JP2002115713A - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

Info

Publication number
JP2002115713A
JP2002115713A JP2000308628A JP2000308628A JP2002115713A JP 2002115713 A JP2002115713 A JP 2002115713A JP 2000308628 A JP2000308628 A JP 2000308628A JP 2000308628 A JP2000308628 A JP 2000308628A JP 2002115713 A JP2002115713 A JP 2002115713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
shaft
diameter portion
fixed housing
hinge device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000308628A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Ichinohe
健生 一戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP2000308628A priority Critical patent/JP2002115713A/ja
Publication of JP2002115713A publication Critical patent/JP2002115713A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Hinge Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定角度の保持に必要なトルク値を得るとと
もに、ラジアル方向もスラスト方向も寸法を小さくでき
る、簡素な構造のヒンジ装置を得る。 【解決手段】可動ハウジング2と固定ハウジング3とを
それぞれの円盤面25、35を接触させて、それらの中
心にシャフト4を挿通させる。シャフト4の小径部41
を可動ハウジング2の中心穴23に圧入してしまり嵌め
とし、大径部42を固定ハウジング3の中心穴32にす
きま嵌めとする。固定ハウジング3の小径部33に穿っ
た穴部34にローラ5を埋設し、そのローラ5の突出し
た円弧面部分をコイルバネ6で小径部33を囲むように
予圧を与える。シャフト4の大径部42には、ローラ5
に対応した位置に、その円周角度160度の間隔で2箇
所に溝部43、44を堀り込んである。ローラ5が溝部
43、44に係止するときにクリックストップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ヒンジ装置に関
し、特に携帯電話器や、いわゆるモバイル型の情報端末
機器などの液晶表示部を兼ねた蓋を本体に対して閉じた
り、所定の傾斜角にクリックストップなどして保持させ
るのに適したヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 この種のヒンジ装置としては、例えば
特開平11−50727号公報に示されているものがあ
る。すなわち、固定用の板にボールを固着させ、可動用
の板にボールを係止させる穴を形成しておく。そして、
これらの部材を軸長手方向に配設し、所要トルクが得ら
れるようコイルバネの圧縮力により予圧を与える構造が
示されている。
【0003】 このヒンジ装置は、必要なトルクを得る
ための設計条件を求めることは容易と思われるが、外径
方向及び軸長手方向の小形化については、困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、ヒンジ装
置において、所定角度にクリックストップなどして保持
に必要な充分大きいトルク値を得るとともに、ラジアル
方向もスラスト方向も寸法を小さくできる、簡素な構造
のヒンジ装置を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この課題を解決するた
めに、本発明では、以下の手段を提案するものである。
すなわち、ヒンジ装置であってその構成要素は:可動ハ
ウジングと;固定ハウジングと;これら可動ハウジング
と固定ハウジングとに対して同軸に配設されるシャフト
であって、前記可動ハウジングに固定され、前記固定ハ
ウジングに摺動するシャフトと;このシャフトにスラス
ト方向の表面に掘られた単数または複数の溝部と;前記
固定ハウジングの外径面から部分表面を突出しつつ埋設
される摺動体又は転動体であって、前記シャフトに常に
接触する摺動体又は転動体と;この摺動体又は転動体の
固定ハウジングから突出する部分に対して予圧を与える
コイルバネとからなるヒンジ装置であって、前記可動ハ
ウジングと前記固定ハウジングとの間の相対的回転にお
いて、クリックストップすることを特徴とするヒンジ装
置を提案するものである。
【0006】 また、第2の手段として、上記の固定ハ
ウジングに小径部を有し、この小径部に部分表面を突出
しつつ埋設される摺動体又は転動体を備えることを提案
するものである。この手段によると、コイルバネが小径
部に巻かれることになるので、そのコイルバネが巻かれ
る部分の輪郭を固定ハウジングの輪郭に揃えることもで
きるので、空間利用率を高めることができる。また、固
定ハウジングの比較的大径部と小径部との段差部がコイ
ルバネの一方の端部を支持する壁面とすることができる
利点もある。
【0007】 なお、前記可動ハウジングを固定し、前
記固定ハウジングを可動とすることも提案するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】 図1は、本発明に係るヒンジ装
置の実施の形態の分解見取図であり、以下この図を参照
して、本発明に係るヒンジ装置の実施の形態について、
詳細に説明する。このヒンジ装置1の構成は、大別して
可動ハウジング2と、固定ハウジング3と、シャフト4
と、ローラ5と、コイルスプリング6とからなる。
【0009】 可動ハウジング2は、段付きで円柱形の
プラスチック成形品である。円柱部22と一方の面は円
盤面25であり、他方は円柱部22よりやや小径でスリ
