JP2002117788A - カラーブラウン管 - Google Patents

カラーブラウン管

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JP2002117788A
JP2002117788A JP2000309295A JP2000309295A JP2002117788A JP 2002117788 A JP2002117788 A JP 2002117788A JP 2000309295 A JP2000309295 A JP 2000309295A JP 2000309295 A JP2000309295 A JP 2000309295A JP 2002117788 A JP2002117788 A JP 2002117788A
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color cathode
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cathode ray
bar
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Yoshinori Ito
吉典 伊藤
Takeshi Kaneki
豪 金木
Mitsuru Watanabe
満 渡辺
Soichi Sakurai
宗一 桜井
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/701Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
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    • H01J29/705Dynamic convergence systems
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パネル外面がフラットなカラーブラウン管では
画面歪みとコンバーゼンスが問題となる。画面歪みとコ
ンバーゼンスの特性を同時に向上させたカラーブラウン
管を提供する。 【解決手段】棒状マグネットを画面と平行に、かつ、偏
向ヨークの水平偏向コイルの上端あるいは下端よりも管
軸と垂直方向に10mm以上離間させて設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係わり、特に画面の歪みを改善したカラー陰極線管に関
する。
【0002】
【従来の技術】パネル外面をフラットにすることによ
り、画面の見やすさを改善することができる。しかし、
パネル外面をフラットにすると、いわゆる画面のラスタ
ー歪みが増大する。
【0003】このラスター歪は画面が長方形にならず、
特に画面の上下でピン歪みになる現象である。このラス
ター歪みはたとえば、パネル外面がラウンドであるカラ
ーブラウン管の場合、ほぼゼロにできていた。
【0004】画面のラスター歪みは、偏向コイルの巻線
分布および補助として使われるマグネットの着磁強度に
よってある程度は調整できる。ここで、補助として使用
されるマグネットは、偏向ヨークの水平偏向コイルの上
下端付近水平コイル巻線から離れないところに設置され
る。
【0005】偏向ヨークはコスト、消費電力の要請か
ら、出来るだけ小型にするという要請があるからであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パネル外面
がほぼフラットなブラウン管では、同様な手法では画面
のピン歪み(以後、ラスター歪みという)を補正しきれ
ないという現象が生じた。
【0007】そして、従来の方法でラスター歪みを無く
そうとするとコンバーゼンスが合わなくなるという問題
が生じた。ここでコンバーゼンスとは、赤、青、緑の蛍
光体を光らせる電子ビームを蛍光面上で一致させること
をいう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はフラットパネル
のカラーブラウン管でコンバーゼンスもラスター歪みも
同時に対策することを目的としている。
【0009】これを可能にするため、ラスター歪みおよ
びコンバーゼンス補正用の棒状マグネットを偏向ヨーク
の形状にとらわれず、偏向ヨークの水平偏向コイルの上
