JPS5934698Y2 - 作動軸における把手の取付機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は作動軸等の支軸に対して起倒自在に設けられた
把手の取付機構に関するものである。

従来に釦ける此種把手の取付機構は、第１図に示される
如くに、作動軸１と把手２の孔１ ａ ｙ２ａにピン３
を挿入して連結するか、或いは把手２０基部に係止突起
２ｂを形成して作動軸１の孔１ａにカシメ圧入して連結
していたものであるが、ピンを用いる場合には部品点数
が増えるという欠点があり、カシメ圧入の場合には強度
が不足するという欠点が存した。

本考案は上記した点に着目して、全く新規な構造にして
簡易に組合せることが出来る把手の取付機構を提供せん
とするものである。

以下本考案の一実施例について図面と共に説明すれば、
第２図は門扉錠の作動軸部分の分解斜視図であり、１は
作動軸、２は把手、３は支持部材を示す。

作動軸１の外端部には把手２の取付用頭部１ａが形成さ
れ、該取付用頭部１ａの内側に順次円形の回動軸部１ｂ
、角状軸部１ｃ及び支持溝部１ｄが形成されている。

頭部１ａには回動軸部１ｂを通って軸方向の内側に開放
される相対向する取付溝１ｅが形成されている。

把手２の基部には二叉状基部２Ｃが形成され、該二叉状
基部２ｃの端部内側には相対向して突出する取付軸部２
ｄ、２ｄが形成されている。

支持部材３には作動軸１に対する支持孔３ａが形成され
、會た上下部に固定筒部３ｂ、３ｂ、その中間部にビス
孔３ｃと後記する板スプリングの支持部３ｄが形成され
ている。

４はナイロンワッシャー、５は角状カム輪、６は止め輪
、７は回動位置規制用板スプリング、８は板スプリング
の取付板、９は取付ビスである。

上記構成において全体を構成するには、先ず作動軸１の
頭部１ａの取付溝１ｅにその開放端から把手２の取付軸
部２ｄを係入させて取付け、次に回動軸部１ｂにナイロ
ンワッシャー４を嵌合した後作動軸１を支持部材３の支
持孔３ａに挿入して回動輪部１ｂを係合させ、支持部材
３の反対側から角状軸部１ｃに角状カム輪５を嵌合し、
支持溝部１ｄに止め輪６を嵌めて作動軸１を取付ける。

次に回動位置規制用板スプリング７をその底部をもって
支持部３ｄに係入し、その自由端部を角状カム輪５の両
側に当接させる。

板スプリング７の外部に取付板８を当てがい、取付ビス
９をビス孔３ｃに螺合して固定する。

本考案は上記した如くに成るものであるから、支持部材
の支持孔に対して作動軸を簡単に取り付けることができ
、これと同時に該作動軸に対して把手を回動可能な状態
として容易に取り付けることができる特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図イ９口は従来の把手の取付機構を示す説明図、第
２図は本考案の一実施例についての斜視図、第３図は同
上の組立状態の斜視図である。 １・・・作動軸、１ａ・・・頭部、１ｅ・・・取付溝、
２・・・把手、２ｄ・・・取付軸部、３・・・支持部材
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 作動軸の頭部の両側に軸方向の内側に開放した取付溝を
   形成し、該頭部の軸方向の内側に順次円形の回動軸部と
   支持溝部を形成し、把手の二叉状基部の内側に相対向し
   て取付軸部を突設して該取付軸部を該取付溝に係合させ
   、該作動軸を支持部材の支持孔に対して該回動軸部によ
   り回動自在に設けると共に該支持溝部に止め輪を嵌めて
   該作動軸を該支持部材に取付け、この際において該支持
   部材が該取付溝の開放端を閉塞することを特徴とする作
   動軸における把手の取付機構。