JP2002117087A - 設備設計・メンテナンス支援システム - Google Patents

設備設計・メンテナンス支援システム

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JP2002117087A
JP2002117087A JP2000309724A JP2000309724A JP2002117087A JP 2002117087 A JP2002117087 A JP 2002117087A JP 2000309724 A JP2000309724 A JP 2000309724A JP 2000309724 A JP2000309724 A JP 2000309724A JP 2002117087 A JP2002117087 A JP 2002117087A
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Masaki Inoue
雅喜 井上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設備設計者による建築物の設備部材の配置の検
討や積算・集計と建築物の維持管理者による設備の維持
管理から製造者の生産計画までの一連の作業を容易にす
る。 【解決手段】コンピュータにより建築物の設備設計また
はメンテナンスを支援するためのシステムであって、建
築物に設置する部材の設置基準を格納した設置基準デー
タベースと、部材の情報を登録した商品情報データベー
スと、演算部を持つサーバをインターネット上に備え、
建築物の部材の配置情報を入力する入力部と、入力部か
らの入力情報と設置基準データベースと商品情報データ
ベースに基づいて、上記演算部により部材の適正な配置
情報を出力する出力部を備える。また、設備のメンテナ
ンス時に初期設計又は建築時点からの経過時間より寿命
を超えた部材の交換を指示する手段を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設備設計・メンテナ
ンス支援システムに関するものであり、インターネット
を活用して建築物における電気設備設計、維持管理及び
設備部材の生産計画を実現するシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の建築設備設計における電
気設備の一般的な設計手法の説明図である。まず、建築
図(平面図)を作成し、この建築平面図に図19に示す
ように図示記号(シンボル)を用いて設備部材の配置作
図を行う。図示記号はあくまでも設備の名称を表すもの
であり、製品や仕様を特定するものではない。詳細な商
品情報については各メーカのカタログ等を参照するもの
であり、また、建築設備基準については建築基準法・各
省令・JIS等を参照しながら設備部材の配置作図を行
う。その後、配置した部材の拾い出し(集計・積算)を
行い、設備部材の発注、建物の施工という運びとなる。
【0003】この種のCADシステムに関しては、特願
平10−249598号の「建物の設備図作成用CAD
システム」、特願平7−175015号の「数量積算可
能な建築図面作成装置」等が提案されている。これらの
発明では、設備部材を表す図示記号データと部品属性デ
ータとが連動することにより、部材の積算・集計が可能
なCADシステムとして提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、部
材の配置をCAD上で行うことは可能であっても、部材
の配置が設備の設置基準等に見合っているかを検討する
ための手段は無く、これらの検討を行うにあたっては部
材の仕様にあわせて別途計算する必要があった。また、
施工後の設備を維持管理する機能は備えておらず、設備
設計者と建築設備の維持管理者とが情報交換する手段を
持ち合わせていない。建築設備の維持管理を行うにあた
っては、部材の耐用年数を人間が定期点検時に確認する
ことにより交換等を行うことは可能であるが、自動的に
寿命末期の部材を特定したりできない。また、交換時に
は設計に用いた部材が既に製造中止などにより現品が無
い場合など、代替品を製造者のカタログから調べ、再度
部材の特定を行わなければならない場合がある。また、
製造者側では部材商品の見積り・発注を受けるまでは、
部材需要の数量は計測できず、あくまでも過去の経験に
見合った生産計画しか行えない為、将来にわたっての生
産計画の精度を上げることができない。
【0005】本発明は上述のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、インターネット
を活用することにより、設備設計者による建築物の設備
部材の配置の検討や積算・集計と建築物の維持管理者に
