JP2007109516A - カラー陰極線管 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な鉄材を用い、且つ、有孔領域の中央部と対角部との落差の増加が抑制されたシャドウマスクを搭載しながら、ドーミングによる色ずれを改善する。
【解決手段】シャドウマスク10は複数の電子ビーム通過孔が形成された有孔領域11と、有孔領域の周囲に設けられた、電子ビーム通過孔が形成されていない無孔領域12と、無孔領域に対してほぼ直角に電子銃側に折り曲げられたスカート部13とを有する。有孔領域11の中心を原点とし、原点を通りシャドウマスクの長辺と平行な軸をx軸、原点を通りシャドウマスクの短辺と平行な軸をy軸、原点におけるシャドウマスクの法線をz軸としたとき、有孔領域は、x軸及びその近傍、及びy軸及びその近傍ではパネル側に凸であり、x軸及びy軸から離れた領域では電子銃側に凸である曲面を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明はシャドウマスクを備えたカラー陰極線管に関する。
図10は一般的なカラー陰極線管の概略構造を示す断面図である。カラー陰極線管は、パネル1とファンネル2とが接合されてなる外囲器3を備える。パネル1の内面には赤、緑、青の各色の蛍光体がストライプ状又はドット状に塗布されてなる蛍光体スクリーン9が形成されている。この蛍光体スクリーン9に対向してシャドウマスク10が、パネル1の内壁面に取り付けられたフレーム8に保持されている。ファンネル2のネック部2a内には、赤、緑、青の各色に対応した3つの電子ビーム5を発射する電子銃4が内蔵されている。電子ビーム5を外部磁界から遮蔽する磁気シールド7がフレーム8に取り付けられている。以上のカラー陰極線管のファンネル2の外周面上に偏向ヨーク6が搭載されてカラー陰極線管装置が構成される。電子銃4から発射された3つの電子ビーム5は、偏向ヨーク6により水平方向及び垂直方向に偏向され、磁気シールド7の内部空間とシャドウマスク10に形成された電子ビーム通過孔を順に通過して、蛍光体スクリーン9の各色の蛍光体にそれぞれ衝突して発光させる。このようにして、パネル1の有効表示領域にカラー画像が表示される。
図11は、シャドウマスク10及びこれを保持する略矩形枠形状のフレーム8とからなるシャドウマスク構体の概略斜視図である。略矩形状のシャドウマスク10は、金属薄板からなり、多数のスロット状又はドット状の電子ビーム通過孔21が配設された略矩形状の有孔領域11と、有孔領域11の外周に配置された無孔領域12とを備える。説明の便宜のために、図示したように、シャドウマスク10の中心を原点とし、シャドウマスク10の長辺方向軸をx軸、短辺方向軸をy軸、原点におけるシャドウマスク10の法線(即ち、陰極線管の管軸)をz軸とし、シャドウマスク10から電子銃4に向かう向きをz軸の正の向きとする。
シャドウマスク10は、有孔領域11内に、y軸方向を長手方向とする複数のタイバンド15と、x軸方向に隣り合うタイバンド15を連結する複数のブリッジとを有し、x軸方向に隣り合うタイバンド15の間に複数の電子ビーム通過孔21が形成されている。
電子銃4から発射された電子ビーム5が蛍光体スクリーン9に衝突するまでの過程において、電子ビーム5の約80%がシャドウマスク10に衝突し、電子の運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、シャドウマスク10が加熱される。従って、電子ビーム5の照射状態に応じて、シャドウマスク10が全体的に、あるいは局部的に熱膨張する。以後、この現象をそれぞれ「全体ドーミング」および「局部ドーミング」と区別し、両者を併せて「ドーミング」と総称する。シャドウマスク10の熱膨張により、電子ビーム通過孔21の蛍光体スクリーン9の各色の蛍光体に対する相対的位置が変化するので、3つの電子ビーム5は対応する蛍光体に正確に衝突しなくなり、いわゆる色ずれを生じる。
このような色ずれを防止するためには、(A)ドーミングの発生原因を小さくする、(B)ドーミングの影響を小さくする、の2通りがある。(A)に関しては、(A1)シャドウマスク10の熱膨張係数を小さくする(例えば特許文献1参照)、(A2)シャドウマスク10の電子銃5に対向する面に電子反射層を設け、電子ビーム5の影響を減少させる(例えば特許文献2参照)、という手段が一般にとられている。(B)に関しては、(B1)シャドウマスク10の曲率を大きくする(例えば特許文献3参照)という手段が一般にとられている。色ずれに対してはシャドウマスク10のz軸方向の変位が最も大きな影響を及ぼす。但し、シャドウマスク10の曲率が大きければ、曲率が小さい(即ち平坦である)場合に比べて、シャドウマスク10が熱膨張してもz軸方向の変位量が比較的小さくてすむため、色ずれを小さく抑えることができる。