ットを有する接続部26を有する。円盤面25の中心に
は穴23が途中まで明いている。円柱部22には、他の
要素との接続を良好にするための平行面取部28が2箇
所とってある。また、穴23には、回り止めのための平
行面取部29が2箇所とってある。
【0010】 固定ハウジング3は、やはり段付きで円
柱形のプラスチック成形品である。円柱部32と一方の
面は円盤面35であり、他方は円柱部32よりやや小径
の小径部37を有する。円盤面35の中心には穴31が
明いており、途中からこの穴31より径の大きい穴33
につながり貫通するまで明いている。円柱部32には、
固定などの接続を良好にするための平行面取部38がと
ってある。
【0011】 シャフト4は、熱処理を施した段付きで
円柱形の鋼製であって、小径部41とこれよりも若干径
の大きい大径部42とを有している。小径部41には、
接続用の回り止め用の平行面取部49が施してある。そ
して、大径部42には、その円周角度160度の間隔で
2箇所に溝43、44を堀り込んである。
【0012】 ローラ5は、熱処理を施した小さい円柱
形の鋼製のものであって、固定ハウジング3の小径部3
7の外面から穴33に至る切り込み部34に埋設され
る。ローラ5は、小径部37の肉厚よりも幾分大きな直
径を有する。
【0013】 コイルバネ6は、鋼製であり、固定ハウ
ジング3の小径部37の表面にしまり嵌めする寸法形状
である。
【0014】 以上の各構成要素を順次組み立てる。す
なわち、可動ハウジング2と固定ハウジング3とをそれ
ぞれの円盤面25、35を接触させて、それらの中心の
穴33、31及び23にシャフト4を挿通させる。シャ
フト4の小径部41を可動ハウジング2の中心穴23に
圧入してしまり嵌めとし、大径部42を固定ハウジング
3の中心穴32にすきま嵌めとする。固定ハウジング3
の小径部37に穿った切り込み部34にローラ5を埋設
し、そのローラ5の突出した円弧面部分をコイルバネ6
で小径部33を囲むように予圧を与える。シャフト4の
大径部42には、ローラ5に対応した位置に、その円周
角度160度の間隔で2箇所に溝部43、44を堀り込
んである。
【0015】 図2は、本発明に係るヒンジ装置の実施
の形態のスラスト断面を示す図であり、図3はそのラジ
アル断面を示す図である。ローラ5はコイルスプリング
6によりラジアル求心方向に予圧を与えられており、シ
ャフト4と固定ハウジング5との相対的角度の如何に関
わらず常にローラ5はシャフト4の表面に圧力が印加さ
れた状態を持続する。図示の状況はローラ5がシャフト
4の溝部43に係止している状態である。この角度が一
つの安定角度である。同様にもう一つの安定角度は、ロ
ーラ5が溝部44に係止している状態である。ローラ5
が溝部43と44との間に位置するときは、ローラ5は
極めて低いトルクでシャフト4の表面を回転する。ロー
ラ5とコイルスプリング6と接触する相互位置は、ロー
ラ5の回転などに伴い、わずかに移動するので、磨耗箇
所が広く分散するため、より長寿命を期待できる。
【0016】 図4は、本発明に係るヒンジ装置の回転
角度とトルクとの関係を示す図である。横軸はヒンジ装
置1の開閉角度を表し、縦軸はトルクを表す。まず、実
線で表す曲線について説明すると、角度0°の閉じてい
る状態から開く方向への角度を移動するときは、低いト
ルク値から一旦大きいトルク値bを経由した後に、比較
的低いトルク値aで摺動動作を続けて、160°で完全
に開くときには、僅かに低いトルク値でクリックストッ
プして停止する。角度0°は、ローラ5が溝部43に係
止している状態であり、角度160°は、ローラ5が溝
部44に係止している状態である。次に、破線で表す曲
線については、全く逆向きの対称特性で、角度160°
の開いている状態から閉じる向への角度を移動するとき
は、低いトルク値から一旦大きいトルク値bを経由した
後に、比較的低いトルク値aで摺動動作を続けて、0°
で完全に閉じるきには、僅かに低いトルク値でクリック
ストップして停止する。
【0017】 本発明は、以上説明した発明の実施の形
態に限定されるものではなく、様々の変形ができる。例
えば、固定ハウジングを可動側とし、可動ハウジングを
固定側としても、同様の作用をする。また、固定ハウジ
ングに設けた小径部については、必ずしも円筒形の必要
はなく部分的に凹んだ曲線断面を有するものでもよい。
ローラの形状については、完全な円柱形に限らず、さら
に、ひろく転動体又は摺動体でよい。また、この固定ハ
ウジングの小径部を備えなくとも、固定ハウジングに直
接ローラを埋設する切り込み部を設けてもよい。また、
クリックストップする回転角度は自由に選定できるのは
もちろんのこと、クリックストップする位置の数も2箇
所に限らず、目的や使用者の選択や好みに応じて1箇
所、又は3箇所以上にすることもできる。さらに、溝の
大きさ、深さを変えることによりクリックストップ力を
変えることができ、またこれらを組み合わせることによ
りクリックストップ力の大きい位置と小さい位置が得ら
れる。
【0018】
【発明の効果】 以上述べたように本発明によれば、ヒ
ンジ装置において、所定角度の保持に必要なトルク値を
得るとともに、ラジアル方向もスラスト方向も寸法を小
さくできる、簡素な構造のヒンジ装置を得ることができ
る。また、構造上、ローラのわずかな突出以外は、中心
線に対して対称であるので、動作の軌跡の精度が高く、
長寿命が期待できる。また、トルク値の設計は、例えば
コイルバネの弾性力にかかるコイルバネの線径、巻径、
巻数などを設定するだけで可能であるので、設計の自由
度が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヒンジ装置の実施の形態の分解
見取図である。
【図2】 本発明に係るヒンジ装置の実施の形態のスラ
スト断面を示す図である。
【図3】 本発明に係るヒンジ装置の実施の形態のラジ
アル断面を示す図である。
【図4】 本発明に係るヒンジ装置の回転角度とトルク
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…ヒンジ装置 2…可動ハウジング 3…固定ハ
ウジング 4…シャフト 5…ローラ 6…コイルバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ装置であってその構成要素は:可動
