JP2001357794A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JP2001357794A
JP2001357794A JP2000180721A JP2000180721A JP2001357794A JP 2001357794 A JP2001357794 A JP 2001357794A JP 2000180721 A JP2000180721 A JP 2000180721A JP 2000180721 A JP2000180721 A JP 2000180721A JP 2001357794 A JP2001357794 A JP 2001357794A
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center
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JP2000180721A
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Mitsuru Watanabe
満 渡辺
Katsuyoshi Tamura
勝義 田村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • H01J29/076Shadow masks for colour television tubes characterised by the shape or distribution of beam-passing apertures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/075Beam passing apertures, e.g. geometrical arrangements

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パネル外面がほぼフラットで、パネル内面とシ
ャドーマスクが曲率を有するタイプのカラー受像管にお
いて、短軸付近の強度を向上させる。 【解決手段】インライン配置の電子銃とドットタイプの
蛍光面の組み合わせのブラウン管で、パネル外面はほぼ
フラットで内面は曲面を有し、シャドーマスクは丸孔
で、パネルに向かって凸な曲面を有している。シャドー
マスクの孔は水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPv
を有し、水平方向ピッチPhはシャドーマスク中央より
もシャドーマスク短軸の端部において5%以上大きく、
Ph/Pvはシャドーマスク中央よりもシャドーマスク
短軸の端部で大である。これによって、特にシャドーマ
スクの短軸付近の強度を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル外面がほぼ
フラットで、パネル内面とシャドーマスクが曲率を有す
るカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管のパネル外面をフラットに
することにより、画面の見やすさを改善することが出来
る。しかし、シャドーマスク型ブラウン管では、シャド
ーマスクの機械的強度を維持するために、シャドーマス
ク有効面部に曲率をつける必要がある。このため、パネ
ルの外面はフラットにして、シャドーマスクに対向する
パネルの内面には曲率をつける方式がある。パネルの中
央よりもパネルの周辺部でガラスの肉厚が大きいと、
(1)画面周辺で明るさが劣化する、(2)パネルを作
りにくい等の問題が生ずる。従って、パネル外面をフラ
ットにした場合、パネル内面の曲率を極端に大きくでき
ない。この場合、シャドーマスクには十分な曲率を持た
せることができず、従って、シャドーマスクの強度が問
題であった。
【0003】曲率の小さい(曲率半径の大きい)シャド
ーマスクの強度を向上する方法として、シャドーマスク
有効面内にビード、あるいは不規則な折れ曲がりを形成
する技術が米国特許第5,506,466号に記載して
あるが、シャドーマスクのビードや不規則な折れ曲がり
が蛍光面に投影され易いという問題がある。
【0004】米国特許第4,136,300号には、内
外面がフラットなパネルに対し、シャドーマスクのピッ
チを変化させることによってシャドーマスクに曲率をつ
ける思想が開示されている。しかし、この特許には電子
銃がインライン配置でかつ蛍光面がドットである構成の
カラーブラウン管についての開示はない。また、パネル
内面がフラットでシャドーマスクがスロット配列である