特開昭59−127345号公報 特開昭59−94325号公報 特開昭54−49062号公報
上記A1の手段は、シャドウマスク10の材料として、例えば鉄(Fe)に代えて低膨張材料であるインバー材を用いれば熱膨張係数が約1/10になるため、非常に効果が高いが、高価であるという問題がある。
上記A2の手段は、シャドウマスク10に例えば酸化ビスマスを塗布することで20〜30%のドーミング低減効果を得ることができるが、効果としてはまだ不十分である。
上記B1の手段によれば、シャドウマスク10の曲率の増加に伴って着実にドーミング低減効果が増加する。ところが、シャドウマスク10の曲率を増加させると、シャドウマスク10の有孔領域11の中央部と対角部とのz軸方向の落差が増加するので、これに対応させて蛍光体スクリーン9の曲率も大きくして中央部と対角部とのz軸方向の落差を大きくしなければならない。一方で、パネル1の外面はフラットであることが商品上好ましいので、蛍光体スクリーン9の中央部と対角部とのz軸方向の落差が増加すると、パネル1の中央部と対角部とで厚み差が増加する。パネル1の厚みに比例して光の透過率が変化するため、画像が中央部でより明るく対角部でより暗くなるという問題が発生する。結局、手段B1では、周辺部で画像の輝度を確保しようとすると、十分なドーミング低減効果が得られない。
昨今のコスト競争が厳しい環境下では、コストを下げるために手段A1を採用することは困難であるが、手段A2及びB1だけでは色ずれ抑制には限界がある。このように、従来の手段では色ずれ抑制効果が充分得られていないのが現状である。
本発明は、安価な鉄材を用い、且つ、有孔領域の中央部と対角部との落差の増加が抑制されたシャドウマスクを搭載しながら、ドーミングによる色ずれが改善されたカラー陰極線管を提供することを目的とする。
本発明のカラー陰極線管は、パネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部内に設けられた電子銃と、前記パネルの内面に対向して設けられた略矩形状のシャドウマスクとを備える。
前記シャドウマスクは、複数の電子ビーム通過孔が形成された有孔領域と、前記有孔領域の周囲に設けられた、前記電子ビーム通過孔が形成されていない無孔領域と、前記無孔領域に対してほぼ直角に前記電子銃側に折り曲げられたスカート部とを有する。
そして、前記有孔領域の中心を原点とし、前記原点を通り前記シャドウマスクの長辺と平行な軸をx軸、前記原点を通り前記シャドウマスクの短辺と平行な軸をy軸、前記原点における前記シャドウマスクの法線をz軸としたとき、前記有孔領域は、前記x軸及びその近傍、及び前記y軸及びその近傍では前記パネル側に凸であり、前記x軸及び前記y軸から離れた領域では前記電子銃側に凸である曲面を有していることを特徴とする。
本発明によれば、シャドウマスクの有孔領域に特殊な凹凸曲面を与えることにより、パネル側に凸の領域では曲率が従来より増加するため熱膨張時のz軸方向の変位量が小さくなりドーミングの色ずれへの影響が低減され、電子銃側に凸の領域では熱膨張によるシャドウマスクの変形そのものが応力のバランスによって抑制される。従って、これら両方の効果によって、シャドウマスクのいずれの箇所でもドーミングによる色ずれを改善することができる。
上記の本発明のカラー陰極線管において、前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のx座標を変数xとして、前記x軸上では変数xのm次関数で表され、前記有孔領域の長辺上では変数xのコサイン関数で表され、前記x軸と前記長辺との間の領域では少なくとも変数xのm次関数及び変数xのコサイン関数を含む関数で表されることが好ましい。
あるいは、前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のy座標を変数yとして、前記y軸上では変数yのn次関数で表され、前記有孔領域の短辺上では変数yのコサイン関数で表され、前記y軸と前記短辺との間の領域では少なくとも変数yのn次関数及び変数yのコサイン関数を含む関数で表されることが好ましい。