端あるいは下端から、管軸と垂直方向に10mm以上の
距離に設置する。また、マグネットの着磁強度だけでな
く、マグネットの長さをある値以上とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0011】図1はパネル1の外面がフラットなカラー
デスプレイ管の概略図である。パネル1は外面がフラッ
トで内面は曲面を有している。パネル内面が曲率を有し
ているのはパネル内面に対向するシャドーマスク5に曲
率をもたせるためである。
【0012】ネック2はインライン配置された電子銃を
内蔵し、ファンネル3でパネルと連接している。
【0013】レファレンスライン31と管軸との交点3
2を偏向中心と定義する。電子ビームがパネル内面に衝
突する点と偏向中心32とを結ぶ線と管軸との角度を偏
向角と定義する。
【0014】このレファレンスライン31はカラー受像
管設計の基本になるもので、ネックとファンネルのシー
ル部よりもパネル側に設定される。ここで、最大偏向角
度とは、パネル内面の有効画面の対角軸端部と偏向中心
32とを結ぶ線と管軸とのなす角度の2倍をいう。本実
施例での最大偏向角は約100度である。
【0015】蛍光面4にはドットタイプの蛍光体が形成
され、シャドーマスク5は多数の丸孔を有し、サポート
フレーム6によってささえられ、スプリング8によっ
て、パネル1に装着されている。シャドーマスク5は電
子ビームを通過させるための多数の孔を有する有効部を
有している。内部磁気シールド7はサポートフレームに
セットされている。電子ビームを偏向する偏向ヨーク1
0はファンネルのコーン部33にとりつけられる。偏向
ヨーク10の主要部は水平偏向コイル101、セパレー
タ102、垂直偏向コイル103、およびコア104か
らなる。水平偏向コイル101の上方および下方にはラ
スター歪みおよびコンバーゼンスを調節するための棒状
マグネット11が取り付けられている。マグネット組立
て12によって電子ビームのコンバーゼンス、ピュリテ
イーをとる。テンションバンド13によってバルブの爆
縮を防止する。
【0016】パネル外面のフラットさを評価する方法と
して、パネルの対角有効径をVとしたときに、対角方向
の等価曲率半径がRo=42.5V+45の何倍になっ
ているかで評価する方法がある。このRoの値が大きい
程フラットである。
【0017】有効径が20インチのブラウン管の場合、
対角方向の等価曲率半径がRo=42.5×20+45
=895mmの場合を1Rと呼び、895mm×2=1
790mmのときを2Rと呼んでいる。対角方向等価曲
率半径が10,000mm以上であればほぼ完全なフラ
ットにみえる。評価に用いた有効径20インチのパネル
外面の対角方向等価曲率は62,500mmである。な
お、等価曲率半径Reは次のように定義する。
【0018】Re=(D2+Z2)/2Z ここで、Dは対角有効径の半分、Zはパネル中央と対角
有効面端部の高さの差である。この様子を図2に示す。
【0019】パネルがフラットになると、ラスター歪
み、コンバーゼンスの問題が顕著になる。たとえば、2
Rパネルのときに画面歪み、コンバーゼンスともに適正
であった偏向ヨークシステムを用いて本実施例のような
外面がフラットなブラウンに画像を出すと、約1mmの
ピン歪みが生ずる。
【0020】図3にこのラスター歪みの状況を示す。図
3において、41は正常な矩形ラスターである。42は
ピン歪みがある場合のラスターである。
【0021】ラスター歪みを図3における画面短軸にお
ける歪み量Pで表わす。このピン歪みPを補正しようと
するとコンバーゼンスが変化する。このラスター歪みと
コンバーゼンスは一般には偏向ヨーク10の巻線分布と
棒状補正マグネット11の着磁強度によって補正する。
【0022】ところで、偏向ヨークのサイズは偏向ヨー
クのコストに大きな影響をもつため、サイズを小さく抑
えることが重要と考えられている。したがって、ラスタ
ー歪み、コンバーゼンスの補正に使用される棒状マグネ
ットも、偏向ヨークのサイズを小さくする等の要請か
ら、水平偏向コイルの先端近くに設置されている。しか
し、このような従来の構成ではラスター歪みとコンバー
ゼンス特性を同時に満足することは困難であった。
【0023】本発明はこのような従来技術の構成にとら
われず、棒状マネットの位置を水平偏向コイルから相当
