
た、重み付け平均されたフェージングベクトルFD4が
新たな基本ベクトルとして基本ベクトル保持部4に格納
される。次に生成されるディレイプロファイルD5より
求まる重み付け平均されたフェージングベクトルFD5
は、この基本ベクトルFD4と比較され、その角度差θ
54の絶対値がしきい値θthより小さい場合には、デ
ィレイプロファイルD5は、同相加算部6に保持されて
いるディレイプロファイルD4に同相加算される。
【0045】図2のフローチャートに戻り、ステップA
6でのディレイプロファイルの同相加算またはステップ
A9での同相加算されたディレイプロファイルの置き換
えが終了すると制御フローは共に図3のステップA10
に移行し、制御部8は同相加算カウンタMを1つ増加
し、予め定められたしきい値Mthと比較する(ステッ
プA11)。同相加算カウンタMがしきい値Mthより
小さい場合はステップA16に移行し通信終了か否かの
判断を行い通信終了であれば処理を終了する(ステップ
A17)。通信が継続中であればステップA2に戻り、
新たなディレイプロファイルが生成される。
【0046】ステップA11で同相カウンタMがしきい
値Mthに達している場合は、同相加算部6に同相加算
されたディレイプロファイルが保持されているか否か、
すなわち、ステップA9で同相加算されたディレイプロ
ファイルを置き換えた直後であるか否かをチェックする
(ステップA12)。同相加算部6に同相加算されたデ
ィレイプロファイルが保持されている場合には、保持さ
れている同相加算されたディレイプロファイルの電力値
を求め、これをそれまでに電力加算部7に保持されてい
る電力加算されたディレイプロファイルに受信タイミン
グ毎に電力加算し(ステップA13)、電力加算された
ディレイプロファイルを出力端9に出力する(ステップ
A14)。また、同相加算部6に同相加算されたディレ
イプロファイルが保持されていない場合には、ステップ
A12から直接ステップA14に移行し、それまでに電
力加算部7に保持されている電力加算されたディレイプ
ロファイルをそのまま出力する。
【0047】ステップA14で電力加算されたディレイ
プロファイルを出力後、同相加算カウンタMを0にリセ
ットし、ステップA16に移行し、通信終了か否かの判
断を行い通信終了であれば処理を終了し(ステップA1
7)、通信が継続中であればステップA2に戻り、新た
なディレイプロファイルが生成される。
【0048】以上述べたように、本実施形態によるCD
MA受信機の受信パス・サーチ方法においてはディレイ
プロファイルの生成に当たって、従来のように画一的に
一定期間フェージングベクトルを同相加算して、ベクト
ル加算されたディレイプロファイルを求め、これを電力
加算してディレイプロファイルを算出する方法に変え
て、重み付け平均されたフェージングベクトルの角度差
を監視し、角度差が一定のしきい値以内であれば、同相
加算を継続し、角度差がしきい値以上になった場合には
電力加算に切り換えることとしたので、伝送路の変化に
対応して適切に同相加算回数を制御することができ、S
/N比の高い、より有意なディレイプロファイルを生成
することができる。
【0049】以上、図1から図4を参照して本発明の一
実施形態について説明したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、各種の応用が考えられる。
【0050】例えば、上記実施形態では、回転比較部5
は、重み付けベクトル平均されたフェージングベクトル
の位相と基本ベクトル保持部4に保持された基本ベクト
ルの位相との角度差θdの絶対値がしきい値θthより
大きい場合にのみ、基本ベクトル保持部4に保持された
基本ベクトルをフェージングベクトル平均部3で重み付
けベクトル平均されたフェージングベクトルと置き換え
るとしたが、角度差θdの絶対値がしきい値θthより
小さく、同相加算部6において、ディレイプロファイル
生成部2で生成されたディレイプロファイルの同相加算
が継続される場合にも、重み付けベクトル平均されたフ
ェージングベクトルを基本ベクトル保持部4に保持する
基本ベクトルにベクトル加算して基本ベクトルを更新す
ることとしてもよい。このことにより、受信複素ベース
バンド信号の位相のしきい値θth以内の瞬時変動を相
殺した、より適切な基本ベクトルの位相角を求めること
ができ、受信パスの状態変化をより正しく反映したディ
レイプロファイルの同相加算と電力加算の切替を行うこ
とができる。
【0051】また、上記実施形態では、電力加算部7
は、同相加算部6の出力する同相加算されたディレイプ
ロファイルについて、受信タイミング毎にそのフェージ
ングベクトルの電力値を求め、保持する電力加算された