更には、上記の好ましい2つの実施形態を兼ね備えることがより好ましい。即ち、前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、前記x軸上では変数xのm次関数で表され、前記y軸上では変数yのn次関数で表され、前記有孔領域の長辺上では変数xのコサイン関数で表され、前記有孔領域の短辺上では変数yのコサイン関数で表され、前記x軸、前記y軸、前記長辺、及び前記短辺で囲まれた領域では、少なくとも、変数xのm次関数、変数yのn次関数、変数xのコサイン関数、及び、変数yのコサイン関数を含む関数で表されることが好ましい。
前記有孔領域の一対の短辺と前記x軸とが交差する点のx座標を±XP、z座標をZXP、前記有孔領域の一対の長辺と前記y軸とが交差する点のy座標を±YP、z座標をZYP、前記有孔領域の周縁と前記有孔領域の対角軸とが交差する点のz座標をZDPとしたとき(XP,YP,ZXP,ZYP,ZDP≠0)、前記有孔領域の表面上の任意の点のz座標が、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、下記式1で近似されることが好ましい。
Figure 2007109516
前記式1において、Zx2(x)が、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
Figure 2007109516
で表されることが好ましい。これにより、曲面形状を局所的に微調整して、全体のドーミング量のバランスをとることができる。
前記式1において、αが、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
Figure 2007109516
で表されることが好ましい。これにより、曲面形状のさらに細かい調整が可能となる。
前記式1において、ZyS(x)が、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
Figure 2007109516
で表されることが好ましい。これにより、短辺近傍の曲面形状を細かく調整できる。
前記無孔領域は、前記有孔領域とは独立の曲面で前記有孔領域と前記スカート部とをなめらかに繋いでいることが好ましい。
前記シャドウマスクがFeを主成分とする材料からなることが好ましい。これにより、材料コストを下げることができる。ここで、「Feを主成分とする」とは、Feを50%以上含有することを言う。
前記シャドウマスクは、その前記電子銃に対向する側の面に電子反射被膜を有することが好ましい。これにより、シャドウマスクの電子反射量が増大するので、シャドウマスクの温度上昇が抑えられ、ドーミング量を低減させることができる。ここで、電子反射被膜としては、特に制限はないが、一般的に原子量の大きな物質の酸化物を含む膜であることが電子反射の観点から好ましく、具体的には鉛やビスマス等の酸化物粒子を水ガラス等のバインダと混ぜて塗布形成された膜を例示できる。
前記有孔領域は、前記y軸方向を長手方向とする複数のタイバンドを備え、前記複数のタイバンドの表面にハーフエッチングによる凹凸が形成されていることが好ましい。有孔領域内に電子ビーム通過孔とは別に凹凸が形成されていることにより、その表面積が増加するので熱輻射量が増加する。その結果、シャドウマスクの温度上昇が抑えられ、ドーミング量を低減させることができる。
以下、本発明を実施の形態を示しながら更に詳細に説明する。
本発明のカラー陰極線管の基本的構成はシャドウマスクを除いて特に限定はなく、例えば図10に示した従来の一般的な構成と同様でも良い、従って、カラー陰極線管の全体構成についての説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10がフレーム8に溶接される前のシャドウマスク10単体の状態をパネル1側から見た斜視図である。略矩形状のシャドウマスク10は、金属薄板からなり、多数のスロット状又はドット状の電子ビーム通過孔が配設された略矩形状の有孔領域11と、有孔領域11の周囲に配置された無孔領域12と、無孔領域12に対してほぼ直角に電子銃側に折り曲げられたスカート部13とを備える。図11に示した従来のシャドウマスクと同様に、有孔領域11内に、y軸方向を長手方向とする複数のタイバンドと、x軸方向に隣り合うタイバンドを連結する複数のブリッジとを有し、x軸方向に隣り合うタイバンドの間に複数の電子ビーム通過孔が形成されている。図1では、タイバンド、ブリッジ、電子ビーム通過孔の詳細構造を省略し、代わりに有孔領域11内に格子模様を描くことによりその曲面形状を表現している。