量離すことにより、ラスター歪みとコンバーゼンスの特
性を同時に改善しようというものである。
【0024】一定のコンバーゼンスレベルを保ったま
ま、ラスター歪みを補正することは、いろいろな偏向ヨ
ークシステムについて共通に適用することができる。以
下の例は、対角外形が17インチでファンネル3のコー
ン部33が丸型で、最大偏向角が100度の場合のブラ
ウン管とそれに使用される偏向ヨークについての評価で
ある。
【0025】図4にこの偏向ヨークの正面図を示す。
【0026】この偏向ヨークは偏向角が100度と大き
いため、多く普及している90度偏向の偏向ヨークより
も大型である。水平偏向コイル101はセパレータ10
2によって保持されている。図4において、棒状マグネ
ットの中心と偏向ヨークの中心との距離をL1、水平偏
向コイル101の上端と棒状マグネットの中心との距離
をL2とする。ヨーク中心から水平偏向コイルの上端ま
での距離は58mmである。
【0027】図5は同じ偏向コイルの概略側面図であ
る。図5において、103は垂直偏向コイル、104は
コアである。セパレータ102の内側には水平偏向コイ
ル101が保持されている。セパレータ102のフラン
ジ部の上下に棒状マグネット11が取り付けられてい
る。本実施例では棒状マグメットはセパレーターフラン
ジの後端部にあわせて設置されている。
【0028】図6は棒状マグネットの形状である。本実
施例での棒状マグネットの断面積MW×MHは4.5m
m×5.0mmである。図4に示すように、セパレータ
部は上下に大きくなっており、棒状マグネットの位置L
1を偏向ヨーク中心から十分な距離をとれるようになっ
ている。したがって、本発明の偏向ヨークは従来の偏向
ヨークに比べてさらに大型になる。
【0029】ミスコンバーゼンスにはいろいろなタイプ
がある。発明者はピン歪みPとの関係では図7―図11
のミスコンバーゼンスが重要であることに着目した。
【0030】図7―図9は水平方向のミスコンバーゼン
スを定義するものである。図7は画面サイドにおける弓
状のミスコンバーゼンスである。Rは赤のラインで、B
は青のラインである。a1ないしa4はミスコンバーゼ
ンスの量であるが、図の赤と青のラインの位置関係が逆
転した場合は負の値となる。このミスコンバーゼンスの
定量的評価をPQH=(a1+a2+a3+a4)/4
で表わす。
【0031】図8は画面サイドにおける赤と青のライン
が平行なミスコンバーゼンスである。この場合も赤と青
の位置関係が逆転する場合は値は負になる。このミスコ
ンバーゼンスの定量的評価を(a1+a2)/2で表わ
す。
【0032】図9は画面中心での弓状のミスコンバーゼ
ンスであり、定量的評価として、YH=(a1+a2)
/2を用いる。青と赤の位置関係が逆転した場合は値は
負になる。図7および図9のa1−a4は画面の上下端
部で測定する。図7ないし図9をまとめた、水平方向の
ミスコンバーゼンスを表わす量として、FT=PQH−
XH−YHを用いる。
【0033】図10および図11は垂直方向のミスコン
バーゼンスを評価するものである。図10は画面上下で
画面サイドと画面中心との中間でのミスコンバーゼンス
である。この定量的評価をS1=(c1+c2+c3+
c4)/4を用いる。この場合も、赤と青のラインが逆
転する場合は負の値を用いる。
【0034】図11は画面サイドにおける画面中央と画
面上下との中間部におけるミスコンバーゼンスである。
この定量的評価としてS3=(c1+c2+c3+c
4)/4を用いる。垂直方向ミスコンバーゼンスの評価
として、SS=S1−S2を用いる。ピン歪みPとの関
係では、FTおよびSSとも絶対量は小さいほうが良
い。
【0035】図12はマグネットの位置L2を偏向コイ
ル端から5mmに、また、マグネットの長さLMを3
1.5mmに固定した場合に、マグネットの着磁強度を
変化させてミスコンバーゼンスとラスター歪みの変化を
表わすものである。ラスター歪みがピンの場合はプラス
の値であり、ラスター歪みがマイナスの場合はバレルに
なる。
【0036】図12は着磁強度が11ガウスのときを基
準にしたということであり、11ガウスのときが最適と
いう意味ではない。たとえば、11ガウスの時に画面歪
みがピン形状である場合、着磁強度を13ガウスにする
ことによって、0.56mm程度補正することができ
る。しかし、コンバーゼンスも、たとえば、SSは0.
