JP2002117659A - 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法 - Google Patents

光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法

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JP2002117659A
JP2002117659A JP2000310534A JP2000310534A JP2002117659A JP 2002117659 A JP2002117659 A JP 2002117659A JP 2000310534 A JP2000310534 A JP 2000310534A JP 2000310534 A JP2000310534 A JP 2000310534A JP 2002117659 A JP2002117659 A JP 2002117659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク再生装置において、RAM容量の小
さいマイクロコンピュータであっても、TOC情報に基
づいて、短時間に曲の頭出し動作を行うことができるよ
うにする。 【解決手段】光ディスクに記録されている曲の記録開始
位置情報であるTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)
情報を読み出し、曲の頭出し動作を行う光ディスク再生
装置において、TOC情報の曲番号を単位時間ごとにビ
ット単位で記憶し、ビット単位で記憶されたTOC情報
を用いて、曲の頭出し動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDなどの記録媒
体に記録されている複数の曲の中から所定の一曲の先頭
にアクセスする光ディスク再生装置及び光ディスク再生
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスク再生装置において、
光ディスクに記録されている複数の曲の中の1つの曲の
先頭にアクセスする場合は、曲の開始位置を示すTOC
(テーブル・オブ・コンテンツ)情報を予め光ディスク
からマイクロコンピュータのRAMに記憶させておき、
このTOC情報に基づいてアクセスを行う。
【0003】目標曲の先頭へのアクセスは、目標曲のT
OC情報と現在の再生位置とから光ピックアップの移動
距離を求め、サーボ制御により、光ピックアップをこの
移動距離だけ移動させることにより行う。
【0004】光ピックアップの送り機構には構造上の移
動誤差があるため、光ピックアップの移動を何回か繰り
返し、目標の位置を見つける。この光ピックアップの移
動回数を減らし、短時間で所定の位置に移動するために
は、多くのTOC情報を記憶する必要があるが、マイク
ロコンピュータのRAM容量が限られていることと、機
構上の移動誤差とを考慮し、「フレーム」および「秒」
の下位桁の情報は一般的には使用しない。
【0005】マイクロコンピュータの限られたRAM領
域を有効に利用する方法として、特許第2955499
号公報(特開平9−106659号公報)は、曲数の少
ないCDに対しては全TOC情報を記憶し、曲数が多い
CDに対しては上位情報のみを記憶する方法を提案して
いる。
【0006】同公報に提案されている方法において、曲
数の多いときのRAMの構成を図7に、曲数の少ないと
きのRAMの構成を図8にそれぞれ示す。
【0007】図7及び8に示すように、TOC領域20
には、トラックナンバー領域21、曲番号領域22、分
データ領域23、秒データ領域24、フレームデータ領
域25その他の領域が含まれている。これらの領域のデ
ータは各8ビットで記憶されている。
【0008】また、図7に示すように、曲数の多いとき
にはRAMは99曲分のTOC情報のうち分データのみ
を記憶する。あるいは、図8に示すように、曲数の少な
いときにはRAMは33曲分のTOC情報のうち分デー
タ、秒データ及びフレームデータを記憶する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法によれば、RAM上に最低99バイトのTOC領域を
確保しなければならず、RAM容量の小さなマイクロコ
ンピュータでは実現できない。
【0010】また、CDチェンジャーなどの複数のCD
を扱うシステムにおいては、多くのTOC領域が必要と
なり、全てのCDのTOC情報を記憶することができな
かった。
【0011】このため、CDを入れ替えるたびに、各C
DのTOC情報を読み込む処理を行っていた。
【0012】また、特開平6−195945号公報は、
メモリの容量を増やすことなく、所望の曲を選曲するこ