有孔領域11の中心を原点とし、原点を通りシャドウマスク10の長辺と平行な軸をx軸、原点を通りシャドウマスク10の短辺と平行な軸をy軸、原点におけるシャドウマスク10の法線をz軸とするとき、シャドウマスク10の有孔領域11面上の点のz座標が、x軸上では変数xのm次関数で表され、y軸上では変数yのn次関数で表され、有孔領域11の長辺上では変数xのコサイン関数で表され、有孔領域11の短辺上では変数yのコサイン関数で表され、x軸、y軸、長辺、及び短辺で囲まれた領域では、変数xのm次関数、変数yのn次関数、変数xのコサイン関数、変数yのコサイン関数の4つの関数を含む関数で表されている。この結果、有孔領域11は、x軸及びその近傍、及びy軸及びその近傍ではパネル1側に凸であり、x軸及びy軸から離れた領域では電子銃4側に凸である曲面形状を有している
本発明を対角サイズが68cm、アスペクト比4:3のTV用カラー陰極線管に適用した場合の実施例を示す。
シャドウマスク10は、厚さT=0.25mmのFeを主成分とする金属製板材からなる。有孔領域11の一対の短辺とx軸とが交差する点(x軸端)のx座標を±XP、z座標をZXP、有孔領域11の一対の長辺とy軸とが交差する点(y軸端)のy座標を±YP、z座標をZYP、有孔領域11の周縁と有孔領域11の対角軸とが交差する点(対角軸端)のz座標をZDPとしたとき、XP=253mm、ZXP=23.7mm、YP=190mm、ZYP=10.3mm、ZDP=23.7mmとした。このシャドウマスク10の有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式2で表される。
Figure 2007109516
式2は、式1において、ZDP=ZXPとし、且つ、Zx2(x)のコサイン関数の項をコサイン級数の第2項までで置き換えたものである。式2に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「実施例1」とする。
図2は、有孔領域11の曲面形状を表す関数(以下、「曲面関数」という)がコサイン関数を含まない従来技術の一例のシャドウマスクの斜視図である。このシャドウマスク10の有孔領域11は、その全領域でパネル1側に凸の曲面形状を有しており、対角軸端のz座標は実施例1と同じZDP=23.7mmであり、この場合に後述するランディング移動量が最小となるようにその曲面形状を最適化した。このとき、ZXP=11.6mm、ZYP=10.3mmであった。有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、変数x,yの多項式である次に示す式3で表される。
Figure 2007109516
式3に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「従来例1」とする。
図3は、有孔領域11の曲面形状が、実施例1の有孔領域11の曲面関数からコサイン関数を取り除いた関数で表されるシャドウマスクの斜視図である。このシャドウマスク10の有孔領域11は、基本的に従来例1と似た形状を有している。具体的には、有孔領域11は、x軸方向には変数xの4次関数で表されるパネル1側に凸の曲面形状を有し、y軸方向には変数yの3次関数で表されるパネル1側に凸の曲面形状を有する。ZXP=13.4mm、ZYP=10.3mm、ZDP=23.7mmとした。このときの、有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式4で表される。
Figure 2007109516
式4に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「比較例1」とする。
図4は、比較例1においてZXP=23.7mmに変更したシャドウマスクの斜視図である。このシャドウマスク10の有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式5で表される。
Figure 2007109516
式5に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「比較例2」とする。
図5は、有孔領域11の曲面形状が、実施例1の有孔領域11の曲面関数からコサイン関数以外を取り除いた関数で表されるシャドウマスクの斜視図である。ZXP=23.7mm、ZYP=10.3mm、ZDP=23.7mmとした。このときの、有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式6で表される。
Figure 2007109516