場合にシャドーマスクに曲率を形成する方法が記載して
あるが、実用化する上での問題点、構成については記載
がない。
【0005】パネル内面よりもシャドーマスクの曲率を
大きくするために、電子ビーム間隔(いわゆるS寸法)
を偏向角とともに変化させる技術がIDW(Inter
national Display Worksho
p)’98のページ413−416に記載されている。
この技術はS寸法を偏向角とともに変化させるための電
磁4重極が必要である。米国特許第5,479,068
号にはインライン配置の電子銃でドットタイプの蛍光面
のブラウン管で、シャドーマスクの孔の縦ピッチを大き
くしてピュリティ裕度の向上、電子ビームの透過率の向
上を図る技術が記載されている。しかし、シャドーマス
クの曲面と、それに関連する強度についての記載は無
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、パ
ネル外面がフラットで、パネル内面に曲率を有するカラ
ー受像管において、シャドーマスクに十分な曲率を持た
せることができず、シャドーマスクの機械的強度が不十
分であった。
【0007】本発明の目的は、パネル外面がほぼフラッ
トで、パネル内面とシャドーマスクが曲率を有するタイ
プのカラー受像管で、シャドーマスクの機械的強度を向
上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、パネル外面が
ほぼフラットで、パネル内面とシャドーマスクが曲率を
有するタイプのカラー受像管において、特に短軸付近の
シャドーマスクの曲率を大とすることにより、短軸付近
の強度を向上させるものである。
【0009】このために本発明のカラー陰極線管では、
インライン電子銃と、ドットタイプの蛍光面の組み合わ
せにおいて、シャドーマスクの短軸付近の上下でシャド
ーマスクの中央部よりもシャドーマスクの水平方向のピ
ッチを5%以上、好ましくは10%以上大きくし、か
つ、シャドーマスクの垂直ピッチの水平ピッチに対する
比をシャドーマスク短軸付近の上下でシャドーマスク中
央よりも小さくする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は20V(ヴィジュアルサイ
ズが20インチ)のカラーディスプレイ管の概略図であ
る。パネル1は外面がフラットで内面は曲面である。ネ
ック2はインライン配置された電子銃9を内蔵し、ファ
ンネル3でパネル1と連接している。蛍光面4にはドッ
トタイプの蛍光体が形成され、シャドーマスク5は多数
の丸孔を有し、サポートフレーム6によって支えられ、
スプリング8によって、パネル1に装着されている。シ
ャドーマスクは電子ビームを通過させるための多数の孔
を有する有効部を有している。内部磁気シールド7はサ
ポートフレームにセットされている。偏向ヨーク10に
よって電子ビームを偏向し、マグネット組立て11によ
って電子ビームのコンバーゼンス、ピュリティーをと
る。テンションバンド12によってバルブの爆縮を防止
する。
【0011】パネル外面がフラットで、パネル内面が曲
率を有しているのは、シャドーマスクに曲率をつけるた
めである。パネル中央の肉厚は12mmであるが、パネ
ル内外面の曲率の差により、パネル周辺のガラス肉厚は
パネル中央の肉厚より大となっている。パネルの対角有
効径が508mmの場合、パネル外面の定義式Zoは
【0012】
【数1】
【0013】である。
【0014】また、パネル内面の定義式Ziは
【0015】
【数2】
【0016】である。
【0017】このようなパネルでは場所によって曲率半
径が異なる。従って、図2に示すように、パネル中央と
周辺の落ち込み量から、等価曲率半径Rを次のように定
義する。
【0018】R=(D+Z)/(2Z) ここで、Dは有効径の半分の長さ、Zはパネル中央と有
効面端部の高さの差である。この等価曲率半径は短軸、
長軸、対角軸で定義することができる。上記Rで定義さ
れたパネルの対角方向の等価曲率半径は62500mm
であり、短軸方向の等価曲率半径は77000mmであ
る。一般にパネル外面の等価曲率半径が10000mm
以上ならば実質的にフラットに見える。
【0019】このような外面がフラットなパネルの場
合、シャドーマスクの強度は短軸付近が特に問題とな
る。パネルの周辺肉厚を大きくして、パネル内面に曲面
をつけることにより、シャドーマスクに曲面をつけるこ
とができる。上記定義されたパネルでは、短軸内面の等
価曲率半径は1866mmである。中央と周辺のガラス
肉厚の差が大きいと、ガラスの透過率の影響で中央と周