とができる光ディスク再生方法を提案している。
【0013】この方法においては、約30バイトのTO
Cメモリを用い、分、秒及びフレームについての正確な
TOC情報を格納し、このTOC情報に基づいて、選曲
を行う。
【0014】しかしながら、この光ディスク再生方法を
実施するためには、光ディスクの音声データを記憶して
おくためのショックプルーフコントローラとDRAMと
が必要であるが、ショックプルーフコントローラとDR
AMの双方を追加すると、TOC情報用のメモリを増設
する場合よりも、製品コストが上昇してしまい、実用的
ではない。
【0015】また、特開平4−286018号公報は、
磁気テープ記憶装置の高速位置付け方法を提案してい
る。
【0016】この方法においては、先ず、磁気テープの
位置情報と記録データの区切情報との対応テーブルを作
成し、この対応テーブルを参照して、位置づけを行う。
例えば、磁気テープ上のデータブロック及びテープマー
クの論理番号、データブロック及びテープマークの磁気
テープ上の物理的な位置を示す物理番号、及び、データ
ブロックがテープマークか否かを示すフラグ情報を対応
づけたテーブルを作成し、磁気テープに記録する。ロー
ド時にメモリ上にテーブルを展開し、任意の論理番号の
データブロックに位置付けする際に、テーブルを参照し
て論理番号またはフラグ情報から目的のデータブロック
の磁気テープ上の物理番号を得て、目的のデータブロッ
クまで高速に位置付ける。
【0017】しかしながら、この方法によれば、予め所
定のテーブルを作成しなければならず、また、作成した
テーブルを磁気テープからメモリに記憶させるため、メ
モリの容量としては大容量を必要とする。
【0018】本発明は以上のような従来の光ディスク再
生方法または光ディスク再生装置における問題点に鑑み
てなされたものであり、RAM容量の小さいマイクロコ
ンピュータであっても、TOC情報に基づいて、短時間
に曲の頭出し動作を行うことができる光ディスク再生方
法及び光ディスク再生装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のうち、請求項1は、光ディスクに記録され
ている曲の記録開始位置情報であるTOC情報を読み出
し、曲の頭出し動作を行う光ディスク再生装置におい
て、前記TOC情報の曲番号を単位時間ごとにビット単
位で記憶し、ビット単位で記憶された前記TOC情報を
用いて、曲の頭出し動作を行うことを特徴とする光ディ
スク再生装置を提供する。
【0020】例えば、単位時間としては、1分または3
0秒を選択することができる。
【0021】また、請求項4は、光ディスクに記録され
ている曲の記録開始位置情報であるTOC情報を読み出
し、曲の頭出し動作を行う光ディスク再生装置におい
て、前記TOC情報の曲番号を単位トラック数ごとにビ
ット単位で記憶し、ビット単位で記憶された前記TOC
情報を用いて、曲の頭出し動作を行うことを特徴とする
光ディスク再生装置を提供する。
【0022】請求項5は、光ディスクを回転駆動する回
転駆動手段と、前記光ディスクに記録されている記録情
報を読み取る光ピックアップと、前記光ピックアップを
前記光ディスク上の所望の位置に移動させる中央処理装
置と、前記記録情報に含まれるTOC情報を記憶する記
憶媒体と、からなる光ディスク再生装置であって、前記
中央処理装置は、前記TOC情報の曲番号を単位時間ご
とにビット単位で前記記憶媒体に記憶し、前記TOC情
報に基づいて、前記光ピックアップを移動させ、曲の頭
出し動作を行うものである光ディスク再生装置を提供す
る。
【0023】また、請求項6は、光ディスクに記録され
ている曲の記録開始位置情報であるTOC情報の曲番号
を単位時間ごとにビット単位で記憶する過程と、前記T
OC情報を読み出す過程と、読み出した前記TOC情報
に基づいて、曲の頭出し動作を行う過程と、を備える光
ディスク再生方法を提供する。
【0024】請求項7は、光ディスクに記録されている
曲の記録開始位置情報であるTOC情報の曲番号を単位
トラック数ごとにビット単位で記憶する過程と、前記T
OC情報を読み出す過程と、読み出した前記TOC情報
に基づいて、曲の頭出し動作を行う過程と、を備える光
ディスク再生方法を提供する。
【0025】請求項8は、曲番号カウンタに光ディスク
の開始曲番号を設定する過程と、分カウンタをリセット
する過程と、TOC情報の記憶領域であるビット列を0
で埋める過程と、ビット列の位置を示すビットポインタ
をリセットする過程と、前記TOC情報の曲番号と前記
曲番号カウンタとを比較し、双方が一致した場合には、
前記ビットポインタをインクリメントする過程と、前記
TOC情報の分情報と前記分カウンタとを比較し、双方
が一致した場合には、前記ビット列に1を設定し、その
単位時間内に曲があることを示す過程と、前記曲番号カ