式6に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「比較例3」とする。
上記の実施例1、従来例1、および比較例1、2、3のカラー陰極線管装置について、後述する各種加熱パターンによって生じるドーミングにより電子ビームが蛍光体スクリーンに衝突する位置がx軸方向にずれる量(以後、これを「ランディング移動量」と呼ぶ)を計算した。この計算は、市販の有限要素法の解析ソフト(たとえばアンシス(ANSYS)株式会社製の「ANSYS」など)を用いて一般的に解析できる。計算条件は以下の通りである。
図6(A)〜(F)はシャドウマスク10をパネル1に対向する面側から見た正面図である。斜線を施した領域30は、一辺が126mmの正方形の電子ビーム照射領域を示している。室温25℃の雰囲気にシャドウマスク10を設置し、領域30のみに電子ビームを照射して領域30の温度が60℃に上昇して局部ドーミングが発生した場合を想定し、この場合の電子ビーム5のランディング移動量を領域30の位置を変えてそれぞれ計算した。有効領域11内の(x、y)座標は、中央(即ち原点)が(0,0)、x軸端が(±XP、0)、y軸端が(0、±YP)である。図6(A)は、領域30の中心が原点(0,0)に位置するケースを示した図である。図6(B)は、領域30の中心が座標(0、±2YP/3)に位置する2ケースの内の一方を示した図である。図6(C)は、領域30の中心が座標(±2XP/3、0)に位置する2ケースのうちの一方を示した図である。図6(D)は、領域30の中心が座標(±XP/3、0)に位置する2ケースのうちの一方を示した図である。図6(E)は、領域30の中心が座標(±2XP/3、±2YP/3)に位置する4ケースのうちの1つを示した図である。図6(F)は、領域30の中心が座標(±XP/3、±YP/3)に位置する4ケースのうちの1つを示した図である。
各電子ビーム照射位置におけるランディング移動量の計算結果の最大値を表1に示す。表1中の(A)〜(F)は図6の(A)〜(F)に対応する。表1に示したランディング移動量は、従来例1でのランディング移動量の最大値(電子ビーム照射領域30が図6(F)に示す位置にあるときのランディング移動量)を100%としたときの相対値である。また、ランディング移動量は、そのx軸方向における移動方向は考慮せず、その絶対値で表示している。よって、表1に示したランディング移動量の数値が小さいほど好ましい。また、表1中の(A)〜(F)間でランディング移動量の値のバラツキが小さい方が好ましい。
Figure 2007109516
表1を見ると、(A)〜(F)のいずれの場合においても、実施例1は従来例1よりランディング移動量が小さく、従来例1の最大値の64%以下に抑制されていることがわかる。これは、実施例1では、有孔領域11を式2で表される曲面形状としたことにより、有孔領域11の中央と対角軸端とのz軸方向の落差ZDPを従来例1と同一に保ちながら、x軸上のy軸方向の曲率を大きくすることができたために(C)及び(D)のランディング移動量が小さくなり、また、対角軸端近傍で電子銃4側に凸である曲面を有しているために(E)及び(F)のランディング移動量が小さくなったと考えられる。
有孔領域11の表面上の点のz座標が、式2のように、x軸上では変数xのm次関数で表され、y軸上では変数yのn次関数で表され、x軸及びy軸から離れた領域では電子銃4側に凸の曲面となるようにコサイン関数を含む関数で表されることが好ましいことを以下に説明する。
まず、比較例1の有孔領域11は、実施例1における曲面関数からコサイン関数を取り除いた曲面関数で表される最も単純な形状を有している。この場合、表1からわかるように、(A),(C),(D),(F)のランディング移動量が従来例1より悪化してしまう。曲面関数からコサイン関数を取り除いてしまうとドーミングのランディング移動量に対する影響が極端に変化することがわかる。言い換えると、従来例1の曲面関数はランディング移動量に対して比較的よく最適化されていたと言える。
次に、比較例2の有孔領域11の曲面形状は、比較例1の曲面関数において、x軸端及びy軸端のz座標ZXP,ZYPの値を実施例1と同じにした場合の曲面関数で表される。この場合、ランディング移動量は、比較例1よりは改善されるものの、(D)において従来例1より悪化してしまう。これらのことから、単にx軸端及びy軸端のz座標ZXP,ZYPの値を実施例1に一致させても好ましい結果は得られないことがわかる。