15mm変化することになる。したがって、着磁強度を
変化させるだけではラスター歪みとコンバーゼンスを十
分満足させることは困難である。
【0037】図13はマグネットの長さを一定の31.
5mmに、着磁強度を11ガウス一定にして、水平偏向
コイル上端からマグネットの中心までの位置L2を変化
させた場合のミスコンバーゼンス、ラスター歪みの変化
を示す。図13は基準コンバーゼンスとラスター歪みの
基準をマグネットの位置L2が5mmの場合としたとい
うことであり、L2=5mmが最適という意味ではな
い。
【0038】図14はマグネットの位置L2を5mm
に、着磁強度を11ガウスに固定して、マグネットの長
さMLを変化させた場合のミスコンバーゼンスとラスタ
ー歪みの変化を示す。図14ではマグネットの長さが3
1.5mmの場合を基準としたということであり、マグ
ネットの長さが31.5mmのときが最適という意味で
はない。
【0039】図14に示すように、マグネットの長さを
変えることによって、ラスター歪みを大きく補正するこ
とが出来るがコンバーゼンスも変化する。
【0040】一方図13からは、マグネットの位置L2
を変化させることによってコンバーゼンスも大きく変化
させることができるが、ラスター歪みは図14に比して
顕著ではない。
【0041】さらにコンバーゼンスの変化は、図13で
位置L2を増大させた場合と、図14でマグネットの長
さを変化させた場合とでは逆方向である。したがって、
マグネットの位置L2を大きくし、マグネットの長さを
調整することによって、ピン歪みを補正しつつコンバー
ゼンスを実質ゼロにできるような条件が存在することが
示唆される。
【0042】図15はマグネットの位置L2をそれぞれ
5mm、10mm、15mmに固定した場合の、マグネ
ットの長さとラスター歪みの関係を示す。例えば、ラス
ター歪みを1mm補正するには、L2が5mmのとき
は、マグネットの長さを31.5mmから38.3mm
に変化させればよい。
【0043】図16はマグネットの位置L2をそれぞれ
5mm、10mm、15mmに固定し、マグネットの長
さを変化させた場合のコンバーゼンスFTの変化を示
す。
【0044】ところで、2Rパネルの場合、マグネット
の位置L2が5mmで、マグネットの長さが31.5m
mで着磁強度が11ガウスの時にはラスター歪み、コン
バーゼンスFTとも実用レベルであるので、この場合の
コンバーゼンスFTのレベルを基準として評価してい
る。
【0045】図16における曲線Dは画面のピン歪みを
1mm補正する条件である。すなわち、図16はラスタ
ー歪みを補正するために、各L2でマグネットの長さを
変化させた場合にコンバーゼンスの変化が無視できるよ
うな条件が存在するか否かを示すものである。図16か
らは、L2=15mm付近の最適値が存在し、L2=1
0mmでも許容レベルにいれることができることを示し
ている。
【0046】図17は図16と同じ評価をコンバーゼン
スSSについておこなったものである。FTの場合と同
様に、L2=15mm付近に最適値が存在し、L2=1
0mm程度でも許容レベルにいれることができる。
【0047】以上はパネル外面をフラットにした場合に
は1mm程度のピン歪みが問題となるので上記評価を記
載したが、もしも、1mmよりも大きいピン歪みを補正
する場合はL2およびマグネットの長さMLの値は大き
いほうにシフトする。
【0048】図18はコンバーゼンスFT、SSのレベ
ルをほぼゼロに保つ場合のマグネットの長さMLとマグ
ネットの位置L2の関係をしめす。コンバーゼンスFT
とコンバーゼンスSSとでは最適条件は若干異なるが、
どちらのコンバーゼンンスを重視するか、あるいは、2
つの特性の中間の特性をとるかによって決めればよい。
そして、1mm程度のラスター歪みを補正するためには
L2は10mm以上である。
【0049】以上は17インチ偏向角100度のブラウ
ン管に使用される丸型偏向ヨークについて説明したが、
同様の技術は他のシステムにも応用できる。
【0050】対角外形が21インチでパネル外面がフラ
ットであり、ファンネル3のコーン部33が角型である
ブラウン管に使用される偏向ヨークの例を図19に示
す。
【0051】図19において、図4に示す部品と同じも
のは同じ番号を付す。偏向ヨークの中心から水平偏向コ
イルの上端までの寸法は43.9mm(約44mm)で
ある。角型偏向ヨークは偏向パワーを小さくできるとい