ウンタをインクリメントする過程と、を備える光ディス
クの再生方法を提供する。
【0026】請求項9は、選曲すべき曲番号が与えられ
たときに、光ディスクの開始曲番号を曲番号カウンタに
設定する過程と、分カウンタに0分を示す0を設定する
過程と、ビット列の位置を示すビットポインタを0にす
る過程と、前記ビットポインタをインクリメントし、前
記ビットポインタにより示されるビット列の内容を確認
する過程と、前記ビット列が単位時間内に曲が存在する
ことを示している場合には、選曲番号と前記曲番号カウ
ンタが示す曲番号とを比較する過程と、前記選曲番号と
前記曲番号カウンタ示す曲番号とが一致した場合、その
時点における前記分カウンタの内容を選曲した曲に対す
るTOC情報として取り出す過程と、を備える光ディス
クの再生方法を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施形態
に係る光ディスク再生装置のブロック図である。
【0028】本実施形態に係る光ディスク再生装置は、
コンパクトディスク(CD)1を回転駆動するモーター
2と、CD1に記録されている記録情報を読み取る光ピ
ックアップ3と、光ピックアップ3を駆動するドライバ
ー回路4と、モーター2を駆動制御するドライバー回路
5と、光ピックアップ3から読み出された信号を処理す
る信号処理回路6と、信号処理回路6から出力信号を受
信し、二つのドライバー回路4、5を制御するマイクロ
コンピュータ7と、マイクロコンピュータ7に所定のデ
ータを入力する入力装置8と、からなる。
【0029】マイクロコンピュータ7は、信号処理回路
6及び入力装置8からの信号を受信し、ドライバー回路
4及び5に駆動信号を発信する入出力回路9と、入出力
回路9から各種情報を受信し、情報処理を行う中央処理
装置(CPU)11と、CPU11に対する処理手順を
示すプログラムが記憶されているROM10と、CPU
11を介して再生位置やTOC情報などを記憶するRA
M12と、を備えている。
【0030】本実施形態に係る光ディスク再生装置にお
いて、CD1はモーター2により回転駆動される。モー
ター2の安定した回転駆動はドライバ回路5によるサー
ボ制御により保たれる。
【0031】CD1の記録情報は光ピックアップ3によ
り読み取られる。光ピックアップ3はドライバ回路4に
よるサーボ制御により、CD1の任意の位置に移動する
ことができる。
【0032】信号処理回路6は、光ピックアップ3から
読み出された信号をアナログ信号に変換し、オーディオ
出力を行う。また、信号処理回路6は、光ピックアップ
3から読み出された信号からサーボエラー信号とサブコ
ード信号とをマイクロコンピュータ7に与える。マイク
ロコンピュータ7は、信号処理回路6からのサーボエラ
ー信号に基づいて、ドライバー回路4、5に対して駆動
信号を与える。
【0033】また、マイクロコンピュータ7は、信号処
理回路6からのサブコード信号に含まれる再生位置情報
やTOC情報をRAM12に記憶し、入力装置8から与
えられる目標曲番号などから任意の位置に光ピックアッ
プ3を移動させることができる。
【0034】CD1は、TOC情報が記録された、CD
1の内周側に位置するリードイン領域13と、音楽情報
が記録された、リードイン領域13の外側に位置するプ
ログラム記録領域14と、を備える。
【0035】図2はTOC情報の記憶構成を示す。TO
C構成20はリードイン領域13に記録されているTO
C情報のデータ構成を示す。
【0036】各データは1バイト(8ビット)単位で記
録されている。
【0037】トラックナンバー21には、リードイン領
域13であることを示す00が記録されている。
【0038】ポイント22には、曲番号が記録されてい
る。
【0039】分データ23には、曲番号に対する開始位
置の00から74までの分情報が記録されている。
【0040】秒データ24には、曲番号に対する開始位
置の00から59までの秒情報が記録されている。
【0041】フレームデータ25には、曲番号に対する
開始位置の00から74までのフレーム情報が記録され
ている。
【0042】リードイン領域13には、プログラム記録
領域14に収められた曲の全ての開始位置情報と開始曲
番号、最終曲番号、最終曲の終了位置のTOC情報形式
20で示すTOC情報とが繰り返し記録されている。
【0043】TOC情報26はTOC構成20の分情報
のみを抽出したデータの例である。
【0044】従来の方法では、TOC情報26の曲番号
を記憶アドレスとして、1バイト単位でRAM12に分
情報を記憶していた。ビット列27はTOC情報26の
分情報を分ごとのビット情報に置き換えたビット列であ
る。このビット列27は、RAM12に記憶される。
【0045】以下、図1および図2を参照して、本実施
形態に係る光ディスク再生装置の動作について説明す