    ハウジングと;固定ハウジングと;これら可動ハウジン
    グと固定ハウジングとに対して同軸に配設されるシャフ
    トであって、前記可動ハウジングに固定され、前記固定
    ハウジングに摺動するシャフトと;このシャフトにスラ
    スト方向の表面に掘られた単数または複数の溝部と;前
    記固定ハウジングの外径面から部分表面を突出しつつ埋
    設される摺動体又は転動体であって、前記シャフトに常
    に接触する摺動体又は転動体と;この摺動体又は転動体
    の固定ハウジングから突出する部分に対して予圧を与え
    るコイルバネとからなるヒンジ装置であって、 前記可動ハウジングと前記固定ハウジングとの間の相対
    的回転において、クリックストップすることを特徴とす
    るヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記固定ハウジングに部分的小径部を有
    し、この部分的小径部に部分表面を突出しつつ埋設され
    る摺動体又は転動体を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記可動ハウジングを固定し、前記固定
    ハウジングを可動とすることを特徴する請求項1又は請
    求項2に記載のヒンジ装置。
JP2000308628A 2000-10-10 2000-10-10 ヒンジ装置 Withdrawn JP2002115713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308628A JP2002115713A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ヒンジ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308628A JP2002115713A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ヒンジ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002115713A true JP2002115713A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18788907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000308628A Withdrawn JP2002115713A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 ヒンジ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002115713A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103225194A (zh) * 2012-01-26 2013-07-31 Lg电子株式会社 衣物处理装置
US8631520B2 (en) 2009-07-01 2014-01-21 Bemis Manufacturing Company Self-sustaining toilet seat hinge assembly
JP2014504194A (ja) * 2010-12-23 2014-02-20 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 衣類処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8631520B2 (en) 2009-07-01 2014-01-21 Bemis Manufacturing Company Self-sustaining toilet seat hinge assembly
JP2014504194A (ja) * 2010-12-23 2014-02-20 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 衣類処理装置
US8936330B2 (en) 2010-12-23 2015-01-20 Lg Electronics Inc. Laundry treating apparatus
CN103225194A (zh) * 2012-01-26 2013-07-31 Lg电子株式会社 衣物处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100348824B1 (ko) 틸트힌지
US6832411B2 (en) Hinge device
US7814619B2 (en) Opening and closing device
JPWO2002068833A1 (ja) ヒンジ装置
JPH01172610A (ja) ポールジョイント及びその製造方法
JP2002115713A (ja) ヒンジ装置
US6543088B2 (en) Hinge assembly
WO2006008955A1 (ja) ヒンジ装置
JP2002081482A (ja) ロータリーダンパ
JP3543940B2 (ja) 回転ダンパ
JP6472742B2 (ja) スロットル装置
JP2007085469A (ja) ヒンジ機構
JP3148300B2 (ja) 軸ロック装置
JPH0719277A (ja) 有限角回転ダンピング装置
JP3431908B2 (ja) ガス栓
JP3973347B2 (ja) ボールジョイントとアームとの結合構造
JP6894035B1 (ja) 積層バネ式トルクヒンジおよび積層バネ式トルクヒンジの製造方法
JP4057991B2 (ja) ドア用ヒンジ
JPH0523900Y2 (ja)
JP2577912Y2 (ja) 制御弁
JP3081745U (ja) 磁気テープ装置のピンチローラ装置
JPS5934698Y2 (ja) 作動軸における把手の取付機構
JP2558204Y2 (ja) ディスプレー体の開閉保持装置
JP2001012451A (ja) 角度保持機能を備えるヒンジ装置
KR200279161Y1 (ko) 마찰 힌지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108