よる設備の維持管理から製造者の生産計画までの一連の
作業を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の設備設計・メン
テナンス支援システムによれば、設計者が作成した建築
平面図上に、インターネット上で電気設備等の建築設備
の設計を行うシステムにおいて、CAD等で作成された
建築平面図をサーバに取り込み、取り込んだ建築平面図
を画面上に表示し、表示された平面図に対し、部材の指
定を促し、設計対象となる部材の配置情報を格納する。
さらに、その部材の配置が施設の使用される用途および
建築技術基準等の法規に合致するかを検証することによ
り、適正な配置が行われるように支援し、その配置結果
を一覧出力あるいは積算・集計するものである。また、
建築図に展開された部材情報を建築日からの経年データ
と関連付けて、部材寿命と比較することにより、部材交
換時期等の教示及び代替部材の教示を行えるようにす
る。さらに、製造者は設計者が配置した部材情報と施工
日から将来に起きる需要の傾向を推定でき、発注以前に
生産計画を立てることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明による設備設計・メ
ンテナンス支援システムについて図面と共に説明する。全体の構成 図3は本発明の一実施形態の構成を示すブロック図であ
る。この図において、3aはサーバであり、インターネ
ット3bに接続されている。3c,3d,3e,3fは
設備設計者・設備施工者・設備維持管理者及び製造者等
のシステム利用者の端末であり、サーバ3aと同様にし
てインターネット3bに接続されている。
【0008】サーバの構成 図4はサーバ3aの構成を示すブロック図である。この
図において、4bは制御手段であり、CPU等から構成
され、演算、データの転送・保存及びインターネットと
の接続を制御する。記憶手段4aにはメインプログラム
(図5)が記憶されている。記憶手段4cには電気設備
の部材を建築物に配置するにあたり順守すべき法令基準
やJIS基準などの設置基準を記録した設備設置基準ル
ールデータベースが記憶されている。記憶手段4dには
設備の記号を表す図示記号(シンボル)が記憶されてい
る。記憶手段4eには建築図面に配置するためのスイッ
チやコンセントや照明器具などの部材の情報が記憶され
ている。記憶手段4fには設計者があらかじめ作成した
建築平面図の情報をCADデータの形で記憶している。
記憶手段4gの部材配置ファイルには、設計者が設備設
計を行った情報が記憶される。部材配置ファイルには、
登録ID、パスワード、部材を配置する位置及び姿勢の
データ並びに部材の図示記号ファイルや部材配置ファイ
ルとのリンク情報を記憶する。部材配置ファイルのデー
タ構造の一例を図1に示す。記憶手段4hの室形状設定
ファイルは建築平面図内の室(部屋)の形状を記憶する
ためのファイルであり、配置された部材が設置基準に合
致するかを検討する際に必要とし、部材配置ファイルと
のリンク情報も記憶する。室形状設定ファイルのデータ
構造の一例を図2に示す。
【0009】動作の説明 メインプログラムの動作を表すフローチャートを図5に
示す。以下、その動作を実施例の説明図をもとに説明す
る。設備設計者は端末(図3の3c)を使用し、インタ
ーネットを介してサーバ(図3の3a)に接続する。サ
ーバは端末が接続されると、制御手段(図4の4b)を
通してメインプログラムを起動し、端末に初期画面(図
5の5a、図6)を表示して、登録IDとパスワードの
入力を促す(図6の6a,6b)。IDとパスワードの
入力後、マウスカーソルでENTER(図6の6c)を
クリックすることにより、メインメニュー画面(図5の
5b、図7)が表示される。メインメニューには「図面
呼出」「部材配置」「室形状(エリア)指定」「部材配
置確認」「集計」「登録」「部材履歴検討」の処理が表
示され、設計者はマウスカーソルを使って、画面上の所
定の領域7a〜7gをクリックすることにより各操作が
行えるようになっている。
【0010】図面呼出 設備設計者はまず最初に設備の設計のもとになる建築図
面の呼出を行う。「図面呼出」(図7の7a)の領域を
クリックすると、制御手段は図8に示すような画面を表
示させる。あらかじめサーバ内に記憶されたCADデー
タファイルより図面の一覧が表示される。設備設計者は
設計を行う図面を選択するために、8aに示される「選
択」領域のいずれかにマウスカーソルを合わせクリック
する。クリックすると図面が一覧の中から選択され、設
計者の登録IDと、選択されたCADデータファイルの
名称が設計部材配置ファイル内に一時記憶される。処理
が実行されたあと、制御手段を通じてメインメニュー画
面(図7)を表示する。建築図面は2次元の平面図のC