る。
【0046】本実施形態に係る光ディスク再生装置は、
CD1が装填されると、マイクロコンピュータ7はドラ
イバー回路4を介して光ピックアップ3をリードイン領
域13へ移動させる。
【0047】次いで、マイクロコンピュータ7はCD1
からTOC情報を取り込み、このTOC情報をビット列
27に変換し、このビット列27をRAM12に記憶す
る。
【0048】入力装置8を介して選曲したい曲番号が入
力されると、CPU11はRAM12に記憶したビット
列27から、選曲した曲番号のTOC情報を読み出し、
ドライバー回路4に駆動信号を与え、光ピックアップ3
を移動させる。
【0049】次いで、図3を参照して、TOC情報の取
込み動作を説明する。
【0050】CD1が装填されると、TOC情報の読込
のための初期化が行われる。初期化動作は、まず、曲番
号カウンタにCD1の開始曲番号を設定する(ステップ
A1)。
【0051】次に、分カウンタに0分を示す0を設定す
る(ステップA2)。
【0052】次に、TOC情報の記憶領域であるビット
列を0で埋める(ステップA3)。
【0053】次に、ビット列の位置を示すビットポイン
タを0にする(ステップA4)。
【0054】TOC構成20のTOC情報が取り込まれ
る毎に、以下に示すように、ステップA5からステップ
A10が実行される。
【0055】先ず、TOC情報の曲番号と曲番号カウン
タとを比較する(ステップA5)。
【0056】この比較の結果、TOC情報の曲番号と曲
番号カウンタとが一致しない場合は(ステップA5のN
O)、次のTOC情報が取り込まれるまで待つ。
【0057】TOC情報の曲番号と曲番号カウンタとが
一致した場合は(ステップA5のYES)、ビットポイ
ンタをインクリメントする(ステップA6)。
【0058】次いで、TOC情報の分情報と分カウンタ
とを比較する(ステップA7)。
【0059】TOC情報の分情報と分カウンタとが一致
しなかった場合(ステップA7のNO)、分カウンタを
インクリメントした後(ステップA8)、ビットポイン
タをインクリメントし(ステップA6)、TOC情報の
分情報と分カウンタとの比較を再度行う(ステップA
7)。
【0060】TOC情報の分情報と分カウンタとが一致
した場合(ステップA7のYES)、ビットポインタで
示すビット列に1を設定する(ステップA9)。ここ
で、ビット列に1を設定することは、その時間単位内に
曲があることを示す。
【0061】次いで、次の比較のために曲番号カウンタ
をインクリメントする(ステップA10)。
【0062】次いで、図4を参照して、記憶したTOC
情報を使った選曲動作について説明する。
【0063】入力装置8を介して、選曲したい曲番号が
与えられると、マイクロコンピュータ7は選曲動作を開
始する。
【0064】先ず、曲番号カウンタにCD1の開始曲番
号を設定する(ステップB1)。
【0065】次に、分カウンタに0分を示す0を設定す
る(ステップB2)。
【0066】次に、ビット列の位置を示すビットポイン
タを0にする(ステップB3)。
【0067】さらに、ビットポインタをインクリメント
した後(ステップB4)、ビットポインタで示すビット
列の内容を確認する(ステップB5)。すなわち、ビッ
ト列が0であるか、あるいは、1であるかを確認する。
【0068】ビット列が0である場合には、その時間単
位内に曲が存在しないことを意味し、分カウンタとビッ
トポインタとをインクリメントした後(ステップB6、
B4)、ビット列が0または1の何れであるかの確認を
再度行う(ステップB5)。
【0069】ステップB5における確認の結果、ビット
列が1であることが確認された場合には、その単位時間
内に曲が存在することを意味する。このため、選曲番号
と曲番号カウンタとを比較する(ステップB7)。
【0070】選曲番号と曲番号カウンタとが一致しなか
った場合(ステップB7のNO)、曲番号カウンタをイ
ンクリメントした後(ステップB8)、ステップB4へ
戻る。
【0071】選曲番号と曲番号カウンタとが一致した場
合(ステップB7のYES)には、その時点における分
カウンタの内容が選曲した曲に対するTOC情報とな
る。
【0072】図5は、本発明の第二の実施形態に係る光
ディスク再生装置に使用されるTOC構成20Aを示
す。
【0073】上述の第一の実施形態においては、ビット
列27の各ビットの単位時間を1分ごととしていたが、
本実施形態においては、TOC情報の秒データ24を利
用し、ビット列27の各ビットの単位時間を30秒ごと
に設定している。
【0074】このときの記憶領域は1枚のCDに対して
249ビット(99曲+75分×2)つまり32バイト
必要であるが、TOC情報量が増えているため、曲の頭
出し動作を素早く行うことができる。
【0075】図6は、本発明の第三の実施形態に係る光