次に、比較例3の有孔領域11の曲面形状は、実施例1における曲面関数のようにx軸上の変数xのm次関数及びy軸上の変数yのn次関数を用いず、コサイン関数のみで表される。この場合、(A)のランディング移動量のみが極端に改善されるが、(C)及び(E)のランディング移動量は極端に悪化する。この理由は、x軸端でのx軸方向及びy軸方向の曲率がいずれも小さくなるためであると考えられる。
以上より、本実施の形態1によれば、シャドウマスク10がドーミングすることにより生じる色ずれが改善されたカラー陰極線管を提供できる。
式1の代わりに次に示す式7を用いても上記の実施例1と同様の曲面を表すことができる。
Figure 2007109516
式7において、βのコサイン関数の項や、ZxSのコサイン関数の項をコサイン級数で置き換えても良いことは式1の場合と同様である。
上記の実施例1の曲面関数である式2では、x軸上の曲面をz=ax4、y軸上の曲面をz=cy3を用いて表現したが、本発明はこれに限定されず、任意の次数の多項式を用いてもよい。あるいは、x軸上及びy軸上でパネル1側に凸の曲面になるのであれば他の関数を用いても良い。
また、実施例1の曲面関数である式2では、x軸及びy軸から離れた領域の曲面形状をコサイン関数を含む関数で表現したが、x軸及びy軸から離れた領域(即ち対角軸端及びその近傍を含む領域)で電子銃側に凸である曲面になるのであれば、他の関数を用いても良い。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るカラー陰極線管のシャドウマスク10をパネル1に対向する側から見た斜視図である。シャドウマスク10において無孔領域12の形状はランディング移動量に直接影響しない。そこで、本実施の形態2のシャドウマスク10では、無孔領域12は、有孔領域11とは独立の曲面で、有孔領域11とスカート部13とを滑らかに繋いでいる。ここで、「独立」とは、有孔領域11及び無孔領域12の各曲面形状を表す関数が互いに異なることを意味する。
本実施の形態2に対応する実施例を示す。上記の実施例1において、無孔領域12の表面形状を、x軸端でのx軸方向の曲率半径が14mm、y軸端でのy方向の曲率半径が10mm、対角軸端での対角方向の曲率半径が15mmであり、これらの間の領域では曲率半径が徐々に変化するように滑らかな曲面で繋いだ曲面とした。この形状を有する対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「実施例2」とする。
表2は、従来例1、実施例1、実施例2についてのランディング移動量の計算結果の最大値を表1と同様に示したものである。
Figure 2007109516
但し、表2では、図6の(A)〜(F)の電子ビーム照射領域30での各ランディング移動量の計算結果に加えて、有孔領域11全体が60℃に温度上昇して生じる全体ドーミング時のランディング移動量の計算結果を(G)欄に示している。(G)の値は以下のようにして求めた。電子ビームの蛍光体スクリーンに対する衝突位置のドーミングによるx軸方向のずれ量を、有孔領域11の中心(原点)に近づく場合を負(−)、遠ざかる場合を正(+)として、蛍光体スクリーンの全領域で計算した。そして、正の最大値と負の最大値の絶対値との和を、従来例1の(F)のランディング移動量を100%としたときの相対値で示した。
表2の(G)のランディング移動量は、実施例1では87%であり、従来例1の79%に比べて増加している。(G)のランディング移動量は、全体ドーミングに起因するものであり、基本的にはフレーム8をパネル1に装着するためのフレーム8に固定されたスプリング(図示せず)によってある程度補正可能であるために、現状ではあまり問題になっていない。しかし、その補正量が増加することは機構上好ましくない。これに対して、実施例2では(G)のランディング移動量が69%であり、従来例1よりも改善されている。しかも、実施例2では、(A)〜(F)のランディング移動量は実施例1とほぼ同等である。従って、全体ドーミングによる色ずれをも考慮すれば、実施例2の方が、ドーミングによる色ずれに対してバランスの取れた良好な特性を有していることがわかる。
(実施の形態3)
実施の形態1,2では、シャドウマスク10の有孔領域11の対角軸端のz座標ZDPを全て23.7mmに統一した実施例、従来例、及び比較例を用いて本発明の効果を説明した。本実施の形態3では、対角軸端のz座標ZDPを異ならせた場合の本発明の効果を示す。