ADデータとしてあらかじめCADデータファイルに蓄
積されている。これらの建築図面のCADデータは設備
設計者からサーバへ電子メールを送付することにより登
録・蓄積が可能となっている。
【0011】部材配置 図面が呼出された後は、設備設計者はメインメニューよ
り「部材配置」(図7の7b)の領域をマウスカーソル
を使ってクリックする。制御手段は図9に示すような画
面を表示する。この画面では「図面呼出」であらかじめ
設計部材配置ファイル内に一時記憶された図面の名称が
図面名称欄9lに表示され、平面図が図面表示欄9mに
表示される。設備設計者はこの画面が表示されたら、ま
ず初めに平面図に配置する部材を選択する。
【0012】「部材選択」(図9の9a)の領域を選択
すると、制御手段は図10に示すような画面を表示す
る。この画面には平面図に配置する部材の選択メニュー
が表示される。10a,10c,10e,10gの項目
には選択する部材のカテゴリが大分類、中分類、小分
類、細分類として表示される。各項目には右側に三角形
状のボタン10b,10d,10f,10hが表示され
ており、この表示領域にマウスカーソルをあわせクリッ
クすると、各項目の分類にあたる一覧が表示され、設備
設計者は分類を選択することにより配置する部材を絞り
込むことができる。各分類の項目を選択後、「検索」の
領域(図10の10i)をマウスカーソルでクリックす
ると、10jの領域に該当する分類の部材一覧が表示さ
れる。設備設計者はこの一覧の中から配置する部材を選
択する。部材の選択は該当する部材の「選択」の領域
(図10の10k,…,10q)をマウスカーソルでク
リックすることにより選択実行される。
【0013】実行されると、制御手段は部材情報ファイ
ルより選択された部材を一時記憶し、部材配置画面(図
9)を表示する。図9では、選択された部材が9kの領
域に図示記号9iと共に表示される。設備設計者は表示
されている平面図の領域9m内でマウスカーソルをクリ
ックすると、制御手段は平面図内のクリックされた座標
点(x,y)を求めて、部材情報と座標点を部材配置フ
ァイル内に格納する。部材の配置は平面図の領域9m内
でマウスカーソルをクリックした数だけ配置され、部材
配置ファイルに格納される。また、選択部材を変更した
い場合は、再度、「部材選択」(図9の9a)の領域を
選択することにより、部材を変更可能である。なお、配
置した部材間を自動的に配線・配管設計する手段を有し
ていてもよい。全ての配置が完了すれば、「メインメニ
ューへ」(図9の9t)の領域をマウスカーソルでクリ
ックし、メインメニュー画面に戻る。
【0014】室形状指定 設備設計者は図面の呼出と平面図への部材の配置後は、
建築物の部屋ごとに部材の点数や部屋毎の設計条件を検
討する必要がある。設計時点でこれらの条件を確認する
ためには、平面図上で部屋の形状として閉じられた平面
領域を指定する必要がある。部屋の形状(室形状)を指
定するには、メインメニュー画面(図7)から「室形状
(エリア)指定」の領域7cをマウスカーソルでクリッ
クする。制御手段は図11に示すような室形状(エリ
ア)指定画面を表示する。画面上には図面名称が11a
に、また、平面図が11fに表示されている。設備設計
者は室形状(部屋)の名称を11bの欄に入力し、部屋
形状の領域を指定するために「範囲設定」の領域11c
をクリックする。クリックすると制御手段は平面図内の
室形状指定の受付け待ち状態に変更される。設備設計者
は平面図の表示領域内でマウスカーソルを図11のAか
らJのように各点を順次クリックする。制御手段はクリ
ックされた座標点を順次一時記憶し、各座標点で囲まれ
た領域が室形状の領域として認識される。設備設計者
は、最後に「範囲確定」の領域11eをクリックする
と、部材配置ファイル内に室(部屋)名称と室形状の各
座標点を記録される。設備設計者は他の室形状を設定す
るには、同様の作業を繰り返す。
【0015】部材配置確認 設備設計者は、平面図内に部材の配置及び室形状の指定
を行った後に、部材の配置が適正であるかを検討するこ
とができる。設備設計者はメインメニュー画面(図7)
から「部材配置確認」の領域をマウスカーソルでクリッ
クする。制御手段は図12に示すような部材配置確認の
画面を表示する。部材配置確認の画面では、各部材ごと
にメニューが設けられており、実施例では「照明器具適
正照度検討」「誘導灯配置検討」「非常照明配置検討」
「火災センサ配置検討」のメニューが表示されている。
実施例ではこの中で「照明器具適正照度検討」について
説明する。
【0016】設備設計者は部材配置確認画面(図12)
の中で、「照明器具適正照度検討」の領域12aをマウ
スでクリックする。クリックすると制御手段は適正照度
検討の画面(図13)を表示する。この照明器具適正照