ディレイプロファイルの受信タイミング毎の電力値にそ
のまま加算して電力加算されたディレイプロファイルを
得ることとしている。このことにより、同相加算部6の
出力する同相加算されたディレイプロファイルは、同相
加算回数の2乗の重み付けで電力加算され、同相加算の
継続回数、すなわち受信パスの安定状態をより強く反映
した電力加算されたディレイプロファイルを得ることが
できるが、例えば、同相加算されたディレイプロファイ
ルの受信タイミング毎のフェージングベクトルの電力値
を同相加算回数で除した値を、保持する電力加算された
ディレイプロファイルの受信タイミング毎の電力値に加
算する等、別途適宜の重み付け加算を行うこととしても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のサーチャー
回路においては、ディレイプロファイルの同相加算と電
力加算の回数を可変とし、回転比較部5に於いて、基準
ベクトルと重み付け平均されたフェージングベクトルの
角度差を求め、その角度差の絶対値が、あらかじめ定め
られたしきい値より小さい時は、受信複素ベースバンド
信号の位相角の角度変動が小さいので同相加算によりデ
ィレイプロファイルのS/N比を効果的に向上すること
ができると判断し同相加算を継続し、一方、この角度差
の絶対値がしきい値よりも大きい時は、電力加算の方が
S/N比を向上できると判断し電力加算に切り換えるこ
ととした。従って、受信パスの状態変化に応じて同相加
算と電力加算を適切に切り換えることができるので、受
信パスの状態変化をより正しく反映したS/N比の高い
より有意なディレイプロファイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係るCDMA受
信装置のサーチャー回路を表す機能ブロック図である。
【図2】図1のサーチャー回路の制御フローの前半を説
明するフローチャートである。
【図3】図1のサーチャー回路の制御フローの後半を説
明するフローチャートである。
【図4】図2のステップA4、A5、A8における制御
の具体例を示す概念図である。
【図5】第1の先行技術の基本動作を示す概念図であ
る。
【図6】第2の先行技術のサーチャー回路の構成を示す
ブロック図である。
【図7】CDMA通信方式の送信信号の構成例を示すフ
ォーマット図である。
【図8】図6のインタポレーションフィルタ103の動
作を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 入力端 2 ディレイプロファイル生成部 3 フェージングベクトル平均部 4 基本ベクトル保持部 5 回転比較部 6 同相加算部 7 電力加算部 8 制御部 101 A/D変換器 102 系列相関器 103 インタポレーションフィルタ 104 電力計算部 105 平均化部 106 ピーク検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/69 - 1/713 H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複素ベースバンド信号に変換された受信
    信号を既知の信号系列で逆拡散することにより求まるフ
    ェージングベクトルを、一定の範囲について受信タイミ
    ング毎にプロットして一定周期毎にディレイプロファイ
    ルを生成し、この一定周期毎に生成される連続するディ
    レイプロファイルについて受信タイミング毎にそのフェ
    ージングベクトルのベクトル加算を継続して同相加算さ
    れたディレイプロファイル生成し、この同相加算された
    ディレイプロファイルの連続についてフェージングベク
    トルを受信タイミング毎に電力加算を継続して電力加算
    されたディレイプロファイルを生成し、この電力加算さ
    れたディレイプロファイルを参照して適切な受信パスを
    サーチする符号分割多元接続(CDMA)通信方式の受
    信装置の受信パス・サーチ方法において、 前記ベクトル加算の継続回数を可変とし、前記一定周期
    毎に生成されるディレイプロファイルのそれぞれに反映
    される前記複素ベースバンド信号の位相角の変化を監視
    して、この位相角が一定のしきい値角より大きく変化し
    た場合には、前記ベクトル加算の継続を打ち切り、それ
    までに同相加算されたディレイプロファイルを電力加算
    の対象とすることにより前記電力加算されたディレイプ
    ロファイルを生成することを特徴とする受信パス・サー
    チ方法。
  2. 【請求項2】 符号分割多元接続(CDMA)通信方式