辺に明るさの差が大きくなる、パネル内面の曲面の影響
が画面のフラット感を損ねる等の問題点を生ずる。この
場合、中央と周辺150mmでの肉厚差は6.04mm
であり、中央ガラス肉厚に対する比率は約50.3%で
ある。
【0020】対応するシャドーマスクの曲面Zの例を次
に示す。
【0021】
【数3】
【0022】ここで、A1からC4までの各定数の値は
表1に示す通りである。
【0023】
【表1】
【0024】表1に示した曲面は、シャドーマスクの水
平方向ピッチを短軸上でほぼ一定の0.41mmとした
場合である。シャドーマスク短軸上の曲率は係数B1,
B2によって表現される。この場合の短軸上の等価曲率
半径は2190mmである。
【0025】図3にシャドーマスクのホールピッチの定
義を示す。Phは水平方向ピッチ、Pvは垂直方向ピッ
チである。シャドーマスクは短軸付近で強度が不足する
ため、この部分の強度を上げるためには短軸付近の曲率
半径を小さくすることが必要である。上記シャドーマス
クとパネルとの組み合わせで、短軸上、中央から145
mmにおけるq寸法は10mmである。(q寸法はパネ
ルとマスクの間隔であり、インライン配置の場合、偏向
中心における電子ビームの間隔、偏向中心と蛍光面の間
隔、シャドーマスク孔の水平方向ピッチによって定まる
値である。)この場所でシャドーマスクの水平方向ピッ
チPhを5%大きくして0.431mmとすると、q寸
法も約5%大きくなり、10.5mmになる。この場
合、シャドーマスク短軸上145mmでの落ち込み量が
0.5mm増加するため、曲率半径は1984mmとな
り、水平方向ピッチが一定の場合の曲率半径に比して約
91%の値になる。また、水平方向ピッチPhを10%
増やして0.451mmとすると、等価曲率半径は18
13mmとなり、水平方向ピッチが一定の場合の曲率半
径に比して約83%となる。
【0026】このように水平方向ピッチPhを増やして
曲率半径が小さくなった分、シャドーマスクの強度を改
善できる。逆に、シャドーマスクの曲率半径を変えなく
とも良い場合は周辺でのガラス肉厚を小さくすることが
できる。中央と周辺のガラスの肉厚差を小さくできれ
ば、ガラスの光透過率に起因する表示画像の明るさむら
も低減できるので、光吸収率の高いガラス材料、いわゆ
るティント材(Tint材)またはダークティント材
(Dark Tint材)を使用し、表示画像のコント
ラストを向上できる。なお、ガラス板厚10.16mm
の場合の透過率はティント材(Tint材)で57%、
ダークティント材(Dark Tint材)で46%で
ある。
【0027】シャドーマスク長軸端の水平方向ピッチP
hは短軸端の水平方向ピッチPhとは独立に決めること
ができるが、長軸端の水平方向ピッチPhは中央の水平
方向ピッチPhと同等かそれ以上の値に決めるのがよ
い。
【0028】一般に蛍光体を稠密構造とし、ランディン
グ裕度を確保するためにはシャドーマスクの孔の配置は
図3に示すように正三角形配置とする。この場合は水平
ピッチPh,垂直ピッチPvとの関係はPh=(√3)
Pvである。ここで、数値3の平方根を明細書表記上の
制約により、以下(√3)のように記す。稠密構造を維
持するために、画面の上方で水平ピッチとともに垂直ピ
ッチも増加させると、モアレの制御が困難になる。モア
レは電子ビームの走査線とシャドーマスク孔の縦ピッチ
に関連する電子ビーム透過率の周期性との干渉によって
生ずる。従って、シャドーマスク孔の縦ピッチが中央と
有効面上下で大きく異なると、画面全体でのモアレの制
御が困難になる。
【0029】本発明では、シャドーマスク上下では水平
ピッチの増加ほどは垂直ピッチを増加させない。すなわ
ち、図4に示すように、短軸付近の有効面上下でのPv
/Phを中央での値よりも小さくすることによってモア
レを制御する。走査線の数との関係もあるが、Pvが画
面全体で、0.27mmよりも小さいとモアレを制御し
やすい。シャドーマスク有効部中央とシャドーマスク有
効部上下での具体的な水平ピッチPhと垂直ピッチPv
の数値の例は表2のようである。
【0030】
【表2】
【0031】シャドーマスクの水平ピッチを短軸方向の
み変化させると、図5に示すように、シャドーマスクサ
イドで孔配置のトリオが2等辺三角形から逸脱し、ピュ
リティ裕度を劣化させてしまう。これを防止するために
は、シャドーマスク長軸方向にも短軸方向と同様に水平
ピッチPhを変化させる。これは結局、中心から円周上
には水平ピッチをほぼ同じにすることを意味する。つま
り、図6に示す円上では同じ水平ピッチになる。この場
合、シャドーマスク対角周辺で水平方向の解像度が劣化
するという問題がある。