度検討の処理を行う際のワークフローを図22に示す。
【0017】まず、「部屋呼出」(図22のステップ2
2a)の機能について説明する。適正照度検討の画面
(図13)において、設備設計者は、平面図内で指定し
た室形状(部屋呼出)を選択する。室形状の選択は、室
(部屋)名欄13bの右側にある三角形状のボタン13
cをクリックすると、「室形状設定」で設定した室(部
屋)名が部材配置ファイルから呼び出され一覧表示され
る。設備設計者は検討を行う室(部屋)名を一覧の中か
ら表示する。選択されると、制御手段はA〜Jの各点を
結ぶ室形状の領域の輪郭を強調表示する。
【0018】次に、「部位指定」(図22のステップ2
2b)の機能について説明する。設備設計者は適正照度
の条件を設定する。照度は部屋用途による照度基準がJ
IS(JIS Z9110)で定められており、この情
報は設備設置基準ルールデータベース(図4の4c)に
あらかじめ記憶されている。「部位指定」の領域13l
をマウスカーソルでクリックすると部位を指定する画面
が表示される。ここで部屋用途を選択する。
【0019】次に、「照明照度計算」(図22のステッ
プ22c)の機能について説明する。部屋用途を選択す
ると、メインプログラムは配置された照明器具の情報を
もとに照明照度計算を実行する。演算が終了すると、メ
インプログラムは計算結果である部屋の照度(平均照
度)と設備設置基準ルールデータベースに登録された照
度とを比較する。画面上では領域13dに照度分布等高
線図が結果として表示され、比較結果が検討結果の表示
欄13mに表示される。
【0020】なお、部材配置が法令に準拠している場
合、建築確認申請等の申請書を作成し、許認可者に対し
て送付可能な手段を有していてもよい。
【0021】集計 設備設計者は、平面図内に部材を配置し、部材が適正に
配置されたかを検討した後に、部材の集計を行う。実施
例ではメインメニュー画面(図7)より「集計」の領域
7eをマウスカーソルでクリックする。制御手段は「部
材一覧表表示」の画面(図14)を表示する。制御手段
は、平面図に配置した部材を部材配置ファイルから読み
出し、配置された数量を計算する。また、配置された部
材の価格情報を部材情報ファイルより読み出し、部材の
数量と積算を行い、金額の集計等を表示する。
【0022】設備設計者は「一覧表ダウンロード」の領
域14aをマウスカーソルでクリックすることにより、
集計表の文字情報を設備設計者側の端末に電子ファイル
の形で保存できるようになる。
【0023】また、「部材図表示」の領域14bをマウ
スカーソルでクリックすることにより、制御手段が部材
図表示画面を表示し、図15に示されるように部材の外
観図(姿図)等を一覧表にした形で表示することもで
き、「部材図ダウンロード」を選択することによって、
この一覧表のデータをCADデータの形式で設計者の端
末に保存することも可能である。
【0024】また、部材の数量や金額、部材図の外観図
(姿図)一覧表の他にも、図16のように配置部材の消
費電力等を部材情報ファイルから参照し、建築物の年間
エネルギー(電力)消費量を集計・表示することができ
る。
【0025】図面登録 設備設計者は、部材配置や集計等を行った際には、配置
したデータをサーバに登録する為に図面登録を行う。図
面登録はメインメニュー画面(図7)より「登録」の領
域7fをマウスカーソルでクリックすることにより実行
され、制御手段は「図面登録」の画面(図17)を表示
する。この画面では現在呼び出されている図面名称が表
示されており、設計者には「設計完了日」「施工開始
日」「竣工日」の入力を促すようになっている。設計者
は各項目に日付を入力し、全ての入力が完了した場合に
は「登録」をクリックすることにより図面登録が実行さ
れ、部材配置ファイルに平面図に配置された部材情報と
設計完了日・施工開始日・竣工日等のスケジュールデー
タと共に登録される。全ての部材配置が完了していない
場合は「一時保留」をクリックすることにより途中まで
の部材配置情報を保存することが可能になっている。
【0026】部材メンテナンス 該当する建築物の設備設計者・施工者・維持管理者は、
建築物の建設完了後、経年変化に伴い想定される部材劣
化を部材毎に設定された耐用年数を元に確認できる。図
面登録はメインメニュー画面(図7)より「部材履歴検
討」の領域7gをマウスカーソルでクリックすることに
より実行され、制御手段は「部材メンテナンス」の画面
(図20)を表示する。
【0027】この画面では図面名称(20a)、現在の
年月日(20b、20c、20d)、建築物の竣工日か
らの経過年月(20e、20f)が表示されている。制
御手段は、部材配置情報に登録された部材情報から、部
材情報ファイルを検索し、各部材の耐用年数を読み込