図8は、有孔領域11の曲面関数がコサイン関数を含まない従来技術の別の例のシャドウマスクの斜視図である。このシャドウマスクは、有孔領域11の対角軸端のz座標ZDPを上述の従来例1よりも大きくした例である。対角軸端のz座標ZDPを大きくすると、背景技術で述べたようにドーミング低減効果は増加するが、画面周辺部で画像が暗くなるという欠点がある。ただし、明るさの均一性を多少妥協してもドーミングの低減を望む場合は、このような設計が採用される。具体的には、ZXP=17.4mm、ZYP=13.0mm、ZDP=31.2mmであり、有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式8で表される。
Figure 2007109516
式8に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「従来例2」とする。
図9は、有孔領域11の対角軸端のz座標をZDP=31.2mmと従来例2と同じにしながら、本発明を適用した実施の形態3に係るシャドウマスクの斜視図である。本実施の形態3に対応する実施例を示す。ZXP=17.4mm、ZYP=13.0mm、ZDP=31.2mmとした。x軸端のz座標ZXPも従来例2と同一の値とし、上記の実施例1,2と異なりZXP≠ZDPとした。これによって、有孔領域11の短辺が直線でない場合の効果も同時に確認できる。有孔領域11の表面上の任意の点のz座標は、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、次に示す式9で表される。式9は、式1において、αを、コサイン関数の項をコサイン級数の第三項を加えたものに置き換えたものである。
Figure 2007109516
更に、実施例2と同様に、無孔領域12の表面形状を、x軸端でのx軸方向の曲率半径が14mm、y軸端でのy方向の曲率半径が10mm、対角軸端での対角方向の曲率半径が15mmであり、これらの間の領域では曲率半径が徐々に変化するように滑らかな曲面で繋いだ曲面とした。式9に基づいた対角サイズが68cmのTV用カラー陰極線管装置用のシャドウマスク10の計算モデルをコンピューター上で製作した。これを「実施例3」とする。
表3は、従来例1、従来例2、実施例3についてのランディング移動量の計算結果の最大値を表2と同様に示したものである。
Figure 2007109516
表3を見ると、従来例2では、ZDPを大きくしたことにより、予想通り従来例1に比べて(A)〜(G)のいずれのランディング移動量も低減している。さらに、実施例3では、本発明の効果が発揮されて、問題となる(C)〜(F)のランディング移動量が従来例2に対して20〜30%だけ小さなレベルに低減されている。このことから、本発明は実施の形態1,2とZDPが異なる場合においてもドーミングにより生じる色ずれが充分に改善されることがわかる。また、有孔領域11の短辺が直線でなくてもよいことも確認できた。
本発明の利用分野は特に制限はないが、安価な鉄材を用いたシャドウマスクの局部的な温度上昇による色ずれを防止することができるので、低コストで良好なカラー表示を行うことができるカラー陰極線管等として広く利用することができる。
本発明の実施の形態1に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 従来技術によるカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 比較例1に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 比較例2に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 比較例3に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 (A)〜(F)は、ランディング移動量を解析する際に使用した表示パターンを示した正面図である。 本発明の実施の形態2に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 別の従来技術によるカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るカラー陰極線管のシャドウマスクをパネル側から見た斜視図である。 一般的なカラー陰極線管の概略構造を示す断面図である。 一般的なカラー陰極線管のシャドウマスク構体の斜視図である。
符号の説明
1 パネル
2 ファンネル
2a ネック部
3 外囲器
4 電子銃
5 電子ビーム
6 偏向ヨーク
7 磁気シールド
8 フレーム
9 蛍光体スクリーン
10 シャドウマスク
11 有孔領域
12 無孔領域
13 スカート部
15 タイバンド
21 電子ビーム通過孔