【0032】本発明はこの問題を次のように対策する。
中心付近ではシャドーマスク孔の配置を縦長にする。す
なわち、Ph<(√3)Pvとして、あらかじめPhを
小さくする。シャドーマスク中心ではミスランディング
の問題は小さいので、Phを相当小さくしても良い。水
平ピッチPhと垂直ピッチPvの関係をPh≦0.9
(√3)Pvとすることは困難ではない。これによって
対角周辺における水平方向の解像度の大きな劣化を防止
する。具体的数値例を表3に示す。この例ではシャドー
マスク中心ではPh=0.85(√3)Pv、対角周辺
ではPh=(√3)Pvである。この例では、短軸方向
に10.6%、対角方向は17.7%のグレーディング
をつけている。ここで短軸上下とは、シャドーマスク短
軸上の有効部端部から3mmの場所、対角周辺とは、シ
ャドーマスク対角軸上の有効部端部から5mmの場所で
ある。
【0033】
【表3】
【0034】対角周辺で孔配置を横長配置として、中心
での縦長の度合いのバランスをとってもよい。表4はシ
ャドーマスク中心でPh=0.93(√3)Pv、対角
周辺でPh=1.03(√3)Pvとした例である。
【0035】
【表4】
【0036】中央においてはさらに、Ph<0.85
(√3)Pvとすることも可能である。ただし、シャド
ーマスク孔配置が正三角形から大きく逸脱するとランデ
ィング裕度が小さくなり、シャドーマスクの孔径を小さ
くする必要が生ずる。この場合、明るさが減少する。孔
配置が縦長になることに対応して孔形状も縦長にすると
明るさを向上できる。表3に示すような孔配列ではシャ
ドーマスク中心、および、短軸上下で孔形状を縦長にで
きる。
【0037】水平ピッチPhのグレーディングのつけか
たはいろいろな方法がある。この例を図7に示す。図7
においてaは水平方向ピッチPhが直線状に変化する場
合、bは水平方向ピッチPvが2次曲線で変化する場合
である。短軸方向へできるだけ曲率をつけるという点か
らは直線と2次曲線の中間の曲線形状がよい。対角周
辺、長軸周辺での水平方向ピッチが粗くなることを許容
できれば4次曲線あるいは2次と4次とを組み合わせた
曲線で水平方向ピッチを変化させても良い。
【0038】図8にシャドーマスクの従来例を示す。シ
ャドーマスク有効面51は長辺はバレル状、短辺はピン
クッション形状になっている。長辺がバレル状になって
いるのは偏向ヨークの特性によって、コーナーにおいて
電子ビームが傾くので、この傾きに蛍光体ドットを合わ
せるためである。短辺がピンクッション形状であるの
は、蛍光面の外形をほぼ長方形にするためである。シャ
ドーマスク孔は各縦配列線上に存在するが、この場合も
水平ピッチPvは長軸上よりも上下の短辺上で大きい。
しかし、その差はわずかであり、長軸上の点P1の水平
方向ピッチをPhxとし、と長辺上の点P2の水平方向
ピッチをPhpとした場合、Php/Phx=Wp/W
xである。ここでWpは有効部の長辺付近の水平方向最
大径、Wxは長軸径である。20Vカラーデスプレイ管
の例では、Wp=394mm、Wx=391mmであ
る。従って、Php/Phxは1.0077となる。図
8におけるピンの量を円の半径で近似すると7077m
mになる。本発明はシャドーマスクの短軸と平行な線上
で、Php/Phx>Wp/Wxとするものである。短
軸付近でこの関係を満足すればさらによい。また、本発
明のシャドーマスク孔の縦配列線は有効面51の短辺
(サイド)のピン形状よりも大きなピン形状となってい
る場所が存在する。なお、Php/Phx>Wp/Wx
の関係はWp<Wxの場合も適用できる。
【0039】画面周辺でq寸法を大きくすると地磁気の
影響が顕著になる。とくに大型管では問題になることが
ある。これを防止するためは図1に示すような地磁気キ
ャンセラーコイル13を用いれば良い。このコイルは補
強バンド12と同様に、パネルスカート部に電線を1回
または複数回巻けばよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればパ
ネル外面がほぼフラットで、パネル内面とシャドーマス
クが曲率を有するタイプのカラー受像管の、シャドーマ
スクの機械的強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー陰極線管の概略図である。
【図2】本発明のカラー陰極線管のパネルの断面図であ
る。
【図3】シャドーマスクの孔の配置の説明図である。
【図4】本発明によるカラー陰極線管のシャドーマスク
中央とシャドーマスク周辺でのマスク孔の配置の説明図
である。
【図5】シャドーマスク孔の配置が二等辺三角形からず