    の受信装置の受信パス・サーチ方法において、 複素ベースバンド信号に変換された受信信号を既知の信
    号系列で逆拡散することにより求まるフェージングベク
    トルを、一定の範囲について受信タイミング毎にプロッ
    トして一定周期毎にディレイプロファイルを生成するデ
    ィレイプロファイル生成段階と、 このディレイプロファイルのそれぞれについて、受信タ
    イミング毎にプロットされた前記フェージングベクトル
    の中から大きい順に1以上の所定数の極大値を選択して
    重み付け平均を行うことにより、重み付け平均されたフ
    ェージングベクトルを算出するフェージングベクトル平
    均段階と、 この重み付け平均されたフェージングベクトルの位相角
    と別途保持する基本ベクトルの位相角との角度差の絶対
    値を予め定められたしきい値角と比較し、前記角度差の
    絶対値が前記しきい値角より大きい場合に前記基本ベク
    トルをこの重み付け平均されたフェージングベクトルで
    置き換える回転比較段階と、 この回転比較段階で前記角度差の絶対値が前記しきい値
    角より大きくないと判断された場合には、当該重み付け
    平均されたフェージングベクトルを与える前記ディレイ
    プロファイルのフェージングベクトルを、別途保持する
    同相加算されたディレイプロファイルのフェージングベ
    クトルに受信タイミング毎にベクトル加算することによ
    りこの同相加算されたディレイプロファイルを更新し、
    前記角度差の絶対値が前記しきい値角より大きいと判断
    された場合には、この同相加算されたディレイプロファ
    イルを出力すると共に、この同相加算されたディレイプ
    ロファイルを、当該重み付け平均されたフェージングベ
    クトルを与える前記ディレイプロファイルで置き換えて
    更新する同相加算段階と、 この同相加算段階で出力された同相加算されたディレイ
    プロファイルの受信タイミング毎のフェージングベクト
    ルの電力値を受信タイミング毎に累積加算することによ
    り電力加算されたディレイプロファイルを算出保持する
    電力加算段階と、 前記ディレイプロファイル生成段階で一定周期毎に生成
    されるディレイプロファイルの生成回数が予め定められ
    た回数に達するごとに前記電力加算段階で算出保持され
    ている電力加算されたディレイプロファイルを出力する
    ディレイプロファイル出力段階と、 このディレイプロファイル出力段階で出力されたディレ
    イプロファイルに基づいて最適の受信タイミングを1つ
    または複数選定し受信パスとして出力する受信パス選定
    段階とを備えたことを特徴とする受信パス・サーチ方
    法。
  3. 【請求項3】 前記回転比較段階で前記角度差の絶対値
    が前記しきい値角より大きくないと判断された場合には
    前記基本ベクトルの更新を行わないことを特徴とする請
    求項2に記載の受信パス・サーチ方法。
  4. 【請求項4】 前記回転比較段階で前記角度差の絶対値
    が前記しきい値角より大きくないと判断された場合に
    は、当該重み付け平均されたフェージングベクトルを前
    記基本ベクトルにベクトル加算して前記基本ベクトルを
    更新することを特徴とする請求項2に記載の受信パス・
    サーチ方法。
  5. 【請求項5】 前記ディレイプロファイル出力段階にお
    いて、前記電力加算されたディレイプロファイルを出力
    する場合に、その時点で前記同相加算段階で同相加算さ
    れたディレイプロファイルが保持されている場合には、
    この同相加算されたディレイプロファイルを前記電力加
    算されたディレイプロファイルに電力加算した後に出力
    すると共に、保持する電力加算されたディレイプロファ
    イルをクリアすることを特徴とする請求項2に記載の受
    信パス・サーチ方法。
  6. 【請求項6】 前記電力加算段階で前記同相加算段階で
    出力された同相加算されたディレイプロファイルの受信
    タイミング毎のフェージングベクトルの電力値を受信タ
    イミング毎に累積加算する場合に、この同相加算された
    ディレイプロファイルの前記同相加算段階での同相加算
    回数を考慮した適宜の重み付け累積加算を行うことを特
    徴とする請求項2に記載の受信パス・サーチ方法。
  7. 【請求項7】 符号分割多元接続(CDMA)通信方式
    の受信装置のサーチャー回路において、 複素ベースバンド信号に変換された受信信号を既知の信