Claims (12)

  1. パネルと、前記パネルに接合されたファンネルと、前記ファンネルのネック部内に設けられた電子銃と、前記パネルの内面に対向して設けられた略矩形状のシャドウマスクとを備えてなるカラー陰極線管であって、
    前記シャドウマスクは、複数の電子ビーム通過孔が形成された有孔領域と、前記有孔領域の周囲に設けられた、前記電子ビーム通過孔が形成されていない無孔領域と、前記無孔領域に対してほぼ直角に前記電子銃側に折り曲げられたスカート部とを有し、
    前記有孔領域の中心を原点とし、前記原点を通り前記シャドウマスクの長辺と平行な軸をx軸、前記原点を通り前記シャドウマスクの短辺と平行な軸をy軸、前記原点における前記シャドウマスクの法線をz軸としたとき、前記有孔領域は、前記x軸及びその近傍、及び前記y軸及びその近傍では前記パネル側に凸であり、前記x軸及び前記y軸から離れた領域では前記電子銃側に凸である曲面を有していることを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のx座標を変数xとして、前記x軸上では変数xのm次関数で表され、前記有孔領域の長辺上では変数xのコサイン関数で表され、前記x軸と前記長辺との間の領域では少なくとも変数xのm次関数及び変数xのコサイン関数を含む関数で表される請求項1に記載のカラー陰極線管。
  3. 前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のy座標を変数yとして、前記y軸上では変数yのn次関数で表され、前記有孔領域の短辺上では変数yのコサイン関数で表され、前記y軸と前記短辺との間の領域では少なくとも変数yのn次関数及び変数yのコサイン関数を含む関数で表される請求項1に記載のカラー陰極線管。
  4. 前記有孔領域の表面上の点のz座標が、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、前記x軸上では変数xのm次関数で表され、前記y軸上では変数yのn次関数で表され、前記有孔領域の長辺上では変数xのコサイン関数で表され、前記有孔領域の短辺上では変数yのコサイン関数で表され、前記x軸、前記y軸、前記長辺、及び前記短辺で囲まれた領域では、少なくとも、変数xのm次関数、変数yのn次関数、変数xのコサイン関数、及び、変数yのコサイン関数を含む関数で表される請求項1に記載のカラー陰極線管。
  5. 前記有孔領域の一対の短辺と前記x軸とが交差する点のx座標を±XP、z座標をZXP、前記有孔領域の一対の長辺と前記y軸とが交差する点のy座標を±YP、z座標をZYP、前記有孔領域の周縁と前記有孔領域の対角軸とが交差する点のz座標をZDPとしたとき(XP,YP,ZXP,ZYP,ZDP≠0)、前記有孔領域の表面上の任意の点のz座標が、この点のx座標及びy座標を変数x及び変数yとして、下記式1で近似される請求項1〜4のいずれかに記載のカラー陰極線管。
    Figure 2007109516
  6. 前記式1において、Zx2(x)が、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
    Figure 2007109516
    で表される請求項5に記載のカラー陰極線管。
  7. 前記式1において、αが、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
    Figure 2007109516
    で表される請求項5に記載のカラー陰極線管。
  8. 前記式1において、ZyS(x)が、コサイン関数の項をコサイン級数で置き換えた
    Figure 2007109516
    で表される請求項5に記載のカラー陰極線管。
  9. 前記無孔領域は、前記有孔領域とは独立の曲面で前記有孔領域と前記スカート部とをなめらかに繋いでいる請求項1〜8のいずれかに記載のカラー陰極線管。
  10. 前記シャドウマスクがFeを主成分とする材料からなる請求項1〜9のいずれかに記載のカラー陰極線管。
  11. 前記シャドウマスクは、その前記電子銃に対向する側の面に電子反射被膜を有する請求項1〜10のいずれかに記載のカラー陰極線管。
  12. 前記有孔領域は、前記y軸方向を長手方向とする複数のタイバンドを備え、前記複数のタイバンドの表面にハーフエッチングによる凹凸が形成されている請求項1〜11のいずれかに記載のカラー陰極線管。
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