む。部材の耐用年数と建築物の竣工日からの経過年数を
比較することにより耐用年数を超えた部材は、画面20
gに一覧表として表示される。設備維持管理者は一覧表
を元に部材の交換を行う。「VIEW」の領域20hを
マウスカーソルでクリックすると、平面図と配置された
位置が表示される。また「詳細」の領域20iをマウス
カーソルでクリックすると制御手段は部材情報ファイル
より検索し、部材の詳細仕様を表示する。また、部材情
報ファイルには製造中止日及び代替型番等が製造者から
インターネット経由で書き込まれており、部材が製造中
止の場合は代替型番が表示されるようになっている。
【0028】ここで、部材の交換指示が出た場合に、建
築主及び工事業者に工事依頼情報を送信する手段を有し
ていてもよい。その場合において、部材の工事依頼情報
を複数の業者に送付し、応札可能な手段を有することが
好ましい。
【0029】部材需要予測 製造者はサーバが記憶した設備設計情報(建築物の施工
及び竣工日と部材配置情報)から部材毎の将来の需要予
測を参照できる。図21はその例を示した図である。製
造者がサーバにアクセスすると図21の画面が表示され
る。製造者はメーカ名(21a)と型番(21b)を入
力し、「検索開始」の領域21cをクリックすると、制
御手段はサーバ内に登録された部材配置ファイルより施
工日と該当する部材の数を検索集計し、画面上に月別の
グラフとして表示する。表示されたグラフ21dは横軸
が時間軸(年・月)、縦軸が部材の数量を表示してい
る。製造者はこのデータより将来の生産計画を立てられ
るようになっている。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、設備設計者にとって
は、部材の配置が設備の設置基準等に見合っているかを
容易に検討することができる利点がある。また、建物の
維持管理者にとっては、自動的に寿命末期の部材を特定
することができ、維持管理の労力を低減できる。さら
に、交換時に設計に用いた部材が既に製造中止となって
いても、代替部品を容易に特定できるので、維持管理の
労力を低減できる。さらに、製造者にとっては、建築物
に用いられた部材の耐用年数から、各部材毎の将来の需
要予測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における部材配置ファイル
のデータ構造の説明図である。
【図2】本発明の一実施形態における室形状設定ファイ
ルのデータ構造の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるサーバの構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるメインプログラム
の主要動作を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態における初期画面の一例を
示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるメインメニュー画
面の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態における図面一覧選択画面
の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態における部材配置画面の一
例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施形態における部材選択画面の
一例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施形態における室形状指定画面
の一例を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施形態における部材配置検討画
面の一例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施形態における適正照度検討画
面の一例を示す説明図である。
【図14】本発明の一実施形態における部材一覧表表示
画面の一例を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施形態における部材図表示画面
の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の一実施形態における消費電力計算表
示画面の一例を示す説明図である。
【図17】本発明の一実施形態における図面登録画面の
一例を示す説明図である。
【図18】従来の設計手法を示す流れ図である。
【図19】従来の設計手法を説明するための説明図であ
る。
【図20】本発明の一実施形態における部材メンテナン