ディスク再生装置に使用されるTOC構成20Bを示
す。
【0076】本実施形態においては、ビット列27の各
ビットの単位を時間ではなく、トラック数を用いてい
る。すなわち、ビット列27の各ビット単位をTOC情
報の分データ23、秒データ24、フレームデータ25
よりトラック数に変換し、200トラック単位で記憶し
ている。
【0077】このときの記憶領域は1枚のCDに対して
209ビット(99曲+(最外周のトラック数(219
07)−最内周のトラック数(15))/200)つま
り27バイトである。
【0078】光ピックアップ3の移動量はトラック数で
指定する。CD1は線速度一定で記録されているため、
単位時間あたりのトラック数が、ディスクの内周側と外
周側とで異なる。
【0079】本実施形態においては、トラック数単位で
記憶するため、光ピックアップ3の位置に関係なく、光
ピックアップ3を同じスピードで移動させることができ
る。
【0080】
【発明の効果】本発明に係る光ディスク再生装置及び光
ディスク再生方法においては、TOC情報を単位時間ご
とビット単位で記憶する。このため、従来技術のよう
に、曲ごとにバイト単位で記憶する方法と比べて、同じ
情報量に対してマイクロコンピュータのRAM領域をわ
ずかしか使用せず、残った領域を有効に使用することが
できる。
【0081】例えば、同じ分情報を記憶する場合、従来
技術では1枚のCDに対して99バイト(99曲×1
分)の記憶領域を確保しなければならない。
【0082】これに対して、本発明によれば、曲番号を
1分ごとビット単位で記憶することにより、1枚のCD
に対して174ビット(99曲+75分)つまり22バ
イトの記憶領域しか占有しない。
【0083】すなわち、本発明によれば、先行技術で最
低必要とするRAM領域の約2/9の領域で同精度のT
OC情報を記憶することができる。
【0084】以上のように、本発明によれば、TOC情
報に割り当てるマイクロコンピュータのRAM領域を少
なくすることができる。
【0085】この効果に起因して、本発明は、さらに、
次のような効果をも奏する。
【0086】第1の効果は、RAM容量の小さなマイク
ロコンピュータであっても、TOC情報を用いて、短時
間で曲の頭出し動作を行うことができることである。そ
の理由は、CDに記録された全ての曲の開始位置情報を
マイクロコンピュータのRAM内に記憶できるからであ
る。
【0087】第2の効果は、CDチェンジャーなどの複
数のCDを扱うシステムにおいて、異なるCD間の頭出
し動作を短時間でできることである。その理由は、1度
TOC情報を記憶したCDに対しては、TOC情報を読
み出すための光ピックアップ移動処理が必要ないからで
ある。
【0088】第3の効果は、従来の1バイトごとTOC
情報を記憶する方法に比べて、同じRAM容量に対して
の情報量が多く、頭出し動作の精度を向上させることが
できる。
【0089】例えば、TOC記憶領域として99バイト
のRAM容量が与えられたとき、従来方法では分単位ま
での情報しか記憶できないが、本発明によれば、1ビッ
トに1/8分(7.5秒)単位で記憶することにより、
88バイト(75分×8+99)に対して7.5秒単位
の情報を記憶することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る光ディスク再生
装置のブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る光ディスク再生
装置におけるTOC情報の記憶構成を示す概略図であ
る。
【図3】TOC情報の取込み動作を示すフローチャート
である。
【図4】記憶したTOC情報を用いて行う選曲動作のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施形態に係る光ディスク再生
装置におけるTOC情報の記憶構成を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の第三の実施形態に係る光ディスク再生
装置におけるTOC情報の記憶構成を示す概略図であ
る。
【図7】従来の光ディスク再生装置におけるRAMの記
憶構成を示す概略図である。
【図8】従来の光ディスク再生装置におけるRAMの別
の記憶構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 CD 2 モーター 3 光ピックアップ 4 光ピックアップ用ドライバー回路 5 モーター用ドライバー回路 6 信号処理回路 7 マイクロコンピュータ 8 入力装置 9 入出力回路 10 ROM 11 CPU 12 RAM 13 リードイン領域 14 プログラム記録領域 20 TOC構成 21 トラックナンバー 22 ポイント 23 分データ 24 秒データ 25 フレームデータ 26 TOC情報 27 ビット列