れた場合の説明図である。
【図6】シャドーマスク孔の水平方向ピッチがシャドー
マスクの同心円上で同一である例の説明図である。
【図7】本発明によるカラー陰極線管のシャドーマスク
孔の水平方向ピッチのグレーディングの関係を示すグラ
フである。
【図8】従来のカラー陰極線管のシャドーマスクの有効
面形状の例を説明する模式図である。
【符号の説明】
1…パネル、2…ネック、3…ファンネル、4…蛍光
面、5…シャドーマスク、6…サポートフレーム、7…
内部磁気シールド、8…スプリング、9…電子銃、10
…偏向ヨーク、11…マグネット組み立て、12…テン
ションバンド、R…等価曲率半径、D…有効径の半分の
長さ、Z…パネル中央と周辺の落ち込み量、Ph…シャ
ドーマスクのホールの水平方向ピッチ、Pv…シャドー
マスクのホールの垂直方向ピッチ、T…パネルガラス肉
厚、Wp…有効部の長辺付近の水平方向最大径、Wx…
長軸径。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル外面はほぼフラットで内面は外面に
    向かって凸の曲面を有し、インライン配置の電子銃をも
    ち、かつ、パネル内面にはドットタイプの蛍光面が形成
    されており、前記パネル内面に対向して、パネルに向か
    って凸な曲面を有するシャドーマスクが配置され、前記
    シャドーマスクは電子ビームを通過させる多数のほぼ円
    形の孔を有する有効部を有し、前記多数のほぼ円形の孔
    は水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvを有し、P
    hはシャドーマスク中央よりもシャドーマスク短軸の端
    部において5%以上大きく、シャドーマスク中央ではP
    h<(√3)Pvであり、Ph/Pvはシャドーマスク
    中央よりもシャドーマスク短軸上下端部で大であり、シ
    ャドーマスク長軸端部の水平方向ピッチPhはシャドー
    マスク中央の水平方向ピッチと同等かそれよりも大きい
    ことを特徴とするカラー受像管。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記パネル外面の短軸
    方向の等価曲率半径は10000mm以上であることを
    特徴とするカラー受像管。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記水平方向ピッチは
    シャドーマスク中央よりも短軸の端部において10%以
    上大きいことを特徴とするカラー受像管。
  4. 【請求項4】請求項1において、画面短軸付近における
    シャドーマスクの短軸方向の等価曲率半径はパネル内面
    の短軸方向曲率半径よりも小さいことを特徴とするカラ
    ー受像管。
  5. 【請求項5】請求項1において、画面中央でのシャドー
    マスク孔形状は縦長であることを特徴とするカラー受像
    管。
  6. 【請求項6】請求項1において、画面短軸付近における
    上下端部でのシャドーマスク孔形状は縦長であることを
    特徴とするカラー受像管。
  7. 【請求項7】請求項1において、垂直方向ピッチPvは
    画面全体で0.27mm以下であることを特徴とするカ
    ラー受像管。
  8. 【請求項8】請求項1において、画面中央における水平
    方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvの関係はPh≦
    0.93(√3)Pvであることを特徴とするカラー受
    像管。
  9. 【請求項9】請求項1において、画面中央における水平
    方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvの関係はPh≦
    0.85(√3)Pvであることを特徴とするカラー受
    像管。
  10. 【請求項10】請求項1において、短軸付近の水平方向
    ピッチPhはシャドーマスク中心からの距離に対し、略
    2次関数で変化することを特徴とするカラー受像管。
  11. 【請求項11】請求項1において、水平方向ピッチPh
    はシャドーマスク長軸方向にも変化し、変化の量はシャ
    ドーマスク中心からの距離に対し、2次関数以上で変化
    することを特徴とするカラー受像管。
  12. 【請求項12】パネル外面はほぼフラットで内面は外面
    に向かって凸の曲面を有し、インライン配置の電子銃を
    もち、かつ、パネル内面にはドットタイプの蛍光面が形