    号系列で逆拡散することにより求まるフェージングベク
    トルを、一定の範囲について受信タイミング毎にプロッ
    トして一定周期毎にディレイプロファイルを生成するデ
    ィレイプロファイル生成部と、 このディレイプロファイルのそれぞれについて、受信タ
    イミング毎にプロットされた前記フェージングベクトル
    の中から大きい順に1以上の所定数の極大値を選択して
    重み付け平均を行うことにより、重み付け平均されたフ
    ェージングベクトルを算出するフェージングベクトル平
    均部と、 基本ベクトルを保持する基本ベクトル保持部と、 前記重み付け平均されたフェージングベクトルの位相角
    と前記基本ベクトルの位相角との角度差の絶対値を予め
    定められたしきい値角と比較し、前記角度差の絶対値が
    前記しきい値角より大きい場合に前記基本ベクトルをこ
    の重み付け平均されたフェージングベクトルで置き換え
    る回転比較部と、 前記ディレイプロファイル生成部の生成する前記ディレ
    イプロファイルのフェージングベクトルを、保持する同
    相加算されたディレイプロファイルのフェージングベク
    トルに受信タイミング毎にベクトル加算することにより
    この同相加算されたディレイプロファイルを更新し、制
    御された場合には、この同相加算されたディレイプロフ
    ァイルを出力すると共に、この同相加算されたディレイ
    プロファイルを、前記ディレイプロファイル生成部の生
    成する前記ディレイプロファイルで置き換えて更新する
    同相加算部と、 この同相加算部から出力された同相加算されたディレイ
    プロファイルの受信タイミング毎のフェージングベクト
    ルの電力値を受信タイミング毎に累積加算することによ
    り電力加算されたディレイプロファイルを算出保持する
    電力加算部と、 前記回転比較部で前記重み付け平均されたフェージング
    ベクトルの位相角と前記基本ベクトルの位相角との角度
    差の絶対値が前記しきい値角より大きいと判断された場
    合に、前記同相加算されたディレイプロファイルを出力
    すると共に前記同相加算されたディレイプロファイル
    を、前記ディレイプロファイル生成部の生成する前記デ
    ィレイプロファイルで置き換えて更新するよう同相加算
    部を制御し、また、前記ディレイプロファイル生成部で
    一定周期毎に生成されるディレイプロファイルの生成回
    数が予め定められた回数に達するごとに前記電力加算部
    で算出保持されている電力加算されたディレイプロファ
    イルを出力するよう前記電力加算部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするサーチャー回路。
  8. 【請求項8】 前記回転比較部は前記角度差の絶対値が
    前記しきい値角より大きくないと判断された場合には前
    記基本ベクトルの更新を行わないことを特徴とする請求
    項7に記載のサーチャー回路。
  9. 【請求項9】 前記回転比較部は前記角度差の絶対値が
    前記しきい値角より大きくないと判断された場合には、
    当該重み付け平均されたフェージングベクトルを前記基
    本ベクトルにベクトル加算して前記基本ベクトルを更新
    することを特徴とする請求項7に記載の受信パス・サー
    チ方法。
  10. 【請求項10】 前記制御部は、前記電力加算されたデ
    ィレイプロファイルを出力し、前記電力加算部を制御す
    る場合に、その時点で前記同相加算部に同相加算された
    ディレイプロファイルが保持されている場合には、この
    同相加算されたディレイプロファイルを前記電力加算さ
    れたディレイプロファイルに電力加算した後に出力する
    と共に、保持する電力加算されたディレイプロファイル
    をクリアするよう電力加算部を制御することを特徴とす
    る請求項7に記載のサーチャー回路。
  11. 【請求項11】 前記電力加算部は前記同相加算部の出
    力する同相加算されたディレイプロファイルの受信タイ
    ミング毎のフェージングベクトルの電力値を受信タイミ
    ング毎に累積加算する場合に、この同相加算されたディ
    レイプロファイルの前記同相加算部における同相加算回
    数を考慮した適宜の重み付け累積加算を行うことを特徴
    とする請求項7に記載の受信パス・サーチ方法。
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