うメリットがある。さらに偏向ヨークを小型にできると
いうメリットがある。しかし、パネル外面をフラットに
することにより、ピン歪みが問題となることは同様であ
る。したがって、本発明を適用するためには、偏向ヨー
ク開口部でのセパレータの上下寸法を大きくしてマグネ
ットを偏向ヨークの水平コイルから遠ざける必要があ
る。
【0052】図20はパネルがフラットで対角21イン
チのカラーデスプレイ管に角型偏向ヨークを用いた場
合、コンバーゼンスをほとんどゼロにできるマグネット
の長さMLとマグネットの位置L2の関係を示すもので
ある。
【0053】この場合、L2が15mm程度であれば歪
みもコンバーゼンスもほぼゼロにすることができる。L
2が10mm程度からミスコンバーゼンスとラスター歪
みが許容レベルにはいってくるが、この場合の、管軸か
ら棒状マグネットの中心までの距離L1は約54mmに
なる。
【0054】角型偏向ヨークではヨーク自体が丸型偏向
ヨークに比べて小さい関係上コンバーゼンスをゼロにす
るマグネットの長さMLは小さくなる。本実施例である
対角外形が21インチであるカラーデスプレー管のパネ
ル外面の対角方向等価曲率半径は57800mmであ
り、偏向角は90度である。この場合の最適L2は14.4
mmである。また、ブラウン管の中心からマグネットの中
心までの距離L1は58.3mmである。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ラスター歪みとコンバ
ーゼンスの特性を同時に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるカラーブラウン管の断面図
である。
【図2】本発明におけるカラー陰極線管のパネルの断面
図である。
【図3】画面に映し出される画像のラスター歪みの例で
ある。
【図4】本発明の実施例での丸型偏向ヨークの正面図で
ある。
【図5】本発明の実施例での丸型偏向ヨークの側面図で
ある。
【図6】棒状マグネットの斜視図である。
【図7】画面サイドにおける弓状ミスコンバーゼンスの
状態を示した図である。
【図8】画面サイドにおける縦線ミスコンバーゼンスの
状態を示した図である。
【図9】画面中央における弓状ミスコンバーゼンスの状
態を示した図である。
【図10】画面上下での横線の垂直方向ミスコンバーゼ
ンスの状態を示した図である。
【図11】画面の中間位置における横線の垂直方向ミス
コンバーゼンスの状態を示した図である。
【図12】棒状マグネットの着磁強度を変えた場合のコ
ンバーゼンスとラスター歪みの変化を示した図である。
【図13】水平偏向コイルと棒状マグネットの距離を変
えた場合のコンバーゼンスとラスター歪みの変化を示し
た図である。
【図14】棒状マグネットの長さを変えた場合のコンバ
ーゼンスとラスター歪みの変化を示した図である。
【図15】棒状マグネットの位置をパラメーターにして
棒状マグネットの長さを変化させた場合のラスター歪み
の変化を示した図である。
【図16】棒状マグネットの位置をパラメーターにして
棒状マグネットの長さを変えた場のコンバーゼンスの変
化を示した図である。
【図17】棒状マグネットの位置をパラメーターにして
棒状マグネットの長さを変えた場のコンバーゼンスの変
化を示した図である。
【図18】コンバーゼンスを最適化する棒状マグネット
の長さと棒状マグネットの位置の関係を示した図であ
る。
【図19】角型偏向ヨークの正面図である。
【図20】角型偏向ヨークを使用した場合の最適コンバ
ーゼンスを与える棒状マグネットの長さの関係を示した
図である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 蛍光面 5 シャドウマスク 101 水平偏向コイル 102 セパレータ 103 垂直偏向コイル 11棒状マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金木 豪 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 渡辺 満 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 桜井 宗一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 Fターム(参考) 5C042 GG07 GG08 GG13 GG16 GG22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光面を有するパネル部とファンネ