    成されており、前記パネル内面に対向して、パネルに向
    かって凸な曲面を有するシャドーマスクが配置され、前
    記シャドーマスクは電子ビームを通過させる多数のほぼ
    円形の孔を有する有効部を有し、前記多数のほぼ円形の
    孔は水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvを有し、
    Phはシャドーマスク中心を中心とする円周上ではほぼ
    同一であり、シャドーマスク中心においてはPh<(√
    3)Pvであり、Ph/Pvはシャドーマスク中心より
    も短軸端部で大きいことを特徴とするカラー受像管。
  13. 【請求項13】請求項12において、パネル外面の短軸
    方向の等価曲率半径は10000mm以上であることを
    特徴とするカラー受像管。
  14. 【請求項14】請求項12において、垂直方向ピッチP
    vはシャドーマスク全体でほぼ一定であることを特徴と
    するカラー受像管。
  15. 【請求項15】請求項12において、垂直方向ピッチは
    シャドーマスク全体で0.27mm以下であることを特
    徴とするカラー受像管。
  16. 【請求項16】請求項12において、シャドーマスク中
    央における水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvの
    関係はPh≦0.93(√3)Pvであることを特徴と
    するカラー受像管。
  17. 【請求項17】請求項12において、シャドーマスク中
    央における水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvの
    関係はPh≦0.85(√3)Pvであることを特徴と
    するカラー受像管。
  18. 【請求項18】請求項12において、シャドーマスク対
    角周辺における水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチP
    vの関係はPh≒(√3)Pvであることを特徴とする
    カラー受像管。
  19. 【請求項19】請求項12において、シャドーマスク中
    央におけるシャドーマスク孔形状は縦長であることを特
    徴とするカラー受像管。
  20. 【請求項20】請求項12において、シャドーマスク短
    軸端部におけるシャドーマスク孔形状は縦長であること
    を特徴とするカラー受像管。
  21. 【請求項21】請求項12において、シャドーマスク水
    平方向ピッチは、シャドーマスク中心からラジアル方向
    に向かう距離の2次関数以下で変化することを特徴とす
    るカラー受像管。
  22. 【請求項22】パネル外面はほぼフラットで内面は外面
    に向かって凸の曲面を有し、インライン配置の電子銃を
    もち、かつ、パネル内面にはドットタイプの蛍光面が形
    成されており、前記パネル内面に対向して、パネルに向
    かって凸な曲面を有するシャドーマスクが配置され、前
    記シャドーマスクは電子ビームを通過させる多数のほぼ
    円形の孔を有する有効部を有し、前記多数のほぼ円形の
    孔は水平方向ピッチPhと垂直方向ピッチPvを有し、
    シャドーマスク有効部の長辺付近の水平方向最大長さを
    Wpとし、長軸の径をWxとし、シャドーマスクの短軸
    に略平行な線上で、上下端の水平方向ピッチPhpは長
    軸上の水平方向ピッチPhxよりも大きく、Php/P
    hx>Wp/Wxがある場所が存在し、シャドーマスク
    長軸端部の水平方向ピッチPhはシャドーマスク中央の
    水平方向ピッチと同等かそれよりも大きいことを特徴と
    するカラー受像管。
  23. 【請求項23】請求項22において、シャドーマスクの
    短軸付近において、シャドーマスク上下端での水平方向
    ピッチPhpはシャドーマスク中央の水平方向ピッチP
    hxよりも大きく、Php/Phx>Wp/Wxである
    ことを特徴とするカラー受像管。
  24. 【請求項24】請求項22において、Wp>Wxである
    ことを特徴とするカラー受像管。
  25. 【請求項25】請求項22において、前記パネル外面の
    短軸方向の等価曲率半径は10000mm以上であるこ
    とを特徴とするカラー受像管。
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