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録されている曲の記録開
    始位置情報であるTOC(テーブル・オブ・コンテン
    ツ)情報を読み出し、曲の頭出し動作を行う光ディスク
    再生装置において、 前記TOC情報の曲番号を単位時間ごとにビット単位で
    記憶し、ビット単位で記憶された前記TOC情報を用い
    て、曲の頭出し動作を行うことを特徴とする光ディスク
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記単位時間は1分であることを特徴と
    する請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記単位時間は30秒であることを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクに記録されている曲の記録開
    始位置情報であるTOC(テーブル・オブ・コンテン
    ツ)情報を読み出し、曲の頭出し動作を行う光ディスク
    再生装置において、 前記TOC情報の曲番号を単位トラック数ごとにビット
    単位で記憶し、ビット単位で記憶された前記TOC情報
    を用いて、曲の頭出し動作を行うことを特徴とする光デ
    ィスク再生装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクを回転駆動する回転駆動手段
    と、 前記光ディスクに記録されている記録情報を読み取る光
    ピックアップと、 前記光ピックアップを前記光ディスク上の所望の位置に
    移動させる中央処理装置と、 前記記録情報に含まれるTOC(テーブル・オブ・コン
    テンツ)情報を記憶する記憶媒体と、 からなる光ディスク再生装置であって、 前記中央処理装置は、前記TOC情報の曲番号を単位時
    間ごとにビット単位で前記記憶媒体に記憶し、前記TO
    C情報に基づいて、前記光ピックアップを移動させ、曲
    の頭出し動作を行うものである光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 光ディスクに記録されている曲の記録開
    始位置情報であるTOC(テーブル・オブ・コンテン
    ツ)情報の曲番号を単位時間ごとにビット単位で記憶す
    る過程と、 前記TOC情報を読み出す過程と、 読み出した前記TOC情報に基づいて、曲の頭出し動作
    を行う過程と、 を備える光ディスク再生方法。
  7. 【請求項7】 光ディスクに記録されている曲の記録開
    始位置情報であるTOC(テーブル・オブ・コンテン
    ツ)情報の曲番号を単位トラック数ごとにビット単位で
    記憶する過程と、 前記TOC情報を読み出す過程と、 読み出した前記TOC情報に基づいて、曲の頭出し動作
    を行う過程と、 を備える光ディスク再生方法。
  8. 【請求項8】 曲番号カウンタに光ディスクの開始曲番
    号を設定する過程と、 分カウンタをリセットする過程と、 TOC(テーブル・オブ・コンテンツ)情報の記憶領域
    であるビット列を0で埋める過程と、 ビット列の位置を示すビットポインタをリセットする過
    程と、 前記TOC情報の曲番号と前記曲番号カウンタとを比較
    し、双方が一致した場合には、前記ビットポインタをイ
    ンクリメントする過程と、 前記TOC情報の分情報と前記分カウンタとを比較し、
    双方が一致した場合には、前記ビット列に1を設定し、
    その単位時間内に曲があることを示す過程と、 前記曲番号カウンタをインクリメントする過程と、 を備える光ディスクの再生方法。
  9. 【請求項9】 選曲すべき曲番号が与えられたときに、
    光ディスクの開始曲番号を曲番号カウンタに設定する過
    程と、 分カウンタに0分を示す0を設定する過程と、 ビット列の位置を示すビットポインタを0にする過程
    と、 前記ビットポインタをインクリメントし、前記ビットポ
    インタにより示されるビット列の内容を確認する過程
    と、 前記ビット列が単位時間内に曲が存在することを示して
    いる場合には、選曲番号と前記曲番号カウンタが示す曲
    番号とを比較する過程と、 前記選曲番号と前記曲番号カウンタ示す曲番号とが一致
    した場合、その時点における前記分カウンタの内容を選
    曲した曲に対するTOC(テーブル・オブ・コンテン
    ツ)情報として取り出す過程と、 を備える光ディスクの再生方法。
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