ス画面の一例を示す説明図である。
【図21】本発明の一実施形態における部材需要予測画
面の一例を示す説明図である。
【図22】本発明の一実施形態における照明器具適正照
度検討処理を示す流れ図である。
【符号の説明】
3a サーバ 3b インターネット 3c 端末(設備設計者) 3d 端末(設備施工者) 3e 端末(設備維持管理者) 3f 端末(製造者)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 104 G06F 17/60 104

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータにより建築物の設備設計
    またはメンテナンスを支援するためのシステムであっ
    て、建築物に設置する部材の設置基準を格納した設置基
    準データベースと、部材の情報を登録した商品情報デー
    タベースと、演算部を持つサーバをインターネット上に
    備え、建築物の部材の配置情報を入力する入力部と、入
    力部からの入力情報と設置基準データベースと商品情報
    データベースに基づいて、上記演算部により部材の適正
    な配置情報を出力する出力部を備えることを特徴とする
    設備設計・メンテナンス支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、入力部からの入力
    情報と商品情報データベースに基づいて、建築物に配置
    した部材の集計・積算結果を出力可能としたことを特徴
    とする設備設計・メンテナンス支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、集計した部材の一
    覧表を作成し、利用者側にそのデータを転送可能とした
    ことを特徴とする設備設計・メンテナンス支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、集計した部材のラ
    ンニングコストを算出可能としたことを特徴とする設備
    設計・メンテナンス支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、配置した部材間を
    自動的に配線・配管設計する手段を持つことを特徴とす
    る設備設計・メンテナンス支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、部材配置が法令に
    準拠している場合、建築確認申請等の申請書を作成し、
    許認可者に対して送付可能な手段を持つことを特徴とす
    る設備設計・メンテナンス支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、建築平面図及び部
    材の配置情報を含む設計情報を格納するデータベースに
    設計完了又は建築完了日を記憶する項目を持ち、設備の
    メンテナンス時に、初期設計又は建築時点からの経過時
    間より寿命を超えた部材の交換を指示する手段を持つこ
    とを特徴とする設備設計・メンテナンス支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、部材の交換指示が
    出た場合に建築主及び工事業者に工事依頼情報を送信す
    る手段を持つことを特徴とする設備設計・メンテナンス
    支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、部材の工事依頼情
    報を複数の業者に送付し、応札可能な手段を持つことを
    特徴とする設備設計・メンテナンス支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項7において、設備の寿命を超
    えた部材を交換する場合に部材がすでに製造中止型番と
    なっている際には代替部材の型番を指定する手段を持つ
    ことを特徴とする設備設計・メンテナンス支援システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項2において、建築物に配置し
    た部材の集計結果を格納するデータベースを備え、製品
    需要の先行指標として製造者の生産計画に組み込めるよ
    うにしたことを特徴とする設備設計・メンテナンス支援
    システム。
JP2000309724A 2000-10-10 2000-10-10 設備設計・メンテナンス支援システム Pending JP2002117087A (ja)

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