    ル部と電子銃を内蔵するネック部を有し、ファンネルの
    ネック部と連接する部分にはコーン部が形成され、前記
    コーン部には電子ビームを偏向する偏向ヨークが取り付
    けられており、前記偏向ヨークはコアと水平偏向コイル
    と垂直偏向コイルとセパレータを有し、前記偏向ヨーク
    の前記水平偏向コイルの上下には棒状マグネットがパネ
    ル面とほぼ平行にかつ水平にとりつけられており、前記
    棒状マグネット断面方向の中心と前記水平偏向コイルの
    上端または下端との距離はブラウン管管軸と垂直方向に
    10mm以上であることを特徴とするカラーブラウン
    管。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記棒状マグネットの
    断面方向の中心と前記水平偏向コイルの上端または下端
    との前記距離は15mm以上であることを特徴とするカ
    ラーブラウン管。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記棒状マグネットの
    断面方向の中心と前記水平偏向コイルの上端または下端
    との前記距離は約14.4mmであることを特徴とする
    カラーブラウン管。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記コーン部は管軸と
    垂直方向の断面外形は角型であり、前記水平偏向コイル
    の管軸と垂直方向の断面外形は角型であることを特徴と
    するカラーブラウン管。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記パネルの外面の対
    角方向等価曲率半径は10,000mm以上であること
    を特徴とするカラーブラウン管。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記カラーブラウン管
    の最大偏向角度は100度であることを特徴とするカラ
    ーブラウン管。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記棒状マグネットの
    長さは31.5mm以上であることを特徴とするカラー
    ブラウン管。
  8. 【請求項8】内面に蛍光面を有するパネル部とファンネ
    ル部と電子銃を内蔵するネック部を有し、ファンネルの
    ネック部と連接する部分にはコーン部が形成され、前記
    コーン部には電子ビームを偏向する偏向ヨークが取り付
    けられており、前記偏向ヨークはコアと水平偏向コイル
    と垂直偏向コイルとセパレータを有し、前記偏向ヨーク
    には棒状マグネットがパネル面と略平行にかつ水平にと
    りつけられており、前記コーン部の管軸と直角方向の断
    面は約角型であり、前記偏向ヨークの前記コーン部に対
    応する部分の管軸方向と直角方向の断面は約角型であ
    り、前記棒状マグネット断面方向の中心と管軸との距離
    は管軸と垂直方向に54mm以上であることを特徴とす
    るカラーブラウン管。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記棒状マグネット断
    面方向の中心と管軸との距離は管軸と垂直方向に59m
    m以上であることを特徴とするカラーブラウン管。
  10. 【請求項10】請求項8において、前記棒磁石の長さは
    22mm以上であることを特徴とするカラーブラウン
    管。
  11. 【請求項11】請求項8において、前記カラーブラウン
    管の最大偏向角は90度であることを特徴とするカラー
    ブラウン管。
  12. 【請求項12】請求項8において、前記パネルの外面の
    対角方向等価曲率半径は10,000mm以上であるこ
    とを特徴とするカラーブラウン管。
  13. 【請求項13】請求項8において、前記棒磁石の長さは
    31.5mm以上であることを特徴とするカラーブラウ
    ン管。
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